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第1種放射線取扱主任者試験 物理ざっくり網羅ブログ https://hatomugikun.hatenablog.com/

第1種放射線取扱主任者です。試験勉強を始めたばかりの方のとっかかりになるような、ある程度勉強を進めた方の見返しとなるようなブログを目指しています。

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2019/08/18

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  • 荷電粒子の阻止能について

    荷電粒子の阻止能について記載します。 荷電粒子が物質との相互作用でエネルギーを失う現象には以下の2通りがあります。 ①荷電粒子が物質中の電子にエネルギーを与え、励起や電離作用でエネルギーを失います。この失うエネルギーを衝突阻止能と呼びます。衝突阻止能を物質の密度で割った値を質量衝突阻止能と呼びます。 ②制動放射によりエネルギーを失います。制動放射により失うエネルギーを放射阻止能と呼びます。放射阻止能を物質の密度で割った値を質量放射阻止能と呼びます。 又、 ・全阻止能=衝突阻止能+放射阻止能 ・質量阻止能=質量衝突阻止能+質量放射阻止能 となります。 〇重荷電粒子(α線、陽子線等)の阻止能につい…

  • フルエンスについて

    フルエンスについて説明します。 フルエンスには4つの種類があり、それぞれに意味があるので理解しましょう。 まずは、下の図を見てください。 m2:放射線の当たる面積を表します。 Q:放射線の本数を表します。 J:放射線1本のエネルギーを表します。 4つのフルエンスそれぞれを説明します。 〇フルエンス[Q/m2] →単位面積に入射する放射線の本数です。 〇フルエンス率[Q/(m2・s)] →単位面積・単位時間に入射する放射線の本数です。 〇エネルギーフルエンス[J・Q/m2] →単位面積に入射する放射線のエネルギーです。フルエンス[Q/m2]に放射線1本のエネルギー[J]を掛けて算出します。 〇エ…

  • 放射線取扱主任者試験まで3ヶ月

    今年度の試験日程がアナウンスされていますね。 第1種試験:令和元年8月21日(水)、8月22日(木) 今年から出題科目に変更があるのでしっかり確認しましょう。 8月21日:法令(75分)、実務(100分)、物理(110分) 8月22日:化学(110分)、生物(110分) 従来の試験と比較し、 ・管理技術がなくなったこと ・実務という科目が加わったこと ※管理技術に相当? ・物化生がなくなったこと があげられます。 物理・化学・生物には、多岐択一問題(恐らく従来の物化生のような試験問題)が2問づつ追加されています。そのため、物化生の過去問をやりこんでおいて損は無いと思います。 ※物化生の問題を読…

  • 壊変定数について

    壊変定数λについて記載します。 壊変定数とは、1個の原子核が単位時間に壊変する確率を示します。核種に固有に与えられた定数です。記号λで表されます。ここでは、壊変定数の使われ方について解説します。 まず、単位時間に壊変する原子核の個数dNは以下式で表されます。これは、壊変定数λとまだ壊変していない原子核の個数Nと単位時間dtに比例します。 dN = −λNdt 放射能Aは単位時間dtに壊変する原子核の個数dNであるため A=-dN/dt=λN となります。 また、時間tが経過した後の壊変前の原子核数は と表されます。半減期Tは初期の原子核数N0が半分になるまでの時間であるため よって となります…

  • 放射化分析について

    放射化分析について記載します。 放射化分析については、計算問題が出題されることが多いです。計算問題に使用する式の意味から理解しましょう。 放射化分析とは安定な核種に放射線(主に中性子)を照射することにより不安定にさせ、半減期や放射線のエネルギー、強度を調べて核種を同定・数量を求める作業のことです。 特定する元素に放射線(中性子)を照射し、放射性核種の量を調べるには以下の式を用います。 A=N・f・σ・(1−EXP(−λt)) それぞれの記号の意味は以下の通りです。 A:中性子照射により発生する放射能(dps)N:目的元素に存在する標的核種数f:中性子束密度(毎秒1平方センチメートル当たり)σ:…

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