”バンド生活三十五周年”と銘打って2024年も活動を続けている人間椅子が、35周年を記念したワンマンツアー『バンド生活三十五年~猟奇第三楽章~』を行った。4月24日(水)には満員御礼の東京EX THEATER ROPPONGIにてツアーファイナルを行い、大盛況のうちにツアーが終了した。
東大大学院で心理学を学んだ「まるとん」が、幅広く音楽について発信していきます。人間椅子・エレファントカシマシの投稿が多め。音楽の聴き方についても考察しています。
【ライブレポート】2024年4月24日(水)人間椅子 2024年春のワンマンツアー『バンド生活三十五年~猟奇第三楽章~』東京 EX THEATER ROPPONGI
”バンド生活三十五周年”と銘打って2024年も活動を続けている人間椅子が、35周年を記念したワンマンツアー『バンド生活三十五年~猟奇第三楽章~』を行った。4月24日(水)には満員御礼の東京EX THEATER ROPPONGIにてツアーファイナルを行い、大盛況のうちにツアーが終了した。
【ライブレポート】2024年4月21日(日)ジャパハリネット 2024 Full Recovery One Man Show Tour 新宿Wild Side Tokyo
結成から25周年を迎えようとしている、ジャパハリネット。2024年4月に5年ぶりとなるワンマンツアーが開催されることとなった。4月21日(日)に新宿にあるWild Side Tokyoで行われた初日のワンマンに参加してきた。会場の雰囲気や選曲・演奏含め、再結成後に見たライブの中でも屈指の良さだったのではないかと感じた。
【ジャパハリネット】解散前までの5枚の全アルバムレビュー – ”ジャパハリらしさ”とは何か?
結成から25年を迎える愛媛発のロックバンド、ジャパハリネット。彼らは2007年に一度解散を経て、2015年に再結成をして活動を継続している。 今回はジャパハリネットの解散前の全オリジナルアルバムのレビューを行い、その特徴や変化をまとめた。また5枚の作品を通じて、”ジャパハリらしさ”とは何なのか、考察することにした。
【人間椅子】バンド生活三十五周年を迎え、露出の機会がそれほど増えていないのに動員が増え続ける理由とは?
バンド生活三十五周年を迎えたハードロックバンド人間椅子、2024年はワンマンツアー『バンド生活三十五年~猟奇第三楽章~』から主だった活動をスタートさせている。 なぜ露出が増えていないのに、ライブの動員が伸び続けているのだろうか?増えつつある”潜在的なファン層”を推測し、ファンになりやすい状況について考察してみた。
音楽における”エモい”という評価は本当に褒め言葉なのか? – 音楽ジャンルとしての”エモい”のルーツ
”エモい”という言葉を聞くようになって、長い年月が経っている。既に使い古された感もある言葉だが、いまだに意味がはっきりと分からないという人もいるのではないか。”エモい”が使われる対象も多様であるが、音楽に対して使われる際、それは果たして褒め言葉として受け取って良いのだろうか。
【人間椅子】和嶋慎治の表現の変化から考えるバンドの若い頃の良さ・歳を重ねた良さとは?
彼らの再ブレイクとも言える状況や、その変化の要因については当ブログでも繰り返し取り上げてきた。その要因の1つとして、ギターの和嶋慎治氏の表現や人生観の変化が挙げられる。今回の記事では、人間椅子の和嶋慎治氏の表現の変化を取り上げつつ、バンドにとって若い頃の魅力・歳を重ねた魅力について広げて考えてみたい。
やっぱりエレカシは”ズレてない方がいい” – アミューズ在籍時代の違和感と”独立”に期待すること
2024年3月、エレカシは所属していた事務所であるアミューズの契約が満了となり、株式会社elephantsの所属となった。 正直なところ、まだこの知らせがどのような意味を持つのか、我々には窺い知れないところがある。これから起きることについて憶測を述べることは、あまり意味がないことではあろう。
音楽のジャンル分けは不毛な行為なのか? – 意義あるジャンル分けについて考える
音楽ジャンルについてまとめたサイトによれば、ジャンル数は1387にわたると言う。そして音楽にまつわるジャンル分けには、様々な議論がある。 このような音楽のジャンル分けに対する”面倒くささ”に対して、筆者なりに整理を試みようというのが今回の記事の趣旨である。
fOULとeastern youthが対バンを行った。昔から付き合いのあった両者の対バンが良くない訳がない。今回はfOULの自主企画「砂上の楼閣」にeastern youthがゲスト出演するという形のライブだった。会場の新代田FEVERは満員御礼の大盛況である。
【冠二郎】サブスクで聴けるコロムビア70年代後半~80年代前半の隠れた名曲たち
2024年1月に亡くなった演歌歌手の冠二郎氏。3月に入ってから、サブスクリプションサービスにて過去のアルバムが一気に解禁となっていたが、残念ながらあまり話題にはなっていないようである。なかなか入手が困難になっている、70年代~80年代の楽曲も含まれているようだ。
【ライブレポート】2024年3月10日(日)Incognito “INTO YOU” Japan Tour 2024 高崎芸術劇場 スタジオシアター
結成から45周年を迎えるアシッド・ジャズの大御所、Incognitoが2024年3月に来日した。2022年以来の来日となる。4年ぶりの新作『Into You』リリースを記念して行われた来日ツアー、筆者は初参加で高崎公演を観てきた。ロックのコンサートに行くことの多い筆者には、非常に新鮮なライブ体験となった。
ブレイク前夜!2000年代初めのクレイジーケンバンドの魅力 – 遊び心と高い音楽性のバランス
結成から25年活動を続けている東洋一のサウンドマシーン、クレイジーケンバンド。ドラマの主題歌となった「タイガー&ドラゴン」でブレイクしてからも、既に20年近くが経とうとしている。 筆者が思うに、クレイジーケンバンドの魅力が最も詰まっているのは、2000年代初めの2001~2002年頃ではないか、と思っている。
【人間椅子】歴代ベストアルバムのおすすめポイントを紹介 – ベストに収録のレア曲・新曲・新録情報も
人間椅子はこれまでに5枚のベストアルバムが作られてきた。時期によって選曲が異なるのはもちろん、レアな音源やベスト盤向けの新曲が収録された作品もある。今回は歴代5枚のベストアルバムについて、それぞれの聴きどころ・おすすめポイントを紹介する記事を作成した。
【人間椅子】ファン目線でバンド生活三十五周年のベストアルバムに入る楽曲を選ぶ
日本のハードロックバンド人間椅子は、2024年でバンド生活三十五周年を迎える。 まだ35周年を記念したベスト盤の話は聞かないが、ベスト盤が出るのか、どのような選曲になるのかが楽しみなところだ。そこで今回の記事では、35周年のベスト盤の選曲をファン目線で考えてみよう、と言う内容である。選曲の基準や曲目を中心に書いてみた。
国内ベテランバンドの”熟年離婚”が増加中? – 3バンドの脱退・解雇の事例紹介と共通する傾向とは
1つのバンドを、同じメンバーで続けていくことは並大抵ではない苦労がある。活動年数の長期化とともに、不動のメンバーかと思われたバンドからメンバーが抜ける、”熟年離婚”とも言える現象も増えているように思える。怒髪天が結成40周年を記念したライブが行われた直後、ベースの清水泰次氏が解雇されるという衝撃の出来事が起きた。
【ライブレポート】2024年2月16日(金)THEイナズマ戦隊 ベストヒット☆ツアー2023~2024 渋谷La.mama
デビューして22年となるロックバンドTHEイナズマ戦隊、2023年より「ベストヒット☆ツアー2023~2024」と題して全国ツアーを行っている。どんな選曲になるのか楽しみに参加した。久しぶりのイナ戦ワンマンの2月16日(金)渋谷La.mamaでの2Daysの初日の模様をレポートする。
【人間椅子】演奏に難しい箇所があってライブでの披露が減り気味の楽曲を集めてみた
2024年はバンド生活35周年を迎える人間椅子。これまで様々な理由により、ライブで演奏されなくなったレア曲を取り上げた記事を何度か書いてきた。今回取り上げたいのは、超レア曲とまではいかないまでも、演奏頻度が落ち”気味”の曲である。その理由が、演奏に何らかの難しい箇所があり、敬遠されがちではないか、というものである。
【冠二郎】キャラクターよりも注目したい抜群の歌唱力とその魅力 – 歌唱の変遷とおすすめ曲紹介
2024年1月1日に演歌歌手の冠二郎氏が79歳でこの世を去った。当ブログでも冠氏の魅力を伝えてきたので、訃報はとても残念だった。 冠氏と言えば、ユニークなキャラクターで一時はテレビ番組に多数出演、カツラ疑惑や年齢詐称、そして年の差婚など、ワイドショーを賑わす話題の多い人物でもあった。
【人間椅子】静か過ぎる?バンド生活35周年の幕開け – 人間椅子の現在地とこれから
2023年はアルバム『色即是空』をリリースし、リリースツアーでは各地で最高動員数を記録し、ますますファンからの支持が厚くなっている人間椅子である。 2024年はバンド生活35周年の年に入るとあって、さぞやてんこ盛りの1年になるのか、と思っていたが、今のところ驚くほど静かな幕開けとなっている。
聞き飽きたと思ってもやっぱり好き?ファンがたどる”定番曲”に感じる思いの変遷をまとめてみた
今回は”定番曲”に対してファンがたどる思いの変遷について、”あるある”の流れを書いてみた。また後半には、ライブでの定番曲に対して筆者が感じていることを書いている。なお具体的な例として、当ブログでよく取り上げる浜田省吾や人間椅子の楽曲を交えて書いた。
ライブを快適に過ごすために意識すること・筆者おすすめのルーチン紹介 – チケット入手・当日の動き方まで
ライブに行く目的はもちろん音楽を生で楽しむためにほかならないが、いかにストレスや不安なく、ステージの時間を楽しめる状況を作れるかが、実は結構重要な要素なのだ。そこで今回は、とにかく快適さを重視し、ストレスや不安がない状態でライブを見ることに全力を尽くすための、意識すること・筆者のおすすめルーチン紹介を書いた。
【アルバムレビュー】浜田省吾 – DOWN BY THE MAINSTREET(1984)40年経っても色褪せない理由
浜田省吾氏のアルバムには名盤が多数あるが、今年でリリースから40年を迎える1984年の9thアルバム『DOWN BY THE MAINSTREET』もその1つである。代表曲の1つ「MONEY」を収録する本作だが、ある種のコンセプトアルバムとしての完成度も高く、40年経った今も色褪せないアルバムであると筆者は思っている。
演歌は古臭い?演歌への偏見にちょっと待った – 演歌の楽しみ方は”聴く”より”歌う”
演歌を聴く場面と言えば、年末の紅白歌合戦くらい、という人も多いかもしれない。年配の方が聴く音楽と言う印象も強く、なかなか若い世代に支持が広がっていないジャンルでもある。しかし演歌に関して、偏見とも思えるイメージが定着してしまっているのは残念である。演歌についてイメージされる偏見を取り上げ、”ちょっと待った”をかけたい。
ポケットビスケッツ・ブラックビスケッツ 25年ぶり紅白出場の感動の正体とは?
2023年1月31日、第74回NHK紅白歌合戦にポケットビスケッツ・ブラックビスケッツが25年ぶりに出場した。90年代にテレビ番組から生まれた企画ユニットが、まさか25年の時を経て紅白出場である。いったいこの感動は何なのか、ただ”紅白に出た”だけでは片づけられない感動があった。
【人間椅子】”大作”の楽曲の魅力と作風の変化について – 歴代8分超えの楽曲を集めてみた
日本のハードロックバンド人間椅子は、プログレにも影響を受けたハードロックを中心とするバンドであり、一部には“大作”と言える長い楽曲がある。人間椅子の大作にはどのような魅力があるのか、今回は8分以上の長さがある楽曲に絞り、その特徴と魅力を紹介したい。大作の作風の変化も述べておきたいと思う。
ポケビはプログレ、ブラビはダンスミュージック – 2つのユニットの音楽性の違いと魅力
ポケビ・ブラビといって通じる世代はどれぐらいいるだろうか?1990年代にテレビ番組の企画で誕生した音楽ユニット、ポケットビスケッツ・ブラックビスケッツである。2023年の年末に「第74回NHK紅白歌合戦」の企画として21年ぶりに2つのユニットが共演する(紅白出場は25年ぶり)ことになり、にわかに注目を浴びている。
【入門編】70歳の今も活躍中のソングライター浜田省吾を3曲で紹介する – ロックから繊細なバラードまで
1980年代に音楽を聴いていた世代の人たちが「浜田省吾」の名前を知らない人は少ないだろう。強いメッセージ性のある楽曲を歌う、骨太シンガーと言うイメージの人が多いようである。 メディア露出が極端に少ないせいか、引退していると思っている人もいるようだ。しかし70歳を超えた現在も全国ツアーを行い、新曲リリースも行っている。
【初心者向け】”はじめてのアルバム” – 第15回:陰陽座 時期ごとの名盤を徹底解説!
今回は結成から24年、”妖怪ヘヴィメタルバンド”を自称する個性的なバンド、陰陽座である。古典のような雅な日本語と妖怪をモチーフにした世界観に、ヘヴィなサウンドが融合した陰陽座は、先達のヘヴィメタルバンドを受け継ぎつつ、日本で独自な進化を遂げたバンドである。
【ライブレポート】2023年12月2日(土)eastern youth 35周年記念巡業〜EMOの細道2023 東京 Spotify O-EAST
35周年を迎えたロックバンドeastern youth、2023年ワンマンツアー「35周年記念巡業〜EMOの細道」が行われた。平坦ではなかったという歩みとともに、バンドの歴史を振り返るような選曲のライブだった。そして2015年に加入した村岡ゆかとともに歩んだeastern youthの1つの総決算だったようにも見えた。
ハードロックとヘヴィメタルの違いは結局何なのか? – 歴史的変遷からざっくりと理解する
「ハードロックとヘヴィメタルの違いって何?」この質問を何度聞いたことか分からない。そのたびに適切な答えは出せず、あらゆる場所でこの違いに関する議論が行われてきたように思う。今回その違いについて書いてみよう、と言う記事である。もちろん結論が出る訳でもなく、筆者がたどり着いた1つの視点、と言うくらいに見ていただきたい。
【入門編】ハードロックバンド人間椅子を3曲で紹介する – ”イカ天”から再ブレイクの現在
人間椅子と言えば「あのイカ天バンド」と言われたのも今は昔。今や人間椅子は国内のみならず海外にまで人気が広がる人気バンドへと進化している。最近聴き始めて今まで聴かずにいたことを後悔している人も続出しているようだ。今回はそんな初心者の人に向けて、ハードロックバンド人間椅子を3曲で紹介する記事を作成した。
1976年にデビューして以来、47年目を迎えるソングライター浜田省吾は、”ON THE ROAD”と銘打ったツアーを1982年以来、継続している。 「Welcome back to The Rock Show youth in the “JUKEBOX”」と副題のついた本ツアー、往年の名曲オンパレードの曲目となった。
【ライブレポート】2023年11月6日(月)人間椅子 『色即是空 ~リリース記念ワンマンツアー~』 東京 Zepp Haneda(Tokyo)
2023年9月6日に23枚目となるオリジナルアルバム『色即是空』をリリースした人間椅子。リリースを記念したワンマンツアーが10月より行われていた。 各地大盛況の様子で、最高動員数を塗り替える好調ぶりだったようだ。そんな勢いに乗っている人間椅子、筆者はツアーファイナルの東京、Zepp Haneda公演に参加してきた。
「音楽が好きな人」の幅があまりに広いので3つに分類して整理してみた – 歌・音楽・音楽と言う現象
当ブログでは音楽やミュージシャンに関する内容について情報発信を行っている。また音楽の聴き方に関しての考察なども時々書いてきた。 音楽はごく一般の人にももちろん愛されるとともに、音楽を演奏する側の人、作る人まであらゆる人が「音楽が好きな人」に
【初心者向け】”はじめてのアルバム” – 第14回:爆風スランプ 破天荒でポップ、笑えて泣ける楽曲
爆風スランプと言えば、一般には「Runner」「大きな玉ねぎの下で」など熱く、ほろ苦い青春ソングを歌うバンド、と思われているかもしれない。それは爆風スランプの一側面ではあるが、アルバムにまで広げて聴くと、その音楽性は実に多様かつ独特なものであることが分かる。いくつかの要素からおすすめのアルバムを紹介したい。
角松敏生はなぜ王道ポップス・AORを作らなくなったのか? – ”角松敏生”というアイデンティティ問題
1981年にデビューしたシンガーソングライターの角松敏生は、2021年に活動40周年を迎えた。最近は彼の初期のシティポップ、AORの楽曲が、海外で起きている日本のシティポップブームの流れで再評価の機運が高まっている。一方で当人の活動は、音楽と演劇の融合である総合エンターテインメント表現「MILAD」が中心となっている。
UFOのアブダクションで宇宙人が和嶋慎治に託したメッセージは何か? – 鉄格子黙示録からさらば世界へ
和嶋氏が人間椅子で歌われる音楽性になったきっかけは、UFOによるアブダクション体験だったと本人が語っている。筆者は宇宙人が和嶋氏に対して何かを託したことで変化が起こったと考えている。今回は宇宙人が和嶋氏に何を託したのか、宇宙人が和嶋氏を通じて伝えさせたかったメッセージは何か、という大胆な考察記事を書くことにした。
【エレファントカシマシ】”野音の外聴き”が世界で1番音楽を楽しめる空間で困る – 会場内にない魅力とは
デビュー35周年のロックバンド、エレファントカシマシ。毎年恒例になっているのが日比谷野外音楽堂でのコンサートである。しかし近年は人気が高まり、ファンクラブに入会してもチケット争奪戦となってしまっている。会場に入れなかった人たちが、音がダダ漏れ野音の外に集まる現象を”外聴き”と呼んでおり、1つの文化のようになっている。
昔と今の人間椅子の決定的な音楽性の違いを考える – 人間椅子はハードロックなのか、ヘヴィメタルなのか?
「人間椅子はずっとハードロックをやって来た」ことは変わらない、という見解もよく見かけるし、筆者もその通りだと思う。しかしたとえば、後藤マスヒロ在籍時の人間椅子には、あの時期にしかない魅力があるし、絶対に今の人間椅子とは違う何かがある。「人間椅子のジャンルはハードロックなのか、ヘヴィメタルなのか?」という問いを考えたい
【ライブレポート】2023年10月1日(日)Marble独立記念3周年月間初日「rocknomukougawa2023」ジャパハリネット東京単独公演 新宿Marble
2015年に再結成し、地元愛媛を中心に活動しているジャパハリネット。このたびかなり久しぶりに関東でのライブを行うこととなった。 今回は東京では久しぶりのワンマン公演、非常にコンパクトなセットリストではあったものの、ジャパハリネットの魅力が伝わってくるライブとなった。
【ライブレポート】2023年9月28日(木)人間椅子 オリジナルアルバム『色即是空』リリース記念イベント タワーレコード渋谷店「CUTUP STUDIO」
バンド生活34年の人間椅子が、9月6日に23枚目となるアルバム『色即是空』をリリースした。今回は唯一のインストアイベントとして、タワーレコード渋谷店でミニライブが行われた。タワーレコード渋谷店で『色即是空』を購入した人が参加でき、新作『色即是空』のみから構成される、スペシャルなライブである。
【ライブレポート】2023年9月24日(日)南佳孝50th Anniversary Live 2023 南佳孝フェス 東京国際フォーラムホールC
デビュー50周年を迎えたシンガーソングライターの南佳孝、記念ライブ「50th Anniversary Live 2023 南佳孝フェス」が行われた。本公演はゆかりのあるゲストを呼んで、ともにセッションしながら進行する、スペシャルなイベントである。
【アルバムレビュー】人間椅子 – 色即是空(2023) 古くて新しい人間椅子の”新世界”
バンド生活34年目に突入した人間椅子が、2023年9月6日に23枚目となるアルバム『色即是空』をリリースした。 前作『苦楽』のリリースが2021年8月4日、約2年ぶりとなるアルバムである。この2年間、あらゆるバンドが制約のある中で活動を続け、2年間で大きく状況も変わってきた。
【ライブレポート】2023年9月17日 DIZZY MIZZ LIZZY THE ALTER ECHO – JAPAN TOUR 2023 川崎CLUB CITTA’
デンマーク出身のバンド、Dizzy Mizz Lizzyが実に7年ぶりに来日ツアーを行うこととなった。2020年3月にリリースされた4thアルバム『Alter Echo』を引っ提げ、2020年4月に来日予定だったものの、中止となっていた。3年越しにようやく来日公演が実現したのである。
【アルバムレビュー】怒髪天 – more-AA-janaica(2023) もう一花咲く?パンクロック魂溢れる快作
”リズム&演歌”を標榜するロックバンド怒髪天が、久しぶりにミニアルバムと言う形態で新作をリリースした。タイトルは『more-AA-janaica』、「モウ エエジャナイカ」と読むと言う。満を持してリリースされた本作、非常に充実した内容に仕上がっており、筆者としては「怒髪天が帰ってきた!」と思わせるような内容であった。
”初期人間椅子”(上館徳芳期)の魅力を語る – 伸びしろしかない若さ迸る人間椅子
デビューから25年、30年と年を重ねるごとにブレイクを果たしているバンド人間椅子。そのブレイクは”再ブレイク”と言われるように、人間椅子最初のブレイクはデビューの時代であった。今回は”初期人間椅子”に焦点を当ててみよう。中でも初代ドラマー上館徳芳が在籍した3枚のアルバムの時期について、その魅力を掘り下げていきたい。
音楽ブログを書くコツは何か? – 閲覧数が伸びる記事のタイプやおすすめの書き方紹介
ブログを続けるモチベーションとして、やはり人に読んでもらえることは重要である。どんなに好きなことを書いたとしても、閲覧数(PV)は多い方が嬉しいものだ。そこで今回は筆者のこれまでの経験をもとに、音楽ブログを書くコツや、閲覧者が伸びる記事の書き方などをまとめてみた。もし音楽ブログを書こうと言う人の参考になれば幸いである。
【スターダストレビュー】なぜ「木蘭の涙」がやっぱりバンド1番の代表曲なのか?
日本屈指のライブバンドとして知られるスターダストレビュー、その代表曲と言えば何を思い浮かべるだろうか?初期の定番「夢伝説」「今夜だけきっと」を挙げるファンも多いと思うが、世間一般的に”聞いたことある”曲として最も知られているのは「木蘭の涙」だろう。(本人たちもそう述べている。)
【人間椅子】ファンクラブの集いでも演奏されない本当に隠れ過ぎた名曲たち
バンド活動35年を迎えようとしているハードロックバンド人間椅子、その楽曲数も相当な数になっている。ライブで披露されにくい曲は、自ら「レア曲」と呼ぶほど、実際にレアな楽曲がある。 今回はそんな近年のライブでは演奏されていない、真のレア曲の中から名曲を掘り起こそうと思う。
【エレファントカシマシ】エレカシのヒット曲にはイントロがない? – ”推し曲”にイントロがない理由
エレカシにはイントロがない楽曲が多々あることに気付く。最もヒットした楽曲と言えば、1997年の「今宵の月のように」だが、この曲にはイントロがなく、いきなりサビから始まる。この記事ではエレファントカシマシの中でイントロのない楽曲を集め、どんな楽曲が含まれているのか分析してみることにした。
【人間椅子】歴代アルバムの様々な”第1位”を集めてみた – 収録曲数やランニングタイム第1位は?
活動35年に迫ろうとする日本のハードロックバンド人間椅子、その作品数もかなり多くなっている。 歴代のアルバムの中には様々な”第1位”が存在する。むろん記録を目指してアルバムが制作されている訳もないが、長年の活動で作風が変化し、その当時の特徴が表れた結果と言えるだろう。
【THEイナズマ戦隊】「応援歌」という名曲は誰に向けた歌なのか? – その後のバンドへの影響と変化
THEイナズマ戦隊の「応援歌」はTHEイナズマ戦隊の初期からの代表曲であり、知る人ぞ知る名曲として存在する。 2009年にテレビ番組「誰も知らない泣ける歌」で取り上げられたのを記憶している人もいるかもしれない。「応援歌」の魅力に迫るとともに、この曲がもたらしたバンドにとっての意味についても考えてみようと思う。
【人間椅子】ナカジマノブ加入後における5つの重要なバンドの変化時期を振り返る
来年でバンド生活35周年を迎えるハードロックバンド人間椅子、ドラムのナカジマノブが加入してから、来年で20年になる。 そこで今回の記事では、ナカジマノブが加入後の人間椅子において、重要なバンドの変化時期に焦点を当てて、その時期にどんな出来事があり、何が変わったのか振り返る。
2007~2008年のエレファントカシマシ – 楽曲リリース時の思い出あれこれ(後編)
ここで改めて2007年~2008年頃のエレカシの快進撃を振り返ってみたいと思い、2007年頃の出来事を中心に「前編」を既に公開している。 今回はその「後編」であり、2008年の作品について書いた。名盤『STARTING OVER』の誕生から、「桜の花、舞い上がる道を」「新しい季節へキミと」までを振り返った。
2007~2008年のエレファントカシマシ – 楽曲リリース時の思い出あれこれ(前編)
筆者の思い出とともに、2007年~2008年頃のエレカシの楽曲たちが、どのように表に出てきたのか、エピソードとともに振り返ろう、と言う記事である。 書き始めたら思いのほか長くなったので、前後編に分けた。前編は2007年(以前を含む)~2008年の最初までとして、主に「俺たちの明日」「笑顔の未来へ」の2曲を振り返る。
ハードロックバンド人間椅子の”ヘヴィ”さはどこから来るのか? – 海外ヘヴィメタルとは異なる重さの魅力
日本のハードロックバンド人間椅子は、”ヘヴィ”なサウンドで知られる。しかしその”ヘヴィ”さは、海外のいわゆるヘヴィメタルのバンドのヘヴィさとはどこか異なる風合いがある。 改めて人間椅子について考える時、人間椅子の”ヘヴィ”さとはどこから来るのだろうか?今回は人間椅子が固有のヘヴィさを持つ点を掘り下げてみたい。
【ライブレポート】2023年5月11日 さよなら中野サンプラザ音楽祭 スターダスト☆レビュー×怒髪天
スターダスト☆レビュー×怒髪天の対バンだ。全く誰も予想しえなかった組み合わせを、あえてこのタイミングでやってしまおうという大胆さである。 5月11日、スターダスト☆レビュー×怒髪天のライブレポートをお届けする。最後にライブで見えてきた両バンドの個性の違い・共通性についても考察してみた。
【初心者向け】”はじめてのアルバム” – 第13回:Prefab Sprout 絶対外せない3枚の名盤
今回は、80年代を中心に活動したイギリス出身のバンド、Prefab Sproutを取り上げた。パディ・マクアルーンの高いソングライティング力が評価されているバンドである。重要な3枚のアルバムを取り上げつつ、初めて聴く人に向けて、初めて聴く人におすすめするマニアの人に向けて、今回はPrefab Sproutを紹介したい。
【エレファントカシマシ】ハッと驚かされる巧みな転調・コード進行の登場する楽曲を集めてみた
2023年はデビュー35周年を迎え、久しぶりのコンサートツアーを行ったエレファントカシマシは、ストレートな楽曲が魅力だが、初期の楽曲を中心に、ハッとさせられるような転調やコード進行がさりげなく入れられた楽曲も、筆者としては目が離せないポイントだ。
ベテランバンドの新作は本当に”待望”なのか? – ベテランが新作を作る難しさとファンの求めるもの
ベテランバンドがリリースする新作は、本当に”待望”なのか?ということを思った。と言うのも、新作とは活動が長くなればなるほど、難しくなるものだと思うからだ。今回の記事では、筆者が感じているベテランバンドの新作の難しさ、そしてファン目線として、どんな新作の形が理想なのか、について考察を試みた。
【2016年】人間椅子日記その9(怪談 そして死とエロス) – 再ブレイク期から安定期へ
僕が人間椅子のファンになった2000年頃から、当時のことを振り返ろうという記事の9本目である。今回は2016年についてだ。2度にわたるOZZFEST JAPAN、渋谷公会堂公演での満員御礼など、一回り大きくなった人間椅子である。対バンやイベント出演も含め、ライブ活動が非常に活発だった時期である。
バンド名のイメージとはかなり音楽性が違うおすすめ洋楽バンドを集めてみた
『名は体を表す』という言葉があるように、名前のイメージは大きい。それは音楽においてもそうであり、バンド名から連想される音楽性は大体想像通りのことが多い。例えば、Black Sabbathという文字列からは、やはりおどろおどろしい音楽が想像さ
【ライブレポート】2023年3月12日(日)エレファントカシマシ「35th ANNIVERSARY TOUR 2023 YES. I. DO」横浜アリーナ
デビュー35周年を迎えたエレファントカシマシが、自身初となるアリーナツアーを行うこととなった。 宮本浩次氏がソロ活動を始めた2019年以来、ツアーを行うのは4年ぶり。この記事では、「35th ANNIVERSARY TOUR 2023 YES. I. DO」の3月12日(日)横浜アリーナ2日目の模様をレポートする。
【エレファントカシマシ】シングル『yes. I. do』に見る”らしさ”とソロ活動を経た35周年の現在地とは?
今年でデビュー35周年を迎えるロックバンド、エレファントカシマシ。3月8日(水)に4年9ヶ月ぶりとなるシングル『yes. I. do』がリリースされた。 さっそく新曲を聴いてみた感想として、筆者はエレカシらしさと同時に、35周年記念で再始動というタイミングで、非常に渋い楽曲が出てきたことへの意外さも同時に感じた。
【初心者向け】”はじめてのアルバム” – 第12回:エレファントカシマシ おすすめの聴き進め方+全アルバムレビュー
今回取り上げるのは、初心者向けに1枚に絞ることが最も難しいバンドである。今年でデビュー35周年を迎える、日本のロックバンド、エレファントカシマシだ。 今回はエレファントカシマシを初めて聴く人が、どのアルバムから入り、どう聴き進んでいくと良いのか、について考えてみる、と言う内容だ。
【2023年最新・まずはこれを読めばOK】ブログ『自部屋の音楽』のおすすめ記事5選
当ブログ『自部屋の音楽』では、人間椅子や浜田省吾、エレファントカシマシなどの記事を中心に、楽曲やバンドについて掘り下げて考察する記事を多数執筆している。今回はアクセス数の多い記事の中から、多くの人に末永く読んでいただきたいおすすめ記事を5本選んで紹介しよう。
【人間椅子】和嶋慎治と鈴木研一は天才or努力家? – 近・現代アートの画家をヒントに
日本のハードロックバンド人間椅子は、和嶋慎治(ギター・ボーカル)と鈴木研一(ベース・ボーカル)の2人が主に楽曲を作っている。筆者の中で芸術家・表現者は「天才」「努力家」の2つのタイプに分かれるのではないか、と考えている。和嶋・鈴木両氏はそれぞれどちらに当てはまると感じるだろうか?
【アルバムレビュー】陰陽座 – 龍凰童子(2023)近年の陰陽座らしさを詰め込んだ総集編的アルバム
妖怪ヘヴィメタルバンドを標榜する陰陽座が、実に4年半ぶりとなるアルバムをリリースした。タイトルは『龍凰童子』である。 待望のニューアルバム、期待の高まる中で、近年の陰陽座らしさが詰まった充実作となった。一方で近年の流れが、そろそろ飽和状態にある感触も持ったアルバムだった。
【人間椅子】和嶋慎治・鈴木研一の共作曲一覧 – その魅力となぜ共作をしなくなったのか?
人間椅子の楽曲は、和嶋・鈴木それぞれ単独で作曲し、作った人がボーカルを取る、というのが人間椅子のルールのようである。 しかし初期の楽曲を見ると、「和嶋慎治・鈴木研一」のように2人の名前が並ぶ楽曲がある。かつては共作が行われていたのが、ある時期から行われなくなっている。
【初心者向け】”はじめてのアルバム” – 第11回:Venom 最強のB級メタルバンドの歴史的名盤は?
NWOBHM期に登場したバンドながら、あまりに異端児過ぎたVenomを取り上げる。”状態の悪い録音”が特徴になってしまうほど、とにかくクセが強すぎるバンドである。 初めてVenomを聴くという人におすすめのベストアルバム・オリジナルアルバムを紹介した。
暗いのに元気が出る?ハードロックバンド人間椅子を聴くと元気が出る理由とは
人間椅子と言えば、ヘビーでおどろおどろしい楽曲が魅力のバンドである。 しかし人間椅子の楽曲には不思議と元気が湧いてくるものがたくさんある。今回の記事では、一見すると「人間椅子」と「元気が出る」という矛盾する2つのワードが結び付く理由について、実際の楽曲から考えてみようと思う。
イントロから戦慄が走る!人間椅子の名イントロ曲を新旧15曲集めてみた
日本のハードロックバンド、人間椅子は1970年代のブリティッシュハードロックを現代に受け継ぐ貴重なバンドである。ハードロックの魅力は、印象的なリフ、そしてそのリフに向かうイントロからの展開が1つにはある。 今回は、中でもイントロでがっしりと心を鷲掴みにされてしまう楽曲を選んでみた。15曲を時代が古い順に並べて紹介する。
自部屋の音楽が選ぶ2022年に聴いたおすすめ名盤10枚紹介 – 新作から不朽の名盤まで
今回は2022年に筆者が聴いた中から、以下のバンドのおすすめのアルバムを10枚紹介しようと思う。Bonobo、John Mayall、Ghost、re:plus、Crazy Ken Band、THEイナズマ戦隊、CHVRCHES、Tradition、Etron Fou Leloublan、Prefab Sprout。
【エレファントカシマシ】大ヒット曲「今宵の月のように」の魅力とは? – コード進行と宮本浩次のボーカルから考える
今回はエレファントカシマシ最大のヒット曲「今宵の月のように」を取り上げる。 来年でエレカシのデビュー35周年、そして今年は「今宵の月のように」25周年を記念し、「今宵の月のように」の魅力について、エレカシと言うバンド、宮本浩次と言うボーカルから紐解いてみたい。
【ライブレポート】2022年12月2日(金)ON THE ROAD 2022 Welcome Back to The Rock Show “EVE” パシフィコ横浜
2022年、浜田省吾の待ちに待ったツアーが敢行された。ツアータイトルは「ON THE ROAD 2022 Welcome Back to The Rock Show "EVE"」である。12月2日(金)のパシフィコ横浜公演をレポートするとともに、セットリストから今回のツアーの意味合いについて、考えてみたい
名曲「タイガー&ドラゴン」がクレイジーケンバンドにもたらしたもの – ”昭和歌謡”バンドを脱するまで
”俺の話を聴け”という、インパクト大のサビと、昭和歌謡を思わせるサウンド。クレイジーケンバンドと言えば「タイガー&ドラゴン」と認知されるほどだが、実は必ずしもバンドの音楽性を代表するものではなかった。今回はリリースから20周年を記念し、「タイガー&ドラゴン」がバンドにもたらした影響、”功罪”について述べていきたい。
もっと読みたい!小説化して欲しい人間椅子の定番曲からレア曲まで10曲選んでみた
2022年11月2日(水)に人間椅子のアンソロジー小説本『夜の夢こそまこと 人間椅子小説集』が発売された。 小説を読んでいたら、妄想が膨らんできた。人間椅子の他の楽曲でも、小説化したら面白そうなものがたくさんある。そこで今回の記事では、さらに小説化してほしいと筆者が熱烈に思う楽曲を選んだ。
【エレファントカシマシ】ボーカル宮本浩次が歌の途中で不思議な掛け声を入れる時期と作品の魅力について
ボーカル宮本浩次を中心とするロックバンド、エレファントカシマシ。 中でも、宮本氏が不思議な”掛け声”を多用していた時代があった。今回は宮本氏が不思議な掛け声を多用していた時期の作品に迫り、何故そんな掛け声を言っていたのか、考察してみようと思う。
【ライブレポート】2022年11月4日 奥村愛子 オーダーメイドステージ 『あなたまかせ』
2003年に『いっさいがっさい』をリリースしてから、20年近いキャリアを持つシンガーソングライター奥村愛子。今回のライブは全てリクエストから選曲されるというレアな企画である。う。 11月4日(金)、下北沢シャングリラにて行われた、「オーダーメイドステージ『あなたまかせ』」の模様をレポートする。
【人間椅子】ベース鈴木研一作曲による”人生シリーズ”と言える楽曲特集
日本のハードロックバンド人間椅子は、 「人生」をテーマにした味わい深い歌詞も時折見られる。とりわけベース・ボーカルの鈴木研一が作曲した楽曲の中には、人生を題材にした楽曲が多いように思われる。そこで、今回は人間椅子の楽曲の中から、鈴木研一作曲の”人生シリーズ”とも呼べる味わい深い楽曲を集めてみた。
【初心者向け】”はじめてのアルバム” – 第10回:浜田省吾 おすすめのアルバムの聴き進め方とは?
初めて聴く人向けに、最初に聴くのにおすすめのアルバムを紹介するシリーズ記事を書いている。 今回は2021年にソロデビュー45周年を迎えたソングライター浜田省吾を取り上げる。まず最初に押さえておくべき名盤と、その後のアルバムの聴き進め方について書くことにした。
「第2回 人間椅子の楽曲に関する知識を問うテスト問題 – ”闇に蠢く”復習編」解説と講評 – 難易度・出題意図について
人間椅子に関する楽曲テスト第2回を作成して公開した。今回は2022年9月のツアー”闇に蠢く”の選曲を中心に出題してみた。 今回も多くの人に解答していただいたので、解説と講評の記事を書くことにした。前半では解答に関する全体的な傾向を数値から見る。後半は設問ごとに、出題意図や想定した難易度と実際の正答率から分析を試みた。
「第2回 人間椅子の楽曲に関する知識を問うテスト問題 – ”闇に蠢く”復習編」を解いてみよう
以前、このブログでは「第1回 人間椅子の楽曲に関する知識を問うテスト問題」を作って公開した。多くの方に解答いただき、今回その2回目を作成することにした。第2回は、2022年9月に行われた人間椅子の”闇に蠢く”ツアーで多くのレア曲が披露されたため、そこで披露された楽曲・アルバムを中心に問題を作ってみた。
【人間椅子】2022年秋のワンマンツアー”闇に蠢く”を振り返ろう! – 選曲分析と全公演セットリストまとめ
2022年9月に人間椅子のツアー「2022年秋のワンマンツアー~闇に蠢く~」が行われた。人間椅子としては初めて、全公演がソールドアウトになる盛況ぶりを見せてくれた。 今回は「闇に蠢く」ツアーで選曲された楽曲について、振り返ろうと言う記事である。収録アルバムやセットリストの分析、講評をまとめた。
【ライブレポート】2022年9月19日 人間椅子「闇に蠢く」東京EX THEATER ROPPONGI
人間椅子の2022年2本目のツアー「2022年秋のワンマンツアー”闇に蠢く”」が開催された。今回は先行してリリースされた作品がなく、選曲の自由度の高いライブであった。予想以上にレア曲三昧だった今回のツアーであり、ツアーファイナル9月19日EX THEATER ROPPONGI公演の模様をレポートする。
Negiccoの全オリジナルアルバムレビュー – Negiccoの音楽的変遷からグループの歩みをたどる
新潟を拠点に活動するアイドルグループNegiccoは、結成から19年を迎えた。 この記事ではNegiccoがリリースした4枚のフルアルバムについて、レビューを行ってみたい。アルバムという作品に残されたもの、そして当時の活動の雰囲気を組み合わせながら、Negiccoというグループをさらに知ろうという趣旨である。
【ライブレポート】2022年9月10日(土)南佳孝 松本隆を歌う Simple Song 夏の終わりに
今年活動49年目となる、シンガーソングライター南佳孝。毎年夏の終わりの時期に開催されるライブ「Simple Song」で、今年はゲストに作詞家の松本隆氏を迎えて行われた。 今回はライブ「南佳孝 松本隆を歌う Simple Song 夏の終わりに」の模様をレポートする。
【2022年】人間椅子のベストアルバムの中で本当の定番曲はどれなのか?
活動30年以上を誇る日本のハードロックバンド人間椅子。その楽曲数は270を超え、アルバムも20枚を超えている。活動歴の長い人間椅子、定番曲も時期によって少しずつ変動している。そこでこの記事では、2022年現在の人間椅子の本当の定番曲はどれなのか、について考えてみようと思う。
【人間椅子】訳あってライブで披露される機会が今後ほぼなさそうな曲特集とその理由
日本のハードロックバンド、人間椅子の楽曲数は270曲を超えている。この膨大な曲数の中から、およそ16~18曲ほどのライブが行われるとなれば、なかなか全曲をライブで聴くことは難しい。 そんな中でも訳あって披露されなくなってしまった楽曲が存在する。今回は、訳アリで演奏されなくなった曲を集めて紹介しようという記事である。
クレイジーケンバンドのおすすめ夏ソング24曲 – なぜCKBの夏ソングが魅力的なのか?
1997年に結成され、活動25年を迎えたバンド、クレイジーケンバンド。ボーカル横山剣が作るジャンルを行き交う独特な楽曲が魅力である。 クレイジーケンバンドで思い浮かべる季節は何か。間違いなくそれは「夏」である。今回の記事では、クレイジーケンバンドのおすすめ夏ソングを筆者が選んで紹介したい。
【南佳孝】”作詞:松本隆、作曲:南佳孝”の全楽曲の一覧表+収録作品別の楽曲紹介
1973年にアルバム『摩天楼のヒロイン』でデビューした、シンガーソングライターの南佳孝。 作詞家の松本隆とは縁が深く、多くの楽曲をともに制作してきた。今回は南佳孝の名義で発表されている楽曲の中で、「作詞:松本隆、作曲:南佳孝」の楽曲を全て集めてみることにした。
【人間椅子】鈴木研一のベースを堪能するためにおすすめの楽曲を集めてみた – 4つの特徴から見る42曲
人間椅子のベース鈴木研一は、ヘビーで力強いベースに定評がある。 昨今は「ギターソロはスキップする」などという人もいるようだし、もしかすると「ベースの音がどれか分からない」という人もいるかもしれない。今回の記事では、人間椅子のベース鈴木研一のベースを堪能するための楽曲を紹介する。
「第1回 人間椅子の楽曲に関する知識を問うテスト問題」解説と講評 – 難易度・出題意図について
人間椅子に関するマニアックな記事を多く書いている当ブログ。先日、ついに人間椅子の楽曲に関するテスト問題を考案して、公開していた。このたび解説と講評の記事を書くことにした。前半では解答に関する全体的な傾向を数値から見てみようと思う。後半は設問ごとに、出題意図や想定した難易度と実際の正答率から分析を試みた。
「第1回 人間椅子の楽曲に関する知識を問うテスト問題」を解いてみよう
当ブログでは、ハードロックバンド人間椅子に関する内容をたくさん書いてきた。もし何度もこのブログを訪れてくださっている方は、人間椅子の楽曲にかなり詳しくなっているのではないだろうか。そこで今回は人間椅子の楽曲に関する知識を問うテストを作成してみた。ご自身の人間椅子マニア度をチェックする意味でも、ぜひ受験していただきたい。
【人間椅子】今となっては少し意外なライブ本編ラスト曲・アンコールラスト曲集
人間椅子のライブでは、ライブ本編最後に披露される曲、またアンコールの最後に披露される楽曲は、決まった楽曲が演奏されることが多い。 しかし時代を遡ると、今とはやや異なる選曲が行われていたことがわかる。そこで、今回は今となっては少し意外な本編ラスト曲・アンコールラスト曲を紹介しようと思う。
【角松敏生】1991年~1993年と言う時期について – 活動”凍結”前夜がなぜ魅力的なのか?
角松敏生の活動歴を振り返ると、決して順風満帆という訳ではなく、幾度となく困難な時期もあった。中でも1993年に自身名義の音楽活動を休止する”凍結”は大きな出来事であった。今回はそんな活動凍結前夜、1991~1993年頃の角松敏生氏の魅力について迫ってみようと思う。
演歌歌手、冠二郎の波乱万丈と楽曲の魅力 – ロック演歌から正統派演歌までおすすめ曲紹介
今回は、筆者が最も敬愛する演歌歌手である冠二郎氏の魅力を掘り下げたいと思う。 冠二郎氏と言うと、平成の”ネオ演歌”と言われた「炎」などパワフルな楽曲と愛嬌のあるキャラクターで知られている。この記事では冠二郎氏の波乱万丈の半生を振り返り、演歌歌手としての魅力を語る。また冠二郎氏を知る上でおすすめの楽曲を紹介している。
【人間椅子】知るとさらに楽しめる、楽曲の元となった”良い話”を集めてみた
ハードロックバンド人間椅子は、70年代ハードロックに日本語の歌詞を乗せると言う音楽スタイルを貫いてきた。今回は楽曲の歌詞や背景に注目してみようと思う。 この記事では、知るとさらに楽曲を楽しめる、人間椅子の歌詞の元となるモチーフやエピソードの中でも、筆者が「良い話」と思うものを集めてみた。
【ライブレポート】2022年6月11日 eastern youth 単独公演 2022 よこはま@F.A.D Yokohama
日本の3ピースロックバンド、eastern youthの単独公演が横浜で行われた。久しぶりにスタンディングで見るeastern youth、最高のセットリストと”ライブ”でしか感じられない気迫と熱気があった。6月11日、F.A.D Yokohamaにて行われた「単独公演 2022 よこはま」についてレポートする。
【ライブレポート】2022年6月2日 怒髪天 古今東西、時をかける野郎ども”痛快!ビッグハート維新’21 ~遅すぎたレコ発ツアー~”@恵比寿LIQUIDROOM
”リズム&演歌”を謳うロックバンド、怒髪天。5月から始まった「痛快!ビッグハート維新'21 ~遅すぎたレコ発ツアー~」は、1995年リリースされた『痛快!ビッグハート維新'95』の再録アルバムを中心としたセットリストである。 6月2日(木)の恵比寿LIQUIDROOM公演に参加してきたレポートをお送りする。
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”バンド生活三十五周年”と銘打って2024年も活動を続けている人間椅子が、35周年を記念したワンマンツアー『バンド生活三十五年~猟奇第三楽章~』を行った。4月24日(水)には満員御礼の東京EX THEATER ROPPONGIにてツアーファイナルを行い、大盛況のうちにツアーが終了した。
結成から25周年を迎えようとしている、ジャパハリネット。2024年4月に5年ぶりとなるワンマンツアーが開催されることとなった。4月21日(日)に新宿にあるWild Side Tokyoで行われた初日のワンマンに参加してきた。会場の雰囲気や選曲・演奏含め、再結成後に見たライブの中でも屈指の良さだったのではないかと感じた。
結成から25年を迎える愛媛発のロックバンド、ジャパハリネット。彼らは2007年に一度解散を経て、2015年に再結成をして活動を継続している。 今回はジャパハリネットの解散前の全オリジナルアルバムのレビューを行い、その特徴や変化をまとめた。また5枚の作品を通じて、”ジャパハリらしさ”とは何なのか、考察することにした。
バンド生活三十五周年を迎えたハードロックバンド人間椅子、2024年はワンマンツアー『バンド生活三十五年~猟奇第三楽章~』から主だった活動をスタートさせている。 なぜ露出が増えていないのに、ライブの動員が伸び続けているのだろうか?増えつつある”潜在的なファン層”を推測し、ファンになりやすい状況について考察してみた。
”エモい”という言葉を聞くようになって、長い年月が経っている。既に使い古された感もある言葉だが、いまだに意味がはっきりと分からないという人もいるのではないか。”エモい”が使われる対象も多様であるが、音楽に対して使われる際、それは果たして褒め言葉として受け取って良いのだろうか。
彼らの再ブレイクとも言える状況や、その変化の要因については当ブログでも繰り返し取り上げてきた。その要因の1つとして、ギターの和嶋慎治氏の表現や人生観の変化が挙げられる。今回の記事では、人間椅子の和嶋慎治氏の表現の変化を取り上げつつ、バンドにとって若い頃の魅力・歳を重ねた魅力について広げて考えてみたい。
2024年3月、エレカシは所属していた事務所であるアミューズの契約が満了となり、株式会社elephantsの所属となった。 正直なところ、まだこの知らせがどのような意味を持つのか、我々には窺い知れないところがある。これから起きることについて憶測を述べることは、あまり意味がないことではあろう。
音楽ジャンルについてまとめたサイトによれば、ジャンル数は1387にわたると言う。そして音楽にまつわるジャンル分けには、様々な議論がある。 このような音楽のジャンル分けに対する”面倒くささ”に対して、筆者なりに整理を試みようというのが今回の記事の趣旨である。
fOULとeastern youthが対バンを行った。昔から付き合いのあった両者の対バンが良くない訳がない。今回はfOULの自主企画「砂上の楼閣」にeastern youthがゲスト出演するという形のライブだった。会場の新代田FEVERは満員御礼の大盛況である。
2024年1月に亡くなった演歌歌手の冠二郎氏。3月に入ってから、サブスクリプションサービスにて過去のアルバムが一気に解禁となっていたが、残念ながらあまり話題にはなっていないようである。なかなか入手が困難になっている、70年代~80年代の楽曲も含まれているようだ。
結成から45周年を迎えるアシッド・ジャズの大御所、Incognitoが2024年3月に来日した。2022年以来の来日となる。4年ぶりの新作『Into You』リリースを記念して行われた来日ツアー、筆者は初参加で高崎公演を観てきた。ロックのコンサートに行くことの多い筆者には、非常に新鮮なライブ体験となった。
結成から25年活動を続けている東洋一のサウンドマシーン、クレイジーケンバンド。ドラマの主題歌となった「タイガー&ドラゴン」でブレイクしてからも、既に20年近くが経とうとしている。 筆者が思うに、クレイジーケンバンドの魅力が最も詰まっているのは、2000年代初めの2001~2002年頃ではないか、と思っている。
人間椅子はこれまでに5枚のベストアルバムが作られてきた。時期によって選曲が異なるのはもちろん、レアな音源やベスト盤向けの新曲が収録された作品もある。今回は歴代5枚のベストアルバムについて、それぞれの聴きどころ・おすすめポイントを紹介する記事を作成した。
日本のハードロックバンド人間椅子は、2024年でバンド生活三十五周年を迎える。 まだ35周年を記念したベスト盤の話は聞かないが、ベスト盤が出るのか、どのような選曲になるのかが楽しみなところだ。そこで今回の記事では、35周年のベスト盤の選曲をファン目線で考えてみよう、と言う内容である。選曲の基準や曲目を中心に書いてみた。
1つのバンドを、同じメンバーで続けていくことは並大抵ではない苦労がある。活動年数の長期化とともに、不動のメンバーかと思われたバンドからメンバーが抜ける、”熟年離婚”とも言える現象も増えているように思える。怒髪天が結成40周年を記念したライブが行われた直後、ベースの清水泰次氏が解雇されるという衝撃の出来事が起きた。
デビューして22年となるロックバンドTHEイナズマ戦隊、2023年より「ベストヒット☆ツアー2023~2024」と題して全国ツアーを行っている。どんな選曲になるのか楽しみに参加した。久しぶりのイナ戦ワンマンの2月16日(金)渋谷La.mamaでの2Daysの初日の模様をレポートする。
2024年はバンド生活35周年を迎える人間椅子。これまで様々な理由により、ライブで演奏されなくなったレア曲を取り上げた記事を何度か書いてきた。今回取り上げたいのは、超レア曲とまではいかないまでも、演奏頻度が落ち”気味”の曲である。その理由が、演奏に何らかの難しい箇所があり、敬遠されがちではないか、というものである。
2024年1月1日に演歌歌手の冠二郎氏が79歳でこの世を去った。当ブログでも冠氏の魅力を伝えてきたので、訃報はとても残念だった。 冠氏と言えば、ユニークなキャラクターで一時はテレビ番組に多数出演、カツラ疑惑や年齢詐称、そして年の差婚など、ワイドショーを賑わす話題の多い人物でもあった。
2023年はアルバム『色即是空』をリリースし、リリースツアーでは各地で最高動員数を記録し、ますますファンからの支持が厚くなっている人間椅子である。 2024年はバンド生活35周年の年に入るとあって、さぞやてんこ盛りの1年になるのか、と思っていたが、今のところ驚くほど静かな幕開けとなっている。
今回は”定番曲”に対してファンがたどる思いの変遷について、”あるある”の流れを書いてみた。また後半には、ライブでの定番曲に対して筆者が感じていることを書いている。なお具体的な例として、当ブログでよく取り上げる浜田省吾や人間椅子の楽曲を交えて書いた。
ベテランバンドがリリースする新作は、本当に”待望”なのか?ということを思った。と言うのも、新作とは活動が長くなればなるほど、難しくなるものだと思うからだ。今回の記事では、筆者が感じているベテランバンドの新作の難しさ、そしてファン目線として、どんな新作の形が理想なのか、について考察を試みた。
僕が人間椅子のファンになった2000年頃から、当時のことを振り返ろうという記事の9本目である。今回は2016年についてだ。2度にわたるOZZFEST JAPAN、渋谷公会堂公演での満員御礼など、一回り大きくなった人間椅子である。対バンやイベント出演も含め、ライブ活動が非常に活発だった時期である。
『名は体を表す』という言葉があるように、名前のイメージは大きい。それは音楽においてもそうであり、バンド名から連想される音楽性は大体想像通りのことが多い。例えば、Black Sabbathという文字列からは、やはりおどろおどろしい音楽が想像さ
デビュー35周年を迎えたエレファントカシマシが、自身初となるアリーナツアーを行うこととなった。 宮本浩次氏がソロ活動を始めた2019年以来、ツアーを行うのは4年ぶり。この記事では、「35th ANNIVERSARY TOUR 2023 YES. I. DO」の3月12日(日)横浜アリーナ2日目の模様をレポートする。
今年でデビュー35周年を迎えるロックバンド、エレファントカシマシ。3月8日(水)に4年9ヶ月ぶりとなるシングル『yes. I. do』がリリースされた。 さっそく新曲を聴いてみた感想として、筆者はエレカシらしさと同時に、35周年記念で再始動というタイミングで、非常に渋い楽曲が出てきたことへの意外さも同時に感じた。
今回取り上げるのは、初心者向けに1枚に絞ることが最も難しいバンドである。今年でデビュー35周年を迎える、日本のロックバンド、エレファントカシマシだ。 今回はエレファントカシマシを初めて聴く人が、どのアルバムから入り、どう聴き進んでいくと良いのか、について考えてみる、と言う内容だ。
当ブログ『自部屋の音楽』では、人間椅子や浜田省吾、エレファントカシマシなどの記事を中心に、楽曲やバンドについて掘り下げて考察する記事を多数執筆している。今回はアクセス数の多い記事の中から、多くの人に末永く読んでいただきたいおすすめ記事を5本選んで紹介しよう。
日本のハードロックバンド人間椅子は、和嶋慎治(ギター・ボーカル)と鈴木研一(ベース・ボーカル)の2人が主に楽曲を作っている。筆者の中で芸術家・表現者は「天才」「努力家」の2つのタイプに分かれるのではないか、と考えている。和嶋・鈴木両氏はそれぞれどちらに当てはまると感じるだろうか?
妖怪ヘヴィメタルバンドを標榜する陰陽座が、実に4年半ぶりとなるアルバムをリリースした。タイトルは『龍凰童子』である。 待望のニューアルバム、期待の高まる中で、近年の陰陽座らしさが詰まった充実作となった。一方で近年の流れが、そろそろ飽和状態にある感触も持ったアルバムだった。
人間椅子の楽曲は、和嶋・鈴木それぞれ単独で作曲し、作った人がボーカルを取る、というのが人間椅子のルールのようである。 しかし初期の楽曲を見ると、「和嶋慎治・鈴木研一」のように2人の名前が並ぶ楽曲がある。かつては共作が行われていたのが、ある時期から行われなくなっている。
NWOBHM期に登場したバンドながら、あまりに異端児過ぎたVenomを取り上げる。”状態の悪い録音”が特徴になってしまうほど、とにかくクセが強すぎるバンドである。 初めてVenomを聴くという人におすすめのベストアルバム・オリジナルアルバムを紹介した。
人間椅子と言えば、ヘビーでおどろおどろしい楽曲が魅力のバンドである。 しかし人間椅子の楽曲には不思議と元気が湧いてくるものがたくさんある。今回の記事では、一見すると「人間椅子」と「元気が出る」という矛盾する2つのワードが結び付く理由について、実際の楽曲から考えてみようと思う。
日本のハードロックバンド、人間椅子は1970年代のブリティッシュハードロックを現代に受け継ぐ貴重なバンドである。ハードロックの魅力は、印象的なリフ、そしてそのリフに向かうイントロからの展開が1つにはある。 今回は、中でもイントロでがっしりと心を鷲掴みにされてしまう楽曲を選んでみた。15曲を時代が古い順に並べて紹介する。
今回は2022年に筆者が聴いた中から、以下のバンドのおすすめのアルバムを10枚紹介しようと思う。Bonobo、John Mayall、Ghost、re:plus、Crazy Ken Band、THEイナズマ戦隊、CHVRCHES、Tradition、Etron Fou Leloublan、Prefab Sprout。
今回はエレファントカシマシ最大のヒット曲「今宵の月のように」を取り上げる。 来年でエレカシのデビュー35周年、そして今年は「今宵の月のように」25周年を記念し、「今宵の月のように」の魅力について、エレカシと言うバンド、宮本浩次と言うボーカルから紐解いてみたい。
2022年、浜田省吾の待ちに待ったツアーが敢行された。ツアータイトルは「ON THE ROAD 2022 Welcome Back to The Rock Show "EVE"」である。12月2日(金)のパシフィコ横浜公演をレポートするとともに、セットリストから今回のツアーの意味合いについて、考えてみたい
”俺の話を聴け”という、インパクト大のサビと、昭和歌謡を思わせるサウンド。クレイジーケンバンドと言えば「タイガー&ドラゴン」と認知されるほどだが、実は必ずしもバンドの音楽性を代表するものではなかった。今回はリリースから20周年を記念し、「タイガー&ドラゴン」がバンドにもたらした影響、”功罪”について述べていきたい。
2022年11月2日(水)に人間椅子のアンソロジー小説本『夜の夢こそまこと 人間椅子小説集』が発売された。 小説を読んでいたら、妄想が膨らんできた。人間椅子の他の楽曲でも、小説化したら面白そうなものがたくさんある。そこで今回の記事では、さらに小説化してほしいと筆者が熱烈に思う楽曲を選んだ。
ボーカル宮本浩次を中心とするロックバンド、エレファントカシマシ。 中でも、宮本氏が不思議な”掛け声”を多用していた時代があった。今回は宮本氏が不思議な掛け声を多用していた時期の作品に迫り、何故そんな掛け声を言っていたのか、考察してみようと思う。
2003年に『いっさいがっさい』をリリースしてから、20年近いキャリアを持つシンガーソングライター奥村愛子。今回のライブは全てリクエストから選曲されるというレアな企画である。う。 11月4日(金)、下北沢シャングリラにて行われた、「オーダーメイドステージ『あなたまかせ』」の模様をレポートする。