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2020/04/05

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  • 読書の季節を前に(2021年ヨーテボリブックフェアのことなど)

    前回の担当記事で書いたスウェーデンの大手オンライン書店BokusのEU圏外への輸送停止問題は、いまだ解消されていません。6月下旬に更新されたお知らせには、8月中には落ち着く見込みとあり、夏季休暇期間中の進展はないと悟りましたが、8月ももう下旬、いまだ進展はありません。そんなわけで、いまはもっぱら、イングランドとオーストラリアに拠点を持つ大手オンライン書店Book Depositoryを利用しています。Bokusの事情を反映しているのかどうかは定かではないですが、スウェーデン語書籍の取扱いが急増しています。ちなみにフィンランド語などの書籍もそろっているようです。 さて、夏休みも終

  • ヴァランダー警部のイースタ

    ヘニング・マンケルの警部ヴァランダー・シリーズは、日本での北欧ミステリー・ブームの火付け役ともいえるでしょう。本格ミステリーとは言えないのですが、主人公の心理と市民の目線で見た社会問題がみごとに描かれています。ヴァランダー警部はごく普通の中年男性。不摂生がたたって糖尿病持ちです。自分の老いに対する不安、時代に取り残されるのではないかという不安が繰り返し描かれています。それでも警部としては優秀です。警部42歳から始まるシリーズの中で、認知症の父親や反抗的な娘との関係、そして遠くにいながら互いに惹かれあうリトアニアの女性バイバとの関係がそれぞれのペースで発展していき、シリーズ最終巻の『

  • スウェーデンの刑法改正と同意

    現在翻訳中のスウェーデン作品のテーマの一つは性的暴行。1985年から2011年にかけて被害に遭った女性たちが登場する。そのうちの一人は何年も経ってから「私はあのとき確かに抵抗した」ということを確認しようとする。 2018年の刑法改正で「同意なき性交」はレイプと見なされるようになったが、当然それ以前は違った。そこで1980年代から現在までの刑法のレイプ罪の規定(刑法第6章第1条第1項)の変遷について調べてみることにした。 1984年改正により、男性もレイプ被害者として扱われるようになった。 だが相変わらず暴行や脅迫によって性行為を強要されたことが要件で、被害者が飲酒のため

  • スウェーデン出身のアニメーション監督:ニキ・リンドロス・フォン・バール

    今回は、スウェーデン出身のアニメーション監督、ニキ・リンドロス・フォン・バール(Niki Lindroth von Bahr)をご紹介したいと思います。 NORDISK PANORAMA 2020 などのインタビューでご本人が語っている内容を元に構成しています。Stop Motion Geekのブログ記事(①、②)は、話の内容もさることながら、キャラクター考案時の資料や制作過程の写真が載っていたりして、とても興味深いです。他にも参考にした動画や記事のURLを末尾に掲載していますので、さらに詳しく知りたい方はぜひご参照ください。 トールとトール【※上

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