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  • オルフェウスの美学

    前回の記事「燃ゆる女の肖像」と関連して、もう少しオルフェウス神話について思うところを綴っていきます。神話をテーマにした絵画はもう五万とあるわけですが、オルフェウスで多くの人が思い浮かべるのはギュスターヴ・モローでしょう。絵画そのものの美しさもさることながら、左上から右下への流れるような構図が素晴らしい。ギュスターヴ・モロー《オルフェウスの首を持つトラキアの娘》1865この神話は絵画以外でもテーマアップされています。フランスの詩人ジャン・コクトーの映画『オルフェ』がその一つ。オルフェウス神話を現代風に構成した作品ですが、その結末は大いに議論を呼びそうなものです。話の内容はというと、詩人オルフェ(オルフェウス)が亡くなってしまった妻ユーリディス(エウリディケ)を取り戻しに冥府へ降るという構成はそのままなのですが、な...オルフェウスの美学

  • 燃ゆる女の肖像

    ご無沙汰しております。少し古新聞になってしまいましたが、セリーヌ・シアマ監督『燃ゆる女の肖像』があまりにも素晴らしかったので紹介させてください。映画『燃ゆる女の肖像』公式サイトすべてを、この目に焼き付けた——2020年12月4日(金)TOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマ他全国順次ロードショー映画『燃ゆる女の肖像』公式サイト《Story》画家のマリアンヌはブルターニュの貴婦人から、娘のエロイーズの見合いのための肖像画を頼まれる。だが、エロイーズ自身は結婚を拒んでいた。身分を隠して近づき、孤島の屋敷で密かに肖像画を完成させたマリアンヌは、真実を知ったエロイーズから絵の出来栄えを否定される。描き直すと決めたマリアンヌに、意外にもモデルになると申し出るエロイーズ。キャンバスをはさんで見つめ合い、美しい...燃ゆる女の肖像

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