音楽ジャンルについてまとめたサイトによれば、ジャンル数は1387にわたると言う。そして音楽にまつわるジャンル分けには、様々な議論がある。 このような音楽のジャンル分けに対する”面倒くささ”に対して、筆者なりに整理を試みようというのが今回の記事の趣旨である。
東大大学院で心理学を学んだ「まるとん」が、幅広く音楽について発信していきます。人間椅子・エレファントカシマシの投稿が多め。音楽の聴き方についても考察しています。
「ブログリーダー」を活用して、まるとんさんをフォローしませんか?
音楽ジャンルについてまとめたサイトによれば、ジャンル数は1387にわたると言う。そして音楽にまつわるジャンル分けには、様々な議論がある。 このような音楽のジャンル分けに対する”面倒くささ”に対して、筆者なりに整理を試みようというのが今回の記事の趣旨である。
fOULとeastern youthが対バンを行った。昔から付き合いのあった両者の対バンが良くない訳がない。今回はfOULの自主企画「砂上の楼閣」にeastern youthがゲスト出演するという形のライブだった。会場の新代田FEVERは満員御礼の大盛況である。
2024年1月に亡くなった演歌歌手の冠二郎氏。3月に入ってから、サブスクリプションサービスにて過去のアルバムが一気に解禁となっていたが、残念ながらあまり話題にはなっていないようである。なかなか入手が困難になっている、70年代~80年代の楽曲も含まれているようだ。
結成から45周年を迎えるアシッド・ジャズの大御所、Incognitoが2024年3月に来日した。2022年以来の来日となる。4年ぶりの新作『Into You』リリースを記念して行われた来日ツアー、筆者は初参加で高崎公演を観てきた。ロックのコンサートに行くことの多い筆者には、非常に新鮮なライブ体験となった。
結成から25年活動を続けている東洋一のサウンドマシーン、クレイジーケンバンド。ドラマの主題歌となった「タイガー&ドラゴン」でブレイクしてからも、既に20年近くが経とうとしている。 筆者が思うに、クレイジーケンバンドの魅力が最も詰まっているのは、2000年代初めの2001~2002年頃ではないか、と思っている。
人間椅子はこれまでに5枚のベストアルバムが作られてきた。時期によって選曲が異なるのはもちろん、レアな音源やベスト盤向けの新曲が収録された作品もある。今回は歴代5枚のベストアルバムについて、それぞれの聴きどころ・おすすめポイントを紹介する記事を作成した。
日本のハードロックバンド人間椅子は、2024年でバンド生活三十五周年を迎える。 まだ35周年を記念したベスト盤の話は聞かないが、ベスト盤が出るのか、どのような選曲になるのかが楽しみなところだ。そこで今回の記事では、35周年のベスト盤の選曲をファン目線で考えてみよう、と言う内容である。選曲の基準や曲目を中心に書いてみた。
1つのバンドを、同じメンバーで続けていくことは並大抵ではない苦労がある。活動年数の長期化とともに、不動のメンバーかと思われたバンドからメンバーが抜ける、”熟年離婚”とも言える現象も増えているように思える。怒髪天が結成40周年を記念したライブが行われた直後、ベースの清水泰次氏が解雇されるという衝撃の出来事が起きた。
デビューして22年となるロックバンドTHEイナズマ戦隊、2023年より「ベストヒット☆ツアー2023~2024」と題して全国ツアーを行っている。どんな選曲になるのか楽しみに参加した。久しぶりのイナ戦ワンマンの2月16日(金)渋谷La.mamaでの2Daysの初日の模様をレポートする。
2024年はバンド生活35周年を迎える人間椅子。これまで様々な理由により、ライブで演奏されなくなったレア曲を取り上げた記事を何度か書いてきた。今回取り上げたいのは、超レア曲とまではいかないまでも、演奏頻度が落ち”気味”の曲である。その理由が、演奏に何らかの難しい箇所があり、敬遠されがちではないか、というものである。
2024年1月1日に演歌歌手の冠二郎氏が79歳でこの世を去った。当ブログでも冠氏の魅力を伝えてきたので、訃報はとても残念だった。 冠氏と言えば、ユニークなキャラクターで一時はテレビ番組に多数出演、カツラ疑惑や年齢詐称、そして年の差婚など、ワイドショーを賑わす話題の多い人物でもあった。
2023年はアルバム『色即是空』をリリースし、リリースツアーでは各地で最高動員数を記録し、ますますファンからの支持が厚くなっている人間椅子である。 2024年はバンド生活35周年の年に入るとあって、さぞやてんこ盛りの1年になるのか、と思っていたが、今のところ驚くほど静かな幕開けとなっている。
今回は”定番曲”に対してファンがたどる思いの変遷について、”あるある”の流れを書いてみた。また後半には、ライブでの定番曲に対して筆者が感じていることを書いている。なお具体的な例として、当ブログでよく取り上げる浜田省吾や人間椅子の楽曲を交えて書いた。
ライブに行く目的はもちろん音楽を生で楽しむためにほかならないが、いかにストレスや不安なく、ステージの時間を楽しめる状況を作れるかが、実は結構重要な要素なのだ。そこで今回は、とにかく快適さを重視し、ストレスや不安がない状態でライブを見ることに全力を尽くすための、意識すること・筆者のおすすめルーチン紹介を書いた。
浜田省吾氏のアルバムには名盤が多数あるが、今年でリリースから40年を迎える1984年の9thアルバム『DOWN BY THE MAINSTREET』もその1つである。代表曲の1つ「MONEY」を収録する本作だが、ある種のコンセプトアルバムとしての完成度も高く、40年経った今も色褪せないアルバムであると筆者は思っている。
演歌を聴く場面と言えば、年末の紅白歌合戦くらい、という人も多いかもしれない。年配の方が聴く音楽と言う印象も強く、なかなか若い世代に支持が広がっていないジャンルでもある。しかし演歌に関して、偏見とも思えるイメージが定着してしまっているのは残念である。演歌についてイメージされる偏見を取り上げ、”ちょっと待った”をかけたい。
2023年1月31日、第74回NHK紅白歌合戦にポケットビスケッツ・ブラックビスケッツが25年ぶりに出場した。90年代にテレビ番組から生まれた企画ユニットが、まさか25年の時を経て紅白出場である。いったいこの感動は何なのか、ただ”紅白に出た”だけでは片づけられない感動があった。
日本のハードロックバンド人間椅子は、プログレにも影響を受けたハードロックを中心とするバンドであり、一部には“大作”と言える長い楽曲がある。人間椅子の大作にはどのような魅力があるのか、今回は8分以上の長さがある楽曲に絞り、その特徴と魅力を紹介したい。大作の作風の変化も述べておきたいと思う。
ポケビ・ブラビといって通じる世代はどれぐらいいるだろうか?1990年代にテレビ番組の企画で誕生した音楽ユニット、ポケットビスケッツ・ブラックビスケッツである。2023年の年末に「第74回NHK紅白歌合戦」の企画として21年ぶりに2つのユニットが共演する(紅白出場は25年ぶり)ことになり、にわかに注目を浴びている。
1980年代に音楽を聴いていた世代の人たちが「浜田省吾」の名前を知らない人は少ないだろう。強いメッセージ性のある楽曲を歌う、骨太シンガーと言うイメージの人が多いようである。 メディア露出が極端に少ないせいか、引退していると思っている人もいるようだ。しかし70歳を超えた現在も全国ツアーを行い、新曲リリースも行っている。
『名は体を表す』という言葉があるように、名前のイメージは大きい。それは音楽においてもそうであり、バンド名から連想される音楽性は大体想像通りのことが多い。例えば、Black Sabbathという文字列からは、やはりおどろおどろしい音楽が想像さ
デビュー35周年を迎えたエレファントカシマシが、自身初となるアリーナツアーを行うこととなった。 宮本浩次氏がソロ活動を始めた2019年以来、ツアーを行うのは4年ぶり。この記事では、「35th ANNIVERSARY TOUR 2023 YES. I. DO」の3月12日(日)横浜アリーナ2日目の模様をレポートする。
今年でデビュー35周年を迎えるロックバンド、エレファントカシマシ。3月8日(水)に4年9ヶ月ぶりとなるシングル『yes. I. do』がリリースされた。 さっそく新曲を聴いてみた感想として、筆者はエレカシらしさと同時に、35周年記念で再始動というタイミングで、非常に渋い楽曲が出てきたことへの意外さも同時に感じた。
今回取り上げるのは、初心者向けに1枚に絞ることが最も難しいバンドである。今年でデビュー35周年を迎える、日本のロックバンド、エレファントカシマシだ。 今回はエレファントカシマシを初めて聴く人が、どのアルバムから入り、どう聴き進んでいくと良いのか、について考えてみる、と言う内容だ。
当ブログ『自部屋の音楽』では、人間椅子や浜田省吾、エレファントカシマシなどの記事を中心に、楽曲やバンドについて掘り下げて考察する記事を多数執筆している。今回はアクセス数の多い記事の中から、多くの人に末永く読んでいただきたいおすすめ記事を5本選んで紹介しよう。
日本のハードロックバンド人間椅子は、和嶋慎治(ギター・ボーカル)と鈴木研一(ベース・ボーカル)の2人が主に楽曲を作っている。筆者の中で芸術家・表現者は「天才」「努力家」の2つのタイプに分かれるのではないか、と考えている。和嶋・鈴木両氏はそれぞれどちらに当てはまると感じるだろうか?
妖怪ヘヴィメタルバンドを標榜する陰陽座が、実に4年半ぶりとなるアルバムをリリースした。タイトルは『龍凰童子』である。 待望のニューアルバム、期待の高まる中で、近年の陰陽座らしさが詰まった充実作となった。一方で近年の流れが、そろそろ飽和状態にある感触も持ったアルバムだった。
人間椅子の楽曲は、和嶋・鈴木それぞれ単独で作曲し、作った人がボーカルを取る、というのが人間椅子のルールのようである。 しかし初期の楽曲を見ると、「和嶋慎治・鈴木研一」のように2人の名前が並ぶ楽曲がある。かつては共作が行われていたのが、ある時期から行われなくなっている。
NWOBHM期に登場したバンドながら、あまりに異端児過ぎたVenomを取り上げる。”状態の悪い録音”が特徴になってしまうほど、とにかくクセが強すぎるバンドである。 初めてVenomを聴くという人におすすめのベストアルバム・オリジナルアルバムを紹介した。
人間椅子と言えば、ヘビーでおどろおどろしい楽曲が魅力のバンドである。 しかし人間椅子の楽曲には不思議と元気が湧いてくるものがたくさんある。今回の記事では、一見すると「人間椅子」と「元気が出る」という矛盾する2つのワードが結び付く理由について、実際の楽曲から考えてみようと思う。
日本のハードロックバンド、人間椅子は1970年代のブリティッシュハードロックを現代に受け継ぐ貴重なバンドである。ハードロックの魅力は、印象的なリフ、そしてそのリフに向かうイントロからの展開が1つにはある。 今回は、中でもイントロでがっしりと心を鷲掴みにされてしまう楽曲を選んでみた。15曲を時代が古い順に並べて紹介する。
今回は2022年に筆者が聴いた中から、以下のバンドのおすすめのアルバムを10枚紹介しようと思う。Bonobo、John Mayall、Ghost、re:plus、Crazy Ken Band、THEイナズマ戦隊、CHVRCHES、Tradition、Etron Fou Leloublan、Prefab Sprout。
今回はエレファントカシマシ最大のヒット曲「今宵の月のように」を取り上げる。 来年でエレカシのデビュー35周年、そして今年は「今宵の月のように」25周年を記念し、「今宵の月のように」の魅力について、エレカシと言うバンド、宮本浩次と言うボーカルから紐解いてみたい。
2022年、浜田省吾の待ちに待ったツアーが敢行された。ツアータイトルは「ON THE ROAD 2022 Welcome Back to The Rock Show "EVE"」である。12月2日(金)のパシフィコ横浜公演をレポートするとともに、セットリストから今回のツアーの意味合いについて、考えてみたい
”俺の話を聴け”という、インパクト大のサビと、昭和歌謡を思わせるサウンド。クレイジーケンバンドと言えば「タイガー&ドラゴン」と認知されるほどだが、実は必ずしもバンドの音楽性を代表するものではなかった。今回はリリースから20周年を記念し、「タイガー&ドラゴン」がバンドにもたらした影響、”功罪”について述べていきたい。
2022年11月2日(水)に人間椅子のアンソロジー小説本『夜の夢こそまこと 人間椅子小説集』が発売された。 小説を読んでいたら、妄想が膨らんできた。人間椅子の他の楽曲でも、小説化したら面白そうなものがたくさんある。そこで今回の記事では、さらに小説化してほしいと筆者が熱烈に思う楽曲を選んだ。
ボーカル宮本浩次を中心とするロックバンド、エレファントカシマシ。 中でも、宮本氏が不思議な”掛け声”を多用していた時代があった。今回は宮本氏が不思議な掛け声を多用していた時期の作品に迫り、何故そんな掛け声を言っていたのか、考察してみようと思う。
2003年に『いっさいがっさい』をリリースしてから、20年近いキャリアを持つシンガーソングライター奥村愛子。今回のライブは全てリクエストから選曲されるというレアな企画である。う。 11月4日(金)、下北沢シャングリラにて行われた、「オーダーメイドステージ『あなたまかせ』」の模様をレポートする。
日本のハードロックバンド人間椅子は、 「人生」をテーマにした味わい深い歌詞も時折見られる。とりわけベース・ボーカルの鈴木研一が作曲した楽曲の中には、人生を題材にした楽曲が多いように思われる。そこで、今回は人間椅子の楽曲の中から、鈴木研一作曲の”人生シリーズ”とも呼べる味わい深い楽曲を集めてみた。
初めて聴く人向けに、最初に聴くのにおすすめのアルバムを紹介するシリーズ記事を書いている。 今回は2021年にソロデビュー45周年を迎えたソングライター浜田省吾を取り上げる。まず最初に押さえておくべき名盤と、その後のアルバムの聴き進め方について書くことにした。