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2020/05/06

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  • 活動を閉じていくとき

    こんにちは。 今日から各クラスの私の最終授業が始まりました。来週にかけて、だんだんと活動を終了させていきます。いろいろありましたが、それでもやり切った感じと、寂しい感じと、昨今の状況下において自分で閉じられるありがたさを感じています。 私の美学というほどのものでもないですが、集団授業でも個人レッスンでも「最終授業です」とは言わないようにしています。 実は最終授業でない可能性がある、お涙頂戴を強要するくらいなら伝えるべきことがいっぱいある、純粋に学習者にとっての日本語教育の満足度を上げたい、などの理由がありますが、一番は学生時代に自分自身がこのような演出に冷めていたことがあげられま

  • 風通しよく、水が流れる場所に

    光陰矢の如し、とはよく言ったもので高考以降あわただしくしていました。 決して忙しいわけではないのですが、スケジュールが急にイレギュラーになったり出張が入ったりなんやかんやな日々です。 昨日から明日にかけて、赴任校は高校入試のためお休み。 初日は国語・理系総合、中日は数学・文系総合、最終日は英語です。 試験時間1つの科目あたり2時間から2時間半。直前まで復習に励む中学生の姿がありました。 こちらの大学入試は、民族・地域・戸籍等により加点があることは以前お伝えしましたが、高校入試も同様です。李姉妹の動画が参考になるかもしれませんので、最後にリンクをはっておきますね。 以前は「大学入

  • 【Amazon】協力隊周りで購入したもの

    Amazonのセールらしく、私もタイトルの通り便乗してご紹介します。購入履歴をもとに思い出しながら書いていきますね。 ●再派遣編(2021年初春~現在) 【契約関係】 『Kindle Unlimited』 月額980円(税込)で和書12万冊が読み放題。 【食べ物関係】 ディアナチュラスタイル 鉄×マルチビタミン 90粒(90日) amzn.to 1,604円 (2021年06月22日 10:48時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する ▲前回派遣時、肺炎を患い懲りたので免疫

  • 最終報告資料を作っている

    青年海外協力隊、最終報告資料を作っている。 約ひと月後の最終報告会に向け、発表資料を作っている。 持ち時間は20分。 一時帰国中の活動も含めた2年間を20分にまとめる。 都合、帰国前・帰国中・再派遣後の3期分の報告となる。 発表に盛り込むべき項目が3点あり、動画や写真も交えながら進めてほしいとのこと。 これまで数回、ちょうど良いタイミングで発表機会があったため内容はすでに整理されている。そのため、内容をそぎ落とす作業がメインとなる。 帰国中には、JICA大阪の主催で行われた「伝え方講座」というものに参加した。これは『協力隊の活動を通じて得たものを伝える方法』についての講座で

  • 心の動きをカンカンに集めて

    出勤すると果たし状が届いていました。 ここは某極道系教師よろしく髪の毛を二つ縛りにするべきかと思いつつ開封。 ▲サンドイッチとおにぎりの組のものか。 卒業した三年生からのお手紙でした・・・・・・中国語で。 「えっ、日本語はどこへ、、、」と思わないわけではないですが、日本語教師になって以来、この国の学習者に接すること数年。自由に、気が向くまま気持ちを綴れたことがまず偉いと思うのです。ペンよ走れどこまでも。 日本のアニメが好きで、度々自作の絵をプレゼントしてくれた生徒でした。「将来はアニメ制作に関わりたい」と言っていたので、きっと良き表現者になることでしょう。 ♦ 今日は

  • 派遣前訓練が終わったと聞いて

    かびている。 あまりにもよくかびている。 みどり、きいろ、あか。 信号なら我が家は今、黄色。 近頃、家があまねくかびている。 ▲イメージ図 箸、耳栓、コンタクトレンズの洗浄液のボトル、長財布。 紅茶パックの中、未開封のチューブ調味料の蓋の中。 なかなかなかなか大変だけど、必ずゲットだぜ。 カビ類ゲットだぜ!!(キャー) 歌でも歌わないとやっていられない。 当地は酵食品の宝庫として知られる。例えば老干媽(ラオガンマー)。豆を発酵させたもの『豆鼓』が入っていたりする。この環境が豊かな食文化を育んだと思うとこの気候も無碍にはできないが、いまは淡々と消毒器でカビを拭う。

  • 高考の熱に飛び込む

    高考(ガオカオ)とは中国のセンター試験のようなもの。 テレビやネットニュースをみていると、試験後にウッヒョ〜と試験会場から飛び出してくる高校生の姿があるけれど、実のところまあ地味である。 昨日は朝から高考へ向かう学生を送り出していた。 学校の門の前にはSWATやテレビ中継の人、近くのホテルのテントや携帯電話会社大手のファーウェイやオッポーのブースも。各会社の人はペットボトルを配布していた。スリーブ紙には頑張れ的なことと自社の名前が書かれている。お祭り騒ぎである。犬も来ていた。 ▲受験生を眺める犬 また、高考中は近隣でクラクションを鳴らさないよう公安から掲示が出る。当地は

  • 中国版 頭脳パンを食べよう

    今日は卒業式でした。 といっても3年生はまだ登校しますし、数日後には高考も受験します。特に何かが変わるとか、感傷に浸るとかではないのです。式典後には生徒と恩師で写真を撮ったりしていたようです。時同じくして、私はお腹を下しており不参加。 初年度に受け持った生徒である3年生に思い入れがないわけではありません。ただちょっと遠くにある結果を重視するあまり厳しくしすぎて、その返りがある前に帰国してしまったのです。そして再赴任後は他学年を受け持つことになり、ちょっと微妙な感じになっております。 今、3年生はナーバスな時期。自分が高校生の時の外国人教師との交流を振り返ってみると、さもありなん、

  • 6月,唐の時代からある街で

    朝。起きたら季節が変わっていた。 リビングに差し込む光がよそよそしく思えて、2年前に初めて訪れた時のような懐かしい感じがした。そんな6月。 残り派遣期間もわずかとなり、今日は帰国に関する通知が届いた。いよいよである。最近ではもっぱら日本食を食べきるミッションを遂行している。業務用の未開封のお茶漬けが約50袋あり、今日は新たに鍋キューブ白湯味が発掘された。飽和状態である。こんなはずでは。 協力隊界隈では、再派遣国が増えてきた。日本での仕事に目処がついて再出国する人も。派遣についての事情は本当に派遣国・隊員それぞれで、私が言うのもおこがましいのだけれど、やはりどこまでも隣の芝生は青い

  • 協力隊員の日曜日

    日曜日。 校内を徘徊していると、ちょうど日本語クラ スの1年生の教室で映画鑑賞がはじまるところでした。タイトルは『君の名は』。「ほーう、これは全全前世ですね、ドドリアさん」と思い、威風堂々と侵入。 ▲日曜日だけど、外出しない稀有な人々。 せっかくなので折り紙をしながら一緒にみました。生徒たちは『君の名は』が大好きで、何回も見ているとのこと。この作品を使って何か活動をしてもいいかなと思い、また生徒たちから「三葉ちゃんの服を着てみたい」と強い要望があったので忙しい夏になりそうな予感がしました。こうしちゃおれん! ▲折り紙、全然期待していなかったけれど意外と盛り上がりまし

  • 青年海外協力隊 活動の隙間

    シエスタの時間に、日本語科・英語科の生徒に浴衣を。最近は同僚や生徒などにせっせと浴衣を着せては羅生門、着せては奪衣婆、と言った具合で暮らしています。 ▲浴衣は前回派遣時に生徒がコンクールの賞品でいただいたもの。 日本語科目の生徒は「君の名はの服だね」、と言ったら喜んでいました。英語科の学生は「千と千尋の神隠しの服だね」と言った方がウケが良く、ジブリ強し、と思わされました。 ▲学校の駐車場にて。雨除けも装備。 ニッサンの自動車やスズキのバイクを見ないわけじゃないけど、私の生活の範囲内だとアニメとかキャラクターから日本を感じることが多いです。日本でいよいよアニメを作れなく

  • 枇杷に駆ける あと衛生用品

    大好きな金曜日。 今週は作文添削の日々でした。 ・3年生は目前に迫った高考の試験(大学入試) ・2年生は認定試験(受験大学を決める模試も兼ねたちょっと大事な試験) に向けて、学生も教員もてんやわんやの日々です。 課外活動は1年生なら許可が下りるかもしれない、 ということで一年生に向けて非公認で何か蠢こうかなと思っています。何をしようかな。 雨雨、曇り、雨曇りの日々の間を縫って同僚と枇杷狩りへ行ってきました。 山の斜面は見渡す限りの枇杷の木々。自由に登って枇杷を食べ、甘い実のなる木を探しては実を袋に入れます。上のほうに成った実が甘いそうで、一生懸命手を伸ばしました。 ▲

  • 誰かの門出の日と、私の冴えない今日

    昨日、推しが結婚した。 授業中に日本から知らせが入ったので、クラクラしながら生徒たちに報告した。さすがの奥様の知名度は海を越えていて、教室が「うおー」と沸いた。 「もう家に帰りたい」 「一度、家にかえって泣いてからその質問に答えてもいいですか」 と冗談めかしていうと、小学生の時からアイドルファンをしているという学生が (察し……) と寄り添ってくれました。優しい。 ♦ 廊下を歩いていると、あるクラスの放送機器から日本語が聞こえてきました。なんとなく立ち止まって山を見て黄昏ていると 「(先生、教室に入って!)」 と中国語で伝えられ、あれよあれよと着席。 なぜか、英語履修クラスに

  • その日の2か月前の人生

    「先生は生徒から人気がありますね。」 「先生が来て、私も日本語の会話力が上がりました。」 「いつ帰りますか。お別れ会をしたいです。」 こんな風に同僚から声をかけられる。 同僚の会話力が向上したのはひとえに私の中国語力の低さによるものだというのはおいておくとして、ちょっとした気づきがあった。 仕事というのは責任をもって働けば働くほど、嫌われたり敵が増えるものらしい。学校(生徒・同僚)や会社を振り返ってみても、たしかにな、とおもう。うまく立ち回っている人もいるが、よく見ると「実質代わりに仕事しているの地味なほかの人じゃん」ということがよくある。 前回赴任時、私は生徒から人気がないほ

  • 日々を軽やかにつま弾けたら

    ポッドキャスト番組オーバー・ザ・サンを聞いている。オーバー・ザ・サンとはジェーン・スーさんとTBSアナウンサー堀井美香さんの1時間程度のトーク番組である。 ジェーンスーさんのエッセイが元々好きで、知ったきっかけは確かこれまた心の姉貴と勝手に崇めている書店員、新井見枝香さんのエッセイだったように思う。 番組初回のテーマはずばり『離婚』。エンジンも暖まらないうちからぶっこんでいる。ニッチそうでいてそうでもない誰もが気になる場所にやってきた黒船、フックもフック。フック船長である。先日は番組で何かの賞を取っておりすっかり人気番組である。 最新の放送は、朝ごはんの買い出し中にイヤホンで聞

  • 文化芸術もそれと同等に

    時々どうしようもなく「なにか美しいものに触れたい」と渇望する瞬間があります。他国隊員からも同じような声を聞いたことがあります。 事務手続きのついでに、地域の民族博物館へ行ってきました。ずーっと気になっていた場所で、地域の少数民族に関する資料が展示、保存されています。 ▲入館にはパスポートなどの身分証が必要。 入館無料でセキュリティチェックがあります。窓口の女性はジェスチャーでマスクをするように伝えてくれました。公共施設や公共交通、病院や銀行ではマスクをするように指示があります。つまり、そのほかの場面ではマスク姿を見ることはほとんどありません。 ▲ミャオ族の古歌や信仰を

  • ふふ、これがわたしの仕事よ

    昨日は労働節(ゴールデンウイークに相当するもの)の振替出勤で変則勤務でした。こちらでは大型連休を作るため、連休前後の土日のうち各週どちらか1日を労働日として供出する文化があるのです。 私は普段土曜に授業を持っていないのですが、この日は水曜という体で出勤したのでした。やはりいつもと違うことをすると疲れますね。ぐったりです。 夜は外国語科目の先生たちと慰労会。 ミャオ族の郷土料理をいただきました。 どこまでいってもお客さん扱いに甘んじている自分に嫌気がさしました。 私はこの魚の鍋が大好きです。 ♦ 今日は朝から抜けるような青空。 近所の宅配便センターへ行った帰りに

  • 中国の血糖値計を使ってみた

    任地に大型スーパーができてからというもの、どうも任地の人々の食生活が変わったように思う。 ▲にぎやかで、購買意欲がそそられる。 揚げ物、小麦粉、洋菓子はこんなに近いものではなかった。せいぜい偽物のハンバーガー屋で扱っているくらいのもので、もっと高額であったように思う。 現に、スーパーが入っているマンションの上階に住む学生は如実に体の大きさが変わった。私も前回赴任時より体重の減少幅が少ない。 個人の感想に過ぎないが、一軒の店がこんなにも簡単に人の生活や体を変えてしまうのかと少々恐ろしい。(YouTubeやアマゾンがなかったら、生活が激変する人、たくさんいるんじゃないかと思う

  • 煎餅とダンスった日

    Twitterのタイムラインで、煎餅の話題があたたたたたおぅわったぁ!! と怒涛の勢いで流れてきたので、うっかり食欲が刺激されてしまった。 煎餅とは中国版のクレープのようなもので、食事というよりはスナックに位置づけられるもの、だと思う。 【屋台を横から眺める】 なんと今日は道すがら煎餅の屋台を発見してしまい、吸い寄せられるように注文した。うっかりだ。マーケティングにまんまと踊らされてしまった。いいの。人生はダンスホールだとかなんとか誰かが言ってたような気がする。知らんけど。 実は煎餅を食べるの初めてではない。学食の隅でひっそり売っていたのを試したことがある。生徒たちが押し

  • おぼろげに51という数字を意識する

    こんにちは。 うかうかしていたらあっという間に5月。 今日から通称『ウーイー(中国語で「五一」)』と呼ばれる労働節。日本と同じく連休です。 今朝、寮生活の学生たちもスーツケースをごろごろ引いて故郷へ帰っていきました。 大海嘯かと思いました。 ♦ 月報ではありませんがこのひと月のまとめ。 隔離が明け本格的に活動が始まった4月。 私は疫病蔓延により一時帰国していた関係で、夏から冬にかけての当地しか知りません。初めての気候と暦に翻弄されているうちに、あっという間に時は過ぎていきます。 私の任期は7月まで。学期末でキリがいいため、任期の延長はできないようです。おそらく他にもビザ更新の関

  • 【隊員向け】中華ショップの調味料

    協力隊の新規派遣の時期になると盛り上がる、各国マーケット事情。 隊員派遣地域の首都にはだいたい中華ショップと呼ばれる中華食材が買える店があるようです。 今は派遣人数が減っていたり、ドミトリーといわれる一時滞在施設が使えなかったり何かと隊員間の交流が減っていると思われるので、微力ながらお役に立ちそうな調味料類をピンポイントで書き残しておきます。逆引き、指差しにもご利用下さい。 【調味料、油類】 盐:塩 醋:酢 生抽:醤油。基本的に醤油はこれを選べばオーケー。 老抽:煮物に入れる感じの甘くてトロっとした黒色醤油。 料酒:料理酒 鸡精:チキンコンソメ 香油:ごま油 黄油:バター 蛋黄醤:

  • どの角度を見せて話すべきか

    昨日あたりから日の光が変わった貴州。 長い曇天から日射しを感じる季節に変わろうとしています。 週末は一般参加者として協力隊祭りをズームで視聴しながら、一心不乱に便器の尿石をこすり取っていました。パネラーである同期や先輩隊員には大変申し訳ないとおもいつつ、私が今後ここで健やかに生きていくのに必要な選択だと思ったからです。(前日からトイレを薬品漬けにしていて、規定の時間が経ったのです) 前住人かあるいは前前住人の置き土産の尿石は頑として取れませんでしたが、久々に聞く懐かしい声とまっすぐな心根に心が洗われる思いでした。 またほかの協力隊祭りのセミナーでは、当国に対して渦巻くものは複雑

  • 味噌マヨきゅうりの成仏を祈る

    普段お世話になっている同僚を夕食に招待しました。 メニューは 協力隊員の命の源泉、カレー と 味噌マヨきゅうりスティック。 日頃から包丁を握ることが多い先生方に助けられ、私が作るはずがそのほとんどを作ってもらいました。 ▲ルーを公式ショップで購入したところスポンジをもらいました。 日本のカレーは「日式咖喱饭」と呼ばれ、こちらでも若い人を中心に市民権を得ているようです。 ネット通販では日本でおなじみのバーモントカレーやこくまろカレーのルーを入手することもできます。同僚も「以前買ったことがあるよ」と教えてくれました。買ったことあるんかーい。 ▲ルーは大型スーパーでも買えま

  • 「ぴえんもご縁 超えてご恩」な夕べ

    協力隊員には首都隊員と地方隊員がおります。 国によっては、ほとんどが首都隊員だったり、またはその逆なんてこともあります。職種によっては性質的に首都にしか活動先がないということもあります。 私は地方隊員なので、家の近所にある電話会社の支店では携帯電話のSIMカードが買えません。携帯電話に限らず、当地では外国人は身分証や名前の表記の問題でこのようなトラブルに直面することがよくあるのです。 ♦ バスではマスク必須。ターミナルにはマスク売りの姿も。 携帯電話で健康を証明してからバスの切符を買い、ゆらゆら揺られて隣のおマチへ。目指すは大きい携帯ショップと大手銀行。さすがおマチだけあ

  • 雨と和菓子と、時々、筋トレ

    連日の雨。ここへきて3週間程度経ちますが快晴の記憶が一日しかありません。向こう1か月の天気予報がこちら。 雨マークが減り、太陽のマークが見え隠れするのが救いでしょうか。 山間部なので天気予報もあまりあてにならず、突然の土砂降りもしばしば。たまり続ける洗濯物と乾かない靴下類を見てため息の日々です。殺菌効果が高い衣類洗剤が人気なのも頷けます。 最近では外へ出かける気にもならず、家でストレッチや読書をしたり、和菓子などを作って過ごしています。 先日、同僚への文化紹介を兼ねて和菓子教室を開催しました。同年代のお母さん先生たちと手を動かしながらおしゃべり。 ・家族のこと ・無痛

  • 間違いのないものばかり選ぶことに

    市場へ行ってきました。 最近、近くに巨大スーパーができたからなのか、人は少な目。 市場の主要な出入り口も、少し工事されていて、「ここで厳重に防疫されていたのかな」と思わされました。 季節柄なのか野菜の値段が前より高いとな感じました。 葉っぱはパクチーと間違えて買ったセリ。 実は3食外食のほうが楽だし安上がりですが、日本人の胃腸では結局高くつくかなとか、安いものは栄養素が偏っているのは否めないなとか考えながらとぼとぼ帰りました。 学食で3元のパンに ↑こちらの刀削麺の店は10元前後ですし。 連日の雨、それだけでとぼとぼ。中国は掃除のしやすさからなのか、滑りやす

  • 再派遣されていました

    貴州にきて、ざっと二週間が経過しました。 2週間での細かな発見はいろいろとあるけれど、近況を綴ります。 ものの本によると、4月初旬の清明節が終わると、長雨の季節になるようです。(清明節とは、祖先を祭る行事。墓参したり墓掃除をするそう。) ↑こちらは墓に持参する花と飾り物。街のあちこちにみられます。 花には故人を想うメッセージがプリントされたリボンがかけてあることも。 詰め込み教育の学校も休校にするくらいなので、きっと重要な行事なんだと思いました。「この期間に引っ越しをするとよくない」という伝承があるとも同僚に教えてもらいました。 ♦ そんなわけで清明節が終わり、天気予報

  • みんながそれぞれの手段でケリをつけようとしていた

    例えば、肌の色が違う子どもに囲まれ白い歯を輝かせる。目鼻の彫りが深めの赤子を優しく抱き、額に前髪を貼り付けて微笑む。 カレンダー用の写真コンテストを勝ち抜いた素晴らしい協力隊活動の数々。 そんなキラキラの笑顔弾ける……ほうじゃない隊員生活を、勇気を出してブログに綴った(昔の日記の再掲+αだけれど)。 ほとんど編集をいれないただの自省の長文。読んでくださった全然知らない方が、ご自身のブログで「キラキラしている」と書いてくださった。 キラキラは背中についているのかもしれない。後光にはちょっと輪廻が足りないけれども。 2020/05/11 より抜き協力隊日記 そうして

  • 彼らにとって、私はまだ先生のようで

    任地の学生からメール。 「先生、宿題はいつ出しますか?」 というメッセージと宿題の写真。 学校が再開されたそうです。彼らは再開が後回しにされた2年生。 送られてきた写真によると、マスクもありません。机の距離も前と同じ。 彼らにとって、まだ私は先生なんだなとおもいました。 4ヶ月分のフリーズドライが戻った感覚が致します。長い春節休みが終わりました。 2020/05/06より抜き協力隊日記 クリックありがとうございます。 もろもろ返信が遅れていまして、すみませんm(__)m あとひっそりとインスタも始めましたので、そちらもご覧いただけると嬉しいです。最もキラキラして

  • 小さな蝶が羽ばたくとか羽ばたかないとか

    2020/04/24 1月の武漢閉鎖から数ヶ月。 お世話になった北京の日本語学校の再開が決まりました。学校再開はまだなものの、だんだんと日常がもどっているそうです。 貴州省内の任地では外出していいことになったみたいで、SNS上ではホームパーティーや親戚同士で楽器の練習など、ささやかな幸せを確認するような投稿が散見されます。 私の活動先の学校は、3年生はすでに授業再開、1・2年生は5月1日以降判断となっています。当初、3月上旬から順次全学年授業開始を目指していたのですが、今はこんな状況になっています。 街の人も学生もマスクをつけているそうで、「まだまだ予断を許さない状況」と同僚が

  • 全協力隊員に帰国指示が下りまして

    帰国して、もうすぐ2ヶ月前になります。 最近は病院へいったり、勉強したりして過ごしています。思ったより体に疲れが溜まっているようで、それが花粉症やら体のいろいろなところに影響を及ぼしているとお医者さんが言っていました。でも元気です。 少し前に、活動中の全協力隊員に帰国指示が下りまして、準備が整った国から帰って来ているようです。 同期隊員からは、 ・水がある ・トイレの電気がつく ・天井がある ・足の裏が黒くならない ・お湯が出る ・ダニの心配をせずに眠りにつける ・蚊帳がなくてそわそわする ・日本人がいっぱいいる、日本語がきこえる とか、そういう日本の小さなことに感動してい

  • 2つの居場所の真ん中で

    今年はうるう年でした、そして3月。 コロナウイルスの影響で帰国になってから、1ヶ月が経ちました。ひと月も経つと流石に短期滞在気分というわけにもいかず、2つの居場所の真ん中でグラグラしています。 今後の見通しは未だ見えないものの、中国国内はだいぶ落ち着いているようで、任地の人たちから「いつ帰ってくる?」だとか「お互い健康に留意しましょう」だとか連絡が入るようになりました。 赴任先の学校は、クラス毎のグループチャットをつくりいろいろな連絡を流したり、相互に他愛のないやりとりをしています。それらの内容もだんだんと雰囲気が変わっているのを感じ、終息に向かっているのかな、と思います。

  • 隊員、帰国。2週間が過ぎた

    つよい制限はかけられていないものの、心情として2週間と言われているウイルスの潜伏期間内は家でおとなしくしていた。 だが、ここへ来て潜伏期間は最長24日という報道が出てきて、私はもう良くわからない。 今日は薬をもらいに婦人科へ。 この地方都市に来て以来、ここ1.2年のかかりつけ医だ。院内はきれいで、診療内容も多岐にわたるため人気がある。 最近の病院は、入り口に湖北省や武漢滞在歴・渡航歴のある人は申告するように張り紙がしてある。でも、それは一定のルールに従って掲示されているもので、現場の人からしたら本音じゃないことは知っている。 差別なのか区別なのか手探りのはっきりしない今において

  • 中国、ある街のコロナ禍

    任地の友人が発信していた写真です。 私が見知った街とはかけ離れています。橋の両側は出店などもあり、いつも人がたくさんいるんです。 お正月飾りもそのまま。何も無ければ、1年で最も楽しい時期だったのにね。 街の人が何も心配していなかった頃の写真も載せておきます。市役所の庭のイルミネーションが綺麗でした。この写真を撮った翌日、武漢は封鎖状態になりました。 2020.2.7 より抜き協力隊日記 【一言メモ】 第一報が地方までいきわたるのに、ほんの少しだけタイムラグがあったような気がします。外出していい用事、店を開けていい業種などがかなり絞られていました。乳幼児

  • しかしガラス玉が飴玉に変わるわけではない

    報道や、世界各地の協力隊員の発信によると、世の中では ・武漢出身者差別 ・中国人差別 ・アジア人差別 そんなものが展開されているようだ。 なんとまあ無意味なウイルス対策でしょう、と思う。差別にウイルスを利用しているという方が正しいかもしれない。 ◇ 他国に派遣された協力隊員によると 街や活動先でしばしば「ニーハオ」と挨拶されるそうだ。 それには2つあり ・ただのあいさつ ・明らかな侮蔑を含んでいる そんな話をよく聞く。 ◇ 任地では、その構図が ・他民族 ・他アジア人 にすりかわる。 「ニーハオ」 「ハロー」 「アンニョンハセヨ」 「こんにちは」 私が高

  • 体温が高いと、どこかへ連れて行かれるようです

    色々あるけれど、えいえいおー、と元気を出してやっています。任地ではマスクと消毒ジェルが貴重なものになってきています。とくに消毒用ハンドジェルなどの通販任せの商品は全滅しているように見えます。 道路や駅など、行く先々で額に体温計をピッと突きつけられながら生活しています。体温が高いと、どこかへ連れて行かれるようです。額に体温計の冷えたプラスチックを感じるたびに、もしもこれが銃だったら怖いなと思います。 粛々と列をなしてそれ待つのが、あまりにも象徴的にうつりました。 ◇ こんな状況に身を置いていると、やはり頭のいい人たちは情報を得るのが一足早かったりするのねん、と感じざるを得ま

  • そして帰ることになったあの日

    【※1年前の出来事です】 下記リンクの通りです。(当記事下部に本文を載せておきます) 赴任地を離れるとき、私を最寄り駅まで運んでくれたのは職場の人ではなく、マスクをつけた善意の一般市民でした。 「北京から帰って来るときは、絶対に連絡してね。ここまで迎えに来るから」 「わかった!」 と答えて、握手して出てきました。 2020/01/28より抜き協力隊日記 JICA 中国にいる8人全員帰国へ NHKニュース 中国で新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、JICA=国際協力機構は現在、中国にいる青年海外協力隊の8人全員を帰国させ… www3.nh

  • 自分が恥知らずだからといって、他人も恥知らずとは思わぬ事だ

    春節は、同僚のご親戚の家で過ごしました。 方言や郷土料理などに触れることが出来ました。 【乾杯!】 そのお家のお爺さんが、こんなことをいいました。   「日本のともだちよ。 わたしたちの国はかつて色々なことがあった。あれは政府がよくなかった。踊らされた。交流はいつの時代も人と人だ。酒を飲みましょう。」 私は、語弊を恐れずに言えば、世の中のお爺さんは文句ばかり言うものと洗脳されていて、そんな自分が恥ずかしくなりました。そして、街やインターネットに溢れる心無い言葉にも恥ずかしくなりました。 ここは暗い歴史もあるところです。 あちら側からそう言ってくれるなんて。 お

  • 農村の春節と感染症と

    昨日と今日、同僚のお家にお邪魔して、春節を楽しんでいます。 【春節の準備をする子どもたち。割と何でも糊で接着します】 今日はベンツで同僚のふるさとへ行き、BMWの赤いスポーツカーで帰宅しました。農村でご親戚の集まりに参加させてもらい、ひまわりの種や美味しいご飯をいただき、そして方言の壁の高さを再認識しました。 【ドラマに出てきそうなおうち】 トイレに行こうと思ったら止められました。皆行きたくなさそうにしていました。かえって気になる。 【山の上の公民館で】 地域の婦人会みたいな人たちが作った料理が並びます。いくつかの親戚グループのために作り置きしてありま

  • ある日、肺炎の波紋に静かに飲み込まれた

    卒業生が急に訪ねてきたので、街を散策しました。 楽しかったー! 銀行が店先に出していた春節のお飾りです。 ♢ 新型肺炎について。 そう騒ぎ立てる事でもないと思っていたところ、午後から急に周りが騒々しくなりました。個人的に情報を送ってくれる人がいたり(ありがとうございます)、お上から連絡があったり。 以前、こちらで肺炎にかかった時に買い揃えたマスクや消毒液(病院用)がまだ家にあるので、自衛体制は万全だと思いたいです。これらは任期終了時に帰国時に打ち捨てて帰るものだと思っていたので、まさかこんなことになるとは。 春節で物流が停まっている時に、この仕打ちはなかなか意地悪だな

  • とある春節と忍び寄る肺炎の足音

    日中は家でバリバリと仕事をした。猫もバリバリと爪をといでいた。 作文関連は捗ったものの、多くの学生に共通した問題点はやはりまとめてフィードバックしたいと感じた。しかし一斉フィードバックは、学生に課題を自分ごととして捉えてもらいにくいきらいがあり、結果徒労に終わることも多く苦心している。 どこが良くないだろうか。 いい方法はないだろうか。 いっそ全学生を講堂に集めて、母語で理解できるよう同時通訳で伝えるのはどうだろう。定着、使用に至るかはわからないが、やらないよりはマシかもしれない。 学生全員がついてこられるなんてことはないだろうけれど、効率の良さは常に考えなえればならない。 ◆

  • 傷心と執着を昇華させられる人が強い

    ・航空券の予約に失敗して、結構な金額の手数料を払うことになりションボリしています。(日本円換算ならハードカバーのエッセイが2冊くらい買えそう。あー!) 携帯電話と指先ですぐに買えてしまうのも、せっかちな性分にはエネミーになり得ることがわかりました。高い勉強代です。(しかしチケットをとるのも競争・抽選・外国人利用不可だったりするので、そこの見極めが難しいです。) ・手数料のことで心が荒んだので、子猫に癒やされようと思いましたが、なぜか当該ネコが日々凶暴になっており叶いませんでした。調べると、前歯が生えかけで口の中が痒いため噛み付くそうです。しかしながら、既に犬歯はしっかりと生えそろ

  • 春節とネコ

    【春節】 生徒の案内のもと、春節の街を歩いた。 誰かの思い出や生活を聞きながら探検するのはいい。ハクビシンやタヌキのような野生動物をはじめ、この時期ならではの珍しいものを売っていたのでそのうち写真付きで記録したい。商品の多くが法律違反とのことで、これが闇市かと思った。闇市は明るかった。 【子猫のいる暮らし】 かまって、撫でて、遊ぼうよ、何を食べているの、なにそれ触りたい(眼鏡とか毛とかペンとか)、にゃーにゃーガジガジ大暴れ。 身体能力も上がって、高いところのものは落とすし、低いところのものは転がすし、静かなのは寝ているときくらい。しかもなかなか寝ないし、膝の上で寝た

  • 猫とか毛とかガスボンベとか。

    春節は犯罪の時期。 お金がない人たちが年をこすため、というのが理由の一つだそうです。 武漢での新型肺炎の件とあわせて、関係各所から注意喚起のメールが頻繁にとどいた1週間でした。 出かけると良いことがなさそうなので、子猫と遊んだり、仕事や読書をはじめるも猫にペンを奪われたりして「もー、いけませんよー」なんて言いながら過ごしています。 家を出るたびに、セクハラスタッフから『おいでおいで』と手招きされています。女性教師達が故郷に帰省してしまい退屈しているのでしょう。毎回『行かぬ行かぬ』するのは疲れます。 やはりこの時期、出かけるといいことが無いのは真実かもしれないです。 ◆ 薄毛に

  • ネコがいるからデリバリー

    ■デリバリーを使う 子猫が遊んでほしくてニャーニャーと鳴くので出かけるのに忍びなく、今夜は外売(ワイマイ)をしてみました。初、外売。ドキドキ。外売というのは、デリバリーサービスのことで、ウーバーイーツみたいなものです。 こちらでは“饿了么”や“美团”という会社が有名です。街を歩いていたり、レストランで食事をとっていると、それらの会社の制服を着た配達員によく出くわします。 今回使ったのは饿了么(ウーラマ)。 青い服と発音の頭文字である“e”のロゴが入ったバイクがトレードマークです。 ♢ まず、アプリに必要項目を登録します。 家や会社などの基本的な受け取り場所や、電話番号や名前

  • 猫と薄毛と時々QUEEN

    【チャイナ・ラプソディー】 今日から春節休みに入りました。 窓の外に晴れやかな雰囲気を感じます。 市場で生きたガチョウを買った人たちが、家の前の駐車場でわいわいガーガーとやっているほか、連休を故郷や行楽地で過すごそうとする人々がスーツケースを引いて続々と旅立っていきます。 先ほどは外から子どもの声で 「ママ―!」 というシャウトが聞こえました。 ヨッシャ!続きはワシが引き受けたる!と、キャリーオン、キャリオンしたところです。 中国茶で一息、ご機嫌な昼下がり。 ◆ 【髪は何処へ消えた】 今週のこと。 コンクール用に撮った映像をチェックしていた時、それに気付きました。

  • 中国高校教員室、ピテラ会談

    特になんでもない日々を過ごしています。 同僚の先生と、日本で今年トレンドになりそうな『中国メイク』についてキャッキャウフフと話しています。私も動画サイトを見ながら試しています。どこで歯止めを利かせたらいいのか、よくわからなくなってきました。 「ねねね!安全で高くないコスメを教えて!」 と聞いたところ 「そうねえー実はね、そういうときは日本の化粧品を買いますよ」 との答えが。 街で売っている日本のプチプラコスメは偽物が多いので、公式通販で買うよう教えてもらいました。キャンメイクはなかなか人気なようです。 キャリアのある未婚の先生方は、いわゆるデパコス御用達といったところです。「S

  • 花の色はうつりにけりないたづらに、名古屋ういろうBoot Camp

    新年も4日目。 今年初めてのお休みである。ただただコンコンと寝ていた。コンコンコンコン、出湯か狐かっての。寝正月という文化を伝える伝道師としては最高位を与えたい。バリスタみたいなかっこいい感じの称号が良いな。 12月下旬から期間限定で夜7時以降の仕事が入り、ヘイヘイと従っている(ちなみに私の一番早い授業は朝7時50分から)。 それに道向かいの病院ビルの新設工事が佳境を迎えたため、朝7時から夜8時まで家の中で会話が成り立たないほどの騒音に悩まされている。また、教員住宅の上階が改装工事に入ったらしく朝夜問わずトントントントンとやっている。外傷と内臓疾患の様相を呈している。 オフィスで

  • サファー杯発表と喫茶赤鉛筆オープン

    ★サファー杯発表の儀 第1回サファー杯の受賞式を行いました。賞品袋には『日本語喫茶の赤鉛筆 ご招待券』を封入しました。赤鉛筆については、後ほどご説明します。 サファー杯は着実に参加校を増やしており、今後押しも押されもせぬ素敵なコンクールに育つことでしょう。ふふ。 【受賞作を1つに絞るのが大変でした】 ★『日本語の喫茶 赤鉛筆』開店 【お客さんが持ち寄った美術品がたくさん飾られています】 学生の会話力向上のために、本日からオフィス内に喫茶店を設えました。早速、新規に数名の学生が来店し、評判は上々です。 これで、聞く・話す・読む・書くの4技能全てのプラットフォーム

  • お正月だけど、お正月じゃなかった

    2020年元日は和菓子や正月飾りを作ったり、いつも通りの仕事をして過ごしました。近隣校は年末年始は休みがありますが、活動先の学校は一切の休みがありません。 【パンダの和菓子をつくりました】 これには内外の派閥・権力争いなどが関係していると見ています。私もそれに巻き込まれる形で、校内において活動範囲に目に見えない線がぴっちりと張られています。私は資産として、特定の人にとっていいお買い物であることを求められているようです。ここにおいて文字通りの保身ですが、利害の一致以上のことはしたくないと、個人的には思います。 【新年を寿ぐ雰囲気がないのに精いっぱいあらがう図】 ちな

  • 省内散歩と中国茶

    ★小さき先生に習う 一日だけお休みをいただき、高速鉄道とバスに乗って省内の国立大学へ。この大学はこのあたりだと一番優秀な大学だと言われており、基金の出先機関があるなど日本語教育の要所です。 【大学構内にて。何が入っているんだろう。】 そこでのご縁で、現地の先生のご自宅へ。ラオスやインドネシアからの留学生を交えての餃子パーティーに参加しました。中国での留学生受け入れ事情についても知ることができました。どうやらごりごりに招いているようです。 【宗教画みたい。ユダはいません。】 先生は銀杏のマークで知られる某大学の先生でもあり日本語も堪能。餃子の皮を量産しながら始終面

  • やっててよかった義務教育。あと安倍総理のこと

    文化の違い及び教育重点校と言うこともあり、年末年始も通常通りのダイヤで運行しております。以下、最近の出来事です。 ★義務教育の底力 合唱コンクールがあり、最近はそのサポートにあたっています。私自身が義務教育時代に得た音楽の知識が大いに役立っていて驚かされます。これまで音楽的なものは全て対岸にあると信じて生きてきましたので、白き紙に音符をこの手で書き入れる日が来るとは思いもよりませんでした。 やっててよかった、義務教育。 ちゃんと受けられて良かった、副教科。 すべての副教科の先生方に花束を贈りたいです。 ★安倍(総理)を支持するのか? 家族が任地に遊び

  • クリスマスキャロルは聞こえないし亀だし昆布だし

    本日のハイライトは3件です。 ★狂気のクリスマスイブ クリスマス・イブは夜10時を過ぎてもオフィスにおりました。ケーキを買って帰りたいけど、店もやってるかわからないし危ないから帰ることに。 【蝋燭を灯して、朝から晩まで】 薄暗い写真は、クリスマスパーティーの様子ではありません。消灯後に撮影された3年生の様子です。少なくとも夜11時以降だと思われます。学校がこんなふうに学生を拘束して勉強させても、あるいは拘束を解いて勉強させなかったにしても、どちらにしろ病むときは病むくらいの熾烈な競争社会なのではないかな、と思いました。 ★亀、まさかの 今日の担当は亀がいるクラス。

  • 和菓子作りの中国語、海外で作って食べよう

    最近、いちご大福に練り切りに、和菓子作りの記事が続いています。 せっかくなので中国語での和菓子材料についてご紹介します。2019年時点での値段も残しておきます。各国の中華ショップでお買い物の際にお役立てください(画像をお店の人に見せたりしてくださいね)。価格は、割引などで実際はもう少し安くなります。別途送料が必要なことも。海外で和菓子を食べようじゃありませんか。 1.用具 ●はかり 電池、皿、計量カップ、卵の黄身と白身を分ける道具付き。11元。料理は科学と言いますが、お菓子作りでは分量はことさら重要です。 ●キッチンペーパー 近所のスーパーに無かった気がしたの

  • 無心の時間が必要だ

    それは心なのか何なのか、輪郭があやふやでよくわからない。 わからないけれど、そのようなものが走っていて、それでいて、ここにぽつねんと取り残されてもいて、つまり、なんだか落ち着かない年末の週末です。 職場のデスクを整理してみてもスッキリとしないし、珍しくビールなんて体に注ぎ込んでみても何ということもない。 どうしたものかとおもい、キリキリと耳栓をねじ込んで、和菓子を作り始めた夜8時。 お菓子作りは時間との戦いだ。冷めるか混ぜるかの攻防である。 暇があればついつい覗いてしまう携帯を手放すのにも、ちょうどいいことがわかった。 今日は冬至らしい。 カボチャの練り切りにしよう。 通販で買っ

  • スポンジボブの趣味はクラゲ獲りらしい

    授業中、作文を書かせていると一人の男子学生がすっくと立ち上がり教卓までやってきた。それは授業終了間際で、なんと熱心な学生かと思った。 ノートにしっかりと書き込んだ絵を携え、「先生、これは日本語でなんと言いますか」。 怪しがりて寄りて見ると、迷い無き線で描かれた見事なスポンジ・ボブであった。 これはスポンジ・ボブだと告げると 「スポンジ……ボブ……。ありがとうございます」 と丁寧に礼を述べてしずしずと戻っていった。 今日は意見文の練習で、『運動のあとに飲みたい飲み物』について書いているはずなのだけれど、それとスポンジ・ボブに一体どのような関連が……?『スポンジ・ボブ』をなんに使うと

  • 民話から地域の輪郭を捉えよ

    今日は、地域に伝わる昔話をご紹介します。 ♢ 昔々、この地にはお姉さん燕と妹蝉の姉妹が住んでおりました。 姉妹は細い木や茅で作られたトン族(当地の少数民族)の家を見ては、「毎度の大風で家が壊れて大変そうだよね」「ウンウン、可哀想」と話していました。 そこで妹蝉は「去年、海を超えてココに飛んできたときに、南の方にいい感じの杉の木があるのをみたの!あれを持ってこようよ!」と提案しました。 お姉さん燕は「アイデア イズ NICE!でも杉の木は重いし、それにとても遠いから無理じゃない?」と言いました。すると、妹蝉はちょっと考えて、そして嬉しそうに言いました。 「種をとってきて、ここ

  • 亀と迎春とBuzzFeed

    本日のハイライトは1点です。 【なんで亀がいるんだよ事件】 机間巡視をしていると、学生の机の上にカメ。 良くできた模型ね、なんて思っていると、なんと生きておりました。 「えっ…カメ…動…えええー」 わけがわからなかったので、その学生の作文テーマを急遽「私と亀」に変更しました。前回の彼女の作文は全くやる気が感じられませんでしたが、今回は筆圧が強めに書かれていました。 朝は亀と一つのパンを分かち合い、昼は学食で亀を散歩させ、夜は亀に歌を歌い寝るそうです。少女よ、思うままに生きよ。誰も邪魔してはならぬ。 現場からは以上です。 ・作文を書かせている間、うるさくなりそうな予感がし

  • 今日から俺は

    出勤すると、英語科・日本語科オフィス内での呼称が「サファー」に変わっていました。昨日までは「サファー先生」か、「サ先生」だったのに。(※「山田先生」か「山先生」みたいなかんじ) こちらは家族だろうと同僚だろうと生徒だろうと、フルネームで呼び捨てで呼び合う文化があります。名前もほとんど3文字以内と短いですし。 隣の英語科の先生方の間で、私の名前は「サ(姓)・ファー(名)」ということに落ち着いたんだなと思いました。下の名前は消えた!贅沢な名だからかな! 【田中花子さんなら、田(姓)・中(名)】 先ほど作部添削に没頭していると、同室の英語の先生から 「サ・ファー!!!ご飯を

  • 協力隊員、いちご大福を作る

    いちご大福を作って、同僚にプレゼントしました。 【イチゴはしっかり確かめて買わないと、変なの掴まされる!】 職場では、みんなで順繰り順繰りに食事会を開催する(奢り合う)システムがあります。連れ立って外へ食べに行ったり、自宅で料理を振る舞ったり。私は主催側に回れないので、こんな形で。 ♢ 学校では教員や、教員の家族が亡くなると、女性教員は総出でお手伝いに行きます。男性教員は、その送迎を行います。 今日の夜はその日だそうです。原因はお酒だと聞きました。 ちなみに男性教師が結婚するときは、仲良しの先生を引き連れて学校中のオフィスに挨拶に出向き、ひまわりの種や赤いお菓子を

  • アンニョンハセヨじゃありませんよ~

    朝日がとても綺麗だったので写真をば。 シャッターを押していると後ろ上方から「きれいですね〜(日本語)」との声が降ってきた。振り向くと。 ずらーり。金八感。 同じものを見て、同じことを思うのはちょっとうれしいなって思いました。 このあと、校舎の上と地上で『おはよう合戦』が繰り広げられるのが恒例です。 たまに混じる『先生!アンニョンハセヨ!』というコールに「アンニョンハセヨじゃないよー」と応えると、学生はモジモジして嬉しそうにします。構ってほしいのかな? 2019/12/14 選り抜き協力隊日記 ____________ 【一言メモ】 協力隊派遣地域ではよ

  • ラムネの穴からため息を吐いたら

    カーテンの向こう側から、怒声と幼児に体罰を加える音が聞こえてくる。 加虐の鈍い打撃音に思いの外衝撃をうけた。 女の子はくすん、くすんと泣き出した。 胸が傷む。 だが、それ以上に差し迫って腹も痛む。 朝から続く微熱と、腹の鈍痛で何も食べられないのでペコちゃんのキャンディを舐める。 このペコちゃんキャンディをあげたら、あの子は泣き止むかなぁと思うけど、あげない。 ◆ 最近は食堂スタッフのある女性への対応に苦慮している。おそらく知的障害があり、発話が「うー」とか「ぴー」とかそういう感じである。 そして距離が著しく近い。遠くから私を見つけては飛んでくる。その時にしていることが中断されて

  • 外国人がひとりの街で

    バイクの警報音で、目を覚ました。 二度寝で見た夢は、ひどく嫌な内容だった。 携帯を確認する。 今日もVPNの調子は最悪のようだ。 薄暗い居間のストーブをつける。 サーモスの水筒に茶葉をリンリンと入れて、タンクの湯のボタンを押す。 カーテンの向こうが明るかったので、洗濯機を回す。15分モード。機械のせいか、洗剤のせいかわからないけれど、40分も洗ったら服が傷んでしまうので、いつもそうしている。 冷え切った体重計に乗る。 そういえば昨日は昼も夜も会食であったな、と思い至る。 きのう食堂で買ったシュウマイが2つ残っていたので温めて食べた。冷蔵庫に残っていた食材を切って鍋に放り込んだとこ

  • 鬼滅の刃@中国の山奥

    わおわお。ファミマ応援ガールのえなこだよ!嘘だよ! 今年もこの時期がやってきました! 学園祭IN中国の高校!(昨年の様子はこちら↓) 今年は日本にいるので、生徒がウィーチャット(中国版ラインのおようなもの)で中継してくれました。会場には、 絵とか、 弾きがたりとか、 ロリータとか思い思いに楽しんでいました。哆啦A梦(ドラえもん)もいますね。 日本では『鬼滅の刃』が流行っていますが、実は中国でも大人気。 (呼吸の使い手現る!) もう何年も前から、生徒の作文や自己紹介文に『鬼灭之刃』(あちらで知られた『鬼滅の刃』のタイトル)の文字を見ていた

  • 天を肉松、トイレの神に祈る

    肉松をご存知でしょうか。 これは松。 肉松はパンに挟まっていたり、ご飯にかけて食べるフレーク状の食べ物です。黄土色のそれはパサパサして甘くて少ししょっぱくて謎の風味があって、日本の桜でんぶに少し似ています。 原料は動物性の何かだそうなのですが詳しいことは知りません。現状、神秘のベールで包まれているのです。 この肉松がなかなかどうして忍びのスペシャリストで、たとえばパンを買うときは疑り深くよくよく観察しないとなりません。多くの日本人にとってそれは罠と言えるでしょう。 ♢ ワタクシ、どうにもこの肉松が苦手なのです。 桜でんぶは彩りの要素が強く、それ自体が味の主役になることは

  • ありがとうの気持ちと貴州ニホンゴ日記

    前回の記事のレシピブック、おかげさまで多くの方に手に取っていただきまして、本当にありがとうございました。とってもうれしいです。個人的にホンジュラスのお料理がクリスマスから年末年始にかけて家族や友人に喜ばれそうだなと思っています。年末はやっぱり海鮮がうれしいですね。 _____________ 【今日の人生】 写真は貴州省の高校でカップラーメンを食べる人々です。 体を気遣って食堂で食べる学生と、そうじゃない学生がいます。カップラーメンは美味しいし、安いしね。食堂は混んでいるし、飽きるしね。親の心配をよそに。 学生の親は出稼ぎで家にいないことも多く、そのため寮生活の学生も多い

  • 本日発売!協力隊員 レシピブック

    ドンドコドンドコ! 度々のお知らせですみません。 JICA海外協力隊員たちによるレシピ本が本日発売となっております。私も一部参加しました。 くらして初めて知った(ど)ローカルごはん: 日本で作れる世界のレシピとお話 amzn.to 550円 (2020年11月29日 00:16時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 世界66カ国、66名。現地の人々とともに暮らした隊員の生き生きとしたコラムも。いつかの旅先のあの味や、意外なあの味に出会えるかも?! カラフルでとっても楽しい内容に

  • 自撮りという毒 バケツから溢れる

    他人の自撮り投稿に「毒」を感じる瞬間がどうにもあるのです。顔にしか情報を見いだせない画像データ。 特にこちらに来てからというもの、当地産SNSにより服毒量が増えたのか、毒の精製度が高まったのか、とにかく名もなき毒に当てられっぱなしで、「この毒薬の成分はなんじゃろな?」と考えています。投稿者の年齢性別問わず、暴力的に目に飛び込んで来るそれに酷く疲れてしまう。勝手に私が疲れているだけなのですが、人を疲れさせる写真が撮れるって、ものすごい能力だし、エネルギーを持った一枚なのだと思います。 ウィーチャット(中国版LINEのようなもの)のタイムラインはそんなもので溢れかえっていて、なんだか

  • いつかあの頃になる今日で

    今週は、名前で呼ばれることが増えました。これまで日本語科以外の先生方には、外教(外国人教師)とか、先生とか、美女(お姉さん)とか呼ばれることが多かったのです。 最近では遠くで私の話題が出ているときも「サファー先生」という単語が聞こえるようになり、なんだかうれしい日々です。 私が日々過ごしているオフィスは日本語科と英語科で共有しているのですが、他科目の先生から発せられる「この人に話しかけても何を言っているか多分わからないだろうな」という空気も薄れてきている気がします。 まれに、出会ってすぐに人の心を掴んで、ぴょーんと懐に飛び込んでしまう「人たらし」タイプの人がいますが、私はどう考え

  • 隊員の何気ない一日

    ①匂い立つ女 くんくん。うん、間違いない。 デスクで作文添削中、どうも臭う。甘酸っぱくて、スパイシーな発酵臭。 「わわわ、最近、開けても暮れても腐乳(発酵豆腐)ばかり食べていたから、体臭がそれになっちゃったんだ!体中の毛穴という毛穴から香りが漏れ出してるんだ!このセーターにも染み付いてるに違いない!」と悲嘆にくれました。 しばし絶望していると、なんとデスクにおすそ分けの腐乳が置かれているではありませんか。 発酵させた豆腐は納豆に入れても美味しいと思います。塩麹みたいな使い方も出来ます。よく考えたら、日本なら豆腐を職場でシェアしよう、とはならないよね。うふふ。 ♢ ②

  • 自己成長の在り処

    “自己成長“に重きを置いて協力隊に応募した訳ではないので、対で語られがちなこの言葉に対面した時ふと考えてしまう。活動内容が前職とほぼ同じと言っていい状況下で、それはどこに見出せばいいのだろうか。 私なりに考えてみる。 ひとつは、言葉を使ったり使えなかったりして、人に頼りながら暮らしていくということ。 ひとつは、言葉を使ったり使えなかったりして、人に頼りながら労働環境を整えていくこと。 他にもあるかな。頼ることは私にとって意味が大きい。 ♢ 肺炎で療養している間に日本語スピーチコンテストが終わった。私が添削と練習を担当した学生が、1位から3位まで入賞したそうだ。 腐っても「儂が育

  • 同じ釜の飯を食おうキャンペーン

    雨。 寒い、寒い、寒い。 学生いわく、気温は4度だとか。 英語クラスの学生が、「先生、まだ冬じゃありません」と教えてくれました。絶望。 寒いので、今週末は休校となりました。 寮生は実家に帰って冬服を持ってくるように、ということのようです。 ◇ 【すっぱ辛い赤いスープと、素朴な白いスープ。湯葉とキノコが美味】 今日は学校職員の給料日。 オフィスに残っていた先生たちと夕食を食べに行きました。 向かったのは重慶の鍋料理の店で、その特徴は麻辣。黴豆腐という調味料を使ったつけダレが美味しいです。 【赤く塗られた串は高め。普通の串は0.5元。最後に店の人に串の数を数えても

  • 人の人生

    ひとりひとりに話を聞いてみると、能力に反比例して謎の自信に溢れた学生もいれば、能力に関係なく自信がない学生もいる。 私が日本で出会ったこの国の学生は、圧倒的に前者ばかりだったので後者が多いこの感じが意外である。 ◇ 1人の学生が、進路に悩んでいた。 彼は昨年、公的といっていいプログラムを利用し、1年間の日本留学を経験している。ネイティブのように話すことができ、なにより日本人に可愛がられるタイプの学生である。 そのときの日本留学も、彼の能力を見込んだ先生が親を説得し、なんとか行くことに決まったと聞いている。「あの先生は恩人です」と教えてくれた。なんて真っ直ぐな人。 そんな彼であるが

  • 朝のリレーと言うには密やかで

    日曜日、まだ夜も明けきらない。 学生たちは粛々と丘を登り、学校へと向かっている。 その丘の麓で、屋台もライトに照らされながら粛々と営業している。 建設中の病院ビルを見上げれば、LED電球の下で内装屋が仕事している。 黒々とした山のどこかで、ニワトリが大きく鳴いて6時55分、貴州。 まもなく朝が来る。 2019/11/24 選り抜き協力隊日記 _________________ 【一言メモ】 夜明け前、街が目覚めていく感じが好きです。 くらして初めて知った(ど)ローカルごはん: 日本で作れる世界のレシピとお話 amzn.to

  • 協力隊おすすめ書籍紹介4選【息抜き回】

    今日は、超個人的な青年海外協力隊おすすめ書籍をご紹介します。派遣前の方はぜひ! ①小泉武夫のミラクル食文化論 小泉武夫のミラクル食文化論 amzn.to 1,760円 (2020年11月14日 22:07時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 協力隊員が暮らす地域には、虫を食べる文化を持つところが少なくありません。アフリカ隊の同期からは、蟻入りクッキーの話をよく聞きますね。他にも意図せず蟻入り食品を食べていることも(取り除くのが面倒になるようで)。ちなみに我が任地、貴州省も以前はト

  • 民族色を感じる結婚式に出会った【息抜き回】

    いつも通りフラフラとした人生のとある1日を送っていると、結婚式に出会いました。 結婚式を盛り上げるプロの人たちのようです。とっても華やか。 ドレスも高いヒールもメイクも頭飾りもバシッと決まっていました。 民族衣装でしょうか。色々な種類があります。 ドレスの柄はキラキラのスパンコールで出来ています。手首の銀細工はこのあたりの工芸品です。民族の文化である赤い糸と銀細工でできたお守りをつけている人もよく見かけます。噂によると、銀細工で知られるミャオ族民族衣装はフル装備で200万円だとか。本当でしょうか? 以前話したことがあるミャオ族の生徒は、「民族衣装は欲しくない」とい

  • Morning!世界のお布団から

    なーんかさ、みんな自由なんだよ。 自由が普通である。 レストランは食事をしなくても水を飲めるし、充電もできる。何時間座っていたっていいのだ。週末には喫茶店で学生が水だけで何時間も粘っているのをよく見る。何をしているのかというと店のWi-Fiと電気を使ってゲームをしている。 おおらかさはもともとの文化や気質と、経営の余裕からだろうか。 【コーヒーを飲む習慣はない】 ◇ 何かとシェアすることが好きなのはあると思う。オフィスに果物をおいておけばそれはみんなのものだ。買い物や食事など、みんなで時間を共有することも大好き。お金を配り合うのも好き。 動画や書籍の違法配信や字幕作成も、そ

  • 語学、それは耳が痛い話

    日本に住む知人から着信があり、仕事の悩みについて聞いた。今の自分の状況と合わせ鏡のようで、示唆に富む内容のため、かいつまんで記録しておく。 ◇ ・職場(専門性高め)に新しく某英語圏出身の同僚がやってきた。 ・その同僚は日本流の仕事のやり方をまだ理解していない。 ・日本語の検定であるN2を持っていない(N1が最上級)。 ・これまでその仕事をしてきた人を尊重せず怒らせてしまう。 ・理想が高く、実務がわかっていない。 ・自分が最高責任者じゃないのに張り切った結果、周りに残業をさせてしまうようなところがある。 ・焦りから手柄を欲するあまり、業務の分掌を乗り越えて来るが乗り越えた先で日本語

  • 何もしたくない日や何もできない日があってもいい

    こちらへ来て121日が経った。 こういうの初めて計算したな。 なんやかんやで、学校のことに追われ、外には出ず3ヶ月は過ぎてしまった。毎日地獄の釡みたいに暑かったし。ま、そういうボランティアがいたっていいじゃない。 ♢ 結局、先月下旬から今に至るまで、まるまる肺炎(仮)で潰してしまった。 他の人みたいなキラキラ隊員ライフをアピールしたいのだが、残念ながらゴホゴホライフである。おかしいな。最近とくに、「ヤッホー!沼からの投稿です!」みたいになっている。コポコポ……(沼から出てくる音) 今週は自宅療養で1週間お休みをもらって、明日、経過観察で病院へ行きます。昔からそんなに

  • 中国で肺炎になり申した

    ※昨年の出来事です。 病院へ行きました。 同僚が「やっぱりちょっと変ですね?」と心配してついてきてくれました。いにしえの体温計で熱を測ってから、問診と脈で診断。気力もないし、頭も回らないので、組織が用意してくれた“病気の時の指さし単語表“を持っていて助かりました。 診断結果は、 「コミュニティで獲得する系の肺炎。重症じゃないっぽい?」。 最後のはてなマークが面白い。なんだよ❓って。含みを持たせないで! 重くなったらまた来てねと言われました。あいみょんか。 同僚に「最近医療費がかかっていますが、大丈夫ですか?」と心配されました。学生には農家も多いけれど、医者や大企業の

  • 協力隊員、映画館でしばし東京へ帰る

    日本語科の先生と映画を見に行きました。 タイトルは『天气之子』。天気の子です。なんというストレートさ……! 先日、中国語版の小説『天気の子』を買ったのですが、特典でポストカードがついてきたのでそのまま同僚にプレゼントしたところ、 「超うれしいです!」(原文ママ)、一緒に映画館へ行きましょう、という流れになったのでした。 学校での日本語学習者の多くは受動的に、あるいは消極的な理由から日本語を選択しています。しかし、少なくとも先生たちに関しては日本の漫画やアニメやドラマなどから出発し日本語学習に至っています。『スラムダンク』は共通言語だし、『これは経費で落ちません』などの最新ドラ

  • 李姉妹を一緒に見ようよ①【書下ろし】

    中国界隈で人気のYouTuber『李姉妹ch』をご存知でしょうか。 (敬称略で失礼します。) (画像は@HSK_Japanよりお借りしました) お姉さんの“ゆんちゃん”と妹さんの“しーちゃん“による軽妙な三重弁での会話形式で、語学や文化紹介を軸に活動されています。 次第に男性向けへシフトする女性YouTuberが多い中で、コンテンツで勝負されている点に好感を持っています。また、おふたりの生い立ちの違いにより、様々な切り口を持っていることも魅力の一つと言えるでしょう。 HSK(中国語版TOEICのようなもの)のチラシに抜擢され、ますます知名度を高めています。

  • 赤いものに巻かれ 浅く息をする②

    前回の記事に対し、現役学校教員から以下のような反応をいただいた。 綴り方教育の重要性を考えるとき、寧ろ、社会主義国家でその授業を展開できることは、色んな意味でちょっと興味深くて羨ましさすら覚えるよ。自分を攻める必要はさほど無いのではないかと思いつつ、そういう葛藤ができる人間性が失われないことで見えてくるその先を観てみたい気もする。 これまでは「日本人からみてどうか」という基準で作文指導をしていればよかったが、模範解答集を見ると日本と評価基準が大きく異なっている気がして、立ち止まってしまいました。 日本流作文を押し付けた結果として日本のコンクールでは無双できたとしても、本丸であ

  • 赤いものに巻かれ 浅く息をする①

    とりとめもなく、すこし愚痴る。 土曜日。夜11時半。退勤。つかれた。 仕事はテイクアウトした。 学生も教師も全然回ってない。 予習復習のない学習なんてクソ喰らえだ。クソクソのクソだ。 私なんかじゃなくて脳科学者を招聘したほうが1億倍いいと思う。『一日座っていた』という達成感が学習への満足感にすり替わっている学生も散見される。 学生が経済面も含め全然困ってないし(実際のところは知らない)、やる気もないしでプンスカプンだけど、考えてみたら自分も高校生のとき科目によっては同じ感じだったなーと思って、ややブレーキをかける。 ただ子供なりに将来に危機感はあったから、やっぱりイ

  • 中国で見た『東京』のモチーフ

    東京物語というシールを入手した。商品化できるほどのキャッチーさと、比較的似たような文化圏の中であって、東京あるいは日本をピンポイントでイメージできるテーマを模索するとこうなるのかと、参考になる。 【東京物語。右下の飲み屋のメニューだけ妙によくできている】 一番のお気に入りは、困り顔のダルマが「どうしよう」と言っているシールです。感情がどんどん移入している。 【手も足も出ない。書体も悲壮感たっぷり】 ◇ 入居時から居間にソファーがある。色はどぎつい紫で全然好みじゃないし、前の住民のものだし、荷物置き場になるのもそう時間はかからなかった。 ネット通販で買った布が届いた

  • 紅ショウガの半分は優しさで出来ている

    昨日の朝。 ひんやりとしたドアノブ。 家を出ると大きく吐いた息が白い。 イヤリングが冷たく主張して、いよいよ冬か始まろうと言うのか。 ここ3週間ほど、どうも風邪が治らない。 治まらない咳と鼻水と痰は、大気汚染が原因という説も出てきた。事務所からはマスクを買ってつけたらどうかと言われた。風光明媚な田舎でこれなのだから、都市部へ行こうものならひとたまりもないのではないか。 こちらの人は頻繁にツバを吐いているけれど、もしや、みんな痰が絡まりやすいということはないだろうか。大変なことだ。 今朝は朝ごはんを作る気力も無く、しかし温かいものを食べたほうが良いのではないかと思い、近所の屋台へ

  • ありがとう优衣库【息抜き回】

    さすがに寒すぎた。 日本からの出国準備時、「スーツケースが50㎏を越えそう」なんて他国隊員(ヨルダンやザンビア隊)の苦しみを聞きつつ、私にゆるされた持ち込み重量はその約半分であった。中国国内線の重量制限のなんとシビアなことよ。 限界まで荷物を削減し、もはや減らせるものは衣服しかなかった。1年を通して温暖な気候と聞いていたから。それが間違いだった。 貴州省、めっちゃ寒い!! 晴れない、湿っぽい。 同僚や生徒から「薄着すぎる」と言われるようになり、服を買いそろえ始めた。貴州省は田舎だけれど、物価が安いというわけではありません。そりゃあ北京などの都会に比べたら格安ですが、僻

  • 能ない国際ピエロは、何を隠すべきか

    今日も急遽パンダ役で会議に呼び出された。 前回(※1)同様、校長に 「聞こえてる?わかる?」 とピエロにされそうになった。 私は「あったりまえでしょー!当然聞こえてるよ!聞こえてる!聞こえてる!多分ね!」と言って、ウインクを投げておいた。大きく振りかぶって。 そこに関しては、もう何だっていいのだ。 そして何故か今日はこれから校長たちとランチへ行くことになった。 美味しくなければゆるさないんだから‥‥‥! ※1 前回の屈辱。語学力とあれこれ↓ 2019/11/12 選り抜き協力隊日記 ____________ 後に聞いた話だと、パンダ役は各国共通のようで

  • 協力隊員、爆買いをする

    11月11日は、中国のネット通販の大型セールでした。 詳しくはこちらの記事をご覧くださいませ。 双11と言われるこの日。日本のニュースによれば、セール開始1分半で1500億円ものお金が動いたとか。セール前に一旦値上げしておいて、セール中にお買い得に見せる手法も横行しているようで、もう何がなんだかわかりません。 私も参戦し、 布5メートル(カーテン、カバー他) フライパン 暖房器具 防寒具 冬用布団 電子レンジ 缶詰 等を買ったら、結構な額になってしまいました。元気なときは無くても困らないけれど、体調を崩したときに欲しいものってやはりあるな、と風邪をこじ

  • 痛みと花束の習作

    昼下り、家で療養していると急に会議に呼び出された。風邪を押して参加してみれば、見世物パンダ役であった。 こちらの学校は系統ごとに校長が複数人いる。直接教育に関わる人や、そうでない人も。年代的なものか、おしなべて訛りが強い。 その席でふとしたことから、ある校長から私の語学を馬鹿にされた。細かいことは聞き取れなくても、そういうのはすぐにわかる。 他人を貶めて、自分の評価と場を盛り上げようというよくあるアレである。 取り巻きの人たちは笑っていたけれど、英語科と日本語科の先生の顔は死んでいたので、それは救いである。 そういうことも含め、まあそういう任地である。「ふーん」と思って、バカバ

  • 中国語で妖怪体操を教える未来は考えて無かったさ

    VPNが復活した記念に、最新動画を一部ご紹介します。 【ダンス妖怪ウォッチ(諸事情で静止画でお届けします)】 今日はダンスの収録日。曲は『ようかい体操』。 私は別件のカルタ大会の手伝いがあり、撮影本番には参加できませんでした。送られてきた動画を見る限り、なんやかんや楽しそうにやっているようで良かったです。 私は曲の選定と、ダンス練習で関わったのですが、サラリーマン時代の宴会芸がこんなところで役立つとは、人生なにがあるかわかりません。 今回、意図したことではないですが、カルタ大会も、ダンスも完全に新任の先生方に主体を移す結果になりました。(嘘。当初

  • おシリを出した子、一等賞【息抜き回】

    タオバオというネット通販がある。 大変便利で、組織関係者や隊員の中にも“タオバオ狂”を自負する人を散見する。もちろん「絶対に使わない」と豪語する人もいるわけだけれど、現代中国において、それはなかなかに難しい選択である。 どのくらい生活に馴染んでいるのかというと、例えば活動先の同僚たちは靴や牛乳、チーズ、靴下、筆箱などの生活の何気ないものすらタオバオで入手する。インフラ化しているのである。 協力隊員が派遣される地域であるからして、ここでは手に入らない物も多く、そんなときはタオバオで注文する。すると2~4日くらいで入手することができるのである。 【ここ掘れワンワンって具合に

  • すりこぎの幸せのありかを探して

    本当なら、自己を表現する手段の一つを助けたい。 試験のためではなく。 彼らには、それが必要だと思う。 そう思いながら、試験用の添削をする。 私にとっても、自己の表現と実現は難題だ。 気づけば手が赤い。きっと返り血。 2019年11月3日 選り抜き協力隊 ______________ 【ひとことメモ】 身をけずり 人に尽くさんすりこぎの その味知れる 人ぞ尊し すりこぎになりたいわけではないのです。 本気には本気で、そこそこにはそこそこで、もちうる限りのもので対峙したいのです。 人の文章に手を入れるのは、つらい。 心と血肉が通っていない文章に手を入れる任務は、もっとつらい

  • サラメシは賄い@中国学校の学食の奥から

    IHクッキングヒーター、薄い中華鍋、そして腕。 この3つで出来上がったのが、写真のお好み焼きである。どんな粉モノもその味に仕立てあげてしまうオタフクソースはやはりスゴイ。粉モノ界の小澤征爾と言えよう。 「昼はコーン軍艦にしよう。」と思いたち学食へ。かの地は蒸したモロコシが売っているのである。 勇んで係員に訊ねるも、今日はモロコシ休業。 「ややや、いかんせん」と思ったがどっこい、むんずと腕を掴まれ調理場の奥へ奥へのラビリンス。拉致反対!ダメ絶対! 銀のお椀に盛られるは、芋が混じった白い米。箸とお椀をグイと押し付けられ、ここに座れと促され。 オカズは硬い緑の茎。豆腐と卵の炒めもの。

  • 中国政府指定 健康診断を受けました

    急に中国赴任になっちゃった‥‥‥ 中国検診ってなんだろう・・・・・・ そんな声にお応えできるのかできないのかわかりませんが、備忘録的な意味で書き留めておきます。 情報が正確でなかったり古かったりしたらすみません。 中国政府指定健康診断って? 中国政府は、6か月(181日)以上以上中国に滞在する外国人(16歳未満を除く)に、居留証申請の際に検診結果を提出するよう定めています。 そのための健康診断です。 一般検診とは違うの? 『外国人体格検査記録用紙』という専用の書式があります。 会社や所属先が用意してくれることもありますが、自分でダウンロードすることもできます。後に述べ

  • いいぞ、もっとやれ……!Japan Expo!

    銀行から学校へ帰ると、運動会と文化祭が佳境に差し掛かっていた。 朝から外で祭りをして、夜はテスト。それを三日間繰り返すらしい。 【模擬店の料理が凝っていて、しかも何品もある。2年生の20クラス以上が出店し、壮観。写真は餃子の模擬店。性別に関係なくみんな料理ができる】 内容は大学の学園祭に近いもので、模擬店は2週間で準備したそうだ。なかなかの実行力である。 日本語クラスは、オタク(宅男、宅女という)を存分に発揮しており『よしよし』と思った。日本語クラスに限らず、日本の女子学生の制服は人気があるようで、ちらほら着ている学生を見かけた。 【日本語クラス。『21クラスは本当に素

  • 施されたら施し返す。恩返しです@銀行

    任地を離れ、銀行へ行ってきた。一泊を要する小旅行だ。 【途中で立寄った遊歩道。北京五輪の関係で作られた健康増進区域。見慣れない虫も】 車で2時間ほどの場所なれど、そこの発展は凄まじく、‘’ららぽーと‘’のようなものが建っていた。 眩しい。目も脳も文明に怯みっぱなしだ。 モール内にはゲーセンもあり、かつて日本で使われていた中古の機械を輸入して使っているようであった。しかし、グラフィックはひたすらに美しく、画面内外との不均衡さが象徴的だと感じた。乗馬のゲームは馬の頭の模型が雑に補強されていて「らしいな」と思った。 【夕食。近くの郷土料理。これらをサラダバーのように自

  • 『草木も生えぬ75年』その夏に立って

    『彼らにとって戦争はまだ終わっていなかったんだ。アジア各地でむごい事、酷い事やって来た俺たち日本人は、面白いこと(オリンピック)やんなきゃいけないんだ!』 私は見ていないけれど、昨日のいだてんでこんな一節があったとか。 こちらに来て、何度か戦争のことを耳にした。 多くは公式な記録はほぼ残っていない。 なぜなら。 残らないことを目標に、残らないようにしたから。 日本の在野の研究家によってまとめられた小さい記事が残っているだけでも奇跡だと思う。 そんな場所が他にもたくさんあるのだろう。 ♢ 話は変わって。 昔、母とテレビを見ながら従軍慰安婦について話していた時のこと。母がこんなこと

  • 使徒、襲来

    この記事は、熱と怒りに浮かされながら書きました。ナウシカに登場する王蟲に例えるならば、もはや虫笛も効かないほどに真っ赤に染まっているといったところでしょうか。「支離滅裂とはこういうことを言うのね」、という部分をお楽しみいただければと思います。以前の投稿「夜に正体不明のおじさん二人組が家にやってきた」の詳細を含みます。 _______________________ 熱、下痢、寒気、頭痛、ダルさ。 おそらく風邪なので、安静にしている。 しかし、こんな時にやってくるのがオッサンなのである。 日もとうに落ちている時間帯にである。 ドアと寝室の窓を叩き「いるのか!」と。 もちろん無視し

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