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  • アカデミー賞受賞を記念して郵便ポストが金色に

    先日のアカデミー賞で、アイルランド人のリチャード・ベーナムさんが『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』で視覚効果賞を受賞しましたが、それを記念してAn Post が2つの郵便ポストを金色に塗り替えました。 1つはダブリンのタラにあるベーナムさんの実家近くの郵便ポスト。もう1つは彼が通ったバリファーモット・カレッジの前にある郵便ポストです。 前回は、東京オリンピック・パラリンピックの金メダリストにちなんで郵便ポストを金色に塗ったのでしたね。 しかし、バリファーモット・カレッジは優秀な人材を映画界に送り続けています。ここはアニメーション学科があるのですが、ベーナムさんもここの出身。『ウルフウォーカ…

  • ライアン・タブリディがレイト・レイト・ショーを卒業

    レイト・レイト・ショーの司会を14年間務めたライアン・タブリディが、今シーズンの終了をもって番組を卒業することが発表されました。 レイト・レイト・ショーは毎週金曜の夜にRTEで放送されている国民的トーク・ショーです。放送開始は1962年ですから、もう60年以上の歴史を誇ります。最初のホストはゲイ・バーン。彼が1999年に卒業し、そのあとを継いだのがパット・ケニー。そして、2009年に現司会者のタブリディにバトン・タッチしました。 レイト・レイト・ショーの次の司会者はこの夏に発表されるそうですが、開始から3代男性が続いたので、今度は女性になるのではないかといわれています。ミリアム・オキャラハン、…

  • ロバのジェニー

    映画『イニシェリン島の精霊』でコリン・ファレルに寄り添っていたロバ。あれがジェニーです。親友に絶交を言い渡されたパドリックを精神的に癒します。ジェニーは役名ですが、本名も同じだそうです。アイルランド生まれです。 ジェニーはミニチュア・ドンキーの中でもとりわけ体が小さく、荷物の運搬などの使役にはあまり役に立ちそうにありません。ファレル扮するパドリックはそんなジェニーをかわいがります。そんなところに、あまり知的とはいえないけれども情に厚いパドリックの性格がよくでています。 先日のアカデミー授賞式でも司会のジミー・キンメルがジェニーを連れて舞台に登場しました。 キンメル「こちらはミニチュア・ドンキー…

  • イングランドで飼い猫のマイクロチップ装着が義務化される

    この前の月曜日から、イングランドでは飼い猫にマイクロチップを埋め込むことが義務化されたそうですね。飼い主は2024年10月までに処置を済ませる必要があります。マイクロチップを埋め込んでないことが見つかった飼い主は、21日以内に処置を行う必要があります。これを怠った場合は、最大500ポンドの罰金が課されるそうです。 生後20週になる前に埋め込む必要があります。マイクロチップには連絡先が記録され、ペットのデータベースにも登録されるそうです。 イングランドには役900万匹の飼い猫がいると推定されており、そのうち230万匹がチップ未装着だそうです。 マイクロチップ装着の費用は20ポンドから50ポンド。…

  • バラッカー首相がやらかした

    3月17日のセント・パトリック・デーにはアイルランド首相が訪米して、アメリカ大統領と会談するのが恒例となっているのですが、どうやら今年はバラッカー首相がやらかしてしまったようです。 バラッカー首相は23年前、トリニティ大学の学生のときにアメリカにわたり、ジャック・クイン共和党議員のもとでインターンとして働いたことがあるそうです。 今回の訪問でワシントンDCのジョージタウン大学で開かれたイベントで講演を行ったのですが、当時を振り返って、「あの頃、ワシントンでインターンとして働くことを心配する親はいたに違いない」みたいなことをジョークとして言ったわけです。これはもちろん、クリントン大統領とモニカ・…

  • アカデミー賞の発表とアイルランド・ジョーク

    先日、アカデミー賞の発表がありましたが、9つのノミネートを獲得していた『イニシェリン島の精霊』は残念ながら無冠に終わりました。受賞の可能性があると言われていたのは助演女優賞のケリー・コンドンと作曲賞でしたが、どちらも『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』に賞をさらわれました。 今回、アイルランド映画やアイルランドの映画関係者は14のノミネートを得ていたのですが、見事に賞に輝いたのは短編映画賞の『An Irish Goodbye』と視覚効果賞のリチャード・べーナムさん(『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』)。ベーナムさんはダブリンのタラの出身です。 『An Irish Good…

  • モリー・マローンの世界で最も触られた回数の多い乳房

    昨年の秋、愛知県にジブリパークがオープンしたわけですが、そこに展示されたキャラクター像の胸を触り、その写真をSNNに投稿するといった行為が物議を醸しているようであります。 それで、一部のメディアが取材を申し込んだところ、ジブリパーク側が「ノーコメントとさせていただきます」と回答したことから、一部の人々がヒートアップ。性犯罪をイメージさせる写真の投稿なのにその対応はなんだ、ということのようであります。千と千尋の湯婆婆の有名なセリフを引き合いに出し、「そこは『お客様とて許せぬ』だろ」という人もいて、これはちょっとうまい。 もちろん、ジブリパークは被害者なのに、と擁護する声もあがっています。 さて、…

  • ボヘミアンズとパレスチナとコービン

    フィブスボロにデイリーマウント・パークというサッカー場があって、そこを本拠地としているのはボヘミアンズというアイルランドの最上位リーグで戦うチームです。このチームが、パレスチナの子供たちを支援するために、パレスチナ・アウェー・ジャージーというのを先月売り出したんですね。ジャージーというのはユニフォームのシャツのことです。 このシャツは白地にパレスチナ・カラーの緑と赤と黒がデザインされており、襟のところには鳩の絵が入っています。これは、ボヘミアンズとパレスチナ・スポーツ・フォー・ライフという慈善団体のコラボによるもので、シャツの売り上げの10%は、ウェストバンクにあるタラクレム難民キャンプのスポ…

  • 大盛況のスミスフィールド馬の市

    今日は3月の第一日曜ということで、半年に一度のスミスフィールド馬の市がありました。以前は毎月第一日曜に開かれていたんですけど、いろいろ問題があって2013年から年に2回の開催となっています。 年に2回になった当初は閑散としてしまったんですよ。広場の周りを柵で囲ってものものしい雰囲気ではありました。 さて、今回の馬の市は非常に盛況でした。前回の9月がどうだったかちょっと記憶にないんですけど、最近こんなに人や馬が集まったことはありません。柵もなくなってフレンドリーな雰囲気です。広場には人がいっぱい。馬もたくさん来ていました。あたりには動物の匂いがむんむんです。 アイルランド情報 人気ブログランキン…

  • ニューカッスルに行きました

    週末に一泊でニューカッスルに行ってきました。イングランドの北東部を訪れるのは初めてです。 もともとの予定はニューカッスル対ブライトンの試合を見ることでした。ところが、ニューキャッスルがFAカップで勝ち進んだせいで、この試合がキャンセルになってしまったのです。行くのをやめようかとも思ったのですが、フライトチケットは払い戻し不可能ですし、ニューカッスルの町を一度は見てみたいということで行ってきました。 ニューカッスル空港からはメトロが出ていてシティ・センターまでのアクセスは簡単です。11時頃にシティについたのでしばらくお散歩。タイン川にかかるハイ・ブリッジを見に行きます。タイン川は谷底に流れている…

  • ニューカッスルに行きました

    週末に一泊でニューカッスルに行ってきました。イングランドの北東部を訪れるのは初めてです。 もともとの予定はニューカッスル対ブライトンの試合を見ることでした。ところが、ニューキャッスルがFAカップで勝ち進んだせいで、この試合がキャンセルになってしまったのです。行くのをやめようかとも思ったのですが、フライトチケットは払い戻し不可能ですし、ニューカッスルの町を一度は見てみたいということで行ってきました。 ニューカッスル空港からはメトロが出ていてシティ・センターまでのアクセスは簡単です。11時頃にシティについたのでしばらくお散歩。タイン川にかかるハイ・ブリッジを見に行きます。タイン川は谷底に流れている…

  • コーガン? キョーアン? キョーガン? ついに決着がつきました

    Evoke というアイルランドの芸能サイトというか女性向け情報サイトがあるのですが、そこにバリー・コーガンの記事が載っていました。 evoke.ie 彼の苗字である Keoghan をどう発音すべきか。彼自身は g を発音すると言っています。つまり、日本語表記としては「キョーガン」が一番近いようです。 記事の中では「彼の名前を一般的な読み方で発音しているとしたなら、あなたは間違っている」「私たちの多くはgを黙字として扱いたい誘惑にかられる」と書いていますので、一般的に言えば、彼の苗字は「キョーアン」と読むことでアイルランド人の合意はとれているようです。 しかし、彼自身ははっきり「g は発音する…

  • ラップトップPCを買いました

    4年ぶりくらいに日本に一時帰国しようかと思っているのでラップトップPCを買いました。今持っているラップトップは遅くなってしまってほとんど使っていないのだが、確認してみると9年前に買ったものだった。それは遅くなるはずだ。 まず、ジャービスのカリーズに行って物色。今使ってるASUSのラップトップが悪くなかったので、今回もASUSにすることに。950ユーロくらいの性能のいいやつにしようと思って店員さんに「これ買います」と言ったのだが、あいにく在庫切れ。3月の中旬まで待たないといけないと言われたので断念しました。 それで今度はアーノッツの地下の電化製品売り場へ。カリーズに比べると品揃えは少ないのだが、…

  • バリー・コーガンがBAFTAで助演男優賞を受賞

    『イニシェリン島の精霊』で主人公の風変りな隣人を演じたバリー・コーガンが、BAFTA (英国アカデミー賞) の助演男優賞を受賞しました。 コーガンは、TVドラマ『Love/Hate』のネコ殺しの少年役で注目を浴び、その後はハリウッドのブロックバスターやアート系の映画にひっぱりだこ。ダブリン出身の30歳。 生い立ちが複雑で、母親が薬物中毒で彼が12歳のときに他界。13軒の里親の家庭を転々とした後、おばあちゃんや叔母や姉に育てられた。 昨日のBAFTAの受賞スピーチを訳してみました。短いながらも気持ちの伝わるダブリン訛りのスピーチです。 www.youtube.com (猫背になってポケットをあち…

  • 授乳をとがめられた女性の反撃

    この女性はマーガレット・シノットさん。シノットさんは4歳と6歳の子供が水泳を習っているので、UCDのスイミング・プールに週に2回か3回通っているそうです。シノットさんにはもうひとりお子さんがいて、その子は7か月。その子と一緒に幼児向けのプールで遊んでいたのです。 子供がむずかりだしたので、プールの縁に座っておっぱいをあげ始めました。そのプールにはほかには誰もいなかったそうです。しばらくするとスタッフの人がやってきて、お話がありますと話しかけてきます。英語でそのまま書くと「I need to address something with you」と言われたそうで、これはちょっときつい言い方ですね…

  • ノートルダム・ファイティング・アイリッシュとKKK

    以前、アメリカのノートルダム大学の「ファイティング・アイリッシュ」というニックネームについて記事を書いたことがありますが、その由来について今日のアイリッシュ・タイムズのフランク・マクナリーさんのコラムに新たな情報が書かれていたのでご紹介したいと思います。 www.irishtimes.com 前回の私のブログ記事では、諸説ある中で最も有力なのは「第3代の大学学長を務めたウイリアム・コービー神父が、南北戦争時にアイリッシュ系兵士で構成される旅団の従軍聖職者だったから、というもの。」と書きました。 今回のマクナリーさんのコラムでは別の説が紹介されています。まず「アイリッシュ」の部分。これは、プロテ…

  • ”ゴールデン・ヴィザ”が急遽停止に

    アイルランドには俗に”ゴールデン・ヴィザ”と呼ばれる富裕層向けヴィザ・プログラムがあったのですが、その申し込みが昨日終了となりました。決定したのは一昨日のことですから突然といってもいいと思います。アナウンスしてから実際の停止までに時間があると、かけこみ申請が増える可能性があるので、それを警戒したということです。停止の理由は中国からの申請が急激に増えているからのようです。 このプログラムは正式には移民投資家プログラム(IIP)と呼ばれます。個人資産が200万ユーロある人が対象になります。アイルランドの会社に100万ユーロ投資するか、50万ユーロ(場合によっては40万ユーロ)を寄付することが条件と…

  • 2022年に見た映画

    2022年は11本の映画を見ました。 Belfast (2021 年、イギリス) 邦題:ベルファスト 2/8 at Light House Cinema 監督: ケネス・ブラナー 出演: ジュード・ヒル、カトリーナ・バルフ、ジェイミー・ドーナン、ジュディ・デンチ 北アイルランド紛争時のベルファストを舞台にした映画。ストーリーの中心はプロテスタントの労働者階級の一家。主人公は末っ子バディー。両親と兄、そして父方の祖父母と暮らしています。紛争に翻弄されながらも、家族の絆やコミュニティとのつながりを大切にしながら日々を送る様子が描かれます。重たいテーマですが、思っていたよりは軽いタッチのハートウォー…

  • デイリーマウント・パークで蚤の市

    先日、近所を歩いていたら、こんなポスターが目にとまりました。 フィブスボロで蚤の市があるようです。場所はデイリーマウント・パークの駐車場です。ポスターの一番上のところに、「ボヘミア・フリー・マーケット」と書いてありますが、これはデイリーマウント・パークがボヘミアンズFCのホーム・グラウンドだからでしょう。 このマーケットは LE Zeitgeist Flea Market という組織が運営しているもののようです。この組織は去年はうちの近所の学校の校庭を借りて月に一回ぐらいの割合で蚤の市を運営していました。今年から場所を代えてということなのでしょうか。 というわけで昨日の日曜日に行ってきました。…

  • ブリジッドという名前の復活はあるのか

    聖ブリジッドの日の話を先日書きましたが、今日はブリジッドという名前について。 アイルランド人の男性のことを総称してパディー (Paddy) と言うのはご存じと思いますが、アイルランド人の女性のことを総称してブリジット (Bridget)ということもあります。アイルランドの 3人の守護聖人のうち女性はブリジッド (Brigid) であり、BridgetはBrigidのスペル違いの名前として最も一般的なものですから当然といえば当然なのですが、使用頻度はパディーに比べると圧倒的に少ないようです。 さて、この名前は19世紀にはとても一般的な名前だったようですが、最近はアイルランドでブリジッド、またはそ…

  • アイルランドに来てから30年たちました

    先月末でアイルランドに住み着いてから30年が経ちました。1993年の1月末にきて、最初はたしかダンレアリのB&Bに泊まったのでした。最初にしたことで覚えているのは、オコネル橋のそば、エデン・キーにあった映画館で「ホーム・アローン2」を見たこと。最後尾にはカップル用の2人掛けの椅子がありましたね。今はラフター・ラウンジというコメディ劇場になっています。 先日いろいろ整理をしていたら、昔乗っていた車の写真がでてきたので、それを見ながら30年を振り返ってみたいと思います。 まず、こちら。ルノー4です。アイルランドに来てから2年ほど経った1995年の12月に「Buy & Sell」という雑誌で探して買…

  • 聖ブリジッドの日

    私はいつも家にいるので曜日の感覚がないっちゃーないのですが、いつも行っている近所のコーヒーショップが平日は8時半開店なのに週末は9時なので、そのあたりは気を付けています。ところが今週の月曜日の10時頃にその店に行ったら閉まってるんですよ。人通りも少ないし、どうやらバンク・ホリデーらしいというのはわかりました。 しかし、2月にバンク・ホリデーなんてあったっけ、と思っていましたら、今年から始まった祝日のようです。その名もセント・ブリジッド・デー (聖ブリジッドの日)。 聖ブリジッドの日は2月1日ですが、2月の第一月曜が休日となります。ただし、2月1日が金曜にあたる場合はその金曜が休日になるそうです…

  • テイトー・ポテトチップスの件でイギリスの国会議員がおこられた話

    トム・タジェンダットというイギリス保守党の国会議員がいます。昨年夏の保守党党首選(リズ・トラスが当選したとき)にも立候補していたので、かなりの大物議員といっていいでしょう。現在は安全保障担当の国務大臣をやっています。 この人が月曜日に「It’s Tayto time」というコメントとともに食べかけのポテトチップスの写真をTwitterに投稿したんですよ。ところがこれはアイルランド共和国のテイトーの袋だったのです。 It’s Tayto time. pic.twitter.com/GLUd827MnX — Tom Tugendhat (@TomTugendhat) 2023年2月6日 ご存じの方…

  • タラの丘の聖なる石が落書きされる

    タラの丘にある聖なる石が不届きものに落書きされたそうです。 タラの丘はご存じのとおり、かつてはアイルランドの政治的・精神的な中心地であるとみられている場所。鉄器時代の要塞跡が残されており、王座の中心部にあるのがこの立石。6世紀ぐらいまではこの石の上で上王の戴冠式が行われていたと伝えられています。 黒っぽいペンキで大きく FAKE と書かれていますね。事件が発生したのは2/6の夜から2/7の朝方にかけてとみられています。ナヴァンの警察が捜査を進めていますが犯人は見つかっていません。 ミース県議会のニック・キリアン議員は「この神聖なる場所の冒涜は許しがたい」とおっしゃっています。「観光地としても影…

  • ジョー・ウォルシュ・ツアー

    ダブリンにお住まいの方はジョー・ウォルシュ・ツアー(JWT)という旅行会社の名前を一度は聞いたことがあるかと思います。この会社はダブリンのハーコート・ストリートに本社を置く、カトリックの巡礼地へのツアーを専門とする会社です。巡礼地というのは、フランスのルルドとかポルトガルのファティマとかですね。マリア様が出現したとされている場所です。あと、ボスニアのメジュゴリェという場所にもマリア様が表れたとされ、JWTも巡礼ツアーを催行していますが、こちらはカトリック教会に正式には認められていない巡礼地だそうです。 最近また私はオンラインの売ります・買いますサイトでバッジをいくつか買ったのですが、たまたまジ…

  • アカデミー賞ノミネーション: アイルランド映画の当たり年

    今年のアカデミー賞のノミネーションが発表されましたが、アイルランド映画は合わせて14という記録的な数のノミネートを獲得しました。 マーティン・マクドナー監督・脚本の『イニシェリン島の精霊』は9つのノミネートを受けました。監督賞、脚本賞、作品賞、編集賞、作曲賞に加え、コリン・ファレルが主演男優賞、ブレンダン・グリーソンとバリー・コーガンが助演男優賞、ケリー・コンドンが助演男優賞にノミネート。 あらすじ: 1923年、アイルランドの小さい平和な孤島・イニシェリン島に暮らすパードリックはある日、親友のコルムから突然絶縁を告げられる。長年友情を育んできたはずだった彼が何故突然そんなことを言い出したのか…

  • イギリス人が発音を迷う単語トップ10にアイルランド人女性の名前4つがランクイン

    Slotbox という会社が Google 検索に基づいて、イギリス人が発音に迷う単語ベスト10を発表したのですが、そのうち4つがアイルランド人の女性の名前でしたというお話。 evoke.ie 堂々の1位に輝いたのは Aoife。読み方はイーファですかね。意味は Beauty (美)。有名人としてはイーファ・ウォルシュというファッション・モデルがいます。 第2位は Saoirse。読み方はサーシャ。意味は「自由」。有名人には女優のシアーシャ・ローナンがいます(ローナンの場合、日本ではシアーシャという表記で定着しているようです)。 続いて、Niamh (ニーヴ)とSiobhan (シヴォーン)が…

  • Argos がアイルランドから撤退

    アーゴス (Argos) がアイルランドから撤退するそうです。Argos はイギリスの会社ですが、1990年代の半ばにアイルランドに進出してきました。ダブリンのジャービス・ショッピング・センターに店を出したんですね。 Argos の特徴は店舗内でのカタログ・ショッピングということです。ショッピング・センターの中とかに店舗を構えてはいるのですが、商品はほとんど陳列されていないのです。カタログで買いたい商品を選び、カウンターみたいなところで注文すると (最近いったことがないのでわかりませんが、タブレットみたいなので注文するようになっているのかもしれません)、バックヤードからベルトコンベアに乗って商…

  • アップマーケットな韓国料理店

    ダブリンにも何軒か韓国料理店があります。パーネル・ストリートにある Kimchi はもう老舗の部類に入るでしょうか。それから、Luas のジャービス駅の近くにあるハンサン。ここは昔ハンヤンという名前だったので私は今でもハンヤンと呼んでしまいます。 最近、私がよく行っているのはハンヤンの近くにあるポッチャという店。ここはファストフードの店のように気軽に入れる店。二階に座席もあって、私はいつもポーク・キムチ弁当を食べます。 あとは、ケーペル・ストリートのアリス。ここもときどき行きます。 これらのお店に共通するのはどれも庶民的なお店ということではないでしょうか。街中華という言葉がありますけど、街韓国…

  • クリアリーズ百貨店の再オープン

    オコネル・ストリートのクリアリーズ百貨店の再オープンが近いようです。 1月17日の火曜日に仮オープニングみたいな形で1階部分が一般に開放されました。まだお店は入っていなくて、クリアリーズの歴史や建物の建築的な価値についての展示が行われています。 私はいまダブリンのストリート・クロックの写真を撮って回っているのですが、クリアリーズの時計も復元されてお披露目されました。クリアリーズが閉店する前は、待ち合わせ場所として最も有名だったのがこの時計の下だったんですね。 パディー・ドイルの『ザ・コミットメンツ』でもこの時計は言及されています。ザ・コミットメンツがジミー・ラフィンの『恋に破れて』を練習してい…

  • ロンドン1泊旅行に行きました

    22日から1泊でロンドンに旅行に行ってきました。 日本に住む友人がスペインに旅行に行くのに、ロンドンでトランジットするとのこと。1日あるので会わないかとの連絡があったので、私もそろそろ旅行いきたいなあという気分でしたので急遽行ってきました。2006年以来だから16年ぶりのロンドン。 友人とはガトウィック空港で待ち合わせ。電車でヴィクトリア駅へ。話題の丸亀製麺でごはんを食べようということになり、タクシーでピカデリー・サーカスの近くまで行きました。バスでも行けたと思うんだけど、どのバスに乗っていいかわからなかったので。 丸亀製麺では、私はうどんを食べずにテリヤキ鳥モモ丼を頼みました。メニューを見て…

  • 盗まれたフリーハグの白熊くんが戻ってきた

    ウィックロー・ストリートにコーヌコピア (Cornucopia) というヴェジタリアンのレストランがあります。私も一度行ったことがありますが、値段も手ごろでとてもおいしいです。 このレストランでは、20年近く前からクリスマスの時期になると大きな白熊のぬいぐるみを入口近くに置き、お客さんがハグできるようにしていたそうです。 ところが、先週の木曜日ことですが、この白熊くんが盗まれてしまったんですね。フードをかぶった男がひったくって持ってっちゃたそうなのです。 www.dublinlive.ie レストランはInstagramに、「昨日の9時半ごろ、当店の白熊くんがフードを被った男に誘拐されてしまっ…

  • 「いこる」という動詞について

    下ネタ注意報が発令されています。 私は香川県西部 (愛媛に近い方) の出身なのですが、小学生の頃に友達との会話で頻繁に使っていた動詞に「いこる」というのがあります。私たちが使う「いこる」の意味は「男性器が勃起する」です。小学生・中学生男子ですから、この単語の使用頻度はそれは高いわけです。私たちは「立つ」とか「大きくなる」とかいう言葉を使うことはほぼなく、勃起することはとにかく「いこる」と言っていました。「 ところが、ある日、母方の叔父さんがウチに遊びに来ていて、何かを焼こうと豆炭に火を点けようとしていたんですが、火が点いたとたんに「お、いこったのお」と言ったんです。そのとき私は「この人はいきな…

  • ソフト・ドリンクお断りのパブ

    北アイルランドはベルファストにあるビトルズ・バー (Bittles Bar) というパブは、おいしいギネスを出すことで有名だそうです。 先日、あるお客さんがこのパブにいって、コーラを頼んだそうです。そしたらオーナーのジョン・ビトルさんに「このパブはお酒を飲む人専用なんだ」と断られたそうです。 このお客さんがこの出来事をSMSに投稿したところ、そりゃひどいパブだということで大炎上。 それで、アイリッシュ・インデペンデント紙の記者がビトルさんに取材しに行ったんですね。 ビトルさんによると、ビトル・パブは多い時はギネスが1日に700杯出るそうです。「ウチはテーブルの数も少ないし、コーラのお客さんは理…

  • チャリティ・ショップで買った絵葉書

    アイルランドにはチャリティ・ショップがいっぱいありますね。私はチャリティ・ショップを見かけると、そして時間があれば、なるべく入るようにしています。私はバッジとかしょうもないものをいろいろ集めているので。 先日もケーペル・ストリートの Irish Cancer Society のショップに入ったところ、ちょっと昔のアイルランドの絵葉書がいっぱい置いてありました。これは宝の山だということで、75枚ほど購入しました。1枚50セントでした。 だいたい1970年代から80年代、または90年代初めぐらいに作られた絵葉書ですね。POSコードが入っているものもあればないものもあります。Webサイトが記載されて…

  • テスコがついにスミスフィールドにできた

    先日、ウチの近所でこんな広告を見かけました。 「スミスフィールドよ。ついにこの地にやってきた。テスコより」と書かれた広告。「どこにあるかはわかってるよね」とも書かれているんですが、知らんがな。どこかなあ、と思って調べてみたら、Luasのスミスフィールド駅のそばの新しい建物の1階にできていたのです。Express (小型店舗) ですけどね。 この場所には Distillers Building という名前のジェムソン・ウイスキーの建物が建っていました。それを Linder という車のディーラーが本業の会社が買って、SOHO向けの事務所にしていたのでした。実は私の会社も3年ほど一室を借りていたこと…

  • 賛否両論を巻き起こしたAldiのクリスマスCM

    クリスマス時期になりますと、特にスーパーマーケットなどの小売りの会社は凝ったCMを制作して私たち消費者を楽しませてくれます。 今回いろいろと話題になっているのはドイツの安売りスーパーマーケット、Aldi (アルディ) のクリスマス広告です。 www.youtube.com 主人公はニンジン一家のいたずら好きな男の子、ケヴィンです。家族はケヴィンがW杯に夢中になっているうちに、彼を置いたままパリ旅行に出かけてしまいます。そこへ泥棒がやってきます。まあ泥棒と思ったのはケヴィンだけで、実はサンタだったのかもしれませんが。とにかくケヴィンは泥棒を退治するために知恵を働かせながら孤軍奮闘します。賢明な方…

  • アイランズ・エッジのほろ苦いCM

    昨年ぐらいに新しく発売されたアイランズ・エッジというスタウト・ビールがあります。製造元はハイネケン。大企業のブランドですから、宣伝もバンバン打ってます。これまでは、おそらく若い人をターゲットとした明るくて楽しい雰囲気のCMを出していましたが、1か月ほど前から一味違ったCMを出してきていて、これが話題になっています。 www.youtube.com とあるアイリッシュ・パブで客の1人がバーマンに「アイランズ・エッジってどんな感じなの?」と尋ねます。バーマンは「苦みが少ないんだよね(Less bitter)」と答えます。そこでカウンターに座っていた客が「私と同じだね」と受けて自分語りを始めます。 …

  • ちゃんとした靴を買いました

    ここ10年くらいは靴はTKマックスでしか買ったことがなかったのですが、久しぶりにちゃんとした靴屋で靴を買いました。アーノッツの靴売り場です。 アーノッツの靴売り場はいろんなブランドの靴を置いてあるセレクト・ショップみたいになっているのですが、今回私が買ったのは Barbour のデッキシューズ。 Barbour はイギリスのアウトドア衣料品の会社です。読み方は「バーバー」でいいと思うのですが日本ではなぜか公式に「バブアー」と表記するようです。デッキシューズを買ったのは人生で初めてです。120ユーロの値札が付いていましたが、2割引きで96ユーロ。 それから、やっぱりTKマックスに行って、Loak…

  • ロイ・キーンのサイパン事件から20年

    カタールW杯がたけなわですが、20年前の日韓W杯にはアイルランドも出場していました。日本でも当時そうとう話題になったかと思いますが、アイルランドで今でも語り継がれるのがサイパン事件。主将のロイ・キーンが監督のミック・マッカーシーと衝突してチームから離脱して帰国してしまったんですね。 先日、RTE でも当時を振り返るドキュメンタリーが放映されました。アイルランドにお住まいの方は次のリンクからご覧いただけると思います。 www.rte.ie これは、表面的にはよくある選手と監督の衝突のようにも見えますが、実はもっと奥が深い。イギリスとアイルランドの歴史的な経緯にまで遡るような話なのです。 1986…

  • アルディで働くお兄さんをうんざりさせる会話

    スーパーマーケットのレジ係として最近まで働いていたルイス・ジョーンズ君が「お客さんに毎回言われてうんざりするジョーク・ベスト3」という動画をTikTokにアップロードしてばずったそうです。 アルディでシフトに入るたびにお客さんに同じジョークを言われていたそうなんですね。毎日1万回ぐたい聞いたとジョーンズ君は主張しているのですが、この数字はちょっと大げさかも。 その1。レジで商品がスキャンできないとき、「スキャンできないのは、たぶん無料の商品だからね」という人。ジョーンズ君はこのジョークを面白いと思ったことは一度もないそうです。一度もです。心の中で「そんなわけないでしょ」と思うそうです。 その2…

  • 親善試合: アイルランド 1 – 2 ノルウェー

    いやあ、次の日曜から W 杯が始まるんですね。なんとなくもうちょっと先の感覚でしたが。いつもより気分が盛り上がっていません。今回はシーズンの途中で開催されるからかな。 今日は親善試合がいっぱいあって、日本はカナダに1-2で敗れましたが、アイルランドもノルウェーに同じスコアで負けてしまいました。ノルウェーのハーランドは怪我のため出場しませんでした。 41分にノルウェーはウーデゴール (アーセナル) のコーナーキックを、イーガンのマークをうまく外したエスティゴーア (ナポリ) が頭で決めて先制。 アイルランドは69分に中途半端なクリアボールに反応したブラウンが目の覚めるようなミドルシュートを決めて…

  • カドベリーの Heroes から Twirl ミニバーが消えた

    またお菓子の話ですみません。 カドベリーが出しているチョコバー詰め合わせセットの Heroes から Twirl のミニバーが消えたというのです。かわりに入っているのが少し大きい標準サイズのTwirlのチョコバーです。 ソーシャルメディアには困惑した消費者の声が寄せられています。その中のひとりは、「え、大きい Twirl が入ってるんだけど、これは当たりか何か? それともミニサイズのが足りなかったのかしら。」 カドベリーの親会社のモンデリーズによりますと、サプライ・チェーンに問題が発生しており、小さいTwirlの生産が追い付かなっているそうです。ただし、Heroes に入っているチョコレートの…

  • 恋の花咲くヒューストン駅

    先月の終わりごろ、アイルランドで話題になったツイートがありました。アイルランド西部に住むマーガレット・リーヒーさんのツイートです。 ダブリンのヒューストン駅で列車を待つ間、マーガレットさんは駅の構内にあるパブでグラスを傾けていました。隣の席に男性と女性が座ります。初めてのデートのようです。男性はコークからの列車、女性はゴルウェーからの列車でやってきました。 I'm having a drink in Heuston Station and the man and woman at the next table are on their first date. I'm going full Ma…

  • シャルル・ド・ゴール空港で18年間暮らしたイラン人

    奇人変人というと失礼な言い方かもしれませんが、いつも町を浮遊している不思議な人がいます。以前もUCDを住処にしているオールド・マン・ベルフィールド氏のことを書きました。 tarafuku10.hatenablog.com 学生でもないのにトリニティ大学に入り浸っていた日本人のマテオさんや、腰にぶらさげた大きな鍵を銃に見立てて、西部劇よろしくバンバンと人を撃つマネをする通称 Bang Bang さんという人もいました。 アイルランドではそうした人をStreet Characterという言い方をします。通りにいる個性的な人ぐらいの意味でしょうか。 もちろんアイルランド第二の都市であるコークにもいら…

  • 「マスクさん、急に在宅勤務禁止って無理っすよ」

    イーロン・マスクさんがよっぽどのことじゃないかぎりTwitter社員の在宅勤務を禁止することにしたそうですが、ダブリンでも混乱が起きております。 こちらは、ビデオゲーム雑誌に寄稿するフランス人記者の方のツイート。伝聞の形でTwitterのダブリン・オフィスで働く人のメールを紹介している。 この方はTwitter社に雇用されている人ではなく、契約会社の社員として常駐している人みたいだが、月曜からダブリンの中心部にあるオフィスに出社して仕事すること、と言われたらしい。そして、「そんなこと急に言われても無理なんすよ」と嘆いている。 というのも、いまアイルランドは住宅不足でたいへんなんですよ。借りれる…

  • ハイネケンが一気に値上げ

    ハイネケンがパブに卸すビールやサイダーの樽の値段を大幅に上げるそうです。 www.irishmirror.ie 理由は製造コストの上昇。いやあ、最近のインフレはすごいですね。私はだいたい外食なんですが、レストランの値段もどんどんあがる感じです。 ハイネケンはコークに大きな工場をもってまして、ハイネケン以外にもいくつかブランドを抱えています。クアーズ、フォスター、ビーミッシュ、マーフィーズ、アイランズ・エッジ、ビッラ・モレッティ、そしてサイダーのオーチャード・シーヴズなどです。 ハイネケンとクアーズが1パイント換算で17セントあがります。その他のブランドも同じ比率で上がります。これにVATがかか…

  • 佐久間製菓の廃業

    缶入りのサクマ式ドロップを製造販売する佐久間製菓が廃業することが発表されました。理由は、安価製品との競合、その他のヒット商品に恵まれなかったこと、さらに新型コロナウイルスの感染拡大による需要減だそうです。 news.livedoor.com そこで私もジャービスの裏あたりにあるコリアン・ショップでサクマ式ドロップの復刻版を買ってきました。蛍の墓の節子の絵が入っているやつです。このコリアン・ショップは昔はハンヤンと言っていましたが、今はハンサン (Han Sung) というのですね。以前からサクマのドロップ売ってるなあ、と思ってみていたのですが、やはり廃業と聞いては買わずにいられません。 佐久間…

  • 歩道を走るダブリン・バス

    昨日のテレニュア付近での出来事。交通渋滞にはまっている一般市民のドライブ・レコーダーに記録された映像です。 www.youtube.com 歩道に乗り上げて走るダブリンバス。右側の車輪も自転車専用レーンにかかっています。どうもこの部分だけバス専用レーンがないみたいで、この先にはあるらしいんですね。バスの運転手さんは「いける!」と判断したんでしょうね。バスを時刻表どおりに運行しなければ、という責任感の強い運転手さんだったのかもしれませんが、その責任感が裏目に出てしまったようです。 これは午前中に発生した事件だったのですが、午後にはダブリン市議会の交通委員会での議題ともなりました。アイリッシュ・タ…

  • ボーランドのジャファ・ケーキ

    前にも書きましたが、アイルランドで私が一番大好きなお菓子はタノックスのティー・ケーキです。まあ、タノックスはスコットランドの会社なんですけどね。 しかし、最近の物価の値上がりでタノックスのティー・ケーキも6個入りで3ユーロ近くするようになってしまいました。 2番目に好きなのがジャファ・ケーキです。『ザ・コミットメンツ』でジョーイ・ザ・リップスが「ダブリンのソウル・フード」と称したスイーツです。スポンジ・ケーキの上にオレンジのジャムを載せ、それをチョコレートでコーティングしたものです。ジャファというのはパレスチナ産のオレンジの品種です。 アイルランドで売ってるジャファ・ケーキの2大メーカーはマク…

  • アイルランドの女の子の名前:Fiadh/Fia

    30年アイルランドに住んでいても、初めて聞くアイルランド語由来のファースト・ネームというのがあります。 昨日、オコネル・ストリートのイーソンズの文房具コーナーに行ったら、いろんな名前が入ったクリスマス用靴下を売っていました。その中に Fiadh というのがあって、これは初めて見聞きする名前だったので調べてみました。 そうすると、2020年の journal.ie の記事が見つかって、けっこう詳しく書いてありました。 読み方はカタカナで書くと「フィア」のようです。最後の dh は黙字なのですね。意味は複数あって、「尊敬(respect)」「野生(wildness)」「美しい鹿(beautiful…

  • Twitter社の大量レイオフ

    イーロン・マスクさんが Twitter 社を買収して、世界的に大量レイオフが発生しておりますが、アイルランドも例外ではありません。 アイルランドは英語を話す国であり、いろいろな税優遇策を打ち出して海外企業を誘致していることから、アメリカの IT 会社の多くがヨーロッパの本拠地をアイルランドにおいています。 Twitter社はダブリンのオフィスに500人ほどを雇用していたのですが、金曜日に半分以上が解雇されたとのことです。 www.irishtimes.com ダブリンのオフィスは金曜日は臨時で閉鎖されたようで、解雇された人には会社のメール・アドレスではなく個人のメール・アドレスあてに通知が届い…

  • バウンティーのないセレブレーションズ

    アイルランドにおけるクリスマスの必需品の1つはスイーツの詰め合わせボックスだそうです。人気の高いのはロージーズ、そしてクオリティー・ストリートなど。これらはチョコやキャンディーの1粒が個別包装されているタイプです。 そのほかに、市販のチョコバーのミニタイプが詰め合わせになっているものもあります。その例がセレブレーションズ。 セレブレーションズを販売しているのはマーズ・リグレーという会社ですので、この会社のチョコバーがいろいろと詰め合わせられているわけです。マーズ、ツィックス、スニッカーズ、マルティーザーズなどです。 ところが今年のクリスマス商戦では、一部のセレブレーションズで試験的にバウンティ…

  • Shein のポップアップ・ショップ

    ジャービスのショッピング・センターに数週間前から Shein というロゴの入ったピンクの看板が出ていて、新しい店が入るんだなあと思っていたのだが、昨日オープンしていた。 Shein というのが何なのか私はまったくしらなかったのだが、中国のファストファッションブランドらしい。ただ、オンラインでの販売が主で、ジャービスの店舗はポップアップ・ショップ。来週の火曜日(8日)には閉店するとのこと。 このブランドは有名らしくて、アイリッシュ・ミラーやFM104のサイトでも記事になっていた。昨日は入場制限でけっこう人が並んでましたね。圧倒的に安いらしい。 ジャービス・ショッピングセンターには昔フォーエバー2…

  • Red Bubble で買う絵葉書

    私はアイルランドの絵葉書を集めているのですが、最近 Red Bubble というサイトを見つけて、そこからいろいろ買っています。 写真家やイラストレーターが自分の作品をアップロードして、購入者が注文すると、オンデマンドで印刷して郵送してくれるサービスです。 絵葉書やポスターなどの紙モノだけでなく、Tシャツなどの衣類やマスク、携帯電話のケースやピンバッジ、マグカップやクッションなどのホーム用品など、70を超えるグッズが用意されています。 私が買った絵葉書はこんな感じ。 値段はアーチストによって若干変わりますが、1枚だけ買うと2.50ユーロぐらい。3枚以上、10枚以上、50枚以上とまとめて買うと単…

  • アイリッシュ・スラングとミームのピンバッジ

    ロイ・キーンのバッジを買いました。ロイ・キーンはいつも怒っています。 選手時代も闘将として有名でしたが、解説者になってからも舌鋒するどくチームや監督、選手を批判しています。バッジに書いてある「It’s your job」というのは、2年ほど前にスカイ・スポーツの解説でマンUのGKのデ・ヘア選手をこき下ろしたのですが、そのときにロイが使った言葉。性格には「That’s his job」と言ったようですが、このときのデ・ヘアに対する長広舌の批判を要約するフレーズであるとともに、ロイの性格を一言で表すのにうってつけのフレーズでもあります。 www.youtube.com このバッジは、ジョージ・スト…

  • ダブリン・バスの広告 (2022年7 – 10月)

    ダブリン・バスの広告の写真を101枚集めてスライドショーの動画にする第三弾。できあがりました。 www.youtube.com 今回は7月から10月ということで、夏の間はソフトドリンクやアイスクリームの広告が目につきましたが、9月からの新学期に向けては教育関係の広告も多かったです。 BGMは、前回と同じく「しゃろう」さんの『ローファイ少女は今日も寝不足』にしました。のんびりした曲調がいいのと、101枚をちょうど並べることができるので。 アイルランド情報 人気ブログランキング - 海外生活ブログ

  • デジタルスタンプ

    An Post (日本でいう日本郵便みたいな会社です) が「デジタルスタンプ」なるものの販売を開始しました。 www.irishtimes.com An Postのアプリから購入すると12桁の英数字が発行されます。それを従来切手を貼ってた場所に手書きで書き込めばOK。世界初の試みらしいです。 通常の切手を貼った場合と同様に翌日配達です。 ただしちょっとお高い。普通の封書ですと通常は€1.25ですが、デジタルスタンプは€2します。とりあえずは国内宛ての封書のみで使用できますが、今後は国際郵便でも使えるようにしたいとのこと。 アイルランド情報 人気ブログランキング - 海外生活ブログ

  • ポケ

    昨日の木曜日、スミスフィールドに新しいレストランが開店しました。ナットバター (Nutbutter) という店です。 ヘルシーなメニューを用意した気軽に入れるレストランという感じです。グランド・キャナル・ドックにもお店があるようです。 メニューはタコスとかボウルとか。ボウルというのはブラウンライスをベースに野菜などを盛り合わせたヘルシーな丼もののようです。 注文は店員さんがとってくれるのではなくて、自分でアプリをダウンロードしてスマホから注文するんですね。クレジットカードを登録して支払いもスマホで済まします。ちょっと手間取りました。 私はポケを頼みました。ハワイの海鮮丼みたいなやつです。 これ…

  • アイルランド女子サッカー代表のW杯出場が決定。しかし問題発生。

    昨日(10/11)の夜、グラスゴーでサッカー女子代表のアイルランド対スコットランド戦がありまして、アイルランドが1-0で勝利。これにより、来年オーストラリアとニュージーランドで開かれる女子W杯にアイルランドが出場することが決まりました。アイルランドは初出場。 アイルランドは数日前にドネゴール県で起きた爆発事故の犠牲者をしのんで黒いアームバンドを巻いてプレイ。試合前には1分間の黙とうがささげられました。決勝点を決めたのはドネゴール出身のアンバー・バレット選手。ゴール・セレブレーションではひざまづいてアームバンドに手を置き、犠牲者に敬意を表しました。 ところが、試合後にある事件が発生し、優勝祝賀ム…

  • テイトーパークの新しい名前が決定しました

    アイルランド随一のテーマパークであるテイトーパークの新しい名前が決まりました。エメラルド・パークだそうです。これは、アイルランドが「エメラルドの島 (Emerald Isle)」と呼ばれており、テイトーパークのあるミース県も緑いっぱいの場所だからだそうです。名前が変わるのは来年1月1日から。 ポテトチップスのテイトーが開園以来12年にわたって冠スポンサーだったわけですが、その契約が今年末で切れるということです。 テイトー・ブランドのオーナーだった食品会社社長のレイ・コイルさんが工場の隣にテイトー・パークを開きました。コイルさんは食品会社の方は売却してしまい、テイトー・パークを主な事業にしていた…

  • コートを着てると20%オフ

    アイルランドでも電気代が高騰しているわけですが、それに対抗するためにダブリンのあるパブが新しい販促企画を始めました。 このパブはフィブスボロの交差点にあるドイルズ・パブ。毎週火曜日は暖房を入れないことにしたそうです。その代わり、火曜日は店内でコートを着ている人には20%オフ。ただし、この割引はテーブルでの食事にのみ適用されるそうです。なのでパイント1杯飲むだけだとだめみたいですね。 www.dublinlive.ie 電気代の高騰と戦うパブはドイルズだけではありません。うちの近所のオスカー・パブの話も記事になっていました。オーナーのローナン・フラッドさんによると、火曜の午後、あるお客さんが延長…

  • 2022/23ヨーロッパ・ネイションズ・リーグB第6戦: アイルランド3– 2アルメニア

    2022/23ヨーロッパ・ネイションズ・リーグB第6戦(最終戦)、アイルランド対アルメニアの試合が昨日 (9/27)、ダブリンのAVIVAスタジアムで行われまして、アイルランドは3-2で勝利しました。 www.youtube.com アイルランドは18分にコーナーキックからイーガンがヘッドで先制。イーガンは2試合連続の得点です。52分にはオバフェミがボックス外からミドルシュートを決めて2-0。試合内容としてもアイルランドが支配しており、このまま楽に勝てるかと思いましたがそうはいきませんでした。 アルメニアは71分と73分に立て続けに得点し、試合を振り出しに戻します。 試合終了間際になってアルメ…

  • なぜ福建省福州市の警察出張所がケーペル・ストリートにできたのか

    中国福建省福州市の警察出張所がダブリン7のケーペル・ストリートにできたという。福州市はこうした出張所を既に21か国30か所で開設しており、中国のほかの市も同様の施設を展開している。 表向きの理由はわかりやすい。海外に住む同市出身の中国人にさまざまな行政サービスを提供するためである。運転免許証の更新や犯罪履歴がないことの証明書発行などである。特に、この2年はコロナのせいで帰国がままならなかったため、こうしたサービスへの需要は高まっているらしい。 福建省は移民の多い地域で、福州市の出身者はアイルランドにも数多く住んでいるとのこと。 しかし、人権活動家は中国のこうした動きに深刻な懸念を抱いている。海…

  • 2022/23ヨーロッパ・ネイションズ・リーグB第5戦: スコットランド 2– 1 アイルランド

    2022/23ヨーロッパ・ネイションズ・リーグB第5戦。スコットランド対アイルランドの試合が昨日 (9/24)、グラスゴーのハンプデン・パークで行われまして、アイルランドは2-1での逆転負けを喫しました。 www.youtube.com アイルランドは18分にコーナーキック後のゴール前での混戦から主将イーガンが押し込んで先制。 しかし、後半になってスコットランドが攻勢に出ます。49分にクリスティーの左からのクロスをヘンドリーが頭で合わせて同点に追いつきます。82分にはスコットランドのコーナーキックをブラウンが手で扱ってしまいPKの判定。これをクリスティーが中央右に決めてそのままスコットランドが…

  • 乾電池を55個飲み込んだ女性

    www.dublinlive.ie 60代の女性が乾電池を飲み込み、ダブリンの緊急病院で手当てを受けたという記事。手当をした医師の報告書によれば、腹部レントゲンの結果、女性の腹部にたくさんの乾電池が存在することがわかった。まず自然排便による除去を試みたところ、1週間で5つの乾電池が排泄された。 1週間に一度レントゲンを撮っていたのだが、残りの乾電池は腸内を降りてこず、胃袋は恥骨付近まで膨張してきていた。女性は腹痛を訴え始めたので、医師は外科手術を行うことを決断。胃袋から46個の乾電池を取り出した。結腸にあった残りの4個は肛門から押し出す措置が取られた。 固着した食べ物や遺物は内視鏡を使って95…

  • 今週末に予定されていたアズランのコンサートが延期に

    今週の土曜日にアズラン (Aslan) のコンサートがダブリンの3Arenaで行われる予定だったのですが、リード・シンガーのクリスティー・ディグナムさんの体調不良により延期になりました。 ディグナムさんは2013年にガンと診断され、それ以降は体と相談しながら音楽活動を続けてきたわけです。今はアミロイドーシスという日本でも難病に指定されている病気と闘っているそうです。これは、「アミロイド」と呼ばれる蛋白が全身の臓器の細胞外に沈着する疾患だそうです。 www.dublinlive.ie コンサートの延期が発表されたのは昨日のこと。今週になってドクター・ストップがかかったようです。ディグナムさんは相…

  • 絵葉書の本『Return to Sender』と『In Hinde-Sight』

    20世紀後半のアイルランドの絵葉書産業におけるツートップといえば、リアム・ブレイクが率いるリアル・アイルランド社とジョン・ハインドがメイン・フォトグラファーを務めたジョン・ハインド社ですね。 先日、オコネル・ストリートのイーソンに行ったら、こんな本を売っていました。 ポール・ケリーさんの『Return to Sender』と『In Hinde-Sight』です。ジョン・ハインドのポストカードの写真と同じ場所にいって、今の写真を撮り、並べて表示していくという企画です。ケリーさんの短いコメントがそれぞれについています。 ケリーさんはカリフォルニア生まれなのですが、お父さんがロスコモン県の出身。お父…

  • ジェレミー・クラークソンのブリティッシュ・ジョーク

    アイルランドとイギリスの仲の良さを示す心温まるエピソードをご紹介します。 10年以上前ですが、『トップギア』の公開収録が初めてアイルランドで行われたときのことです。司会のジェレミー・クラークソンがダブリンのRDSに集まった聴衆にむけて、「この国の道路は俺たちが作ったんだよな」と挑発します。普通に考えればこれは「帝国主義時代にイギリスが作ってやったんだよな」と解釈できます。 しかし、クラークソンはこう続けます。「いやいや、俺はEUの補助金のことを言ってるんだよ」。当時はまだ英国もEUに加盟していたし、アイルランドもお金なくてEUから補助金をもらって道路などのインフラを整備していました。 すかさず…

  • イギリスの郵便ポストに刻まれる国王の装飾頭文字

    エリザベス女王が旅立たれ、チャールズ3世が即位されました。一つの時代が終わり、新しい時代が始まるわけですが、これに伴い、いろいろな変化があるようです。たとえばイギリスの国家は「God Save The Queen」から「God Save The King」に変わります。クイーンズ・イングリッシュという言い方もキングズ・イングリッシュに変える必要があるのかもしれません。またイギリスの紙幣にはエリザベス女王の肖像が使われていますし、切手にも横顔があしらわれています。これもチャールズ国王のものにかわっていくのでしょう。 郵便関係が趣味の私にとって気になるのは郵便ポストに描かれる装飾頭文字です。チャー…

  • エリザベス女王のご薨御

    9月8日木曜日、イギリスのエリザベス女王が旅立たれました。 発表があったのは午後6時半ごろ。私はツイッターで知りました。RTEはちょうど6時のニュースの最中だったのですが、内容を切り替えて放送していました (1時間遅れで放送するRTE+1というチャンネルがあるので私もそちらで見ました)。 もちろん事前に容態がよくないという情報がありましたので、現地にいる記者からのレポートもあり、事前に用意された女王の生涯を振り返る編集映像も流されました。 RTEの編集映像ですから、女王とアイルランドのかかわりにも触れられていました。女王のいとこであるマウントバッテン卿がIRAに暗殺された件、彼女の治世の約半分…

  • バッジをいっぱい買いました

    最近またオンラインの「売ります・買います」サイトでいろんなものを購入しています。だいたい郵便で送ってもらいますが、近場であれば取りにいったりします。そうでもなければ行かない場所に行くのも楽しいです。 先日は購入したバッジを取りにキルデア県レイクスリップに行ってきました。レイクスリップに来たのはたしか1994年に仕事でインテルの事業所に来た時以来ですから28年ぶりですかね。 それで、購入したバッジがこちら。 枕カバーにバッジが170個ほど留めてあります。アイルランドのチャリティ関係のバッジが多いです。お値段は全部で35ユーロ。1つ20セントほどですから、これは本当にお買い得だったと思います。 そ…

  • トランスジェンダリズムをめぐる紛争

    題名に使ったトランスジェンダリズムは、一言で言えば、身体的な特徴が男性か女性かにかかわらず、自分の性別は自分で決定できるという主張です。 アイルランドでここ数日話題になっているのが、ある学校の先生がトランスジェンダーの生徒をTheyという代名詞で呼ぶことを拒み、学校や裁判所ともめている話です。トランスジェンダーの人は自分のことを指すのに通常のSheやHeではなく、別の代名詞を使ってほしいと指定することがあります。この生徒の場合はTheyだったようです。 この先生はウェストミース県のウィルソン・ホスピタル・スクールで教鞭をとるイーノック・バーク氏。今年6月の学校創立260周年のお祝いの席において…

  • アイルランド初の Lego 専門店がオープン

    今日、8月18日、アイルランド初の Lego 専門店がダブリンのグラフトン・ストリートにオープンしました。 昨日のアイリッシュ・タイムズに店舗のスニーク・プレビューが掲載されていました。 www.irishtimes.com 記事によりますと、店内はダブリンをテーマにした飾りつけのようです。ダブリン・カラーである水色のユニフォームを着た巨大なカムギ選手、プールベグ発電所の2本の煙突、AVIVAスタジアム、ハーペニー橋と2人のバスカー、ボーラン奏者にもヴァイキングにも見える人形などが飾られています。もちろん、すべて Lego 製です。カムギ選手 (Shiobhan "シボーン" という名前です)…

  • アビー・シアターで「Translations」を観劇しました

    先週の土曜日にアビー・シアターに演劇を見に行きました。「Translations」という劇です。アイルランドの劇作家、ブライアン・フリールの1980年の作品。 舞台は19世紀前半のドネガル県の小さな村。ヘッジ・スクール (カソリックの人向けの非合法の学校。当時はプロテスタント以外の学校は禁じられていたので) に集う村人たち。村人たちは基本的にアイルランド語しかしゃべれない (劇の上では西アイルランド訛りの英語が話される)。そこに、校長の息子がオーウェンが6年ぶりにダブリンから帰ってくる。オーウェンは友人と称して2人のイギリス軍人をつれてくる。この2人はアイルランドの地図を作製する任務を与えられ…

  • 蚤の市で買ったもの

    最近、近所の小学校で毎月蚤の市が開かれています。この蚤の市には Le Zeitgeist という名前がついています。Zeitgeist というのはもともとドイツ語で、「時代の精神」みたいな意味だそうです。読み方は「ザイトガイスト」です。 で、よせばいいのにまた余計なものを買ってしまいました。 写真の上側がアイリッシュ・インデペンデント紙の額縁入り広告です。マッチのクロースアップの写真に「The close up on Sport」と書いてあります。火をつけるマッチと試合のマッチを掛けているということなんでしょう。私も見覚えのある広告です。売ってくれた人によると、アイルランドに飲食店の屋内禁煙が…

  • 女子ラグビー: 日本代表対アイルランド代表の試合の生中継があります

    前回に引き続き女子ラグビーの話です。いま、女子ラグビーのアイルランド代表が日本に行っています。8月20日と27日に日本代表とテストマッチを行うそうです。 アイルランドでもこの2試合が生中継で放送されることが発表されました。放送するのがTG4というアイルランド語のテレビ局です。 TG4はGAAスポーツ (ゲーリックフットボールやハーリング) の中継はもちろんやるのですが、外来スポーツであるラグビーの中継もよくやっています。RTEでやるには注目度が足りないクラブ・ラグビーの試合ですね。レンスターやマンスターがスコットランドやウェールズのクラブと戦うリーグ戦の試合とかです。 実況や解説はもちろんアイ…

  • トランス女性選手に関するアイルランド・ラグビー協会のガイドライン

    トランス女性が女子競技に参加することについていろいろと議論が起きていますが、アイルランドのラグビー協会がトランス女性選手に関するガイドラインを発表しました。 IRFU updates Transgender guidelines. ‘This is a particularly sensitive area, and it is important that respect is shown to all members of our rugby family and the wider community.’https://t.co/IjMhVRtqeC pic.twitter.com/cM…

  • ダブリン・ライターズ・ミュージアムの閉館

    パーネル・スクエアにあるダブリン・ライターズ・ミュージアムが閉鎖されるそうです。最初のロックダウンの影響で2020年3月に一時的に営業休止して以来、一度も再開することなく閉館することが決まりました。 www.dublinlive.ie ダブリン・ライターズ・ミュージアムは、ダブリンに関連の深い作家の記念品などを展示したこじんまりとした博物館でした。 この施設を管理するアイルランド観光局 (Failte Ireland)によりますと、展示内容や展示方法が最近の観光客の期待に応えられるものではなくなったことが閉館を決めた大きな理由。確かに最近のこの手の博物館は、インタラクティブな仕掛けとか凝ったオ…

  • ガーシーさんとシンフェイン党の棄権主義

    先の参院選でNHK党から出馬したガーシーさんこと東谷義和さんが当選されました。東谷さんは現在ドバイ在住。日本には帰らず、ドバイから芸能界、経済界、政界の闇を暴露していくといいます。いろいろ議論はあるようですが、選挙前から国会には出ないと宣言し、海外から活動していくことを明確にしていたわけで、それをよしとした有権者によって選ばれたのですから、私は個人的にはアリと思っています。 昨日、Youtubeの動画を見ていたら、同じNHK党の参議院議員である浜田聡議員が、ガーシーさんにからめて北アイルランドのシンフェイン党議員のイギリス国会登院拒否について話していました。 www.youtube.com シ…

  • パイント・グラスの認証マーク

    ガソリンスタンドの給油機のメーターが独立機関の認証を受けてるのは知っていましたが、パイント・グラスも同じように認証を受ける制度があるのは知りませんでした。まあ、パブでビールを買うときは量り売りで買うわけですものね。こちらのツイートで知りました↓。 Did everyone else already know this or am I just easily amused? pic.twitter.com/tbrJ8tq3nl — Justine Stafford (@JustineStafford) 2022年8月6日 ウチにあるパイント・グラスを見てみると、確かにマークが入っています。たとえ…

  • ダブリン・バスの写真を101枚集めてみた: 第二弾

    ダブリン・バスの横腹に掲出されている広告を101件集めた動画を4月にアップロードしましたが、その第二弾を作りました。 www.youtube.com 今回は4月から7月までの間に撮った写真で構成しました。前回と同様に映画や演劇の広告が多かったですが、春から初夏という季節もあって、アイスクリームの広告やソフトドリンクの広告が目立ちました。あとは、旅のお誘いの広告ですかね。 BGMは、フリーBGM界の第一人者「しゃろう」さんの『ローファイ少女は今日も寝不足』という曲にしました。しっとりとしたピアノ曲です。101枚の写真を収めるのに長さもちょうどよかった。 とりあえず、第三弾の準備も始めています。 …

  • ツイッターで怒られるガリー・リネカーさん

    先週の土曜日に女子サッカー欧州選手権が行われ、私もテレビでちょっと見ていたのですが、イングランドがドイツを2-1で下して優勝しました。おめでとうございます。 クロイ・ケリー選手が延長で決勝ゴールを決めてイングランドが逃げ切ったわけですが、ケリー選手がシャツを脱いでスポーツ・ブラでゴール・パフォーマンスでしたことが話題になりました。これについて、日本の名古屋グランパス・エイトでもプレイし、BBCのマッチ・オブ・ザ・デイのプレゼンターを務めているガリー・リネカーさんがおもしろおかしくツイートしたことで怒られが発生しています。 www.telegraph.co.uk 「Kelly is Englan…

  • 安倍さんの追悼帳に記帳してきました

    先週、安倍元首相がお亡くなりになりました。月曜日に友人から連絡があり、日本大使館で追悼帳への記帳ができるということで、昨日の火曜日に行ってきました (残念ながら昨日までです)。 安倍さんは、外交面や経済面で大きな力を発揮されたとは疑いようのない事実だと思います。長期政権だったこともあり海外のリーダーからの信頼も厚かったようです。また、安倍さんの経済政策により大学卒業生の就職状況が大幅に好転したことは、複数の大学関係者のかたが SNS で発信していらっしゃいます。 また、安倍さんは安全保障という議論の割れる問題についてもリスクを恐れずチャレンジされました。さらに、「戦後レジュームからの脱却」とし…

  • ストーニーバター・フェスティバルの蚤の市で買ったバッジ

    もう2週間以上前になりますが、ストーニーバター・フェスティバルというのがありました。これは、ウチの近所のストーニーバターというヴィレッジ(商店街)で毎年行われているもの。開催は金土日の3日間。 私は土曜と日曜の2回行ったのですが、日曜の方がだんぜんもりあがっていました。日曜は通りが歩行者天国になっていて、屋台もいっぱい出ていました。行くなら日曜がおすすめです。 さて、近くの小学校でフェスティバルに連動して蚤の市もやっていて、20軒ぐらいお店が出ていました。 私はバッジを2つ買いました。 一つ目はこちら。Natural Gas のサッカー関係のバッジ。「Irish Supporters, Bes…

  • 飲食店のチップに関する新しい法律

    私は飲食店に行ったときはだいたい10%ぐらいチップを払いますかね。タクシーに乗ったときは払ったり払わなかったり。散髪などでは払ったことはありません。 さて、アイルランドでは、チップに関する法律が改正されることになりました。最近、一部の飲食店ではお会計のときにサービス料金なるものを要求されるそうです。このサービス料金は事実上断ることはできません。そして、このサービス料金がそのままスタッフのチップになっていないこともあるそうです。雇用主は最低賃金を支払わずにチップで埋め合わせしたりするという場合などがあるそうです。 そこで、今回の法律改正では、お会計時にサービス料金を請求する場合は、その全額をスタ…

  • 2022/23ヨーロッパ・ネイションズ・リーグB第4戦: ウクライナ1 – 1 アイルランド

    2022/23ヨーロッパ・ネイションズ・リーグB第4戦。ウクライナ対アイルランドの試合が火曜日の6月14日、ポーランドのウッチで行われまして、試合は1-1で引き分けました。この試合はウクライナのホーム扱いです。 www.youtube.com アイルランドは前半31分に、21歳のセンターバック、ネイサン・コリンズ選手が後方から中央をドリブル突破してそのままシュート。これがきまって先制します。いやあ、これはすごいシュートでした。 ウクライナも後半早々に同点においついて、そのまま引き分けにおわりました。 6月の4連戦、アイルランドは1勝2敗1分けにおわりました。初戦のアルメニア戦で負けたのがいたか…

  • 2022/23ヨーロッパ・ネイションズ・リーグB第3戦: アイルランド3 – 0 スコットランド

    2022/23ヨーロッパ・ネイションズ・リーグB第3戦。アイルランド対スコットランドの試合が昨日の6月11日、ダブリンのAVIVAスタジアムで行われまして、アイルランドは3-0で快勝しました。 www.youtube.com 1点目は20分。マクレーンのコーナーキックからファーでダフィーが頭で落としてブラウンが押し込みました。 2点目は28分。オバフェミの中盤からの浮き球のパスを、ディフェンスラインの裏に抜け出したパロットが頭で合わせました。 3点目は51分。オバフェミの目の覚めるようなミドルシュート。 他球場の結果はウクライナ3-0アルメニア。ウクライナが勝ち点6でトップ。アイルランドとスコ…

  • 2022/23 ヨーロッパ・ネイションズ・リーグ B 第2戦: アイルランド 0 – 1 ウクライナ

    2022/23ヨーロッパ・ネイションズ・リーグB第2戦。アイルランド対ウクライナの試合が昨日の6月8日、ダブリンのAVIVAスタジアムで行われまして、アイルランドは1-0で敗れました。 www.youtube.com 後半入ってすぐに、サイドライン際からのFKがそのままゴールに吸い込まれてウクライナが先制。そのまま逃げ切られました。試合自体は互角の戦いでしたが、アイルランドはダフィーのヘディングぐらいしか得点のにおいがしませんでしたね。これで2戦2杯。ケニー監督は苦しい立場に追い込まれました。 次のアイルランドの試合はネイションズ・リーグの第3戦、6月11日の対スコットランド戦@ダブリンです。…

  • ヴィンテージQSLカードで動画をつくりました

    オークションで古い QSL カードをまとめて買った話を以前このブログでも書いたことがあるのですが、そのカードの写真を撮って動画にしました。650枚ぐらいありました。 www.youtube.com QSLカードというのは、アマチュア無線の交信証明書で、交信した相手から交信したことの証明として郵送してくれるカードのこと。QSLは何かの略というわけではなくて、国際無線の世界ではQを頭文字とする3文字の略記号というものがあって、QSLというのは「受信証(QSLカード)を送ることができますか」(問いかけ側)、「できます」(応答側)という意味だそうです。 音楽は海外のフリーBGMサイトから無機質なブレー…

  • 2022/23ヨーロッパ・ネイションズ・リーグ B 第 1 戦: アルメニア 1 – 0 アイルランド

    2022/23ヨーロッパ・ネイションズ・リーグB第1戦。アルメニア対アイルランドの試合が先週土曜日の6月4日、アルメニアの首都エレバンで行われまして、アイルランドは 0 - 1で敗れました。 アルメニアのFIFAランキングは92位。47位のアイルランドから見ればずいぶんと格下だったはずですが。。。 www.irishtimes.com アイルランド代表はこのところ親善試合などではいい調子だったんですが、ネイションズ・リーグの試合は以前とかわらず全然だめですね。11試合やって勝ちなしです。 アイルランドは開始20分くらいは試合を支配していたようですが、アルメニアは徐々に盛り返します。74分にMF…

  • ダブリンの廃墟風のお店を101軒集めました

    ダブリンには閉店してからそのまま放置されている店舗が街なかにも結構あるんですよね。そういう店舗の写真を撮って、動画にしてみました。今年の初めごろから写真を撮り始めて、やっと完成しました。 www.youtube.com 一番のお気に入りは、動画のサムネにした The Irish Yeast Company の写真です。トリニティ大学の近くにあります。 アイリッシュ・イースト・カンパニーは 1890年ごろの設立。名前が示すように、もともとは酵母など、パン屋さん向けの卸売をやっていたのですが、1940年代に一般消費者向けの商品も売るようになりました。ケーキ作りの道具とかケーキの上にのせる飾りとかで…

  • オークションでバッジを買いました

    1週間ほど前ですが、久しぶりにオークションに参加して、100年ほど前のバッジを買いました。ダブリンにある Whyte’s というオークション会社です。 まず、アルスターのレッド・ハンドのピン・バッジ。レッド・ハンドはアルスター州のシンボルですね。2センチほどの小さなものですが造形がいいです。 次は、ナショナル・ボランティアーズのバッジ。国民義勇軍とでも訳すんでしょうか。ちょっとよくわからないので調べてみました。1912年にアイルランドのホームルール法案が提案されます。ホームルールというのはアイルランドはUKにとどまるけれどもある程度の自治を認めるということです。今のスコットランドのような形。 …

  • 二言語標識とアーメン・ブレイク

    ご存じのようにアイルランドの公用語はアイルランド語と英語の2つです。まあだいたい英語で用は済むのですが、公的な標識などには 2 つの言語が併記されています。 ダブリンにあるそうした標識を101枚集めて動画にしました。道路標識は日常的によく見ますけど、ほかにもいろいろあります。 www.youtube.com 海辺に行きますと、麻薬密輸への警戒を呼び掛ける標識やカモメに餌をやらやいように呼びかける標識がありますし、犬のフンの後始末を読みかける標識、花を摘まないように呼びかける標識があります。 おもしろいのは、Japanese knotweed を刈らないように呼びかける標識。Japanese k…

  • ケルズの街に行ってきました

    ミース県のケルズに行ってきました。ケルズの書で有名な街です。昔は北に向かう街道沿いにあったので通り過ぎることはありましたが、ある程度時間をかけて見て回るのは初めて。2010年ごろにバイパスが開通してからは、通り過ぎることもなくなっていました。 ケルズの書について改めて調べてみましたが、ケルズの書ができたのは西暦800年ごろ。書はケルズにおいて完成されましたが、制作にあたってはイギリスやアイルランドの他のコルンバ修道院からの貢献もあったようです (諸説あり)。コルンバさんはアイルランド出身の6世紀の修道僧で、スコットランドやイングランド北部でのキリスト教布教に大きな役割を果たした聖人です。 ケル…

  • ダブリンのストリート・ステッカー

    ダブリンの街なかを歩いておりますと、標識や信号機のポールなどにステッカーがペタペタ貼ってあります。厳密にいえば公序良俗に反する行為ということなんでしょうが、そんなことはお構いなしで、ほんとにたくさんのステッカーが貼ってあります。 そういうステッカーの写真をいっぱい撮って、2本の動画にしました。それぞれ 321 枚のステッカーが含まれています。 www.youtube.com www.youtube.com 種類別でいうと、サッカー関係のステッカーは多かったです。ダブリンのサッカー・チーム (ボヘミアンズ、セント・パトリックス、シェルボーン、シャムロック・ローヴァーズなど) もあれば、外国のチー…

  • 明日からダブリンの公共交通機関の料金が下がります

    明日からダブリンのバス、ルアス、鉄道の料金が今年の年末まで20%下がります。 www.dublinlive.ie 物価が上昇しているのですが、これに対処するための政策パッケージを政府が2月に出したんですね。今回の値下げはその一環です。 ダブリン以外では既に先月に値下げが行われています。全国的な公共交通機関の値下げは1947年以来だとか。 この値下げは通勤通学に公共交通機関を使っている人にはうれしいものではないでしょうか。 話はかわりますが、コロナのせいで移民の人が自分の国に帰ってしまったせいか、最近は求人広告をよくみかけます。ダブリン・バスでも運転手さんを探しているようで、自社広告を掲載したバ…

  • ダブリン市内と通勤圏の本屋さんを101軒集めてみた

    ダブリンとその近くにある本屋さんの写真を撮って、動画にまとめて Youtube にあげるという企画を今年の初めごろから進めていたんですが、やっとできあがりました。全部で 101 軒です。 www.youtube.com ダブリン市内だけでは 101 軒ないので、郊外の本屋さんも含めることにしました。北はドロハダ、西はキルカレン、南はウィックロー・タウンまで入っています。イーソンなどのチェーン店から、独立系の個人の本屋さんまで入っています。(ただし、すべてが網羅されているわけではありません) 子供向けの本 (童話や学習書) を主に扱っている本屋さんもけっこうあって、私は初めて名前を聞くところもあ…

  • エジンバラに行きました 3/3

    さて、翌日の金曜日です。 ホテルは朝食付きということでした。私は朝食はなくてもよかったんですが、宿泊代の安さで決めたた朝食もついていたという感じです。朝食といっても軽食ですね。バナナ、チョコ入りクロワッサン (飛行機で出てくるみたいなプラスチックの袋に入っているやつ)、シリアル・バーみたいなのが3本、小さいチーズが2つ、そしてパックのオレンジジュース。これが茶色の紙袋に入れてチェックイン時からおいてありました。 ホテルからシティ・センターに歩くまでの途中にあった、Platform 41 というカフェでカプチーノをテイクアウトします。 スコットランド国立美術館に行こうと思っていたのですが、10時…

  • エジンバラに行きました 2

    ダブリンからエジンバラまでは飛行機だとほんの1時間ぐらいです。移動中に読む本として、今回は中部博さんという人が描いた西岡恭蔵の評伝『プカプカ』を持っていきました。 エジンバラ空港から町の中心地まではトラムが走っています。やはりバスよりもトラムの方が切符の買い方とかが簡単で、心理的に楽ですね。 エジンバラの中心地について驚いたのは、建物が黄土色なんですよ。ダブリンとかだとレンガの赤茶色なんですね。ところが、エジンバラは石造りのビルがほとんどで、それが黄土色をしているんです。イギリスおよびアイルランドで、こういう色合いの街ってほかに見たことがない気がします。 飛行機がちょっと遅れたこともあって、シ…

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