米国東側の某都市に在住して早十数年。洋書を和書に近いスピードで読めるようになりたくて奮闘中。読書の感想、本の情報、読書を通して学んだ英語などを綴っています。
楽園のカンヴァス (新潮文庫)作者: 原田マハ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/06/27メディア: 文庫この商品を含むブログ (37件) を見る 好意と悪意、敬意と軽蔑。相反するふたつの感情が、背中合わせにその場にあることを、彼女は敏感に感じていました。若い芸術家の誰もが、アンリ・ルソーとの時間を心底楽しんでいました。と同時に、彼をからかい、馬鹿にし、面白がっている意地に悪い気配が、そこここにちらべめられていたのです。 [「楽園のカンヴァス」第七章 訪問一夜会 284ページより] 「本気であの人の女神になってやれよ。それであんたは、永遠を生きればいい」 不思議な言葉に、ヤドヴィガ…
Divergent (Divergent Trilogy, Book1) By Veronica Roth
"I like how you look. You're deadly smart. You're brave. And even though you found out Marcus..." His voice softens. "You aren't giving me that look. Like I'm a kicked puppy or something." Divergent (Divergent Trilogy, Book1) Chapter Twenty-six 『アメリカのアマゾンで最多レビュー数の小説』という記事内で宣言した通り、歴代レビュー数ランキング20位内の本を…
アメリカ図書館協会 READポスター 本を手にした有名人とひときわ目立つ大きな”READ”の文字。アメリカの図書館を訪れたことがあれば、そんなポスターが図書館のあちらこちらに飾ってあるのを見たことがあると思います。 特に、児童書コーナーからヤングアダルト(ティーンというべきか)のコーナーに多いですよね。
先日、The Girl on the Trainについての記事の中で「この小説をのレビュー数を超える小説を見たことがない」と書いた後で、気になっていろいろ調べてみました。 見つかりました、見つかりました! The Girl on the Trainを越えるレビュー数が!!
The Girl on the Train By Paula Hawkins
見て下さい、この画像を! 2019年5月8日現在のAmazon.comの本作のページです。 Amazon.comのThe Girl on the Trainのページ。すごいレビューの数!! レビューが58,235って!! 私は、これより多いレビュー数の本を観たことがありません。ハリー・ポッターの第一作だって、こうですよ↓ 出版年は、ハリポタの方が断然前なのに。
64(ロクヨン) 上 (文春文庫) 作者: 横山秀夫 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/02/06 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (36件) を見る 64(ロクヨン)(下) D県警シリーズ (文春文庫) 作者: 横山秀夫 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/02/06 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る <謝罪は?> 「まだです」 <匿名はやめると伝えましたか> 「ですから—」 <早く伝えろ! このウスノロ!> 三上は目を閉じた。脳が霞が関の高層ビル群を俯瞰した。 「わかりました」 言った直後、ぷつりと電話が切れた。 (文…
幽霊人命救助隊 (文春文庫) 作者: 高野和明 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2007/04/10 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 112回 この商品を含むブログ (69件) を見る 突然、「アジャパー」と古めかしいギャグが頭に浮かんで精神の統一を妨げた。これはいったいどういうことだ。自分が狙撃手に抜擢されたのは、射撃の腕のみならず、常に冷静沈着な資質が買われてのことだ。なのに、失敗が許されぬこの局面で、どうして「ゲバゲバ・ピー」などとナンセンスは文句が浮かんでしまうのか。「キビシィーッ!」と心の中で叫んで笑い出しそうになってしまった。 (「第四章「大車輪」439ページよ…
銀齢の果て (新潮文庫) 作者: 筒井康隆 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2008/07/29 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 42回 この商品を含むブログ (36件) を見る いつもの筒井康隆を貫いていて、中身はエログロ、スラップスティックSFなので、まじめで上品な人は間違っても読んではいけない。ちなみに私は、まったく問題無く読めてしまった。これでいいのか。
未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書) 作者: 河合雅司 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/06/14 メディア: 新書 この商品を含むブログ (23件) を見る 要するに、国家が滅びるには、銃弾一発すら不要なのである。「結婚するもしないも、子供を持つも持たないも、個人の自由だ」と語る人々が増え、子供が生まれなくなった社会の行き着く果てに待ちうけるのは、国家の消滅である。(「はじめに」9ページより抜粋) 第一部の「年表カレンダー」に対して、第二部の「日本を救う10の処方箋―次世代のために、いま取り組むこと」には、三分の一くらいの量しか割かれていないことか…
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