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2020/01/16

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  • ワルナスビ(悪茄子)

    あちこちで見かけるこの花は「ワルナスビ(悪茄子)」という名前でナスにそっくりな花。名前からしてすごくワルそうで、害があるような花という気がします。なぜ?何が悪いんだろう?全体にあるトゲかな?それとも何か他のこと?この花の名付け親は牧野富太郎博士、今話題の人。博士がこの花を庭に植えたらはびこりすぎて手に負えなくなってしまったし、全体に『ソラニン』と『サポニン』といった有毒物質を含んでいるから、「ワルナスビ」と名前を付けたようです。よほど注意して触らないと、葉にも茎にもトゲだらけ。この花は白、薄紫、少し濃い紫とあります。中でも白と薄紫、それぞれの色だけの群落や2種類が混在している群落をあちこちで見かけます。だからそれほど珍しいものだとは思わないのですが、ワルナスビの品種で特に純白の花をつけるものには「シロバナ...ワルナスビ(悪茄子)

  • カバキコマチグモ(樺黄小町蜘蛛)

    花ではなくて虫の、それも蜘蛛のことです。蜘蛛の画像があります。嫌いな人はスルーしてください。川沿いの遊歩道を歩いていた時に、ちょっと変な形の葉っぱが目に付きました。ススキのような長い葉っぱの途中が丸まっていたのです。このように1枚の葉っぱの途中が丸くなって中に何か入っているようでした。そのような葉っぱがあちこちに見られたのです。そうなると中に何が入っているのか、見たくなってしまいますよね。葉っぱを引っぱって、平らにしてみました。そうしたら何と、中から出てきたのが黄色っぽいクモと卵でした。葉っぱの中に巣を作っていたようです。虫には全く興味が無いのですが、見たり触ったりするのは平気です。それで、珍しいと思い調べてみました。驚きました!!このクモは毒グモだったのです。(触らなくて良かった)---カバキコマチグモ...カバキコマチグモ(樺黄小町蜘蛛)

  • サポナリア

    道路に面した空き地のフェンス沿いに咲いていた花です。葉っぱはナデシコやストックなどのようで、ピンク色の花がゴチャゴチャと固まっていました。数枚写真を撮ったまま名前も分からなかったので、そのままになっていました。数日後に小さな公園に行ったら、同じ花が咲いていたのです。その花には名札があり、『サポナリア・別名シャボンソウ・ナデシコ科』となっていました。公園にあったのは八重咲と一重咲の2種類でした。名前が分かれば調べるのはもう簡単でした。サポナリアには数種類あり、この品種は「サポナリア・オフィシナリス」です。サポナリアの語源はラテン語で石鹸を意味する『sapo(サポ)』から来ていて、葉を手で揉むと泡立つので、石鹸の代用品だったようなのです。それで別名が「シャボンソウ」になったのですね。また、ハーブとしても利用さ...サポナリア

  • ドクダミの花

    今頃の時期は白い花が目立ちますね。クチナシ、テイカカズラ、ガウラなどがあちこちで咲いています。同じ白い花の中に、厄介者扱いとされるドクダミもあります。先日も友人が「庭のドクダミを引っこ抜くのが大変」などと言っていました。でもせっかくきれいに咲いているのだから、あんまり厄介者扱いにしないで、花をじっくりと見てください。とっても面白いですから。ドクダミの花をよ~く見ると・・・白い4枚の花弁のようなものがありますが、これは『総苞』で、花びらではありません。花序の下につく苞の4つが大きく白く見えているのです。中心にある穂が小さな花の集まり(花序)になっています。そして、一つ一つの花のつくりは、白くて先端が3つに分かれているのが雌しべ、黄色い丸いものが雄しべの葯(花粉が入っている袋)です。この小さな花が中心にたくさ...ドクダミの花

  • トリトマ

    何となく南国を思わせるような花、「トリトマ」が咲いていました。この花、ずっと昔から「トリトマ」と言っていたけれど、今ではこれが流通名になるようです。それじゃ本当の名前は何?ということで調べてみました。和名では『シャグマユリ(赤熊百合)』、英名では『トーチリリー(Torchlily)』でした。なぜ名前が変わったのかというと、この花はかつてはユリ科でした。それが現在ではツルボラン科に変更になり、科名の変更と同時に属名もトリトマ属から現在はシャグマユリ属に変わったようなのです。ちなみにシャグマとは牛に似た動物のヤクの毛を赤く染めたもので、そのふさふさとした毛は兜や獅子舞に使う獅子の頭などの装飾に利用されていました。他にも黒く染めた黒熊(こぐま)、白く染めた白熊(はぐま)などもあるようです。でも、ヤクって昔は日本...トリトマ

  • ジャンボニンニク

    畑の中にネギ坊主のような花が咲いていました。ちょうど居合わせた人に聞いたところ、「ジャンボニンニク」だと教えてくれました。ネギの仲間の花はみんな似ていますね。先端に薄い皮の帽子(苞)をかぶり、それが剥がれると中から小さな花がたくさん現われてきます。最初に見た時、いくつかの花の下に何やら白いものがぶら下がっていました。どこかから葉っぱでも飛んできてくっついているのかなと思ったのですが、それが帽子の一部が剥がれた残骸だったのです。このように花の下に薄い膜がくっついていました。これは帽子が半分だけ取れ、中から花が半分顔を出しているところです。[収穫されたジャンボニンニク]ジャンボニンニクの特徴は何といってもその大きさです。通常のニンニクの約5~10倍にもなる大きなサイズのニンニクで、中くらいのタマネギと同じくら...ジャンボニンニク

  • アメリカオニアザミ(亜米利加鬼薊)

    「アメリカオニアザミ(亜米利加鬼薊)」、名前からしてすごいですね。でも、名前だけでなく実際にすごいのです。何がすごいって?それは『トゲ』と『繁殖力』です。「アメリカオニアザミ」はアザミの一種ですが、外来種です。日本には存在していなかったのですが、アメリカから輸入した牧草や雑穀の種子と一緒に入ってきたらしく、この名前になりました。でも、実際にはアメリカ原産ではなく、ヨーロッパの植物だったようなのです。だから別名では「セイヨウオニアザミ」とも言われています。繁殖力がものすごく高いようで、あちこちで見かけます。見かけどおりに生命力も強いのか、アスファルトの隙間などからも出ているのを見たこともあります。在来種の代表的なアザミ2種類世界中には300種以上のアザミがあり、日本にも150種類ほどがあるらしく、その大部分...アメリカオニアザミ(亜米利加鬼薊)

  • クララ

    何気なく見ていた韓国ドラマ『チャングムの誓い』に「クララ」という言葉が出てきてビックリしました。このドラマの中で薬草の話があった時のことでした。「クララ」は根の部分が生薬として用いられているので話の中に出てきたのでした。韓国語でも「クララ」と言うのかな?などと思ったのですが考えてみたら見ていたのは日本語訳版でした。今だったら「クララ」が咲いているかもと思い、以前に見つけたことがあった場所に行ってみました。やっぱり咲いていました。クララ~♪、アルプスの少女を思い浮かべる可愛い名前なのですが、それに似合わず素朴で地味な花です。実はこの名前、根に苦みがあるから「苦辣(くらら)」、食べると目が眩んでしまうから「眩草(くららくさ)」というところから付いたようなのです。立派な日本語なんですね。カタカナで書くから勘違い...クララ

  • アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)

    「アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)」が咲いていました。この花も園芸種として日本に持ち込まれたものが野生化した帰化植物です。あちこちで目にするようになりましたね。可愛くて優しい花のように見えるのですけど、結構たくましいようです。この花は昼間は閉じていて夕方になったら開花するからと、別名では「ユウゲショウ(夕化粧)」という名前になっています。でも、その名前も今ではふさわしくないような気もします。この花は朝から夕方までいつも開いていて、閉じているのを見たことがありません。帰化植物として定着していく課程で変化してしまったのかもしれません。そして、この花とは別に、同じ「ユウゲショウ」という名前の花がもう一つあります。それは『オシロイバナ』です。[オシロイバナ(ユウゲショウ)]オシロイバナも花は夕方に開くので、和名...アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)

  • トキワツユクサ(常盤露草)

    林の中のちょっと薄暗くなったところに「トキワツユクサ(常盤露草)」の群落を見つけました。姿が「ツユクサ」ににて常緑だから「トキワツユクサ(常盤露草)」という名前になったようです。でも、よく見ると花は全く違っていました。「トキワツユクサ」は白い花びらが3枚、全体に三角形のようになっています。その中央には白い花糸がたくさんあり、先端が黄色い葯のついた6本の雄しべと1本の雌しべがあります。花だけ見ると『ムラサキツユクサの白花』と似ていて、葉は『ツユクサ』に似ているのです。きっと、両方を合わせたのでしょうね。トキワツユクサは観賞用に持ち込まれたものが野生化したらしく、現在では外来種として駆除の対象となっているようなのです。他の外来種と同じように、あまりにも繁殖力が強くて、在来種を脅かしてしまって生態系が変わってし...トキワツユクサ(常盤露草)

  • ダンギク(段菊)

    「ダンギク(段菊)」が咲いていました。名前から連想すると、段々になったキクの花?、と思いますが、これがまた全く違うんです。ダンギクはシソ科なので、花は他のシソ科の植物と同じ形です。唇形の花で、花弁から長い雄しべと雌しべが出ています。葉っぱもシソに似ていますね。この花は元々は野草でした。海に近い場所の岩場や草原などに咲いていたものだったのです。でも、今ではもう自然のものは減少してしまい、レッドデータブック入りになっています。だから、今回見つけたものはもちろん栽培種で、鉢植えになっていたものです。株も小さく、花もあまり付いていません。これだと名前の『段』のイメージがつかめません。そこで、去年別の場所で撮った画像を貼ります。去年の秋に見つけた立派なダンギクです。『段』が分かります。小さな青紫の花が集まって花穂に...ダンギク(段菊)

  • パクチー(コリアンダー)

    ウォーキング中、空き地で群生していた白い花を見つけました。近寄ってみると『オルレア』にそっくりな花。でも葉っぱが違っていました。触ってみたら何と、変な臭いがしたのです。これは「パクチー」に違いない。パクチーは「カメムシの臭い」がすると言われていますよね。真っ白なオルレアの花に比べるとちょっとくすんだ色の花。それにしてもこの葉っぱがパクチーじゃないのはなぜ、と思い群生の中をかき分けてみたら1株には数種類の形をした葉っぱが付いていました。株の上の方の葉株の下の方にあった葉根元近くにあった葉この葉っぱを見たら正にパクチー。どうして葉っぱが数種類あるのかをあちこちのサイトで調べた結果・・・①成長すると葉っぱが広がる(料理などに使用するパクチーの葉)②成長途中では細い葉っぱ③花が咲く時期にはすべての栄養分を花に注い...パクチー(コリアンダー)

  • チェリーセージ

    ウォーキングしているとあちこちで「チェリーセージ」を見かけます。花が赤だけのもの、白だけのもの、紅白のものとさまざまです。花を見ればすぐにサルビアの仲間だとわかりますね。サルビアの仲間の多くは「○○セージ」という名前になっているので、今までずっとこの花の名前はチェリーセージだとばかり思っていました。ところがこれは正式な名前ではなかったようなのです。「チェリーセージ」はサルビア・ミクロフィラやサルビア・グレッギー、この2種類を交配したサルビア・ヤメンシスなどの総称のことなのですって(゚ロ゚)ウォーキング中に見つけたチェリーセージが本当に種類が違うのかどうか確認してみました。大元の「サルビア・ミクロフィラ」と「サルビア・グレッギー」の2種類を判別する一番手っ取り早い方法として、花を縦に裂いた時、ミクロフィラは...チェリーセージ

  • クサノオウ(草の王・瘡の王)

    4月の終わり頃からずっと黄色い花を次々と咲かせていた「クサノオウ」です。1ヶ月後には3~4cmで棒状のさやがたくさんできていました。クサノオウはちょっと変わった子孫の残し方をします。さやの中にのタネは熟すと黒くなり、そこに『エライオソーム』という白い脂肪の塊が付きます。この「エライオソーム」はアリの大好物です。さやが弾けてこぼれたタネをアリが巣に運ぶのです。その結果、今ある場所とは別の場所でクサノオウが新しく芽を出し、増えていきます。茎や葉をちぎると悪臭のある黄色の有毒な汁が出ます。この汁は皮膚に触れると炎症を起こすらしいのですが、それも見方を変えれば薬となり、逆に皮膚病薬としても古くから知られているようです。「毒と薬は紙一重」と言われている、そのままですね。クサノオウ=『草の王』、『瘡(くさ)の王』、『...クサノオウ(草の王・瘡の王)

  • ジギタリス

    小さな公園に「ジギタリス」が咲いていました。ジギタリスは背が高く、見映えも良いので洋風の庭などでは好まれてよく利用されています。まとめて植えられていると豪華で立派、存在感抜群なのだけど、ちょっと近寄りがたいような感じがします。ベル状の花の内側の斑点模様がちょっとグロテスクに見えるのでそう思うのかもしれません。この斑点は園芸用語で『ブロッチ』と言うのだそうです。ブロッチは花などに現れる丸形や楕円形などの模様のことを指す言葉ということで、パンジーやポピー、ガザニアなどにもありますね。人によってはブロッチが味があって好きという人もいるようですけれど、私はどうも苦手です。同じように考えている人もいるのか、最近のジギタリスはブロッチがない品種も出てきているようです。まだ見たことはありませんが・・・学名:Digita...ジギタリス

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