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准胝院のブログ https://ryona.hatenadiary.jp/

准胝佛母の密教祈願道場「准胝院」のブログです。天台寺門宗教師「亮和」が祈願について語ります。

亮和
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2020/03/31

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  • 荼枳尼天の香合仏予約フォーム

    荼枳尼天尊の香合仏を作成することにしました。 お姿は、刀自女経にある四臂のお姿で、住職が下絵を書き下ろしたものです。 ある程度、数を把握しておきたいので予約フォームをつくりました。 ※志納料は5万円です。 現時点で希望されるかたは下記フォームにて予約をしてください。数に限りが出てくることが予測できますので、予約された方には確実に授与させていただきたいと思います。 荼枳尼天予約フォーム 香合仏下絵 ※このお姿が、どこまで香合仏で再現されるかは、今のところは分かりません。原形ができましたら再度ブログにて実物写真をアップ致します。

  • 境内に神が降臨した話!?

    桜の木は古来より「神聖なもの」と捉えられてきた、とはよく聞く話だ。 少し調べると…… 『桜の「さ」は春に里へ舞い降りる田の神を、「くら」は神が降り立つ座のことを意味し、桜は神様の宿る木と考えられていた』 なんて書いてある。 さて、その「さ」という神が舞い降りる「くら」が、知らず知らずに我が境内にできてしまった。 しかも「夫婦」のように二本並んで。 実はこれ、全く心当たりがないのだ。 庭に桜の木を植えるべからず……というのはよく知られた話であるから、自分で植えるなんてことはしない。 去年、急にニョキニョキと伸び始めた若木があることに気付いてはいたが、最初はそれが桜とは夢にも思わず、それほど気にし…

  • 愛情が狂暴な性格を変える力をもつ

    かつては、私の手の指を貫通する程に「ガチ噛み」する「狂暴ネコ」だったシャムミックスの「しゃみぃ」は、最近は三姉妹の中で一番の甘えん坊に変貌を遂げた。 人間でも、その性格は「遺伝子由来か?」「環境由来か?」という議論は絶えないが、しゃみぃの場合は、狂暴になったのはあくまで人間に虐待されていたという「環境由来=後天的」であった。だからこそ、同じように後天的に愛情いっぱいに接すればここまでに「甘えん坊」になれたのだと思う。 プラスして最近改めて思うのは本来は生まれつきの性格か誰よりも人好きだったのに、過酷な環境のせいで、自身と子供を守るために狂暴にならざるを得なかったのだと感じている。 最近はメディ…

  • 神仏の名前を知る事。そしてその姿を知る事。

    難しい名前の神仏さまは多く存在する。 その難しい名前を覚えた時に縁が生じる。 私はそう考えている。 名前すらしらない神仏に我々からアプローチのしようがない。 だからまずは名前を知る事、そしてそれを「口に出せる」こと。 「口に出せる」というのは、その名前を「憶えている」という意味。 さすれば、その神仏の名前を口に出せば、最低限にして、必要十分な「祈り」が成立する。 そして、次のステップとしてはその「姿」を知っておきたい。名前と同時に姿を思い浮かべれば、より質の高い祈りが可能になる。 私事(わたくしごと)。 荼枳尼天には四大王子、八大童子、二式神の眷属がいる。それは荼枳尼天曼荼羅を見れば確かに荼枳…

  • 准胝さまが静観している?

    「准胝さまが静観しているように感じる。」 ある信者さんの言葉です。 私はすぐに「さもありなん」と思いました。 准胝さま、つまり准胝仏母尊は「仏母」なので、境涯としては「如来」と同じ。 そんな如来と同じ仏母さまが、直接的にぐいぐいと分かりやすく関わってくるのは想像しにくい。 実は、この方は聖天さまの篤信者さま。 ここに一つのヒントがあると思う。聖天さまのような天部尊は我々との関わり方は、如来、仏母と違ってわりと直接的にぐいぐいと近づいてくる印象。 だとすれば准胝仏母がとる態度としては、部下にあたる「聖天さま」がせっせと動いているので仏母さまとしては、聖天さまに「まかせたぞ」という態度をとっている…

  • 月例の御札など今週末の発送です

    月例の御札、人型加持の護符他、発送が遅れております。 大変申し訳ございませんが、今少しお待ち頂ければと思います。

  • 観音さまの布置~出会う人は全て観音さま~

    昨日、鎌倉の長谷寺の話をしたが、もう一つ関連ネタを書いてみます。 長谷寺には『観音ミュージアム』と呼ばれる展示場がある。 (リンク)鎌倉 長谷寺 観音ミュージアム 間近で素晴らしい仏像を拝観できるのでお勧めだ。例えば長谷寺の本堂隣にある阿弥陀堂の阿弥陀如来の脇侍だったとされる鎌倉時代作の勢至菩薩坐像が個人的にはとても美しいと感じた。 ただ、今回の記事で書きたいのは別にある。このミュージアムには『観音菩薩三十三応現身像』がある。 参考リンク三十三応現身像 - Wikipedia 観音経を典拠にする「広く衆生の機根(性格や仏の教えを聞ける器)に応じて、種々の形体を現じる。これを観音の普門示現(ふも…

  • その少年は嬉しそうに笑った

    先日、近くまで来たので鎌倉の長谷寺を参拝した。 師僧のお寺が鎌倉なので月に何度かは鎌倉には行くのだが、その割に北鎌倉から鎌倉駅周辺の多くある寺院を参拝する機会は多くなかった。 個人的には鎌倉寺院に多くある宋風の仏像は大好きで、例えば鶴岡八幡宮から少し山側へ行った場所にある二階堂の覚園寺(大河ドラマ鎌倉殿で少しだけ注目されました)薬師堂におわす薬師三尊像は中学時代からの憧れのお像であることは昔記事にしました。 ryona.hatenadiary.jp ryona.hatenadiary.jp さて、長谷寺のこと。 最後に長谷寺へ参拝したのは中学生の時だから40年以来。 それは私が仏像マニアになっ…

  • 当院の御影 モノクロ版

    色が派手過ぎるという話もあったので(本来的にはそれでいいと思うのだが)モノクロにしてみた。雰囲気違ってこれはこれでありかも? 本尊:准胝佛母 荼枳尼天 尊星王菩薩 多羅菩薩 祈願のお申込みについて 本院で承っている祈願につきまして、以下解説ページをリンク致します。 本尊准胝仏母祈願 (滅罪、延命、求子に強いご尊格です) 荼枳尼天尊祈願 (荼枳尼天とはお稲荷さまの仏教でも呼び名です。商売繁盛、学業増進、立身出世など増益につよいご神さまです) 人型加持(月例¥3,000) 病気平癒、健康維持にとてもよく効く祈祷で、お加持をした「お札」を毎日枕の下に入れてその札に「悪いもの」を吸い取ってもらうように…

  • 荼枳尼天さま やっぱ強い

    荼枳尼天さまの祈願をスタートしてもう少しで三カ月。 祈願の願意は、准胝仏母さまの時は息災が多かったが、荼枳尼天さまではより具体的な「増益」の願意が目立った。 「より具体的な願意」ということことは、それだけ「白黒」がはっきりする。 今日、早速嬉しい知らせがあった。 おそらく今回お受けした祈願で、一番「具体的な結果」を求められる祈願が早速叶ったという嬉しい知らせを受けた。 アパートの大家様からの依頼。 ここ数年間空き部屋だった2室の入居を決めたいとのこと。 「数年決まらない部屋となれば長丁場になるのかな?」 とも想像していたが…… なんと、たった二か月で2室とも入居が決まったのだから流石に驚いた。…

  • たかが痛み、されど痛み

    口角炎が治らず難儀している。 食事で口を開けるだけで痛い。 口角炎は疲れのバロメータとは分かっているし、事実「疲れている」という実感は大いにある。 疲れは「生活が乱れていることの現れ」と知り、正すしかない。 ただ、せっかくこれだけ痛みを感じているのだから、それをもう少し有意義に利用したい。「痛みを利用する?」と疑問に思われたと思うが、痛みは心のメッセージと捉える人たちがいる。 その人たちによれば、痛みは心のかなり深いところからくると言うのだから興味深い。。 心の深いところのメッセージとしては「夢」を扱うことが多いが、「痛み」もそれと同等の価値があるというのだ。 まあ、ピンとこないだろうから具体…

  • 拝む事に喜びがある

    「向こう3年は、欠かさずに」 という荼枳尼天さまとの約束事の記事を先に書いた。 3年とはすなわち1000座を拝めという意味ととる。 天部尊とそう易易と約束事なんてするものではない。無論、「だから何かを叶えてください」なんてことは要求するはずもない。ニュアンスとしてはむしろ「喜んで拝ませてください!」に近いのだから。 「拝ませていただくことが喜びである」と思えるのは重要な事と思う。 そうは言っても「家を空ける」こともあるだろうから、「1日も欠かさず」は無理なのて、そこは「臨機応変原屋とご納得いただくしかない。 また、その見返りは要求しないが、あえてお願いするといえば「3年と言わず一生拝ませてくだ…

  • 毎日の祈りを大事に続ける~「般化(はんか)」と「薫習」

    私が「日常」ということを重視しているのはこのブログの読者さまはご存知と思う。 さて、この「日常」を有意義なものにするために、私が気に入っている言葉に「般化(はんか)」がある。 だから「般化」の話をしてみたいと思う。 「般化」を辞書的に説明すると、少し分かりにくい。曰く「心理学で、一定の条件反射が形成されると、最初の条件刺激と類似の刺激によっても同じ反応が生じる現象」 判り難いですね(笑) 分かりやすいように例を出しましょう。 心理学の授業でよくやる実験です。 右手で「〇(円)」を書く練習をします。ある程度、綺麗な〇が描けるようになってからペンを左手に持ち替え、左手で円を書いてみる。 すると左手…

  • にゃんにゃんにゃんの日

    みいこ「にゃん!」 檸檬「にゃん!」 しゃみぃ「にゃん!」 ※しゃみぃだけ香箱座りじゃない

  • 星祭お札 発送準備中です

    星祭のお札、「第一陣」の発送準備中です。 今週中には全て発送完了する予定です。 今しばらくお待ちください。 星祭のお申込みが、ポツポツと追加で来ているので、随時修法させていただいております。 ◎只今、星祭申し込み受付中 星祭申し込みフォーム ◆祈願のご相談は以下から◆ 祈願のお申込みについて 本院で承っている祈願につきまして、以下解説ページをリンク致します。 本尊准胝仏母祈願 (滅罪、延命、求子に強いご尊格です) 荼枳尼天尊祈願 (荼枳尼天とはお稲荷さまの仏教でも呼び名です。商売繁盛、学業増進、立身出世など増益につよいご神さまです) 人型加持(月例¥3,000) 病気平癒、健康維持にとてもよく…

  • 金曜星:大正11年、昭和6年、15年、24年、33年、42年、51年、60年、平成6年、15年、24年、令和3年生まれの方

    少し滞ってしまいましたが、九曜星解説の続きです。 金曜星(変化運) 金曜星のキーワードはタイトルにもある通り「変化」です。「吉」か「凶」か、という判断では一応「中吉」となります。 「変化」にもいろいろなパターンがありますね。「環境の変化」かもしれないし「自ら変化を起こす年」かもしれない。前者であれば「変化に柔軟に対応する準備」が必要になるし、後者であれば「プラスの変化になる」というポジティブな捉え方もできます。 だから「変化」という意味には「いい」「悪い」が存在する。 事業が大当たりして大富豪というのも「変化」だし、人生の最も大きな変化とえば「死」ということもある。その判断は、その人それぞれの…

  • 初午で 荼枳尼天さまとの決め事

    星祭の只中でも荼枳尼天は継続して拝み続ける。 初午だから、改めて守護神荼枳尼天さまとの「個人的な」決め事を確認する。 あまり厳密に決めすぎて守れないと天部さまは怖いので!?自身の日常に照らして荼枳尼天さまにも納得いただく。 「向こう3年は、欠かさずにね」 3年とはすなわち1000座を拝めという話だろう。 「家を空ける」こともあるだろうから、「欠かさず」は臨機応変とご納得いただくしかない。 ◎只今、星祭申し込み受付中 星祭申し込みフォーム ◆祈願のご相談は以下から◆ 祈願のお申込みについて 本院で承っている祈願につきまして、以下解説ページをリンク致します。 本尊准胝仏母祈願 (滅罪、延命、求子に…

  • 百草園で准胝尊に出会う

    自宅からそれほど遠くない「百草園」。 この季節は梅が鑑賞できると、妻に無理やり連出されたが、そこで思わぬ形で准胝さまに触れる。 解説には黄檗宗の名前がある。 これは、宋以降の禅密双修で密教では中心的に拝まれた准胝尊だから。黄檗宗と一緒に、准胝尊は日本に再輸入されたからと思う。 見た目は四臂しかないので欠損しているのだと思うが、胸前の合掌は間違いかな。でもとてもつくりの良いお像ですね。実物を拝見したいと思いました。

  • 忙しいのに抗えない

    忙しいのだが、荼枳尼天を拝んでいて頭から離れなかったイメージを、ついに描き始めてしまった。 しかも絵を描く方はご存知だと思うが、下から見上げる所謂「煽り」の構図は難しいで苦戦中。 ◎只今、星祭申し込み受付中 星祭申し込みフォーム ◆祈願のご相談は以下から◆ 祈願のお申込みについて 本院で承っている祈願につきまして、以下解説ページをリンク致します。 本尊准胝仏母祈願 (滅罪、延命、求子に強いご尊格です) 荼枳尼天尊祈願 (荼枳尼天とはお稲荷さまの仏教でも呼び名です。商売繁盛、学業増進、立身出世など増益につよいご神さまです) 人型加持(月例¥3,000) 病気平癒、健康維持にとてもよく効く祈祷で、…

  • 「私はいま瞑想をしている瞑想」

    つい先日、「私はいま瞑想をしている瞑想」というのを思いつきました。 ネーミングセンスはいまいちですが……日常的に瞑想をするための抜群のアイデアと自負しています!? 瞑想状態と瞑想でない状態の最大の違いはなんでしょうか? これは人によって定義は変わってくると思いますが、私は「瞑想している」という気づきがあるかどうか?だと思っています。 よく意識レベルが下がって、難しい用語を使うならば「変性意識状態」になることが条件のように思っている人も多いと思います。 しかし、私はこれには落とし穴があると思っていて意識レベルがただ下がるならば、眠りに向かう「うたたね」だってある意味「変性意識状態」です。「うたた…

  • 荼枳尼天さまへお供え〜蜜柑〜

    昨日は、金翅鳥院にて星祭。 境内で採れた蜜柑をたくさん頂いて来ました。 荼枳尼天様を多く拝んでいたので、早速昨日からお供えさせていただいた。 毎日荼枳尼天の修法を行いますので申し込みは随時お受けいたします。 荼枳尼天祈願(大般若理趣分)フォームリンク

  • 水曜星 大正12年 昭和7年、16年、25年、34年、43年、52年、61年 平成7年、16年、25年、令和4生まれの方

    水曜星は交際運が活発な星。「交際」という言葉を、少し読み砕くと「交際が広がる」というように新規開拓というプラスの意味あいがあること。また、逆に「交際」には「出費が伴う」という注意すべきニュアンスが含まれます。 よって水曜星の方は、新規に何かを始めるにも無計画だと「出費」に苦労することになりあおすです。計画的に、慎重にを意識しましょう。恋愛運の年でもあり未婚の人は結婚のチャンス。また趣味、娯楽や贅沢品による散財は注意。病は歯や口内炎に注意。 水曜星は旧暦で以下の生まれの人です(1月、2月生まれの人は、新暦との年が異なることがあるので要注意です) ※星祭申し込みの方は、こちらで星をお調べしますので…

  • 所作の重要性

    「所作(しょさ)」の重要性を話したいと思います。 時に所作が綺麗な人に出合うことがある。 卑近な例を出すならば、亡き母は裏千家茶道の師範だったので、その姿を思い出せばそんな人の一人だったと思い出される。 繰り返しによって培った「動作」。 それが日常的に、そして無意識的にまで洗練された時、その「動作」は「所作」に変わる。 密教の修法は、一連の「動作」を行うことで自身が整っていき、その先に神仏との感応道交が成立する。 ……私レベルでもそれは分かる。 だから密教の修法はたんなる「動作」ではなく「所作」に他ならない、と思うのだ。 壇に上がり、所作が整う。所作が整えば神仏との感応道交が起こり、仏は私にな…

  • 九曜星曼荼羅完成

    今まで描いてきた九曜星を曼荼羅風に並べました。 厳密に言うと、星曼荼羅の「九曜星」の部分のみ切り取ったパターンになっています。 星曼荼羅はいくつかのパターンがありますが、一字金輪仏頂を主尊に、その最内院(一番内側の部屋)に九曜星と北斗七星、第二院に十二宮、外院に二十八宿を配するものが多いと思います。だから上図の曼荼羅は最内院の九曜星のみ取り出した簡易曼荼羅といったところでしょうか。星の配置は儀軌を守っていますが。 今回、私が星祭で修法するのは尊星王菩薩(妙見菩薩)と九曜星なのでこの曼荼羅だけでも十分観想には役に立ちます。 ◎星祭申し込み受付中 星祭申し込みフォーム ★ご相談はこちらから★ 准胝…

  • 土曜星解説 ~大正13年 昭和8年、昭和17年、昭和26年、昭和35年、昭和44年、昭和53年、昭和62年 平成8年、平成17年、平成26年生まれの方~

    土星は基本的に先の『羅睺星』の時に説明した「羅睺星・計都星・火曜星」と合わせると四悪星に数えられることがあります。よって羅睺星・計都星・火曜星程ではないにしても「凶星(半吉凶)」となります。 「土星はエネルギッシュな星」と説明されます。注意すべきは「エネルギッシュ」と聞けばポジティブに聞こえますが、上述したとおり「凶星」ということ。だから解釈としては「むちゃして失敗する」ということを十分注意する必要がある星周りと意識しましょう。 エネルギッシュだが、反面気が大きくなったり、焦りからついつい無茶や無理なことをやらかす星ということになります。 例えば、車のスピードの出し過ぎで交通事故を起こすとか、…

  • 九曜星 御影完成

    九曜星の御影が完成しました。先にご案内しましたように、星祭申込者で希望される方にはその方の当年星の御影をお渡し致します。星祭のお札は「御姿」を祀ることに意義があるとされます(通常は内符に入れます)。 御姿は「仏像図彙」「梵天火羅九曜図」などを参考に描いています。 九曜星のうち五星が女神形ですが、なるべくイメージが似たり寄ったりにならないように注意して描いています(特に尊顔)。ただそのイメージは私の感性によるは致し方ないのでご了承ください。 せっかくなのでこの後、全ての画像をまとめて、さらに尊星王菩薩を本尊に曼荼羅を作りたいと思います。 羅睺星 土曜星 水曜星 金曜星 日曜星 火曜星 計都星 月…

  • 火曜星の御影

    憤怒形仏画のリクエストがありましたので、星祭のタイミングもあり火曜星を描いてみました。火曜星の解説は後で改めてしたいと思います。基本的には大凶星です。 とりあえず御姿からおろそしさが伝わればと思い描きました。 ◎星祭申し込み受付中 星祭申し込みフォーム

  • 凶星の影響力(体験談)

    星祭のタイミグということもあるので、私の体験談を少し。去年も、ほぼ同じ話を記事にしましたが新規の読者さまもいると思うので記してみます。 私は昭和44年(旧暦43年)生まれの五十路。五十数年の自身の人生を振り返ると、順調であるタイミングと最悪であるタイミングを確かにあったと思い出される。 私の場合は、過去を振り返っても「最大最悪」と思われる年が「前厄」のタイミングで襲来した。 ご承知の通り、私は会社員。 そして全国区に支店がある転勤族です。当時の赴任先は茨城県のつくば市で、この土地に16年住んでいた。そしてこの「前厄」の年に仙台への「異動」の辞令が下された。 当時の私には知る由もないが、この時の…

  • 『羅睺星』の方(大正14年、昭和9年、18年、27年、36年、45年、54年、63年、平成9年、18年、27年生)

    タイトルにある通り『羅睺星』について解説します。 羅睺星は九つある星の中でも「大凶」にあたる星。ちなみに「大悪星」と言えば、この羅睺星と計都星と火曜星の三つ。それぞれの特徴は各項で説明しますが、どちにしてお「悪星」と認識しましょう。 今回『羅睺星』の方は、旧暦で以下の生まれの人です(1月、2月生まれの人は、新暦との年が異なることがあるので要注意です) ※星祭申し込みの方は、こちらで星をお調べしますので分からなくても大丈夫です。 大正14年 昭和9年、昭和18年、昭和27年、昭和36年、昭和45年、昭和54年、昭和63年 平成9年、平成18年、平成27年生 (※生まれた年0歳を含み、9歳 18歳…

  • 星祭 受付開始!

    星祭の申し込みを開始いたします。 当道場での星祭は修験道星祭・妙見菩薩法にて修法致します (九曜星全て一律¥3,000にて承ります) 下記、リンクから、入力ホームより申し込みください。 星祭申し込みフォーム ※生年月日入力欄があります。 どの星かはこちらで確認します。 ※「大凶星(羅喉星、火曜星、計都星)で、気になるので」という方は(凶星でなくても良いのですが)、備考欄に「特別」と入れてくだされば、別途、修法致します(特別祈祷は¥10,000)。 また、去年同様に、このブログで各星の解説を随時していきますのでご自身の星が気になる方はそれらの記事をご参考にしてください。 去年も内符には諸真言の他…

  • 羅睺星

    星祭準備中。 去年、九曜星の御影は描いたのだが、今年は少し絵描きの環境が整ったので書き直している。 羅睺星 蛇を龍にしたのは去年の通り。 仏像図彙の姿は少しコミカルなので、恐ろしさ重視で。(少しマッチョにしすぎたか?)

  • 猫神達の本音

    檸檬「にゃ〜あ!(もうご飯の時間だと思うのだけれど?)」 しゃみぃ「もう噛まないよ♥優しいお顔になったでしょ?」 みいこ「ここはあたいの場所。絶対譲らない」 檸檬「みいこさん?ちょっと重いんですけど?」

  • 荼枳尼天祈願結願と晩白柚のピール

    先日、信者さまに頂いた晩白柚(ばんぺいゆ)。 柑橘系の香りが強く7日間、荼枳尼天さまの御祈祷中常に良い香りがしておりました。 荼枳尼天さまも大喜びだったと思います。 一昨日、祈祷は無事結願したので晩白柚は下ろして妻・蓮奈が皮を使って『甘煮(ピール)』を作りました。やや茶色がかった三温糖を使っているのでほ黄金色に染まっていい感じです。 味の方は、苦みと甘みが程よくブレンドされておいしいです。 今年初めの自身の誓願で荼枳尼天供は毎日継続することにしたので(出来ない日もあるとは思うが、原則です)柑橘系のお供物を常備する必要がある。 だからピールを多く作ってお供えするという手もあるかな?なんて思ったり…

  • 星祭もう少し待って!

    まだ今年の星祭の受付をしていなかったのだが、複数人の方から早々と申し込みを頂きました。 そろそろ正式にに受付案内をしますので今しばらくお待ち下さい!

  • 他の稲荷信仰しているんだけど?

    荼枳尼天祈願の受付をしてから、他の稲荷霊場にお世話なっているが、当院で祈願してもいいか?という問い合わせが多くあった(ブログのコメントにもありました)。 割と難しい問題だと思います。 ずるい言い方ですが「ケースバイケース」でお答えしています。 まず、ご質問いただいたほとんどの方が「荼枳尼天」というキーワードで当ブログにたどり着いているということ。だから「荼枳尼天さまが大好きな方々だろうな」と思うので「問題ありませんよ」という返答を多くするようにしている。 荼枳尼天さまが大好きで、密教式(自作)、最上稲荷、豊川稲荷のお像を拝んでいる私が「何が何でも一つに絞れ!」とはさすがに言えない。 要は皆様の…

  • 荼枳尼天さまの催促!?~柑橘類話~

    信者様から荼枳尼天さまに関係する興味深い夢エピソードを頂きましたので紹介いたします。 『今朝、夢を見ました。どこかのお山に ミカン狩りに行くという夢でした。目覚めて「ミカン狩り?なんでこんな夢見たんだろう?」と不思議に思っていたのです。 その後、里見先生のブログを拝見して 荼枳尼天さまのご祈祷が開白したとありました。 !!荼枳尼天さま!! それで、私ミカン狩りに行った夢を見たのですね(見せられた?)思えば、初めて准胝院さんにお供えをお送りしたのも柑橘類でした。。。(無意識に選んだのですが) (※里見:以前にもこの信者様から柑橘類のお供物を頂いています) 荼枳尼天さまとの御縁をいただいていること…

  • 荼枳尼天祈願 開白

    荼枳尼天祈願、本日開白いたしました。 毎月、月初に一週間修法致します。 御札は、先にご紹介したように自身で描いた当院の荼枳尼天像の御影が描かれています。またお札は印刷、内符(梵字)、折込まで全て手作り。特にお札を織り込む時は真言を唱えながら作業をしています。弱小道場なりの出来得る限りの誠意です。 荼枳尼天尊の祈願を本日(1月7日(日))に開白しました。 祈願は7日間で七座連続して行いますが、その後も当面毎日荼枳尼天の修法を行いますので申し込みは随時お受けいたします。 ①般若理趣分 荼枳尼天 毎月祈祷 ¥2,000/月 ②般若理趣分 荼枳尼天 年祈祷 ¥5,000/年 ③般若理趣分 荼枳尼天 特…

  • 土地の鎮守様へ初詣

    八王子に越してきて2度目のお正月。 元旦、去年同様に初詣は私が今お世話になっている土地に鎮守様へ初詣に参った。 去年の記事(↓) ryona.hatenadiary.jp 元々は神仏習合色の強かった住吉神社で、十一面観音さまも安置されたとある。 境内に着くと、そこではいつもは閉ざされた神楽殿が開かれ、お狐さまが舞っていました。 神楽に関しては全く素人なので演題などは全く分からないのだが、武術家視点で動きは素晴らしいと思ってしばらく見ておりました(写真でも伝わりますでしょうか?!) お狐さまの舞を見れたので、なんとなく土地のお稲荷様へも参拝を促されているようで、明日を伸ばすことにした。 そこから…

  • 手を合わせて祈って欲しい

    石川県能登地方他、地震被害のあった地域の方々、心よりお見舞い申し上げます。 凍るような空と、雪と地震。 東日本大震災の日もそうだった。その日、仙台在住だった私にとってその風景と体験は楔のように心にグサリと今でも刺さって抜けてない。 地震のニュースを聞き、少し忘れかけていた楔の傷が、またずきずきと痛む。 津波にさらわれ訳でもなく、知り合いを亡くした訳でもない。私よりも苦しんだ人は大勢いる。しかしそうならずとも今、まさに被害あっている多くの方が停電で暗く、暖のとれない夜を心細く過ごしているであろうことは分かる。 だから綺麗ごとではなく 「ああ、祈らなければ」 と心から思う。 皆さまも般若心経一巻で…

  • よいお年をお迎えください。

    今の今まで拝んでおり、今年も残すところ5分! よいお年をお迎えくださいませ! 合掌 准胝院 里見亮和 蓮奈

  • 今朝のみいこ(小さな攻防)

    荷を出す、タイミングを目敏く察知して速攻箱を占拠。 みいこ「あたいの陣地にゃ」 檸檬の気配を察知する みいこ「むむっ!敵機襲来!」 退散する檸檬 檸檬「あたいはここでいいの」 みいこ「ドヤッ!」

  • 祈願内容はお答えできかねます

    ○○祈祷は何座拝むのでしょうか?○○供養は○○供をされるのでしょうか?等の問い合わせをいただきましたが、それは施主様に聞かれて答える内容ではないと思いますので返信でき兼ねますのでご了承ください。私の想い違いでしたら申し訳ございませんが何座拝むか?何の供養法をするのか?で祈願料を値踏みしているという印象を受けました。私は、その発想は本質をはずしていると思います。

  • 准胝仏母の姿を見、メッセージを貰う

    おそらくは、われわれが毎日見る「夢」は「この世」と「あの世」を繋いでいる……私はそんな解釈をするのが気に入っている。 しかも「あの世」の意味はかなり広めにとるのがいいとも思っている。 我々から神仏に向かった場合、少なくとも「この世」よりも「あの世」に近い方がアクセスしやすいらしい。だから「あの世」との架け橋である「夢」は神仏とのアクセスに大きな意味を持つことが起こり得る……と、考える。 具体的には、神仏は我々に向け、夢にメッセージを紛れ込ませている可能性は大いにあるということ。 そして准胝独部法では真言を十万偏萬行の験(しるし)としては「黒い穀物」を口から吐き出す夢を見るとある。これもまさにそ…

  • 荼枳尼天と稲荷信仰

    『荼枳尼天は稲荷である』 昨日の記事では、ついついそんな当たり前のことを解説することを忘れていました。 そうなんです。荼枳尼天は稲荷信仰と習合しているんです。 日本で「稲荷」と言えば神道の神さまであり、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)倉稲魂命(うかのみたまのみこと)をお祀りしている神社がほとんどだと思う。 ただ、神仏習合が当たり前の明治維新以前では、「稲荷」と呼ばれる霊場の多くには荼枳尼天が祀られていたというのは案外知られていない。 現代で明らかに仏教のお寺で「稲荷」を呼称するのは豊川稲荷、最上稲荷が有名。 「稲荷信仰」は、もともと「穀霊信仰」から発展した「五穀豊穣」を祈る信仰。だから荼枳尼…

  • 般若理趣分による荼枳尼天祈願

    般若理趣分による祈願を始めたいと思います。 今までも般若理趣分による祈祷は、施主様の願意に合わせて本尊の准胝仏母、不動明王様の威光倍増のため行っておりました。 しかし、この度は般若理趣分で荼枳尼天さまを拝み、威光倍増いただこうと思います。 中には般若理趣分と聞いても「?」と言う方もいると思いますので、まず般若理趣分というお経について軽くご説明します。 「般若」と言う言葉が含まれますので、皆さまが良く知る「般若心経」と同じグループのお経と言うのは想像できると思います。 この「般若」のつくお経が集大成されたものがあります。それが600巻に及ぶ「大般若経」です。 そして皆さまが知る般若心経とはこの6…

  • 木星と月~尊星王菩薩信者はよく空を見る

    木星と月。 スマホでもよく撮影できますね。 中央の上に見えるのが木星です。 木星の位置をいちいち覚えてはいないが、明るい惑星は慣れればひと目見て分かるようになる。 例えば金星は見えるタイミングは宵の明星、明けの明星と言うとおりだか、マイナス四等星程度(一等星の100倍)だからとにかく明るい。だからタイミングによっては太陽の出てる昼間でも見つけられるようになる。 また、火星と木星は時期によって明るさはは変動するが木星は概ね明るい。少なくともマイナス2等星オーバー。目立つから見つけやすい。火星も時期によっては明るくなると、見つけられる。火星は赤く見えるから、黄色く見える木星とは区別はつく。 最後に…

  • 初心忘るべからず。三千仏礼拝をやれ?

    本棚を整理していたら、三千仏礼拝の時に使った経本が出てきた。 皆はこの経本は借りてやっていたようだが、当時やる気だけは満々だった私は(笑)、複数回するつもりで経本をわざわざ買ったのだ。 三千仏礼拝に関する記事は過去に二度ほど書いているので参考にしてください。 ryona.hatenadiary.jp ryona.hatenadiary.jp 当時はまだ仏さまの名前も読めず、三千仏全部にフリガナをつけて行をした。 また、この行を行うときに「樒(シキミ)」を使うのだが、当時使っていた樒が最後のページにまだ挟まっていた。 さて、今になって急にこの経本が出てきたということは「やれ」ということなのかな?…

  • おしゃべり好きの荼枳尼天さま?

    昔、本格的な修行に入る前に、一信者としてブログを書いていた時に、よく「荼枳尼天さま」との会話形式のやり取りを記事にてしていたことがある。 今では記事を書くことにも慎重になり、僧侶、今では住職としての責任もあるので前ほどに「なんでもあり」という記事は避けている。 だからその当時のような「荼枳尼天との会話」なんてことはおいそれと記事にはしない。 ではなぜ今になって、わざわざ当時の話題を持ち出したのか? つい先日、それを思い出すエピソードがあったのだ。 ある熱心な信者さん。この方は元々准胝仏母を強く信仰する方だが、先に当院の荼枳尼天の御影を開眼して授与させていただいたことがあった。 以来、山城屋文政…

  • 四臂像は准胝様だった!?ご縁のお像は、知らずにやってくる

    私がお迎えしたはじめてのお像はこのお方。 まだ師僧にお会いする以前だから相当前です。 むろん得度すらしていない一信者だったが、覚悟を決めてお像をお迎えしたのを覚えている。 このお像はオークションでたまたま見つけたお像。「般若仏母」というタイトルで出品されていたが、当時はそれが「間違い」であることにも気づかず落札した。 私はその時「般若仏母」をお迎えしたかったのか? むろん違います。ではなぜこのお像を選んだのか? 理由は「このお像をどうしてもお迎えしたかった」という説明以外に思いつかない。 なんともいい加減に思えるが、私にとっては、「これだ」と確信めいたものがあった。 その後、このお像はチベット…

  • シュメール神話の女神「イナンナ」~詳しい読者さまの考察シリーズ

    SNSは色々とお詳しい方と繋がれるのがとても有難い。 ……ということで『詳しい読者さまの考察シリーズ』です。 「怖い女神さま」で紹介した読者さまのコメントを、さらに補完していただける内容です。 ryona.hatenadiary.jp まずは上記記事を読んでから、以下のコメントを読んでください。 内容は『シュメール神話における金星、愛や美、戦い、豊穣の女神「イナンナ」の話』です。 記事は以前にも一度ご紹介させていただいた『雨音村雲@藤浪永理嘉』さんの「X」のコメントです。 雨音村雲@藤浪永理嘉さん「X」リンク↓ https://twitter.com/amane_murakumo 以下引用です…

  • 今日の准胝院の風景

    モミジが綺麗に紅葉。 対象的に青々としたローズマリー。 寒くても元気。 八王子に来てすぐ植えたもの。いっとき、病気で真っ白になっていたが、薬で回復。 華。(名前はわからない💦) 今日のしゃみぃ。なんか見つめてる(私には見えないが💦) ではまた(=^・^=)

  • 当院の御影(仏画)についてのスタンス

    先日、記事のコメント欄で拙いながらも自身で描いている御影をダウンロードして祭壇に飾ってもよいかとのお問い合わせがありました。また同様の質問をよくいただくこともあるので、ここで改めて当院の御影(仏画)についてのスタンスをお伝えしておきます。 過去、ブログにアップロードしている当院の御影は、私の描いた完全オリジナルなのでダウンロードするのは特に制限はしておりません。ご自由になさってください。これについて著作権云々言うつもりはございません。 ただもしご自身のブログ、SNSなどでご使用する際には当ブログのリンクを入れていただくと嬉しいかな、とは思いますが(笑) ちなみに以下のサイトに今まで描いた全ての…

  • 怖い女神の考察

    先の荼枳尼天の記事で興味深い考察を頂いたので掲載させていただきます。 荼枳尼天と言えば、私は敬意をこめて「怒らすと怖い女神」とこのブログでも表現しています。皆さんも荼枳尼天にこういったイメージがあることに異論はないだろうと想像します。 さて、ではこの「怖い」イメージは、先日より話題にしている胎蔵曼荼羅系の「心臓を食らう鬼」からくるのか?元々、金光明最勝王経で見られる武神要素をも合わせ持つ八臂弁才天からくるのか?その双方の属性が習合したのか? 等、等いろいろな説はある。 前置きが長くなりましたが、以下読者様考察概要です。※内容は、コメント原文ではなく要約させていただいています。 インドの一地方に…

  • 望むものは、なんでも叶えてくれる?

    「望むものは、なんでも叶えてくれる」人によっては、こんなセリフを聞けば顔を顰(しか)める人もいるだろうと想像する。曰く「仏教徒はそんな自分の欲望を丸出しで神仏にお願いするのは否!」ということだろう。しかし、仏教の護法神である「聖天さま」と「荼枳尼天さま」には、そんな「望むものは、なんでも叶えてくれる」という修飾語で語られることが多くある。 これについては、私なりの「答え」をかつて記事にしたこともあった。要約すれば、祈願することで施主の行動変容が起こるか否か。施主さまが何らかの進歩をしてくれなくては。むろんその進歩は仏道に歩みを進めるということ。施主様の行動次第といっても、願いが通じれば天尊は「…

  • 魔力から神通へ

    中期密教的な荼枳尼天の話。 摩訶迦羅天に調伏されてた荼枳尼。 焔摩天の眷属としての荼枳尼。 胎蔵曼荼羅の絵は「醜い」ともとれる表現。 しかしもう少しイメージを膨らませる。 元々シュマシャーナ(インドの葬場)で行われていた黒魔術的秘教の影響を受けている=とりわけ魔力に優れると(神通広大で)崇拝されていた存在。 ……そのことを再考慮して出てきたのがこれ。 神通広大なら魔性の魅力は宿したい。

  • 霊現象とラポールの話

    昨日、会社の同僚女性から 「幽霊が出て困る」 という話をされた。 「は?」となりそうだが、以前にも同じような話をされているので驚きはしない。 むしろ「さて、どうしたものか?」と考えた。 しかし、同じ話を例えば顔も知らない方からメールでされたらどう思うか?むろん同じようには反応しないだろう。 ラポール カウンセリングではそんな言葉をよく使う。 『セラピストとクライエントの相互の信頼関係のことで、フランス語で「橋を架ける」という意味から、心が通じ合い、互いに信頼しあい、相手を受け入れていることを表す』といった説明がされる。 では、カウンセリングはなんで「ラポールを構築する」という手続きが必要なのか…

  • 難陀・跋難陀龍王 脇侍の話

    准胝仏母のお像、仏画では蓮華台を支える姿で登場する難陀・跋難陀龍王。 准胝仏母の眷属としては、筆頭と言っても良いと思う。 ただ残念ながら、当院ではこの龍王のお像がなかった。 それを見かねた?師僧からいったいの立派な龍像を賜わり「もう一体は自分で作り、難陀・跋難陀龍王として開眼なさい」となった。 しばらくバタバタとして気になっていたのだが、ようやく着手することが出来た。 石粉粘土の塑像では、本体の芯にアルミホイールを使うことが多いので私もそれに倣っている。 今日のところは、ラフにある程度形にするまで。 一応、今回作成するのは弟ぎみの跋難陀龍王。 大事な顔と、尾は別に作ります。 とりあえずの進捗で…

  • 怒りから学ぶ主客一如

    昨日、ほんの些細なことで会社の上司と口論になった。 いや、厳密には口ではなくメールでの諍(いさか)い。 よく指摘されるのだが、私は時にメールで物言いがキツいらしい。受け取った相手の心をグサグサとやってしまうらしい。 企業であれば、「意見の食い違い」があるならばそれはむしろどんどんやって解決すべきこと。国民性もあると思うが、米国などの会議では毎回喧嘩腰でやるが、終われば喧嘩していた相手とすぐに「じゃあ、ランチに行こうか」と何事もなかったかのようになるらしい。つまり仕事のプライベートは別物という切り替えが上手いのだろう。 ただこれを日本でやろうとしてもなかなか難しいように思う。私が古い人間なのかも…

  • 続・荼枳尼天のもう一つのお姿(読者さまのコメントから再考察)

    当院は「先祖供養」と「当病平癒」のご依頼が多い。 客観的に自身のブログ記事を見ても、特に先祖供養や当病平癒の話題を多くしているという認識はない。 だとすると准胝仏母さまか、そのご眷属さまが引き寄せているのか?なんて想像をしてみる。 当病平癒といって真っ先に思い浮かぶのは「薬師如来」だろうと思う。 准胝仏母はどちらかと言うと「延命」のイメージが強い。 その延命のお力は眷属の「焔摩天」による、と言う話はこのブログでも何度も触れているのでご存知の方は多いでしょう。 (参考引用)『焔羅王供行法次第』などの儀軌による、除病、息災、出産、延命、死者の冥福を祈願する焔摩天供という修法が平安時代後期頃から行わ…

  • 荼枳尼天のもう一つの御姿

    荼枳尼天といえば、大白狐に乗る美しい女神。 ただ「荼枳尼天は怖い」という印象が付きまとう。 それは、本来の荼枳尼天は夜叉で日本に伝来した中期密教では「大日如来の化身である摩訶迦羅天(大黒天)によって調伏されて仏教の護法神となった尊格とする。 だから、胎蔵曼荼羅は無論、焔摩曼荼羅でも先述の白狐に乗った美しい女神では描かれていない。 どんな姿かといえば……(以下リンク参照) 胎蔵曼荼羅の荼枳尼天 このお姿が、何故に美しい女神に変化したのか?については諸説あってはっきりしない。 ただ我々が荼枳尼天さまを拝むときは、背後に「怖い」という一面があることは忘れないようにしたい。 ちなみに皆が唱える荼枳尼天…

  • 祈りと言う瞑想

    最近、瞑想の話をしていないので少ししてみたいと思う。 まずは「耳たこ」の何度も記してきたことから。 大切なことは何度でも書く(ネタがない訳ではないのだ!汗) ネットでいくらでも情報がとれる、この情報過多の時代、「瞑想」と名のつくものが溢れる。 曰く…… 禅、ヴィパッサナー、マインドフルネス、気功法、クンダリニー瞑想、TM瞑想、仙道の周天法、自律訓練法、大地の瞑想法、エトセトラ、エトセトラ。 ナニがホンモノでナニがニセモノで、なんて野暮な話はしない。 まずはご自身で「これ」と思ったものを選んでみるといい。 そして、頭でっかちにならず「すぐに実践」してみること(独学がヤバそうなのはやめてね(笑))…

  • 仏師におまかせ?!

    帰宅すると、玄関に置いてあった。 妻、蓮奈がガチャガチャでとってきたらしい。本人曰く、みいこと同じ白猫が良かったらしいが出たのは黒猫。 目からビームも出ます。 ここは仏師(自称)の私の出番ですね。数日後には白猫にして見せましょうぞ! みいこ「ふ〜ん……」

  • 焔摩天と始祖ユミル

    先週、ついに10年と言う長きにわたり世界中のアニメファンに感動を与え続けた「進撃の巨人」が完結しました。 漫画原作は既に終了していたので、結末を知っている人は大勢いたはずです。この進撃の巨人の「アニメ版」は非常にクオリティーが高く、「原作以上」の評価をされていたので、原作派も「あのラストはどうアニメで描かれるのか?」と待ち望んでいた。さらには、「アニメのラストを見るまでは最終巻は読まない」というファンもいたようです。 私も原作は既に読了済で、結末は知っていましたが、それでもこの最終回は楽しみでした。 そして、その最終話を見た後私は、X(twitter)に仏教徒らしい?感想を軽くつぶやきました。…

  • 霊気満山

    霊気満山 この言葉、聞いたことがあるだろうか? 八王子市民はおそらく100%知っている。 なぜ100%と言えるのかって? それは市役所、学校、商店街の目につくところ、そこかしこの垂れ幕にこの「霊気満山」という言葉が力強く躍っているからです。 さて、この言葉、先がある。 なんの言葉が入るか分かりますか? 八王子と言えば、アレですよ。 正解は、登山者数が世界一と言われる日本を代表する霊山「高尾山」です。 つまり「霊気満山 高尾山」が正解。 八王子市総出で高尾山推し。 これは市民になって初めて感じる実感。 参考動画:NHKの新日本風土記並みによくできた動画です。修験道、蚕がフューチャリングされていま…

  • 胡蝶の前

    どうして君はそこにいるの?

  • たかがコウモリ、されどコウモリ

    一般の方も、密教の寺院を注意深く見ると、壇の上に金色に輝く様々な道具に気付かれると思う。 (参考リンク) www.e-horindo.com この中に「抹香」を焚くための器が2つ(火舎香炉、柄香炉)あるのですが、その抹香を盛り付けるのは我々にとっては日常のこと。 修行間もないころ(今も)、師僧のお寺で、上述の香炉を準備する際は、短時間でやらねばならないことが多い。もちろん雑にすることは許されないが、チンタラもできない。 さて、今自身の道場でする行でも、「準備全般はサッサと」と終わらせることが多い。先の「香炉」への香盛りは道具を使わずスプーンだけで盛る派。スプーンのみで盛っても全く問題ないし、む…

  • 天台寺門宗 准胝院

    konjichouin.hatenablog.com 1000年以上もの歴史のあり、かつては延暦寺、東大寺、興福寺と並び日本の四箇大寺(しかだいじ)と呼ばれた園城寺(三井寺)を本山とする天台寺門宗。その末席に当院「准胝院」が認可いただけたこと大変光栄に思います。 これもひとえに一介の在家信徒に過ぎなかった私を行者の道に導いてくださった師僧、羽田守快僧正、上座の先輩住職の方々。多々の講習会でご教授いただいた先生方、また志を同じくする切磋琢磨した同門の兄弟弟子。さらには一教師という立場で道場を開いてから、すぐに当院を支持してくださった信者さまのお陰と感謝するところです。 今後も、なお一層の准胝尊へ…

  • 「疑問点」が出たらどうする?~准胝独部法を例に考える~

    『准胝独部法はどこでも修することができる』 独部法ならではの、メリットだから…… 「時には電車の中でも袖の下で念誦を繰りながら」 という説明もする。 するとこんな質問が割とある。 一回目でも二回目でも複数人から同じ質問があったので、きっと皆が思う疑問点なのだろうと思い、少し取り上げてみる。 「特に数珠をとることなく、ただ電車の中、歩きながら准胝さまの真言をお唱えすることも行の数としてカウントしていいですか?」 という質問です。 さて、皆さんはどう考えますか? 個人的に思うは「質問する前にご自身はどうお考えですか?」ということがいつも気にかかる。 それはこの「考える」ことが、修行の一助になると思…

  • 輪廻の実感

    輪廻があるかないか? 輪廻が教義の前提である仏教では、その有無に議論はない。 しかし、頭では充分、分かっていても「そうはいっても実際はどうなんだろう?……」なんて人も庵外いるかもしれない。 現代社会においてどうしても日常的に科学的な法則を無意識に信じてしまう土台がある人は多い。 私もおそらくご多分にもれずだ。 宗教だから科学的に証明される、されないという議論とは全く違う次元にいるのは確かにそうなのだが、無意識に「でも」と思ってしまう人の心は如何ともしがたい。 私は、このブログの読者の方は薄々気付いていると思うが、スピリチャルなことは安易に肯定しないというマインドブロックがある。 宗教とは言って…

  • いつもこうして寝てます

    昼寝していたら、撮られてました。 しゃみぃといつもこうして寝てます。 夜な夜な、この状態からたまに頸動脈を、「パクっ」と甘咬みされます。 寝首を刈られそうて結構怖いです(笑)

  • 秋晴れを泳ぐ二頭の龍

    今朝は昨日とは打って変わっての秋晴れ。 気持ちの良い朝でした、 ふと、空を見上げれば二頭の昇り龍。 難陀・跋難陀(なんだ・ばつなんだ)龍王に違いない?!

  • 恵みの雨・再び【第二回 准胝独部法 伝授会 ご報告】

    タイトルが、第一回の報告と同じになった。 ryona.hatenadiary.jp 理由は「雨」。 今回も北は北海道、青森県、南は岡山県、香川県と遠路はるばる八王子市にある当院に足を運んでくださいました。 なのに雨なんて……と、ネガティブには考えまい。 本日、羽田守快僧正より9名の方が無事、准胝独部法を授かりました。 在家から多くの仏弟子を生み出す「母」の象徴である准胝仏母。 その仏母のそんなご誓願が叶い、ご眷属の難陀・跋難陀(なんだ・ばつなんだ)龍王も大いに喜び雨を降らせたに違いないから。 伝授の後は私から時間を頂き僭越ながら、解説をさせていただいた。 その中で、在家の方が「印相」と「真言」…

  • 仲良し姉妹

    寒いにゃん!

  • 知らずに、命の時間を奪う行為

    人間はどこまでいっても自分の話にしか興味がない。 最近、そう感じることが多い。 少し前までは、「聞くことが大事」と相手の話を意識的に聞く努力をしてみたものの、人間の持つ「自分の話をしたい」願望は強すぎて、それを実現するのはとても難しいことを痛感するこの頃。 どうやら、多くの場面で「自分が思っている以上に」相手の話を聞いていないし、おそらく相手も自分の話を興味深くは聞いていないようだ。 なぜ、最近そう思うのか? 理由があります。 コロナ禍以降、御多分に洩れず、会社の仕事ではリモートの会議の場面が増えた。人間のコミュニケーションでは膝と膝を突き合わせて、といことが必要な場面もあるが、やってみると案…

  • 猫から学ぶ 人との距離感

    我が家の三姉妹(猫)は、それぞれ性格が違う。 今日は「猫との距離感」を参考に「人との距離感」について、ちょっと考察してみたい。 我が家に最初にきた白猫のみいこは、常に人の近くにいる。だから基本人好き。距離にすると1m以内にいる。どうやらそれが一番、安心する距離感らしい。 ただ、それ以上に人間から近づくと逃げはしないのだが、嫌がる。だっこも嫌い。無理に抱っこしても顔を近づけまいと両手をグイと顔に押し当ててガードする(この仕草は可愛いのだが……)。無理やりに顔を近づけると、しまいには顔を横に背けてしまう。また、触られるのも嫌いで近くにいるからと背中を撫でると嫌がって逃げる。 二番目に来た三毛猫の檸…

  • 大日如来の色は?太陽の色は?

    『先三時の義利を不顛倒に知り、相の罪垢を離れているから法螺貝のように白く』 先日の四面大日如来の記事でそんな文章を引用した。 四面大日に限らず、大日如来の色は「白」というのは皆が知るところだ。 教義的な意味から「白」を説明されるものはよく見るが、今日はもっとシンプルに考えたい。 それは太陽の色がそもそも「白」だがら。 え~!?太陽ってオレンジでしょ?赤でしょ?という方は以下の動画をチェック! youtube.com 先入観にとらわれずありのままを観察すれば、太陽は白。 でも現代人は「太陽の色は白」という人は極僅かでしょう。 我々は知らず知らず後天的に植え付けられた「知識」によって、当たり前の事…

  • 一万時間の法則よりも一千時間の法則から

    一万時間の法則ということを、耳にすることがある。 曰く…… 『1万時間の法則(10,000 Hour Rule, Ten-Thousand-Hour Rule)とは、物事を極めたエキスパートは練習や努力に約1万時間を費やしていたという事例から導き出された「人は何かを習得するのに1万時間の練習が必要である」という法則』 『超一流、天才と呼ばれるレベルに達する時間』 1万時間は、1日1時間で約28年、1日3時間で約9年間、1日8時間やっても約3年半という年月がかかるのだから、これを実現するのはなかなか難しい時間だ。 私はこの言葉から二通りの捉え方があるな、と思った。 一つは「あることを極めるにはと…

  • 仏頂尊の功徳を再認識

    仏頂尊と言えば、仏の三十二相の一つである如来の肉髻(頭頂部にある盛り上がり)の尊格化というのは聞いたことがあると思います。 さて、昨日の記事でも触れた、当院の四面大日如来を調べるうちに注目した、悪趣(地獄、餓鬼、畜生、修羅)から善趣に生まれ変わるという「悪趣清浄」という言葉。 これが実は仏頂尊の功徳の中心にあったということをいまさら強く意識することになった。 こんなことを言うと「またまた」と言われそうだが、今日、ホントに偶然開いた本に以下の説明があった。何度か読んでいた本なのだが、ようやくこの説明が腑に落ちた。 『仏頂尊を説くお経は多いが、その序文は以下のような構成になったいるものが多い。まず…

  • 大日如来のこと、再び

    高い本を中古で購入した。 なんとも難しいタイトル!!と感じる方が多いと思うが、実はこの本のタイトルに関係がある記事を過去に書いている。 それが、こちら。 ryona.hatenadiary.jp 覚えてますでしょうか?当院の大日如来は「四面」で、日本で見かけるお像と随分違うという話をこの記事でしました。 ざっくり言うと、日本で多く見かける金剛界系の大日如来と近しい大日如来だが、『もとになっているお経』が「金剛頂経」ではなく、「一切悪趣清浄儀軌」に説かれる曼荼羅に描かれる大日如来。 この曼荼羅が実は胎蔵曼荼羅と金剛界曼荼羅の双方の特徴を有していることは、先の記事でも書いた。 そしてこのお経は日本…

  • お像と向き合ったときの感触の話

    「お像」に関して、最近感じる超個人的な感想書いてみる。 あくまで「感想」ですから、そのおつもりで。 行者が念誦をする際、どうしてもその行のご本尊と向き合う時間は長くなる。 するとその「お像」と向き合って「しっくりくる」時もあれば、「違和感」が激しい時もある。 時にその「違和感」の原因が、不出来なお像側に原因があることもあるかもしれない。しかし、そう早合点する前に拝む側の「修行の度合い」「行中の心」が問題であることが原因ということも十分考えられる。 その日に限った「短期的な心の状態」だったり、行者としての成長過程でそのお像(尊格)に向き合うだけの土壌ができていないという問題だったり。 いずれにし…

  • 在家行者の壁とは?

    在家修行者がよくしてしまう勘違いがある。 あるボディービルダーの話がとても参考になるので紹介する。 『トレーニングってキツイじゃないですか?だから何か義務感を持ったり、何か認めて貰いたくなるような感じになっちゃうんと思うんですけど、これって凄い間違いですよね?トレーニングに興味がない人からすれば2時間ジムに行く、2時間パチンコに行く、全く一緒のことなんですよ。トレーニングを頑張っているからと言って、一般の人から見たらどうでもいい事であって、まぁ好きな事やってんでしょ?(ボディービルダー木澤大祐)』 こと仏教の修行と言えば、スポーツのトレーニング以上に「高尚な修行をしている私、偉い」という勘違い…

  • 狐笛のかたな

    久々に小説を読んだ。 この世とあの世との狭間にある<あわい>に棲む霊狐・野火と、人の心が聞こえる<聞き耳>の力を亡き母から受け継ぐ少女「小夜」との物語。 面白かったです。 作品名はアニメ・実写化もした「精霊の守り人」(他、守り人シリーズ)の著者としても有名な上橋菜穂子氏の「狐笛のかなた」という作品。私も守り人シリーズは過去にすべて読んでいるので大ファンな作家さんです。 上橋菜穂子氏のファンタジー作品は、みな「児童文学」にカテゴライズされるが、個人的にはその練り込まれた壮大な世界観を理解するには児童には少々難しい作品だと思う。 さて、本作品には、「野火」という名の霊狐が登場する。その霊狐「野火」…

  • 第二回 准胝独部法伝授会について

    今年のゴールデンウィークには准胝独部法の伝授会を金翅鳥院の羽田守快僧正をお招きし、開催させていただきました。 この時は、10名の方が伝授を受けられましたが、すぐに定員がオーバーして、伝授をお断りさせていただく方も多く出てしまいました。 またその後も、准胝独部法を希望される方もチラホラといらっしゃったこともあり、この度、師僧とも相談させていただき第二回目の伝授会を開催させていただくことになりました。 日程は現時点の候補日として10月9日(月:祝日)です。 伝授をご希望の方は、メールにてお知らせください。 JYUNTEIIN@gmail.com ご参考に、前回の案内以下に記します。 人数:一部 5…

  • 毘沙門天と多羅菩薩と尊星王菩薩

    御縁あって、毘沙門天さまのお像を拝受した。 先に師僧の記事で「毘沙門天はターラーの眷属」という話題があった。 konjichouin.hatenablog.com 自身が拝む尊のことは割と詳しく調べるほうだったが、この話は初見だった。 ただ、心当たることはある。 毘沙門天と言えば北方守護。 その妃が吉祥天であることは皆の知るところ。 それゆえか北極星の尊格した神である尊星王が吉祥天と同体するのは三井寺流。 以前の記事で、多羅菩薩のTaraには「瞳」という意味があると同時に「北極星」の意味がある(サンスクリット語でドゥルヴァ=北極星)と書いた。 ryona.hatenadiary.jp まだまだ…

  • ニホントカゲに学ぶこと

    玄関にニホントカゲの幼体が紛れ込んでいました。 とても綺麗な色合いですね。 我が家では南側の庭にニホントカゲが、北側の裏庭ではヤモリがよく顔を出します。 仙台ではなかった光景です。 恐らくは平均気温の違いが関係しているのでしょう。 八王子の環境は、仙台に割りと似ていると思ってましたが、こうして見かける生物が違うことを見るに、改めて環境は違うのだなあ、と改めて思う。 環境が変われば、日常も変わる。影響力もきっと思った以上にあるのかもしれない。 「今日は寒いですね」 「あいにくの天気ですね」 天気の話題は社交辞令で日常よくよく話される話題だが、それはそれだけ人間に影響力があることの裏返しでもあるの…

  • 忿怒相

    しゃみぃの忿怒相です。 蔵王権現なみの迫力?!

  • 「疫病退除の神」拝みます。

    このお軸が、手元に来てから既に7~8年は経過していると思います。 当時の私には「過ぎた代物」として、その後、発遣(抜魂)してから封印していた軸です。 先日、師僧からも許可もいただけたので『般若理趣分』の密立で、自身で開眼することにしました。 今後は、大黒天の御縁日には、積極的に『般若理趣分』でこのお軸を拝んでいこうと思います。 大黒天と言えば「福の神」で増益の印象が強いと思いますが、それとは別に「疫病退除の神」としての顔を持ちます。 このお軸はまさにこれ。 このお軸には以下の様な、天保年間に書かれた文書が入っていました。 「衆病悉除、身心堅固、疫病神退除」とはっきり書いていますね。 中央に描か…

  • 七日間の光明供と精霊供養が終わり……

    先日、七日間の光明供と精霊供養が終わりました。 卒塔婆は、当院の回向壇に安置致します。 施主様へは、先にご案内しましたように回向証として、自作の大日如来の御影をご送付致します。 発送の準備も整いましたので、明日発送とさせていただきます。 ※8月12日以前にお申込みの方の分の発送です。それ以降お申込みの方はもうしばらくお待ちください。 〇施餓鬼万霊供養申し込み受け付け中~ ※次回供養は、9月上旬予定です 施餓鬼万霊供養申し込み 供養料は、一件につきそれぞれ特別供養: 1万円 普通供養: 3千円 【申込期限】9月18日 ご供養後回向之証を発送します。 ★ご相談はこちらから★ 准胝仏母の道場について…

  • 喪失感について

    信者さんから、愛猫が亡くなったので施餓鬼供養をお願いしたいと連絡をいただいた。 『猫は家族の一員である』 これは多くの愛猫家の同意するところだと思う。 家族が亡くなれば、悲しく、強い喪失感で辛い。 その方もそのことに悩まれていた。 私もかつて愛犬を亡くした時は、強い喪失感を経験した。 その時の記事が、少しでも参考になると思いメールでリンクを送らせていただきた。 ryona.hatenadiary.jp ryona.hatenadiary.jp 〇施餓鬼万霊供養申し込み受け付け中~ ※最初の供養は開白いたしました。次回供養は、2週間後以降です。 施餓鬼万霊供養申し込み 供養料は、一件につきそれぞ…

  • 別尊曼荼羅

    『曼荼羅?なんか難しい!』 そう思う人が多いと思います。 密教の行者で、また尊格学には割と興味がある私ですら、例えば胎蔵曼荼羅や金剛界曼荼羅に見られるおびただしい数の仏さまを全て把握するのは骨が折れる。 曼荼羅という言葉自体は仏教以外の場面でも比喩的に使われることは多いでしょう。 しかし、こと密教でいうところ曼荼羅といったら上にも書いた胎蔵曼荼羅と金剛界曼荼羅の所謂両部(両界)曼荼羅のことを指す(日本の場合)といって良い。 さて、今日のタイトルにある「別尊曼荼羅」とは?上記以外の曼荼羅のこと。 一つの参考書をご紹介します。 写真にある通り『祈りと現世利益の仏たち』というタイトル。そして、そのサ…

  • 大日如来の御影を作りました。

    施餓鬼供養では、供養の証(回向証)として、大日如来の御影を作りました。大日如来は先に記事にした四面大日(一切智大日)、背景、表紙も全てスマホのペイントソフトで自作しました。デザインは師僧がお出ししている地蔵菩薩の御影を参考にさせていただきました。 ただ当道場の場合は、インクジェットプリンターでの印刷なので、画質のクオリティーはご了承ください。 大きさはA5サイズを三つ折りできるようにしますので、仏壇に収まるサイズだと思います。 〇施餓鬼万霊供養申し込み受け付け中~ ※最初の供養は開白いたしました。次回供養は、2週間後以降です。 施餓鬼万霊供養申し込み 供養料は、一件につきそれぞれ特別供養: 1…

  • 最大限丁寧に

    施餓鬼供養は7日間供養をします。 先にご案内した通り、光明供にて供養致しますが、厳密にいうと「光明供」+「施餓鬼」の組み合わせによる供養となります。 施餓鬼の作法は、様々あろうかと思いますが、当道場では精霊供養の次第による施餓鬼を7日間行います。荘厳も精霊供養に倣います。 当院のような立ち上がって間もない弱小道場だが、出来ることは最大限に丁寧に。だからこその光明供と精霊供養。 〇施餓鬼万霊供養申し込み受け付け中~ ※最初の供養は開白いたしました。次回供養は、2週間後以降です。 施餓鬼万霊供養申し込み 供養料は、一件につきそれぞれ特別供養: 1万円 普通供養: 3千円 【申込期限】9月18日 ご…

  • 過去帳を見て思う事。

    十数年前に、関東から仙台に転勤が決まった時のこと。 100以上ある営業所から、たまたま父方の実家がある宮城県に転勤になったことにただならず「縁」を感じた。 私は仙台にいる間に、里見家の「過去帳」をお墓を管理されているご住職にお願いした。拝見すると色々と思うことがあった。 まず一つは、多くの人が若くして亡くなっていること。 父は幼いころ、海沿いの小さな村の出身で、その困窮ぶりはすさまじいものがあったようだ。父のご両親も早くに亡くなっており私が生まれた時にはすでに他界していた。 父は長く生きるのには厳しい環境だったと昔を思い出しては厳しい顔で話す。 ただこの過去帳には、想像以上に記録が残っており、…

  • 大日如来のこと

    先の施餓鬼万霊供養の記事で、光明供のご本尊として『大日如来』の写真を記事に添付した。 「え?あれは大日如来だったの?」と思われた方もいると思います。 このお姿は確かに「大日如来」です。でも皆さんが知る大日如来のお姿とはずいぶん違いますよね。その理由はこのお像がチベット仏教のものだからです。 自身の道場を見渡すとチベット風のお像が多い。 ご本尊の准胝仏母、六字大明(四臂観音)等。 これらのお像は確かに「チベット風」の容姿はしているが、少し突っ込んだ話をすると「チベット後期密教の尊格」ではない(六字観音は後期密教だが、当院のお像は六字大明)。 だから我が道場の本尊や主要なご尊格になり得ている。 そ…

  • 『施餓鬼万霊供養受付開始』補足説明

    先にご案内いたしました『施餓鬼万霊供養受付開始』につきまして、早速多数お申込みいただき感謝申し上げます。 先の記事で少し分かりにくい箇所があり、複数の方からご質問をいただいたのでこの記事にて追加解説いたします。 ご質問が多かったのが『三界万霊』のご供養の件です。 『月例供養されている方には必ず、三界万霊供養をお願いしています』と先の記事で書きましたが、ここで言う『月例祈祷』とは、准胝仏母さまへの『月例祈祷』のことで人型加持や月例の先祖供養のことではございません。必要な方には個別にご案内していますので、特にこちらから連絡のない方は、この文章を気にされなくて結構です。 またご不明な点などありました…

  • 施餓鬼供養受付開始します

    当道場「准胝院」にて施餓鬼万霊供養受付開始します。 供養はご先祖さま、亡き親族、水子さん、ペット、その他有縁の方等がご供養対象となります。 言わずもがな、お施餓鬼は困った境遇の餓鬼たちに救いの手を述べるものでいわばあの世の福祉です。 誰かのためにお施餓鬼の塔婆を立てればその福徳はその方に回向される。 「回向」とは、その福徳によって、ご先祖さま、極楽途上の故人を助けること。 ご先祖さま、故人にとってこれが何よりの助け。 ご先祖様をお助けすることが、ひいてはご自身に返ってくるという話も過去にしました。 ryona.hatenadiary.jp また、三界万霊の供養というものがあります。 三界とは色…

  • リアルな仏像に思う

    少し前になるが、九千房政光氏の「リアルな仏像」がヤフーニュースになったことが話題になった。 sculptors.jp 九千房政光氏は中学校の美術教師で2018年の初めから仏像を作り始めたそうで、最終的には現代版仏像を目指しているそうです。 ご覧の通りな「超リアル」な姿故に賛否が巻き起こった。 私が感じた「賛否」の印象は「美術品」としての視点ではひたすら「賛」の評価が多く、逆に「宗教的視点」からは「否」の評価が多かった印象。 作者はさすが中学生の美術教師であるからか、その技術は高すぎて驚嘆するしかない。 ただ仏教的視点を持つ方の大方の感想は手厳しく「仏のコスプレにしか見えない」というものだった。…

  • 白狐と白猫みいこ

    昨日の夕方、八王子上空に白猫みいこ出現 白狐かもしれない!?

  • 冥界王の焔摩天

    お盆は冥界に繋がりやすいという。 お盆は「盂蘭盆会」の省略形として「盆」であることはご存知の通り。 『盂蘭盆経』『報恩奉盆経』などに説かれる目連尊者の餓鬼道に堕ちた亡母への供養の伝説に由来すると説明される。 我が道場には「冥界の王」という属性をもつ「焔摩天」がいる。 冥界は人間にとって不可避である「死」を考えた時に無視できない存在になる。 冥界の王であれば、人間の生死をコントロールすることなんて造作もない……だからなのか焔摩天は「延命」で拝まれる。 准胝仏母が延命の功徳があるのは、その眷属に「焔摩天」がいるという話は、このブログで何度もした。 生死を司るといことは、その人の「運命」を司るという…

  • 『黒い塊』は様々な形で訪れる~独部法萬行報告

    本日、准胝独部法の10万遍萬行のご報告がありました。 行をすすめる上での「ペース(スピード)」を気にされる方は多くいます。 これは我々の時もそうでした。〇〇さんがもう終わった。〇〇さんはまだ〇〇遍だ。等自身の行であるのに他人のペースが気になり、焦ったり、急いだり。 でも初行の内はそれも含めての修行だと思います。 興味深い報告です。 許可を頂きましたので内容、ご紹介します。 お世話になります。5月に准胝独部法の伝授を受けた〇〇です。その節は誠にありがとうございました。先程、10万遍の読誦を達成できましたのでご報告をと思いメールを送りました。 ・最初は「自分のペースで行っていけばいいのかな」と思っ…

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