chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
医新伝心 https://ishindenshinishindenshin.hatenablog.com/

医師横山啓太郎個人のブログです。 腎臓・高血圧内科に行動変容外来開設し、 現在は慈恵医大晴海トリトンクリニック所長をしています。

ishindenshin
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2020/04/24

arrow_drop_down
  • スマートフォンでの毛細血管の測定

    私は、老化を「外的な負荷を処理できなくなること。柔軟性を失うこと。」と定義しています。 塩が処理できないことが高血圧に、糖が処理できないことが糖尿病に、脂質を処理できないことが脂質異常症に繋がります。この柔軟性は何によって規定されているのでしょうか? それは、処理する細胞の機能と糖や脂質をその細胞に運ぶ毛細血管量に規定されると考えています。実はその細胞自体も毛細血管によって栄養を受けて機能するので、毛細血管量が低下することは体の柔軟性を失うことと直結します。毛細血管量の減少は、臓器を選ぶことはありません。脳の血管、心臓の血管、腎臓の血管、あるいは皮膚の血管も同様に減少していきます。ですから、脳…

  • 近未来リモート診療

    近未来リモート診療 新型コロナウィルス感染症は日本がIT後進国であることを私たちに教えてくれました。米国の振り込み詐欺はAIがディープラーニングで進化した対応をする音声システムで行われるようになってから、それまで人が行っていた時よりもはるかに効率よく相手をだますことが出来るようになったそうです。 医療の世界でも同じようで保健指導を人間が行うのとバーチャルアドバイザーが行うのとどちらが有効であるかという研究報告が、Mueller先生から報告されました(JAMA Intern Med 2020 Sep 28)。 その結果、バーチャルアドバイザーと人間のアドバイザーは、いずれも歩行時間を週に2時間超…

  • 医療者のマスク

    新型コロナウィルス感染症の第6波による新規感染者数が徐々にではありますが、減少しています。 変異株の出現など不確定要素はあるものの、新型コロナウィルスもいつかは一般的な風邪と同じになっていくことを多くの研究者が予想しています。 しかし、感染症に対する恐怖心は、個人個人で大きく異なるので、新型コロナウィルスが弱毒化してもマスクをつけ続ける人は一定数いらっしゃると思います。そして、その方々は、相手にもマスクをつけることを希望するはずです。 もしそうであれば、今後医療者は診察時にはマスクを外すことは出来ないことが予想されます。 新型コロナウィルス感染症は症状が出る前に人にうつすので、無症状でもマスク…

  • 忙しい時こそ、心に余裕を

    どの仕事も同時並行で進んでいくことが多いかと思いますが、医師も何人かの患者さんの問題に同時に対応しなくてはなりません。特に新型コロナウィルス感染症蔓延期では、スタッフやスタッフの家族の感染と勤務状況を調整する必要があります。 先日、外来の最後の予約の患者さんがいらっしゃらなかったので、キャンセルと判断し、病棟のコロナの患者さんに面談に行っていました。 そして外来に帰ってきたところ、最後の予約の患者さんが「40分待たされた」とご立腹でした。 普段は、怒るような患者さんではない方です。私が席を外して5分後にいらしたようでした。 「私がもう少し、待っていたら良かったですね。病棟の面談は5分で終わった…

  • 日本の新型コロナウイルスの感染状況

    新型コロナウイルスのパンデミックが起こっている中で、我が国の感染者数と感染による死亡者数は極めて低いと報道されていました。 しかし、年始から第6波に見舞われ、それまでは1日の新規感染者数が1000人でも多いと感じていたのに今では1万人を超える日が続き、その数に驚くことはなくなりました。 本当に我が国の感染者数は少ないのでしょうか? ロイターのサイトでの紹介によると世界で最も1日新規感染者数の多い国はどこだと思いますか? 1位韓国、2位ドイツ、3位ベトナム、4位ロシア、5位日本です。 https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-a…

  • 新型コロナウイルスの経口治療薬(パキロビッド)

    新型コロナウイルスがインフルエンザウイルス並みになるには、抗インフルエンザウイルス薬であるタミフル(オセルタミビル)のような、新型コロナウイルスにも有効な経口治療薬の出現が必要です。 本年2月に承認されたパキロビッドは、新型コロナウイルスの重症化を防ぐことで期待されています。 しかし、厚労省からの通達では ○令和4年2月28日以降の取扱いについて ・本剤を扱える医療機関は、院内処方が可能な病院及び有床診療所 (試験運用期間からの新型コロナ病床確保医療機関を引き続き含む) となっています。 つまり、処方できるのは、院内処方が可能な病院及び有床診療所ですので、クリニックが薬剤を使用して重症化を防ぎ…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、ishindenshinさんをフォローしませんか?

ハンドル名
ishindenshinさん
ブログタイトル
医新伝心
フォロー
医新伝心

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用