小学生から高校生まで幅広く受け持っている東大卒家庭教師が、受験や勉強について役立つ情報を書いています。中学受験、高校受験、大学受験、守備範囲は全部です。使っている参考書レビューや教え方、受験時の心構え、塾についての評判などなど。
2024年9月
この記事の内容を音声で聞きたい方はこちらから。 voicy.jp 今回は国語の文章を読むのが遅い子への対策についてお話しします。 「テスト中に国語の時間が足りなくなる。これは読むのが遅いからだ。どうしたら読むのが速くなりますか?」というご相談はめちゃくちゃ多いです。 こういう状況の時に、まず冷静に検討してほしいのが、本当に読むのが遅くて時間が足りなくなっているのか、ということです。 僕の指導経験上、本当に読むのが遅くて時間が足りなくなっている子はあまりいませんでした。 問いを解くのに時間を使いすぎ、というケースが多かったです。読みの精度が甘いので、選択肢を選ぶのに時間がかかりすぎたり、抜き出し…
この記事の内容を音声で聞きたい方はこちらから。 voicy.jp 今回は四谷大塚の偏差値60を超える子の共通点について語りたいと思います。 四谷大塚の偏差値60を超える子と、そうでない子、例えば偏差値55くらいで止まってしまう子っていうのは、やっぱり少し違うな、という部分があります。もちろん、算数のセンスとか、記憶力とか、持って生まれた素質が優れていて偏差値60を超えるというケースもあるのですが、今回はもっと基本的な、勉強に対する姿勢の部分の違いをお話ししたいと思います。 以下、僕の指導経験から考えた共通点ですので、うちの子は偏差値60だけど、その共通点は持ってない!というのは全然あると思いま…
小6後期の勉強の優先順位 (通常授業、志望校別特訓、過去問など)
この記事の内容を音声で聞きたい方はこちらから。 voicy.jp 今回も、質問にお答えしたいと思います。 今回のご質問は小6後期の勉強の優先順位についてです。 それでは質問をお読みします。 「yokko先生 いつもためになる放送をありがとうございます。 スクマ!も活用させてもらっています。 6年生後期の勉強の優先度について質問です。 塾の宿題に始まり、毎週末のテストや志望校特訓、過去問や見直しなど、やることが多過ぎて何を優先したらよいのか頭を抱えています。 子供の成績や状況によって対応も変わるのかなと思いますが、先生のご意見をお聞きできたら嬉しいです。 ちなみに我が家は第一志望校まで偏差値が5…
通信教育を活用した中学受験で気をつけること(特に進学くらぶの話)
この記事の内容を音声で聞きたい方はこちらから。 voicy.jp 今回は、なんと初質問をいただいたので、そのお返事をしようかと思います。 質問を送っていただいた方、誠にありがとうございます。 ご質問は何日か前にいただいていたのですが、お返事が遅くなってすみません。ここ数日仕事が立て込んでいて、Voicyを録音する時間がありませんでした。 ということで、質問内容を読みます。 「現在小4息子が進学くらぶを利用して中学受験の勉強をしています。先生は今まで、進学くらぶを利用している生徒の家庭にかかわったことはありますでしょうか。進学くらぶをはじめ、通信を活用した中学受験において、気を付けた方がいいポイ…
この記事の内容を音声で聞きたい方はこちらから。 voicy.jp 今回は、両親ともに働いていて、伴走したくても十分に伴走できない!という方向けに、それでも一番大事なことはできますよ、という話をしたいと思います。 伴走の仕方って大きく3つあると思っています。それは、教えること、勉強環境を整えること、精神的支柱になること、です。 1つ目の教えることっていうのは、親が勉強内容を子供に教えるということです。これはなかなか難しいです。中学受験経験者や塾講師をやっている親ならできますが、普通なら難しい。親が中学受験経験者でも塾講師でもないけれど、塾のテキストでガッツリ勉強して子供に教えるという方もいて、す…
算数の典型題を、応用力を鍛えながらスピーディに身につけ、忘れづらくする方法
この記事の内容を音声で聞きたい方はこちらから。 voicy.jp 今日は、算数の典型題の取り組み方について、お話ししたいと思います。 典型題を芯から身につける重要性 典型題というのは、受験生の半分以上が知っているような頻出問題であり、解法も決まっていて、それを覚えていたらすぐに解けるような問題を指します。 算数の成績を伸ばすためには典型題を穴なく身につけ、そのうえで、典型題じゃない、思考力を試される問題から少しでも点を取れるように、思考力を鍛える訓練をする必要があります。 と言っても、典型題じゃない問題=思考力問題、で点数をとる必要のある人は、限られます。そうですね、算数で四谷大塚偏差値53、…
今回の記事の内容を音声で聞きたい方はこちらから。 voicy.jp 今回はちょっと軽めの話題です。 この前、久しぶりに大学時代の同級生と飲んで色々話しました。僕はもともと東大の工学部の化学生命工学科という、製薬系の学科にいたので、その夜集まった友達も製薬のバックグラウンドを持っていて、一人は東大卒業後に製薬企業に就職したあと、医学部再受験で医者になった人で、もう一人が東大を卒業したあと製薬企業に就職して今も変わらず、製薬企業に勤めている人でした。僕含めて合計3人集まったということです。そこで、「東大生って、勉強についてこういう傾向あるよな」ってことを思ったので、少しお話しします。 医学部の学士…
この記事の内容を音声で聞きたい方はこちらからどうぞ。 voicy.jp 今回は、中高一貫校で塾に通う必要はあるのか、について話していきたいと思います。 中学での通塾について 学校説明会に行くと、学校の先生が、「うちは塾は不要です、学校の勉強だけで難関校に合格できます」と説明されるのをよく聞くと思います。 実際に通塾率を教えてくれる学校も多いです。中学時にはほとんどの生徒が塾には通っていなくて、例えば通塾率10%、みたいな数字を出してくるところが多いと感じています。 僕がこの数字を聞いた時、「本当か〜?塾行っているのに、行ってないと嘘ついて答える生徒が結構いそう」とか、ちょっと歪んだ考えで聞いて…
この記事の内容を音声で聞きたい方はこちらからどうぞ。 voicy.jp もう9月になりましたね。そろそろ秋ですね。秋といえば読書の秋、ということで、今回は読書は国語の成績を上げるか、についてお話しします。 国語の成績が悪い子供に、親御様が読書しなさいと言う話、よく聞きますね。一方で、塾の先生や、家庭教師の先生の中には国語の成績を上げるために読書をしてもあまり効果がない、という先生もいらっしゃいます。 で、正解はどっちだ、という話ですが、僕は、国語の成績を上げるために読書するのは効果があると思っています。 これは捉え方の話だと思っていて、確かに、読書量を増やしたからといって急に国語の成績は上がっ…
この記事の内容を音声で聞きたい方はこちらから。 voicy.jp 今回は子供の自己肯定感はどうやってつくのか、について考えたいと思います。 最初にお断りしておきたいのですが、僕は勉強を教える専門家であって、子育ての専門家ではないので、自己肯定感のような子供の精神について、確固たる自信があるわけじゃないです。 ただ、勉強を教える中で、自己肯定感のようなものが強い子の方が心が折れにくいし、頑張らなきゃいけない時に踏ん張りがきく傾向にはあると思っていて、成績を上げるうえで重要なので、いつもほんのり意識していることではあります。 なので今回の話は、ディスカッションのようなものです。「僕はこういう考えで…
中学受験の過去問の取り組み方。解くべき回数、順序、直しの仕方など
この記事の内容を音声で聞きたい方はこちらから。 voicy.jp 今日は、過去問の取り組み方についてお話ししたいと思います。 過去問の取り組み方は先生によって、理想とするやり方が違うので、僕の方法は一例として聞いてください。 回数・順序 まずよく聞かれるのが、何回分をどういう順序で解いたらいいですかということです。これは第一志望を10回分、第二志望・第三志望をそれぞれ5回分、それ以下の志望度のものは基本1回(不安なら2回でも可)と答えています。 合計で20数回となりますが、9月から毎週1回分4科目をといて、12月、1月あたりは1週間に2回とか3回とか解くと考えると、このくらいの回数が限界なんで…
2024年9月
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