長い雨が降っていた 大規模な炎上から、矢継ぎ早に、高速開発必須のアッチアチのPJにアサインされたぼくは (ぼくみたいな素人をそんな大事な箇所にアサインしなくてもいいと思う) じんわりとした、ながい、ながい、幻覚を見ていた 幻覚は激しく、身悶えし、吐瀉物に塗れそうな、フレッティングな疲労とともにやってきて、 この惨憺たる、霰弾雨の中において、めくるめく不愉快さでぼくの脳を撫でる 今日は、目が沢山ある赤鬼の躰が、 しきりに裂けていき、赤い女性の、顔面になる、 そんな、サイケデリックで、サイコホリックな、 よく分からない日常を僕に見せていた。 *** 今月から、 ぼくは、会社の役員付きのプログラマに…