難病とともに、今できることに感謝してパワフルに生きる己書家【喜満満猫】。中学校、高校教員免許、パン講師、ケーキ講師、パスタ講師、秘書などいろんな資格を持つ。元フィギュアスケート国体選手。難病を抱えながらも奮闘する【城崎の花火】大好評連載中。
ボランティア帰りに交通事故に遭い、平凡な日常が一変。 難病をかかえながらも、いろいろな学びと成長、感謝を覚えながら毎日を今まで以上に深く過ごす。 そんな日常→非日常のあれこれを連載した【城崎の花火】。 ありがたいことに、癒されると好評です。 まだまだ続きます!
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こんにちは。 喜満満猫です。 いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。 【城崎の花火《46》】から続きます。 kimamaneko.com 『己書ってご存知ですか?』 作業療法士の尚子先生に、聞いてみました。 『先生、己書ってご存知ですか?』 『ううん、知らないけど、…書道かな?』 『はい、書の流派のひとつ、といいますか。 少し変わっていて、癒やし文字で…。 絵のような、字のような…。』 己書を言葉で説明しようとすると、どうしてもこんな表現になってしまいます。 作品をひと目見てもらえば、その風情はすぐわかってもらえるのですが…。 『へえ〜、そんなのあるんだ。』 先生は、興味深そうに首…
こんにちは。 喜満満猫です。 いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。 【城崎の花火《45》】から続きます。 kimamaneko.com 自分に厳しく リハビリのおかげもあり、少しずつ体が動くようになりました。 自分のことは、できるだけ、自分で。 ゆっくりでも、がんばってやるように心がけました。 今が、大事なときだと思いました。 甘やかさず、ある程度までしっかり動くことが、 少しでも早い回復につながるのだと感じたからです。 重だるい違和感 しかし、そうは言っても。 首もまっすぐにしかしていられず、 少しでも前後に傾けると、腕も、背中も、肩もつらい。 痛みだけではなく、違和感が襲いま…
こんにちは。 喜満満猫です。 いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。 【城崎の花火《44》】から続きます。 kimamaneko.com 入院生活は忙しい〜早朝〜 病院の1日は、とても慌ただしいです。 朝5時半〜6時の間に、看護師さんが 『おはようございます〜!よく眠れましたか?』 と、来てくださいます。 カーテンをシャッシャッと開けて、検温と血圧測定を行います。 昨日の状況の報告 昨日のトイレの回数を聞かれます。 入院したときに、生活チェック表をボードに挟んで渡されますので、毎日トイレの回数(大・小)、朝食、昼食、夕食の食べれた割合を記入していきます。 そして、それをそのときに報…
こんにちは。 喜満満猫です。 いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。 【城崎の花火《43》】から続きます。 kimamaneko.com 今日は喜満満猫の誕生日 今日9月21日は、喜満満猫の誕生日です。 少し【城崎の花火】のお話のなかでの時間は、1週間ほど前後してしまいますが、今日は、入院中に迎えた誕生日のお話をしたいと思います。 病院で迎えた誕生日 実は主人は。 わたしが、病院でひとりぼっちで誕生日を迎えないようにと、有給休暇を取ってくれていました。 平日だから、普通に仕事だと思っていたわたし。 ひょっこりと、ドアから顔をのぞかせた主人にびっくり! 朝早くから来てくれた主人を見て…
こんにちは。 喜満満猫です。 いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。 【城崎の花火《42》】から続きます。 kimamaneko.com 刺さっていた棒よ、さようなら 手術から、1週間経ったので、頭に刺さっていた金属の枠と棒を取る日がやってきました。 と、言っても、いきなり朝の回診で 『今日、これ取っちゃうね。取ったあとは、油断して動かしちゃうから、気をつけてね。これ取ると、だいぶ楽になると思うから。』 と、主治医の先生が言いました。 ベッドに座ったまま、何人かの先生方に囲まれました。 『傷はきれいだね。うん。いいね。』 そう言われて、ほっとして。 何をされるか、びくびくしながら、…
こんにちは。 喜満満猫です。 いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。 【城崎の花火《41》】から続きます。 kimamaneko.com 不安から笑顔へ 手術から1週間後。 不自由ながらも、少しずつできることが増えてきました。 そして、ひとつできるごとに、不安が少しずつ自信に変わり、毎日笑顔になれるようになりました。 できないことは、遠慮せずに、助けていただくことにしました。 不自由なわたしに、手を貸してくださった方々にするお礼は、『お金』や『もの』じゃない。 『ありがとう』という心からの言葉と、 『満面の笑顔』です。 理学療法と作業療法の違い 歩けるようになって、リハビリは、徐々…
こんにちは。 喜満満猫です。 いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。 【城崎の花火《40》】から続きます。 kimamaneko.com 座るためのミッション 手術した翌週になって。 なんとか、ベッドに寝ている状態から、ベッドの横に座るまでの一連の動きに慣れてきました。 ⑴ 仰向けに寝ている体勢から、足だけを左に90度曲げます。 これがヨガみたいでけっこう苦しい。 ⑵ そして左手で、ベッドの柵の縦の棒を握り、左手のひじでベッドを押し、少し上半身を起こします。 ⑶ 右手を左に伸ばして、同じベッドの柵の上の部分に届いたら、左手のひじと右手で柵に体を近づけて。 ⑷ あとは腹筋。 ⑸ 右手…
こんにちは。 喜満満猫です。 いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。 感謝を込めて 早くも、【城崎の花火】は40話を配信させていただくことになりました。 正直、こんなにも続くことができるとは想定していませんでした。 ただ、わたしの難病の大きな経験を、思い出せる限り記録しておきたい。 そして、この足跡が、『誰かの勇気』になれたら。 どん底に思える経験でも、幸せな日常に戻ることができるんだと、『誰かの希望』になれたら。 そんな気持ちで、書き続けてきました。 書き続けると、こんなにも周りのみんなに支えていただいていたんだ、ということを再認識して、ほんとうにありがたく感じます。 そして今、…
こんにちは。 喜満満猫です。 いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。 【城崎の花火《38》】から続きます。 kimamaneko.com 受け入れ難い麻痺 今まで感じたことのなかった、右手の指先の麻痺。 正座して足が痺れた後のように、 時間が経ったら、少しずつ治っていって。 ああ、よかった、びりびりしたわ〜なんて。 そんなふうに治ってほしくて、何度も何度も指先をこすりました。 少ない『代償』への感謝 一度傷がついた神経は、再生することはない、と聞いたことがあります。 それこそ、交通事故のときに一気に脊髄損傷していたら… こんなことではおさまらなかった。 こんな麻痺が首から下の全身に…
こんにちは。 喜満満猫です。 いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。 【城崎の花火《37》】から続きます。 kimamaneko.com ありがたくて後光がさした ベッドの上に座ることができた次の日。 手術の2日後、日曜日のことです。 正確な時間は忘れましたが、手術した部分に刺さっていた、血抜きのドレーン(管)と、導尿のドレーン(管)を外してもらい、少しずつ自分につながれていた管が外れていきました。 点滴だけはまだ、抗生剤が必要なので、外せません。 ほんとうに…苦しいときには、何に対してもありがたいと言う気持ちが湧いてきます。 ひとつひとつ外してくださる、先生や看護師さんがどれだけ…
こんにちは。 喜満満猫です。 いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。 【城崎の花火《36》】から続きます。 kimamaneko.com 早くもリハビリのスタート 気を失いかけた、わたしの両腕をつかんで支えてくれたリハビリの先生。 厳しいお顔で、わたしの真正面に向き合い、 『今日は座るところまでね。明日は、血抜きのドレーンが取れたタイミングで、歩いてみるからね。』 とおっしゃいました。 うつろな目からやっと焦点が合い、わたしは先生の顔をまっすぐに見ました。 『はい…、お願いします……。』 あまりの激痛に、返事するのがやっとでした。 早くも、リハビリが始まります。 機能回復への道 ほ…
こんにちは。 喜満満猫です。 いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。 【城崎の花火《35》】から続きます。 kimamaneko.com 長い、長い夜 永遠に続くかのように思えた長い夜。 うとうと…嘔吐、うとうと…嘔吐の繰り返し。 昨夜から絶食して、手術に臨んでいるので、お腹の中は空っぽなのに。 12時間以上も、苦しい苦しい時間が続きました。 でも、リハビリの先生に習った呼吸法をしていると、少しむかむかするぐらいで、おさまるときもありました。 そして、明け方に近くなってくると、徐々に、うとうとする時間が長くなって、少しずつ体の中の麻酔の影響が、薄くなってきました。 朝7時の、主治医…
こんにちは。 喜満満猫です。 いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。 【城崎の花火《34》】から続きます。 kimamaneko.com 手術の成功 『喜満満猫さ〜ん、終わったよ〜?うまくいったからね〜。』 という主治医の先生の声で、ぼやけた視界から、しだいにはっきりとした視界に変わっていきました。 と、同時に。 空気に押しつけられているかのような苦しい重みと、にぶくて熱い、首の痛みを感じました。 ぴくりとも動けない。 こみ上げる気持ち悪さ。 ストレッチャーに乗せられて、病室に運ばれると、手早く数名の看護師さんのかけ声で、ベッドに移されました。 のぞき込む主人の顔。 心配そうに、耳…
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