Amazon Prime Videoで見られるホラー映画を中心に、適度にネタバレしつつレビューしています。 たまにOVAや小説を取り上げることもあります。
『天使の囀り』怖いというより気持ち悪い!貴志祐介のホラー小説
近年だと『新世界より』や『悪の教典』で有名な貴志祐介氏が、1998年に書き上げたホラー小説『天使の囀り(さえずり)』。 天使の囀り (角川ホラー文庫) 作者:貴志 祐介 発売日: 2012/12/04 メディア: Kindle版 ホラー小説ではあるが、幽霊などの出てくるオカルトホラーではない。そもそも、怖いというより気持ち悪いというタイプの作品だ。生理的に嫌悪感を覚える描写が多く、特に虫や蜘蛛が嫌いな人にはおすすめできない。逆に、そういった生理的な気持ち悪さに快感を覚える人には読んでほしい。 あと、妙に力の入ったオタク描写が見もの。ちなみに、『天使の囀り』は1998年6月に発売された。まだまだ…
『プラトーン』オリバー・ストーン監督の実体験を元にした戦争映画
オリバー・ストーン監督のベトナム戦争での実体験を元に、凄惨な戦争の現実を描いた『プラトーン』。 戦場の様子はもちろん、アメリカ兵によるベトナム人への虐待・虐殺などの戦争犯罪などが非常に生々しく描かれている。 本作は非常に評価が高い戦争映画で、第59回アカデミー賞では作品賞など4つの賞を受賞した。他にもゴールデングロープ賞や英国アカデミー賞など、数々の映画賞で受賞・ノミネート。 興行収入の面でも数字を出しており、アメリカ国内だけで制作費の20倍以上の1億3800万ドルを叩き出している。 評価や興行収入からもわかるとおり、作品としては確かに優れている。しかし、いかんせん内容が内容なだけに重苦しい。…
『48時間』刑事とチンピラの凸凹コンビが凶悪犯を追うバディ・ムービー
1982年のアメリカの映画で、刑事と囚人がタッグを組んで凶悪犯を捕まえる刑事アクション『48時間』。バディ・ムービーの傑作である本作は、荒くれ刑事とチンピラ囚人の関係性の変化こそが最大の見所だろう。ちなみに、本作はエディ・マーフィーの映画デビュー作でもあったりする。あと、リメイクが決まっているらしい。 48時間 - 予告編
『ザ・バンク 堕ちた巨像』巨大銀行の不祥事という実話を元にしたサスペンス映画
アメリカ・ドイツ・イギリスの共同で制作された、2009年のサスペンス映画『ザ・バンク 堕ちた巨像』。 インターポールの捜査官が、ヨーロッパの巨大銀行IBBCの犯罪行為を暴くために奔走する。 ニューヨークにあるグッゲンハイム美術館での銃撃戦が印象的で、本作では美術館のレプリカを作って銃撃戦を撮影したらしい。実際の銃撃シーンも力が入っているのでおすすめだ。 IBBCは凶悪で様々な妨害をしてくるが、テンポのいい展開と主人公サリンジャーたちの有能さのおかげでストレスにならない。むしろ、サリンジャーたちがどうやってIBBCを追い詰めるのかが気になるくらいだ。 しかし、上述の銃撃戦を機に、作中の雰囲気が大…
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