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生きもの二人三脚 http://ayuzou1926.blog.fc2.com/

伊豆半島の自然に抱かれて、生きものたちに囲まれたスローライフを送っています。

あっきょ
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2020/02/02

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  • 所持許可更新に思う

    「定年退職後に何をしよう」で始めた狩猟。当時の推計値において、将来はハンターが激減して森の生態系保全が難しくなるであろうことが、容易に判断できる状況にありました。したがって、役立てる猟師になるための準備期間として「我武者羅に狩猟に取り組んでも最低で10年は掛かるであろう」と考え、生活安全課の門を叩いたわけです。その頃は今とは違って「猟銃所持許可は与えないぞ」感が丸出しだった警察と公安。電話の向こう...

  • 猟師小屋を求めて

    狩猟の楽しみの一つに、猟仲間と語らう猟師小屋でのひと時があります。なんか「男の隠れ家」的で、ワクワクもしてしまいます。これは「狩猟者ならば誰でも経験できる」という訳ではありませんが・・・それを大事とする猟隊と関わることが出来れば、猟の楽しも倍増なのです。猟師小屋には様々な形態があるようですが、どれも一長一短。「猟場の中に設置」「隊員の家や離れを提供」「ロッジなど借りる」などでしょうか。その中で理想...

  • 猟友会の七本槍

    戦国時代の合戦で、功名をあげた武将を「七本槍(しちほんやり)」と呼んでいたのはご存知のとおり。当時は「七」のゴロが好まれていたんですかね。この七人に選ばれた武将はにとっては、これ以上の誉れはなかったことでしょう。そんなことをフッと思いながら、せめて道具の槍だけは良い物を作ろうと作業開始。「良い物」との定義は難しいのですが。ところで・・・こちらの猟友会の中にも「七本槍」に例えてみたくなるような猟師が...

  • コスパで勝負の水回り資材

    犬舎を作るにあたっては、プロの業者さんに専用資材で建てて頂くのが本当は一番。何軒かの勢子さん宅にお邪魔して、そんな素晴らしい出来栄えの犬舎を拝見したことがあります。照明、換気、柵、水道、排水関係などはもう完璧。つまり、全部ですね。飼育されている猟犬たちの全身にも清潔感があふれています。それに引きかえ、不潔感あふれる我が家の犬舎と猟犬たち。貧乏猟師の友は単管パイプ。でも、めげずに生き生きとしているコ...

  • 黄金スープの無限ループ

    ワンコのエサ用に取っておいたイノシシの背骨。先日、冷凍ストーカーの整理も兼ねて全部食べてしまいました。脂の乗っている個体の背骨だったため、ワンコ用には不向きであろうと判断。それは正解でした。背骨周りの肉とはいえ、何しろ脂がスゴイ。今回は塩味で大根と一緒に煮たのですが、煮れば煮るほど脂が浮いてくる。その量は表面が層になるほど。よって適度に脂を取り除きます。そうでないと脂っこ過ぎて食味を損ねてしまうの...

  • 猟犬仕込みのシフトチェンジ

    猟犬というものは、本当は一頭ずつ分けて飼育するのが本当なんでしょうね。と、本当を連発してしまうほど、本当に悩ましいのです。ホント。今まで、とても仲が良かった2頭が、どうしたことか急に・・・何てことは良くあります。まるで人間みたい。私と家内だってそう。私の方はそうでもないのですが、家内の方が近頃は・・・手を繋がせてくれませんし、目も合わせてくれません。お尻なんて触ろうものなら蹴り飛ばされます。人間の...

  • 自然災害とオオカミ少年

    これだけ様々なことが発達しているのに・・・なぜ台風の進路は予想と違って、いつも逸れるんだろう。良い方にも悪い方にもブレ過ぎるように思います。台風10号の時も「神様、どうか九州の人たちを、お守りください!」と、お祈りしいたら、ビミョーに逸れてくれたし。今回の台風12号も「あっちに行って!」と、神様にお願いしたら・・・八丈島の方々、すいません。私の崇拝する山の神様の力がスゴイのか、、、気象庁の人たちの...

  • 罠猟と怒りと止め刺しの流儀

    今年の4月に亡くなられたC.W.ニコル氏。彼は罠猟が大嫌いだった。「罠に掛かった獲物は苦しみ続ける。罠猟は密猟者の手段だ」と。「そんなことを公然と推奨しているのは日本だけだ」とも言っていた。確かに環境省の罠猟師大募集的な愚策や、その成果の自画自賛には呆れてしまう。現場の状況や日本の従来の狩猟文化、そして後の狩猟界のことを全く考えていない。つまり、その場しのぎの安直な方法に走ったわけだ。しかしニコル...

  • 行方不明のローラ

    二年前、私が勢子請負人として、お世話になった猟隊のM親方。先日の射撃練習会で、そのM親方が私にガッカリとした表情で話し掛けてきました。「ローラが帰って来ない」と。「ローラ」とは、M親方が丹精込めて仕込み上げた猟犬の名前。「仕方ないよ」と言うM親方の声に力は無し。事の成り行きを聞いてみると・・・猟犬の訓練中にありがちなパターンでした。猟師小屋に併設している犬舎から、訓練のために外に放ったローラが犬舎...

  • ジビエに思う様々なこと

    大物猟師の特権は、なんと言ってもジビエを自分の好みの料理で、いつでも味わえることにあるのでしょう。本当に自然に感謝。 ありがたいことです。でも自然からの恵も、管理が悪いと台無しに。命を粗末にしている事と同じになってしまいます。よって計画的に様々な方法で消費。必然的に猟期中の一般的な狩猟も計画的になるわけです。無益な殺生を行う者を、私は「猟師」とは思っていません。何かに取り憑かれた殺し屋にしか見えな...

  • 雨の西富士射撃場

    なんとも久ぶりに射撃練習に行ってきました。私の所属する猟友会では、毎年開かれる残弾処理の合同練習会や各大会が、今年は軒並み中止に。それらの大会に出場することを以って射撃練習としていた私。どうしたものかと悩んでいました。そう、弾を処理できないでいたのです。有害鳥獣捕獲、管理捕獲、認定捕獲、そして一般狩猟の使用弾。それぞれに「使える」「使えない」が色々とあり、弾の消費期限も色々とあったりと。何が何だか...

  • 山から授かった薬

    私の所属する捕獲隊には、中国人の友人を持つ先輩隊員がいます。その先輩猟師は皆からあだ名で呼ばれているのですが・・・私もそれに倣って、その方のことを「ペ〇スの山ちゃん」と呼ばさせて頂いています。ご本人は嫌がること無く「なんだよ」と、ぶっきらぼうに返されますが。意外にも、そのあだ名を気に入っているようなのです。この先輩、雄シカの解体の時は必ずその大切な部分をアッセンブリーでテイクアウト。最初の頃は「ど...

  • 狩猟装備の重量

    『オマエもこうなるぞ』の中で「狩猟装備分くらいは痩せないと」なんて言ったのはいいけれど・・・大物猟における狩猟装備の総重量って、いったいどのくらいなんだろう。猟服と履き物は除外して量ってみました。まずは一般的なタツ装備を並べてみましょう。こうやって広げてみると装備品は多いものです。◦ 鉄砲(銃袋付き)◦ 弾帯と弾(スラッグ弾15発として)◦ 無線機(通信用、マーカー用、GPS)◦ 剣鉈、小型ナイフ◦ ...

  • オマエもこうなるぞ

    題目の、この言葉。今までに何人もの先輩猟師に言われてきました。そして、それを言ってくる先輩方には共通の身体的特徴があります。「小太り」そう、みんな小太り爺さん。どうも、その体重がアダとなって膝を傷めてしまうようなのです。とくに勢子役だった猟師は、ほぼ全滅ただし、スレンダーな勢子では膝痛を訴える人は殆どいません。やっぱり、そこなんですね。私自身は小太りではないけれど、スレンダーでもない。膝関節は度重...

  • 勝負の行方

    『追跡の果てに』の続きです。巻き狩りは読んで字のごとく。猟場をタツが取り巻いて行うのが一般的です。ところが実際には猟場の状況やタツの人数によってその配置は様々。タツ包囲の中にもタツ配置することも多く、それをこちらでは「中タツ」と呼んでいます。その「中タツ」として配置された私は結果として大イノシシを仕留めることが出来たのですが・・・その裏には、見切り師匠のビミョーな作戦があったのでした。山の斜面には...

  • 追跡の果てに

    『ラブライブと猟』の続きです。判断は正しかったにせよ、私の未熟な射撃技術のせいで逃がしてしまった大イノシシ。「今度は自分の犬で追わせてほしい」と願い出ての二回戦目。本部で待機していたヤマとコーシンを引き連れて、大イノシシの足跡の付近でリードを放ちます。2頭はその残臭に乗って目の色を変えて追い出します。時間が経っていなかったため、ニオイが濃かったのでしょう。私も走ってその後を追うと、所々に大イノシシ...

  • ラブライブと猟

    両親の様子を見に行く道中での踏切。目の前を可愛らしいアニメ柄のイタ電が走り過ぎます。こちらでは『ラブライブ』なるアニメを地域おこしの一環として応援しています。その主人公の女の子たちの絵が書かれたタクシー、バス、電車等がいたる所で走っているのです。そして何と言っても一番はその聖地。アニメの舞台となった学校が、こちらの地域の実在します。小さな半島の小高い山の頂上付近に。実際には中学校なのですが、ラブラ...

  • 何でも屋ハンター

    私の住んでいる地区では高齢化が深刻な問題となってきました。様々な行事が執り行えなくなってきているのです。また空き巣被害は、かれこれ10件近くも。ところが、高齢者の方々を中心に防衛策として小型犬飼育世帯が急増。空き巣被害が完全に収まったのです。その前からも我が家のワンコたちのおかげで、だいぶ空き巣は減っていたのですが。そして、コロナ禍が犬飼育を更に後押し。役場での犬登録の時のナンバーで分かります。ホ...

  • 狩猟靴を考える

    猟期前になると狩猟グッズをアレやコレやと考えだします。その中で一番大切なのは消耗品のチェック。安全狩猟に関わるものとしては、やはり靴からか。私は現在、荘快堂のスパイク足袋「朝霧」とゴムピン足袋「若葉」を使用しています。勢子役だと山中を駆け回ることが多いため、必然的に足袋タイプに。また、猟場は急斜面や滑りやすい斜面が多い地域です。よって、こちらでは半数以上の猟師さんが足袋タイプを選択されています。様...

  • 止め刺し槍と思い

    今までは先輩猟師に止め刺し槍を借りて業務に当たっていました。しかし包丁然とした刃の形状が、私の考える理想とはほど遠く、使用するに堪え難い代物だったのです。借りておいて文句を言うのも何ですが。箱ワナに掛かったイノシシには、恐怖や痛みを極力与えずに業務にあたることを一義としています。つまり、素早い一突きで静かに出血死させる。貧血で徐々に気が遠くなっていく・・・あの感じで。人の立場でしか考えることは出来...

  • オート5の分解整備

    猟期前練習に備えて散弾銃を整備することにしました。今日はブローニング オート5を久々に。昔懐かしの銃身後退式なので、中身は金属のみ。今どきのガス圧式とは構造がかなり異なります。よって、全く参考にならない人が殆どでしょう。そう、ニッチな世界であることを、ご容赦下さい。まずは工具。これは市販のままでは使えない物が殆ど。なので実際には工具作りから始めなくてはいけません。マイナスネジの溝に合わせるためにド...

  • 猟での珍事

    猟期を前に、あれやこれやと振り返り、気合を入れ直している今日この頃。今までの様々な出来事が思い出されます。中でも辛かった記憶は、いつまでも鮮明に残っているものです。(以下、写真は全てイメージです)その大半はシカによるトラブル。猪犬がシカを起こしてしまい、追いたおしてしまったが故の事件・事故。ハッキリ言って、もう懲り懲りのまっぴら御免。シカは執拗に追われると開けた場所に逃げようとするため、厄介なので...

  • 怒りの掃討作戦

    「ムムム、許さん!」で・・・・・「パチ~ン!」手の平に押しつぶされて、分子レベルの厚さにまでペッチャンコになったアカイエカ。そして、それを取り囲むように広がる染みた血。愛しき猟犬たちの血です。そんなアカイエカが1匹や2匹ではない。20匹ほどやっつけた中の半分くらいは有罪。何をやっとるんだね!ワンコ用の蚊取り線香よ。しかし、これを焚いていないと、この何倍も蚊が飛び回っている。やはり蚊取り線香は有効な...

  • 罠猟師に学ぶ

    私は罠猟を行っていません。しかし家には、括り罠の道具や工具の一式がなぜか・・・今までに亡くなられた先輩猟師方からの引き揚げ品なのですが。また有害鳥獣捕獲と管理捕獲では、隊長から依頼をされているため、罠の見回りだけ行っています。よって、やっている事にはならないのでしょう。今後も罠猟を自らが行うことは暫らく無いと思います。だけど、どうでしょう・・・・・かれこれ5年くらいは、プロやそれに準ずる罠猟師の方...

  • 夏シカのローストベニソン

    今日は一週間熟成させたシカ肉を使ってローストビーフならぬ「ローストベニソン」を作ってみることにしました。それにしても夏のニホンジカの肉は脂が乗りがスゴイ。熟成させる前に脂をトリミングしてしまったため、画像のモモ肉からはそれは分かりませんが・・・元は表面にビッチリと脂が付いていました。シカの脂はイノシシとは違って、食べ過ぎるとお腹が・・・の人も。また余分な水分を取り除くためにも、脂を取り除いてしまっ...

  • 丘の上の猪犬王子様

    「おおぉぉぉ...すんばらしぃ~🎵」喫茶店マスターSさんのご自宅に伺い、猪犬レン君を拝見させて頂いての第一声。今日はSさんのお店で昼食を頂いてから、レン君に会いに行きました。まずは腹ごしらえ。なぜかカツ丼を食べたい衝動に駆られて注文。うっほ~🎵 食べだしたら・・・なんと! カツが2段!食べ切れるかなぁ・・・猟期前ダイエット中だし・・・ちょっと洋風テイストなお味に思わず「旨い!」箸が止まらん!5分で食...

  • 発信責任とエセ猟師

    日記のつもりで始めたブログですが、ジャンルの性格上、誤った発信には気を付けるようにしています。何でもシッカリとやり込み、立証してからでないと「エセ猟師」との誹りを受けてしまうでしょうから。私事ではありますが・・・当時、狩猟を始めるにあたっては、様々な情報を得るためにパソコンに齧りつく毎日でした。その中で憧れたのは大物猟。単独忍び猟や流し猟、そして猟犬を使役した猟。確か、10名以上の猟師さんのブログ...

  • 三つの名前を持つ猟犬

    猟犬は、時に「あだ名」を付けられてしまうことがあります。ちゃんとした本名があるのに。あだ名は、その猟犬の猟芸や容姿由来のことが多いようです。今までに、そんなあだ名を色々と耳にしてきました。「酔っぱらい」・・・左右にフラフラとしながらイノシシを捜索するから。「十割」・・・毎回確実にイノシシを獲らせてくれるから。「金の掛かる犬」・・・ケガが多く治療費に何十万円も掛かっているから。なんか酷い。「アナグマ...

  • ガンコ猟師は嫌われる?

    どうも年を取って来ると、よろしくない。今まで「まぁ、いいか」で済ませていたことが、収められない。決して不寛容という訳ではないけれど、放っておけなくなってきたのです。若い頃は、そんなことは全然なかったのに。将来は「ガンコ爺さん」なんて呼ばれそうな気配がプンプンしてきたな。思い起こすと・・・・・これまでに、どれだけ多くのダメ猟師たちに注意をしてきたことか。あっ、失礼。「ダメ猟師」なんて書くこと自体がい...

  • 「師匠」を得ることの大切さ

    ブログ村のおかげで知り合うことの出来た二人の有志。狩猟と真っ直ぐに向き合っているお二人を見ていると、私も気合を入れ直さずにはいられません。そんな有志が、こんなに近い地域で頑張っていたとは・・・その時の会話は、とても実りのあるものでした。また、有志のお一人である女性ハンターさんの狩猟知識と技術の高さにはビックリ!大物猟を始めて1年。 経験した猟期は1猟期。とてもそうとは思えないレベルに感心するしかな...

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