本当なら、自己を表現する手段の一つを助けたい。 試験のためではなく。 彼らには、それが必要だと思う。 そう思いながら、試験用の添削をする。 私にとっても、自己の表現と実現は難題だ。 気づけば手が赤い。きっと返り血。 2019年11月3日 選り抜き協力隊 ______________ 【ひとことメモ】 身をけずり 人に尽くさんすりこぎの その味知れる 人ぞ尊し すりこぎになりたいわけではないのです。 本気には本気で、そこそこにはそこそこで、もちうる限りのもので対峙したいのです。 人の文章に手を入れるのは、つらい。 心と血肉が通っていない文章に手を入れる任務は、もっとつらい
IHクッキングヒーター、薄い中華鍋、そして腕。 この3つで出来上がったのが、写真のお好み焼きである。どんな粉モノもその味に仕立てあげてしまうオタフクソースはやはりスゴイ。粉モノ界の小澤征爾と言えよう。 「昼はコーン軍艦にしよう。」と思いたち学食へ。かの地は蒸したモロコシが売っているのである。 勇んで係員に訊ねるも、今日はモロコシ休業。 「ややや、いかんせん」と思ったがどっこい、むんずと腕を掴まれ調理場の奥へ奥へのラビリンス。拉致反対!ダメ絶対! 銀のお椀に盛られるは、芋が混じった白い米。箸とお椀をグイと押し付けられ、ここに座れと促され。 オカズは硬い緑の茎。豆腐と卵の炒めもの。
急に中国赴任になっちゃった‥‥‥ 中国検診ってなんだろう・・・・・・ そんな声にお応えできるのかできないのかわかりませんが、備忘録的な意味で書き留めておきます。 情報が正確でなかったり古かったりしたらすみません。 中国政府指定健康診断って? 中国政府は、6か月(181日)以上以上中国に滞在する外国人(16歳未満を除く)に、居留証申請の際に検診結果を提出するよう定めています。 そのための健康診断です。 一般検診とは違うの? 『外国人体格検査記録用紙』という専用の書式があります。 会社や所属先が用意してくれることもありますが、自分でダウンロードすることもできます。後に述べ
銀行から学校へ帰ると、運動会と文化祭が佳境に差し掛かっていた。 朝から外で祭りをして、夜はテスト。それを三日間繰り返すらしい。 【模擬店の料理が凝っていて、しかも何品もある。2年生の20クラス以上が出店し、壮観。写真は餃子の模擬店。性別に関係なくみんな料理ができる】 内容は大学の学園祭に近いもので、模擬店は2週間で準備したそうだ。なかなかの実行力である。 日本語クラスは、オタク(宅男、宅女という)を存分に発揮しており『よしよし』と思った。日本語クラスに限らず、日本の女子学生の制服は人気があるようで、ちらほら着ている学生を見かけた。 【日本語クラス。『21クラスは本当に素
任地を離れ、銀行へ行ってきた。一泊を要する小旅行だ。 【途中で立寄った遊歩道。北京五輪の関係で作られた健康増進区域。見慣れない虫も】 車で2時間ほどの場所なれど、そこの発展は凄まじく、‘’ららぽーと‘’のようなものが建っていた。 眩しい。目も脳も文明に怯みっぱなしだ。 モール内にはゲーセンもあり、かつて日本で使われていた中古の機械を輸入して使っているようであった。しかし、グラフィックはひたすらに美しく、画面内外との不均衡さが象徴的だと感じた。乗馬のゲームは馬の頭の模型が雑に補強されていて「らしいな」と思った。 【夕食。近くの郷土料理。これらをサラダバーのように自
『彼らにとって戦争はまだ終わっていなかったんだ。アジア各地でむごい事、酷い事やって来た俺たち日本人は、面白いこと(オリンピック)やんなきゃいけないんだ!』 私は見ていないけれど、昨日のいだてんでこんな一節があったとか。 こちらに来て、何度か戦争のことを耳にした。 多くは公式な記録はほぼ残っていない。 なぜなら。 残らないことを目標に、残らないようにしたから。 日本の在野の研究家によってまとめられた小さい記事が残っているだけでも奇跡だと思う。 そんな場所が他にもたくさんあるのだろう。 ♢ 話は変わって。 昔、母とテレビを見ながら従軍慰安婦について話していた時のこと。母がこんなこと
この記事は、熱と怒りに浮かされながら書きました。ナウシカに登場する王蟲に例えるならば、もはや虫笛も効かないほどに真っ赤に染まっているといったところでしょうか。「支離滅裂とはこういうことを言うのね」、という部分をお楽しみいただければと思います。以前の投稿「夜に正体不明のおじさん二人組が家にやってきた」の詳細を含みます。 _______________________ 熱、下痢、寒気、頭痛、ダルさ。 おそらく風邪なので、安静にしている。 しかし、こんな時にやってくるのがオッサンなのである。 日もとうに落ちている時間帯にである。 ドアと寝室の窓を叩き「いるのか!」と。 もちろん無視し
コツコツと軽快なブーツの踵。 季節を引き留めるかのように香る金木犀。 秋と冬の間を行ったり来たりして生きている。 季節の移ろいを最も感じるのは、やはり市場。盛夏のモモやスイカが、ナシやミカンに変わり、そこにブドウが加わった。 一瞬だけメロンが顔を出したかと思ったら、今度はリンゴやドラゴンフルーツが幅を利かせている。陳列エリアの伸び縮みに風情を感じる。 最近は初めて見る果物も多い。たとえばゴツゴツとしたリンゴに似たそれ。 艷やかで真紅で、まるで作り物みたいだ。 人は興味のないものは目に入らないという。 売り場をよくよく見てみると、たくさんのワケがわからない茶色い木の実。 知らなけ
ちょっとバタバタな一日でした。 作文授業 ↓ かるた大会実施① 【ほぼ反射。最後の札は「を」。「お」を読みたくなるね。】 ↓ 研究授業 ↓ かるた大会実施② ↓ 日本のダンスの指導(妖怪体操) ↓ 作文添削 【捌いた鶏肉の片手片足を入れた。】 こんな日は、カレーを食べて良いんだよ。 日本から持参した“こくまろカレー(辛口)”に手をつける。 しめしめ、骨付き肉も入れてやろう。 『協力隊員にカレー』 ということわざを思いついた。 ご自由にお使いください。 軽い心身の不調はカレーで解決できるのではないかと思っている。 カレーは、世界で皆の心を励まして
日本では、即位の儀が行われていると聞いたので、ネットテレビの中継を少し見た。画面の中で、丁寧語・尊敬語・謙譲語がバチバチにやりあっていた。若い女性アナウンサーの緊張が伝わってきて、この経験が使い捨てにされないことを願った。 ♢ こちらは相変わらずのシトシト雨。 秋と春はこんな調子らしい。 秋に3日間に渡って開催される運動会も、2回目の延期が決まった。各科目とも予定が乱れに乱れている。運動会の時期の選定を間違えている。 私の授業など羽のような軽さで扱われているので、スケジュールが乱れると諸々のしわ寄せを受ける。 眼下に広がるは、地殻ではなくスケジュールのしわ寄せから生まれた作文の
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