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生きもの二人三脚 http://ayuzou1926.blog.fc2.com/

伊豆半島の自然に抱かれて、生きものたちに囲まれたスローライフを送っています。

あっきょ
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2020/02/02

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  • イノシシの奥の手

    猟犬を引く時は、2頭までと私は決めています。理由は一つ。それより頭数を増やすと、ろくな事にならないから。よって、単頭引きの場合も多いのです。我が家の猟犬たちは、単頭引きでもイノシシが獲れるため、毎猟の猟スタイルに合わせて使い分けています。今、飼育している猟犬は2系統。ビーグルとプロットの交配種でもあるビープロ。もう一つは、三重のとある地域の地犬と、狼谷系ワサマサや熊野地犬の交配の上に作出された、三...

  • 鹿が鳴けば私が怒られる

    我が家の裏山から聞こえるオス鹿の鳴き声。一昔前の、この地域では全く考えられなかった事でもあります。ところが5年ほど前から、秋の訪れを告げるが如く聞こえて来るようになりました。「こんな街中にも自然が戻ってきたんだ」と、私は考えるようにしていますが、胸中は複雑。日が短くなる中で、オス鹿の鳴き声は、時に哀愁を感じる悲しげな声にも聞こえます。そのメス鹿に向けたラブコール。オス鹿には、お願いしたことも。出来...

  • 猟友会に入会しよう

    珍しく、農林事務所から封筒が送られてきました。「なんだろう?」で開封。と、目に飛び込んできたのは、少々大げさな下り。「令和4年度猟期到来のお知らせ」と。「到来?」・・・まぁ、いいか。読んでみると、その事情が分かりました。こちらの地域では、狩猟違反を犯す者が目立ち始めたからでしょう。「狩猟者登録」の事をやたらと強調している。そりゃそうだ。その種を撒いたのは行政だから。無節操に煽るかの如く狩猟者をかき...

  • 猟犬としてのオスとメス

    今までに数人の先輩勢子や凄腕先輩に質問をしてきました。「猟犬はオスとメス、どっちがいい仕事をするの?」と。皆さんの答えは似たようなものでした。メス犬を支持する人が思いのほか多かったのです。「仕込みに時間が掛からない」「仕事が丁寧」概ね、そんな答えでした。一方のオス犬に関しては「発情期が無いから、いつでも使える」・・・・・これだけ。逆に言えば「メス犬は、発情期の間は使えないからなぁ」と、なるのです。...

  • 慈悲の心は忘れずに

    生活安全課で押してもらうハンコ。これに対して、いつも違和感を覚える私。未だに『有害鳥獣駆除』なのです。「平成」に横線を引いて「令和」と書き直す感じとでも。狩猟を知らない一般の人なら、それは仕方がない事なのでしょう。しかし、それを管理する側の行政が、今どき「駆除」は無かろうと。ハンコを刷新するくらいの事務費はあるだろうに。それとも法規がそのままなのか。。。?「駆除」とは、害をなすモノを取り除くとの意...

  • 秋の台風と予想外の肴

    台風が過ぎ去って、晴れ間が戻ってきた今日は、父と母の様子を見に行ってきました。線状降水帯が川の上流部を逸れたため、予想以上に水位が下がるのが早い。実家では、いつもと変わらず元気な父と母。まずは一安心。とりあえず、お茶休憩。その後、秋の剪定の段取りをするために、実家の庭中を見て回ります。まずは、我が家から移動させたカヤランが心配だったため、真っ先に確認。おっ、枯れかかっていたのに新芽が出ている。やは...

  • 牡丹鍋と猪汁

    イノシシ肉で『鍋料理』と言えば、やはり牡丹鍋。しかし、その味付けや作り方、そして具材には定義があるのだろうか?これには地域性や個人の好みがあるのでしょう。そんな我が家では、自家製猪骨スープか、市販の豚骨・鶏がらベースの味噌味スープで作ります。具材は、白菜、シイタケ、長ネギ、ニンジン、揚げ、豆腐。ならば、猪汁とは何なのか?牡丹鍋の別の呼び方のような気もしますが、作ってみると意外に、いや明確に違う。先...

  • モノ言う勢子

    グループ猟において、猟犬と共に獲物を起こし、タツ場へと追い立てる役の勢子。この勢子役において、様々な勉強をさせて頂いている先輩がいます。後期高齢者となられた現在でも、現役バリバリの先輩。こちらの地域での捕獲業務を支えて下さっている第一人者。私は、この先輩勢子さんにお供する形で捕獲業務に参加することが多く、山や勢子ルート、そして寝場などを学んでいる最中です。そんな先輩勢子さん、勢子としての高い技術は...

  • 犬の気持ちとクサリ

    犬舎に閉じ込められるか、それとも開放感はあれども拘束的な鎖に繋がれるか。どちらがいいかと聞かれたならば「犬舎」と私は答えるでしょう。鎖で繋がれるなどは、まっぴらゴメン。絶望的な気持ちになってしまう。そんなことを時折考えてしまうのです。犬の飼育において、自由に動き回れる環境で飼ってあげたいと思うのは飼い主ならば当然のこと。猟犬だって同じ。普段でも自由な方がいいに決まっている。しかし、主従関係の意識を...

  • 次の猟期はリセット

    狩猟を始めるにあたり「どんなスタイルで臨むか」と、大抵の人は考えている事でしょう。私自身も当時を思い出すと、狩猟に対しての様々な期待感が蘇ってきます。単独忍猟スタイルで山に溶け込み、自然と対話をするかの如く静かなる猟を行う。「うむ、なんとも孤高だな」と、ワクワクだったのを覚えています。ところが現実は・・・自分の狩猟環境を調べれば調べるほど、そのスタイルが難しいことに気が付きます。つまり、猟場面積に...

  • 勢子魂

    猟仲間の先輩で凄い方がいるのです。この方は勢子を長きにわたり続けられていて、経験は豊富。だけど体脂肪も豊富。一時は、なんと!体重が108kgもあったのです。なので複数勢子で共猟すると、この巨漢先輩の猟犬ジン君は、いつも私のところへ。「ねぇ、ボクも仲間も入れてよぉ」と、私を上目使いで見上げる。我が家の猟犬たちも、それを心得ていて、みんなジン君とは仲良しさん。「おっはよ~♪ 今日も頑張ろうね~♪」と、尻...

  • アルミドッグケージを切る ②

    このアルミドッグケージを・・・「ちぇすと~~!」で、半分に。今日はコレでオシマイ。・・・・・それでは後の参考資料として不十分なのであります。よって、忘れないように書き残しておくことに。それにしても・・・既に組み上がっているアルミ製品をカットすることが、こんなに難しいなんて。アルミ板を切るのとは全く違うのです。とにかく切断面が暴れる。梯子をガイド代わりにしても暴れる。そもそも、ジグソーを使用したのが...

  • 西富士射撃場の星

    雨が降りしきる中、今日は西富士射撃場にて練習射撃を行ってきました。猟期前には欠かせない、安全狩猟に向けての狩猟者の決まり事でもあります。私は射撃練習では毎回目標を定めて臨んでおり、今回は構の調整がメイン。ここ数年で肩の筋肉が落ちて、銃床の肩付け位置が下がってきていたのです。これでは頬付けが甘くなり、目の位置が銃身の中心からブレる。また顔が前倒れとなり、銃身と照星の高さ方向へのブレも生じる。つまり集...

  • 来ないでちょ

    明日は猟期前の射撃練習会だというのに、天気予報は大雨。おまけに世の中3連休なのに今日は仕事。決算前で仕事はバタバタ。それにしても嫌なコースを進んで来る台風14号。これから収穫を迎えるであろう農作物が心配でなりません。農家さんも連休どころではナイはず。「収穫できるものなら今のうちに済ませて~!」私は心の中で叫ぶのが精一杯。一年の集大成でもある農作物。台風ごときにヤラレないでね!台風よ消えてしまえ!し...

  • 猟犬繁殖における一考

    生後3ヶ月となった三重地犬の子犬たち。ここにきて、やっと一段落した感じです。そんなこともあり、昨日は母犬カノの狂犬病予防接種に遅ればせながら行ってきました。「妊娠中と授乳期間中の接種はヤメておきましょう」との獣医師さんの判断。このコロナ禍で、ワクチン接種におけるアレコレを知ることが出来たため、納得の判断でもありました。それにしても面白い。今回産まれたカノの子全頭が、同じような気質なのです。それを狙...

  • 台無しスカル

    昨猟期に折角なのでスカルを作ろうと、山際の水溜に浸けていたシカの頭。皮と余分な肉を除き、あとは水中のバクテリアにクリーニングを任せる算段でした。それを先日の日曜日に、ヘビの親子を放ちに行ったついでに確認。「さて、どうかいな」で、水中より引き上げてガックリ。結果は失敗でした。タンニン成分などで、スカルや角が泥染めのような色に。水溜の底に木や落ち葉が堆積して泥状になり、そこに沈み込んでしまう事を考えな...

  • アルミドッグケージを切る ①

    猟犬スペシャリストの青山さんから頂いたアルミドッグケージ。猟師の間では犬箱とも呼ばれています(以下、犬箱)。頂いた犬箱は鳥猟犬用。大型犬に属する種が多い鳥猟犬。それに比べれば3分の2ほどの体重の、我が家の大物猟用の猟犬たち。犬箱サイズが少し大きいのです。よって、ファーストクラスからビジネスクラスへと犬箱を改造することにしました。そこで、アルミ製品製造会社の技術者でもある猟仲間さんに伺ってみることに...

  • 猟期前の決まり事

    猟期を前に毎年欠かさずに行っていることがあります。まず一番は猟場地区の区長さんと農家さん方、また地区によっては部農会の会長さんへの挨拶回り。次に先輩猟師方への挨拶も。銃猟をヤメられて罠師へと転身した先輩方が、私の猟場に隣接する地域で罠猟を行っているのです。私の猟と猟犬たちの事を気遣う形で括り罠を仕掛けて下さるため、安心して猟が行えるのは先輩方のおかげ。よって我が家の猟犬たちは、先輩方の括り罠には一...

  • 残念な薬莢笛

    今までに数タイプの薬莢笛を作ってみましたが・・・悔しいことに全て私の勝ち。山中では自分の声の方が遠くまで届くのです。しかし、ここで諦めるわけにはいかない。なんとか大音量の出る薬莢笛を作れないものかと、無い知恵を絞ってみます。ただし笛の形状にも拘りたい。弾頭のハマる絞りの部分を残したいのです。ところが、絞り部を残すとなると、笛作りが格段に難しくなる。でも、形はやっぱり薬莢のままが好き。そこでサンプル...

  • 成犬への第一歩

    生後3ヶ月を前に成犬への儀式を行うことにしました。その名も『お食い大め成犬の儀』それまでお世話になっていたエサ入れを片付けて、成犬用へと容量増大する儀式。平たく言いますと「エサ入れを大きくするだけ」ですが。。。今までは、コレで一日に2回の給餌でした。しかし、これからは一日に1回の給餌とするために、夕方のエサ量を多めにします。よって、100円ショップにGO!今までに幾つも作っているため、この組み合わ...

  • 親子で親子をリリース

    今日は朝からスッキリと晴れたいい天気。家族皆で猟場近くの山へと向かいました。途中、漁港に立ち寄り一休み。そして、程なくして山に到着。では現場へと向かいましょう。実はマダニに食いつかれて弱っていたヘビを保護していたのです。家に連れ帰り、数匹のマダニをフロントラインにて駆除。体力の回復を見計らって、元の生息場所に放つ予定でした。ところがなんと、保護中に繁殖。「ヘビ親子の体力が落ちる前に早く放たねば」と...

  • 危うい犬舎の救世主

    我が家のヤッツケ仕事が目立つ犬舎。増築を重ねたため迷路のようになってしまいました。しかし猟犬たち自身の良識により、平安が保たれています。つまり猟犬たちは意外にお利口さん。「良心」とも呼べる心の働きを感じることが出来るのです。猟場では躊躇なく飛び越える高さの柵でも、我が家の柵は別。「そういうもの」との理解もあるのでしょう。しかし油断は禁物。メスの発情フェロモンに反応したオスの愛の力は、想像を絶するも...

  • 狩猟とハズキルーペ(モドキ)

    獲物の足跡から寝場や居所を特定する「見切り」この本質を理解して、確実にこなせる猟師は極わずか。私は、その奥の深さは理解しているものの、見切りにおいても道半ば。終着点は全く見えていません。10年はおろか、一生かかっても本当の見切りが出来ない猟師が殆ど。なので、私もその一人である可能性は大なのです。そんな中、共猟した多くの若手の中で「見切りができる」と感じた人が一人だけいました。幾度か見切りにご一緒さ...

  • 猟期に向けて準備開始

    この日曜日は、アルミコンテナの狩猟小屋への模様替えを行いました。息子に手伝ってもらって庫内を整理。解体場スペースも確保しました。その中で問題となるのは水。水道や井戸に頼ることが出来ないため、当面は大型容器に水道水を溜めて、猟車からの落差で洗い水とする予定です。あとは犬箱。頂き物の犬箱を小改造することに。元は大型の鳥猟犬用に誂えた物だそう。犬箱内のスペースは大きな方が良いようにも思われがちですが、実...

  • しし汁

    私は横田栄治さんのファン。TOTOのCMでは、ビッグベン役だったあの人です。大河ドラマの『鎌倉殿の13人』では、和田義盛役を演じられていて、いい味を醸し出しています。先日は役の中で、実朝と義時たちに『しし汁』を振舞っていました。しし汁とは、猪や鹿の肉を使って『汁』つまり『鍋料理』にしたもの。これを観た私は「我が家もマネをさせて頂こう!」と、家内にお願いを。そんな本日、家内が『しし汁』を作ってくれました。...

  • 皮と思い出

    ハンティングジャンルである以上「皮」は「革」となって、色々な革製品の作り方などを紹介したいところです。しかし私には、そのようなノウハウは皆無。角と牙の加工品作りは大好きなのに。頭の中で獲物の皮は「マダニエルさん」に直結してしまうため、何だか皮は苦手なのです。ところが猟犬の皮は全く別。これが実に不思議で面白い。同腹の子でも違い過ぎるのです。とくに皮がダルンダルンの子が面白い。コーシンの子では、マルコ...

  • 古い肉を使ってジビエ料理

    昨猟期に捕獲したイノシシ。スヌーピーコンビが頑張ってくれました。あれから8ヶ月が過ぎたものの、冷凍ストッカー内には、まだその猪肉が残っている。冷凍ストッカーはー20℃冷凍の安価な一般品。肉質劣化への懸念が付きまとうのは否めませんが・・・解体や冷凍前の処理が適切で、肉のパック空気抜きをしていれば、鮮度低下は思いのほか進まないものです。冷凍ストッカーの置き場所や頻繁な開け閉めにも留意する必要はあります...

  • やっぱり怖いレプトスピラ症

    昨日、獣医師さんと犬についての様々な話をしました。その中で主な話題となったのは感染症のこと。私はレプトスピラ症の事をもっと知りたくて、アレコレと質問。今までの症例や、その後の経過を伺いました。また、混合ワクチンのレプトスピラ症への効力は、実際に如何ほどのモノなのかも。私の認識では「レプトスピラ症には幾つかのタイプがあり、どれもが侮れない」くらい。混合ワクチンのラベルに記載してある「レプトスピラ症」...

  • 悲しい夕暮れ時

    ♪ある 雨の夕暮れ時獣医へ つづく道軽トラが ゴトゴト 子犬を乗せて行くかわいい子犬 怯えているよ悲しそうな瞳で 見ているよドナ ドナ ドーナ ドーナ子犬を乗せてドナ ドナ ドーナ ドーナ軽トラが 揺れるじゃんさんに倣い、今日は子犬たちの一回目の混合ワクチン接種に行ってきました。次は、一ヶ月後に2回目のワクチン接種。これが終わっらないと、先住犬たちの山訓練が始められないのです。どこで、どんなウイル...

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