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1件〜30件
初産なのだろう不安そうな眼差しで腹帯を差し出す奥さん少々退屈そうなご主人どうしたことか安産のご祈祷が今月二回目だこれといった取り柄のない寺なのに・・・衣に着替え、お堂に入る奥さんは正座、ご主人は胡坐だったが、慌てて正座にするのを見て「楽にしていて構いませんよ。罰ゲームではないですから」と言ったら渡りに船とばかりにご主人は胡坐に戻した密教で安産のご祈祷とは腹帯をお加持することだそして拝む仏様は烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)さんだ手洗い所の仏様でお馴染みであるこれを女性に話すと「うそー」「なんでー」となる当然である不浄な場所と安産が同じというのは、女性に失礼だと思うしかし医学というものが存在しない時代には不気味だったのかも知れないご祈祷を終え、振り向くとご主人は正座していた祈祷札を渡す奥さんからお札をお祀りする...安産
先月、蕎麦を収穫した晋山(着任)した年から休耕田を借りて、種蒔きから収穫まで一人で行っている・・・と言っても、種を蒔いて放置しているだけだ大晦日、除夜の鐘を突くために二十名ほどが訪れるその方々に年越しそばをお接待するからだそれに余った蕎麦粉は貴重な食糧にもなる脱穀は済ませた残るは風選と臼引きであるが、この風選だけは一人の婆さんにお願いするムシロを敷き、両の手で蕎麦を掬い、差し上げては落とすこれを繰り返し、風の力を借りてゴミやホコリ飛ばすのだが小衲(私)がやると、ちっとも風が吹いてくれないかと思えば突風が吹いて蕎麦まで吹き飛ばされてしまう心合いの風が吹かないのだしかし婆さんが「ヒュー」と風を呼ぶと子犬が一目散に駆け寄るように風が吹き、ゴミだけを吹き飛ばす祭祀をつかさどるかのような威厳婆さんではなく、媼である鳥達と...風選
来年の干支はネズミネズミの天敵はネコだが、ネコが干支に入っていないのには諸説あるネズミに騙されたとか、お釈迦様に呼ばれていたのに寝坊して遅れ顔を洗って出直せと叱られたからネコが顔を洗うようになったとか・・・しかしネコは日本の仏教に大変貢献している仏教とネコは同時に海を渡り日本へやって来た仏教経典をネズミから守るため遣唐使船に乗り込んだのだ日本に限らず世界中の船にネコは乗り込み、船荷をネズミから守ったのだ言わば、船乗りネコだこの船乗りネコが港、港で下船してネコが世界中に広まったらしいひょっとすると、フランスの港町などではシャンソンを聞きながら雄ネコと雌ネコの粋な別れということもあったのかも知れない船乗りネコは居なくなったが、現在でも船舶にはもやい綱にラットガードと呼ばれるネズミ除けが設置されているとかそうしてみる...干支
香風が微かに乗せてくる鰯の頭の相方、柊の花の香り鰯の臭いと柊の葉の刺で鬼を退散させる、節分でお馴染みのおまじないところが鰯を置き去りにして柊だけで、いつの間にか海を渡り、アメリカへ魔除けに植えられているというから愉快だアメリカでも魔物の目を突いているのだろうこの葉の刺は老木になるとしだいに減少し、ついには全くなくなるこうなると魔除けにはならないどうしてそうなるのか不思議だが、人間と同じで歳を重ねると角がとれて丸くなるということなのか・・・近くによると木犀のような香り高い花ひっそり、目立たぬ白い花柊木
先日、法事の席で極楽はあるのか、と聞かれ困ってしまった極楽について考えたこともないし、行ったことがないそれに行きたいとも思っていないのだ想像する極楽と言えば、お花畑に囲まれ、甘露のような小川が流れ住む人も善人ばかり、楽しく歌ったり、踊ったり、こんな感じかも知れないしかし毎日これでは退屈千万やりきれない地獄へ行きたいとも思わないが、もう少し苦労のある所へ行きたい例えば寒い北風の中、凍えながら歩いて家に着くそしてストーブの部屋に入ったら暖かいと感じるまたすれ違いも困難な狭い道路から広い道路に出るとホッとするこれが小さな極楽ではないかと思う何かを乗り越えてこそ味わうことが出来る極楽地理的な極楽ではない、心の極楽今宵は婆さんからもらった温泉の回数券で束の間の極楽へ行こうしかし原付バイクなので帰りは地獄極楽の後には地獄が...極楽
今日は成道会(じょうどうえ)、お釈迦様が菩提樹の下で悟りを開かれた日時に、お釈迦様三十五歳朝勤行とは別に一座修し、乳粥をお供えしてからいただいたスジャータという女性がお釈迦様に乳粥を差し出し、その後悟りを開かれたと言われているからだ※乳粥とは基本的に牛乳へお米を入れてトロトロになるまで煮込む料理※コーヒーに入れる褐色の恋人スジャータはこの女性の名前が由来どこで聞くのか知らないが、時折体験修行を希望する若者がやって来る体験修行と言えば写経、瞑想、滝行などが定番の内容で何かのキッカケになればそれで良いと思っているしかし何かあるから、何もないボロ寺に足を運ぶのだ彼等が求めていることは夫々で、それを十把一絡げには出来ないだから夫々に応じて出来る限りの内容を考えている場合によっては何もせず、お堂で昼寝ということもあれば般...若者
路傍の草や木が実をつけている中にははじけ始めた実もある仏様へのお供えは果物にお饅頭というのは良く見かけるこれを坊主言葉で木菓子と田菓子という木菓子とは木で実ったもの、即ち果物田菓子とは田で実ったもの、即ちお餅とか小麦+小豆=お饅頭となるからださて、そもそも地球上には木というものは存在せず、草が進化して木になったらしい草は発芽すると細胞を何倍にも膨らませると、すぐに枯れるしかし木は膨らみを抑制し、寿命を延ばそうとするまさに知恵を絞った進化だ草の実であるスイカやメロンは栄養を与えれば巨大に膨らむが木の実であるリンゴやブドウが大きさに限界があるのはこのためだとか・・・長生きするには抑制が必要なのかも知れない実に実りのない話だ・・・木の実・草の実
真言宗の各本山には嵯峨御流を始めとして華道の流派がある小衲はかじる程度、いや、香りを嗅ぐ程度で止めた枝を曲げたり、切ったりすることに抵抗を感じたからだ・・・というのは下手な言い訳で要はかざつなのだお供えの花は境内か近所の山からいただいて来る菊や百合が年中お供えされているのが、何となく不自然に思えるからだ販売されている花は綺麗で立派だが、この地で咲いている花をお供えするのが自然だと思う・・・というのは下手な言い訳で、貧乏なのだところで花の少ないこの時季にしては境内が花盛りだ返り花の珍珠梅、庭梅、百合、緋合歓、金鎖、連翹・・・返って来たくて、返って来たわけではないのだが・・・花が咲くには一定の条件が要るその条件を乱されたために咲かされているのだろう受け身の花にとって甚だ迷惑なだけなのかも知れないしかし生きることに命...乱花
境内の落葉が少しずつ減り始めた坊主になった頃、落葉はゴミだった舞い落ちる落葉に風情は感じていても、いざ作務となれば落葉を仕事の対象としてとらえていたからだしかしある時、子供達が落葉を拾っていた一枚一枚違う色の葉を面白がって拾う子供達が「きれい」と叫んでいたきけいなものをきれいと思う心がきれいなのだ何気ないものをきけいだと思う心がきれいなのだ美しいと思う気持ちが心を豊かに育てる落葉は人の心を豊かにしてくれる落葉をかき集めていると、その子供達に感謝したことを思い出したそして焚き火の香りが懐かしい香りと感じた、冬の夕暮れ・・・落葉
裏山の少しばかり暗い場所毎年、木枯らしが吹くころになるとこずえの先から花茎が伸びて、そこから白い灯りをともしたような花が咲く寒い季節に向かうというのに、その姿はたくましくもあり、たのもしくもある葉は常緑の落ち着きはらった感じで、天狗様の持ち物として誠にふさわしいしかしなぜ天狗様は扇子ではなく団扇を持っているのだろうかまた妙なことが気になった便利さから考えれば、舞ったり、唸ったりすることも出来る器用な扇子だろうそれに比べると強い風を起こすことは出来るが他に用途がない不器用な団扇どちらに軍配を上げるわけではないが、天狗の羽団扇との別名を持つ八ツ手の葉が魔を払ってくれるからだとか・・・因みに夏になると奈良の渋団扇を長い間使っている世間に媚びぬその姿が気に入っているからだ八ツ手
世界中におまじないというものはあります日本の厄年と似た風習は小衲が知る限り、オーストラリア大陸を除く四大陸にありますどこからか伝わったものでなく、それぞれの民族で独自に編み出されたものです風習や文化は異なっても「人」という共通した根っこがあるからかも知れません(厄年はおまじないで、寺や神社が便乗して祈祷を行っているものです)生活様式が多様化され、日本古来より伝わるおまじないだけでなく魔法も活用出来るのではないかと思っていますそこで今回はイギリスの魔法指南書に記されている魔法の中から三つをご紹介しますまずは心に迷いが生じた時は胸の上で指輪を三度回します指輪は小さな魔法の円なので、迷いや病が入ってくるのを防いでくれると伝わっていますお金に困らない魔法一日のうちで最初にもらったお釣りの硬貨に唾をつけて、三度ひっくり返...魔法
運び雨が降ってる、月曜日寒の入りには少し早いが寒九の雨になれば良いのだか・・・昨日、境内の子福桜の横にある長椅子で二十代半ばのお母さんが娘を膝に抱いて童話を読んで聞かせていたそれを子福桜がじっと見守っている子供が言葉を覚えるのに文法は必要ない糸を紡ぐように成長期の細胞に組み込まれてゆく喜怒哀楽の人間の感情も同じだろうしかし何かがおかしい徐々に人間の何かが変化している先日、「恥」について投稿している時に気づいたが昔は喜怒哀楽の四つの感情は有機的に絡み合っていたと思う喜びの裏に哀しみがあり、哀しみの裏には怒りがあったしかし今はどれもがバラバラに孤立して存在しているように思う刹那的に一つの感情だけが突出して表れているように思う理解不能な人間の行動には「無」という五つ目の感情が存在するのではないか或いは喜怒哀楽の中で「...子福桜
今日から師走となり、お正月の準備を考えられているご家庭もおありかと思います今日はおまじないではありませんがお正月について記させていただきます新年を迎えるにあたり、門松、鏡餅、しめ縄(しめ飾り)、お雑煮、おせちを準備されると思いますいやいや、全部は無理とおっしゃる方もいるでしょうこの準備は全て歳徳神さん(年神様)をお迎えするためのものです年末に大掃除を行い、しめ飾りで魔が入らぬように住まいを清浄な場にしますそして門松はお越しいただくための目印、鏡餅は依り代、おせちはお供えですまたおせちは釜土の神様(大黒天さん)にお休みいただくという意味もあります※おせちの数の子や田作りなどの料理の意味は全ておまじないですお雑煮は歳徳神さんから福をいただくためですこのように新年を迎えるとは、歳徳神さんを迎えるということです令和二年...元旦
五年前、シクラメンの鉢植えをいただいたそして境内で咲かせて下さいと言い残して帰っていった人がいた耳を疑った露地でシクラメンが咲いているのを見かけたことがなかったからだしかし調べてみると地植えでも栽培可能な原種シクラメンだったさっそく適切と思われる場所に植えてみたそれを見ていた婆さん達は「枯れる、枯れる」と声を枯らしての大合唱だった婆さん達の言う通りで、夏の暑さと湿気をどう乗り切るか悩んだしかし見守るだけにした原種の生命力にかけてみたかったのだそしてシクラメンは夏を乗り切り、晩秋に再び花をつけたそれから毎年、健気に花をつけてくれるシクラメンこぼれ種も育ち、家の庭に植えるため持ち帰る人もいる鉢植えのシクラメンも可愛いらしいが、この地に根をはった力強さと素朴さが好きであるシクラメン
九月の半ばだというのに針葉樹などが褐葉していたバイカル湖の墓参から二か月が過ぎた色彩豊かな紅葉も玲瓏だが、針葉樹の褐葉も妙妙たるものがあったお寺への目印として針葉樹のメタセコイアがそびえている一か所から動かない確かな存在だ誰が植えたのか、はたまた飛んできたのか謎だが、いつの間にか大きくなったらしい曙杉と言う和名があるので一本杉と呼んでいる人もいる春には新緑を楽しませ、夏には涼しい木陰を秋には褐葉、そして冬には枝を渡る北風が虎落笛を吹き鳴らす小衲にとって心の杉である曙杉の褐葉バイカル湖畔の褐葉9/20本日のバイカル湖は-19℃これでも周辺より暖かいらしいシベリア墓参につきましては以前の投稿をご覧ください一本杉
携帯電話を見ると、着信ありの表示が出ていたそして伝言メッセージも・・・メッセージを聞いた切迫した女性の声である何を言っているのか聞き取れなかったただ聞き憶えのある声だ一時間程すると携帯電話が鳴った番号を見ると先程の人だ電話に出ると「何考えてるの・・・」いきなり咎める口調だっただが確かに聞き憶えのある声「あたしはあんたを認めないわ、何よ傲慢な男が・・・」話の内容から相手が誰か割り出そうとした罵られる言葉の意味を自分の生活に結びつけようとした「何黙ってんだよ、あたしが本気じゃないと思ってんだろ・・・」「もし」いささかムッとして言った「誰に話してるのかな」沈黙が続く不意に声がした「もう一度言ってみろや、おかしな声出しやがって。ドス利かせてるつもりかよてめぇがどれくらい駄目な男かあたしはよく知ってんだ、あっちこっち触り...代表
白菊に霜が降る白い花びらの端から紫に染まる移菊(うつろいぎく)平安の世では随分と愛でられたらしい所謂、霜焼けってヤツだなのだが、そう言ってしまうと風情がない残菊とは言うが、末枯れ菊(うらがれぎく)、尽がれ菊(すがれぎく)というのもあるのかも知れない随分と昔に呼んだ小説なので作者もタイトルも忘れてしまったが実話をもとにした僧侶と女性の恋物語であった僧侶であるが故に恋はゆるされないが、どうしても自分の気持ちを伝えたいそこで僧侶は女性へ一輪の花を贈ったすると一輪の花が女性から届けられたそれから文の代わりに花を通わすこととなった二人花に言葉を託して送り、その意味を読み解く、そしてまた花に言葉を託す花の種類だけでなく、本数、長さ、蕾など、花の状態にも意味を持たせていたという儚くも切ない物語だった現在の花言葉は明治以降にも...移菊
先日は偽物のボランティアに怒ってしまったさぞかし毒が体中を駆け巡ったことだろう恥ずかしい限りだしかしこれでも若い頃と比べて人間の喜怒哀楽についての沸点が相当高くなったと思っているわずか十度ぐらいの熱で喜び、怒り、哀しみ、楽しんでいたことが五十度、六十度ぐらいにならないと感情が湧きたたなくなってしまった人間の感情の頂点に位置するのは「恥」だと思っている「恥」が人間の喜怒哀楽を制御しているのではないか別の表現をすれば人の成長度は「恥」の成長度が関係しているのかも知れない様々なことを経験して己の「恥」に気付く今、「恥」だと思うのは、自分の読むお経で何も感じないと言われることただ、それだけである恥
昼前、爺さんが一升瓶をぶら下げてやってきた「爺さん、芋が焼けるよ」「ふん、芋で酒が飲めるか」「焼けると言っただけで、誰もあげるとは言ってないよ」「まぁ、食べてやってもいい」爺さんとの会話はいつもこんなふうだったこの地で十四歳の時から六十年以上庭師をしている男だ濡れ縁に座って芋を片手に酒を飲み始めた座るとき、腰につけているらしい鈴が小さな音を立てたそれから紅葉を眺めながら一升瓶を半分程空けて帰っていった夕方になって爺さんの孫娘がやってきた、中学生だ「おじいちゃん何か言いませんでしたか」「機嫌がいいのか、悪いのかわからなかった」「そうですか、本当は淋しいんです」「なんで」「ユキが死んだから」一瞬、なんのことかわからなかった爺さんの古女房が亡くなったのは一年半程前で、導師を務めた「おばあちゃんが可愛がっていた猫。あた...鈴
皇帝たちが林立する天を目指し、青い空を射るように・・・皇帝と言えば、世紀の色男、秦の始皇帝が頭に浮かぶ桁違いではないかと疑ってしまうが側室は三千人もいたらしいそうなると、行き先に困るそこで牛車の牛が止まった所に行くと宣言したすると一人の側室が牛の好物である塩を玄関に盛ったこれが盛り塩の始まり時は流れ、運(客)を招くおまじないとして残ったありゃ、お題がまじないになってしまったまあいい・・・皇帝ダリア皇帝向日葵皇帝
境内の落葉が日増しに増えてきた掃除には多少の手間を費やすが、ありがたいことであるこれで焼き芋が出来るのだ落ち葉を集め、火を起こす不思議なもので煙というヤツは逃げれば、逃げたほうへ追いかけて来る風もないのに・・埋火に芋を放り込んで焼けるのを待っていたふいに、誰かの視線を感じたような気がした振り返ったそこには木瓜の花木瓜
精神科の医師になった姪っ子がいる年に一度行う「行」では断食、断水、不眠が述べ八日間続くその時、研究という名目で江戸から遥々やって来て毎日診察してくれるこのデタラメなおっちゃんを気遣ってくれる心優しき姪っ子である先日、電話で憑依の正体について意見交換をしていたその時、彼女から恐るべき事実を聞いた人が一度怒ると約六万個の白血球が破壊され、しかも毒と化すらしいのだ一時間も怒り続けるとその毒の量たるや八十人の人間を殺すことが出来るそうだ生きているのは臓器が解毒しているからだが、その負担はかなりのものらしいそして酔狂にも彼女は毒を採取して色を調べたすると感情により毒の色は異なり、怒りは鳶色、悲しみは灰色、悔しさは竹色だったという怖い話である「身体に毒」とは言うが感情によって自分の身体で毒が生成されていたのだ心の様相が感覚...毒
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