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ぜんそくとアトピーの子を持つ女医のブログ https://zensokumama.hatenablog.com/

家づくりがメイン、その他治療内容や日常生活で気をつけていることなど。同じようなぜんそく、アトピー の子を持つ方の参考になれば嬉しいです。

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2019/09/12

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  • ステロイド外用薬(塗り薬)の種類

    ※私は皮膚科医ではありません。以下は子どもの主治医の先生に教えて頂いたことと、日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018の一部をまとめたものです。ちなみに主治医の先生は私の同僚(大先輩?)で、小児科の中でもアレルギーを専門にされておられ、勉強熱心で経験豊富、しかも子どもが大好きな先生です。尊敬しています。アトピーの治療薬としてはステロイドの塗り薬とプロトピック(タクロリムス)があります。ステロイドの塗り薬は強さが5段階あります。強い順に1番強い(strongest):デルモベートなど2番目(very strong):アンテベート、フルメタ、マイザー、リンデロンDP、ネリゾナなど3…

  • 喘息は治るのか

    最初に結論を書くと、薬無しで発作が起きない状態(寛解)になることはあります。子どもの場合は7割くらいが思春期までに寛解すると言われています。大人でも寛解する方はいます。ただし寛解しても再発することはあります。どうなれば絶対再発しない(治癒)と言えるのかはまだ分かっていません。喘息はアレルギー体質(アトピー素因)と環境(≒アレルゲン。ほこり、タバコ、ペット、大気汚染など)の両方が影響しています。体質と環境がどの程度関わっているかは人によって異なるようです。残念ながらアレルギー体質を変える治療は確立されていません。最近、花粉症やアレルギー性鼻炎に対する減感作療法が広まりつつあり、これは体質を変える…

  • ステロイド吸入薬の副作用

    ステロイド吸入薬の使い方と効果の続きです。副作用はステロイドの飲み薬や塗り薬とは異なり、かなり少ないです。副作用としては、ステロイドが口の中に残ることによるカンジダ感染、声がかれる、子どもの場合は身長の伸びの低下、などが言われています。母としては身長の伸びの低下は心配ですよね。ステロイドを吸った子たちと吸わなかった子たちで比較した研究では、ある研究ではステロイド吸入開始後1年では0.48cmステロイドを吸っていない子たちと比べて伸びが悪かったものの2年目は特に違いは無し、また他の研究では大人になるまでに1.2cm伸びが悪かったという結果でした。 カンジダ感染は吸入後にしっかりうがいをすることで…

  • ステロイド吸入薬の使い方と効果

    ぜんそくの治療はステロイド吸入が主体です。子どもの場合はそれに加えてオノン(プランルカスト)の飲み薬もよく使われます。ステロイドには色々種類がありますが、幼い子用がネブライザーで吸えるものはパルミコートだけです。もう少し大きくなってスペーサーという袋のようなもので吸入できるようになると、使える種類が増え、ネブライザーより時間もかからないので楽です。携帯できる小型の吸入器もありますが、これはボタンを押したタイミングで吸うか、自力で薬を吸い込むことが必要なのである程度大きくならないと難しいです。ステロイド吸入は毎日続ける必要があります。ぜんそくの人は、気管支がちょっとした刺激(風邪やダニや温度差、…

  • 保湿剤について

    医療用によく使われる保湿剤には、白色ワセリン(≒プロペト)とヒルドイド(ヘパリン類似物質)があります。 白色ワセリンよりプロペトの方が不純物は少ないのですが、普通に保湿剤として使う分にはあまり違いは無いと思います。 白色ワセリンはざっくり言うと油です。純粋に、皮脂の代わりに肌を保護してくれます。余計な物が入っていないので1番刺激の少ない保湿剤です。ただしベタベタするのが難点です。 ヒルドイドはクリームタイプとローションタイプがあり、白色ワセリンほどベタつかず使いやすいです。ただし白色ワセリンよりは色々入ってるので肌によっては刺激になります。とはいえその辺の化粧水や乳液などよりはずっとシンプルな…

  • アトピー悪化防止のため普段の生活で気をつけていること

    以下は我が子にしていることです。親もだいたい同じことをしています。 <お風呂> 毎晩シャワーでしっかり汚れを流します。 汗などで汚れた日は1日2回浴びますが、石鹸で洗うのは1日1回(洗いすぎは皮膚バリアを壊すため)。 石鹸はよく泡だて、泡で優しくなでるように洗います(皮膚をこするのも皮膚バリアを壊すため)。泡ソープを使うか、100均の泡だてネットがおススメです。 <お風呂後> 1秒でも早く保湿剤を塗り、水分をとじこめます。逃げる子どもを全裸で追いかけながら塗っています…。 保湿剤は全身くまなく塗ります。頭にもローションを塗ります(ちょんちょんとつけて指で伸ばします)。頭がアトムみたいにテカテカ…

  • 勉強になった本① ホントは安いエコハウス

    著者は建築士で、工務店への講演(指導?)もしている方のよう。 データや数字が多く、説得力がある本でした。 特に印象的だったのは ・30年以上住むなら断熱性はHEAT20のG2クラスがお得(初期費用はかかるが光熱費が減るため)。 ・結露防止には窓とサッシの断熱性が重要。 ・気密のC値は1以外が理想。 ・光熱費を安くするには窓や庇やのれんなどによる冬の日射取得、夏の日射遮蔽計画も重要。 ・冷暖房器具はエアコンが最もコスパが良い。気密と断熱がしっかりできてれば床下エアコンで全館空調が可能、24時間連続運転にしても光熱費はそれほど高くならない。 ・快適さや夏のダニの繁殖、冬のウイルス対策を考えると温度…

  • 我が家のダニ対策③掃除編

    家族紹介でも書きましたが、私も夫も掃除は好きではありません。 以下は我が家の手抜き掃除方法です。綺麗好きやマメな方は見ないでください。 我が家はひたすらルンバに頼っています。 我が家のルンバは安い旧型のためちょっとおバカさんです。部屋からうっかり廊下に出てしまうと戻れません。なので一部屋ごとに移動させてドアを閉めて使っています。 使っているとおバカさんなところも可愛く見えてくるのが不思議です。 具体的には、 朝起きる →布団を適当に椅子や室内布団干しに引っかける →寝室にルンバを閉じ込めてスイッチオン →終わったら同様に残りの部屋、廊下、洗面所にそれぞれ閉じ込めてスイッチオン →家を出る前に、…

  • 我が家のダニ対策②布団編

    我が家にはベッドはありません。ポリエチレン製の子ども用ジョイントマットの上に布団を敷いて寝ています。 起きたら布団は寝室にある布団掛けに適当に引っ掛けています(少しでも乾燥させるため)。 家を買ったらすのこベッドを買いたいなーと思っています。 布団、枕にはすべて防ダニシーツをかけています。 シーツと子どもの布団は週末に洗濯乾燥機に詰め込み丸洗いしています(防ダニシーツは洗濯しすぎると繊維がダメになるという説もありますが、汚れが気になるので)。 大人用の掛け布団も、洗濯機に入るものは2週間に1回くらい洗濯乾燥しています。入らないものは月1〜2回コインランドリーで洗濯乾燥しています。 敷布団は夫が…

  • 我が家のダニ対策①小物編

    ダニは布製品が大好き!湿気のある布製品の繊維の中でぬくぬくと増殖します。なんて嫌なやつ。ダニ退治には洗濯して洗い流す、乾燥機で加熱して殺す、掃除機で吸う、が有効です。しかしめんどくさい!!なので我が家はそもそも布製品を最低限にしています。ソファはありません。クッションや座布団もありません。大型ヌイグルミもありません。カーペットもありません。客用布団すらありません。かろうじて親用に座椅子2つ、子どものお気に入りの小さいヌイグルミ数個+布製のおもちゃ数個、あとは布団とカーテンくらい。座椅子は1〜2週に1度掃除機をかけます。カーテンは長期休みの時に洗濯します。ヌイグルミや布製のおもちゃは1〜2週に1…

  • 断熱性と気密性の指標

    断熱性と気密性が高く、夏でも湿度の低い家がほしい!ということで、次に断熱と気密の客観的な指標が無いか調べました。病院でいう検査値でしょうか。 気密性はある本によるとC値1.0以下ならとりあえずオッケーとのこと(根拠はよく分からず)。 断熱性の指標は今はUA値が使われており、目標値は2020年基準、ZEH、HEAT20でそれぞれ異なるようです。 HEAT20の目標値が1番厳しく、その中でもG2クラスにすると、全館空調にしても光熱費が一般的な家庭(普通の家で、暑い時や寒い時にリビングや居室のみ冷暖房する)と同じくらいにできるようです(←かなりざっくりした理解です)。 ただ建築費は高くなるらしい…そ…

  • 気密性こそ重要では?

    断熱性が重要らしい の続きです。断熱性について調べていると、家を暖かくするには断熱性だけではなく気密性も高めないといけないらしい、ということを知りました。これを調べていたときは梅雨でした。梅雨前まで、わが子のぜんそくはとても落ち着いていました。風邪をひいてもゼーゼーいうことが無くなり、パルミコート(ステロイド)の吸入回数を1日2回から1回に減らしました。ところが、梅雨に入ってしばらくすると、わが子のぜんそくが悪化したのです。パルミコートの回数を元の2回に戻して1ヶ月ほどで落ち着きましたが、母としては悲しく、ステロイド減量を急いだことを後悔しました。同時期に夫の咳ぜんそくも少し悪化したこともあり…

  • 断熱性が重要らしい

    建売か注文住宅か中古か の続きです。中古リフォームの本で、家の断熱性がぜんそくやアトピーに関わると読み、驚いて色々と調べました。 根拠となる研究は1つしか見つかりませんでしたが(探し方が悪いせいかもしれません)、それによると引越し先の家の断熱性が高いほど、住人のぜんそくやアトピーが改善したそうです。 医学的には、1つの研究だけでは絶対そう!とは言い切れないことが多い(実はたまたまだったり、研究方法に問題があったり)のですが、少なくとも家の断熱性を重視して悪いことは無さそうに思いました。寒いの苦手だし…。 ちなみにそのリフォーム本には中古住宅一軒まるごと断熱リフォームすると700万円との記載が!…

  • 建売か注文住宅か中古か

    最初は特に家にこだわりは無かったため、値段重視で建売か中古かなーと思っていました。医師はお金持ちと思われていますが、当直や土日勤務などの長時間勤務により稼いでいる部分が大きく、私のような時短勤務者はぐっとお給料が減ります。勤務時間が減るので当然ですよね。さらに今の賃貸のあたりは土地も高い!子どもの教育費も考えるとあまり余裕はありません。というわけで建売か中古かなーと思いつつ、まず本で勉強することにしました。家についての本は無数にありますが、それぞれ著者の立場によって少しずつ(かなり?)内容に偏りがあるように思います。工務店経営者や建築家は注文を勧め、リフォーム会社経営者は中古を勧める。不動産業…

  • マンションか戸建か?

    マイホームがほしいと思い始めた理由は、子どもが大きくなって賃貸が手狭になったから、というよくあるものです。まず考えたのがマンションにするか戸建にするか。最初は家そのもののダニ対策までは考えていませんでした。マンションは一般的に戸建より断熱性、気密性が高いが、窓やサッシの断熱性が低いと結露はやはり起きるらしい…などといったことももちろん知りません。自宅近くに駅近、築浅で手頃な価格のマンションがあり心惹かれましたが、・子どもがかなり活発で、大声を出したり走り回ったりするタイプ・自分自身は田舎の大きな戸建でのびのび育った・大型マンションのため駐車場から部屋までに距離がある・以前賃貸マンションの高層階…

  • ぜんそく発作時の受診について

    我が子のぜんそく治療② はあくまでゼーゼーしているけど遊ぶ元気はあり、夜は眠れている時の対応です。幼い子は自分で苦しいと言えないのが怖いです。私はわが子がゼーゼーするたび、この子は実は苦しいんじゃないか、私が分かってあげてないんじゃないかと心配でたまりませんでした。まだうまくお話できないくらい幼い子の場合、分かりやすいのはみぞおちのへこみ具合です。赤ちゃんはしゃっくりをする時みぞおちがペコペコへこみますが(これは病気ではありません)、息苦しがっている幼児も息をするたびにみぞおちがペコペコへこみます。ゼーゼーいってみぞおちがペコペコへこんでいる場合は受診した方が良いと思います。あとは親から見てい…

  • 我が子のぜんそく治療②ゼーゼーいう時

    普段の治療に加え、風邪をひいてゼーゼーいう時には、気管支拡張薬のメプチン吸入と、貼り薬のホクナリンテープも使っています。メプチンはパルミコートと一緒に朝晩ネブライザーで吸入しています。かなりゼーゼーいう時はお昼寝前にも吸入していました。ホクナリンテープはお風呂の後、剥がされないように背中に貼っています。朝起きて着替えと一緒に剥がれてしまうこともしばしば。メプチンはすぐ効くけどすぐ効果が切れる、ホクナリンテープはじんわり長く効くというイメージです。あまりゼーゼーしていると眠りが浅くなり、眠りが浅いと十分に休まず風邪の治りも悪くなりそう…ということで、メプチンもホクナリンテープも夜寝る前にしっかり…

  • わが子のぜんそく治療① 普段の治療

    普段はステロイドの一種のパルミコートの吸入、抗アレルギー薬の一種のオノンの内服をしています。ステロイド吸入は、大人の場合はポケットサイズの吸入器に口をつけて吸いこむのですが、幼い子には難しいです。うちの子はネブライザーという薬が蒸気になって出てくる機械を使っています。最初は嫌がってあまり吸ってくれませんでしたが、親の膝の中に座らせて絵本を読みながら口に当てるようにしたら吸ってくれるようになりました。うまく吸えたら褒める!褒める!褒める!作戦です。吸入後は顔に付いた蒸気(目には見えないレベル)をハンカチで拭いて保湿剤を塗り、うがい…は幼くてできないのでお茶を飲ませて口の中の薬を洗い流します。オノ…

  • 我が子がぜんそくと診断されるまで

    赤ちゃんの頃から、大泣きすると咳をするのが気になっていました。生後半年を過ぎ、風邪をひくたびに背中からゼーゼーヒューヒューという音がするのに気づきました。一度ゼーゼーしただけなら一時的な気管支炎かもしれませんが、風邪のたびゼーゼーするのは怪しい。そう思って小児科の先生に相談し、ぜんそくと診断、治療が始まりました。一歳になってすぐの頃でした。父母がぜんそくやアトピー持ちであることから、アレルギー体質を受け継いでいる可能性は高いと思っていました。ぜんそくやアトピーの発症には、遺伝と環境の両方が関わっているとされています。遺伝は変えられないので、せめて環境を整えよう!ということで、毎晩入浴後の全身保…

  • 家族紹介

    私昔は小児ぜんそく、今はアトピー。以前は抗アレルギー薬の内服が手放せませんでしたが、今は保湿とステロイドの塗り薬でコントロールしています。ズボラ。料理レベルは最低限食べていける程度。掃除は好きじゃないけど子どもを産んでからは何とか頑張ってます。情報収集力は高い…と上司と同僚と夫に言われます。夫昔は小児ぜんそく、今はアトピーと咳ぜんそく(主治医は私)。会社員。料理上手、子ども大好き。掃除は苦手だけど頼めばやってくれる。付き合いはじめた頃は体の痒み、咳、頭痛、便秘と腹痛をよく訴えていました。結婚後は毎晩お風呂に入る(←!)、入浴後の保湿、早寝、食物繊維豊富な食事と飲むヨーグルト、ステロイド吸入でほ…

  • 自己紹介

    小さな病院で呼吸器内科をメインに診ている医師です。専門医は未取得です。呼吸器内科の専門医は大きい病院なら大学卒業後7年頑張れば取れます。小さい病院で指導して下さる先生が少ないと1年半くらい伸びます。私は産休育休を取っているのでさらにその分伸びます…。というわけでブログのタイトルは「呼吸器内科医が」ではなく「女医が」にしてみました。どうでも良い情報ですみません。もともとは専門医を目指し頑張って働いていたのですが、産後色々と行き詰まり、今はのんびり働いております。もちろん専門医を持っていなくても診療はできるし、持っていなくても能力の高い先生はたくさんおられます!それは分かっているけど…やっぱり専門…

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