・概説 江蘇恒瑞医薬は、後発薬(ジェネリック)を扱う医薬品メーカーです。抗がん剤に強みを持つ他、手術用の麻酔薬などを扱っています。また、売上10%を研究開発に投資しており、3000人近くの研究開発員を擁しています。 ・基本情報 名前 恒瑞医药 江蘇恒瑞医薬番号 上海600276本社 江蘇省連雲市上場 上海2000年ROE 20.6PER 58.3 ・データ 綺麗な右肩上がりが続いています。18年の春に急騰急落しましたが、すぐに上昇に転じています。 売上・営業利益ともに右肩上がりです。 EPS・BPSともに右肩上がりです。 営業キャッシュフローは横ばいです。16年以降、巨額の投資を行っており、フ…
・概説 貴州茅台は、貴州省に拠点を置く酒造メーカーです。茅台酒は、中国を代表する白酒で、中国人で知らない人はいないと言ってもよいほど有名な高級酒です。白酒は、高粱を主な原料とする蒸留酒で度数は40%〜60%程度です。貴州茅台は、上場当時は1株10元程度でしたが、以後高騰を続け、2019年現在では、1株1000元を超える勢いです。20年弱で株価は100倍近くに跳ね上がっています。。 ・基本情報 名前 贵州茅台 貴州茅台番号 上海600519本社 貴州省仁懐市上場 上海2001年ROE 31.2PER 32.4 ・データ 綺麗な右肩上がりです。ダウ平均みたいですね。上場した当時にこの銘柄を買ってい…
・概説 華夏幸福基業は、産業都市開発を行う不動産ディベロップメント企業です。工業団地の開発や企業誘致、それに付随するインフラ整備、ホテル、病院、公園などの総合的な都市開発を、中国全土で行っています。 <p ・基本情報 名前 华夏幸福 華夏幸福基業番号 上海600340本社 河北省固安県上場 上海2003年ROE 29.6PER 7.9 ・データ 10年から13年にかけては順調な右肩上がりでしたが、以降は何度も急騰急落を繰り返しています。全体としては、13年以降は横ばいと言えるでしょう。 売上、営業利益ともに右肩上がりです。 EPS・BPSともに右肩上がりです。 営業キャッシュフローは、17年、…
・概説 万華化学は、山東省に拠点を持つ化学メーカーです。ポリタウレンなどの素材を製造販売しています。中でも、ポリメリックMDIに強く、TDIは欧州市場でトップシェアです。中国国内では、北京、山東省煙台、浙江省寧波に研究拠点を持つ他、ハンガリーにも主要な研究機関を持っています。 ・基本情報 名前 万华化学 万華化学番号 上海600309本社 山東省煙台市上場 上海2001年ROE 27.9PER 10.9 06年のバブル以降はゆるい右肩上がりでしたが、16年以降は大きく上げています。18年の秋に暴落しましたが、すぐに回復しています。ちなみに暴落の原因は、河北省の工場での爆破事故のようです。(化学…
・概説 心血管、代謝消化器系、中枢神経系、血液系、抗感染症、抗がんの6分野の医薬品を製造している医療系民間投資会社です。香港市場に上場されている復星国際の子会社で、同社は株式の51%を保有しています。復星グループは、1992年に、郭広昌氏を中心に復旦大学の卒業生5人により創設されました ・基本情報 名前 复星医药 上海復星医薬番号 上海600196 香港02196本社 上海市上場 上海1998年 香港2012年ROE 9.7PER 14.8 ・データ 株価は概ね右肩上がりですが、18の夏に急落して以降は横ばい状態です。 売り上げは大きく右肩上がりが続いていますが、営業利益は横ばい状態です。 E…
・概説 中国自動車メーカーの最王手。2018年の販売台数は、705万台で、業界シェアは25%程度です。アメリカのゼネラルモーターズやドイツのフォルクスワーゲンとの合弁会社を傘下に持っています。これまでは、傘下の合弁会社の売上成績が好調を維持してきましたが、近年は自社ブランドにも力を入れ、売上を伸ばしています。親会社の上海汽車工業集団総公司が、株式の71%を保有しています。 ・基本情報 名前 上汽集团 上海汽車集団番号 上海600104本社 上海市上場 上海1997年ROE 15.4PER 8.5 ・データ 株価は概ね右肩上がりですが、急騰急落が多いですね。 売り上げは右肩上がりですが、営業利益…
・概説 チャイナ・ユニコム(中国聯合網絡通信)は中国通信業界の大手企業です。固定電話、ブロードバンド、3g、4gを扱っています。2008年の業界再編で、中国南部を中心に21省に基盤を持ちました。中国移動(チャイナモバイル)に次ぐ、業界2位につけています。日本でいうKDDI、auのような企業だと考えてもらえば分かりやすのではないでしょうか。 ・基本情報 名前 中国联通 中国聯合網絡通信番号 600050本社 北京市上場 上海2002年ROE 2.9PER 46.0 株価は横ばい状態が長く続いています。ここ数年は、やや右肩下がりです。 ・データ 売り上げは、横ばい状態ですが、営業利益は16年にほぼ…
・概説 1987年に広東省深圳市で創業しました。国務院(日本の内閣に相当)直下の政府系企業である招商局集団の子会社。招商局集団有限公司が、株式の30%を保有しています。招商局の歴史は古く、清朝末期に政治家の李鴻章が、1872年に汽船会社として、上海に招商局を設立したことに始まります。清朝は、アヘン戦争・アロー戦争の敗北により、強制的に開国させられてい。開国すると、中国に欧米の商人が蒸気船に乗って大量に来航するようになります。中国の商人は、当然、蒸気機関など知らず、帆船しか持っていません。そこで、李鴻章が蒸気船を持つ汽船会社として、招商局を立ち上げたのです。招商局は、半官半民の物流企業として、清…
・概説 資産規模は業界最大で、増資・IPO・債権引受などでも国内トップのシェアをほこる証券会社です。ここ数年は、上海市場の低迷もあり、業績は右肩下がりでした。2019年には、広東省での事業強化を狙って、広州証券の全株式を取得しました。国務院(日本の内閣に相当)系統の中国中信集団の子会社で、同社が株価の16%を保有しています。。 ・基本情報 名前 中信证券 中信証券番号 上海600030 香港06030本社 広東省 深圳市上場 上海2003年 香港2011年ROE 6.1PER 17.7 ・データ 06年、15年のバブルで、急騰急落した典型的なチャートです。 売り上げ・営業利益ともに、右肩下がり…
・概説 中国南方航空は、広東省広州市の広州白雲空港に拠点を持つ航空会社です。親会社である中国南方航空集団有限公司が株式の約50%を保有しています。中国南方航空集団有限公司は国有企業です。傘下に厦門航空、仙頭航空、珠海航空、貴州航空、重慶航空、河南航空がいます。社名の通り、中国の南方に重点を置いており、広州を中心に、南アジア、東南アジア、オセアニアへの航空便が充実しています。保有機体数は、800機を超え、アジアで1位、世界では3位の保有数です。日本でいうとJALやANAのような企業です。。 ・基本情報 名前 南方航空 中国南方航空番号 上海600029 香港01055本社 広東省広州市上場 上海…
・概説 宝山鉄鋼は、日本と非常に縁の深い企業です。1977年、新日鉄(新日鉄住金の前身)の会長であった稲山氏が、中国を訪問した際に、副主席であった李先念氏に鉄鋼炉の建設依頼を受けます。同年、上海宝山鉄鋼が創業されます。 翌年、1978年に、鄧小平氏が訪日し、新日鉄の君津製鉄所を視察したことをきっかけに、日本が官民を上げて支援をする形で、鉄鋼炉の建設計画が始まります。同年12月には、鄧小平が改革開放を宣言します。中国の近代化、工業化がまさに始まろうとしていた年です。 これ以降、日本の企業が技術者を派遣して、現地で技術指導を行ったり、逆に中国人の研修生を日本企業に受け入れるなどの交流が始まりました…
・概説1996年に北京市で創設された新しい商業銀行です。大株主に安邦人寿保険(16.8%)中国泛海(4.6%)などがいます。中小企業向けの少額融資に強みを持っています。 名前 民生银行 中国民生銀行番号 上海600016 香港01988本社 北京市上場 上海2000年 香港2009ROE 11.98PER 4.29 株価の変動が激しい銘柄です。16年のチャイナショックでは、急落はしませんでしたが、緩やかな右肩下がりの株価が続いています。 経常利益、純利益ともに横ばい状態です。 EPSは横ばい、BPSは右肩上がりです。 2016年に営業キャッシュフローを大きく伸ばしていますが、以降は営業キャッシ…
ハンセン指数とは、恒生銀行(ハンセン銀行)が、1964年に作った株価指数です。香港市場を代表する50銘柄から構成されています。構成銘柄の選定基準は、香港企業であることに限定されていましたが、香港市場における中国本土系企業の影響力拡大にともなって、2006年から、選定基準が改められ、中国本土系企業も構成銘柄となっています。 ハンセン指数とは、中国本土経済と華僑経済を合わせた総合指数だと言えるでしょう。 以下一覧です。(2019年8月辞時点での銘柄構成) 00001 長和 長江和記実業 00002 中電控股 中電控股 00003 香港中華煤氣 ホンコン・チャイナガス 00005 滙豐控股 HSBC…
・概説1993年に創業された新しい銀行です。銀行銘柄の第1号として1999年に上海市場に上場しました。資本金は296億元。日本円では、4395億円に相当する(1元=15円と仮定)。4大銀行と比べると規模は非常に小さいです。チャイナモバイルの子会社で、株式の19%は同社が保有しています。「浦東」という地名をご存じでしょうか。「浦東」とは、上海市内を流れる「黄浦江」の東岸を指します。改革開放以前、「浦東」は上海市の郊外にある特に何もない場所でした。改革開放が本格化し始める1992年に、浦東地区は、上海市の経済発展の中心地区として指定され急速に発展を始めます。現在の浦東です。ビルが乱立しています。浦…
中国企業の株を買うには、まず証券会社に口座を作らなければいけません。証券会社は、大きく分けて、ネット証券と対面証券に分けることができます。今回は、中国株を取り扱っている代表的な証券会社を紹介します。 ネット証券 メリット:ネット証券のメリットは、手数料が安いことです。ネット証券では、営業マンを雇っていないので、その分だけ取引手数料を安くできます。デメリット:ネット証券のデメリットは、銘柄について全て自分で判断して購入しなければならないことです。対面であれば、営業マンに銘柄について相談することができますが、ネット証券では、全て自分で調べて、自分の判断で購入しなければいけまけん。まとめ:ネット証券…
中国企業の株を買うためには、中国企業についてある程度自力で調べる必要があります。そして、実は中国企業についての日本語の情報は非常に少ないのが現状です。今回は、中国企業について調べる方法について書こうと思います。 実は、企業に関する情報は基本的に無料で手に入れることができます。このサイトで企業分析の基礎として使っている情報も基本的には、以下に書いた方法を使って得たものです。 ・書籍 ニ季報中国株についてまとまった情報がきちんと載っている唯一の書籍です。名前の通り、年に2回、春と秋に出版されます。買っておいて損はないでしょう。情報が香港市場に偏っているのが、やや難点です。とはいえ、投資に関して十分…
皆さんは、「上海50」という言葉をご存知でしょうか。知らない方が多いと思います。上海50とは、上海市場に上場されている銘柄の中でも、特に主要な企業50社会の時価総額加重平均型株価指数をいいます。正確には、「上海証券取引所に上場するA株から科学的かつ客観的な方法で選択さ. れた、規模および流動性の高い代表的な50銘柄」と定義されいます。つまり、上海50とは、中国を代表する有名企業の株式指数ということですしかし、この上海50という指数や構成銘柄は、日本では、ほとんど知られていません。仮に、株式投資をしないとしても、中国を代表する有力企業のことやその株式指数に関して知っておいて損はないと思います。そ…
ドルペッグ制 ドルペッグ制とは、アメリカドル固定相場制ともよばれ、為替介入や金利操作などの政策によって、アメリカドルとの為替相場を一定に保つ政策をいいます。自国の通貨が不安定な国が、ドルペッグ制を採用する場合が多いです。香港ドルの場合、1US$=7.75〜7.85HK$の間で推移することが決められています。香港ドルのドルペッグ制は、「カレンシーボード制」という制度に基づいています。これは、香港ドルの貨幣発行量に対応するアメリカドルを香港の中央銀行が保有することで、香港ドルの信用をアメリカドルの裏付けによって保証する政策です。香港で、ドルペッグ制が始まったのはあまり古くありません。1982年に中…
香港市場には、H株とレッドチップいわれる株が、あります。今回はこのことについて書いてみます。 ・H株 H株とは、中国本土に本社をもち、香港に上場している企業の株を指します。H株を買えば、香港市場を通じて、中国本土の企業に投資することができます。なぜH株が生まれたのでしょうか。鄧小平の改革開放政策により、中国本土で経済成長が始まると、中国本土の企業は、拡大のために、資金が必要となります。しかし、毛沢東以来、社会主義・鎖国政策をとっていた中国では、改革開放以後も、外国資本を受け入れることに大きな抵抗を持っていました。歴史を遡ると、19世紀以降、中国は外国諸国に荒らされ続けてきました。中国最後の王朝…
香港市場には、H株とレッドチップいわれる株が、あります。今回はこのことについて書いてみます。H株 H株とは、中国本土に本社をもち、香港に上場している企業の株を指します。H株を買えば、香港市場を通じて、中国本土の企業に投資することができます。 なぜH株が生まれたのでしょうか。鄧小平の改革開放政策により、中国本土で経済成長が始まると、中国本土の企業は、拡大のために、資金が必要となります。 しかし、毛沢東以来、社会主義・鎖国政策をとっていた中国では、改革開放以後も、外国資本を受け入れることに大きな抵抗を持っていました。 歴史を遡ると、19世紀以降、中国は外国諸国に荒らされ続けてきました。中国最後の王…
上海市場と深圳市場の株には、A株B株という2種類の株があります。今回はこの違いについて書いてみます。 ・上海 上海株には、中国国内の投資家向けに人民元で決済されるA株と、外国人投資家向けにアメリカドルで決済されるB株があります。本来は、A株は中国人投資家向け、B株は外国人向け、と棲み分けがされていましたが、2014年11月に、香港証券取引所を通じて、上海証券取引所に投資する制度が始まりました。これを、滬港通(上海・香港ストック・コネクト)といいます。この制度のお陰で、外国人投資家は、上海市場に投資することができるようになり、同時に、中国人投資家は、香港市場に投資することができるようになりました…
上海市場と深圳市場の株には、A株B株という2種類の株があります。今回はこの違いについて書いてみます。上海 上海株には、中国国内の投資家向けに人民元で決済されるA株と、外国人投資家向けにアメリカドルで決済されるB株があります。 本来は、A株は中国人投資家向け、B株は外国人向け、と棲み分けがされていましたが、2014年11月に、香港証券取引所を通じて、上海証券取引所に投資する制度が始まりました。これを、滬港通(上海・香港ストック・コネクト)といいます。この制度のお陰で、外国人投資家は、上海市場に投資することができるようになり、同時に、中国人投資家は、香港市場に投資することができるようになりました。…
中国企業に投資する方法は、沢山あります。香港・上海・深圳・ADRの4つのルートがあります。それぞれ解説していきましょう ・香港 香港証券取引所を通じて、香港企業、中国本土の企業に投資することができます。中国本土で登記した企業の株式をH株といい、中国本土外で登記した企業の株式をレッドチップといいます。通貨は香港ドル。香港ドルは、アメリカドルとのペッグ制を採用していて、1US$=7.75〜7.85HK$の間で推移すると決められています。元々は、中国企業に投資するには、香港市場で株を買うしかありませんでした。ここ数年で、急速に新たな制度が整備され、外国人投資家が上海や深圳に投資することができるように…
中国企業に投資する方法は、沢山あります。香港・上海・深圳・ADRの4つのルートがあります。それぞれ解説していきましょう・香港 香港証券取引所を通じて、香港企業、中国本土の企業に投資することができます。中国本土で登記した企業の株式をH株といい、中国本土外で登記した企業の株式をレッドチップといいます。 通貨は香港ドル。香港ドルは、アメリカドルとのペッグ制を採用していて、1US$=7.75〜7.85HK$の間で推移すると決められています。元々は、中国企業に投資するには、香港市場で株を買うしかありませんでした。ここ数年で、急速に新たな制度が整備され、外国人投資家が上海や深圳に投資することができるように…
「ブログリーダー」を活用して、chutetsuさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。