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認知症・介護・デイサービス https://h78.hatenablog.com

認知症デイサービス所長が書く、介護や認知症のブログ。

認知症の人が楽しみながら活躍できる社会の実現を目指し日々奮闘中!

h78
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住所
埼玉県
出身
盛岡市
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2020/01/09

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  • 認知症の人の会話

    長生きの秘訣は、くよくよしないこと。 そして、年齢を気にしないことと言われています。 当デイサービスの最高齢者は99歳の女性です。 なんと99歳の方が二人いるのです。 しかも誕生日は、一日違い。 この二人、自宅も近いために送迎車両は同じです。 車の中で、二人ならんでいると「おばあちゃんは何歳になる?」と会話が始まります。 「87歳」と一人が答えると、もう一人は「私はもう少し若いねぇー」と返します。 この話が何度も繰り返されますが、どちらも何だか楽しそう。 二人の100歳まで半年。 盛大に祝いたいのですが二人とも、自分の中では100歳にはなっていない・・ さぁーどうしましょーか?

  • 認知症保険

    認知症に対する意識は、年々高まっています。 認知症700万人時代と言われていたのですが、最近は1000万人に達するとも言われています。 MCI(軽度認知症)にも対応しているのは、心強いです。 備えあれば憂いなし。

  • 懐かしのドーナツ

    🍩ドーナツ なんか響きがいいですね。 昔は、自宅でドーナツを作った方が多いと聞きました。 そこで、ホットケーキミックスを使用してのドーナツ作りです。 こねて、丸めて油で揚げます。 出来上がったドーナツにチョコレートや砂糖をかけて完成。 揚げたての美味しそうなこと😋 そして、食べ終わり「おかわりありますよ」と声を掛けると、女性達がさっーと手を上げておかわりを要求するのです。 なんだか可愛いですね。

  • 認知症当事者講演会

    時々、認知症当事者と登壇することがある。 若年性認知症の方。 講演会を開始した約2年前は、話せていたことが徐々に話せなくなってきた。 しかし、認知症になってから、始めたオカリナ演奏で会場は大いに盛り上がる♪ 話せなくても、オカリナが声のように皆に届き、本人も生き生きする。 出来なくなったことを見るのではなく、今のそのまんまを受け入れることが大切なんだよな・・・ と改めて感じた。

  • コロナウイルス対策

    コロナウイルスの影響から、デイサービスの一時的休業の話も出ています。 流行前に購入したマスクが数十箱あるため、助かっていますが、このまま終息しないと不安ですね😖 さて、手洗いやうがい、消毒以外に外部からの人の出入りを極力制限しています。 そのため、認知症カフェ等の行事もも中止しました。 また、職員も不要な外出を控えるよう伝えたところです。 早く収まってほしいのですが、なによりこのような難局だからこそ力を合わせて進んでいきたいと思います。

  • 朝のお迎え

    今朝、元学校の先生宅にお迎えに行きました。 「今日は行きたくないな~」と言う先生。 「皆が待ってますよ」と応えると 「子どもいるのか?」と急に元気になるのです。 実際に、子どもはいません。 時に私が「昔お世話になりました」と成長した、昔の生徒役になることでも満足してくれるのです。 役者になり、先生の心の世界に入らせてもらいます。 私の世界では事実と違うのでしょうが、先生の世界では事実なのです。 先生の世界でいいのではないでしょうか?

  • 認知症の人が望む町

    「認知症になっても安心できる町」など、国は様々な施策を打ち出しています。 さて、認知症本人にとっては、どのような町が望ましいのでしょうか? 認知症の人に対して、何でも支援してくれる町がいいのでしょうか? 確かに、ある意味では優しい町かもしれませんが、認知症の人といえども、自分でできることは自分でしたいのです。 そうではないはずです。 認知症の人が活躍できる町。 認知症の人がこれまでの生活を継続できる町。 ☆認知症の人が働ける ☆認知症の人がボランティアできる ☆認知症の人がこれまでしていた趣味や好きなことを継続できる そんな町が増えることを望みます‼

  • 認知症当と向きあうあなたへ

    認知症当事者向けのハンドブック。 当事者が読みやすく、共に読めるハンドブックです。

  • 佐藤雅彦 さんの作品集 希望の世界

    若年性認知症と診断され、自身の体験や想いを本や講演会で伝えている佐藤雅彦さん。 趣味で始めた、美術が書籍として発売されました。 ダイナミックで迷いのない作品です‼ 私も何度かお会いしましたが、楽しく、魅力的な方です。

  • BS1 大切な記憶は何ですか

    BS1スペシャル 「大切な記憶は何ですか?~アルツハイマーと戦う~」 再放送 2020年2月23日(日) 午前10時00分(110分) https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/3115809/ 見応えあります。

  • 河津桜

    「今年も桜が見れた」と嬉しそうに話す女性。 感嘆の声を上げる皆さん。 毎年、桜の花を見るたびに、一年が始まった気がするのです。 今年はずいぶん早いですが。

  • 幻覚

    幻覚とは、見えないものが見える幻視、聞こえないものが聴こえる幻聴などのことである。 高齢の女性。 「昨日、布団を盗まれた。隣は警察なのに、すごい悪いのがいる」と興奮して言うのです。 ここで私が「そんなことあるわけない。隣に警察などない」と否定し続けたら、この方は、さらに不安になります。 とにかく、その方の話を聞き「そうなんですね。大変でしたね」と否定も肯定もしないで、その方の気持ちを汲むのです。 話を聞いているうちに、だんだんと穏やかになってきます。 穏やかになれば、私の話も聞いてくれるようになります。 氷が溶けるように、少しずつ、他の話をしていると、たいがいの興奮していた幻覚症状はおさまって…

  • 家族から教えてもらった書籍

    ある家族の方と話をしていたら、小林正観さんの本を勧められました。 さっそく図書館に行き「きくあの実践」という本と「そわかの法則」を借りてきて読んでみた。 「きくあ」とは、競わない・比べない・争わない。 「そわか」とは、掃除・笑い・感謝。 私にとって、心のどこかで大切にしなくてはと思っていたことばかりだからこそ、すんなりと入ってきました。 人と比べるから、感情の浮き沈みがある。 掃除と笑いと感謝は、デイサービスで日々大切にしなくてはいけないこと。 本当にありがたい本との出会いでした。

  • 認知症介護者家族

    これまで、約15年間、認知症家族との関わりの中、思い出に残っている家族の顔、やりとりが脳裏に浮かびます。 昨日、入院した方の家族が挨拶に来てくれました。 お世話になったとの挨拶でしたが、徘徊と弄便、昼夜逆転等、自宅では、入院するまで本当に大変だったのです。 自宅では限界と思い、施設や病院を探したのですが、なかなか見つかりませんでした。 確かにデイサービスでも大変な面はあったものの、たくさんの笑顔とユーモアを見せてくれた方でした。 そんな話の中「困った時はいつでも相談してくださいと様々な機関の人たちが言うけど、本当に困ったことがあって相談してもどうにもならないのよね」と言う言葉が印象的でした。 …

  • 認知症ソフトボールチームの夢

    年始の挨拶で、若年性認知症女性が「青空の日は、身体を動かしたい」という一言からソフトボールチームを作ることになり、早くも1ヶ月が経過しました。 週に1~2回の練習ですが、少しずつ形になってきました。 ミーティングをしていると、様々な話が出てきます。 「ユニフォーム作るの?」 「練習相手いるの?」・・・ そんな中、「プロ野球選手に会いたい」「プロ野球選手と練習試合出来ないか?」といった夢のような話まで出てきます。 こんな夢のような話が出てくることが人生を生き生きと、楽しくさせてくれるのではないでしょうか。 来週のミーティングで、誰に来てほしいか聞いてみたいと思います。 地元の西武ライオンズの選手…

  • 認知症という生き方

    昨日は、若年性認知症の方の自宅に行ってきた。 「認知症になった時はがく然とし、落ち込んで夜も眠れなかった。だけど今、仲間も増え、バンドを組み本当に楽しい」とのこと。 家族は、「出来ないことも増えてきたけど、認知症になってからのほうが生き生きとしている。認知症になり、約5年間、風邪も引かずに体調も良好」と言っている。 認知症にならないための施策が、叫ばれている。 もちろん、認知症に限らず病気になりたくない。 しかし、認知症になってから、楽しく生きられている人がいることを知ってほしい。 この方は、認知症の気持ちを様々な場所で伝えていきたいと言っている。 今年も講演会やコンサート、そしてユーチューブ…

  • デイサービスで大切な二つのこと

    デイサービスで大切なことはたくさんあります。 あいさつ、笑顔、コミュニケーション、介護技術、気持ちに寄り添う等・・・・ 上げたら切りがないです。 私は、この仕事を始めるとき、尊敬する方から「最初と最後が大切」と言われたのを今でも思い出し、大切にしています。 最初とは、朝です。 最後とは、帰り際です。 あなたは私にとって「大切な人」という気持ちで、朝は挨拶するよう心がけています。 そして、帰りは「今日あなたに会えてよかった。また会いたい」という気持ちで接し、挨拶するよう心がけています。 認知症の人=忘れる人という感覚でいると、いい加減にな対応になります。 認知症の人にとってモヤモヤした気持ちで始…

  • 人気のおやつ

    当デイサービスでの、人気のおやつを発表します。 ①たい焼き ②手作りホットケーキ ③どら焼き ④誕生会ケーキ ⑤焼き芋 ⑥手作りババロア(ゼリー) ※夏の人気は、スイカとかき氷 皆さん、毎日のおやつが楽しみで、あっという間に平らげます。 昨日は、誕生会でした。 誕生者が『チョコレートケーキ食べたい』と言うので、プリンが上にのったチョコレートケーキを購入。 普段、話をしない方が朝から終わりまでご機嫌😃 ケーキを食べているときの幸せな顔🍀 こちらが嬉しくなります。 その人にとっての年に一度の特別な日、主役になれる一日だったのです。 そして、おやつは皆をハッピーにしてくれますね‼

  • 便を壁に塗りたくる

    弄便(ろうべん)。 便をもてあそぶと書きますが、まさに字の通り、便を手に取り、洋服やあらゆるところに塗りたくるのです。 介護者家族にとっては、手に負えない行為です。 これには、原因があります。 オムツの中に便をしたら気持ち悪いから、自身の手で取るのです。 手に便がつくと、これもまた気持ち悪いから洋服や壁に塗りたくるのです。 当デイサービスでも、今まで数名の方にこのような行為がありました。 排泄のリズムをつかみ、出来るだけ、トイレに座り、気持ちよく排泄してもらうことを基本としています。 ※言うは易しなのですが・・ 自身の母が同じ状態になったとき、弄便行為があるからと、縛られるなどの抑制行為をして…

  • 余暇時間のYoutube

    当デイサービスの昼食後の余暇時間。 談笑、歌唱そしてTV観賞。 ここ最近は、Youtubeを観ることが増えています。 美空ひばり、鶴田浩二、藤山一浪、都はるみ、少し若い世代にはピンクレディーや沢田研二の懐かしの曲。 そして、ドリフターズの8時だよ全員集合は大人気です。 単純で分かりやすいのがいいのです。 また、動物好きには、犬や猫のかわいい動画も人気です。 共に笑い、共に楽しみ、余暇時間もあっという間に過ぎていくのです。

  • 認知症の人が働くとは(2)

    認知症の人が働くとは? 東京町田市にdays.BLGというデイサービスがあります。 認知症の人が洗車や野菜販売、広報紙の配達等、自身で選択して働くことができます。 代表の前田さんは、国に何度も交渉し、デイサービスで利用者さんが賃金を得られる仕組みを作ったすごい人。 私も数年前にBLGに行き、見学、体験をしてきました。 何よりも、メンバー(利用者)の皆さんが、生き生きとしています。 そして、地域の中で活躍できているのです。 一般的に、デイサービスで利用者が働く(お手伝い?)とき、施設のタオルをたたむ。 送迎車の洗車をするなどをしがちです。 これも、いいのですが、何かが違うと感じるのです。 この違…

  • 認知症の人が働くとは?(1)

    認知症になっても働き続けたい。 特に若くして認知症を発症した人たちにとって「働きたい」という思いが強い。 私の経験から、大企業で認知症になった人達は、定年まで勤める上げることができています。 ○金銭的余裕 ○人材的余裕 ○人を大切にする倫理的な考え方 やはり大企業は、強いと感じます。 一方、中小企業、零細企業の多くは、病気の人は手のかかる人。 雇用継続は大変・・・ 企業にとってはマイナスと感じると、どうやって辞めてもらうかばかり考えてしまいます。 ※もちろん、このような会社ばかりではありません。 病気の人を雇用し続けることで、他の社員にとっては「このような状態になっても働き続けることができる」…

  • ケアマネは変更できます

    ケアマネジャー(介護支援専門員)は、変えることができます。 知識は抜群だけど、口調が乱暴。 なんか相性が合わない。 そんなとき、本音で語ることができませんよね。 同事業所の違うケアマネだけでなく、他事業所のケアマネに変えることもできます。 よほどのトラブルでもない限り、なかなか言いずらいとは思います。 しかし、本当に変えたいと思った時、地元の地域包括支援センター、役場の担当課や今使っているサービス(ヘルパーやデイサービス等)事業所の職員に相談してみてください。 よい介護を行うための重要な役割を担うケアマネとは互いに気持ちよく、やり取りしたいですね。

  • 元上司が認知症に

    上司といっても90歳を越えた男性である。 当法人の会長として活躍していた私の尊敬する方。 話しは上手く、書道を教えられるほどの字を書き、認知症になっても穏やかでユーモアもある。 大の酒好きで「病気になっても飲みたい」という程、毎晩の晩酌はかかせない。 初めて会った17年前は、優しさの中にも凄みがあり、近寄れなかったのを覚えています。 「物忘れが進んだ」と笑いながら、当デイサービスに通所開始。 デイサービスで楽しく、時には自宅に招かれお酒を酌み交わしたものの、一人暮らしが危険との判断から、数年前、息子さん宅に行くことになりました。 今では、年に1~2回自宅に遊びに行きます。 今でも変わらず毎晩の…

  • 介護民俗学へようこそ!(2)

    誰もが持っている「思い出の味」。 しかし、思い出の味を聞かれて、すぐに答えられる人は少いのかもしれません。 登場する清子さんのいなり寿司。 子供の頃の思い出。 近所に、いなり寿司を配ってお駄賃をもらった思い出。 たくさんの胸につまっている思い出を、言葉に出せる場所が「すまいるほーむ」なのでしょう。 そして聞き書きの力なのだと思います。 このいなり寿司を皆で食べ、共有することがどれだけその人に力を与えるのか想像できます。 デイサービスに見学に来た息子には、弁当にして持ち帰ってもらうんだと張りきっているお母さんとしての気持ちと情景が伝わってきます。 想いを形にしてくれる、こんなデイサービスなら、自…

  • 介護民俗学へようこそ!(1)

    六車由実さん著書。 六車さんは、日本の民俗学を研究し、サントリー学芸賞受賞。 大学の准教授から一転介護の世界へ入った普通ではない、すごい人です。 静岡県のデイサービス「すまいるほーむ」での利用者さんとのやりとり。介護現場で実践している「聞き書き」の様子が綴られています。 私にとって、この本は、教科書のようです。 利用者さんは、話したい。そして、聞いた話を、聞いただけでは終わらせないのです。 想いを形にするのが六車さん。 例えば、「思い出の味の再現」。 利用者さんの思い出に残っているお母さんの味。子どもに作ってあげた献立。 そんな思い出の味を全員で再現し、食べるのです。 美味しいはずです。 続く…

  • 故郷

    認知症カフェでは、必ず「故郷」を歌います🎶 昨日のカフェ終了後、介護者家族90代女性の方が「人間、最後は、故郷に帰るのね。だから故郷を歌うと涙が出るのよ」と言っていた。 埼玉に住み、約60年。 これから故郷の長崎に住むことはないのでしょうが、心は故郷を思っているのです。 「今度、ペコロスの母に会いにいくを観ましょう。舞台は長崎ですよ」と言うと、映画に出てくる長崎を是非見たいと嬉しそうな顔で、涙を流していました。 楽しみな仕事が、また一つできました。

  • 介護士の絵と言葉

    介護士であり、アートワーカー 「高橋恵子さん」をご存知でしょうか? 介護士として、利用者の言葉やスタッフの言葉を絵と言葉にしています。 昨年の展覧会の時に、いただいた絵はがき。 「もうある ここにある 今ある幸せをもっと深く感じるために ここにいる」 と書かれています。 まさに絵を描く詩人です。 facebookにて「高橋恵子」で検索すると、過去の作品も見ることができます。 心が疲れた時に癒される絵と言葉。 とにかく、優しさとやわらかさが大好きです。

  • 二度目のプロポーズ

    はじめてのプロポーズは、奥さんが20歳になったばかりの頃「夫は熱烈アタックしてきて・・・」と嬉しそうに話してくれました。 年月が経ち、2回目のプロポーズ。 照れながら「僕と一緒になってください」と言ってくれたそうです。 もちろん、OK。 「認知症が進行し、普段は、介護に手のかかる夫と思っていたのですが、思いがけない嬉しいサプライズでした」とのこと。 忘れることは、取りようによってはマイナスだけではないのかもしれません。 認知症専門医の第一人者である、長谷川先生の言葉「不安や恐怖を軽くするために認知症にしてくれたのかもしれない。神様からの贈り物」という言葉が頭をよぎります。

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