猫と寝る - 准胝院のブログ
日本には伝統的に、息を引き取ってから埋葬または火葬にするまでの間の夜、近親者が死者とともに過ごすという風習がある。通夜を「お伽(とぎ)」「夜伽」「添い寝」などといって相続人が死者と添い寝をする例があるのは、その風習によるという。 妻は少しナーバスなところがあり、愛犬の「るびぃ」が亡くなって、荼毘に付すまでの2日間、「るびぃ」の亡骸を安置してる部屋に一人で入れなかった。 その安置の部屋が私の寝室だったので、私は「添い寝」まではいかないものの割と近距離で二日間、熟睡していた(のだが笑) ただ妻は冒頭で紹介した「夜伽」の事が頭にあり、日中私が仕事でいない間、「るびぃ」を一人にしておくのはしのびないと…
「無意識のその先に神仏がいる」 ということをこのブログで何度か記事にした事がある。これは現代科学で証明云々なんていうことは土台無理な話だから個々人が「信じる」「信じない」の話になってくる。 「もちろん信じるっちゃ!(宮城弁)」という方は以下の話にもお付き合いください。 無意識の先に神仏がいたとしても、問題なのは無意識から発せられた情報が「個人の無意識」のものなのか、その奥の集合無意識なのか、さらにその先にある神仏からのものなのか区別がつかないということ。 だからきっと二種類の過ちに注意する必要がありそうだ。 ①無意識の声を「神仏の声」と過大評価する ②神仏からの情報を「無意識の情報」と過小評価…
荼枳尼天のお経「刀自女経」にある一文、「右手把大刀」について、「三鈷剣」なのか「刀」なのか、記事を書きましたが↓ https://ryona.hatenadiary.jp/entry/2021/07/07/135056修繕中のお像は当初の予定通り「三鈷剣」にしました。あまりに小さいので石粉粘土での作成は難有りで、アルミ板から削り出しました。さすが鉄を鍛錬して作る根性はありませんでしたので(笑)まだ剣側は三鈷になっていませんから「針金+パテ」で形にする予定。
私が武道・格闘技に目がないのは何度も記事にしている通り、だから毎日お気に入りの格闘家のyoutubeはチェックしている。 人気のYoutubeチャネルは格闘家とはいえ、見な「弁が立つ」人が多く、「講師」が職業の私からすると「格闘技」の話よりも「話のスキル」ばかりに意識が行ってしまうことがしばしば。 そんな「話の旨い」格闘技Youtuberに「細川バレンタイン」という元ボクサーがいる。 さて、その「細川バレンタイン」の動画をわざわざ「仏教ブログ」で紹介するのは、タイトルにあるとおり、仏教の話題で加熱師がちな「批判合戦」でもこの「罠」にハマるリスクが大いにあると思ったからだ。以下動画、最初飛ばして…
ここ数回、愛犬「るびぃ」のネタばかりで恐縮だが、先日「妻」との話で少し思うことがあったので記しておきます。 妻は,先だって旅立った「るびぃ」を「はやく逝けてよかったね」と表現した。 「良かった?」 ペットの死を「良かった」と表現するのはとても違和感があるが、妻に言わせると二か月前に「最初の発作」で「るびぃ」はすでに「亡くなった」という。 「いやいや、二か月生きたでしょ?」 と突っ込みたくなるが、実は私にも思い当たる節がある。 発作の後のるびぃは所謂「認知症状」になって「我を失った」のは紛れもない事実。その認知症状も改善に向かっていたのはこのブログでも触れたとおりだが、それでも「我を取り戻す」こ…
荼枳尼天さまの頭に乗せる「黄狐」 仏画に見るお姿は、置物のように小さ過ぎて(頭に頂くので仕方ないが)遠目に見えないものが多い。だから頭の上だとどうしても小さくならざるを得ないので思い切って雲にのせて、お姿も大きくした。大きいと言っても女神さまの身体に対してリアルな狐のサイズ感だと思う。 るびぃの件で、数日バタバタしていたが仏像修繕(作成?)という日常がようやく戻ってきた……記事が参考になったらクリック↓お願いします!にほんブログ村
愛犬「るびぃ」への沢山のお悔みのお言葉、改めまして感謝申し上げます。 二夜、「るびぃ」の亡骸と共にしましたが本日、無事に荼毘に付すことができました。 恥ずかしながら「るびぃ」の死によって、この歳ではじめて「喪失感」という感情に襲われました。 近しい人の死としては、母の死を経験していますが、「悲しい」という感情はもちろん強烈にあったのですが、正直今回のような「喪失感」はなかったように記憶しています。 誤解のないように言っておくと、これは「母よりも犬の方が大切だった」という話ではありません。人生の「別れ」としては母との死別の方が当然、より悲しいものでした。 では、今回の喪失感は何なのだろうか?と考…
先日、記事にした回復傾向だった愛犬るびぃ。昨日の昼間は、いつになく絶好調だった。久しくなかった「餌の催促」に元気に鳴いた。 散歩も足腰が大分戻って足取りも軽かった。「ああ、もう直ぐ全治するかも」 そんな期待をもしていた。 そしてどうしても取れなかったオムツも外して元通りのるびぃが帰ってきたと思った。…… …… …… 夜、本尊供と理趣分の行を終えてリビングに戻るといつもは寝て静かしているはずのるびぃの「柵の中」からガチャガチャと異音がする。「おや?」と思い柵の中にいる「るびぃ」を見て言葉を失った。 2ヶ月全く出ていなかった「てんかん発作」をおこしてきたのだ。しかも、口から溢れる「泡」の量からして…
「左手持如意宝珠、右手把大刀」 先日、少し話題にした荼枳尼天のお経「刀自女経」の一節。 如意宝珠を持し大刀を把むと読める。 だから 手元にある破損した荼枳尼天のお像を「刀自女経」のお姿に修繕する際に、結構悩んでいる。 理由は右手に持つのは「剣」ではなく「刀」になっているから。「書き間違え?」かもしれないし、「刀」も「剣」も区別していない、という線もある。 「いやいや、刀も剣も似たようなもんだろ?」 ですか? ……果たしてそうだろうか? 手元に「諸宗仏像図彙」という江戸時代の「仏像事典」がある。これは有名な書物なのでご存知の方も多いと思うが、なんと800もの図像が紹介されている。 この「諸宗仏像…
愛犬「るびぃ」が、脳の疾患で重篤な発作を起こし、「もうダメかも」と覚悟した事を、記事何度か触れた。 ryona.hatenadiary.jp ryona.hatenadiary.jp丁度、不動尊華水供の加他行修行中だったため急遽「るびぃ」の病気平癒を願目に加えて祈った。当時、何とか発作は無くなり急は乗り越えた事を実感した。しかし後遺症として「認知症」を患い「徘徊」「夜中の奇声」「飼い主がわからない」「糞尿のコントロールができない=オムツがはずせない」等の症状か残った。これついては「助かっただけでも」と御の字と感じていた。しかしである…… 散歩を楽しむまでに回復しています。ほとんど「何も理解でき…
昔、武術の業を習得するためには、一日何回の反復練習が必要なのかよく考えた。当時、結局結論は出ずに「なるべく数多く繰り返すことが肝要だ」という大雑把な理解でいた。 皆さんも何かを習得するためには悩まれた事あるのではないでしょうか?スポーツ、習い事、語学、etc…… 私は元来「多趣味」なので何かを始めてはすぐ飽きてしまうということがある。「面倒になってくる」「上達が目に見えない」等が継続しない理由でしょうか。 そんな私も、最近になって全く別の考えをするようになった。それがタイトルにある「一日一回でいいじゃないか?」というアイデア。 「え?一回だけ?そんな楽でいいの?」と思われるだろうか? ただ、こ…
「ブログリーダー」を活用して、亮和さんをフォローしませんか?
猫と寝る - 准胝院のブログ
一昨日から39度近い発熱をして臥せっています。 ここ数年、定期的に身体が重症化する。 去年、一昨年は肩の手術。 そして今年。 毎度だがなぜかタイミングはゴールデンウィーク前後。 我々行者は「業の洗い出し」と教えられる。今年は特に荼枳尼天祈願を根詰めてやり過ぎたのは自分自身でも気にかかっていたのだが…… 今回の原因は…… 手術の副作用だと思います。 「え?いつ手術したの?」と思われると思いますが…… 一昨日、胃と大腸の内視鏡検査を受けました。母が大腸がんで亡くなっているので、もともと消化器系に不安のある私は以来定期的に検診をうけることにしている訳です。 大腸の内視鏡検査は、腫瘍(ポリープ)があれ…
荼枳尼天関連の論文を読んでみたが、なかなか興味深かった。 タイトル「吒枳尼天と『法華経』をめぐる儀礼の言説」 有賀夏紀 荼枳尼天は、現世利益につよい衆生に近しい「お稲荷さま」なので、例えば仏教の高度な理論体系からは程遠い存在であるという印象を持たれている方は多いように思う。 荼枳尼天は、密教の「大日経疏(大日経の注釈書)」という書物の中で「死者の心臓を食らう」とされ、胎蔵曼荼羅では人間の手足を持つ夜叉の姿で描かれる。 このような姿は、仏教の悟りからは一番遠い存在として表現してるかに見える。しかしだからこそ人間の心臓を食べるというもっとも不浄な行為が人々を悟りに向かわせる方便となるよう緻密に理論…
今月のお札の発送につきまして、通月は10日前後の発送をしておりますが先月より15日以降の発送になっています。 原因は複数の祈願を申し込まれてる方の場合、なるべく一回の発送を心がけていますが、2月より荼枳尼天尊の修法終了のタイミングにより、発送時期が後ろにシフトしてしまっています。 よって勝手ながら、今後のお札の発送は15日~20日前後になりますので、ご理解の程お願い申し上げます。 もっと早くにアナンスすべきでしたが、先にお問い合わせ頂戴した信者様におかれましてご心配おかけして大変申し訳ございませんでした。 ※今月の発送は先週末に投函しておりますので、今週には到着すると思います。 また、先日ご案…
「モチベーションが上がれば、全ての作業効率が上がる」 忙しい時に、むしろどんどん忙しくしていくと作業効率が上がるという話はよく聞く。その時にポイントになるのは「モチベーション」だと思う。 「作業」と言うのは基本的に「やらねばならないもの」の総称だと考えるならば、もちーベーションを維持するのは難しい。 だったら、自分のマインドを「モチベーション」によって騙してやればいい。 齢五十五になって、昔取った杵柄である「テコンドー」の道場に、再入会した。 そう、自身のモチベーションを上げるため。 ちなみに私は過去に色々な武道・格闘技に手を出した。これはあまり褒められてことではない。 本来は、一つの武道を極…
荼枳尼天尊の香合仏を作成することにしました。 お姿は、刀自女経にある四臂のお姿で、住職が下絵を書き下ろしたものです。 ある程度、数を把握しておきたいので予約フォームをつくりました。 ※志納料は5万円です。 現時点で希望されるかたは下記フォームにて予約をしてください。数に限りが出てくることが予測できますので、予約された方には確実に授与させていただきたいと思います。 荼枳尼天予約フォーム 香合仏下絵 ※このお姿が、どこまで香合仏で再現されるかは、今のところは分かりません。原形ができましたら再度ブログにて実物写真をアップ致します。
桜の木は古来より「神聖なもの」と捉えられてきた、とはよく聞く話だ。 少し調べると…… 『桜の「さ」は春に里へ舞い降りる田の神を、「くら」は神が降り立つ座のことを意味し、桜は神様の宿る木と考えられていた』 なんて書いてある。 さて、その「さ」という神が舞い降りる「くら」が、知らず知らずに我が境内にできてしまった。 しかも「夫婦」のように二本並んで。 実はこれ、全く心当たりがないのだ。 庭に桜の木を植えるべからず……というのはよく知られた話であるから、自分で植えるなんてことはしない。 去年、急にニョキニョキと伸び始めた若木があることに気付いてはいたが、最初はそれが桜とは夢にも思わず、それほど気にし…
かつては、私の手の指を貫通する程に「ガチ噛み」する「狂暴ネコ」だったシャムミックスの「しゃみぃ」は、最近は三姉妹の中で一番の甘えん坊に変貌を遂げた。 人間でも、その性格は「遺伝子由来か?」「環境由来か?」という議論は絶えないが、しゃみぃの場合は、狂暴になったのはあくまで人間に虐待されていたという「環境由来=後天的」であった。だからこそ、同じように後天的に愛情いっぱいに接すればここまでに「甘えん坊」になれたのだと思う。 プラスして最近改めて思うのは本来は生まれつきの性格か誰よりも人好きだったのに、過酷な環境のせいで、自身と子供を守るために狂暴にならざるを得なかったのだと感じている。 最近はメディ…
難しい名前の神仏さまは多く存在する。 その難しい名前を覚えた時に縁が生じる。 私はそう考えている。 名前すらしらない神仏に我々からアプローチのしようがない。 だからまずは名前を知る事、そしてそれを「口に出せる」こと。 「口に出せる」というのは、その名前を「憶えている」という意味。 さすれば、その神仏の名前を口に出せば、最低限にして、必要十分な「祈り」が成立する。 そして、次のステップとしてはその「姿」を知っておきたい。名前と同時に姿を思い浮かべれば、より質の高い祈りが可能になる。 私事(わたくしごと)。 荼枳尼天には四大王子、八大童子、二式神の眷属がいる。それは荼枳尼天曼荼羅を見れば確かに荼枳…
「准胝さまが静観しているように感じる。」 ある信者さんの言葉です。 私はすぐに「さもありなん」と思いました。 准胝さま、つまり准胝仏母尊は「仏母」なので、境涯としては「如来」と同じ。 そんな如来と同じ仏母さまが、直接的にぐいぐいと分かりやすく関わってくるのは想像しにくい。 実は、この方は聖天さまの篤信者さま。 ここに一つのヒントがあると思う。聖天さまのような天部尊は我々との関わり方は、如来、仏母と違ってわりと直接的にぐいぐいと近づいてくる印象。 だとすれば准胝仏母がとる態度としては、部下にあたる「聖天さま」がせっせと動いているので仏母さまとしては、聖天さまに「まかせたぞ」という態度をとっている…
月例の御札、人型加持の護符他、発送が遅れております。 大変申し訳ございませんが、今少しお待ち頂ければと思います。
昨日、鎌倉の長谷寺の話をしたが、もう一つ関連ネタを書いてみます。 長谷寺には『観音ミュージアム』と呼ばれる展示場がある。 (リンク)鎌倉 長谷寺 観音ミュージアム 間近で素晴らしい仏像を拝観できるのでお勧めだ。例えば長谷寺の本堂隣にある阿弥陀堂の阿弥陀如来の脇侍だったとされる鎌倉時代作の勢至菩薩坐像が個人的にはとても美しいと感じた。 ただ、今回の記事で書きたいのは別にある。このミュージアムには『観音菩薩三十三応現身像』がある。 参考リンク三十三応現身像 - Wikipedia 観音経を典拠にする「広く衆生の機根(性格や仏の教えを聞ける器)に応じて、種々の形体を現じる。これを観音の普門示現(ふも…
先日、近くまで来たので鎌倉の長谷寺を参拝した。 師僧のお寺が鎌倉なので月に何度かは鎌倉には行くのだが、その割に北鎌倉から鎌倉駅周辺の多くある寺院を参拝する機会は多くなかった。 個人的には鎌倉寺院に多くある宋風の仏像は大好きで、例えば鶴岡八幡宮から少し山側へ行った場所にある二階堂の覚園寺(大河ドラマ鎌倉殿で少しだけ注目されました)薬師堂におわす薬師三尊像は中学時代からの憧れのお像であることは昔記事にしました。 ryona.hatenadiary.jp ryona.hatenadiary.jp さて、長谷寺のこと。 最後に長谷寺へ参拝したのは中学生の時だから40年以来。 それは私が仏像マニアになっ…
色が派手過ぎるという話もあったので(本来的にはそれでいいと思うのだが)モノクロにしてみた。雰囲気違ってこれはこれでありかも? 本尊:准胝佛母 荼枳尼天 尊星王菩薩 多羅菩薩 祈願のお申込みについて 本院で承っている祈願につきまして、以下解説ページをリンク致します。 本尊准胝仏母祈願 (滅罪、延命、求子に強いご尊格です) 荼枳尼天尊祈願 (荼枳尼天とはお稲荷さまの仏教でも呼び名です。商売繁盛、学業増進、立身出世など増益につよいご神さまです) 人型加持(月例¥3,000) 病気平癒、健康維持にとてもよく効く祈祷で、お加持をした「お札」を毎日枕の下に入れてその札に「悪いもの」を吸い取ってもらうように…
荼枳尼天さまの祈願をスタートしてもう少しで三カ月。 祈願の願意は、准胝仏母さまの時は息災が多かったが、荼枳尼天さまではより具体的な「増益」の願意が目立った。 「より具体的な願意」ということことは、それだけ「白黒」がはっきりする。 今日、早速嬉しい知らせがあった。 おそらく今回お受けした祈願で、一番「具体的な結果」を求められる祈願が早速叶ったという嬉しい知らせを受けた。 アパートの大家様からの依頼。 ここ数年間空き部屋だった2室の入居を決めたいとのこと。 「数年決まらない部屋となれば長丁場になるのかな?」 とも想像していたが…… なんと、たった二か月で2室とも入居が決まったのだから流石に驚いた。…
口角炎が治らず難儀している。 食事で口を開けるだけで痛い。 口角炎は疲れのバロメータとは分かっているし、事実「疲れている」という実感は大いにある。 疲れは「生活が乱れていることの現れ」と知り、正すしかない。 ただ、せっかくこれだけ痛みを感じているのだから、それをもう少し有意義に利用したい。「痛みを利用する?」と疑問に思われたと思うが、痛みは心のメッセージと捉える人たちがいる。 その人たちによれば、痛みは心のかなり深いところからくると言うのだから興味深い。。 心の深いところのメッセージとしては「夢」を扱うことが多いが、「痛み」もそれと同等の価値があるというのだ。 まあ、ピンとこないだろうから具体…
「向こう3年は、欠かさずに」 という荼枳尼天さまとの約束事の記事を先に書いた。 3年とはすなわち1000座を拝めという意味ととる。 天部尊とそう易易と約束事なんてするものではない。無論、「だから何かを叶えてください」なんてことは要求するはずもない。ニュアンスとしてはむしろ「喜んで拝ませてください!」に近いのだから。 「拝ませていただくことが喜びである」と思えるのは重要な事と思う。 そうは言っても「家を空ける」こともあるだろうから、「1日も欠かさず」は無理なのて、そこは「臨機応変原屋とご納得いただくしかない。 また、その見返りは要求しないが、あえてお願いするといえば「3年と言わず一生拝ませてくだ…
私が「日常」ということを重視しているのはこのブログの読者さまはご存知と思う。 さて、この「日常」を有意義なものにするために、私が気に入っている言葉に「般化(はんか)」がある。 だから「般化」の話をしてみたいと思う。 「般化」を辞書的に説明すると、少し分かりにくい。曰く「心理学で、一定の条件反射が形成されると、最初の条件刺激と類似の刺激によっても同じ反応が生じる現象」 判り難いですね(笑) 分かりやすいように例を出しましょう。 心理学の授業でよくやる実験です。 右手で「〇(円)」を書く練習をします。ある程度、綺麗な〇が描けるようになってからペンを左手に持ち替え、左手で円を書いてみる。 すると左手…
みいこ「にゃん!」 檸檬「にゃん!」 しゃみぃ「にゃん!」 ※しゃみぃだけ香箱座りじゃない
星祭のお札、「第一陣」の発送準備中です。 今週中には全て発送完了する予定です。 今しばらくお待ちください。 星祭のお申込みが、ポツポツと追加で来ているので、随時修法させていただいております。 ◎只今、星祭申し込み受付中 星祭申し込みフォーム ◆祈願のご相談は以下から◆ 祈願のお申込みについて 本院で承っている祈願につきまして、以下解説ページをリンク致します。 本尊准胝仏母祈願 (滅罪、延命、求子に強いご尊格です) 荼枳尼天尊祈願 (荼枳尼天とはお稲荷さまの仏教でも呼び名です。商売繁盛、学業増進、立身出世など増益につよいご神さまです) 人型加持(月例¥3,000) 病気平癒、健康維持にとてもよく…
「あれ?全然更新してないじゃん!?」 とご心配いただいた方々、申し訳ございませんでした。 色々ごたごた続きで、前回の更新から一週間以上が経過してしまいましたね。 まずは業務報告から。 5/7(日)に予定しております、准胝独部法伝授につきましては第一部13:00、第二部15:00の時間を振り分けた案内書を参加者全員にメールしております。「まだメール来ていない」という方はご面倒でもメールにてお知らせください。 また、ご依頼いただいております祈願につきまして、一部遅くなってしまっておりますがしっかり祈願しておりますので今しばらくお待ちいただきたく思います。 短いですが今日のところはここまで。 (馬頭…
観音さまが衆生を救いきれずに涙した…… その涙から生まれた多羅菩薩。 当院では、そんな慈悲深い多羅菩薩さまにご活躍いただきたいと思っております。 また、具体的にご案内致します。 ※当院の多羅菩薩描きました。
『准胝独部法」伝授会開催につきまして『金翅鳥院のブログ』にて、すでに告知いただいているのでご存知の方が多いかと思います。重複致しますが改めてご連絡申し上げます。 konjichouin.hatenablog.com 准胝部法伝授会のお知らせ この度、准胝院のおいて、金翅鳥院ご住職、羽田守快僧正をお招きして『准胝独部法』の伝授会を開催致します。 日時:2023年5月7日(日) 第一部:13:00~14:30 第二部:15:00~16:30 ※進行具合によって終了時間は前後する可能性があります。 ※5名×2回実施するという意味です。両方参加という意味合いではございません。 人数:一部 5名 二部 …
先に「金翅鳥院のブログ」で告知頂きました通り、准胝独部法の伝授会を企画しております。詳細が決まり次第、改めてここでお知らせいたしますので、今しばらくお待ち下さい。 konjichouin.hatenablog.com ところで、先日自身で描いた当院の御本尊(准胝仏母)の御影を「白画」でご紹介しましたが(白画リンク)、以下の通り色も付けてみました。 前の荼枳尼天同様にスマートフォンのアプリで描いていますのでデジタル画です。 背景の夜空や、光背の月、太陽、炎、、また水面等はアプリに付属している『素材』を上手く組み合わせているだけでですが、いい感じです。 額装もしくは軸装にして授与できるよう検討中で…
お寺の本堂を参拝すると、ご本尊が「三尊像」であることが多くある。 出合う可能性が高い三尊像は以下の三種類であろうか 薬師三尊、阿弥陀三尊、釈迦三尊 では、以下の三尊像はご存知でしょうか? 釈迦如来・観音菩薩・金剛手菩薩 これは古くインドの時代に、かなり重要な三尊像のはずが、その三尊像がお祀りされているという話はつゆ見かけない。 さて…… 「なぜこの三尊像は重要なのか?」 というヒントを少し。 配置に注目しましょう。 上記三尊像は中央に釈迦如来・右側に観音菩薩・左側に金剛手菩薩という並びになっています。 「ああ!分かった!!」 とピンと来た人は密教に詳しい人。 逆に護身法を伝授されているならこれ…
御本尊「准胝仏母さま」の白画を描きました。お姿は、当道場の御本尊のお像をなるべく忠実に再現してます。 念のため申し上げると、手描きではなく「デジタル画」です。具体的には、私の場合まとまった時間が取れないので、全てスマホのアプリ(ibis paint)を使って、隙間時間に指で描きました。 龍王だけは、手描きで描いたものをスキャンしてスマホはめ込み修正して仕上げました。 おそらく、まだ修正はすると思いますが、この絵を当道場の正式な御影にしようと思います。
去年の冬に発症した左肩の痛み。 所謂「五十肩」だったのだが、それがあり得ない位に悪化して全身麻酔の手術までになった。 ryona.hatenadiary.jp そして今年の冬。 なんと、去年治った左とは逆の右肩が痛み出した。 しかも痛みの進行が去年と同じ。 時期も同じ。 痛みも同じ。 ありえない。 五十肩は確かに重症化すると「簡単には治らない」が手術まで至ってしまう人は極まれなのだ。 ただ、痛みの程度から「このまま行くと去年と同じになる」と確信した。 それくらいに日に日にいた痛みの強さが増してくる。 (信仰的、修行的な)原因があるな、と思っているが、今日はその詮索はしない。 上記したように、五…
昨日夜に上げた「サラスバティ―と蛇」の記事につきまして、師僧のブログで詳細な解説で補完していただいておりますので是非参考にされてください。 圧巻の情報量です。 konjichouin.hatenablog.com
割と多く聞かれる質問に「准胝佛母ってドゥルガーなんですか?」というのがある。 中にはそう決めてかかる人までいるので、こちらとしては困ってしまうこともある。 これについては、諸説あるようですが私の中では以下の記事で詳しく説明しているの でご参考にしてください。 簡潔にまとめると、私の見解は「ドゥルガー=准胝ではなくて、チュンダー女神(准胝仏母)の容姿が変化する過程で、ドゥルガーの図像学的特徴のみ影響を受けた」です。 過去記事 ryona.hatenadiary.jp またこれとは別に「ドゥルガー」と関係の深い女神を二尊、このブログで紹介したことがあります。 それが皆が知る八臂弁才天と、殆ど知られ…
先日、パソコンのMSペイント(ドローソフト)で描いた荼枳尼天の白画。 今度は、その続きをスマホのアプリで色を付けてみました。 最近のスマホアプリは凄いですね。色々できる。 五十の手習い、下手の横好き。 仏画というにはほど遠く。 見る人が見れば素人絵だと思いますが…… 「好き」から学ぶ仏教という意味では、得るものもあります。 ポイントはまずは一つでも描ききってみることと思って描きました。 そして、ここからはやり続ける事が重要かなと。 ★ご相談はこちらから★ 准胝仏母の道場について 本尊祈願申し込みフォーム 不動明王祈願フォーム ご先祖供養(回向)・家族敬愛祈願フォーム 人型加持 申し込みフォーム…
一口に「仏教」といってもそのカバーする範囲は膨大で、例えば「これから仏教を勉強したいんだけど」という人は 「どこから手を付けていいのやら?」 と悩まれる人も多いと想像する。 それに対する私の答は「興味あるところから始めよう!」とお答えする。 例えば「お祈りすること」に興味がある人は、いつもお使いの勤行要集の文言をご自身でお調べになって「どんな意味があるのか?」「どのお経からの引用なのか?」「それはいつの時代なのか?」「それはどの系列のお経なのか?」などを「まず」調べてみる。 これだけでも仏教の根幹に近づく一つの道しるべになる。 また、卑近な話をすれば、私はもっぱら「仏像」が好きだったのでその切…
あたいはグリーン! (チラッ)
霊現象の「代名詞」に「金縛り」がある。 「嫌な奴」と思われると思うが!?あえて書きましょう。 私の中では「金縛り」は霊現象とは全く思っていなくて「睡眠麻痺」という生理現象であるとほぼほぼ確信している。 野暮を言うようだが、具体的にはREM睡眠で(その特徴は肉体の麻痺がおこる)で意識が必要以上に覚醒してしまった状態。思春期の入眠時REM睡眠が有名だが、私も中学時代よく金縛りになったが、ほぼほぼこの入眠時REMだったと思っている。 私はここまではっきり言う理由は、私自身が思春期以降にも金縛り経験を非常に多く経験しているから。 私が金縛りに頻繁になっていた(=過去形)ことには「ある」理由がある。それ…
仙台にいたころ。 ある有名武道道場で不思議な体験をした。 始めてその道場に行ったとき。 「礼(れい)の仕方がいい加減だね」 としょっぱなから注意された。 多くの武道道場では稽古を始める前に、正座をして両手をついて礼をするのが常だ。 その最初の「礼」をいきなり注意された。 私は高校時代から武道をスタートして、途中ブランクはあったものの当時でも30年ほどのキャリアがあったから、最初の最初の「礼」で「注意」を受けたのは心外だった。 でもそんな「不満」は全くの「慢心だった」ことを思い知る。 その場面が印象的だったので以下に詳しく記します。 「もう一度、礼をやってみて」 と言われ私は、「今度こそ」とばか…
「荼枳尼天の御影をお札としてお祀りしたい」 というご信者さまのために、当道場の荼枳尼天の御姿をそのまま御影にしようと作成中です。 何度も書いている通り当道場の荼枳尼天は「刀自女経」にある「宇賀形の如き天女」を踏襲した四臂のお姿。 道場の荼枳尼天像はもう見飽きたと思いますが!?下の通りです。概ね上の御影と同じになっています。 ★ご相談はこちらから★ 准胝仏母の道場について 本尊祈願申し込みフォーム 不動明王祈願フォーム ご先祖供養(回向)・家族敬愛祈願フォーム 人型加持 申し込みフォーム 信徒会員申し込みフォーム e-mail JYUNTEIIN@gmail.com 記事が面白かったら クリック…
得度して最初にする行は『三千仏礼拝』だった。 参考動画がありましたので、リンクします ※天台宗別格本山 書寫山圓教寺さまの動画より引用 www.youtube.com これを一日千仏、三日間やる。 肉体的にも、精神的にも辛い行であることはお分かりいただけると思います。 以前には「その体験記」を記事にもしました。 ryona.hatenadiary.jp さて、今日はその「続き」の話をします。 元来が武道家的発想からなのか? 『量は質に転化する』という言葉が好きだった。 つまり『質』を上げようと思うなら、頭であれこれお考えるよりまず『量をこなす』ということが「先」という考え方。さすれば自然と『質…
今日のみいこ お留守番で寂しかったのか、上目遣いでずっとついてくる。 まだついてくる。 途中で爪とぎ 最後は私が座ったももの上で、安心したのか、そのまま寝て、、1時間経過。このままじゃ私がねれないよ? ナャンモナイト
武道・格闘技に興味があることは、何度か記事でも触れているのでご存知の方が多いのでしょうか。 そんな私が最近にハマっている方の動画。 youtu.be 動画は「詠春拳(えいしゅんけん)」という中国武術です。 ブルース・リーが習っていたことで有名かつ、人気の拳法。 中国武術は「気功」がなくてはならない存在なので、ここの読者の方も興味がある方は多いように思いますが、こと「詠春拳」に関しては「気功」よりも「攻防技術」に重きを置いた実戦武術という印象が強い。 伝説では、女性が創ったとも言われるが、真意のほどはどうなんでしょう? また、中国武術といえば、飛んだり跳ねたりというイメージもありますが、この拳法…
当道場は「祈願」を看板にしているが、「先祖供養」のご依頼してくる方が割と多い。 過去には「祈願を叶えるには、何がなくても先祖供養である」という記事を書いたが、そういった理解のある信者さまが多いことは嬉しく思う。 ↓参考記事 ryona.hatenadiary.jp さて、ご本尊である「准胝仏母」さま。 その容姿が、十八臂もあり、「なんでも叶えてくれそう」というまさに「現世利益」にこそそのお力を発揮しそうな「イメージ」が強いご尊格だが…… 実はそれだけではない。 次第書の表白には「二世の悉地を祈ること有り」と「二世」の文字が強調される。 言わずもがな、仏教で「二世」と言えば『現世と来世。今生 (…
少し前の話題になりますが…… 去年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、「夢」のシーンがとても多く描かれていた。 源頼朝の夢に「後白河法皇(西田敏行)」がコミカルに登場したり、自身が死んだ夢を見たり。はたまた源実朝が「夢日記」をつけているなんて場面もあった。 これは一見、脚本家三谷幸喜氏得意の「ギャク描写」のように見えるが、恐らくそうではないと思う。この時代「夢のお告げ」が信じられており、人々に大きな影響力を持っていた。そういう「リアルな描写」でしょう。 そしてドラマを見て「鎌倉時代」「夢」というキーワードから「明恵上人」の「夢記」のことが思い出された。 改めて明恵上人の「夢記」の説明を見てみ見る…