『天使の囀り』怖いというより気持ち悪い!貴志祐介のホラー小説
近年だと『新世界より』や『悪の教典』で有名な貴志祐介氏が、1998年に書き上げたホラー小説『天使の囀り(さえずり)』。 天使の囀り (角川ホラー文庫) 作者:貴志 祐介 発売日: 2012/12/04 メディア: Kindle版 ホラー小説ではあるが、幽霊などの出てくるオカルトホラーではない。そもそも、怖いというより気持ち悪いというタイプの作品だ。生理的に嫌悪感を覚える描写が多く、特に虫や蜘蛛が嫌いな人にはおすすめできない。逆に、そういった生理的な気持ち悪さに快感を覚える人には読んでほしい。 あと、妙に力の入ったオタク描写が見もの。ちなみに、『天使の囀り』は1998年6月に発売された。まだまだ…
2020/03/31 19:00