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2019/08/16

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  • 郡山海岸(双葉郡双葉町)

    1 概要 双葉郡双葉町にある郡山海岸は絶壁で,昼間でも決して近付いてはいけない場所だという。 その理由としては,この場所が自殺の名所であり,崖の近くに行くと,吸い込まれるように引き込まれるからだという。 また,夜に同海岸を訪れて写真を撮影すると,オーブが写るという。2 解説 双葉郡双葉町は現在,東日本第震災による原発事故のため期間困難区域に指定されており,立ち入りが困難な場所である。 無論,今後解除される可能性があることから,それを待ちつつ情報収集をしていく予定である。 なお,私も同地を訪れたことがないため,ネットの情報によるが,同地には海浜公園や海水浴場が存在していたようである。

  • 南湖公園(白河市)

    1 概要 白河市にある南湖公園は,白河藩主松平定信(八代将軍徳川吉宗の孫に当たる)が享和元年(1801年)に造成した公園で「日本最古の公園」とも言われており,現在は国の史跡及び名称に指定されている。 現在も市民の憩いの場として愛されており,同市においては代表的な釣りスポットとされているほか,野鳥観察や周辺の風景写真撮影などに適した場所となっている。 しかしながら,どうもこの公園周辺は心霊スポットとなっているようで,公園内にある公衆トイレから出てきた人の背後に負ぶさる謎の黒い物体を見た,という話があるほか,公園周辺に居住する方の中には,謎のラップ音や金縛りを体験した方がいたという。2 解説 上記…

  • 静御前堂(郡山市)

    1 概要 郡山市大槻町には「静御前堂」と呼ばれるお堂があり,源義経の愛妾・静御前の霊が祀られている。 兄である源頼朝と仲違いした源義経は遠く奥州平泉へと逃走したが,途中,静御前とは離れ離れとなる。 後,義経の後を追い平泉へと向かう静御前であったが,郡山の地に来た時に,義経が平泉で討たれたという報に接し,悲観のあまり同市内にある「美女ヶ池」に身を投じ没したという。文治5年(1189年)のこととされる。 それから約400年後,この地は大槻城城主伊東左衛門高行が統治していたが,ある時,村内にある小高い塚跡から,夜な夜な怪しい光が放たれ里人が恐れているという噂を聞きつけたので,人々にその地を掘らせると…

  • 筒木原不動尊(いわき市)

    1 概要 筒木原不動尊はいわき市北部,大久町にある斜面にそそり立つ不動尊で,建立は貞享2年(1685年)というから,330年以上の歴史のある不動尊である。 敷地内には御神木である樹齢数百年,樹高6メートルの枝垂桜があり,その独特な枝振りが訪れる人々の目を楽しませてくれている。 しかし,理由は不明なのだが,この地はDVD(ビデオとも)で心霊スポットとして紹介され,一気に噂が広がった場所と言われている。 その内容によれば,同地では落ち武者の幽霊が現れるとされているのだが・・・。2 解説 上記のとおり,DVDで紹介されたという経緯があるようだが,具体的に何と言うDVDで,かつ,どのような内容のものな…

  • 遠野トンネル(いわき市)

    1 概要 遠野トンネルはいわき市の県道20号線(上三坂小野線)にあり,平成9年(1997年)竣工,約1,030mのトンネルである。 同トンネルは心霊スポットとされているが,トンネル内というよりも,周辺に設置されている公衆電話にいわくがあるらしく,夜,この公衆電話から電話をすると,訳の分からない場所に繋がるという噂がある。 また,周囲は自殺者が多いとされ,この近くの沢で釣りをしていたところ,居るはずのない釣り人とすれ違ったり,居るはずのない子供が水浴びしていた,などと言う体験談もあるという。2 解説 この附近は大分山間部に位置する場所(渓流釣りが出来るほどの場所)であり,夜間訪れるとなると相当暗…

  • 雲水峰清水(須賀川市)

    1 概要 雲水峰清水は,郡山市と須賀川市の境附近にある,宇津峰山の登山口(須賀川市側)にある清水で,「ふくしまの銘水30選」にも選ばれている,水量豊富な美味しい水とのことである。 同地も心霊スポットとして噂されているらしく,体験談として,夜間,同地にバイクで訪れた方が帰ろうとしたところ,急にバイクがエンストし動かなくなったという話がある(後日談として,その方が同地を訪れる前週に,同地附近で女性の首吊り死体が発見されたともいう。)。2 解説 宇津峰山は標高676.9mの独立峰で,森林公園が整備されているほか,登山コースも設置されているところである。 そして何より,同山は南北朝時代の城跡遺構として…

  • 炭坑跡(いわき市)

    1 概要 いわき市はかつて炭鉱の町として栄えたことで有名であり,その名残として,炭鉱に関する資料や展示物を収めた「いわき市石炭・化石館 ほるる」が同市湯本町にある。 同館の敷地内には,常磐炭礦湯本坑第六抗人車抗が保存されている。この抗口は,昭和22年(1947年)に昭和天皇が行幸され,ここから坑内を見学のために入坑されたという。 そのような歴史ある炭坑跡なのであるが,この場所もまた,心霊スポットとしての噂があり,夜中になると,落盤事故で亡くなられた炭鉱夫の幽霊が現れるという。2 解説 いわき地方は幕末から昭和50年代までの間炭鉱で栄えた町であり,大小さまざまな炭鉱が存在していた。そして,それら…

  • 会津東山閣キャニオン(会津若松市)

    1 概要 会津若松市にある東山温泉には,かつて「会津東山閣キャニオン」という温泉宿があったが,現在は営業を休止,建物のみが存在している。 この場所ではかつて殺人事件が発生,以後,その被害者の幽霊が出没するという噂があるという。2 解説 会津東山閣キャニオンは現在廃墟として存在しているようであるが,そのような場所であっても,無断で侵入した場合,刑法上の罪(建造物侵入)に該当する場合がある。安易な侵入は慎むようにされたい。 さて,色々な情報を調べてみたところ,この場所では平成8年(1996年),女性客が女性用浴場で殺害されるという事件が発生しているとのことである。被害者の方の魂魄が未だかの地に折ら…

  • 四森峠(郡山市)

    1 概要 三森峠は郡山市内でも著名な心霊スポットである。 sizyuukara-1979.hateblo.jp しかし,インターネットの情報ではあるが,この三森峠の近くには,さらに「四森峠」という伝説の廃峠があり,この場所ではかなりの「何か」が出没するのだという。2 解説 これまで心霊スポットの噂話を数多く聞いてきたところであるが,「四森峠」という心霊スポットがある,という話は全くの初耳であり,そもそも「四森峠」という名の峠自体,聞いたことがない。 そもそも,三森峠の「三森」は,近くに三つの「森」という地名があることから名付けられたとされている。それなのに「四森」という名を付けるとなると,四森…

  • 勢至堂トンネル(須賀川市)

    1 概要 須賀川市と郡山市湖南町を結ぶ国道294号線には勢至堂峠があり,この峠に設けられているのが勢至堂トンネルである。 同トンネルは昭和63年(1988年)起工,平成6年(1994年)開通で,全長1,147mの長さがある。同トンネルの開通により,これまでの急勾配,急カーブ,狭隘区間の解消が図られ,アクセス等利便が向上している。 さて,同トンネルも,心霊スポットであるという噂が囁かれている。何でも,トンネル内を通行していると,何者かの呻き声や悲鳴などが聞こえてくるとされている。2 解説 勢至堂峠を通る国道294号線は白河街道(会津若松と白河を結ぶ道路)に相当する道路で,白河街道自体は天文14年…

  • 田人大橋(いわき市)

    1 概要 田人大橋はいわき市田人町を通る国道289号線に架かる橋で,橋の下を四時川が流れている。山間部に掛けられた橋で,橋から川までの高さは相当なものである。 噂によると同橋は自殺の名所と交通事故が多発する場所とされており,さらに過去には殺人事件が発生したという。 そのためだろうか,同橋には,自殺者の幽霊が出るとも噂されているという。2 解説 私が以前いわき市に住んでいた際,国道289号線を年に数回利用しており,その際に幾度か同橋をそれとは知らず通行していたことがある。 確かに橋から川までの高さが相当ある橋で,高所恐怖症の私としては,心霊スポットとは別の意味で恐怖を感じた場所でもある。 同橋附…

  • 背炙山(会津若松市)

    1 概要 背炙山は会津若松市東部にある標高863mの山で,近世初頭に滝沢峠が開設されるまでの間,同山にある背炙峠が,会津若松から白河までを結ぶ白河街道であった(豊臣秀吉が奥州仕置で会津若松に赴いた際も,同峠を利用し休憩したとされる。)。 なお,「背炙」という不思議な名称については,昔,猪苗代湖の人々が,朝,会津若松への行商や山仕事に行く際にこの山を登るときは背に朝日を浴び,逆に夕方の帰路には背に夕日を浴びたため,「背中炙山」,「背炙山」となったといわれる。 このように,歴史のある場所である同山であるが,心霊スポットとしての噂がある。具体的には,何やら得体の知れないものが出るなどの噂があるという…

  • 若郷湖(会津若松市)

    1 概要 若郷湖と書くとあまり馴染みがないかも知れないが,この湖は,会津若松市と南会津郡下郷町にまたがる,阿賀野川(阿賀川)に設けられた大川ダムにより出来たダム湖である。 同ダムは特定多目的ダムで,水力発電のほか,治水や会津盆地への利水などを目的としており,周辺は駐車場やテニスコートが管理されており,アウトドアやピクニック目的に訪れる方も多いという。 しかし,この場所は噂では心霊スポットであると囁かれているとの情報がある。 また,ダム周辺は国道121号線が走り,その道路にはいくつかトンネルがあるのだが,このトンネルの中でも,怪しい男の声が聞こえてきたといった怪奇現象が発生するとの噂があるようで…

  • 遠藤ヶ滝(安達郡大玉村)

    1 概要 安達郡大玉村の西方,杉田川にある渓谷を登ると,遠藤ヶ滝に辿り着ける。 この地は,伝承によれば,文覚上人(俗名遠藤盛遠,1139年~1203年)が滝に打たれながら修行した場所という伝説があり,同人の俗名から「遠藤ヶ滝」の名が付けられたという。 その由緒から,この地は山岳修行の場とされており,現在も不動明王石像が安置されている石室や,女人堂碑(女性が修行の場に立ち入ることを禁じた碑)などが現存している。 いわば「霊場」の如き性質のある場所であるのだが,不気味な噂もまた存在している。 この地を訪れた者が,異世界に入り込んだような,生臭く生暖かい空気に包まれた,異様な視線に晒された,誰もいな…

  • 御所宮(須賀川市)

    1 概要 須賀川市を通る県道355号線沿い,愛宕神社と顕國魂神社がある辺りは,地名ではないのだが「御所宮」と呼ばれている。 この場所には,かつて「御所宮舘」と呼ばれる城が存在し,上記顕國魂神社がある場所が,同舘の本郭であるという。 同城の築城時期や城主は残念ながら不明であるが,鎌倉時代に須賀川を統治していた岩瀬氏の居城ではないかと言われている(なお,岩瀬氏は,後に須賀川を統治し伊達政宗に滅ぼされた二階堂氏の庶流ではないかと言われている。)。 さて,上記県道355号線は阿武隈川に沿うように道が整備されているのだが,昔から,同川上流で水死者が出ると,何故かこの「御所宮」に死体が上がるといわれ,何か…

  • 六十里越トンネル(只見町)

    1 概要 新潟県と福島県を結ぶ国道252号線にある六十里越は,最高点の標高が863mに達する峠で,同区間内にはいくつかのトンネルやスノーシェッドが設けられている(なお,六十里越は豪雪地帯にあるため,冬季は通行止めとなる。)。 さて,このトンネルには,「六十里越トンネル」が存在している(余談であるが,只見線にも同名のトンネルがあるが,あくまでここでいう「六十里越トンネル」は,国道252号線にあるものを指す。)。 標高760m附近にあるトンネルで,昭和40年(1965年)貫通,昭和48年(1973年)竣工とのことで,工事ができる時期が限られている豪雪地帯であるため,完成までに相当の時間がかかったこ…

  • 斉藤金兵衛屋敷の事(会津若松市)

    1 概要 融通寺町口の東向かいに斉藤金兵衛という侍が住んでいるが,その屋敷に篠原某という者が住んでいた頃の話である。 篠原氏の身の上に何かあるような時は,座敷の縁を夜中,大山伏が錫杖をついて数遍歩いて玄関に出て行くという。特に月夜の晩はその姿が月影に映り座敷の中まで見え,背の高さは七,八尺(約2.1~2.4m)もあるようであった。 またある時,雷雨の激しく降った折,この屋敷の中ばかり,五,六寸(約15~18cm)から七,八寸(約21~24cm)もある鮒がいくつも落ちた。雨が晴れて,これを見つけて食べた人は,誰もが百日ばかり病の床についたという。 さらに,家の南の方にある大きな竹薮を切り開いて畑…

  • 某銭湯(郡山市)

    1 概要 以前,郡山警察署近く,国道4号線と国道49号線が交差する場所の近くにスーパー銭湯が存在していた。 家族連れ等,多くの客が訪れる場所であったが,東日本大震災により建物や設備が破損,一時休止,その後経営会社の倒産により弊店したという経緯がある。 しかし,このスーパー銭湯では,かつて幽霊が出る,という噂がされていたという。 現在はこの建物は取り壊されているとのことで,真偽の程は定かではない。2 解説 この話は,同スーパー銭湯を利用していたという同僚から聞いた話で,この同僚は,知人から「幽霊が出る。」という話を聞き,薄気味悪くなりしばらく行くのをやめていたところ,いつの間にか閉店していたとい…

  • 火葬場跡(郡山市)

    1 概要 郡山駅の東側,横塚にある下水処理場には,平成3年まで市営の火葬場が存在していたという(薬師堂火葬場という名称だったらしい。)。 戦後に設置されたものの,その後の郡山市の人口増加や施設の老朽化,また,下水処理場の一角に存在してたという環境的にも良くないということもあり,最終的に東山霊園に移転された。 現在,火葬場跡地は道路にかかっているのだが,この附近の交差点は交通事故が頻繁に発生する場所という。 また,この周辺では,彷徨う首のない幽霊を目撃したという噂もある場所とのことである。2 解説 郡山市に縁のある(と,言っても,実質それ程長く住んだことはなく,あまり地理に明るい訳ではないのだが…

  • 幽霊沢(双葉郡川内村)

    1 概要 川内村下川内にある割山峠にある橋は,「幽霊橋」と呼ばれている。 昔,馬車引きの者の家の近くに,体調の悪い女性が住んでおり,馬車引きに,富岡の医者に薬をもらって来て欲しいと頼んだ。 馬車引きは富岡に行き,仕事を終えた後,医者の元に行き薬をもらい,夜遅く割山峠の橋の所に差し掛かると,急に馬がフーフー言い出し,四足踏ん張り動かなくなった。 馬車引きは,何だ,この野郎と思ったところ,急に背後に気配を感じた。振り返り後ろを見ると,姉さんかぶりをした女性が馬車の上に座っていたという。 ゾっとした馬車引きは,馬の尻を叩いて急いで家に帰ったところ,ちょうど件の女性が今亡くなったところであった。馬車引…

  • テニスコート(須賀川市)

    1 概要 須賀川市内の郊外にあるテニスコートの話である。 このテニスコートでは,過去,女性が焼身自殺する事件が発生したという。そして,それからというもの,女性の声や足音など,奇妙な物音が聞かれるという現象が発生するようになったという。2 解説 丁度,私の同僚に須賀川市在住の方がおり,何か情報を持っていないか話を聞いたところ,そのような場所は知らないとのことであった(後,場所が特定できたので,その場所の地図を見せたところ,まず近付かないような場所であるとのことであった。)。 一部ではこのテニスコートはすでに営業してない,という説がある一方,現在も営業をしており,時折学生が利用しているとの説もあり…

  • 石仏の祟り(白河市)

    1 概要 旧西白河郡表郷村(現白河市),上願地区での話である。 同地区には,何百年前からの庚申塚,十三夜供養塔,六道地蔵,道祖神などの石仏が村はずれに祀られていたが,いつの間にかその場所はゴミ捨て場になり,やがて,地区用の火の見やぐらやポンプ小屋が建てられ,人々はそこに石仏が祀られていることを忘れてしまった。 しかし,その火の見やぐらが建てられてから約15年間に渡り,原因不明の事故や病気で亡くなる人が相次いだという。 具体的には,ある日突然,高熱を発したかと思うと呼吸困難に陥り,やがて死亡するもので,最初の10年間だけで21人も死亡したという。 しかも,死亡した人達は,村の消防団長や火の見やぐ…

  • 三宅源右衛門古貉を切る事(会津若松市)

    1 概要 米代一ノ丁南側桂林寺通東角に、三宅源右衛門という300石取りの侍が住んでいた。 この源右衛門が部屋住の若い頃の事、長年使っていた召使いの女を寝所に呼び、情を交わし妾のようにしていたが、その後、媒酌する者がいて、この女を甲賀町通りに住む町家に縁付けた。 ところが、その女は、4,5日過ぎてから、源右衛門の寝所に現れ、枕を並べてまた以前のような関係になった。源右衛門も嬉しくて、いつまでも愛し合う等と睦言を交わしていた。しかし、日数が経つに連れ、夜毎に出かけてくることを怪しく思うようになった。 ある夜、いつものように彼女が忍んできた後で、源右衛門は密かに下男を彼女の婚家へ走らせ、様子を見てく…

  • 某屋敷の事(会津若松市)

    1 概要 米代辺りにある某屋敷のことである。 家人の某が外出し,夜になり屋敷に帰って来た。その際,昼間のうちに子供の守り脇差を座敷の次廊下に置いてある,女の乗り物の中に忘れていたことを思い出し,乗り物置き場も分かることなので,自ら灯りも持たず出かけた。 そして,乗り物の中に手を入れて脇差を取ろうとしたところ,熊の手のような手が,某の手をシカと掴んだので,某は自らの脇差を抜き,その手を傷付けたところ,某の手を放した。 某はすぐに勝手に行き,提灯を手に取り調べると,血は点々と滴り,庭の樅の木の上に及んでいたという。 また,この家では,吉兆ある時は,座敷の床の上に子供が立っていることがあるという。 …

  • 山の神の祟り(いわき市)

    1 概要 北神谷村の「袖」という所に,山の神様がある。松の古木が茂り,附近の田圃の邪魔になるので,村民相談の上,この木を伐ることになり,村役人が先頭に立ち木挽を頼み伐採した。 その時は何もなかったが,秋頃より区長は病床に就き,その為,巫女に占わせたところ,山の神様の神木を伐った祟りであるとのことで家人は驚き,巫女に祈祷を依頼し,すぐに松の木を植え継いで御詫びをした。 しかし,その効もなく,区長は長患いでついに死んでしまった。 また,その松の木を焚いた人,買った人,木を伐った木挽き等,皆それぞれ火傷や失火,病気等の厄を被ったので,残りの木を皆持って行ってお返して御詫びをした。この木は近頃まで存在…

  • 山の神の祟り(いわき市)

    1 概要 昔,茂八という男が,吉沼山で炭焼きをし生計を立てていた。 茂八は歌が大好きで,特に,「ところは高砂」と「四海波」を歌うのを得意とし,山小屋で歌を楽しみながら仕事をしていた。 ある日のこと,一人の人が炭小屋を訪ねたところ茂八がいないので,炭焼き窯の前に行くと,体半分が焼け両脚だけ焼け残った茂八を発見した。 それから土地の人は,山の神は祝儀歌は大嫌いということで,山中では絶対に祝儀歌を歌わないように申し合わせ,今に続いているという。2 解説 この話はいわき市田人町の話であり,吉沼山も周辺の山の一つではないかと推測される。 山の神には様々な種類(例えば,大山祇神や金山彦神など)があるようで…

  • 猪肉を食べた祟り(いわき市)

    1 概要 昔,ある年の暮れのこと,苗取山にある三宝荒神の氏子達が,賽銭箱から猪肉を買い,それを食べたところ,お咎めを蒙り,皆,口が曲がってしまった。 驚いた氏子達は,巫女を頼んでお詫びをしてもらい,ようやく治ったことがあり,今でも神罰を恐れている。2 解説 上記の苗取山がいわき市のどこにある山なのか,残念ながら不明である(出典の石城北神谷誌の話は,大抵がいわき市北部の話であることから,同地にあるのではないかと推測する。)。 三宝荒神(さんぼうこうじん,さんぽうこうじん)は,日本特有の仏教における信仰対象の1つで,仏法僧の三宝を守護し,不浄を厭離する仏神という。お賽銭という浄財で,獣肉という不浄…

  • 先生に祟った稲荷様(郡山市)

    1 概要 明治40年(1907年),尋常小学校四学年制が六学年制に改正された頃,赤津小学校が新築された。 小学校の校庭の巽(南東)の角は旧代官屋敷で,古戦場の稲荷大明神鎮座の神域と言われていたが,この場所に校長住宅(官舎)が建てられた。 そこにA校長が入居したがすぐ転任,次にB校長が赴任し入居したが,気が狂い廃人となり退職,次のC校長も入居後おかしくなり転任退職,次のD校長は「陸軍大臣荒木大将は俺の部下だ。」と口走り,その年のうちに退職,次のE校長は地元出身のため,入居せず自宅から通勤したため何事も起こらなかった。 校長住宅を空けておく訳にもいかないので,若い独身のF先生が入居したが,玄関の鴨…

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