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シリコンバレーロックダウン後日記 https://sarukunsv.hatenablog.com/

起点はシリコンバレーがロックダウンされた2020年3月。2021年6月、シリコンバレーのロックダウンが解除されてから、シリコンバレーと世界がどのように回復に向かっていくのかを日記に記録してみようと思う。

sarukunSV
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2020/04/11

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  • 死亡者数のトリック(オレンジティア)

    ロイターの最新のデータによれば10月30日の米国の一日の新規感染者は10万人を超えたらしい。とうとう、桁があがってしまった。ほんの数週間前までは7万人なんて信じられないといっていたところなのに、あっという間に10万人を突破した。ウィルス感染は指数関数的に増加するという言葉を何度も聞いたが、本当にそのとおりだ。 一日の新規感染者数が7万人、8万人、9万人、10万人と増えている間、選挙戦で遊説をしている大統領は米国エピデミックはは峠を超えていると言い続けている(どう考えても峠を登り続けているようにみえるのだが)。そして、感染者数は重要ではない。なぜなら、感染しても症状がない人や、あっという間に回復…

  • ワクチン開発は遅れているのか?(オレンジティア)

    一ヶ月半ほど前に、現大統領がワクチンの配布の準備を11月1日をターゲットにすすめるようにと州政府に連絡したために、ワクチンの信頼性が下がったことついて書いたのが「ワクチンと米国の失敗 」なのだが、このとき書いた2つのトピックのどちらについても続報となるのが今回の日記だ。 まず、ワクチンについて。11月1日まで残り2日を残すところとなったが、未だ配布どころか、FDAが認証する準備ができているワクチンは存在しない。それどころか、開発の最終フェーズであるフェーズ3のトライアルで満足のできる結果データを得られているワクチンはまだない。 なんであれ「開発」に関わったことがある人であれば理解できると思うの…

  • 規制緩和が進んだけれど上昇傾向(オレンジティア)

    昨日の火曜日はカリフォルニア州のティア成績発表会の日だった。私が勝手に名付けているティア成績発表会については、「シリコンバレーのオレンジティアおめでとう!とりあえず!」を参照してもらいたい。 さて、毎週火曜日に、過去2週間の新規感染者数の割合と陽性率を基に決定される規制緩和のティアシステムだが、昨日の火曜日もいくつかの郡の規制が緩和された。しかし、同時にニューサム州知事からも保健局からも、新規感染者数の割合と感染率が上昇傾向に転じているという指摘がされた。 その数値は、現在米国のエピデミック始まって以来の感染の大波を迎えているほかの州に比べればずっと低い。そのため、米国のほぼ全体が規制を強化し…

  • ビタミンD (オレンジティア)

    未だパンデミックの原因となっているウィルスに特効薬はない。重症患者の症状を改善する可能性があるとか、回復期間を短縮する可能性があるという薬が、いくつか出てきてはいるが、某国で認証された薬がWHOによって効果が承認されなかったりするので、世界中でコンセンサスのある薬は未だにない。もちろん承認されているワクチンもない。 しかし、専門家でも感染予防のために摂取するサプリメントが2種類あるという。秘密の薬でもなければ最先端技術によって開発された薬でもない。ビタミンCとDだ。 コロナウィルスはインフルエンザウィルスと親戚のようなものなので、インフルエンザを予防するといわれている様々な対策を実行することは…

  • 自粛疲れ (オレンジティア)

    とても身に覚えがある記事を読んだ。自粛疲れについてだ。 現在、米国もヨーロッパも、秋の深まりにつれて感染者数と入院者数が右肩上がりで増え続けていて、再ロックダウンの懸念が心配されているわけだが、その原因の一部は自粛疲れにあるという。 自粛疲れとはなんだ? パンデミックが一挙に拡大した春、ロックダウンに伴い、世界中で人々は自粛規制を守ろうとした。医療危機を回避するために、人々は可能な限り家の中で過ごそうとした。また、年老いた両親や祖父母を守るためにも、あえて会いに行かずにバーチャルミーティングで会話をしてきた家族もたくさんいた。しかし、7ヶ月という長期間におよんで、マスクの着用、ソーシャルディス…

  • いわしと選挙とホーンテッドハウス(オレンジティア)

    2日前の今頃、「はずれてほしい予感」で書いた予感は残念ながら当たってしまったようで、カリフォルニアの新規感染者数も感染率もはっきり目に見える形で上昇傾向だ。来週には、郡や州から各自の感染に対する防御壁を引き締めるようお達しがあると思う。それでも2週間以上上昇傾向が収まらなければ、せっかくここまで再開したビジネスや学校を再び少しずつ閉じなくてはならなくなる。ここで、郡と州は強いリーダーシップを発揮して、マスクもせずにパーティを開き続ける愚者の心根を変えてほしい。 嫌な傾向が出ているということは、今、外に出ておかなくては今後はさらに閉じこもらなくてはいけなくなる可能性も高い。7ヶ月の間、週末はずっ…

  • はずれてほしい予感(オレンジティア)

    なんか嫌な予感がする。カリフォルニアの感染者数が上昇傾向に切り替わった気がする。 といっても、まだなにもはっきりはしていない。単なる私の気のせいかもしれない。なにしろ新規感染者数というのは病院からの報告のタイミングに左右されるために。5日以内の数値は正しいと思わないようにと警告がされている。 そういう仮の数字だとしても、7日間の平均を出している折れ線グラフを見ると、明らかに今週に入ってから緩く登り始めた。もちろんこれまでも感染者数の折れ線グラフは一直線に上がったり下がったりするものではなく、上がり下がりの波を繰り返しながら上昇傾向か下降傾向かのトレンドを示していく。なので、今週のデータが上昇傾…

  • 相互連帯コミュニティ(オレンジティア)

    シリコンバレーよりもちょっと北のマリーン郡の話だ。 マリーン郡も他の北カリフォルニアの郡の例にもれず、9月から徐々に新規感染者を減らしてきたために、つい最近になってマスク着用や人数制限やソーシャルディスタンスを守る条件で、学校の一部の再開が可能になった。公立学校の再開にはまだまだ時間がかかりそうだが、比較的規模の小さい私立学校であれば、オンラインの授業と登校する授業をうまく組み合わせれば、学校の再開は可能だった。 これを受け、ある私立学校は二週間前から、これまでのオンラインクラスに加え、生徒たちが登校できるクラスを導入した。特に問題なく2週間が過ぎた週末、学校は一部の生徒がソーシャルディスタン…

  • お化け屋敷をドライブスルー(オレンジティア)

    米国で一番大切な行事と言ったらクリスマスなのかもしれないが、一番好きな行事ときかれるとハロウィーンと答える人は相当多い。ハロウィーンは、休日でもなんでもないが、この日だけは大人も子供も無礼講はしゃいでもよいし、平日の夜に小さな子供がはしゃいでいても叱られないという本当に特別な日なのだ。 今年は数年に一度しかやってこない土曜日のハロウィーンということで、大人も子供も楽しみにしていたはずだ。大きなパーティを開くこともできるし、子どもたちは夜中までトリックオアトリートができるはずだった。 しかし、とても残念なことに、パンデミックによりトリックオアトリートは、CDCによってハイリスクなイベントとして認…

  • ヨーロッパも第二波(オレンジティア)

    ヨーロッパの新規感染者の伸び数がすごいことになっている。4月の第一波を遥かに超える新規感染者数をヨーロッパ各国が出している。1日の平均感染者数はヨーロッパ全体で合計すると8万8千人というのだからすごい。ただし、第一波に比べて死亡率は相当低く抑えられるのではないかと予想されているが、なにしろ新規感染者数が増えてから数週間しないと実際の死者の数の推移はわからない。 ヨーロッパの感染者数に負けずに、米国の感染者数もものすごい数を出している。少し前まで1日4万人ほどの感染者数は、昨日の月曜日、1日の新規感染者数が5万8千人を超えた。着実に夏のピークの値を目指して急上昇している。 しかし、中国、日本、韓…

  • Zoom タウンに住みたい!(オレンジティア)

    新しい造語を知った。その名も Zoom タウン。 米国の有名企業名は頻繁に動詞化や形容詞化をとげる。代表的なのは Google するだが、Zoom もパンデミックにより一挙にその活用法を増やした有名固有名詞だ。今や米国では、仕事も学校もイベントも Zoom なしでは成り立たない。 そこで現れた造語の Zoom タウン、だいたい意味が想像できると思うけれど、一応説明しよう。 現在、パンデミックにより米国の労働者の60%が在宅勤務をしていると言われている。また、在宅勤務者のうち2/3は、パンデミックが去った後も、現在の在宅勤務を続けたいと希望しているらしい。彼らは、自宅からセキュアなネットワーク経…

  • 大学の学費闘争(オレンジティア)

    なんとも割り切れない記事を読んだ。パンデミックが原因で発生した大学と学生の訴訟問題に関する記事だ。 米国の大学の学費は高い。公立でも私立でもびっくりするほど高い。カリフォルニアの州立大学の場合、一年間の授業費と教科書代だけでも1万5千ドルぐらいかかる。これに学生寮に入る場合はさらに1万7千ドルぐらいかかる。学生寮に入らない場合でも、学生街での生活費には1万3千ドルかかる。もし、両親の健康保険が使えない場合は保険料にさらに3千ドルぐらいかかる。それ以外の雑費などもかかる。なるべくお金のかからない方法をとったとしても、1年につき3万数千ドルはかかる計算だ。 もちろん、全員がその全額を払えるわけでは…

  • 集団免疫論についてちょっとだけ考えてみた(オレンジティア)

    スウェーデンがほかのヨーロッパ各国と違う独自路線で集団免疫を獲得するという作戦でパンデミックを乗り越えようとしているのは数ヶ月前から定期的にニュースになっているが、ここ数日米国では再び注目されている。それというのも、8月後半から、連邦政府のコロナウィルスタスクフォースに大統領の要請により加入したアトラス博士が「集団免疫論」者であり、現在のタスクフォースの中心人物のようになっているからだ。 米国で感染が広がり始めた3月末から2ヶ月ほど、今や国民的に有名になったファウチ博士やバークス博士がメンバーであるコロナウィルスタスクフォースは、毎日のように大統領とともに記者会見をしていた。そこで、大統領の珍…

  • 懲りない人々とホリデーシーズン(オレンジティア)

    米国の感染拡大がすごいスピードで広がっている。ちょっと前まで、4万人だった一日の新規感染者は5万人を超えた。特に中央の北部の拡大状況がひどく、1日の新規感染者数がこれまでの最高値に達している州がいくつもある。 前述のバーモントやカリフォルニアのように、低い数値を出したまま耐えている州もあるが、それはほんの一握りで、ほとんどすべての州でじりじりと感染が拡大している状態だ。 タイミングが悪い。1ヶ月もすると米国はホリデーシーズンに入っていく。感染拡大が予想されるホリデーシーズンが始まる前に、可能な限り感染率を下げておかなくてはいけないところなのに、むしろ感染率は上り坂だ。 10月末にはハロウィーン…

  • バーモントを見習え(オレンジティア)

    カリフォルニアに住んでいるとどうしてもカリフォルニア中心の視点で見てしまうのだけれども、実はよりお手本となるべき感染抑制体制を達成している州が米国にもいくつかある。日本では某カレーの名前によって誰もが知っているバーモント州もその一つだ。 バーモント州は4月にオーバシュートを経験したニューヨーク州に隣接する小さな州だ。人口も少なく田園地帯なので、たしかに感染が拡大しにくい要素は揃っているが、それでも、春のニューヨークやマサチューセッツと州境界を接している州としては、驚くべき低い感染者数と死者数が報告されている。3月からの今までの総感染者数は1900人弱、死亡者は58人である。桁がぜんぜん違う。 …

  • バーモントを見習え(オレンジティア)

    カリフォルニアに住んでいるとどうしてもカリフォルニア中心の視点で見てしまうのだけれども、実はよりお手本となるべき感染抑制体制を達成している州が米国にもいくつかある。日本では某カレーの名前によって誰もが知っているバーモント州もその一つだ。 バーモント州は4月にオーバシュートを経験したニューヨーク州に隣接する小さな州だ。人口も少なく田園地帯なので、たしかに感染が拡大しにくい要素は揃っているが、それでも、春のニューヨークやマサチューセッツと州境界を接している州としては、驚くべき低い感染者数と死者数が報告されている。3月からの今までの総感染者数は1900人弱、死亡者は58人である。桁がぜんぜん違う。 …

  • シリコンバレーのオレンジティアおめでとう!とりあえず!(オレンジティア)

    今日は火曜日、カリフォルニアのティア成績発表会の日だった。 ニューサム州知事はほぼ毎日記者会見をするのだが、火曜日の会見は、住民にもビジネスにも注目されている。なぜなら、毎週火曜日は、各郡の過去2週間の新規感染者数と陽性率のデータを基に、より規制緩和されたティアに昇進したり、より厳しく規制されたティアに落第したりするのが発表されるのだ。これを、私は勝手にティア成績発表会と名付けている。カリフォルニアの規制緩和を制御するティアシステムについては、「再挑戦」を参照してほしい。 ティアシステムをある程度眺めているうちに、ティアシステムは成績を基準とした昇進・落第システムに似ていることに気づいた。ティ…

  • シリコンバレーはティア3に昇格するのか?(ティア2)

    今日はやばかった。仕事が。 あまりにゴタゴタが過ぎたので、もう今日はなんにもしないで寝ようと思ったけれど、やっぱりなんか書いとこ、とブログを開いたのだが、難しいニュースサイトを読む気力が残っていないので、まあ、私の今日の注目だけにさらっと触れることにする。 米国で再び感染拡大の波の予兆が広がっている。31の州で、感染者が過去7日間よりも増えているし、そのうちの9州では、入院者数が過去最高を記録した。明らかに感染は再び拡大方向に舵がきられたようだ。 現在一般的に使用されている予測モデルによると、今の状態が続けば米国は2月までに更に18万人の死者を数えるだろうと予測されている。すでに21万人が亡く…

  • 今のところティアシステムは働いているようだ(ティア2)

    7月下旬から8月にかけてのピーク以来、減り続けていた米国の新規感染者がまた増えだした。残念なことだ。最初は短期間のデータのぶれかなと思っていたけれど、残念ながら米国の感染状況は再び右肩上がりになるらしい。 今回の感染拡大は中央平原がその舞台だ。米国の感染拡大の舞台は、ニューヨーク中心の東海岸に始まり、そこが収まったところで南部、西部と広がった、それらが落ち着き出したところで、今度はいままで逃れてきた真ん中がやられている。どうやら、人々は一度は危機的な状況を経験しないと気がすまないらしい。 さらに心配なのは、悲劇的なオーバシュートを体験して以来、感染を非常に低く抑えてコントロールしてきたニューヨ…

  • 感染対策の行方を決定する選挙(ティア2)

    トランプ大統領がウィルスに感染する前から、パンデミック対策は大統領選挙の重大な論点の一つだった。しかし、彼がウィルスに感染し、入院し、回復した今、ウィルス対策はこれまでよりも更に重要な論点となった。この選挙の結果は米国民が、今回のウィルスに対してどう考えているかの表明となり、選挙後の感染対策の行方を決定することになりそうだ。 トランプ大統領とその側近たちが次々と感染し、その前後の経緯や現在の対応をみれば、彼らが今回のウィルスについてどのように考えているのかが、より明確になったような気がする。感染する前は、感染対策もしっかりとやってきたと主張してきた彼らだが、感染した後は、感染しても深刻な問題で…

  • 感染対策の行方を決定する選挙(ティア2)

    トランプ大統領がウィルスに感染する前から、パンデミック対策は大統領選挙の重大な論点の一つだった。しかし、彼がウィルスに感染し、入院し、回復した今、ウィルス対策はこれまでよりも更に重要な論点となった。この選挙の結果は米国民が、今回のウィルスに対してどう考えているかの表明となり、選挙後の感染対策の行方を決定することになりそうだ。 トランプ大統領とその側近たちが次々と感染し、その前後の経緯や現在の対応をみれば、彼らが今回のウィルスについてどのように考えているのかが、より明確になったような気がする。感染する前は、感染対策もしっかりとやってきたと主張してきた彼らだが、感染した後は、感染しても深刻な問題で…

  • ロックダウンが命を奪う(ティア2)

    ウェブのニュースを見ていると、合間にいろいろな広告が入るのだが、公共広告も多く、最近多いもののひとつに「具合が悪くなったら、病院に行くのが一番安全です」というものがある。それも、Covidにかかったら病院に行きましょうではなくて、胸の痛みや頭痛などの異変を感じたら病院に行きましょうというものだ。 こういう広告が多いのには理由がある。 ロックダウンは、コミュニティをウィルス感染から救うために始めたものだ。規制の厳しさに多少の差はあれ、この政策は確実にコミュニティを感染拡大から救っている。シリコンバレーでは、3月中旬に厳戒なロックダウンを始めたときは急速に感染が収まったが、6月に規制を緩めすぎた途…

  • 広がる感染と広がらない感染(ティア2)

    今日もまた1人、ホワイトハウスの大統領補佐官の感染が発表された。報道によると、彼はホワイトハウスの感染が判明してから5日間自主隔離をして、毎日感染テストを受けていた。昨日までは毎日ネガティブだったのに、今日ポジティブがでたという。彼が自主隔離していたことを考慮し、その5日間は誰にも合わずに過ごしたと仮定すると、その5日の間、ウィルスは彼の体内に潜伏していたけどテスト結果はネガティブだったと考えられる。 これがこのウィルスの巧妙さで、彼は自主隔離をしていたので幸いだったのだが、感染テストが連日ネガティブだったら自主隔離をやめてしまう人もいるだろう。しかし、その5日の間も、ウィルスは潜伏していて感…

  • ホワイトハウスに広がる不安(ティア2)

    今や米国の人たちは誰もが不安を抱えているような気がする。収束しない感染だったり、失業だったり、学校閉鎖だったり、山火事だったり、ハリケーンだったり、不安な原因が尽きない米国で、今、人々を一番不安にさせいるのはホワイトハウスの状態だ。 大統領が自らの感染を発表してから4日たつが、一時期容態が思わしくなかったらしい彼だが、容態が安定してからすぐに、無理やり病院からホワイトハウスに帰ってきてしまった。このことは、大統領の容態が思わしくなかった週末よりもさらに、米国の人たちを不安にさせることとなった。 なぜ、大統領の容態が安定してホワイトハウスに帰ってきたことが、より大きな不安を生むのか。 まずは、感…

  • ホワイトハウスのクラスタ(ティア2)

    大統領の感染ニュースの続報だが、まず彼自身は現在、軍の病院にある大統領執務室に移動し隔離されている。「ついに大統領感染(ティア2)」を書いた時点、つまりカリフォルニア時間で木曜日の深夜の段階では、大統領は無症状だという報道だったのだが、実際には症状は出ていたらしく、金曜日の朝の時点では熱もあり血中酸素も一時的に落ちていて酸素補給をうけていたらしい。その後、大統領用の執務室がある病院にヘリコプターで移動した。これを入院というのかどうかが微妙なところなのだが、とにかく検査や看護を受けられる環境で執務を行うという発表がされた。 その後、土曜日の昼頃の専属の医師の発表によると、薬の投与の効果もあり、目…

  • インドの調査でわかったこと(ティア2)

    「最大規模の調査を可能にした国はインド!」で書いた、66万人を対象にしたコンタクトトレース調査のデータにより、今後の感染対策に役に立ついくつかの調査結果が出ていたので記載する。 まず、スーパースプレッダーについてだ。今回のウィルスで特徴的なのは、スーパースプレッダーの存在である。スーパースプレッダーとは、人であるときもああれば、イベントであるときもあるが、一人の人間、または、一つのイベントが大量の新規感染のトリガーになることで、一方、スーパスプレッダー以外の人々やイベントがほとんどウィルスを感染させないのが興味深い。このスーパースプレッダーについて、今回のデータからいくつかわかったことが報告さ…

  • ついに大統領感染(ティア2)

    今日は、インドで行われた大規模調査の結果から判明した新しい事実について書くつもりだった。ほんの4時間前までは。 でも、今日はやっぱりこれを書かなくては行けないような気がするので、インドの大規模調査の興味深いデータは明日に繰りこすことにする。 カリフォルニアの夜10時を過ぎた頃だろうか、急にネットが騒がしくなった。トランプ大統領が感染したという。 私は、第一報をSNSで受け取ったので、ソースの確認をしなくてはとニュースサイトにいったら、数十分前に速報がでたばかりだった。大統領とファーストレディーの感染テスト結果が要請であり、今後二週間自宅隔離(といっても自宅はホワイトハウスなのだが)になるという…

  • 最大規模の調査を可能にした国はインド!(ティア2)

    パンデミック史上最大規模の66万人を対象にした調査結果が発表され、これまでよりもさらに詳細なウィルスの性格が判明してきた。この貴重な調査を実現するには、66万人に対する広範囲のコンタクトトレースと感染テストの迅速な結果が必要だが、これを実現した国はインドだった。 数々の先進国に比べ、経済的に貧しいインドであるが、彼らは非常に広範囲なコンタクトトレースを成功させている。これは、米国についで二番目という多数の感染者を出しているにも関わらず、感染者に対する死者の割合は米国の半分以下という現状と無関係とは思えない。 この調査は、84995人の感染者とコンタクトがあった、なんと575071人をトレースし…

  • 最規模の調査を可能にした国はインド!(ティア2)

    パンデミック史上最大規模の66万人を対象にした調査結果が発表され、これまでよりもさらに詳細なウィルスの性格が判明してきた。この貴重な調査を実現するには、66万人に対する広範囲のコンタクトトレースと感染テストの迅速な結果が必要だが、これを実現した国はインドだった。 数々の先進国に比べ、経済的に貧しいインドであるが、彼らは非常に広範囲なコンタクトトレースを成功させている。これは、米国についで二番目という多数の感染者を出しているにも関わらず、感染者に対する死者の割合は米国の半分以下という現状と無関係とは思えない。 この調査は、84995人の感染者とコンタクトがあった、なんと575071人をトレースし…

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