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ぜんそくとアトピーの子を持つ女医のブログ https://zensokumama.hatenablog.com/

家づくりがメイン、その他治療内容や日常生活で気をつけていることなど。同じようなぜんそく、アトピー の子を持つ方の参考になれば嬉しいです。

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2019/09/12

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  • 土地探し①不動産屋巡り

    地元工務店の工事現場見学②の続きです。 候補の工務店が絞れたので、ついに不動産屋に行ってきました。 注文住宅を建てる上で1番の難関と言われる土地探し…。 今までもスーモやアットホーム、各不動産屋の自社ホームページなどはながめていましたが、やはり良い土地はなかなか見つかりませんでした。 ある自社ホームページで1ヶ所良いかも、と思うところが出たものの数日で消えてしまいました。やっぱりスピード勝負なんですね! 不動産屋は何ヶ所も回れ!と書いてあるものと、信頼できる1ヶ所に絞れ!と書いてあるものとあって悩みました。 何ヶ所も回る根拠は各社の情報をいち早くもらうため、1ヶ所に絞る根拠は信頼を示して頑張っ…

  • 地元工務店の工事現場見学②

    地元工務店の工事現場見学①の続きです。 客が工事現場を見たがったら、当然見せる前に掃除や整理整頓などして良いところを見せますよね。 というわけで次は事前連絡無しでこっそり見に行ってみました。 前回見学時は基礎工事中でしたが、今回は上棟後でした。 ちょうど休憩中でした。 以下チェック。 ・足場防護ネットが無駄な隙間なく貼られている ・現場にゴミは落ちていない ・資材は種類ごとに重ねてバンドとカバーがかけてある ・ボルトを入れる箱、ゴミを入れる箱などが整理しやすそうに配置されている ・道路に泥ははみ出していない ・タバコを吸っている人はいない 外から眺めるだけで、内部の養生の具合を見られなかったの…

  • 地元工務店の工事現場見学①

    工事現場見学に行きたい!の続きです。今回は工務店の社長と一緒に行きました。ちなみにここは施主の方が基礎工事なら見ても良いが、建物内部は入ってほしくないと仰っているとのこと。内部も見たかったけれど見学は施主のご厚意ですもんね。仕方ない。見学したところ、・作業員さんはわざわざ重機から降りて挨拶してくれた・コンクリートに見る限りジャンカや多数の気泡は無し・ひび割れは少しあるけど幅0.3mm以内のヘアークラックルと判断しても良さそう?・アンカーボルトの位置、高さはきれいに揃っていて角度も見る限り垂直と大事なところは問題無さそうでした。前面道路の泥除けが無かったのと、コンクリートの締め固めが1回なのと、…

  • 工事現場見学をしたい!

    今まで行った工務店は3社とも、完成見学会や構造見学会は向こうから案内が来るのですが、工事現場見学はこちらから強くお願いして、「ではまた後日…」と返されました。 でも作っている現場が一番重要だと思うのです。色々な本にもそう書いてありますし、自分の仕事に当てはめて考えても、いくら対外的に良いこと言ってても現場がついて来てないことはありますし。 という訳で、「工事現場見学に行きたい、そちらの都合が悪いなら勝手に行って外から見るだけでも良いから工事してる所を教えてくれ」と主張した結果、地元工務店の工事現場見学に至りました。 見学前に一応 ↓ の本で勉強しました。 今回は基礎工事の見学なので、チェックす…

  • 歳をとっても住める家にしたい

    仕事では、体が弱った患者さんが自宅に帰る支援にも関わっています。足が弱ったり車椅子になっても家で過ごすためには、最低でも外から部屋に入れることが必要です。そのためには、・駐車場と家の高低差が、将来スロープで対応できる程度であること・玄関または窓の幅が、車椅子が通れるくらいある・玄関から入る場合、玄関と廊下の段差が少ない、または将来スロープを設置できるスペースがある・玄関から入る場合、廊下の幅と部屋のドアの幅が、車椅子が通れるくらいある・窓から入る場合、地面と窓と部屋の床の段差が少ない、または将来スロープを設置できるスペースがあるが必要です。車椅子の幅は70cmくらいが主流のようです。ただし大柄…

  • 珪藻土の内装について

    調湿性があると人気の珪藻土。湿度が高いときは水蒸気を吸って、湿度が低いときに放出することで湿度を一定に保つと宣伝されています。…いやちょっと待って。私が住んでる地域は少なくとも6月〜8月はずーーーっと高湿度なんですけど?湿度が低いときなんて無いんですけど?いつ水分放出すんの?というのが疑問です。珪藻土の調湿性について調べた論文も探しましたが、見つかったのは・冬の乾燥に強いよ!←これは日中にお風呂や料理で出る水蒸気や窓の結露などの水分を吸って、夜放出してるんだろうなと納得。・湿度を24時間ごとに上げたり下げたりしたら調節してくれたよ!←そりゃ家1軒×24時間分くらいの水分は吸えるでしょ。でも3ヶ…

  • FPの家加盟店の完成見学会

    第1候補の地元工務店は年間施工棟数が少ないため必然的に完成見学会も少ないです。FPの家加盟店は今のところ第3候補ですが、勉強もかねて完成見学会に行ってきました。湿度や温度はそもそも良い季節なので家の性能については何とも言えず。全体的に日当たりが良くて素敵でしたが、そもそも周辺がひらけた立地のため設計のおかげとは言いづらい感じ。玄関はキッチン、トイレにそれぞれつながっていて便利そうでした。キッチンから水回りの回遊動線?も便利そう。ここはとても勉強になりました。土間収納は1畳半でも結構広いんだなとか、半畳のクローゼットってこんな感じかーとか、お風呂や洗面所はこれくらいの広さがいいなーとか、今後間取…

  • 我が家の鼻水対策、鼻うがい

    我が子は保育園に行きだしてからしょっちゅう鼻水をたらしています。 鼻水は中耳炎や副鼻腔炎と関係しているので油断できません。 鼻の奥には耳とつながる道があります。ここを細菌が鼻から耳へのぼっていくと中耳炎になります。 また鼻の奥にはほっぺやおでこ付近には副鼻腔という空洞もあります。ここにウイルスや細菌が入り込むと副鼻腔炎になり、頭痛、場合によっては発熱を起こします。 特に子どもは大人より中耳炎になりやすく、中耳炎になると発熱、耳痛、不機嫌…と子どもも親も大変です。 なので我が家は鼻水はせっせととっています。 子どもは鼻を吸ってあげています。電動鼻吸い機も買いましたが、結局口で吸うシンプルな物を愛…

  • 医師の診察時間が短い理由とやれること

    診察時間って短いですよね。患者としても思いますし、医師としても時間足りない!と思っています。医師にも話好きな人、ぶっきらぼうな人などいますが、根本的な原因として①日本全体で、患者数に対し医師数が少ない②丁寧に説明しても報酬が無い(一部例外あり)があると思います。①はなかなか難しい問題ですが、②は診療報酬という国が決める仕組みの問題なので、もう少し何とかならんかなーと思っています。丁寧に説明し、結果的に健康状態が良くなれば患者さんも嬉しいし医療費が安くなって国も嬉しいと思うんですけどね。今の制度では、はいお薬だすねーの3分診療でも、薬や生活の注意点を丁寧に30分説明しても基本的に同じ報酬です。民…

  • ステロイド吸入薬の弱め方

    喘息は治るのかの続きです。 喘息治療の目標は、健康な人と同じような日常生活を送り、同じような肺機能を保つことです。 上記が達成されたら、少しずつ治療を弱めていきます。 ステロイド吸入薬の強さは大きく3段階に分かれますが、一緒に使う薬などによってさらに細かく分けられます。この薬の強さの階段を、1段ずつゆっくり降りていくイメージで弱めていきます。 具体的には、日中も夜もまったく喘息の症状が無い期間が3ヶ月以上続いたら1段階弱めることが多いです。呼吸機能検査も参考にします。 もともとの状態が重症、以前弱めた後に悪化したことがあるなどの場合はもっと長い期間様子を見ることもあります。 1番弱いところまで…

  • 地元工務店の価格について、一条工務店と比較

    地元工務店の完成見学会の続きです。 30坪前半で3000万前半という価格に、工務店なのに大手と同じくらいじゃない?工務店って安いんじゃないの?と思いました。 帰宅後ネットを見てみると、一条工務店も同じか、むしろ一条の方が少し安いくらい。 よくよく調べてみると、どうも一条工務店はフィリピンでの大量生産により気密断熱の良い家を安く作っているらしい。大手だから高いわけじゃ無いんですね。 ただ、日射シミュレーションまではやっていないよう。 後日地元工務店に確認したところ、3000万は太陽光、地盤改良、外構、消費税などを含めた総費用と。 建設費自体は坪60万ちょい、造作家具も簡単なものなら追加費用なし、…

  • 地元工務店の完成見学会

    工務店巡り③の続きです。 工務店巡りで好印象だった地元工務店の完成見学会に行ってきました。 ホームページだとちょっとデザインは残念な印象だったのですが、今回見学した家は良かったです。 外観は落ち着いた感じ、内部は明るい色の木がたくさん使われていて素敵でした。床は無垢材で、木の香りがしました。 第3種換気、床下エアコンが採用されており、夏でしたがトイレも暑くありません。 家に囲まれた立地でしたが、リビングの窓はうまいこと隣家の隙間に面して配置されていて、明るく、外からの視線も気にならず。 リビングの窓は電動シャッター付きで、2階の庇には夏の日射遮蔽用にのれんが付けられるようになっていました。 小…

  • 工務店巡り③ FPの家の加盟店

    工務店巡り② の続きです。 3社目はFPの家の加盟店に行きました。 ここは前の2社と違い大きな工務店で、隣には大きなモデルハウスがありました。 対応してくれたのも前の2社と違い、社長ではなく営業の人でした。 ・FPパネルを使った軸組+パネル工法 ・耐震等級3、全棟構造計算実施 ・UA値はHEAT20のG2クラスが標準 ・全棟で気密測定実施、C値は1.0以下保証、だいたい0.4くらいが多い 上記の条件は良かったのですが、 ・換気は第3種換気 ・モデルハウス内の湿度計が、エアコンの近くなのに60%を少しこえていた(夏に行きました) ・専用ソフトによる日射シミュレーションは無し というのがひっかかり…

  • 喘息と台風

    この度の台風の被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げるとともに、今後の被害がどうか少ないようお祈りしております。直接的な被害が無くても喘息の方には台風は辛いですよね。台風でよく喘息が悪化する場合は、台風が来る前にあらかじめステロイド吸入薬を増量できないか主治医と相談してみるのも一案です(自己判断で増減すると薬の効果が分かりづらくなり、薬の調節が難しくなるので必ず主治医に相談して下さい)。ステロイド吸入薬は即効性は無いので、すでに症状が出てしまっているときは即効性のあるメプチンの方が有効です。我が家は夫も子どもも気圧の変化に反応して喘息が悪化しました。台風が近づいてくると何やら子どもは不機嫌に…

  • 工務店巡り② 新住協の加盟店

    工務店巡り① の続きです。 地元工務店の次は新住協加盟の工務店に行きました。 こちらも小さな工務店で、入口近くには地元工務店同様に木材を加工している人がいました。 ここでも社長が対応してくれました。こちらの社長は地元工務店の社長と異なり、何と言うか…自信マンマンな感じでした。 ・工法は軸組+耐力面材。 ・全棟耐震等級3で、構造計算実施。 ・気密測定は全棟で実施、だいたいC値0.5〜0.7程度。もしC値1.0以上が出たら補修しますとのこと。 ・断熱性はHEAT20のG2も可能。 ・隣地の状況を加味した日射シミュレーションを行う。 全体的に地元工務店とほぼ同じレベルのようでした。 年間施工棟数は1…

  • 工務店巡り① 地元工務店

    大手ハウスメーカーか工務店かの続きです。 ネットで探しあてた地元工務店に行ってきました。 ホームページにはショールーム、と書いてありましたが実際に行ってみると工場の隅に部屋がある感じでした。 工場には木材を加工している人がいました。 部屋の中の温度湿度は快適で、机には温湿度計がちゃんと置いてありました。 社長が対応してくれました。小さな工務店で年間施工棟数は7〜8棟とのこと。 標準仕様は ・工法は軸組+耐力面材 ・耐震等級3、全棟で構造計算を行う ・ウレタン吹き付け断熱、樹脂サッシ、断熱性はHEAT20のG2クラス ・全棟で気密測定を行い、C値は0.5くらい。C値が1.0を超えることは今まで無…

  • 大手ハウスメーカーか工務店か

    気密測定を実施してくれる建築会社は?の続きです。 ネットでは、よく大手ハウスメーカーは高価だが信頼性がある、工務店は安価だが信頼性やデザイン性に欠ける、みたいなことが書いてあります。 ですが色々と本を読んでみて、工務店の家でも耐震等級、劣化対策等級、断熱性(UA値)、気密性(C値)が良ければ家の性能は信頼できるんじゃないかという考えに至りました。 デザイン性は…断熱気密性と耐震性とお値段!!の方が優先順位が高いので妥協してもいいかな。 あとはアフターメンテナンスだなと思いました。小さな工務店だと倒産するかもしれないし。 調べたところ、完成保証制度には経営状態の良い工務店しか入らないらしいのでそ…

  • 気密測定を実施してくれる建築会社は?

    色々と勉強した結果、希望する家の性能は・断熱性はHEAT20のG2レベル・C値1.0以下、気密測定必須・全熱交換型第一種換気システム・耐震等級3、構造計算必須ということにしました。次に、これを叶えてくれそうな建築会社をネットで探しました。建築会社は星の数ほどありますが、気密測定と構造計算をしてくれる会社は少ないようです。気密測定を全棟実施してくれるのは、調べた範囲では大手ではスウェーデンハウス、一条工務店フランチャイズではクレバリーホーム、アールプラスハウス、FPの家あとは新住協の加盟店や地元工務店の一部でした。構造計算も全棟実施となるとそこからさらに絞られ、フランチャイズを含む一部の工務店、…

  • 勉強になった本② なぜ新耐震住宅は倒れたか

    勉強になった本①の続きです。こちらは日経ホームビルダー編集、執筆協力者は大学教授や工務店社長などです。 工務店向けような専門的な内容も含まれており読むのに時間がかかりましたが、データが豊富で勉強になりました。 理解しきれなかった部分も多かったものの、 ・壁量が多いほど耐震性は高まる。耐震等級3だと基準の1.5倍の壁量。 ・壁量計算だけでは耐震性の確認には不十分だが、コストや大人の事情で構造計算は法的には必須とされていない。 ・耐震には直下率も重要だが、法的な規定は無い。 ・筋かいは角度や高さや柱間隔などによって耐震性が変わるが、特に規定は無く作り手に任されている。 などは分かりました。 他にも…

  • 勉強になった本① ホントは安いエコハウス

    断熱性と気密性の指標の続きです。 著者は建築士で、工務店への講演(指導?)もしている方のよう。 データや数字が多く、説得力がある本でした。 特に印象的だったのは ・30年以上住むなら断熱性はHEAT20のG2クラスがお得(初期費用はかかるが光熱費が減るため)。 ・結露防止には窓とサッシの断熱性が重要。 ・気密のC値は1以外が理想。 ・光熱費を安くするには窓や庇やのれんなどによる冬の日射取得、夏の日射遮蔽計画も重要。 ・冷暖房器具はエアコンが最もコスパが良い。気密と断熱がしっかりできてれば床下エアコンで全館空調が可能、24時間連続運転にしても光熱費はそれほど高くならない。 ・快適さや夏のダニの繁…

  • 子どもが体を掻いてしまうときの対処法

    ステロイド治療、保湿、ダニ対策などをしっかりするのが前提ですが、それでも掻いてしまうときの対処法です。・お薬塗ろうね、と言って保湿剤を塗り、これで良くなるよ!と言う。我が家では白色ワセリンを塗ってあげています。塗るとぬめぬめ滑るので多少の皮膚保護効果を期待しているのと、薬を塗ってもらった!と気持ちが落ち着くことを期待しています。実際、何の成分も入っていない薬でも使うと症状が軽くなることはよくあると言われています(プラセボ効果)。・冷やす。痒みは炎症の一種なので、冷やすと痒みも少し落ち着きます。また、保湿剤を塗るのと同様に、手当してもらった!と気持ちが落ち着く面もあるようです。我が家では小さな保…

  • ブログを始めた理由

    もともとは家づくりの忘備録として始めました。めちゃくちゃ調べて考えたのに夫しかプレゼン相手がおらず、その夫は「いいですなー」と自動的に繰り返すだけなので、どこかに残したくなったのです。始めたら楽しくなってきて、ついでに自分と同じような、ご自身や子どもがぜんそくやアトピーの方に役立ちそうなことも書いてみようと思いました。結果、何だかまとまりの無いブログになってきました。一応カテゴリごとに分けてみましたが…雑然としてますね。ブログ初心者なので読みづらいところも多いかと思いますが、読んで頂けたら嬉しいです。

  • アトピー、喘息、食物アレルギーの遺伝と予防

    アトピー、喘息、食物アレルギー、アレルギー性鼻炎・結膜炎などをまとめてアレルギー疾患と言います。これらアレルギー疾患のどれかを発症した人は、他のアレルギー疾患も発症しやすいと言われています。これは医学的にはアレルギー素因があると言います(いわゆるアレルギー体質)。アレルギー素因は残念ながら遺伝します。アレルギー素因自体を無くす治療は今の医学では見つかっていません。なのでアレルギー体質の人は一生アレルギー体質です。とはいえ、発症に関係するのは遺伝だけではありません。生後すぐ、1日2回全身保湿をするとかなりアトピー 発症予防になるようです。またタバコ、ダニなどを避けることも予防になると言われていま…

  • ステロイド外用薬(塗り薬)の使い方

    ステロイド外用薬の副作用の続きです。 塗る量は、チューブから薬を人差し指の先っぽから第1関節(しわのあるとこ)まで出して(2cmくらい?)、それを手のひら1枚分の広さに塗り広げるのが良いそうです。 それ以上薄く伸ばしすぎると効果が不足し結局治りが遅くなって使用するステロイドの量が増えてしまうとのことです。 アトピーの治療は、昔からの炎症(赤みや痒み)が出てから薬を使うリアクティブ療法(もぐらたたき療法)の他に、プロアクティブ療法があります。 プロアクティブ療法はアトピーがなかなか治らない人用に研究された方法だそうです。 プロアクティブ療法では、ステロイド外用薬を炎症がおさまるまでは1日2回→お…

  • ステロイド外用薬(塗り薬)の副作用

    ステロイド外用薬の種類の続きです。 気になるステロイド外用薬の副作用ですが、1番強いものでは全身の副作用が起こることもあるようですが、3番目以下では全身の副作用はほぼ心配しなくていいようです。 とはいえ皮膚萎縮、毛細血管拡張、ニキビ、カビなどの感染など、塗った部分には副作用が起こることもあります。どれも命に関わるものではなく、ステロイドの減量などで対処できるようですが、やはり怖いですよね…。 だからと言ってアトピーを放置すると、痒み→不眠、イライラ→抑うつ、勉強や仕事に支障をきたしたり、色素沈着を残したり、ひどいアトピーになるとただれた皮膚から細菌が入り込んで重症になることもあります。 ステロ…

  • ステロイド外用薬(塗り薬)の種類

    ※私は皮膚科医ではありません。以下は子どもの主治医の先生に教えて頂いたことと、日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018の一部をまとめたものです。ちなみに主治医の先生は私の同僚(大先輩?)で、小児科の中でもアレルギーを専門にされておられ、勉強熱心で経験豊富、しかも子どもが大好きな先生です。尊敬しています。アトピーの治療薬としてはステロイドの塗り薬とプロトピック(タクロリムス)があります。ステロイドの塗り薬は強さが5段階あります。強い順に1番強い(strongest):デルモベートなど2番目(very strong):アンテベート、フルメタ、マイザー、リンデロンDP、ネリゾナなど3…

  • 喘息は治るのか

    最初に結論を書くと、薬無しで発作が起きない状態(寛解)になることはあります。子どもの場合は7割くらいが思春期までに寛解すると言われています。大人でも寛解する方はいます。ただし寛解しても再発することはあります。どうなれば絶対再発しない(治癒)と言えるのかはまだ分かっていません。喘息はアレルギー体質(アトピー素因)と環境(≒アレルゲン。ほこり、タバコ、ペット、大気汚染など)の両方が影響しています。体質と環境がどの程度関わっているかは人によって異なるようです。残念ながらアレルギー体質を変える治療は確立されていません。最近、花粉症やアレルギー性鼻炎に対する減感作療法が広まりつつあり、これは体質を変える…

  • ステロイド吸入薬の副作用

    ステロイド吸入薬の使い方と効果の続きです。副作用はステロイドの飲み薬や塗り薬とは異なり、かなり少ないです。副作用としては、ステロイドが口の中に残ることによるカンジダ感染、声がかれる、子どもの場合は身長の伸びの低下、などが言われています。母としては身長の伸びの低下は心配ですよね。ステロイドを吸った子たちと吸わなかった子たちで比較した研究では、ある研究ではステロイド吸入開始後1年では0.48cmステロイドを吸っていない子たちと比べて伸びが悪かったものの2年目は特に違いは無し、また他の研究では大人になるまでに1.2cm伸びが悪かったという結果でした。 カンジダ感染は吸入後にしっかりうがいをすることで…

  • ステロイド吸入薬の使い方と効果

    ぜんそくの治療はステロイド吸入が主体です。子どもの場合はそれに加えてオノン(プランルカスト)の飲み薬もよく使われます。ステロイドには色々種類がありますが、幼い子用がネブライザーで吸えるものはパルミコートだけです。もう少し大きくなってスペーサーという袋のようなもので吸入できるようになると、使える種類が増え、ネブライザーより時間もかからないので楽です。携帯できる小型の吸入器もありますが、これはボタンを押したタイミングで吸うか、自力で薬を吸い込むことが必要なのである程度大きくならないと難しいです。ステロイド吸入は毎日続ける必要があります。ぜんそくの人は、気管支がちょっとした刺激(風邪やダニや温度差、…

  • 保湿剤について

    医療用によく使われる保湿剤には、白色ワセリン(≒プロペト)とヒルドイド(ヘパリン類似物質)があります。 白色ワセリンよりプロペトの方が不純物は少ないのですが、普通に保湿剤として使う分にはあまり違いは無いと思います。 白色ワセリンはざっくり言うと油です。純粋に、皮脂の代わりに肌を保護してくれます。余計な物が入っていないので1番刺激の少ない保湿剤です。ただしベタベタするのが難点です。 ヒルドイドはクリームタイプとローションタイプがあり、白色ワセリンほどベタつかず使いやすいです。ただし白色ワセリンよりは色々入ってるので肌によっては刺激になります。とはいえその辺の化粧水や乳液などよりはずっとシンプルな…

  • アトピー悪化防止のため普段の生活で気をつけていること

    以下は我が子にしていることです。親もだいたい同じことをしています。 <お風呂> 毎晩シャワーでしっかり汚れを流します。 汗などで汚れた日は1日2回浴びますが、石鹸で洗うのは1日1回(洗いすぎは皮膚バリアを壊すため)。 石鹸はよく泡だて、泡で優しくなでるように洗います(皮膚をこするのも皮膚バリアを壊すため)。泡ソープを使うか、100均の泡だてネットがおススメです。 <お風呂後> 1秒でも早く保湿剤を塗り、水分をとじこめます。逃げる子どもを全裸で追いかけながら塗っています…。 保湿剤は全身くまなく塗ります。頭にもローションを塗ります(ちょんちょんとつけて指で伸ばします)。頭がアトムみたいにテカテカ…

  • 勉強になった本① ホントは安いエコハウス

    著者は建築士で、工務店への講演(指導?)もしている方のよう。 データや数字が多く、説得力がある本でした。 特に印象的だったのは ・30年以上住むなら断熱性はHEAT20のG2クラスがお得(初期費用はかかるが光熱費が減るため)。 ・結露防止には窓とサッシの断熱性が重要。 ・気密のC値は1以外が理想。 ・光熱費を安くするには窓や庇やのれんなどによる冬の日射取得、夏の日射遮蔽計画も重要。 ・冷暖房器具はエアコンが最もコスパが良い。気密と断熱がしっかりできてれば床下エアコンで全館空調が可能、24時間連続運転にしても光熱費はそれほど高くならない。 ・快適さや夏のダニの繁殖、冬のウイルス対策を考えると温度…

  • 我が家のダニ対策③掃除編

    家族紹介でも書きましたが、私も夫も掃除は好きではありません。 以下は我が家の手抜き掃除方法です。綺麗好きやマメな方は見ないでください。 我が家はひたすらルンバに頼っています。 我が家のルンバは安い旧型のためちょっとおバカさんです。部屋からうっかり廊下に出てしまうと戻れません。なので一部屋ごとに移動させてドアを閉めて使っています。 使っているとおバカさんなところも可愛く見えてくるのが不思議です。 具体的には、 朝起きる →布団を適当に椅子や室内布団干しに引っかける →寝室にルンバを閉じ込めてスイッチオン →終わったら同様に残りの部屋、廊下、洗面所にそれぞれ閉じ込めてスイッチオン →家を出る前に、…

  • 我が家のダニ対策②布団編

    我が家にはベッドはありません。ポリエチレン製の子ども用ジョイントマットの上に布団を敷いて寝ています。 起きたら布団は寝室にある布団掛けに適当に引っ掛けています(少しでも乾燥させるため)。 家を買ったらすのこベッドを買いたいなーと思っています。 布団、枕にはすべて防ダニシーツをかけています。 シーツと子どもの布団は週末に洗濯乾燥機に詰め込み丸洗いしています(防ダニシーツは洗濯しすぎると繊維がダメになるという説もありますが、汚れが気になるので)。 大人用の掛け布団も、洗濯機に入るものは2週間に1回くらい洗濯乾燥しています。入らないものは月1〜2回コインランドリーで洗濯乾燥しています。 敷布団は夫が…

  • 我が家のダニ対策①小物編

    ダニは布製品が大好き!湿気のある布製品の繊維の中でぬくぬくと増殖します。なんて嫌なやつ。ダニ退治には洗濯して洗い流す、乾燥機で加熱して殺す、掃除機で吸う、が有効です。しかしめんどくさい!!なので我が家はそもそも布製品を最低限にしています。ソファはありません。クッションや座布団もありません。大型ヌイグルミもありません。カーペットもありません。客用布団すらありません。かろうじて親用に座椅子2つ、子どものお気に入りの小さいヌイグルミ数個+布製のおもちゃ数個、あとは布団とカーテンくらい。座椅子は1〜2週に1度掃除機をかけます。カーテンは長期休みの時に洗濯します。ヌイグルミや布製のおもちゃは1〜2週に1…

  • 断熱性と気密性の指標

    断熱性と気密性が高く、夏でも湿度の低い家がほしい!ということで、次に断熱と気密の客観的な指標が無いか調べました。病院でいう検査値でしょうか。 気密性はある本によるとC値1.0以下ならとりあえずオッケーとのこと(根拠はよく分からず)。 断熱性の指標は今はUA値が使われており、目標値は2020年基準、ZEH、HEAT20でそれぞれ異なるようです。 HEAT20の目標値が1番厳しく、その中でもG2クラスにすると、全館空調にしても光熱費が一般的な家庭(普通の家で、暑い時や寒い時にリビングや居室のみ冷暖房する)と同じくらいにできるようです(←かなりざっくりした理解です)。 ただ建築費は高くなるらしい…そ…

  • 気密性こそ重要では?

    断熱性が重要らしい の続きです。断熱性について調べていると、家を暖かくするには断熱性だけではなく気密性も高めないといけないらしい、ということを知りました。これを調べていたときは梅雨でした。梅雨前まで、わが子のぜんそくはとても落ち着いていました。風邪をひいてもゼーゼーいうことが無くなり、パルミコート(ステロイド)の吸入回数を1日2回から1回に減らしました。ところが、梅雨に入ってしばらくすると、わが子のぜんそくが悪化したのです。パルミコートの回数を元の2回に戻して1ヶ月ほどで落ち着きましたが、母としては悲しく、ステロイド減量を急いだことを後悔しました。同時期に夫の咳ぜんそくも少し悪化したこともあり…

  • 断熱性が重要らしい

    建売か注文住宅か中古か の続きです。中古リフォームの本で、家の断熱性がぜんそくやアトピーに関わると読み、驚いて色々と調べました。 根拠となる研究は1つしか見つかりませんでしたが(探し方が悪いせいかもしれません)、それによると引越し先の家の断熱性が高いほど、住人のぜんそくやアトピーが改善したそうです。 医学的には、1つの研究だけでは絶対そう!とは言い切れないことが多い(実はたまたまだったり、研究方法に問題があったり)のですが、少なくとも家の断熱性を重視して悪いことは無さそうに思いました。寒いの苦手だし…。 ちなみにそのリフォーム本には中古住宅一軒まるごと断熱リフォームすると700万円との記載が!…

  • 建売か注文住宅か中古か

    最初は特に家にこだわりは無かったため、値段重視で建売か中古かなーと思っていました。医師はお金持ちと思われていますが、当直や土日勤務などの長時間勤務により稼いでいる部分が大きく、私のような時短勤務者はぐっとお給料が減ります。勤務時間が減るので当然ですよね。さらに今の賃貸のあたりは土地も高い!子どもの教育費も考えるとあまり余裕はありません。というわけで建売か中古かなーと思いつつ、まず本で勉強することにしました。家についての本は無数にありますが、それぞれ著者の立場によって少しずつ(かなり?)内容に偏りがあるように思います。工務店経営者や建築家は注文を勧め、リフォーム会社経営者は中古を勧める。不動産業…

  • マンションか戸建か?

    マイホームがほしいと思い始めた理由は、子どもが大きくなって賃貸が手狭になったから、というよくあるものです。まず考えたのがマンションにするか戸建にするか。最初は家そのもののダニ対策までは考えていませんでした。マンションは一般的に戸建より断熱性、気密性が高いが、窓やサッシの断熱性が低いと結露はやはり起きるらしい…などといったことももちろん知りません。自宅近くに駅近、築浅で手頃な価格のマンションがあり心惹かれましたが、・子どもがかなり活発で、大声を出したり走り回ったりするタイプ・自分自身は田舎の大きな戸建でのびのび育った・大型マンションのため駐車場から部屋までに距離がある・以前賃貸マンションの高層階…

  • ぜんそく発作時の受診について

    我が子のぜんそく治療② はあくまでゼーゼーしているけど遊ぶ元気はあり、夜は眠れている時の対応です。幼い子は自分で苦しいと言えないのが怖いです。私はわが子がゼーゼーするたび、この子は実は苦しいんじゃないか、私が分かってあげてないんじゃないかと心配でたまりませんでした。まだうまくお話できないくらい幼い子の場合、分かりやすいのはみぞおちのへこみ具合です。赤ちゃんはしゃっくりをする時みぞおちがペコペコへこみますが(これは病気ではありません)、息苦しがっている幼児も息をするたびにみぞおちがペコペコへこみます。ゼーゼーいってみぞおちがペコペコへこんでいる場合は受診した方が良いと思います。あとは親から見てい…

  • 我が子のぜんそく治療②ゼーゼーいう時

    普段の治療に加え、風邪をひいてゼーゼーいう時には、気管支拡張薬のメプチン吸入と、貼り薬のホクナリンテープも使っています。メプチンはパルミコートと一緒に朝晩ネブライザーで吸入しています。かなりゼーゼーいう時はお昼寝前にも吸入していました。ホクナリンテープはお風呂の後、剥がされないように背中に貼っています。朝起きて着替えと一緒に剥がれてしまうこともしばしば。メプチンはすぐ効くけどすぐ効果が切れる、ホクナリンテープはじんわり長く効くというイメージです。あまりゼーゼーしていると眠りが浅くなり、眠りが浅いと十分に休まず風邪の治りも悪くなりそう…ということで、メプチンもホクナリンテープも夜寝る前にしっかり…

  • わが子のぜんそく治療① 普段の治療

    普段はステロイドの一種のパルミコートの吸入、抗アレルギー薬の一種のオノンの内服をしています。ステロイド吸入は、大人の場合はポケットサイズの吸入器に口をつけて吸いこむのですが、幼い子には難しいです。うちの子はネブライザーという薬が蒸気になって出てくる機械を使っています。最初は嫌がってあまり吸ってくれませんでしたが、親の膝の中に座らせて絵本を読みながら口に当てるようにしたら吸ってくれるようになりました。うまく吸えたら褒める!褒める!褒める!作戦です。吸入後は顔に付いた蒸気(目には見えないレベル)をハンカチで拭いて保湿剤を塗り、うがい…は幼くてできないのでお茶を飲ませて口の中の薬を洗い流します。オノ…

  • 我が子がぜんそくと診断されるまで

    赤ちゃんの頃から、大泣きすると咳をするのが気になっていました。生後半年を過ぎ、風邪をひくたびに背中からゼーゼーヒューヒューという音がするのに気づきました。一度ゼーゼーしただけなら一時的な気管支炎かもしれませんが、風邪のたびゼーゼーするのは怪しい。そう思って小児科の先生に相談し、ぜんそくと診断、治療が始まりました。一歳になってすぐの頃でした。父母がぜんそくやアトピー持ちであることから、アレルギー体質を受け継いでいる可能性は高いと思っていました。ぜんそくやアトピーの発症には、遺伝と環境の両方が関わっているとされています。遺伝は変えられないので、せめて環境を整えよう!ということで、毎晩入浴後の全身保…

  • 家族紹介

    私昔は小児ぜんそく、今はアトピー。以前は抗アレルギー薬の内服が手放せませんでしたが、今は保湿とステロイドの塗り薬でコントロールしています。ズボラ。料理レベルは最低限食べていける程度。掃除は好きじゃないけど子どもを産んでからは何とか頑張ってます。情報収集力は高い…と上司と同僚と夫に言われます。夫昔は小児ぜんそく、今はアトピーと咳ぜんそく(主治医は私)。会社員。料理上手、子ども大好き。掃除は苦手だけど頼めばやってくれる。付き合いはじめた頃は体の痒み、咳、頭痛、便秘と腹痛をよく訴えていました。結婚後は毎晩お風呂に入る(←!)、入浴後の保湿、早寝、食物繊維豊富な食事と飲むヨーグルト、ステロイド吸入でほ…

  • 自己紹介

    小さな病院で呼吸器内科をメインに診ている医師です。専門医は未取得です。呼吸器内科の専門医は大きい病院なら大学卒業後7年頑張れば取れます。小さい病院で指導して下さる先生が少ないと1年半くらい伸びます。私は産休育休を取っているのでさらにその分伸びます…。というわけでブログのタイトルは「呼吸器内科医が」ではなく「女医が」にしてみました。どうでも良い情報ですみません。もともとは専門医を目指し頑張って働いていたのですが、産後色々と行き詰まり、今はのんびり働いております。もちろん専門医を持っていなくても診療はできるし、持っていなくても能力の高い先生はたくさんおられます!それは分かっているけど…やっぱり専門…

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