投資、資産運用を中心になるべく分かりやすく語ります。米国株、ETF、投資信託などの金融資産と金、不動産などの実物資産の両方を扱います。
レイダリオの分析に見るアフターコロナに適した新興国投資先は?
コロナショックにおけるバリュー投資について分析しています。 私個人としてはバリュー投資の方が取り組みがいがあって面白いとは感じています。 ただバリュー投資のノウハウを学習して以降「最適な購入タイミング」がなかなかないなと思ったらコロナショックで株価がガツンと暴落。 良し!買い時だ!!と思ったらそれは一瞬で過ぎてしまったということである程度トライできたものの、物足りない状況ではあります。 ただこれは米国株に関してのお話です。 米国以外のマーケットはまだ株価の上昇が追いついていない状況です。それは ・日本や欧州は元々停滞・低迷が続いており伸び悩んでいた ・新興国もドル安の影響などアメリカに頭を押さ…
www.enjoy-investment.net 以前に書いたこちらの記事でコロナショックがあったにも関わらずバリュー投資は厳しい状況に置かれている理由について解説しました。 そもそも米国株は ・全体的に株高傾向であり ・価格が安いものは価値が伴っていないものが多い ということで良い企業を適切な価格で買うのが難しい状況であるとまとめました。 では米国株以外はどうなのでしょうか? www.bloomberg.co.jp ここで気になってくるのが ・日本株 と ・新興国株 です。新興国は別途考察します。今回は日本株です。 日本株はバブル期と比較されることもあり、長らく不遇の時代が続いていました。 …
5月以降 ・第二波 と ・二番底 という言葉を耳にするようになってきました。 第二波はコロナ感染者数の波です。コロナ問題が起きた2,3月以降感染者数は爆発的に増加していましたが、ロックダウンや外出自粛などの抑制策によって感染者数は頭打ちになり減少傾向になってきました。ここまでが1サイクルです。 感染者数が収まると今度は経済への影響の方が大きくなってきます。 (感染学、政治的な観点はここでは語りません) 経済への影響が大きくなると今度は人々の不満の方向が「制限がかかっていること自体」に移っていきます。 このため今度は自粛→開放へと舵を切ることになりますが、こうなると人々の交流や接触が盛んになるた…
【次の10年に向けた資産作り】ゴールドとビットコインに積立投資
www.bloomberg.co.jp ヘッジファンドマネージャーであるポール・チューダー・ジョーンズ氏のコメントです。 現在コロナショック対策として大量の資金が市場に流れ込んでいます。 これは ・現金の価値の希釈化 ・金利の低下 ・金利が低下することによる債券価格の上昇 ・現在の債券価格が上昇していることで将来の債券価値毀損 という状態を生み出しています。 このため ・現金貯蓄 ・(低金利の)債券購入 は資産運用としての有用性を失っています。 結果として現在は ・株式価格の上昇 ・金(ゴールド)の価格上昇 ・仮想通貨の価格上昇 を招いています。 金と仮想通貨は以前は全く相関性がないと言われて…
ゆるっと投資マガジン第2弾〜アフターコロナを生き抜くための株式投資術〜
note.com ゆるっと投資マガジンの第2弾完成しました。 今回は「株式投資」にフォーカスしています。 www.enjoy-investment.net ベースとなっているのはこちらの記事です。 アフターコロナの世界で強みを発揮する銘柄をインデックス運用にプラスαすることで資産拡大ペースを加速させることを狙いとしています。 当然ながら個別株は資産減少リスクもあるため、今回の記事は投資経験があり、選択によって資産が増減することが分かっている方向けです。 投資を始めたばかりの方は note.com こちらをオススメします。市販本より安価な値段で資産形成法を学べます。 第2弾のアフターコロナを生き…
【投資診断士レビュー】TVCMで紹介されている投資信託を評価する
prtimes.jp このCMをご覧になった方はいますでしょうか。投資に興味がある方や投資を始めている方は気になったかもしれません。 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね というアクティブファンドの投資信託です。 今回は投資信託を購入する際の見極めポイントを紹介しながら、おおぶねシリーズの投資信託を評価したいと思います。 まずこの投資信託は「アクティブ」ファンドであると書きましたのでそこから解説します。 主に株式をターゲットにしている投資信託は ・インデックスファンド と ・アクティブファンド に分けられます。 インデックスファンドは「市場平均」を目指すことを目標としています。市場平…
【個別株投資】自分の得意なジャンル、好きなジャンルで勝負する
投資における心構えの話です。 個別株の場合、主要なセクターは11あります。 ・生活必需品 ・ヘルスケア ・公益 ・情報技術 ・資本財 ・エネルギー ・通信サービス ・一般消費財 ・金融 ・素材 ・不動産 の11です。 大別すると ・景気が良くて金利が低い時:金融、不動産、情報技術 ・景気が良くて金利が高い時:資本財、一般消費財、素材 ・景気が悪くて金利が低い時:生活費需品、ヘルスケア、公益、通信サービス ・景気が悪くて金利が高い時:エネルギー に強みを発揮するセクターがあり、4つのカテゴリ全てに配分した方が良いとされています。 ただセクター配分を意識した個別株投資は難点があります。 それは「自…
www.cnbc.com 今回の記事の元ネタです。 アメリカを代表する投資家、ジムクレイマーがコロナショック後の混乱の中で投資するべき銘柄をラインナップしたものです。それをMad Covid-19 Indexと称しています。 姿勢としては「現状〜今後の勝ち組・コロナショックを経ても価値が損なわれていないものに投資する」というものです。勝ち馬に素直に乗っかるという考え方です。今はこれで良いのだと思います。 いわば「私の考える最強ポートフォリオ」的なやつです。 私が投資診断士としてもし何かしらのファンドを立ち上げるという話があったら(まず絶対にないですが)この銘柄群を作ったらどうかという仮説話です…
www.nikkei.com この方の場合、限界と言われてからが本領発揮すると思います。 かつてはITバブル期にIT銘柄に投資しなかったことが批判を呼びましたが、結果的にITバブル崩壊を回避したことで評価は反転しました。 そしてウォーレン・バフェットに再び逆風が吹いています。 ・航空株の全売却 ・銀行株の一部売却(ゴールドマン・サックス、USBバンコープ) ・さらにバークシャー・ハサウェイの株価低迷 です。 二番底をつけそうな勢いで下がっています。 バフェットの構成銘柄は ・航空株 ・銀行株 という現状厳しい業種が主要構成銘柄である一方で、本業含めてコロナショックで需要が伸びているところがない…
www.enjoy-investment.net 以前に書いた勝ち組・負け組に関する記事を補足する記事です。 www.nikkei.com ウォーレン・バフェットは航空株だけでなく、ポートフォリオの主力である銀行株の整理を始めました。 一連の株式売却に関する考察は別のところで行います。 銀行株は以前に書いた「足を引っ張る業種」に入っています。これはマイナス金利か?と言われているほど銀行の収益の源泉である「金利」の大幅な低下、コロナショックによる貸し出しリスクの増加など銀行にとっては向かい風の状況が続きます。 さらに経済政策が前例のない規模で行われていることから「副作用」を懸念する声もあります。…
【資産作り投資】つみたてNISAは信託報酬0.01%未満の商品に絞れば良い理由
iDeCoに続いてまたしても断定的な感じにしてみました。 つみたてNISAを始める方、商品選びに迷ったら 「信託報酬0.01%未満」の商品から選びましょう。 <つみたてNISAとは?> www.fsa.go.jp 概要はこちらをご覧ください。 ポイントは ・最長20年間積立した分の利益は非課税 ・1年間に40万円まで(1ヶ月約3万円程度)購入に対して非課税 ・購入できる対象商品が限定される 一番はやはり購入できる商品が限られるという点です。ノーロードで毎月配当型ではない投資信託に限定されます。円建ての商品のみですし、債券や金、REITをターゲットとした商品はありません。 債券や金にも投資したい…
【資産作り投資】iDeCoをやるのであれば全世界株式一択で良い理由
あえての断言です。 投資診断士として投資について分析する際は、極力断言は避けます。 「絶対にやってはいけないこと」「避けないと危険なもの」は断言しますが、それ以外は可能性を示唆するところまでを基本として踏み込みは避けます。 これは投資は「不確実性に対してお金を投じること」という側面があり、不確実だからこそ断言は避けた方が良いという思いがあるからです。また受け止める側の事情はそれぞれなので「最終的には見た側が判断すること」という部分があるからです。 でもiDeCoのポートフォリオに関しては断言して良いと思います。 <まず商品について> iDeCoで扱う商品は証券会社ごとに異なりますが、大半は「全…
5月に入り ・中国、韓国は規制緩和→感染者の第二波?と思われるニュースもちらほら ・欧米は外出規制緩和、コロナ対策より経済対策を優先する傾向に ・南米、アフリカなど新興国のコロナ感染者が増加傾向 という状況です。アジア→欧米→新興国の順番で感染拡大→外出規制など強固な対策→経済影響が出始める→規制緩和の流れが起きています。日本はやや独自のペースで進行していますね。 ただ気になっているのは規制緩和の「その先」です。先行している中国・韓国ではコロナ感染の第二波が懸念され始めています。 外出規制がかかっている状態だと人々の行動が抑制されます。規制が緩和されると抑制状態から「一気に」解放されます。解放…
www.enjoy-investment.net こちらの記事でNASDAQが好調である点について触れました。 QQQ(インベスコQQQトラストシリーズ)の価格動向です。 NASDAQと同様にコロナショック前の状態に戻り、再度最高値を伺うところまで来ています。 QQQは www.enjoy-investment.net こちらで触れましたが、かなり「ハイテク銘柄」に偏っている攻めのETFです。 「ハイテク」というとどことなく危なっかしい印象を持つ方も多いと思います。「ハイテクは暴落する」「ハイテクはボラティリティが激しい」などです。 2019年最も伸びたセクターは「テクノロジー」でした。10年…
www.enjoy-investment.net 昨日の記事の続きです。 コロナショックによって下落した分の巻き返しであったり、この先不安定な状況の中でも少しはキャッシュを得たいと考える人はコロナ関連銘柄に着目することになりますが、それは「さっと買ってさっと引く」方が良いとも書きました。 今回はその続きです。コロナ関連銘柄の値上がり益を期待するのは短期的投資です。長期的スパンでコロナによる特需・収益の向上が続くとは考えにくいです(例外がありますが、それは後述します)。 このため、例えば ・ワクチン開発をリードしてる企業の株を買う ・内需が高まっているから食品メーカーの株を買う ・Zoom使って…
5月に入り、株価の動向が分かりにくいようで分かりやすくなってきました。 全体感を持ってみると何故株価が好調なのかが分からなくなります。 ・失業率はどの国も過去最悪 ・景気の指標は「戦後最悪」「過去最悪」という言葉が飛び交っています ・企業の倒産のニュースが出てきている などネガティブな材料が次々に出ています。 また決算結果が予想よりも悪かったところ、1-3月は何とか数字を出せたものの「先行きが全く見通せないのでガイダンス(来期目標)は出せない」とコメントしている企業も多いです。 投資をしている人がどこまで先行きを楽観視しているか、不安視しているかは分からないですが現状は「アフターコロナ」を折り…
バンガード社は投資家に向けて様々なメッセージを発信しています。 これは自社商品の宣伝の狙いもあると思いますが、投資家が守るべき心構えや押さえるべきポイントなどを分かりやすく説明してくれています。 とはいえ投資スタートアップ段階の方にとってはまだ分かりにくい部分も多いかと思います。そこで今回はバンガード社がリリースした「成功する投資家になるためのバンガードの4つの基本原則」について投資スタートアップ段階の方に向けて解説します。 https://www.vanguardjapan.co.jp/docs/Vanguard-Investment-Principles-for-Japanese-inve…
投資において重要なのは「ポートフォリオ作り(資産配分)」です。 株式、債券、金、コモディティにどの程度配分するか。 ここで鍵を握るのは「リスク許容度」です。 リスクの字義的解釈である「変動幅」をどの程度受け入れるかの割合ですが、リスク許容度は客観視できるような指標や材料があるわけではなく、主観に基づく部分です。なのでパッと数字に示したり、その内容を元にこういった資産配分にするという明確な答えがないというのが実情です。 なのでリスクを多く取り過ぎるケースが多いとされています。主観に基づくため、状況を楽観視・過小評価しやすいからです。 今回は投資をこれから始める方向けにある程度客観的に分かりやすい…
www.nikkei.com www.asahi.com headlines.yahoo.co.jp いずれもネガティブなニュースです。いよいよ名の通った企業の経営状況に影響が出てきました。 www.bloomberg.co.jp さらに非製造業の景況指数が50を下回りました。ただこちらは「まあそうだよね」という反応なんだと思います。悪いなりに市場予想を上回っていますし、現状はサービス業を中心にロックダウンした状態で景気の良し悪しで評価できないというのが大半の反応なんだと思います。 ポイントはここからだと思います。間も無く欧米では経済活動再開に向けた取り組みが始まります。人の動き・経済の動きが…
【投資診断士考察】一括投資とドルコスト平均法〜どちらが良いかを考える
現金について考察すると必ずぶつかるのが ・投資資金を一気に投入する方が良い(一括投資) のか ・段階的に毎月コツコツ投入する方が良い(ドルコスト平均法) のか という悩みです。 一括投資とドルコスト平均法は集中投資・分散投資と同様、しばしば議論の対象になります。今回は一括投資とドルコスト平均法どちらが良いのかについて考察します。 <最初に結論> 全ての現金を「投資する」or「 一部残しておく」で考えるのではなく「生活防衛資金」と「現金」で分けて考えるのと同様、一括orドルコストではなく「一括」と「ドルコスト平均法」の両方をうまく組み合わせて活用するというのが私の意見です。 「一括」と「ドルコス…
www.nikkei.com www.bk.mufg.jp 例え億単位の円預金を何年預けても利息はたったの0.002%になってしまいました。 100万円を1年預けても20円(しかも「税引き前」) 1億円を1年預けても2,000円(しかも「税引き前」) しか利息を得ることができません。 しかも「価値」は保存してくれません。今の100万円と10年後の100万円は同じ価値とは限りません。 www.enjoy-investment.net こちらで触れた通りです。 投資は不安だからとりあえず定期預金で貯めておこうと思ってもほとんど増やすことができません。タンス預金と大差ないレベルです。 headlin…
ゆるっと投資は ・資産作り ・投資 ・経済情報、経済ニュース をメインに旬の情報や投資をある程度実践している人(以前に資産総額1000万を狙っている人をターゲットにしていると書きました)に向けて書いているブログです。 ブログとは別に特別に伝えたいことを「ゆるっと投資マガジン」としてnoteにまとめることにしました。 私は投資診断士の資格を持っています。投資診断士は投資商品やポートフォリオに関するアドバイスを専門としている資格です。その資格を活かして主に「投資スタートアップ」に役立つ情報をお伝えします。 第1弾は「生涯困らない資産形成法」の紹介です。 非常にオーソドックスな方法ですが、正しく実践…
RDS.Bが大幅減配〜個別株で配当金生活を狙うなら気をつけたいこと〜
www.cnbc.com 高配当株投資を行っている方にとっては大きなニュースだと思います。 RDS.B(ロイヤル・ダッチ・シェル)が66%の配当引き下げ(減配)することを発表しました。記事のタイトルにある「第二次世界大戦以降初」という言葉に重みを感じます。 RDS.Bはこれまで減配せず高配当を維持してきました。欧州最大のエネルギー企業という点もあり高配当銘柄を志向するからなら誰しも購入を検討している。そう言っても過言ではないと思います。 株価は下がっています。 元々コロナショック、原油暴落という逆風が吹いていたエネルギーセクター。とりわけ石油会社はかなり厳しい状況に置かれていましたが、減配はさ…
コロナ問題はあらゆる業種に影響をもたらしています。 特に ・人が関連する業種(飲食、スポーツなど) ・移動が関連する業種(交通・航空など) ・観光、旅行、宿泊関連 は相当な打撃を受けています。 以前に触れましたが、コロナ問題を明確に意識している段階なので決算の悪さや業績見通しが立たない点などはどんなに深刻なものであっても大抵は「想定内」で片付けられます。まあ仕方がないと。 現在の株高は各種指標や決算結果よりも市場に注ぎ込まれている資金の量の多さが支えている状況なのでネガティブな材料が反映されにくくなっているという点は考慮する必要があります。 今回は市場全体の株高よりも、個々の企業の話をします。…
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