結成から25周年を迎えようとしている、ジャパハリネット。2024年4月に5年ぶりとなるワンマンツアーが開催されることとなった。4月21日(日)に新宿にあるWild Side Tokyoで行われた初日のワンマンに参加してきた。会場の雰囲気や選曲・演奏含め、再結成後に見たライブの中でも屈指の良さだったのではないかと感じた。
東大大学院で心理学を学んだ「まるとん」が、幅広く音楽について発信していきます。人間椅子・エレファントカシマシの投稿が多め。音楽の聴き方についても考察しています。
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結成から25周年を迎えようとしている、ジャパハリネット。2024年4月に5年ぶりとなるワンマンツアーが開催されることとなった。4月21日(日)に新宿にあるWild Side Tokyoで行われた初日のワンマンに参加してきた。会場の雰囲気や選曲・演奏含め、再結成後に見たライブの中でも屈指の良さだったのではないかと感じた。
結成から25年を迎える愛媛発のロックバンド、ジャパハリネット。彼らは2007年に一度解散を経て、2015年に再結成をして活動を継続している。 今回はジャパハリネットの解散前の全オリジナルアルバムのレビューを行い、その特徴や変化をまとめた。また5枚の作品を通じて、”ジャパハリらしさ”とは何なのか、考察することにした。
バンド生活三十五周年を迎えたハードロックバンド人間椅子、2024年はワンマンツアー『バンド生活三十五年~猟奇第三楽章~』から主だった活動をスタートさせている。 なぜ露出が増えていないのに、ライブの動員が伸び続けているのだろうか?増えつつある”潜在的なファン層”を推測し、ファンになりやすい状況について考察してみた。
”エモい”という言葉を聞くようになって、長い年月が経っている。既に使い古された感もある言葉だが、いまだに意味がはっきりと分からないという人もいるのではないか。”エモい”が使われる対象も多様であるが、音楽に対して使われる際、それは果たして褒め言葉として受け取って良いのだろうか。
彼らの再ブレイクとも言える状況や、その変化の要因については当ブログでも繰り返し取り上げてきた。その要因の1つとして、ギターの和嶋慎治氏の表現や人生観の変化が挙げられる。今回の記事では、人間椅子の和嶋慎治氏の表現の変化を取り上げつつ、バンドにとって若い頃の魅力・歳を重ねた魅力について広げて考えてみたい。
2024年3月、エレカシは所属していた事務所であるアミューズの契約が満了となり、株式会社elephantsの所属となった。 正直なところ、まだこの知らせがどのような意味を持つのか、我々には窺い知れないところがある。これから起きることについて憶測を述べることは、あまり意味がないことではあろう。
音楽ジャンルについてまとめたサイトによれば、ジャンル数は1387にわたると言う。そして音楽にまつわるジャンル分けには、様々な議論がある。 このような音楽のジャンル分けに対する”面倒くささ”に対して、筆者なりに整理を試みようというのが今回の記事の趣旨である。
fOULとeastern youthが対バンを行った。昔から付き合いのあった両者の対バンが良くない訳がない。今回はfOULの自主企画「砂上の楼閣」にeastern youthがゲスト出演するという形のライブだった。会場の新代田FEVERは満員御礼の大盛況である。
2024年1月に亡くなった演歌歌手の冠二郎氏。3月に入ってから、サブスクリプションサービスにて過去のアルバムが一気に解禁となっていたが、残念ながらあまり話題にはなっていないようである。なかなか入手が困難になっている、70年代~80年代の楽曲も含まれているようだ。
結成から45周年を迎えるアシッド・ジャズの大御所、Incognitoが2024年3月に来日した。2022年以来の来日となる。4年ぶりの新作『Into You』リリースを記念して行われた来日ツアー、筆者は初参加で高崎公演を観てきた。ロックのコンサートに行くことの多い筆者には、非常に新鮮なライブ体験となった。
結成から25年活動を続けている東洋一のサウンドマシーン、クレイジーケンバンド。ドラマの主題歌となった「タイガー&ドラゴン」でブレイクしてからも、既に20年近くが経とうとしている。 筆者が思うに、クレイジーケンバンドの魅力が最も詰まっているのは、2000年代初めの2001~2002年頃ではないか、と思っている。
人間椅子はこれまでに5枚のベストアルバムが作られてきた。時期によって選曲が異なるのはもちろん、レアな音源やベスト盤向けの新曲が収録された作品もある。今回は歴代5枚のベストアルバムについて、それぞれの聴きどころ・おすすめポイントを紹介する記事を作成した。
日本のハードロックバンド人間椅子は、2024年でバンド生活三十五周年を迎える。 まだ35周年を記念したベスト盤の話は聞かないが、ベスト盤が出るのか、どのような選曲になるのかが楽しみなところだ。そこで今回の記事では、35周年のベスト盤の選曲をファン目線で考えてみよう、と言う内容である。選曲の基準や曲目を中心に書いてみた。
1つのバンドを、同じメンバーで続けていくことは並大抵ではない苦労がある。活動年数の長期化とともに、不動のメンバーかと思われたバンドからメンバーが抜ける、”熟年離婚”とも言える現象も増えているように思える。怒髪天が結成40周年を記念したライブが行われた直後、ベースの清水泰次氏が解雇されるという衝撃の出来事が起きた。
デビューして22年となるロックバンドTHEイナズマ戦隊、2023年より「ベストヒット☆ツアー2023~2024」と題して全国ツアーを行っている。どんな選曲になるのか楽しみに参加した。久しぶりのイナ戦ワンマンの2月16日(金)渋谷La.mamaでの2Daysの初日の模様をレポートする。
2024年はバンド生活35周年を迎える人間椅子。これまで様々な理由により、ライブで演奏されなくなったレア曲を取り上げた記事を何度か書いてきた。今回取り上げたいのは、超レア曲とまではいかないまでも、演奏頻度が落ち”気味”の曲である。その理由が、演奏に何らかの難しい箇所があり、敬遠されがちではないか、というものである。
2024年1月1日に演歌歌手の冠二郎氏が79歳でこの世を去った。当ブログでも冠氏の魅力を伝えてきたので、訃報はとても残念だった。 冠氏と言えば、ユニークなキャラクターで一時はテレビ番組に多数出演、カツラ疑惑や年齢詐称、そして年の差婚など、ワイドショーを賑わす話題の多い人物でもあった。
2023年はアルバム『色即是空』をリリースし、リリースツアーでは各地で最高動員数を記録し、ますますファンからの支持が厚くなっている人間椅子である。 2024年はバンド生活35周年の年に入るとあって、さぞやてんこ盛りの1年になるのか、と思っていたが、今のところ驚くほど静かな幕開けとなっている。
今回は”定番曲”に対してファンがたどる思いの変遷について、”あるある”の流れを書いてみた。また後半には、ライブでの定番曲に対して筆者が感じていることを書いている。なお具体的な例として、当ブログでよく取り上げる浜田省吾や人間椅子の楽曲を交えて書いた。
ライブに行く目的はもちろん音楽を生で楽しむためにほかならないが、いかにストレスや不安なく、ステージの時間を楽しめる状況を作れるかが、実は結構重要な要素なのだ。そこで今回は、とにかく快適さを重視し、ストレスや不安がない状態でライブを見ることに全力を尽くすための、意識すること・筆者のおすすめルーチン紹介を書いた。
ベテランバンドがリリースする新作は、本当に”待望”なのか?ということを思った。と言うのも、新作とは活動が長くなればなるほど、難しくなるものだと思うからだ。今回の記事では、筆者が感じているベテランバンドの新作の難しさ、そしてファン目線として、どんな新作の形が理想なのか、について考察を試みた。
僕が人間椅子のファンになった2000年頃から、当時のことを振り返ろうという記事の9本目である。今回は2016年についてだ。2度にわたるOZZFEST JAPAN、渋谷公会堂公演での満員御礼など、一回り大きくなった人間椅子である。対バンやイベント出演も含め、ライブ活動が非常に活発だった時期である。
『名は体を表す』という言葉があるように、名前のイメージは大きい。それは音楽においてもそうであり、バンド名から連想される音楽性は大体想像通りのことが多い。例えば、Black Sabbathという文字列からは、やはりおどろおどろしい音楽が想像さ
デビュー35周年を迎えたエレファントカシマシが、自身初となるアリーナツアーを行うこととなった。 宮本浩次氏がソロ活動を始めた2019年以来、ツアーを行うのは4年ぶり。この記事では、「35th ANNIVERSARY TOUR 2023 YES. I. DO」の3月12日(日)横浜アリーナ2日目の模様をレポートする。
今年でデビュー35周年を迎えるロックバンド、エレファントカシマシ。3月8日(水)に4年9ヶ月ぶりとなるシングル『yes. I. do』がリリースされた。 さっそく新曲を聴いてみた感想として、筆者はエレカシらしさと同時に、35周年記念で再始動というタイミングで、非常に渋い楽曲が出てきたことへの意外さも同時に感じた。
今回取り上げるのは、初心者向けに1枚に絞ることが最も難しいバンドである。今年でデビュー35周年を迎える、日本のロックバンド、エレファントカシマシだ。 今回はエレファントカシマシを初めて聴く人が、どのアルバムから入り、どう聴き進んでいくと良いのか、について考えてみる、と言う内容だ。
当ブログ『自部屋の音楽』では、人間椅子や浜田省吾、エレファントカシマシなどの記事を中心に、楽曲やバンドについて掘り下げて考察する記事を多数執筆している。今回はアクセス数の多い記事の中から、多くの人に末永く読んでいただきたいおすすめ記事を5本選んで紹介しよう。
日本のハードロックバンド人間椅子は、和嶋慎治(ギター・ボーカル)と鈴木研一(ベース・ボーカル)の2人が主に楽曲を作っている。筆者の中で芸術家・表現者は「天才」「努力家」の2つのタイプに分かれるのではないか、と考えている。和嶋・鈴木両氏はそれぞれどちらに当てはまると感じるだろうか?
妖怪ヘヴィメタルバンドを標榜する陰陽座が、実に4年半ぶりとなるアルバムをリリースした。タイトルは『龍凰童子』である。 待望のニューアルバム、期待の高まる中で、近年の陰陽座らしさが詰まった充実作となった。一方で近年の流れが、そろそろ飽和状態にある感触も持ったアルバムだった。
人間椅子の楽曲は、和嶋・鈴木それぞれ単独で作曲し、作った人がボーカルを取る、というのが人間椅子のルールのようである。 しかし初期の楽曲を見ると、「和嶋慎治・鈴木研一」のように2人の名前が並ぶ楽曲がある。かつては共作が行われていたのが、ある時期から行われなくなっている。
NWOBHM期に登場したバンドながら、あまりに異端児過ぎたVenomを取り上げる。”状態の悪い録音”が特徴になってしまうほど、とにかくクセが強すぎるバンドである。 初めてVenomを聴くという人におすすめのベストアルバム・オリジナルアルバムを紹介した。
人間椅子と言えば、ヘビーでおどろおどろしい楽曲が魅力のバンドである。 しかし人間椅子の楽曲には不思議と元気が湧いてくるものがたくさんある。今回の記事では、一見すると「人間椅子」と「元気が出る」という矛盾する2つのワードが結び付く理由について、実際の楽曲から考えてみようと思う。
日本のハードロックバンド、人間椅子は1970年代のブリティッシュハードロックを現代に受け継ぐ貴重なバンドである。ハードロックの魅力は、印象的なリフ、そしてそのリフに向かうイントロからの展開が1つにはある。 今回は、中でもイントロでがっしりと心を鷲掴みにされてしまう楽曲を選んでみた。15曲を時代が古い順に並べて紹介する。
今回は2022年に筆者が聴いた中から、以下のバンドのおすすめのアルバムを10枚紹介しようと思う。Bonobo、John Mayall、Ghost、re:plus、Crazy Ken Band、THEイナズマ戦隊、CHVRCHES、Tradition、Etron Fou Leloublan、Prefab Sprout。
今回はエレファントカシマシ最大のヒット曲「今宵の月のように」を取り上げる。 来年でエレカシのデビュー35周年、そして今年は「今宵の月のように」25周年を記念し、「今宵の月のように」の魅力について、エレカシと言うバンド、宮本浩次と言うボーカルから紐解いてみたい。
2022年、浜田省吾の待ちに待ったツアーが敢行された。ツアータイトルは「ON THE ROAD 2022 Welcome Back to The Rock Show "EVE"」である。12月2日(金)のパシフィコ横浜公演をレポートするとともに、セットリストから今回のツアーの意味合いについて、考えてみたい
”俺の話を聴け”という、インパクト大のサビと、昭和歌謡を思わせるサウンド。クレイジーケンバンドと言えば「タイガー&ドラゴン」と認知されるほどだが、実は必ずしもバンドの音楽性を代表するものではなかった。今回はリリースから20周年を記念し、「タイガー&ドラゴン」がバンドにもたらした影響、”功罪”について述べていきたい。
2022年11月2日(水)に人間椅子のアンソロジー小説本『夜の夢こそまこと 人間椅子小説集』が発売された。 小説を読んでいたら、妄想が膨らんできた。人間椅子の他の楽曲でも、小説化したら面白そうなものがたくさんある。そこで今回の記事では、さらに小説化してほしいと筆者が熱烈に思う楽曲を選んだ。
ボーカル宮本浩次を中心とするロックバンド、エレファントカシマシ。 中でも、宮本氏が不思議な”掛け声”を多用していた時代があった。今回は宮本氏が不思議な掛け声を多用していた時期の作品に迫り、何故そんな掛け声を言っていたのか、考察してみようと思う。
2003年に『いっさいがっさい』をリリースしてから、20年近いキャリアを持つシンガーソングライター奥村愛子。今回のライブは全てリクエストから選曲されるというレアな企画である。う。 11月4日(金)、下北沢シャングリラにて行われた、「オーダーメイドステージ『あなたまかせ』」の模様をレポートする。