小学生から高校生まで幅広く受け持っている東大卒家庭教師が、受験や勉強について役立つ情報を書いています。中学受験、高校受験、大学受験、守備範囲は全部です。使っている参考書レビューや教え方、受験時の心構え、塾についての評判などなど。
国語の読解問題といえば記号問題ですね。記述で差がつくとは言われますが、学校によっては大半が記号問題で、記号問題でこそ差がつくという学校も多くあります。 消去法は最終手段 記号問題の解き方ですが、よく言われるのは、消去法で解け、と。一部でも間違っている部分があればその選択肢を選んではいけない、と。それは正しいことを言っていますが、ベストな方法ではないと考えています。 作問者は、私たちに間違い探しをさせたくて問題を作っているのでしょうか?消去法で解く人にとってはそのようにうつるかもしれません。 そのように解くのであれば、ウォーリーを探せとあまり変わらないように感じます。広大な文章の中から、選択肢が…
新しい生徒を受け持ったときに必ず確認することの一つが、忘却曲線、つまり記憶がどれぐらいの期間で消えてしまうか、です。 (この記事では、忘却曲線という単語を、よく取り上げられる「エビングハウスの忘却曲線」とは異なる意味で使っています。) 記憶を定着させるためには繰り返し覚えることが必要ということは、誰しもが知っていることではありますが、ではどの程度のスパンで繰り返すべきか、ということを知っている人は少ないように思います。 もちろんそれは個人個人で違うものです。この記事を読んでいる貴方は、貴方自身の忘却曲線を知っていますか? 効率良く暗記するためには、自分の記憶がどの程度の期間でどの程度減少するの…
「国語の読解問題は、まず文章を全部読むべきですか?」 と保護者の方に聞かれることが多いです。 まず文章を通しで読むべし 私の答えはYesです。 文章を全て読み、説明文であればテーマと主張とその主張の根拠を把握し、また、物語文であれば登場人物の心情推移を把握した上で問いにとりかかるのが基本です。 記号問題では、頭の中に大まかな流れが入っていれば即座に選んだり、切り捨てたりできる選択肢も多いです。 また、抜き出しや記述問題では、傍線部と同じ内容を言っている箇所が重大な手がかりとなることが多いですが、同じ内容を繰り返している箇所を何となく把握できているので、「そういえば別のところでも同じこと言ってた…
計算ミスで困っている生徒は多いです。中学受験でも、高校受験でも、大学受験でも、定期テストでも。 計算ミスの分類 計算ミスと呼ばれる事象にも色々ありますが、大きくは以下の4つになると思います。 自分の書いた数字の見間違い 問題の四則演算の記号や数字の見間違い 転記ミス 簡単な四則演算の間違い それぞれ軽く説明すると、 1は、自分の書いた数字が雑で、6を0と見間違えたり、3を5と見間違えたりするミス。 2は、問題には5-2と書いているのに、なぜか5+2をしてしまうような間違い。 3は、ひとかたまりの計算を終え、その結果を使って、続きの計算をするときに、先の計算結果を写し間違うミス。 4は、16+2…
家庭教師をしていると「国語の点数が取れないんです」という相談が結構多いです。 国語の点数が取れない原因は2つあって、 読むのが遅い 解き方のセオリーを知らない です。 この記事では、特に「1.読むのが遅い」ことを解決する方法を話したいと思います。 読むのが遅いことにも細かく原因があって、単純に読み慣れていない場合、読めない漢字が多い場合、語彙力が足りない場合などあります。 それらを一度に解決できる方法が、問題文を音読することです。 生徒に音読させると、読み慣れることに繋がるのはもちろん、読めない漢字や知らない語句も明らかになるので、逐一教えることができます。 だからと言って、単純に問題文の初め…
「ブログリーダー」を活用して、yokko家庭教師さんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。