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海外オヤジの読書ノート https://lifewithbooks.hateblo.jp/

40代、全く出世しない窓際おじさんが、成長し生き抜くために読書をします。その読書録。最近、生き抜くより息抜く読書が多めです。2014年から海外で生活しています。因みに奥さんは外人。

仕事術、健康(サラリーマンとして)、思想、歴史、陰謀論(趣味用)、教育、金融(家庭の維持用)などの本を読んでいきます。今年は老後の生き方の模索とキリスト教がテーマ

海外オヤジ
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東南アジア
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東京都
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2019/12/13

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  • 山をめぐる心理描写と、連作の妙 『山女日記』湊かなえ

    皆さん、こんにちは。 やっと引っ越しの目途がつき、来週には引っ越しです。 それにしても子供たちが日本に戻り、今や同居するのは夫婦のみ。子どもの着なくなった服、昔の学校の道具、果ては就学前後のおもちゃなどが出てくると時代が経ったことを実感します。 でも借家住まいは相変わらず。 過ぎ去りし過去に一抹の寂しさを抱きつつ、新しい住居へ引っ越しします。 はじめに 湊かなえ氏2014年の作品。 登山・トレッキングがテーマの連作による小説。登山中に描かれる、やるせない思い、伝えられない想い、後悔・追想が描かれます。 登山、友、恋人、回想 登山というと、ちょっとハードル高い印象です。 私もトレッキング?くらい…

  • シエナの奥底に流れる異教的文化 『シエナ 夢見るゴシック都市』池上俊一

    皆さん、こんにちは。 最近、家内の就職活動を手伝っています。 「子供は日本だし、一日中家にいるのは暇。日本語もあなたとの会話だけでどんどん下手になる。日本語を使う仕事がしたい、でも忙しすぎる仕事はいや、そして有休が多い会社、できればWork from Homeができるところが良い」とのこと。 奥さま、注文が多いです。 で、履歴書の作成、英文履歴書も私が作り、数社にCVを投げてみました。 妻が幸せなら、何も言うまい。そういう思いでしぶしぶ活動しております笑 50代の主婦は果たして就職できるでしょうか。 はじめに 東大名誉教授でヨーロッパ中世史がご専門の池上俊一氏によるシエナ本。 シエナの魅力を歴…

  • 面白い!でも読後にしんみりと考えてしまう作品 『フーガはユーガ』伊坂幸太郎

    皆さん、こんにちは。 懸案の来月の引っ越しに先んじての室内塗装。これがやっとこさ終わりました。掃除を含めて計三日かかりました。もう、体がバキバキです。 老後、というか子どもたちが片付いたら、日本に帰る予定ではあります。が、住む家がないので地方都市の中古マンションを購入することを将来的に計画しています。その場合は室内塗装を自分でやる自信がすこーしだけつきました。家内は「は?10年後におんなじことやったら死んじゃう!業者!業者!」とのたまう。。。お金貯めないと。 そういえば、ブックオフでブラックフライデーセールなるものを発見。眠れぬ夜に夜な夜な中古本をポチリました。在庫が少ないのが難点です。作品の…

  • キレイゴト、誰が語るかで伝わりが異なるか!? 旧約聖書 箴言 『聖書 新共同訳』

    皆さんこんにちは。 今度の12月に引っ越しをします。 値段交渉はハードネゴシエイターの家内の役割で、家賃を約7,000円程下げることに成功しました。その代わり、部屋の塗装はこちらもちという事で話をつけました。 「こちらもち」といっても、我々が手配し業者に支払うというわけではありません。我々が我々自身の手でやります・・・。 ということで週末は20L入りのペンキボトル、ローラーや刷毛を購入し、ペンキ塗り。とてもじゃないけど全然終わらず、今週は二日有休をとって土日を入れ、計四日間で終わらせる予定です。 もう腰や足が悲鳴をあげています・・・笑 というか、意外にキレイで出来るのでなかなか楽しい、というの…

  • 茶道を通して、自分を受け入れる・空気を感じる 『日日是好日』森下典子

    皆さん、こんにちは。 突然ですが、皆さん眠れていますか? 私は若い時から夜型・睡眠不足気味という生活で、ベッドに入ると瞬殺、週末ともあろうものなら翌日午前10時、正午、ひどい時には16時頃に目覚めるということもありました。 ところが、ところが。 40代も終盤に差し掛かった今、眠れない・寝付けない、という日がしばしば起きるようになりました。 疲れていない?あるかもしれません。窓際だし。運動していない?これもあり得る。でも週に二回くらいはジョギングをするようにはしています。食事や刺激物とか?こちらに来てから酒はほとんど飲まず、食事の夜の8時までには終わる感じ。 一言でいうと、小学生のような生活なの…

  • 良き人の気持ちが「縁」と奇蹟を呼び起こす 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』東野圭吾

    皆さん、こんにちは。 そういえば、トランプ氏が大統領になりましたね。 突然ですが皆さん、投資はどうされますか? 私は金融機関で勤務していることもあり個別株への投資は許可制なので面倒でやりません(アジア株なんて分かりませんが)。ただ、日本を出るまでたまった確定拠出年金が150万円分くらいありました。全て外国株投信に突っ込んでいたら米国株高と円安と相まってあれよあれよと400万越え(10年かかりました)。 その間追加拠出なくこのパフォーマンスですので、毎月拠出されている方は資産効果で財布のひもが緩んでいるのではないでしょうか。 ただこれからはちょっと分かりませんね。 私は一旦ポートフォリオ整理をし…

  • ユーモラスも「読ませる」ソマリア記。民族と国際社会 『謎の独立国家ソマリランド』高野秀行

    皆さん、こんにちは。 近頃感想を書くのが遅れています。 本は読むには読むのですが、形に残すのが面倒で。。。 ほぼ他人を意識せず、時に自分で見返しても、良く分からないこともあるレビューなのに。それでも面倒くさい。 以前、三行だけの書評ブログ、みたいなのを見ましたが、私も字数制限をもうけるかどうか悩みます。15分で考えて10分で書き上げる。5分で誤字チェック。そういう書き方ができないものかなあ。 はじめに 早稲田大学探検部出身のノンフィクション作家、高野秀行氏。 作品群のタイトルを拝見していると系統としては「世界ふしぎ発見」「ウルルン滞在記」的な体当たり潜入系の取材記録が多いという印象。 本作は2…

  • かつてのマネーロンダリング・租税回避の仕組み 『SECRECY WORLD』JAKE BERNSTEIN

    皆さん、こんにちは。 そういえば、来月12月に引っ越しをします。今の居所ですが、四年間のテナーで契約しましたが、それが切れようとしています。大家が金にうるさいひとで、もろもろ揉めたこともあり別のところへ移ります。 因みに、この部屋、当初6.3万/月で契約しましたが、こちら版Suumoみたいなやつで大家が掲示しているのをみると9.8万/月でありました。 物価上昇か、大家の腹黒さか。いずれにせよ、反りが合わない彼ときれいにお別れしたいので、多少の出費は我慢して、粛々と引っ越しをしたく思います。 ちなみに引っ越しがあるので最近本の購入を控えています。早く引っ越しして本が買いたい! はじめに 米国ジャ…

  • 女子高生らが一人称で語る、事件への顛末と真相 『蛇行する川のほとり』恩田陸

    皆さん、こんにちは。 そういえば、この11月でこちらの会社でお世話になって10年経ちました。 思えば色々ありました。会計課には嫌われ「あいつはアホで英語も喋れないからもう話したくない」と上司にチクられたり、午前2時まで必死こいてエクセルの関数のミスを探したり、初めは大変でした。 そうこうするうちに、息子は日本へ帰り、娘も日本に戻り、いつの間にか妻との二人暮らしに。まあ年を取ったという事でもあります。 そうそう、会社から15000円程度の慰労金が出るそうです。ちょっとケチだよねえ。いや、あるだけましか? はじめに 1992年にデビューした恩田陸氏による作品。文芸誌に分割掲載されたのち、2004年…

  • 賛歌よりもその詠唱の方法が気になる 旧約聖書 詩編 『聖書 新共同訳』

    皆さんこんにちは。 最近ビデオをとっています。誰を?というか、自分のです。 どんだけ自分が好きなんだよ?ってお思いかもしれませんが、単純に英語のスピーチの練習です。 日本を出て10年、スピーチクラブに入って8年くらい、その間何十とスピーチをこなし、多少は日本語英語のアクセントも取れたかな、speech crutch(アーとかエーとか)も大分減ったかなと。 でもこうしてビデオをとると全然だめですね。クセのある喋り方をしています。恥ずかしい。 曲がりなりにも英語を使って仕事をしています。せめてシンプルで明瞭な(発音も言葉遣いも)喋りを日英両方でしたいと思います。 はじめに 詩編はその名の通り、全て…

  • 起伏に富むストーリ展開。世界史との交差も 『ねじまき鳥クロニクル』村上春樹

    皆さんこんにちは。 あっという間に一年も残すところあと二月となりました。会社では、ついこの前上期(1H)の自己評価を終えたばかりですが、個人的に勝手にやっているYear Resolution(1月初めの12月終わり)はまだまだ積み残しがあります。 こちらもきちんと取り組みたいなあと思う今日この頃です。 はじめに 村上春樹氏による1994-1995に発表された長編小説。 私が読んだのは文庫版三分冊で、夫々、第一部 泥棒カササギ編、第二部 予言する鳥編、 第三部 鳥刺し男編と名付けられています。 村上作品の典型 村上春樹氏の再読シリーズをここのところ毎月続けています。 これまで村上作品のイメージと…

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