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猫をかたわらに本を読み、映画も観る https://ellery0y.hatenablog.com/

読書や映画やらを徒然に更新する感想日記

本や映画の感想をかいていこうと思います。すぃいぶん、昔に読んだ本も記録していきます!

エラリー
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2020/07/24

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  • 【知らぬ間に育まれる絆】「私はネコが嫌いだ。」よこただいすけ

    猫が出てくる絵本が読みたいと思って探してたら、この表紙の黒猫の口のぷっくり加減が可愛くてアマゾンでポチっとした絵本 私はネコが嫌いだ。 作者:よこた だいすけ つちや書店 Amazon 先は分かっていたもののやっぱり泣かされた ★あらすじ 15年前、娘が拾ってきた黒猫の仔猫 頑固オヤジは娘の熱意に負けて仔猫を飼うことにする 仔猫だからトイレもできやしないし、手がかかるし、大きくなったらなったで黒猫は餌をくれと夜中に騒ぎ、粗相をする、人のご飯を狙う そんな黒猫に対してオヤジは「私はネコが嫌いだ」とぼやく 黒猫とオヤジの日常は時とともに流れて、黒猫は老いて弱っていった オヤジの「嫌い」の意味は… …

  • 【名作エッセイ】「もものかんづめ」さくらももこ

    最近、アマプラで初期の「ちびまる子ちゃん」さを見始めました 今放送されてるまる子は良い子ちゃんって感じだけど、この初期の段階まる子のクズさ…というより人間なら誰でも持ち得るずるさ、子供ならではのイジの悪さが描かれてて好きです 「永沢君の家、火事になる」の巻 Amazon これでさくらももこ熱の入った私は、本棚をあさりまくって「もものかんづめ」を再読しました もものかんづめ (集英社文庫) 作者:さくらももこ 集英社 Amazon 内容 さくらももこの日常を描いたエッセイ 一話一話が短い順から読みやすい 高校生の頃に意地悪な祖父が亡くなるがその死に顔が面白くて家族で爆笑する「メルヘン翁」 高校生…

  • 【私の人生のドラマ】「名探偵モンク」海外ドラマ

    人生を賭けても良いほど、推していきたいコメディミステリー海外ドラマ 「名探偵モンク」 シーズン8まであります 名探偵モンク シーズン1 バリューパック [DVD] トニー・シャルーブ Amazon あらすじ 妻のトゥルーディーを自動車爆弾で亡くした元刑事のエイドリアン・モンク 彼は極度の潔癖症、ocd(強迫神経症)、30以上の恐怖症をかかえている もはや、生活に支障をきたすレベル 例をあげると、人と握手したら除菌ティッシュで手をふく、部屋のインテリアはは四角か丸で統一し偶数でシンメトリーに並べる、裸恐怖症で自分の裸を見てショックで記憶が飛び夢遊状態になったり、地震の恐怖で言語を忘れるなど… 足…

  • 【劇場版】「きのう何食べた?」【よしながふみ】

    私の癒やしであるドラマ「きのう何食べた?」 もうBGMがわりに部屋で流し見している程度には好きですが、その劇場版がアマプラで配信されたので観ました! 劇場版「きのう何食べた?」 西島秀俊 Amazon 劇場版「きのう何食べた?」 ケンジとワタルが好き! ということで、感想をつらつら書いていこうと思います あらすじ ★登場人物 シロさん この物語の主人公で弁護士 わりとケチで節約家、ケンジの浪費癖に肝を冷やしている ケンジ シロさんラブの乙女、美容師 めちゃくちゃ嫉妬深い 小日向さん 芸能人のマネージャーでガタイが良い 良い意味で素直で、恋人のワタルに振り回され気味 ワタル(ジルベール) デイト…

  • 【金田一耕助シリーズ】「悪魔の手毬唄」横溝正史

    久しぶりに読書感想を投稿しました✨ 「悪魔の手毬唄」はやっぱり名作だと思うけど、見立て殺人物では「獄門島」が好きかなあ☺️ 次は「八つ墓村」再読しようと思います😌 #読書記録 #ブログ

  • 【時代が変われば鬱野も変わる】「鬱ごはん」4巻 施川ユウキ

    このコミックのターニングポイントになったのではないかと感じた4巻 鬱ごはん 4 (ヤングチャンピオン烈コミックス) 作者:施川ユウキ 秋田書店 Amazon 鬱ごはん 4 (ヤングチャンピオン烈コミックス) [ 施川ユウキ ]価格: 693 円楽天で詳細を見る ellery0y.hatenablog.com この3巻ではまだ鬱野は、なんだか自分なりに楽しんで生きてるけどまだ自分の殻の中で生きてるって印象だった だけど4巻では私達が生きる世界と同じように、鬱野の世界でもコロナが蔓延する もちろん、バイト先のシフトも減りウーバーイーツの配達員をする事になる コロナ禍で変わっていく生活様式、ひとり飯…

  • 【ワナオトコ続編】パーフェクト・トラップ

    伝説的映画「saw」の脚本家による作品だということで観た 「パーフェクト・トラップ」 パーフェクト・トラップ(字幕版) ジョシュ・スチュワート Amazon この映画は「ワナオトコ」という映画の続編 タイトルは知ってたけど私はまだ「ワナオトコ」を観てないので分かるかなあと心配にはなったけど充分楽しめた ✿登場人物✿ エレナ 耳が不自由な女性、友達と一緒に怪しげなクラブへ行ったところでコレクターにさらわれる アーキン コレクターの魔手から瀕死の状態で逃げたのに、エレナ救出作戦のためにつきあわされるかわいそうな男性 (たまにウォーキング・デッドのリックに見える) 捜査官 エレナを助けるために、精鋭…

  • 【ヤンデレ百合好きは最後まで観るべき】ハイテンション【スプラッター映画感想ネタバレ有】

    たぶん私が10代くらいの頃の映画だろうか、当時すごく話題になったけど観れてなかったなーと思ってアマプラで配信されてたから悩みながらの視聴 ハイテンション(字幕版) セシル・ドゥ・フランス Amazon なぜ悩んだかというと、フランスホラーは「マーターズ」とかの影響で難解なイメージがあって敬遠してたからです (私はテリファーみたいな何も考えなくていいスプラッターが好きなので難解なやつは苦手) けど、これはなんとなく理解できたので軽いあらすじと感想を語っていきます ★あらすじ 内容はかなりシンプル 登場人物 マリー 本作の主人公、スレンダーで可愛い顔をしている。ショートカットで男嫌い アレックス …

  • 【「歪みの国のアリス」から「オズの国の歩き方」まで完全網羅】ナイトメア・プロジェクト公式ガイドブック

    ナイトメアプロジェクトのゲームは昔プレイしたけど、うっすらとした記憶しかないので最近また遊び始めた「歪みの国のアリス」と「オズの国の歩き方」 これに加えて昨日「一夜怪談」もクリアした とくに「歪みの国のアリス」は改めてプレイしたらファンタジーホラー要素が強いけど、主人公の亜莉子を王子様的に助けるチェシャ猫がかっこよすぎて沼にハマり、フリマサイトで昔出てたグッズまで買った そして、キャラの設定なども読みたいなと思ってガイドブックも購入 ナイトメア・プロジェクト公式ガイドブック 「歪みの国のアリス」から「オズの国の歩き方」まで PHP研究所 Amazon ナイトメアプロジェクトのゲーム 「歪みの国…

  • 【祝!200話達成!】「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」谷川ニコ

    今月のブログ閲覧数1000pv突破しました!ありがとうございます🙇 いや、今までだとこの閲覧数はあり得なかったので目を疑いました…めちゃくちゃ嬉しいです マイペースに更新していきますので、適当によろしくお願いいたします! そして、私が最近読んだ本は 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 22巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE) 作者:谷川ニコ スクウェア・エニックス Amazon 谷川ニコ先生の 「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」22巻 ★「わたモテ」のざっとしたあらすじ 高校生になると必然的にモテると思っていた黒木智子(もこっち)←あだな しかし、現実の学校生活は…

  • 孤独のグルメのもっと孤独なやつ「鬱ごはん」3巻 施川ユウキ

    最初にこの漫画に出会い読んだのが確か5、6年前 鬱ごはん 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス) 作者:施川ユウキ 秋田書店 Amazon 鬱ごはん 2 (ヤングチャンピオン烈コミックス) 作者:施川ユウキ 秋田書店 Amazon 大学を出るが、就活失敗 フリーターを続け、焦りを感じながらも就活はしたくない その日をだらだらと潰しながら過ごす毎日を送る「鬱野たけし」 そんな彼の楽しみはいちおう、3食のご飯 …だけど、生来の彼のネガティブ思考のせいか、食を自分の人生に例えて悲観的になったり、コミュ障ゆえ挙動不審になったり、食にありつけても素直に楽しめず世界一まずそうに悲壮感と悲哀を込めそれでいて…

  • 気分の悪くなる児童文学「にんじん」ジュール・ルナール

    久しぶりの投稿 梅雨の低気圧と不眠症にやられて、しばらく動けないでいたけどなんとか復活 読んだ本もたまりまくってるので、少しずつここで記録をつけていけたらいいなあ ということで にんじん (新潮文庫) 作者:ジュール ルナール 新潮社 Amazon 童話みたいなもんだろうと軽い気持ちで読んだら、かなり気分の悪いものでした… ☆あらすじ 髪が赤いからにんじんと呼ばれている少年にんじんの家族との日常を描いた物語(この作品の作者ルナールの自伝的小説) だけど、母親が典型的な毒親 兄弟間差別や、にんじんへの人格否定、おもらしをしたらその尿を飲ませるなどの虐待を加える にんじんは自分が悪い子だからと思い…

  • 3月後半から4月に読んだ本まとめ②「怖い話」福澤徹三 「眠れなくなる夢十夜」

    3月後半から4月に読んだ本まとめ①の続きです ②ではホラー感のある本ばかりをまとめてみました 「怖い話」福澤徹三 怖い話 作者:福澤徹三 幻冬舎 Amazon こちらは、心霊系の怖い話というよりは巷にはびこる都市伝説、刑罰や文化、著者の怖いと感じる物や実際に遭遇した怖い話などのリアルな体験談を集めたエッセイ ★感想 個人的に怖いと思ったのは、ゴキブリの浮かんだスープを使ったラーメン屋のバイトの話は想像するだけで鳥肌モノ あと消費者金融系の怖い話とかは、やけに著者が金関連の修羅場に慣れている感じなので別の意味の怖さを感じた ただ、少し物申したいのは著者の怖いと思う虫の話で「オオミズアオ」という蛾…

  • 3月後半から4月に読んだ本まとめ①「ももこのいきもの図鑑」さくらももこ 「小さなトロールと大きな洪水」トーベ・ヤンソン

    3月後半から少し疲れ気味(急に寒くなったりしたからかな?)で、あまり長い本を読めなかったので、阿部寛のホームページ並に爆速で読める本ばかりを読んでました 4冊ほど読めたので、記事を2つに分けて読書記録をぼちぼちマイペースに付けていこうと思います かなりさらっとした簡潔な感想です 「ももこのいきもの図鑑」さくらももこ ももこのいきもの図鑑 (集英社文庫) 作者:さくら ももこ 集英社 Amazon さくらももこが子供の頃から、飼ってきた昆虫や動物などの短いエピソードがイラスト付きで添えられているエッセイ メジャーな昆虫(カブトムシやセミ)だけでなく、ぱっとしない地味な虫(イトミミズ、カメムシなど…

  • 「ケーキの切れない非行少年たち」宮口幸治

    3月に入って読んだ本 ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書) 作者:宮口幸治 新潮社 Amazon 医療少年院で勤務をしていた著者のレポと言ってもいいような1冊 少年院、つまり犯罪を犯す少年達には大人に気付かれなかった知的障がいや発達障がいが隠れているという タイトルの通り、ケーキを3等分できなかったり、発達障がいの特性のため身体をうまく使えなかったり、筒の中に入ったコルクを道具を駆使して取ることができなかったり融通が利かない それゆえ周りと衝突したり、感覚のずれで学校などの社会からつまはじきになり犯罪を犯すようになる…という段階を大抵の非行少年たちはふんでるらしい そこまではだいたい私も察…

  • 【本の世界で謎を解く】「この本を盗む者は」深緑野分

    2月に入り読み終わった本 この本を盗む者は【電子特典付き】 (角川書店単行本) 作者:深緑 野分 KADOKAWA Amazon 本屋大賞にもノミネートされていた 「この本を盗む者は」深緑野分 本好きなら憧れるミステリーかと思いますし、人が死なないのでそこらへんが苦手な人も楽しめる一冊でした ちなみに、この著者さんの「戦場のコックたち」は名作なのでこちらもおすすめです 戦場のコックたち (創元推理文庫) 作者:深緑 野分 東京創元社 Amazon 最近は頭がぼんやり気味なので文章がハチャメチャだけど、せっかく読んだのでガツガツと記録していこうと思います ★あらすじ 舞台は本の町、読長町 「本探…

  • ペットロスが読んだ絵本達「いつでも会える」菊田まりこ 「ある犬のおはなし」Kaisei 「ぼくがうまれてきたのはね」うえだまり 「虹の橋」

    明けましておめでとうございます といっても、このブログが一ヶ月ほど止まってたのにはわけがあります 1月7日に私が中学生の時から一緒にいた愛猫17才を糖尿病で亡くしました 無事に葬儀も終えてお骨も私の部屋に置いているのですが、まだ亡くなった事が受け入れられなくて、趣味のゲームもできず本も読めず、もはや何もできず、眠れず…もうどうでもいいよという投げやりな気分が続いています、いわゆるペットロス状態 心にポッカリと穴が空いた気分で私と同じような人もいるのかな…でも長い本は読めない頭に入らないと思ってペット関連の絵本を読みました とりあえず3冊。ペットロス経験者の目線で読んでしまいました。 「いつでも…

  • 【奇抜すぎる児童書】「穴HOLES」ルイス・サッカー

    読んで驚いたし、なぜに早く読まなかったのだろう…しかし、記憶を消してもう一回読みたいとさえ思える衝撃の本に出会ってしまった 穴 HOLES (講談社文庫) 作者:ルイス・ サッカー 講談社 Amazon これは良い本読んだ…読んだことない方は今すぐにでも読んでほしいとまで言いたい 私の語彙力のなさ&文才のなさではこの本の良さが伝わらないかもしれないけど書いていきます ☆あらすじと言う名のこの本の説明 落ちてきたスニーカーを拾ったせいで裁判で訴えられ劣悪な更生施設グリーンレイクキャンプ行きになったスタンリー そこでは、子どもたちがあだなで呼ばれて、満足のいかない食事や衣服を与えられ、ケチな量の水…

  • 【12月半ばに読んだ本まとめ】「発達障害かも?というひとのための生きづらさ解消ライフハック」姫野桂 「サンタのクリスマス」REGULUS【短い感想】

    最近読んだ短くてすぐに読める本まとめです 「「発達障害かも?」という人のための「生きづらさ」ライフハック」姫野桂 片付けても何故か散らかり、雑談が苦手でいわゆる女子トークというものについていけず、人の話は右から左へ流れてすぐに忘れ、聴覚過敏で人混みに行くと疲れやすい そんなasdとadhdが複合した私が読んでみた感想 「発達障害かも?」という人のための「生きづらさ」解消ライフハック 作者:姫野桂 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon この本は漫画と、発達障害を持っている著者が同じく発達障害に悩む人達にQ&A方式でライフハックを教えるという構成になっていて非常に読みやすい ここで取り上…

  • 【毒親ここに極まれり】「キャリー」スティーブン・キング【映画の話もちらっと】

    10月頃に読み終えてなんとも言えない気分の後味の悪さを感じた「キャリー」 キャリー (新潮文庫) 作者:スティーヴン キング 新潮社 Amazon 映画は事前に観ていて知っていたのだけども、小説を読むとより登場人物の心情が掴みやすくなるので良いですね ★あらすじ 地味で変わり者(超能力がある)の高校生のキャリーホワイトは、学校のシャワールームで突然、初潮がはじまり混乱する 彼女は母親に汚らわしい事だという理由で「生理」を教えてもらっていなかった 血が流れる恐怖に慌てるキャリーを面白がってクラスメイトが彼女に罵声を浴びせながら生理用品を投げつける とにかく最悪の開幕である その後、家に帰り母親に…

  • 【旅猫リポートスピンオフ】「みとりねこ」有川ひろ【長めの感想】

    私が数年前に読んだ「旅猫リポート」にスピンオフが登場したと聞いて「なんだとぅ!読まなくては」と勢いづいてさっそく読み終わった タイトルは「みとりねこ」 みとりねこ 作者:有川 ひろ 講談社 Amazon このブログにも「旅猫リポート」の感想を記録しているのですが、このブログを始めたばかりなので文章が今以上にめちゃくちゃ 書き直しましたのでお手すきの時にお読みくだされば嬉しいです↓ ellery0y.hatenablog.com 「みとりねこ」は7篇からなる短編集でそのうち2話が「旅猫リポート」のスピンオフとなっています、それぞれのあらすじと感想を短く書いて行こうと思います(順番はバラバラです)…

  • 【最近読んだ本まとめる】「またまたへんないきもの」早川いくを 「香川照之の昆虫すごいぜ」「麻雀超コスパ上達法」【愚痴あり】

    最近読んだページ数の少ない本をさらっとまとめていこうと思います 最近、Kindleunitedも活用して読む本の幅が広がって読書が楽しくなってきたので読んだ本がたまる一方 ブログに記録するのが遅くなってきてるので、ここで3冊くらいまとめてしまおうと思います 「またまたへんないきもの」早川いくを またまたへんないきもの (幻冬舎文庫) 作者:早川 いくを 幻冬舎 Amazon 前作の「へんないきもの」はへんないきものをイラストでブラックジョークや皮肉を交えて解説してるので面白かったけど、2作目である本作は前作のノリに加えて 寄生虫であるサナダムシをお腹で飼った事のある藤田紘一郎医学博士との対談が…

  • 【3回生まれ変わった犬】「僕のワンダフルライフ」【少し長めの映画感想】

    猫を飼ってるけど、元は犬派だった私 最近、本当に犬に飢えていてずっと気になっていたのでやっと観ました 僕のワンダフル・ライフ (吹替版) ブリット・ロバートソン Amazon この映画の原作はこちらですが、たぶん読むと泣く(動物ものは本当に無理)ので、まだ読んでません…近いうちに読みたいけど… 野良犬トビーの愛すべき転生 (新潮文庫) 作者:W.ブルース キャメロン 新潮社 Amazon ★あらすじ 仔犬の頃にさらわれ、子供だったイーサンに助けてもらったベイリー イーサンが高校生になるとイーサンにハンナという彼女ができる デートの時はいつも二人と一匹 楽しい日々を過ごしていたがイーサンの両親が…

  • 【悪魔のいけにえ前日譚】レザーフェイス-悪魔のいけにえ-【少しのネタバレあり】

    日曜日にアマプラつけてぼーっと眺めてたホラー映画 「レザーフェイス-悪魔のいけにえ-」 レザーフェイス‐悪魔のいけにえ(吹替版) スティーヴン・ドーフ Amazon この映画は名作「悪魔のいけにえ」の前日譚となっているらしく、あのレザーフェイスの誕生が描かれている (これが悪魔のいけにえ。リメイクでテキサス・チェーンソーがある)↓ 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲 (字幕版) アレクサンドラ・ダダリオ Amazon 名作映画のスピンオフは苦手だしあんまり期待はしてなかったけど、まあまあ面白かった ★あらすじ 殺人一家ソーヤー家に生まれたジェド(後のレザーフェイス)は、殺人練習をするため…

  • 【読む前の自分に戻りたい】「隣の家の少女」ジャック・ケッチャム【感情的な長い感想、ネタバレあり】

    この前読んだジャック・ケッチャム「隣の家の少女」読了後の嫌悪感が半端ないので、もう二度と読まないと思います💦 感想、読んでもらえたら嬉しいです。 #

  • 【自業自得がまねく悲劇】「ラストファミリー」森村誠一

    結構前に読んで、記録し忘れていた本、森村誠一の「ラストファミリー」 ラストファミリー (角川文庫) 作者:森村 誠一 KADOKAWA Amazon これは、三篇からなる短編集となっていて少し異色です ちょっとジャンル分けに困る作品だなあと思ったのですが、さらっとあらすじと感想を書いていきます 「ラストファミリー」 表題作 娘と息子を亡くし死を待つ身となった老婆のこうの前に中村という泥棒の青年が家に侵入してきた ふしぎと中村に恐怖を覚えなかったこうは自分の過去をとつとつと中村に話し始めた というのも、こうの夫は不審死を遂げており、娘と息子は結婚していたがその夫と嫁に追い詰められ亡くなっている …

  • 【わかり味が深すぎる】「推し、燃ゆ」宇佐見りん

    私が初めて読んだ宇佐見作品は「かか」 ellery0y.hatenablog.com それに続いて読んだ「推し、燃ゆ」 こちらは第164回芥川龍之介賞を受賞し、2021年本屋大賞9位にもなっています 推し、燃ゆ 作者:宇佐見りん 河出書房新社 Amazon やはり私はこの作者さんの表現力が好きだ 私は文学作品には疎いので毎度のことながら簡素な記録になると思うけど、つらつら書いていこうと思います ★あらすじ ある病気(おそらく発達障害?)を持っていて自らの身体が負担になっている そのうえ、徹底的に人間社会にも向いていない主人公あかり そんなあかりが唯一生きがいを感じるのは子供の頃にテレビで観たア…

  • 【星新一 訳】「竹取物語」【感想】

    いわゆるかぐや姫だけどちゃんと原作を読んだことがないので、大好きな作家、星新一による「竹取物語」を読んでみました 竹取物語 (角川文庫) KADOKAWA Amazon といっても、かぐや姫のあらすじなんてほとんどの方が知ってる(知らないの私くらい)と思うので、ざっくりと記録しておきます ★あらすじ 竹取りじいさんのミヤツコが光る竹を見つけたらそこには小さく可愛らしい娘がいた 子供がいなかったミヤツコは妻のおばあさんと一緒に育て上げた 年頃になり美しく成長した娘は神主に「かぐや姫」と名付けられる そして、美しい娘がいる事を聞きつけた男性達がかぐや姫に求婚をするのだが、かぐや姫はそれをたいそう嫌…

  • 【和菓子の甘さ、人生のほろ苦さ】「和菓子のアンソロジー」坂木司編

    「和菓子のアン」の著者の坂木司さんがいろんな作家さんにリクエストした和菓子がテーマのアンソロジー本 個性豊かな作家さんによる甘いミステリー、甘いコメディ、甘いコメディ、甘い怪談…色んなジャンルのお話がぎゅっと1冊に詰まっているアンソロジー 甘いもの好きの私としてはヨダレの止まらない一冊だった 和菓子のアンソロジー (光文社文庫) 光文社 Amazon この本は10篇からなるアンソロジーとなっており、1話目は坂木司さんの「和菓子のアン」のスピンオフ的な描き下ろしが収録されています 私が特に好きな作品をピックアップして簡単なあらすじと感想を記録していきたいと思います 「空の春告げ鳥」坂木司 「和菓…

  • 【吉永小百合さんに癒やされ、天海祐希さんのかっこかわいさを見てほしい】「最高の人生の見つけ方」【映画の感想】

    ホラーじゃないものをたまには観ようと思って、アマプラを漁ってると出てきた「最高の人生の見つけ方」 最高の人生の見つけ方 吉永小百合 Amazon この映画は元は洋画で、ジャック・ニコルソン(シャイニングの人)とモーガン・フリーマンが演じている作品の日本版リメイクとなっています 最高の人生の見つけ方 [Blu-ray] ジャック・ニコルソン Amazon ↑これ こちらは数年前に金曜ロードショーかなんかで観た事があるので、日本版も観たいなあと思って視聴しました ★あらすじ 癌の余命宣告を受けた専業主婦として生きてきた70代の幸枝さん(吉永小百合さん)と、仕事一辺倒で生きてきた女社長まこさん(天海…

  • 【あの歌が頭から離れない】不安の種【ホラー映画少しネタバレあり】

    ぬかるんだー道をー行こうー〜♪ボロボロの道を行こう〜♪新しいー靴がー汚れたー♪だからー私はー歩くのがーーー嫌いー〜♪ これ観たあと、子どもたちが歌うこの気味の悪い歌が頭から離れない 不安の種 石橋杏奈 Amazon この前、観たばかりなのでざっくばらんにあらすじと感想を記録していこうと思うけど、私は登場人物の名前を覚えるのが苦手なのであだ名をつけて記録していきます …けどこの映画、私はもうアウト!わけが分からないからただ、思った事だけ脈絡なく書きなぐります ★あらすじ まず、あらすじをどう書けばいいのか…とにかくいきなり道路を移動する大量の目玉の場面から始まる 舞台は冨沼市(ふぬまし) 体が真…

  • 【怪談シリーズ】「営繕かるかや怪異譚」小野不由美【優しい世界、短い感想】

    こんなに優しい怪談本は読んだことがない 久しぶりの小野不由美作品、良いものを読ませてもらった 営繕かるかや怪異譚 (角川文庫) 作者:小野 不由美 KADOKAWA Amazon ↑「営繕かるかや怪異譚」の一作目です ★あらすじ この作品は、6話からなる短編となっている 舞台は古民家で、6人の登場人物が様々な怪異に見舞われる ※ 「奥庭にて」 何度閉めても開いている襖…そこから女が出てきて這いずり回る恐怖に悩まされる女性 「屋根裏に」 屋根裏部屋の足音に不審感を感じる家族、その足音の主とその秘密とは… 「雨の鈴」 雨の日になると黒い和服の女が鈴の音とともにやってくる…しかしその女が玄関に入って…

  • 【侘しさを感じる】「女のいない男たち」村上春樹【長めの感想】

    ついこの前読み終わった村上春樹の「女のいない男たち」6話からなる短編集です ↓私が読んだのは単行本 女のいない男たち (文春文庫) 作者:村上春樹 文藝春秋 Amazon 村上春樹の短編集は比較的読みやすいけど、やはり私の中途半端な読解力では大した解釈はできないので、あらすじと読んでる時に感じた想いをさくっと記録しておこうと思う 「ドライブ・マイ・カー」 女優の妻に先立たれた孤独な舞台俳優「家福」が専属の運転手の女の子に自らの胸中を語る話 家福の妻は子供を流産してから何度も不倫を重ねていた、その後、癌になり亡くなってしまうのだが、不倫した妻の気持ちを理解したいがために家福は妻の不倫相手と友人関…

  • 【生まれた意味】「雪のひとひら」ポール・ギャリコ

    「トマシーナ」は幸せな結末だけど微妙だった的な感想を書いたけど、なんだかんだでこのファンタジーな世界観が気に入ってしまって読んだポール・ギャリコ2冊目 雪のひとひら (新潮文庫) 作者:ポール ギャリコ 新潮社 Amazon ↑私が読んだやつとは表紙が違うけど、同じ新潮文庫だから中身は変わらないと思うのでこの作品の短い読書記録をつけていこうと思います。 ちなみに「トマシーナ」の感想↓ ellery0y.hatenablog.com ★あらすじ 空から生まれた「雪のひとひら」 彼女は地上に舞い降りて、人間の子供達と戯れたり、時に理不尽な目にあったりしながらも「雨のしずく」と出会い4人の子供に恵ま…

  • 【ぼぎわんとかいう化物よりもたちが悪いやつ】「ぼぎわんが、来る」澤村伊智

    この前読み終わったばかりの作品「ぼぎわんが、来る」 ぼぎわんが、来る 比嘉姉妹シリーズ (角川ホラー文庫) 作者:澤村伊智 KADOKAWA Amazon ちょいと、不思議なホラー小説体験をさせてもらった こちら映画化もされている 例によって原作を先に読まないと映画を観ないという謎のこだわりを持っている私はまだ未視聴ですが、現在アマプラで配信中なので近々観てみようと思っています 来る 岡田准一 Amazon 小説の方はシリーズ物みたいでこの「ぼぎわんが、来る」は一作目にあたるそうです ★あらすじ 小学6年の秀樹が認知症の祖父との留守中に、奇妙な来訪者が現れた そいつはドアの外で「ギンジさんはい…

  • 【愛犬の幸せのために狂犬病ワクチンは必須】「クージョ」スティーブン・キング

    なんちゅーもんを読んだんじゃ(千鳥のノブ風) この作品は映画化もされているらしく母は観て知っていたらしい 私は原作を先に読まないと映画は観れない謎の体質なので、映画の方は未視聴 と言う事で、なんの事前情報もなく「クージョ」を読みました クージョ (新潮文庫) 作者:スティーヴン・キング 新潮社 Amazon ★あらすじ 舞台はメイン州 車の修理工場を営むキャンバー家で飼われている子供好きで、飼い主の男の子の学校の帰りを迎えに行くほど賢いセントバーナードのクージョ ある日、クージョはうさぎを追いかけて穴に入った時にコウモリに噛まれて狂犬病に感染してしまう その日から唾液が止まらなくなり、光が目に…

  • 【夏の怖い本祭り2021最終回】「旧怪談」京極夏彦 「ひとりで夜読むな」夢野久作、江戸川乱歩、小栗虫太郎etc…新青年傑作選怪奇編

    怖い本祭り最終回って事で、いっきに2冊の本の感想をだべりまくっていこうと思います 1冊目「旧怪談」 まず、京極夏彦…「巷説百物語」「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」は読了済みで、おととい読み終えたのは「旧怪談」という本です 旧(ふるい)怪談―耳袋より (幽ブックス) 作者:京極 夏彦 メディアファクトリー Amazon この作品は、江戸時代の「耳袋」という怪談を京極夏彦氏が現代風の文章にアレンジして読みやすくしたもの 印象的だった話を2つほど… 「ぼろぼろ」 「トイレに行く」と言って20年立ってから戻ってきた男性の話 なんでも20年の記憶がないという、まるでバミューダトライアングルに入った人みたいな事…

  • 【読んでみな、飛ぶぞ】「HIGH SCORE」20巻 津山ちなみ

    この漫画、りぼんで連載されていて 私が小学校低学年の頃に初めて1巻を買ってハマったのがきっかけで、かれこれ20年以上(!?)かかさず毎年コミックを購入して読んでます。 ↓初めて買ったやつ、表紙がインパクトの鬼 HIGH SCORE 1 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL) 作者:津山ちなみ 集英社 Amazon それで、最近読んだのが20巻 HIGH SCORE 20 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL) 作者:津山ちなみ 集英社 Amazon この漫画、4コマ漫画で美少女だけど、凶暴、わがまま、男を振り回す小悪魔、ナルシストな「めぐみ」という主人公と、めぐみを取り巻く個性が豊…

  • 【癒やしと儚さの融合】「子どもたちの長い放課後」仁木悦子

    古典ミステリー好きな方なら知ってるやも… 仁木悦子さんは脊椎カリエスで闘病中に「猫は知っていた」という作品を書き上げデビューし、和製クリスティとも言わしめた日本の女性ミステリー作家 ユーモアで軽快な文体に、がっつりした話の構成、綿密な伏線で謎解き小説としてかなり上質な作品をたくさん残しています …で、この前、私が読んだのはこれ (P[に]2-4)子どもたちの長い放課後 YAミステリ傑作 (ポプラ文庫ピュアフル) 作者:仁木悦子,若竹七海 ポプラ社 Amazon 私は 仁木兄妹が活躍する「猫は知っていた」「林の中の家」は読了済みなのだけども、こちらは子どもが探偵として活躍する7編の短編集となって…

  • 【夏の怖い本祭り2021第四弾】「姉飼」遠藤徹【短い感想】

    「粘膜人間」に続いてぶっとんでるホラーといえば、これですよ? って言えるくらいぶっとんでるホラー小説 姉飼 (角川ホラー文庫) 作者:遠藤 徹 KADOKAWA Amazon 正直、この本を読んだって思われたくないというか…私が変態、もしくは性的倒錯者のヤバイやつだと思われないだろうか…? そこが、心配だなあと思いつつこの感想を残します ※この本は短編集になってるんですが、主に表題作の「姉飼」について書いています ★あらすじ 蚊吸い豚(めっちゃ臭い)をあがめ、村の繁栄を祝うギトギトした「脂祭り」という夜に、少年は見世物として串刺しになっている「姉」に出会う 姉は串に刺され悲鳴をあげながらも、強…

  • 【一見ホラーなミステリー】「鬼の棲む家」吉村達也

    この前、読了した「鬼の棲む家」 鬼の棲む家 (集英社文庫) 作者:吉村達也 集英社 Amazon 吉村達也さんは「文通」という作品を去年読んで、悪い意味で衝撃を受けた作家さん …で、これが私が読む吉村達也作品2作目なのだけども、やっぱり安定して面白かった…というか…うん…なんとも言えない ★あらすじ 新婚まもない華子は古びた借家を手に入れ夫の亮介と住んでいたが、亮介はこの家に越してから華子に頻繁に異常なまでの暴力をふるうようになった 追い詰められた華子は、気晴らしに家の玄関を改装しようとしたが その時に、ドアの木口に「ノブオ キット コロシテヤル」という恐ろしい文言が刻み込まれているのを発見す…

  • 【バイオハザードCG映画】「バイオハザード:ヴェンデッタ」【レベッカの可愛さを堪能するする】

    バイオハザードのCG映画観るのこれで3回目 なんというか、ゲームだと自分が操作するから実感が湧かないんだけど 映画だとクリスやレオンがユーモア言って喋ったり、激しく動いて戦い負傷したりもするから「ああ…この人達も人間なんだ」って思える バイオハザード:ヴェンデッタ ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray] ケビン・ドーマン Amazon で、昨日観た「バイオハザード ヴェンデッタ」 これも、安定して面白かった まあ、バイオハザードの面白さがこの世の中で1番安定してるって言われてるから、しょうがないね ★あらすじ 指名手配犯であるグレンを追うBSAAのクリス達は、ゲームのバイオハザード1に登…

  • 【霊媒探偵城塚翡翠】「medium」相沢沙呼

    Twitterでも確実にタイムラインに流れてくるので気になってはいたけど 本屋大賞にノミネートされた新本格ミステリーだと知って「本屋大賞」という言葉に弱いミーハーな私はこの作品を読む事に決めた medium 霊媒探偵城塚翡翠 作者:相沢沙呼 講談社 Amazon そしてつい最近、読み終えたけど実に面白かった👏 ★あらすじ 推理小説家の香月は、大学時代の後輩の結花を通して霊媒師の翡翠に出会う なんでも翡翠は死者が最後に見たものを感じ取ったり、その魂を身体に降ろすことができるのだ 推理小説家でありながら、その類まれなる推理能力で刑事の鐘場に事件の協力している香月は翡翠とバディを組んで霊媒の力を駆使…

  • 【夏の怖い本祭り2021第三弾】「ぼっけえ、きょうてえ」岩井志麻子

    岩井志麻子ですよ、岩井志麻子 5時に夢中で下ネタを繰り出しまくるあの岩井志麻子さんのデビュー作品 ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫) 作者:岩井 志麻子 KADOKAWA Amazon この作品、6年くらい前に読んだんで内容はうっすらと、覚えてる程度なのですが印象的だった話をさらりと記録していきます。 これは短編になっていて 表題作の「ぼっけえ、きょうてえ」 閉鎖的な村の怖さが特徴的な「密告函」 「あまぞわい」(あらすじ忘れた) 兄妹のおぞましい秘密「依って件の如し」 の、4篇になっています。 ★表題作と印象的だった話のあらすじと感想 「ぼっけえ、きょうてえ」 醜い遊女の生い立ちを寝物語…

  • 【世間一般を押しつけるな】「カケラ」湊かなえ

    久しぶりの湊かなえさん、相変わらずブラックで読み終えたあとはしばらく放心状態だったけど、遅読の私がさくさくと読み終えたくらい面白かった カケラ (集英社文芸単行本) 作者:湊かなえ 集英社 Amazon イヤミスは疲れるので最近は読んでなかったけど、なにか嫌ーな気分になるものを読みたくて湊かなえさんの新刊「カケラ」を読みました。 ★あらすじ 美しくメディアでも有名な美容外科医の久乃が、かつての太っていた同級生の横網八重子の義理の娘、有羽がドーナツにまみれて自殺した事件を知る 真相を探るために関係者の独白を聞きながら展開していく構成になっている 久乃や八重子の同級生、八重子と有羽の関係を知る久乃…

  • 【丁寧な拷問をします】グロホラー映画「拷問男」【微ネタバレあり】

    おっかねー映画をみてしまったー 拷問男(字幕版) ビル・ベイカー Amazon ↑プライムでも配信中です、アマプラは時々グロ映画テロをしますね しかしこれ邦題がわるいですね、B級映画感がすごいです 確かにおっかない映画なんだけど、きっちりとしたホラー映画でした ★あらすじ サーフィンショップ?を経営しているデレクは娘ジョージアの6歳の誕生日パーティーを盛大に祝う、共同経営者のコリンと弟のトミーを交えて楽しいひと時を味わうのだが、娘を元妻の家へ帰さなくてはいけない 元妻の家につくと家の窓が壊れている「治安が悪いんだから俺が直すよ」 という、デレクだったが「あなたの助けはいらない」と言わんばかりに…

  • 【真夏の怖い本祭り2021第二弾】「超」怖い話 超-1怪コレクションvol.2

    とにかく夏、夏といえば怪談ってことで8月に入り読んだのがこれ 「超」怖い話 超‐1 怪コレクション〈vol.2〉 (竹書房文庫) 竹書房 Amazon 一般人の方から集めた怖い話をこの一冊にぎゅっと集めた短編集 話自体は短いから読めるのだけど、実話怪談だけを集める事をコンセプトに制作した本なのでどの話もとにかく怖いです とはいえ、怪談?っていう話も混ざってます 虫系のゾワゾワくる気色悪い話や 確かに怖いんだけどユーモアのある話 話を書いたのは一般の方なれど、その文体は個性があり、怪談の質も人それぞれバラエティ豊かなのでどれも楽しく読むことができます。 私が特に怖かったのはやはりこの本の大トリで…

  • 【娘の歪な愛情】「かか」宇佐見りん【短い感想】

    「推し、燃ゆ」で芥川賞を受賞した著者のデビュー作「かか」を読んだ短い感想を書いていきます なぜ、短いかは毎度の事ながら私と文学作品の相性が悪すぎるからだ (私の読解力がない) かか 作者:宇佐見りん 河出書房新社 Amazon ちなみに、私はまだ「推し、燃ゆ」を読んでないから今度読む。 ★あらすじ 浪人生のうーちゃんは離婚して病んでしまった母親(かか)と弟のみっくん、従姉妹の明子、祖母(ばば)と暮らしている 複雑な家庭で育ったうーちゃんの居場所は狭いSNSの中だけだった 荒れる毎日の中でかかは身体を壊し子宮の手術をする事になるが、うーちゃんは自分を取り巻く不自由なものを振り切るように旅に出た …

  • 色々と一新

    前のブログ名って長くてあんまりしっくりきてなかったけど、いかんせん私にはネーミングセンスがなくて、これじゃないなあとずっと考えてました (メスの猫に耕助って名前つけそうになったりするほどセンス悪い) で、私は読んだ本や映画をここに全部記録して電子世界の自分だけの書斎みたいなのを作りたいなーとか考えてたのを思い出して このタイトルにしました。やっとしっくりきた! それと、サイトデザインがあまりにもださくて色々といじってみた結果、はてなブログってデザインをインストールできることに気づいたので、シンプルなものを選んで新しくしてみました 色は私が選んだんですが、けっこうさっぱりしたと思います。 どうで…

  • 【真夏の怖い本祭り2021第一弾】廃墟の怖い話

    私が勝手に真夏に開催する怖い本祭りの第一弾はこの本 廃墟の怖い話 (宝島社文庫) 作者:風羽 洸海,裂田 伊織,佐野 和哉,久保田 一樹,禾,悠井 すみれ 宝島社 Amazon 廃墟の怖い話 これは小説投稿サイト「小説家になろう」のホラー部門から選ばれた話と書き下ろしの7篇の短編ホラーとなっていて「廃墟」がテーマ 私がこの中で気に入った話をざっと記録していきます (★は私の感想) 「お前は誰だ」 高校最後に気になる女子、佐緒里とその仲間達で廃校に肝試しに行く事になった彰二 崩れかけの廃校にこわごわ入る一行達はある鏡を発見する …が、その鏡から腕が飛び出してきた、それはやがて全身を現した その姿…

  • 【若者たちよ人の話を聞け】コメディホラー「タッカーとデイル 史上最高にツイてないやつら」

    ちょいと前になにかコメディタッチのホラーでも観たいなあと思って、アマプラで観たのが「タッカーとデイル 史上最高にツイてないやつら」 タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(字幕版) アラン・テュディック Amazon これ結構、ツボだったのでざっくりですが感想を書いていきたいと思います。 ★あらすじ トイレの清掃の仕事を生業としているタッカーとデイル タッカーは引っ込み思案の犬好き、デイルはそんなタッカーの親友で二人は仲良しの気の優しいやつらである そして、二人は休暇を取り念願の山小屋を手に入れ自分たちの別荘を作ろうとするのだが、山へ遊びに来ていた若者たちに不審者扱いを受ける。 惨めな思…

  • 【西向く犬】「少年と犬」馳星周

    東日本大震災から5年間彼は走り続けた 【第163回 直木賞受賞作】少年と犬 (文春e-book) 作者:馳 星周 文藝春秋 Amazon 直木賞受賞作でもあるこの作品、なんとなく手にとって読んでみたけど、こんなにも泣くことになるとは思いもよらなかった 例によって語彙力はないけど、この本を読み終えた興奮を忘れないうちに書いていこうと思う ★あらすじ 全6章からなる作品で、東日本大震災の爪痕から始まる 認知症の母を助けるため泥棒に手を貸す男、国の家族に金を持って帰るために犯罪に手を染める泥棒、お互いを想っているはずなのにすれ違ってしまう夫婦、ある事情を抱えて生きている娼婦、膵臓癌で余命少ない猟師……

  • 【おすすめしたいミステリー】「北ア山荘失踪事件」森村誠一【ランキング形式感想】

    森村誠一はこの短編集↓ 北ア山荘失踪事件~森村誠一ベストセレクション~ (光文社文庫) 作者:森村 誠一 発売日: 2017/11/24 メディア: Kindle版 …が、初読みなのだけれども「野性の証明」や「人間の証明」などドラマ化もしているのでめっちゃ有名な作家さん。しかも猫好きらしい。 (私は原作厨なのでドラマはまだ未視聴ですが…) 7話からなる短編集で、どれも面白い話ばかりなのだけども、私が読んで気に入った話をランキング形式で、あらすじと感想を同時に書いていくスタイルで記録していこうと思う。 ★あらすじと感想 1位「魔少年」 相良牧子はスーパーの帰り道で車に向かって飛び出す子供を見つけ…

  • 【その才能わけて】「闇に降り立った天才アカギ」1巻 福本伸行

    中学の時アカギアニメを観て、去年に麻雀にはまった私(ただし相手もいないし、雀荘行く勇気もないのでネト麻) アカギの原作も去年くらいから読み始めたので、短い感想を記録していく。 アカギ-闇に降り立った天才 1 作者:福本 伸行 フクモトプロ/highstone, Inc. Amazon 雀荘みどり そこではヤクザ竜崎と高レートの麻雀を打つ南郷の姿があった しかし、クソ配牌しか引けず追い詰められていく… 誰でもいい、このよどんだ空気を変えてくれ、誰でもいい 魔でも…! そんな南郷の祈りが通じてか一人の少年が雨宿りに入ってくる それが後に神域と言われる少年アカギである (↑シャアの声優のナレーション…

  • 【ブッダが我を忘れる】「聖☆おにいさん」19巻 中村光

    私はこのブログでは漫画の感想も書いていきたいのだけども、1巻から書いていくのは難しいので、刊行されている最新巻を読んだ感想をぱぱっと書いていくことにします。 んで、最近読んだのは「聖☆おにいさん」19巻 聖☆おにいさん(19) (モーニングコミックス) 作者:中村光 講談社 Amazon いや、今回もきれっきれのギャグで腹筋がシックスパックになるほど笑わせてもらった。 今巻のハイライトはなんといっても見た目などただの器(うんこの容れ物)にすぎないと悟っているはずのブッダが、バリバリにスキンケアに目覚める話が面白かった。 しかもナルキッソスさん(神話の水面に映った自分の顔に恋した人)にパーソナル…

  • 【淡いBL小説の短い感想】「雨更紗」長野まゆみ

    長野まゆみは「少年アリス」を読んだことをきっかけに、その世界観のとりこになってしまい、今では立派なまゆみストになってしまった私。 梅雨ということもあり、この前読了したのは「雨更紗」 雨更紗 (河出文庫) 作者:長野まゆみ 河出書房新社 Amazon 毎度のことながら私の読解力がないので、ざっくりとした感想になると思いますが、ここに記録していこうと思います。 ★あらすじ この物語の主人公の哉は、教師の越知にノートを渡すようにと頼まれて従兄の玲の家を訪ねる 哉自身は玲に苦手意識があり避けていたのだが、ある雷雨の日、哉は玲の家に泊まることになった いつもと違う寝具のせいか寝苦しいながらも、哉がうつら…

  • 【嫌ミスか?】ギリアン・フリン「ゴーン・ガール」下巻感想【ちょいネタバレ】

    下巻やっとこの前、読み終わったー。 嫌ミスは苦手なのですがこの小説はわりとサラサラと読めました。 こちらは「ゴーン・ガール」の上巻の感想↓ ellery0y.hatenablog.com ★下巻のあらすじ 下巻では、上巻のエイミーの日記がニックを社会的に追い詰めるための嘘だったと分かるのだけれど、ニックに疑いが向く証拠品や現場状況を作るためにエイミーが一年もかけて完成させていた事が分かるのです。 エイミー、恐ろしい女…! いや、上巻の私の感想を見てもわかる通り、私って「ニックの野郎…!」とニックに対して敵意を抱きながら読んでいたのだけれど、それも全てエイミーがそうなるように仕向けたわけですな……

  • 【全オタクの代弁者】「まるごと腐女子のつづ井さん」つづ井

    「オタクになる前の記憶がない」 「腐女子のつづ井さん」というエッセイ漫画は知っていたのだけれど 詳しくは知らなかったので、画像検索をかけたらこの言葉を発するつづ井さんの友人のコマを目にした このセリフに心当たりのある私は一気にこの漫画に興味を惹かれて読むことにした まるごと 腐女子のつづ井さん (文春文庫) 作者:つづ井 文藝春秋 Amazon これは著者のつづ井さんの日常絵日記となっており、オタクでボーイズラブいわゆるBL好きの腐女子であるつづ井さんと、その友人の楽しいオタクライフが詰まっているエッセイ漫画である。 ★感想 オシャレなネイルよりも推しフィギュアが嬉しい 断捨離をしてもグッズだ…

  • ブラックユーモアが冴える「短劇」坂木司

    6月に入って1冊目に読了した本 坂木司さんの「短劇」 短劇 (光文社文庫) 作者:坂木 司 光文社 Amazon こちらは26篇の短編集になっており そのなかでも、私がお気に入りだった話のあらすじとざっとした感想を書いていきたいと思います。 「雨やどり」 結婚を控えた女友達の買い物に付き合う主人公の男性の話 実は、主人公も女友達の事が好きだったのだけど、あろうことかその女友達の結婚相手は主人公の兄だった。そして、主人公の選んだ道は… これは、精神がゴリゴリと削られてしまう話だった 主人公のねっとりとした復讐が地味に怖い 「M M」 会社での憂さ晴らしをネットの掲示板に書き込む事を日課としている…

  • 些細な違和感を恐怖に変えた小説「ファミリー」森村誠一

    まず謝罪したい、この幸せそうな家族のフリー素材写真、こんなホラー小説の感想書くのに使ってすみません。 私が5月に読んだ本 森村誠一「ファミリー」 ファミリー (講談社文庫) 作者:森村誠一 講談社 Amazon これね…たしか、子供の頃ドラマでやってて印象に残ってる作品なんです。 で、本屋で見つけたのでさっそく買って読んでみたんですが、いやー気持ち悪いし怖いし、本当に森村ワールドは最高だわと思わせてくれた一品でした。 ざっと説明をするとこんな本 ★あらすじ 婚約までしていた恋人を事故で亡くした弓子は、職場の上司の紹介で羽室裕也と結婚して羽室家に嫁ぐことになった。 羽室の家族構成は舅の徹三、姑の…

  • めったに再読しない私が、有川浩「旅猫リポート」を読み返したからグチャグチャ文章で語る

    何度もいうが、私は一回読んだ本はめったに読み返したりはしない それは、大好物の古典推理小説にしてもそう なぜなら、私はこの世に出ている本を少しでも多く読みたいので、一度読んだものは余程、心に残らない限りは読まずに、次の本に手を出してどんどん多くの本を読んでいくという考えを持っているから。 ただ例外として、これだけは定期的に読んでます 旅猫リポート (講談社文庫) 作者:有川 浩 発売日: 2017/02/15 メディア: 文庫 私が持ってるのは単行本と絵本なんですけど ↓大まかなあらすじはここに書いてます(初期の感想だから下手だけど) ellery0y.hatenablog.com 表紙はコロ…

  • 【ちょい愚痴あり】解釈が難しい「忌館」三津田信三

    三津田信三さん。 ホラーとミステリーを融合させた作風が特徴で、新感覚の読書体験ができるので最近、読みふけっている作家さんです。 この前読んだのがこの作品 忌館 ホラー作家の棲む家 (講談社文庫) 作者:三津田信三 発売日: 2014/05/09 メディア: Kindle版 ちょっと、解釈が難しかったけどめっちゃ怖かったので さくっと語っていきたいと思います。 ★あらすじ 小説の選考会のメンバーに選ばれた著者の三津田信三 しかし、新人賞に奇妙な原稿が投稿される その応募者の名前は「三津田信三」 そう、著者本人から送られてきた原稿なのだが 著者はそんなものを送った覚えはないし、身に覚えもない ひっ…

  • 増幅していく嘘「少女地獄」夢野久作

    「ドグラ・マグラ」「いなかの、じけん」以来の夢野久作 少女地獄 (角川文庫) 作者:夢野 久作 発売日: 1976/11/29 メディア: 文庫 ↑私は夢野久作けっこう好きでコレクションしたいので文庫(米倉斉加年のカバーイラストのもの)で読んだのですが Kindleや青空文庫などで無料で読めるので下に貼っときます。 少女地獄 作者:夢野 久作 発売日: 2012/09/28 メディア: Kindle版 面白いですよ。 ★あらすじと感想 「少女地獄」は3部構成になっており 1部・何でもない 姫草ユリ子というひとりの少女が杵臼病院に看護師としてやとわれる 杵臼医院長もその家族も魅力的な彼女に最初は…

  • 第30回鮎川哲也賞受賞作「五色の殺人者」千田理緒

    最近、ネット麻雀で国士無双に2回連続で振り込むという不運を味わったので、しばらくは麻雀から離れてひたすら本を読みたいと思って読んだ推理小説。 五色の殺人者 作者:千田 理緒 発売日: 2020/10/10 メディア: 単行本 「五色の殺人者」鮎川哲也賞の受賞作 「?!」となるようなトリックが意外だった作品。 ★あらすじ 介護施設「あずき荘」の利用者、姫野一郎が後頭部から血を流した死体として見つかる。 捜査にのりだした警察が、あずき荘の利用者5人に逃走した犯人の服の色の目撃証言を聞くが「赤」「青」「緑」「白」「黒」とみんなバラバラなのだ。 服の色を見間違うには無理があるし、凶器もないので捜査は困…

  • 【嫌ミス】ギリアン・フリン「ゴーン・ガール」上巻感想

    ……こんなヘビーなミステリー小説だったんか。 映画化もして話題になった「ゴーン・ガール」私は気になりつつも観てなかった。 私は映画は先に原作を読む派だから映画を観ることができなかったのだけども、この前原作の上巻を読了しました。 ゴーン・ガール 上 作者:ギリアン・フリン 発売日: 2016/03/18 メディア: Kindle版 ★あらすじ ニューヨークでライターをしていたが電子の波により失業した34歳のニックは、奥さんのエイミーを連れて故郷ミズーリの実家に戻った。 金はないながらもほそぼそとやっていた二人のように見えたが、結婚5周年の記念日にエイミーは失踪する。 エイミーはさらわれたのか、亡…

  • 【小市民シリーズ】米澤穂信「春期限定いちごタルト事件」

    米澤穂信作品は「満願」「王とサーカス」「本と鍵の季節」と…あとなんか短編みたいなのを読んだことがあるからけっこう知ってると思うんですが、この「小市民シリーズ」は読んでなかった 昔、漫画で読んだことがあったと思うけど覚えてないので原作を買って読んでみた 春期限定いちごタルト事件 小市民シリーズ (創元推理文庫) 作者:米澤 穂信 発売日: 2013/10/18 メディア: Kindle版 ★あらすじ 目立たず騒がず、慎ましい小市民を目指すため恋愛関係にも依存関係にもならないが互いにフォローしあってる高校生の小鳩くんと小山内さん。 そんな小市民の二人だけど事件とつぜんやってくる 慎ましいはずの小鳩…

  • 【怪談シリーズ】井上雅彦「黒い遊園地」 工藤美代子「怖い顔の話」【短い感想】

    最近読んだ怪談本を短い感想でまとめようと思う。 まず一冊目 ホラーアンソロジー「黒い遊園地」 黒い遊園地 (光文社文庫) 作者:井上 雅彦 監修 発売日: 2004/04/14 メディア: 文庫 これはアンソロジーとなっており遊園地をテーマにした怖い話を読むことができるんだけどもどちらかというと、ホラーというよりも世にも奇妙な物語的な話が多いように感じた。 色んな時代や架空の世界の遊園地をテーマにしていたり、ショートショートだったり作家さんによって個性を感じるアンソロ。 私がこの本の中で怖かった話は飛鳥部勝則さんの「番人」 息子とともに遊園地に来た湯川だったが、メリーゴーラウンドから降りてきた…

  • イースターがテーマのウサギと鳥の絵本【ビアトリクス・ポター、小川未明、新美南吉、なかえよしを】

    4月4日はイースター(キリストの復活祭)ということで イースターをテーマにKindleで絵本や童話を読んだ その絵本などのひとくちメモ感想を書いていこうと思います。 ★ピーターラビット①/ビアトリクス・ポター 【対訳】ピーターラビット ① ピーターラビットのおはなし -THE TALE OF PETER RABBIT- 作者:ビアトリクス・ポター 発売日: 2014/02/05 メディア: Kindle版 まず一冊目、イースターはウサギということで定番の「ピーターラビット」 これ私が子供の頃、持ってたんだけど引っ越しとかで捨ててしまって改めて読んだのだけども、ピーターラビットってこんなハードな…

  • 【本格推理小説】「チャイナ橙の謎」エラリー・クイーン

    久しぶりのエラリー・クイーン ずっと気になっていた国旗シリーズの 「チャイナ橙の謎」をこの前、読了。 まあ、いつもの通り 推理小説系の小説は大した感想が書けないので覚書として記録。 ☆あらすじ ディヴァシー嬢は看護師でヒュー・カークの世話をしていた 気難しいヒューのおかげでストレスの貯まる毎日だったが ひとつだけ、癒やされる時間があった。 それは、ヒューの息子のドナルドの秘書オスボーンに会うことだった。 その日もドナルドの部屋の控え室でオスボーンに会って とうとうデートの約束にまでこぎつけた。 そして、ドナルドを取り巻く面々が登場する。 登場人物の各々の思いが交錯するなかとんでもない事件が起き…

  • 【怪談シリーズ】「山と村の怖い話」平川陽一【短い感想】

    山系の怖い話といえば「山怪」という作品があるのですが↓ 山怪 山人が語る不思議な話 作者:田中康弘 発売日: 2015/06/06 メディア: 単行本(ソフトカバー) 山とか神秘に包まれた怪談も大好きで 似たようなタイトルのこの作品も読んでみた。 山と村の怖い話 (宝島社文庫) 作者:平川 陽一 発売日: 2017/06/06 メディア: 文庫 「山と村の怖い話」これは、けっこう怪談慣れしてる私でも怖かったです この作品は 「山の不思議」 「村の怪異」 「不吉な因果」 「伝説の謎」の4つの章に分かれているのだけども やはりメインとなる山と村の怪談が非常に良い 山と村の怖い話と銘打ってるので山村…

  • 辛口評価「トマシーナ」ポール・ギャリコ

    この前、読み終わりました。 ポール・ギャリコは初読み。 でもポール・ギャリコは家の本棚に何冊か並んでいてファンタジーものを読みたい気分だったので「トマシーナ」を読みました。 トマシーナ (創元推理文庫) 作者:ポール・ギャリコ 発売日: 2004/05/25 メディア: 文庫 ★あらすじ 獣医のマクデューイは本当は人間の医師になりたかったのだが、親の方針で獣医になった。 もちろん、そんな動機では仕事にも誇りを持てないであろう 毎日毎日、たかが犬猫の治療をする日々 マクデューイは治療の見込みがない動物は容赦なく安楽死させるのが方針だ。 「無駄に長生きをさせて苦しませるなら死なせればいいだけ」 そ…

  • 四畳半神話大系のスピンオフ「四畳半タイムマシンブルース」森見登美彦

    さあ、読み終わったぞー「四畳半タイムマシンブルース」 四畳半神話大系の主人公、主人公が想いを寄せる明石さん 悪友の小津、下鴨幽水荘の主の樋口氏が帰ってきた…… と、言いたいところだけど私は森見登美彦氏のファンになって日が浅い なもんで「四畳半神話大系」をまだ読んだことがない 四畳半タイムマシンブルース (角川書店単行本) 作者:森見 登美彦 発売日: 2020/07/29 メディア: Kindle版 そんな私がこのスピンオフ作品の感想を無謀にも書いてみた ★あらすじ 主人公はとにかく冴えない大学3回生。 8月12日。 大学のクソ暑い下宿「下鴨幽水荘」で悪友の小津とだらだらと過ごしていた。 それ…

  • 【ネタバレなし】青柳碧人「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」

    日本昔話ミステリー「むかしむかしあるところに死体がありました」を読んでから、ずっと気になっててやっと読むことができた 「赤ずきん、死体と出会う。」 ★あらすじ 簡潔に書くと、赤ずきんちゃんが探偵で童話の世界で起こる殺人事件をバッタバッタと解決していくプラックユーモアミステリー。 全4章まであって 第一章「ガラスの靴の共犯者」 小川でシンデレラと出会った赤ずきんは魔女にドレスとガラスの靴を纏わせてもらい、舞踏会へ行くことになる。 が、その道中、かぼちゃの馬車で人を轢いてしまう。 焦る赤ずきんちゃんにシンデレラはやたら落ち着いた様子で 死体を茂みに隠してしまおうと提案し二人でやっとこさ隠して その…

  • 青柳碧人「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」

    日本昔話ミステリー「むかしむかしあるところに死体がありました」を読んでから、ずっと気になっててやっと読むことができた 「赤ずきん、死体と出会う。」 ★あらすじ 簡潔に書くと、赤ずきんちゃんが探偵で童話の世界で起こる殺人事件をバッタバッタと解決していくプラックユーモアミステリー。 全4章まであって 第一章「ガラスの靴の共犯者」 小川でシンデレラと出会った赤ずきんは魔女にドレスとガラスの靴を纏わせてもらい、舞踏会へ行くことになる。 が、その道中、かぼちゃの馬車で人を轢いてしまう。 焦る赤ずきんちゃんにシンデレラはやたら落ち着いた様子で 死体を茂みに隠してしまおうと提案し二人でやっとこさ隠して その…

  • 【ご当地怪談シリーズ】オキナワノコワイハナシ

    とにかく観てみてと言いたい琉球怪談シリーズ、アマプラで観れます ↓この作品って、沖縄の琉球放送ってところで放送しているようで いわゆる、沖縄のローカル番組みたいなものなのかな? オキナワノコワイハナシ1 メディア: Prime Video 最近、怖い話を渇望している自分がいて(ストレスかな) アマプラの怪談系統の動画を漁っていたら 毎度毎度、この作品がおすすめに出てくる うーん、チープさがいなめないと思いスルーしてたんだけど もうあまりの怪談物みたさに観たんですけど…いやー… 面白いやないか 最初に観たのがこの3作目なんですけど この3作目が特に面白かったのでここで少しあらすじを↓ オキナワノ…

  • 【怪談シリーズ】怪談呪い家族【短い感想】

    怪談・呪い家族 (TO文庫) 作者:山口敏太郎,中沢健,牛抱せん夏 発売日: 2015/06/01 メディア: 文庫 このまえ、読了した階段本。 山口敏太郎さんは作家さん 中沢健さんは小説家、脚本家 牛抱せん夏さんはYou Tubeでも配信している有名な怪談師 (怪談グランプリにも出てるよー) この御三方が集めた怖い話を堪能できるという アンソロジーともいうべき怪談本。 こういう本は大好きで家に何冊もあるのだけども これはそんなに怖くない…というか、ほっこりとした話が多い。 しかし、山口敏太郎氏の話はけっこう怖い話が多くて 寝る前の読書時間に読んでたけど、夜中にトイレに行くのが怖くなってしまっ…

  • 【怪談本シリーズ】短編怪談「鬼談百景」小野不由美

    小野不由美さんと言えば「残穢」!と支持するほどの 残穢過激派の私だけど、こちらの「鬼談百景」も読んでみた。 ellery0y.hatenablog.com こちら、短編集となっており やはりどれもゾクゾクする話ばかりで捨て話はなし また「残穢」の元となる話も載っている。 私が怖すぎるだろ…と思った話は 「どろぼう」 次々と子供を産み続けるご近所さん いつも、お腹が膨らんでいるんだけど ある日、会ってみるとそのお腹はへこんでいた その真相をそのご近所さんの子供から聞いてしまう という話と もうひとつ 「続きをしよう」 墓場で鬼ごっこをすることになった子供たち 最初は楽しく遊んでるが 一人ずつ怪我…

  • ブログの本のネタバレは是か非かという話と語彙力の限界

    どうだろうか? 私のブログはあらすじと、ネタバレ無しの感想を書くだけという感じでやってるんだけど それは、私があくまでネタバレ嫌いだからという理由でそういう書き方をしてるわけですが… まったく、ネタバレがないというのもつまらない気がする あと、読書感想ブログだとネタバレをどうするか考えてしまう。もちろんタイトルに「ネタバレあり」と載せるけど…読書ブログってネタバレありとなし、どっちがブログとして面白いんだろう。#ブログ書け— カップラーメン大好き@読書垢 (@dokusyoningen) 2021年3月3日 私もネタバレありのブログを読んだことはある あくまで文学とかネタバレ読んでも差し支えの…

  • 佐藤愛子「九十歳。なにがめでたい」

    「気がつけば、終着駅」でこの作家さんを知りこのエッセイを読んだ。 九十歳。何がめでたい 作者:佐藤愛子 発売日: 2016/08/01 メディア: 単行本 内容としては90歳の著者が年齢を重ねて思うことや 現代人と昔の方の考え方の違いについて語るというもの 例えばこのエッセイの一部を例に出すと 著者は雑誌でこういう質問を見つけた 「犬の散歩をしているとおじさんに怒鳴られました、ショックです。この気持ちをどうしたらいいんでしょうか?」 この質問に対して著者はこう思ったという 「だからなに?」 たかがオヤジに怒鳴られただけだろう 子供なら泣きながら親に言ったりするだろうけど 親だって「いちいち気に…

  • ジョン・スタインベック「ハツカネズミと人間」

    これも私が読書メーターで挑戦している「ガーディアンの1000冊読破」のなかの1冊なんですけどね… 読み終えたのは「怒りの葡萄」で有名なスタインベックの 「ハツカネズミと人間」 スタインベック「ハツカネズミと人間」読んだ😊農場を渡り歩いて働いているジョージとレニーだが知能に遅れのあるレニーが追い詰められていく様が辛く、結末のジョージがとった行動は筆舌に尽くしがたい。労働者たちの苦悩も描かれているヘビーな作品。#読書好きな人と繋がりたい#読了 #読書垢 pic.twitter.com/uqVuOR5qVP— カップラーメン大好き@読書垢 (@X9ISEjc7qVTbbDB) 2021年2月21日 …

  • ちょっとデザイン変えてみたんですけどどうですかね

    どうですかね… なんか、模様とか入っててガチャガチャしてたじゃないですか それが個人的に気に入らなくて無地にしてみた。 白でだいぶ見やすくなったかなあと思うのだけども… あと、ヘッダーのデザインを書いてみました。 タイトルも微妙に変えてみました。 あとは、このブログ開いたとき重いのが気になるのと もっとグローバルメニューの工夫をしたい… けど、あまり、パソコンの前にいる時間がなくて作業できない(;_;) ちょっと、暇を見つけたら いろいろ、いじってみよう。

  • ちょっとデザイン変えてみたんですけどどうですかね

    どうですかね… なんか、模様とか入っててガチャガチャしてたじゃないですか それが個人的に気に入らなくて無地にしてみた。 白でだいぶ見やすくなったかなあと思うのだけども… あと、ヘッダーのデザインを書いてみました。 タイトルも微妙に変えてみました。 あとは、グローバルメニューの工夫をしたいのだけど あまり、パソコンの前にいる時間がなくて作業できない(;_;) ちょっと、暇を見つけたら いろいろ、いじってみよう。

  • 「ほんまにオレはアホやろか」水木しげる

    いわずとしれた「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な水木しげるがかいたエッセイ 「ほんまにオレはアホやろか」昨日読み終わったんだけども ほんまにオレはアホやろか (講談社文庫) 作者:水木 しげる 発売日: 2016/04/15 メディア: 文庫 非常にためになった………っ! これは、水木しげるの半生 人と変わった少年時代、南の島の人達と出会った兵役時代、漫画家として食べていけるようになるまでの下積み時代が水木しげる自身の言葉で綴られている。 我が道を行く子供時代は昆虫を愛し誰よりも自由に過ごし 働くようになってからは「それは言ってはいかん」というような ことを言ってはクビになり 新聞配達の仕事をしながら…

  • 下ネタがもはや清々しいゾンビ映画「ゾンビワールドへようこそ」

    ゾンビものが好きでよく観るのですがやっぱそのなかでもよかったやつはこれ。 ゾンビーワールドへようこそ [Blu-ray]発売日: 2018/05/09メディア: Blu-ray ★あらすじ主人公はイケテないボーイスカウト3人組 ベン(優等生)カーター(童貞を気にしている)オギー(太っちょ)始まりはとある研究所。(なんの研究所かわからない)チャラいにーちゃんが研究所の片隅に寝かされた男に何の気なしに近づくが その瞬間足が男の生命維持装置のコードにひっかかり配線が抜けてしまう。維持装置からは「ピーーー」というあのイヤな音。にーちゃんは急いで男に人工呼吸を施そうとするがその男、口臭がヤバイ!臭すぎる…

  • 実は猫に噛まれてた

    ※この画像だとただ、ガーゼ貼ってるだけに見えるけど手をくるっと 裏返すとガーゼに血のシミができてます。 血とかはグロいからあんまり血が見えないように撮影した。 実は10日に火災報知器の点検があって その音にびびった猫に噛まれました、思いきり。八つ当たりされました。 (ストレスを受けた猫は突発的に飼い主とかに八つ当たり行動をしたりする、これを転嫁行動という) しかも、母と私、二人揃って。 噛んだのはこのブログのヘッダーの黒白猫ではなくもう一匹飼ってるオス猫です。 とにかく血がぼとぼと、部屋は殺人現場。 でも、猫に噛まれたら菌が入るので血はむやみにとめてはいけない 傷口を指でしぼりむりやり血を出し…

  • 「ダヤンのクリスマスまでの12日」池田あきこ

    猫のダヤンというキャラクターがいまして たぶん、絵を見たら見たことあるとなる人もいるかも。 こんなキャラなんですけども… ダヤンのクリスマスまでの12日 作者:池田 あきこ,佐藤 かずよ 発売日: 1990/10/01 メディア: 単行本 猫のダヤンはもともとは人間の女の子に飼われていたんですけど ひょんなことから、わちふぃーるどという世界に行ってしまいます。 そこで、様々な仲間と出合い、冒険し暮らしている猫なんですが この猫のダヤンシリーズは小説やレシピ本、旅行記(これは作者のエッセイ)などがでていまして、私の家にも何冊かあります。 で、読んだのが「ダヤンのクリスマスまでの12日」 ★感想 …

  • アニメの「サザエさん」…フェミニズム的な意見とかちょいちょいでるよね

    ※美味そうだけどサザエは苦手で食べれない いわずもがな国民的アニメの「サザエさん」の原作を読み始めて 今、24巻まで読んだ。 サザエさん 1巻 作者:長谷川町子 発売日: 2020/01/07 メディア: コミック アニメではやっぱ、いろいろクレームとかくるから自重してるけど やっぱり、サザエさんは原作がキモ。 現代の漫画でやるとなんか政治にうるさい人がしゃしゃりでてきそうなネタがたっぷりの際どい政治的皮肉やブラックジョークや 芸能ネタ、昔の言葉とか道具とかファッション、メイクなど 当時、流行していたものを知ることができて勉強になって楽しい。 キャラクターもだいぶアニメとはちがう。 ワカメちゃ…

  • 【ちょいグロいため閲覧注意】ホラー映画「テリファー」の軽い感想

    このイラストもこんな感想ブログに使われるって思ってなかっただろうなあ… ごめんな、観ちゃったよ 「テリファー」 ピエロが人を殺しまくるスプラッター映画 テリファー(吹替版) メディア: Prime Video 見てほしい、同じピエロなのに この落差よ… テリファー [DVD] 発売日: 2019/10/18 メディア: DVD ギコギコしちゃうぞ♪ だまっとけ、くるな、こっちに。 とりあえず…… ★あらすじ まず、顔をめちゃくちゃにされたと語る女性にインタビュアーが話を聞く。しかし、そのあとインタビュアーはその女性に楽屋で殺される。 場面はかわって ハロウィーンの夜、タラとドーンはダイナーで …

  • 「僧正殺人事件」 ヴァン・ダイン【ネタバレはなし】

    ひっさしぶりに古典ミステリー読んだ。 王道のヴァン・ダインの「僧正殺人事件」 僧正殺人事件 (S・S・ヴァン・ダイン全集) (創元推理文庫) 作者:S・S・ヴァン・ダイン 発売日: 2010/04/05 メディア: 文庫 (僧正とはチェスのビショップ。将棋の角行みたいに斜めに動ける。ちなみに将棋で私が好きな駒は飛車、麻雀牌は発) 私、ヴァン・ダイン作品は「グリーン家殺人事件」と 「カナリヤ殺人事件」が好きなんだけども ヴァン・ダインというと何?とマニアに聞くと 「名作だ」と答えるのがこの「僧正殺人事件」ですね。 というか、そもそも私はミステリーが好きなのに このブログにあんまりミステリーの感想…

  • 村上春樹 「一人称単数」

    村上春樹「一人称単数」を読んだのだけど やっぱり、村上春樹って難解だねって話。 ★あらすじ この作品、エッセイ風の短編となっており まあ、難解だねって言ったけど今までの村上春樹作品と比べると 格段に読みやすい。 今まで出会った女性の話や 学生時代に経験した不思議な出来事など著者自身か、創作はわからないけど少しだけ著者の経験談も入ってる感じがする短編集だった。 一人称単数 (文春e-book) 作者:村上 春樹 発売日: 2020/07/18 メディア: Kindle版 2020文藝春秋電子書籍ベスト100【文春e-Books】 作者:文藝春秋 発売日: 2020/12/18 メディア: Kin…

  • メーテルリンク 「青い鳥」

    メーテルリンクの「青い鳥」読みましたー(^^) 青い鳥 (新潮文庫) 作者:メーテルリンク 発売日: 1960/03/22 メディア: 文庫 いわゆる「幸せの青い鳥」ってやつで有名な作品 こちら、戯曲となっておりまして 戯曲っていわゆる脚本みたいなやつで 少し物語の風景とか人物造形とかそういうのが想像しにくかったけど 文字数じたいは少ないのでさらっと読めた。 ★あらすじ クリスマスイブの夜、貧しい木こりの子供のチルチルとミチルの兄弟は 裕福な子が楽しそうにクリスマスの祭りに参加してるのを 家の中で眺めているところから始まる。 その時、妖女が二人の前に現れる。 妖女は「青い鳥を探してきてほしい」…

  • ありがとうございます

    このブログ1ヶ月はまるまる書いてない 私生活でショックな事もありしばらく休んで いちおう、読書だけは続けてた(本読まないと気持ちが安定しない)ので 読んだ本はかなりたまってきてたんですね。 ショックな事があっても 気持ちを安定させるために本を読むってどれだけ読書狂いなのか… と、思うけど 気持ちも少し楽になってきたので書くかと思って 「ねこばん」の感想を書きました。 正直、1ヶ月も離れてたらもうさすがに 誰も見てないでしょう、こんな辺境のブログ…と思って ブログの管理画面開いたらプレビュー100突破してた こんなブログでも覚えててくれた方がいたんだなあと嬉しくなった ありがとうございます。 こ…

  • ねこばん 牧野忍

    「ねこばん」読了! この作品には癒やされた。たしか、ドラマにもなってたよなあ。 あらすじは、定年退職をした頑固者の根本勲60歳が なぜか、庭にたくさん集まってくる猫たちに翻弄されるうちに 今までの仕事一筋で家庭を省みることなかった自分を 猫の気ままさ、自由さを通し見つめ直すというもの。 ★感想 まず、この頑固者の勲さんが最初は猫に対して 「なんだ、お前らは好き勝手しやがって」って感じだったのに 猫の自由さはもちろん、可愛さにメロメロになって まるで自分の子供を可愛がるかのように 遊んだり、時には煮干しを一緒に食べたり… どんどん、猫に夢中になっていくおじさんのさまが可愛らしい。 奥さんは我関せ…

  • Twitterやめた

    はてなブログ、更新するたびにツイートしてたんですが なんか…SNSに疲れてしまってTwitterのアカウント消してしまった。 もともと私はSNSに向いてない人間で Twitterやなんかをやってるとあまりにも人が多くて 家にいるのに人混みにいる気分になってどうも疲れてしまう。 情報が多くて読んでいると頭がゴチャゴチャになって ストレスになってしまうこともある。 とりあえず本の感想ブログを作ったし誰にも 読んでもらえないとむなしいので なんとなくTwitterでツイートはしてたけど 上記のような理由で疲れてしまった。 だからといって、アカウント放置してたらあれだから 時々、ツイートしなくてはとか…

  • 大人向けの絵本「悪戯王子と猫の物語」森博嗣&ささきすばる

    悪戯王子と猫の物語 (講談社文庫) 作者:森博嗣 発売日: 2016/06/17 メディア: Kindle版 これを読み終えた。 正直、解釈が難しかった、私の解釈でらあらすじの説明を… 天使と使いの猫が下界に済む人間たちの 人間模様を一冊に納めた本を読むという作中作からはじまる物語。 短編…というか、ショートショートみたいになっている それぞれに題名がついていて 例えば 「奇遇」という話は 主人公の男性がタクシーに追突してしまう そのタクシーに乗っていたのは一人の女性で 気性は荒く「あんたくらいのまぬけはいないよ」と、啖呵を切った。 その女性が、現在はその、男性の奥さんである… みたいな 人間…

  • へんな古代生物

    読書はもともと好きなのですが 特に最近はまってるのが図鑑形式の本で 読んだのは「へんな古代生物」 へんな古代生物 special edition 作者:北園大園 発売日: 2013/05/24 メディア: Kindle版 文字通りへんな古代生物が 筆者の面白い解説ととももに勉強にもなるしクスリと笑える一冊。 ここからは 私が個人的にツボだったへんな古代生物三銃士の勇姿を紹介したい ☆ハルキゲニア カンブリア記に生息していたなんだかよくわからない生物 このイラストは私が2秒で書きましたがだいたいこんな生物。 このイラストではトゲトゲが上だけど実は逆だったという説もあるらしい。 しかも、頭は右側の…

  • 文章力をあげて成長するため目標を掲げる

    私のブログを読んでもらえれば分かると思いますが 文章力と語彙力がないですよね そして、本の感想もワンパターンですね。 それでも、本を読むのは好きだし 本を読むっていう行為じたいはそれほど難しくない 漢字もけっこう読める方だと思うし 難しい単語とかが、出てきても文字のニュアンスで なんとなく理解することはできる …が、自分の言葉でそれを表現するとなるとできない! 書いてるうちに話が逸れたり 自分が本を読んでいて感じたことを的確な言葉で表すことができない 人とやり取りするときもこんな感じで 読書サイトなどでありがたいことにコメントをもらったりしたときも 何度も返信を書き直して読み返して 意味は伝わ…

  • 【ご当地怪談シリーズ】兵庫の怖い話ージェームス山に潜む老紳士ー 宇津呂鹿太郎

    兵庫県って何があるんだろう…神戸は有名だけど…明石焼きとかなら知ってる。(アニメ「ナルト」の淡路にあるニジゲンノモリに行きたくてそのへんの名物を知りたくてネット検索して知った) そして、タイトルにある「ジェームス山」とは神戸は垂水区にあるらしく 上記の画像がジェームス山の近くらへんだそうです。 異国の雰囲気のあるきれいな場所じゃないですか。 …ナルト関連で兵庫県に興味があり手に取ったこの本 昨日読了したのですが、これは兵庫県の人から集収した怪談集になります。 兵庫の怖い話 ―ジェームス山に潜む老紳士― 作者:宇津呂鹿太郎 発売日: 2018/11/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) ざっ…

  • 文章のない絵本「ウエスト・ウイング」エドワード・ゴーリー

    久米田康治先生の「さよなら絶望先生」に 影響されてエドワード・ゴーリーという絵本作家を知りました。 さよなら絶望先生(1) (週刊少年マガジンコミックス) 作者:久米田康治 発売日: 2012/11/12 メディア: Kindle版 ⬆ コミックは和紙でできており、その和紙が足りず現在、絶版。 古本でしか売ってない。 電子なら読めるみたいだけど、やはり本なんですよ。 最近の久米田作品ならアニメにもなった「かくしごと」が最&高。 アニメもエンディングが大瀧詠一の「君は天然色」なのがポイント高し。 (さよなら絶望先生も激推し漫画なのでまた機会があれば書こうっと) で、そこから、ゴーリー沼にはまり …

  • なにひとつ解説などできない村上春樹「TVピープル」

    村上春樹作品って難解で これは一冊読んだだけでは分からない作家だと思って 理解できるまで読んでやろうと思って 「ねじまき鳥クロニクル」「ノルウェーの森」 「1Q84」「騎士団長殺し」「羊をめぐる冒険」 「アフターダーク」「海辺のカフカ」をざっと読みました。 それはもう必死にかじりついて読んでました。 で、「TVピープル」 TVピープル (文春文庫) 作者:村上春樹 発売日: 2016/10/07 メディア: Kindle版 こちらは短編ということで、さほど難解さもなく ファンタジーものとしてさらっと読めることができました。 表題作の「TVピープル」は ちいさなTVピープルという小人が主人公の家…

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