理科室の前を通ったらこんな言葉があった。 「人生で変えることができるのは自分と未来だけ」 野口英世の言葉らしい。人は自分よりも他人を変えたいと思うし、未来より過去を変えたいと願ってしまうからね。自分なら変えられるし、未来も変わるのに、そっちにはいかない。理科委員会の子が書いたのだろう。几帳面な字を見ていると、何だか小学生から諭されているような気になった。 この前見た是枝裕和監督の短編映画「ラストシーン」にも似たようなセリフがあったなあ。 「過去は変えられないの。変えられるのは未来だけ」 過去に自分がしたことについて考えることはありませんか? わたしはよくあります。あのときにこうしておけばよかっ…