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桑炭会 島根県伝統の炭焼き  https://blog.goo.ne.jp/sohtankai

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。<br>メインテーマは自然環境保全。

sohtankai
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2020/02/16

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  • 炭焼き7日目、シャットダウン

    朝6時過ぎのチェックでは283℃に上がっており、これまで遅れを取り続けたがやっと通常コースに乗れると思わせた。煙突、通風孔ともに全開にして最終段階突入。9時で295℃、これからは更にぐんぐんと温度が上がるはずだが11時で304℃とスローペース。いつもはこの時期、内外煙突ともに少し青味のある透明に近い煙が見えるのに、今回は殆ど見えない。13時には310℃となり煙突内部の感想が進み少し白っぽくなっていた。煙は目を凝らしてみると透明なものがやっと見える程度。煙が全く見えないということは燃えるものがなくなったと解釈でき、このまま続けると中のものが燃焼し続け焼失していく。もう少し温度を上げたいが上昇幅は緩やかで望みは薄い。等々の思いが巡り廻った結果『籠めてしまう』となり通風孔を閉鎖する。ガスの燃焼で煙突から臭いにおいが出...炭焼き7日目、シャットダウン

  • 炭焼き6日目、トホホの7日目へ

    故障者が重なり戦力ダウンの中、炭焼きの延長戦と大物樫の片付けに追われる。加えて、岩室地区からアベマキの提供がありこちらへの対応と3種の平行作業となる。アベマキは予想外の大きさ直径40センチ以上、キャリアーに載せるためチェーンブロックが用意されていた。一度は載せてみたものの重すぎて軽トラへの移し替えは不可、依ってチェーンソーで縦割りにする。柾目の通った素直な肌で割り木、炭にするのは惜しいような気がした。軽い気持ちでやってきたものの午後も続き大仕事の結末となった。朝、窯の温度は200度を越えてきたが未だこれから峠を越えなければならない。いつもの台詞、急上昇はダメを基調に煙突、通風孔を少しずつ広げ昼には245℃になり、煙の色も青味かがってきた。午後も順調に推移するはずが、あろうことか大どんでん返しを喰い、もう一晩超す...炭焼き6日目、トホホの7日目へ

  • 炭焼き5日目、窯籠めは明日に

    慎重に々、石橋を叩いて渡っていたら叩き過ぎた感のする5日目、朝の集まり時間9時で118℃と低い温度は『今日の窯籠めは難しそうだが、煙突・通風孔を調節をしてみて2時間後に結論を出そう』と言うことになった。11時に134℃を確認、本日の窯籠め延期を決定し上昇幅減の調整をして明日に備えることにした。9時の調整はどうやら炭木の本格燃焼になったようで(逆に言えば首の閉めすぎで不十分な燃焼をしていた)煙の量が増え,且つ鼻をつく臭いが立ち込めてきた。突飛な上昇のないことを確認するため足げく炭小屋参りを続ける。今回の窯立て前に煙道の崩れたところを盛り土し排気口が最初の状態に戻り、入口付近の窯底の削れ対策として35cm幅、長さ90cmくらいの石板を敷き詰めている。これらのことと炭焼きの因果関係はいつものことながら???9時頃11...炭焼き5日目、窯籠めは明日に

  • 炭焼き4日目、88℃で3晩越しへ

    寒い、の挨拶が腰を落ち着かせてしまったこの1週間、ウクライナ問題はむご過ぎる行為に腹立たしさを通り越しテレビ、ネットでも報道記事は一切パスという現実逃避、時折ウクライナの国旗を思い浮かべ『負けるな』と念じている。今日、久しぶりにちらりと聞こえてきたニュースはお江戸で雪が降ると大騒ぎ、さもありなんご当地ですら寒いと言っているのだから・・・・・世情とは程遠い、今は忘れ去られようとしている昔むかしからの炭焼き連中の奮闘は続いている。4日目を迎え鬼門になるかもしれないと心配していた急上昇はなく、寧ろ低めに安定している。天邪鬼ではないが、『途中で無理やりに調節すると中々上がり難くなる』なんて意見を耳にすると、今度はそっちの心配に傾く。木酢液の出方も順調なことを思えば、『心配するな』の励ましの声も。定時に都合のつく人が顔を...炭焼き4日目、88℃で3晩越しへ

  • 炭焼き3日目、79℃から80℃

    『君子豹変す』いま一番心配しているのが2晩越した後に温度が急に上がるのではないかということ。前回の事が一過性のものならいいけど窯の様子が変わり、そんな傾向になっていくのではないか、否心配ないの二つが行ったり来たりしている。今日は朝から夕方までほぼフラットで2晩越しを迎えた。煙突上におかれた枝の隙間を埋める極小の小枝を追加、通風孔を微閉、ともに気持ち程度のもの。15時の時点で焚口の金属はすっかり冷えたのを待って閉鎖用の土を塗る。小屋の外では強風ほどではないが風で押され煙突からの煙は少なく、風上から見ると炭焼きをしているようには見えないほど。ゆっくりとあるいは豪快な煙が炭焼きには似合う。今日は彼岸の中日、実家のお寺の彼岸法要なるものに初めて参列させてもらった。コロナの関係で参列者は少ないように感じたが、それでも25...炭焼き3日目、79℃から80℃

  • 炭焼き2日目、点火

    暑さの寒さも彼岸までの諺はよく言い当てたものだと思う。彼岸の入りは寒い雨、昨日も雨混じり、今日も少し寒い日は続いているが彼岸を境に気候は変わっていくのは間違いないところ、最初に言い当てた人は何年も経験したことを正確に覚えていてこの言葉に辿り着いたのだろう。アンコールワットは有名な遺跡、春分の日、秋分の日には中央の塔から太陽が出てくるように作られている、世界には似たような遺跡は多く単なる季節の分け目の意味より宗教的な意味を持っているように思える。昨日、火入れした窯は9時で56℃になっており前回の記録と比較すると、早い点火は避けられないと判断し昼をめどに点火準備の煙突・通風孔を全開にする。12時、76℃点火したとして通風孔を1/3閉、枝2本を乗せて上昇速度の減速を図るとともに木酢液の採取を始める。最終的に通風孔1/...炭焼き2日目、点火

  • そぼろ雨、大雨の中窯出し、窯立て

    出がけは天気予報を裏切って雨は止むかも・・・・と思わせて午前中は何とか乗り切ったが後半には大雨になった。少し春気分を味わっていた身体は寒さを取り戻した天気に痛めつけられ『寒い』と言わされる。しかし窯の中では温もりが残っているためアノラックに防塵マスク姿では暑いとのたまわる。窯から出ると冷えてストーブの傍に、寒暖を出たり入ったりの一日。急激な温度上昇に見われた炭焼きの通信簿発表、焚口を取り外し中を覗く、内壁の簡単修復、煙突のタール退治で何かそのいい影響は出ていないかチェックする。しかし、見た目では然したる変化はなく、相変わらず右側の方が焼失量は多い。全体的に白っぽく見える。いざ、中に入り炭を取り出すと入り口付近の雑木は殆ど残らず、直ぐに樫炭のお出ましとなる。すごく重くいかにも堅そうな素晴らしい炭に混じって折れたも...そぼろ雨、大雨の中窯出し、窯立て

  • 昔むかしの資料

    過日、昔からの記録を保存しておられる会員から保存ファイルを借り少しずつ眺めている。桑炭会の設立のことや八雲村時代に八雲木・竹炭研究会と称するグループに参加して活動していたことに関する資料とともに炭焼きのデータも保存されていた。その一端を覗いてみると当時の参加者の数に会が発足して未だ々発展していく糊代が十分にあると思わせる。炭焼き自体の記録は旧窯の最初の頃だから今と比較してもあまり意味のないことかもしれないが、火入れ当日を含めて1週間かかった例もある。筆跡は同一人物、となると殆ど全ての工程に関与していたことを窺わせる。尤もこの頃は今より21年若いから60代主力となれば『これくらい何ともない』と元気一杯で苦にならなかったのでは・・・それにしてもその熱意には感服する。今でも炭焼きの温度推移や管理状態は記録しているが、...昔むかしの資料

  • なんちゃって炭焼きの原価計算

    炭焼きで使う敷木集めの途中、ふと阿呆なことが頭をよぎった。昔々、現役の会社員時代、いつもいつも考えさせられていた原価計算。利益を得て社員の食い扶持、社会への貢献には不可欠なもの。桑炭会が木炭製造・販売会社なら樫炭10KG一袋を幾らで販売すれば成立するのだろうか。本来ならば炭窯や施設などを含めるべきだが、現在の運用だけで・・・・・・・なんてことを。最初に材料集めのための情報収集は販売と共に立派な営業活動。山に行き材料の調達するのに各自持参の道具、軽トラ経費、チェーンソー・燃料・刃などの消耗品、補修費など。持ち帰り材料の加工、薪割機、キャリアーなどの運用費。休憩時の湯茶め菓子代など。窯立てから炭焼き作業、窯出し作業と袋詰めの大半は人件費が占める。会員との情報授受・活動の広報を担うブログなど情報・通信費、来客対応など...なんちゃって炭焼きの原価計算

  • どんな炭になる?

    何度も記事にしてる今季の大物樫、炭木のサイズに裁断し半端が出た場合は割り木にする。割り木にもならない半端ものでも大物の半端物は本当に勿体ない。掛矢の材料にしたりクサビ、形の珍しいものは炭の『芸術祭参加作品』などにも使う。今回はその半端物を整形、つまり四角っぽい形にしカンナできれいに仕上げたものを炭にしてみることにした。恐らく割れが入るであろうが炭焼きに一寸した遊び心を。どんな炭になる?

  • 贅沢な悩み、大量の樫材に悲鳴

    今シーズンは自分たちで山に行き材料を調達する苦労から解放された、その分のパワーは貰い物の大物樫との闘いに回されることになった。山でこんなに大きな樫に出くわしても『これは手に合わん』と最初からパスしてしまうので後々の苦労もない分、山行きの回数は増える。足し算、引き算をしてみ、どちらが得か損?。3月も半ばになりボチボチ農作業の姿もよぎるようになったのに、未だ材料の加工、整理に追われている。あと2窯を焼き上げる予定になっているがその分は十分に確保されている。そして材料が余れば練習炭焼きの話もある。今日は半日のやっつけ作業、次回は19日に窯出し、立てが予定されている。もうすぐ炭小屋でも鶯の声がするだろう。駐車場のスペースが少しだけ戻って来た贅沢な悩み、大量の樫材に悲鳴

  • 最終日の後日報告

    今日もいい天気に恵まれいい気持ちで炭窯の結末を見に行く。当たり前のことながら煙のない炭小屋は寂し気だ。昨夕は18時に356℃になった時点から通風孔の閉鎖、最終的には98時間10分の炭焼きとなった。窯出しの度に2~3本の炭を持ち帰り炬燵で使用し問題はないかチェックしているが、日常の使用であれば品質に差は見られない。今季の最短は97時間5分、最長は今季初回の137時間15分、この時間の違いにより結果にどのような影響を与えているのかこれまたクエスチョン。最終日の後日報告

  • 炭焼き最終日、途中経過

    3晩目は調節が上手くいき落ち着いた速度で温度は上がり今朝一番220℃になる。本日の内に窯籠めをするため温度上昇に向けて微調する(小枝1本除去、通風孔の5mmの板除去)、こんな少しのことなのに効きが良く9時には+20℃、以後も同じようなハイペースで15時の時点で煙突全開にして窯籠めの準備をする。これにより更にペースは速くなり16時30分に335℃で煙突内部は白くなり始めてきた。最終段階でこのような急上昇は珍しい。今回は炭焼き前に窯の内壁を簡単な補修、外部煙突のタール除去と条件の変化が窯にどのような影響しているのか知る術はないがいい方向に向かっていることだけは言える。一番知りたいところだが本当の所は誰にも分からない?本日のレポートはここまで、恐らく18時頃には決着?9時頃12時頃15時頃16時40分頃炭焼き最終日、途中経過

  • 急激に上昇後に抑え、炭焼き4日目

    昨日までは過去の流れに沿っていたので安心していたら2晩越しの朝一で160度台になっており煙突、通風孔の調節をほぼ目一杯実施。その後は高目ながら上昇幅を抑え込むに成功し窯籠めを明日以降に持ち込むことになった。昨日までは9日または10日の窯籠め、いずれにするのかなんて話もあったがどうも明日になったようだと変わってきた。昨夕、2晩目の煙突・通風孔は閉めすぎると怖いし、緩めると上がり過ぎ取り返しがつかなくなる。本当の所、閉め過ぎても火は消えることはないだろうに度胸がないからきつく締められないなー・・・・と話したことを思い出す。煙突の上に載せる小枝、通風孔を調節するレンガや板切れだけで火の温度を調整する難しさの元、これからも何度も辛酸を舐めさせられ続けるのだろう。今日も材料の片付け、炭木づくりを晴天下で行う。屋内に居ると...急激に上昇後に抑え、炭焼き4日目

  • 炭焼き3日目は80℃台のキープ

    80℃台のキープのみに気を使いながらの一日、過去のデータからも3日目は落ち着いた動きをする一日で、炭焼きの運命を左右するような動きのない特異日?。したがってブログの記事にはなりにくく面白みのない日でもある。昨日までの風はやっと治まり比較的穏やかに過ごすことが出来た。炭焼きの煙が上に昇る姿を久々に見た気がする。朝昼夕と煙の透明度の変化がよく分る。明日は材料の加工、整頓の作業がある。9時頃、煙はほぼ白色12時頃、少し透明になった17時頃炭焼き3日目は80℃台のキープ

  • 余寒の炭焼き2日目、点火

    凄く寒い日が続いている。ブログには『寒の戻り』がぴったりと思ったしネットなどのニュースでは『寒の戻り』と表現している。『小春日和』はよく間違って使われる代名詞のように言われるが『寒の戻り』もその部類ではなかろうかと調べてみる。『寒の戻りとは、暖かくなった晩春の頃、一時的ながら異常に寒くなり、寒さがぶり返す現象のこと。類義語に花冷えや余寒があるが、前者は一般に桜の花の咲く頃の寒さを示し、後者は寒が明けた立春以降の寒さを示す』、では晩春とはいつなのか『晩春の定義としては、4月5日頃の清明から5月6日頃の立夏の前日までとなっており、夏の一歩手前の時期を表す』すると今日の寒さは『寒の戻り』には該当しないことになる。今の時期、春ま近で冬が逆戻りして寒いから『寒の戻り』であっても許されると思うが定義では違うそうだ。寒い中、...余寒の炭焼き2日目、点火

  • 今季5回目の窯立て、材料の調達

    この所、会のパワーが低下しており10人未満の作業日は珍しくなくなった。それに加えて、今季は材料の頂き物が多く山行きの必要はない分だけ楽になりそうなものだが、量が多く捌ききれないという嬉しい悲鳴。少人数は作業分担を生み、あっちでチョコチョコ、こっちでチョコチョコになる。窯立て班は窯内部にある罅(ひび)の一時修復、柔らかく練った土を投げつけて補修してみる。内部の壁は今までに高温で焼かれており、新たな土を塗っても肌が合わないため、これで目出度しとはならない可能性が高いものの一時的な補修としてやってみる価値はある。数か所に罅割れ対策を施した後に窯立てを始める。一方、外では大物材料の加工作業が続き、窯の中でもその音が響く。午後には、伐採した材料の提供があり、その回収に出かける班と窯立て班の並行作業。窯立て、焚口づくりを終...今季5回目の窯立て、材料の調達

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