ゲート・シアターで演劇『The Pillowman』を観てきました。映画『イニシュリン島の精霊』で監督・脚本を務めたマーティン・マクドナが脚本を書いています。初演は2003年。日本でも翻訳されて去年、新国立劇場で上演されたようですね。私はマクドナの演劇を見るのは初めてですが、映画は『イニシュリン』だけでなく『スリー・ビルボード』と『セブン・サイコパス』も見たことあります。 主人公のカトゥリアンは400もの短編を書き溜めている小説家。作品の多くは子供が虐待されたり奇妙な殺され方をする陰惨なもの。その短編のストーリーに似た殺人事件が連続して発生し、カトゥリアンは逮捕され尋問される。隣の部屋には共犯…