パリ滞在6日目のこの日はマレー地区を散策し、その北にあるレ・ピュブリック広場などに行ってみました。まずパリ市庁舎から街歩きを始めました。美しいですね、まるでお城か宮殿のよう。その昔は何だったのか調べてみると、前の市庁舎が火災で焼失して1882年に再建された建物だそうで、焼失を免れた基礎の上に建てられているのだそうです。壁には多くの彫像が据えつけられていて威厳と風格がありました。<パリ市庁舎>市庁舎前の広場は以前来た冬は、アイススケートリンクになっていましたが、今回は砂を運び込んでビーチバレーコートが出来ていました。パリ市も市民の為に色々なことをやっておられる様ですね。市庁舎のリヴォリ通り側にはランデヴー観光案内所があります。ここで念の為にメトロ路線図をもう一部ゲットしました。又、ちょっとしたお土産なども置いてあ...パリ市庁舎
今回はパリでのちょっとした話を書いてみましょう。【ちょっと怖かった話】ある日の朝9時頃でしたが、ホテルから歩いて2、3分の場所にあるチェイルリー庭園に一人で行ってみました。夫はホテルでゆっくりしたいとのことで一緒ではありませんでした。真夏の朝9時ですから庭園にはもう大勢の観光客や地元の方々が来られて、思い思いに寛いでおられました。<チェイルリー庭園>私も気持のよい風が吹き渡る池の周りのベンチに腰掛けてしばらく過ごした後、来た時と同じ様にリヴォリ通り側の出入口から出ようとした時、アンケート用紙の様な物を携えた若いフランス人女性が私に近づいて来たのです。アンケート詐欺がはやっているので注意する様に旅行社から言われていたのを思い出し、相手にせず通り過ぎようとしたその瞬間、周りにいた観光客に見えた同じようなフランス人の...パリでのちょっとした話
セーヌ川ディナークルーズに参加しました。クルーズ船の出発場所はエッフェル塔に近いイエナ橋のたもとで、船は時間がくると音もなく静かに岸を離れ、ゆっくりしたスピードで進み始めました。クルーズ出発後しばらくは、外が明るかったので、クルーズ仲間とのパリの情報交換などおしゃべりが弾みましたが、だんだん外が薄暗くなって来ると、街のイルミが浮かび上がって来て、いつの間にか夜になりイルミが輝きだし、セーヌ川に周りの建物の明かりが写り、昼間の街と一変しました。今までお喋りしていたお仲間も、みんな引き付けられる様に外を見ています。セーヌ川沿いを夜歩くと、クルーズ中の遊覧船が何台も見えますが、船の中から見る街の美しさは格別ですね。落ち着いたエレガントな船内でフレンチのコース料理をいただきながら、またルーブルやオルセー美術館などのイル...ディナークルーズ
16区のバカラ美術館に行こうと9号線イエナ駅で下車すると、目の前に東洋美術のギメ美術館が見えました。ここには敦煌文書が展示されているはずなので入りたいなと思いながらも、目指すバカラ美術館へ急ぎました。<ギメ美術館>イエナ大通りを凱旋門方面に向かうと、合衆国広場という長方形をした芝生の広場があり、その広場の前に赤地にバカラのロゴが入った幕が掲げられた建物があり、ここがバカラ美術館でした。<バカラ美術館>中に入ると2Fが美術館になっていて、30分位で見学できる小さな美術館でした。クリスタルグラスは明るい自然光より人工の光を当てた方が映えるらしく、室内は暗かったですね。展示品は比較的大きな物の部屋と小さな物に分かれていました。階段や踊り場にはクリスタルグラスのシャンデリアがいくつも展示されていましたが、どれも非常に繊...バカラ美術館
在フランス日本大使館というタイトルの記事を前回書きましたが、この記事をupした後、在フランス日本大使館のHPってどんなのかな?と思いヤフー検索で調べてみました。そしたらなんと少し前にupした私の記事「在フランス日本大使館~」という記事が1枚目に出ているではありませんか、これには驚きました。驚くと共に何だか嬉しかったですけれどネ(^-^)それから一日経った昨日、ヤフー検索で出て来る自分の記事をもう一回見ようと思いましたが、もう私の記事は削除されていました。この時、前日にヤフー検索が私の記事タイトルの「在フランス日本大使館」という言葉に反応して、この記事を自動的に拾ったのだろうと思いあたりました。しかし、一つ一つの記事を検証する人(そんな人がいればの話ですが)から見ると、記事内容に非常識な部分があったり、可能性は非...前回の記事の顛末
在フランス日本大使館はモンソー公園の近くにありますが、折角モンソー公園まで来ているので、ここにも行ってみることにしました。この辺りはほとんどが石造りの建物なので、日本大使館も石造りのクラッシック建築だと思っていましたが、行ってみると意外にも前面ガラス張りの現代建築でした。建物に近づくと、大柄な黒人男性のガードマンというのでしょうか、そんな人が一人、入口のすぐ外に立っていて、私が少し離れた所から日本大使館の写真を撮ろうとしていたら、「撮るな!」と言い絶対に撮らせてくれません。その上、「帰れ、帰れ」という感じの身振りをするんですよ。中に入ろうとしたのではなく、建物の外観の写真を撮るだけなのに何故だめなのか、不思議ですよね。軍事施設などであればわかりますが。海外で自身に重大な緊急事態が発生した時には、自国の大使館に駆...在フランス日本大使館
アレクサンドル三世橋を渡った後、メトロを乗り継いでモンソー公園に行ってみました。これはメトロ2号線モンソー駅の入り口ですが、パリのメトロ入り口のデザインは何種類かある様です。この入口はギマールがデザインしたアールヌーボーの装飾が美しい線を描いています。モンソー公園の入り口。何だかお城の門のようですね。<モンソー公園入口>平日でしたが大勢の人々が公園に来ておられました。ここにもメリーゴーランドが。パリにはメリーゴーランドが多いですね、ホントに。こんな遺跡のミニチュアーもありましたよ。この公園は元々はオルレアン公爵の宮殿敷地内の庭園で、上の写真の遺跡のミニチュアーもその当時のものではないでしょうかね~。この後、モンソー公園隣にあるニッシム・カモンド美術館にも行く予定でしたが、時間の都合で行けませんでした。今、考える...モンソー公園
プチ・パレ横にあるアレクサンドル三世橋に行ってみました。パリに来るといつも、「この橋を渡りたいな~」という気持ちになり、必ず渡るんですよね(^-^)それはやはりパリ一美しい橋と言われているからでしょうね、きっと。片側2車線と広い歩道、橋には見えませんが橋です(笑)。<アレクサンドル三世橋>橋の両側の先端4か所にはペガサスと女神の金色の彫像が乗った高い柱、橋の手すりには重厚なライト、美しいですね。向うにアンバリッドも見えています。1900年のパリ万博の時に架けられたこの美しい橋には、1893年締結の仏露同盟にちなんでロシア皇帝の名が付けられていますが、典型的な19世紀末の様式で土台には鋼鉄が用いられているそうです。私達が訪れたこの時も、四隅の高い柱の上に美しい金色の彫刻が夏の陽に輝いていたので、最近金箔の張替など...アレクサンドル三世橋
今まで前を通りながら、「お洒落な建物だな~」、「どうも美術館らしい」、「中はどうなっているのかな~」などと思いながら通り過ぎるだけだったプチ・パレに初めて足を踏み入れました!<プチ・パレ>ガイドブックによるとプチ・パレは1900年のパリ万博の為に建てられ、その時はフランス美術の展示会場だった様ですが、今はパリ市立プチ・パレ美術館として一般公開されているのだとか。中に入ると入場料は無料でした。まず、玄関ホールのドームを頂く高い天井、自然光がふりそそぐ大きな窓など建物の壮麗さに驚きましたね。まさに「プチ・パレ」の名の通り小さな宮殿です。<玄関ホール>展示品はクールベ、モネ、マネなどの18~19世紀の絵画、エミール、ガレなどの装飾美術、ローマ時代から近代までの彫刻など多岐にわたっているようでした。<展示室><展示室>...プチ・パレ
大統領官邸のエリゼ宮に行く為に、凱旋門駅からメトロ1号線に乗ってシャンゼリゼ・クレマンソー駅で下車し地上に出ると、周りは緑地帯というか緑豊かで人通りの少ない静かな場所ですが、所々に銃をもった警察官、婦人警官が目立たない様に立っていて、通りを通る人に目を光らせていました。なので何となく写真を撮るのも憚られる雰囲気が漂っています。この緑地帯をセーヌ川と反対方向にしばらく歩くと、フォブール・サン・トノレ通りに出ます。エリゼ宮入口はこの通りに面していますが、下の写真の様に銃を持った警察官と警察車両が通りの入り口の両側を塞いでいて一般車両は近づけません。当然ですが非常に厳重な警戒でした。私はフォーブル・サン・トノレ通りの歩道を歩いてエリゼ宮入口前まで行き、下の写真を撮りました。歩通を歩く人に対しては、上の写真の様に歩道に...エリゼ宮(大統領官邸)
今回はパリ滞在5日目のことを記事にしてみましょう。この日に廻った場所のメモを今みると、短い時間で結構色々行ったんだな~と驚きますね。この日は夜8時からのディナークルーズを予約していたので、6時過ぎにはホテルに戻っていたはずなので、どんな廻り方をしたのでしょうね~。数ヶ月前のことなのに、遠い昔の出来事の様に感じられるのが不思議です。巡った場所を順に書くと、凱旋門→エリゼ宮→プチパレ→アレクサンドル3世橋→モンソー公園→在フランス日本大使館→バカラ美術館の順です。少し早めにホテルを出発して、シャンゼリゼを歩きながら凱旋門に向かいました。まだ10時前だったので散策する人も少なく、通り沿いのお店は準備中の所が多く、いつものシャンゼリゼとはちょっと雰囲気が違っていました。<人もまばらなシャンゼリゼ>通りには、こんなお洒落...凱旋門
プチトリアノンの近くには、マリー・アントワネットが当時の自然回帰の思想に影響を受けて、大池の周りに造らせた藁葺の農家、水車、牧場などのある「村里」がありました。思っていたより本格的な田舎風の小集落で驚きました。彼女は少数のお供とここで質素な服に麦わら帽子姿で、畑仕事、牛乳絞り、バター作りなどを楽しんだそうです。そして、ここには彼女に招待された人以外は立ち入ることは出来なかったと言われています。建物の中には入れませんでしたが、12軒の農家からなるこの村里は、建築当初の姿を今日まで、ほぼ完全な形で留めているんだそうですよ。最後にベルサイユ宮殿のショップで、プチトリアノンの部屋に飾られていたマリー・アントワネットの肖像画にどこか面影が似ている様な、「青いドレスのマリー・アントワネット」という名の、小さな手のひらサイズ...村里
グラントリアノン見学後プチトリアノンに向かいました。プチトリアノンはルイ15世が、愛妾ポンパドール夫人と過ごすために18世紀後半に建てられましたが、建物が完成した時にはポンパドール夫人は亡くなられていたそうです。しかし、私達はプチトリアノンと言えば、何といってもマリー・アントワネットを思い浮かべますね。その名の通り小規模な四角い建物で外観も内装も豪華というより可愛らしく優美な感じがしました。プチトリアノンはトリアノンからさほど遠くない所にありましたが、建物正面はこんな感じです。<プチトリアノン正面>建物正面の前方には大木(ポプラ?)の並木が整然と植わっていましたが、当時はどうなっていたのでしょうね~。この写真からも感じが伝わって来ますが、人で溢れたベルサイユ宮殿と違って、この離宮を見学する2、30人の人がいるだ...プチトリアノン
午後からグラントリアノン、プチトリアノン、村里を見学しました。以前来た時、宮殿の庭にプチトランが停まっていたのを見たので、この3か所はこのプチトランで廻ると思っていましたが、そうではなく徒歩での見学でした。この3つの離宮への入口は、標識がある訳ではなく下の様な何気ない木立のトンネルの様な所から入りました。入口を入ってからかなりの距離を歩くと、グラントリアノンが見えてきました。ベルサイユ宮殿を見た後だからでしょうか、質素だなという印象を受けました。<3つの離宮への入り口><グラントリアノン>グラントリアノンはルイ14世が愛妾マントノン夫人や家族と過ごすために17世紀後半に造られたそうで、二つの建物とそれを結ぶ柱廊とで成っています。たくさんの部屋を見学しましたが、どの部屋もベルサイユ宮殿の様な装飾過多ではなく、落ち...グラントリアノン
宮殿の庭に出ると下の写真の「ラトナの噴水」があります。そしてはるか向こうに小さ「アポロンの噴水」が写っていますね。<ラトナの噴水>下の写真は「アポロンの噴水」から見たベルサイユ宮殿と「ラトナの噴水」です。<アポロンの噴水>あまり知られていませんが、上の写真の「ラトナの噴水」と「アポロンの噴水」を結ぶ線の両側の森には、木々で囲まれたボスケ(bosquet)と呼ばれる、幾つかの庭園が造られています。上の写真にその両側の森が写っていますね。近づくとこんな感じです。そのボスケの一つ一つがさらに生垣で囲まれているので、ボスケは中に入らないと見えません。まるで秘密の庭園のようです。私達は上の写真の左側の森に入ってボスケを見学しました。私は以前、このボスケについての話をある所で聞いたのですが、今一つその仕組みが判りませんでし...ボスケ(ベルサイユ宮殿庭園)
7月30日はオプショナル旅行に参加して、まる一日ベルサイユ宮殿を観光しました。ベルサイユはパリの南西約20㎞の距離にあり、早朝にパリを出発して帰り着いたのは夜8時近くでした。ベルサイユ宮殿にはこれまで2回行ったことがありますが、2回とも宮殿だけでグラントリアノン、プチトリアノン、村里には行ったことがありませんでした。今回はこのすべてを廻る一日ツアーに参加することにしました。今回のガイドさんは日本語が流暢なフランス人女性。ツアー仲間は6人でした。今回初めて知ったのですが、ベルサイユ宮殿は西向きに建っているのですね。というか鏡の間は西向きの部屋なのですね。なので外光を反射して室内が明るくなるように鏡が多用されているということなのだそうです。まず、例によって王室礼拝堂から見学が始まります。1770年5月16日にルイ1...ベルサイユ宮殿
この日は16区のパッシ―地区にあるギマールのアールヌーボー建築群を見学する予定にしていましたが、そこに行く地下鉄6号線のモンパルナス駅からトロカデロ駅間が工事中で9月半ばまで閉鎖中という情報を知り、地下鉄が地上に出る6号線パスツール駅からパッシー駅までの景勝ルートに乗るのも目的だったので、それが出来ないならと、アールヌーボー建築群見学はやめ、シャイヨ宮テラスに行くことにしました。地下鉄の他の路線を使えばパッシ―地区に行けないことはありませんが。シャイヨ宮は、1937年のパリ万国博覧会にあわせて建てられたパビリオンの一つだそうで、現在はこの中に3つの博物館と劇場があるのだそう。セーヌ川を望む丘に建てられていて、この建物の両翼をつなぐ中央部分のテラスが、エッフェル塔を眺める場所としては最高の場所だとはよく言われるこ...シャイヨ宮テラス
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