崖っぷちに立っている日本をどうしたらユートピア(理想郷)にできるか日々考え答えを探していくブログです
前回、前々回の記事で中国による「台湾のみの単独侵攻」と「尖閣のみの単独侵攻」が合理的でないことを解説した。 今回の記事では、最も可能性が高い「台湾と尖閣の同時侵攻」を考察する。 以下は、日本安全保障戦略研究所による「日米台連携メカニズムの構築」から抜粋し、要約したものである。 台湾と尖閣の同時侵攻 台湾と尖閣の侵攻戦力の主体となる部隊は、次の理由により東部戦区部隊が担うと予測できる。 ①台湾の対岸に位置し地理的に最も近いこと ②習近平国家主席が軍務を経験した戦区であること ③人事・装備面で重視されており習主席自ら部隊訪問を行なっていること ④活発な活動・演習状況が見られること なお、南部戦区部…
前回の記事では「台湾のみの単独侵攻」が合理的でない理由を解説したが、今回は「尖閣のみの単独侵攻」の成否を考察する。 その前に尖閣諸島が日本の領土であるということを、いしゐのぞむ長崎純心大学准教授の論考を参考にして簡単に触れておきたい。 明国の使節、陳侃(ちんかん)が1534年に琉球に渡航した際に書いた、現存最古の使録を参照する。 当時、陳侃以前から琉球船はほぼ毎年福建に渡航していたが、逆に、福建側の使節船が琉球に渡航するのは平均30年に一度ほどに過ぎない。 そのような状況下での陳侃の琉球渡航である。 陳侃は釣魚島(尖閣)航路に出航する前、福州で準備をしていた。その時、琉球国からの貿易船が入港し…
8月2日、ナンシー・ペロシ下院議長が台湾を訪問した。それに続くかのように14日にはアメリカの議員団5名が予告なしに台湾を訪問。 21日にはインディアナ州知事が台湾を訪問し、蔡英文総統と会談した。 一連の動きに対して中国は反発。台湾周辺で数日間に渡り軍事演習を実施し、今後も継続していく模様だ。 ペロシ下院議長を初めとしてアメリカの議員たちや州知事はロシア・ウクライナ問題が終息していない不安定な状況下で、なぜ台湾訪問を強行したのか? その意図を憶測することは今回は控えるが、彼らの行動は確実に中国の動きを活発化させると共に、台湾、尖閣の危機を早めたと言える。 これに関してはスタンフォード大学のオリア…
今回お勧めする本はエマ・ワトソン主演で映画化もされた「ザ・サークル(上下巻)」(デイヴ・エガーズ/ハヤカワ文庫) あらすじ 【世界一と評されるインターネット企業、サークル。広々とした明るいキャンパス、信じられないほど充実した福利厚生、そして頭脳と熱意と才能をかねそなえた社員たちが次々に生み出す新技術―そこにないものはない。どんなことだって可能なのだ!サークルへの転職に成功した24歳のメイは、新生活への期待で胸をいっぱいにして働きはじめるが…。】(Amazonより) この本は有名なディストピア小説である「1984」や「素晴らしい新世界」の前奏とも言える現在進行形のディストピア小説である。 物語の…
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