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遊里奇譚 http://sasabarikenta2019.blog.jp/

古い街並みとは別に、遊里跡(遊廓・赤線・青線・花街・カフェー街)をぶらりとあてもなく歩いて、とりとめもなく採り続けてきた過去の写真の記録。

古い街並みとは別に、遊里跡(遊廓・赤線・青線・花街・カフェー街)をぶらりとあてもなく歩いて、とりとめもなく採り続けてきた写真の記録です。(観光案内になっていませんのであしからず)。 こうした街並みは時代と共に消えゆく運命で、以前歩いた場所も何かしらの理由で消えたり、新しい別の建物に替わったりとなってゆきます。 拙い写真ですが、こういう町並みが過去にあったという記録になれば。

佐々張ケン太
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2020/03/10

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  • 【大阪府】大阪市西成区山王「飛田新地」201607

    (大阪府大阪市西成区山王「飛田新地」)大正五年の暮に貸座敷百八十七軒、娼妓二千三百名、芸妓十五名の組織勢力で出発した。廓としては若い方だが半分焼けなかったので廓情緒豊か。現在でも旧組合百六十四軒に千五百六十名。新組合二十三軒に六十八名。合せて百八十七軒に

  • 【神奈川県】小田原市「抹香町カフェー街」「宮小路花街」201405

    (神奈川県小田原市抹香町)作家川崎長太郎が『抹香町』その他の連作小説で、あくことを知らず営々と、ここの赤線を書いたので、一段とさびれ方に艶がついてきた。「もともと、私といふ女、『馴れ』と云ふより、夜毎違った男を、腹にのせて、稼ぐにはふさはしい血が流れてゐ

  • 【東京都】足立区千住柳町「千住遊廓」201606

    (東京都足立区千住柳町)映画『煙突の見える場所』で一躍有名になったお化け煙突の麓に散らばっているのが江戸四宿の一つ、千住柳町新地五十四軒、二百二十名の里である。一帯にこの里は工員、農村青年、不良がよく集まり、女もカカトの厚い農村家出型と一流赤線からの転落

  • 【東京都】新宿区歌舞伎町「花園街」「センター街」他201206・201304

    (東京都新宿区歌舞伎町「新宿ゴールデン街」)田村泰次郎が抜目なく「花園町界隈」を書いてから、知る人ぞ知る。伊勢丹裏手のモータープールの入口を背に、花園神社を右に見て狭い通りをダラダラと下っていくと、左側の東京電力出張所の先の黄色い建物が、花園歓楽街(旧河

  • 【東京都】新宿区新宿二丁目「新宿遊廓」201206・201303

    (東京都新宿区新宿二丁目)戦前、新宿文化劇場裏の「ナルシス」で、また卵の井上友一郎が同じ高見順に「福娘って涙が出るほどうまいなぁ」と語った頃のジュクは数えきれないほどの作家、詩人の屯する街だった。そして、七十五円のサラリマンの細君が「オーケストラの少女」

  • 【東京都】品川区北品川「品川三業地」「品川遊廓」201304

    (東京都品川区東品川)江戸四宿の随一を誇った昔は昔、今は今、昨今は京浜プロレタリアートやハマの風太郎連の放出場所。十八軒に百三十七名。国電品川駅で降りたのではだめ。京浜電車の北品川で降り、すぐうしろが旧東海道。その角の台場交番の裏一帯。勉強堂薬局や神保紙

  • 【神奈川県】横須賀市上町「柏木田遊廓」201203・201808

    (神奈川県横須賀市上町)横須賀市遊郭神奈川県横須賀市柏木田に在つて横須賀線横須賀駅からは約十丁位の乗合自動車の便もある。横須賀は呉、舞鶴と同様に海軍の市である。鎮守府、海軍工廠、水雷団、水雷学校、海軍飛行場、等があつて人口は十万を突破して居る。貸座敷も鎮

  • 【神奈川県】横須賀市船越「皆ヶ作カフェー街」201203・201808

    (神奈川県横須賀市船越)前回は安浦の旧赤線跡を取り上げたが、横須賀にはその安浦の他にもう一か所同様のカフェー街があった。それが今回紹介する「皆ヶ作」、現在の地番で横須賀市船越、最寄り駅は京急田浦だ。『全国女性街ガイド』によれば、「安浦よりちょっと落ちるが

  • 【神奈川県】横須賀市「安浦カフェー街」201203

    (神奈川県横須賀市安浦三丁目)海軍さんの夢の跡。昔なつかしい。安浦三丁目二百五十軒、四百名の女が、「夢よ、もう一度」と海上警備隊さんを相手に春を売っている。戦前の色里は宇野浩二の『軍艦行進曲』にうたわれた。(『全国女性街ガイド』) 角切りに鮮やかな豆タイ

  • 【神奈川県】川崎市「堀之内カフェー街」「南町遊廓」201212

    (神奈川県川崎市川崎区南町)「妓楼の二階には娼妓たちが冴えない顔をあらはした。あちこちの妓楼からもしどけない身なりのまま外へ出てきた。さうしたことには構ひなく父親のつれびきで男の子と女の子は松の木を盾に浪花ぶしをうなりだした。うらがなしい旅情をむねにうっ

  • 【東京都】台東区千束四丁目「新吉原遊廓」201612

    (東京都台東区千束四丁目)東京で芸者遊びなどという”田舎者”は軽く素通りしてまずは、昭和三十年代の新吉原。灯ともし頃となれば水を打ち、盛花をした石割道の両側に千本格子がならび、廊下で草履を叩く音やねずみ啼きがきこえていた時代の吉原は情緒があってよかった、

  • 【神奈川県】横浜市「永真遊廓」201405

    (神奈川県横浜市南区真金町)ヨコハマの赤線は「永真花街」。名付け方からして中華的。ここは昔の永楽町と真金町を一つにした百九十軒の店に七百名の女がいる。この巣の女たちは、女が友達を引っ張ってくるせいか、募集の網が県下に張りめぐらされているせいか、浦賀から三

  • 【神奈川県】横浜市「本牧チャブ屋街」201811

    (神奈川県横浜市中区本牧)ハマはバタ臭い港町情緒の本場。わけても本牧のチャブ屋は大正琴の昔から、その嬌名をとどろかせているが戦後は小港から箕輪下の方へ移動し、いっ時は国際的な場所柄だけに、半日のお遊びが飲み代を除いて二十ドル〈闇ドル換算で八千円〉という、

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