なんだか生きてる
これは「限界感情オタクアドベントカレンダー Advent Calendar 2022」の2日目の記事です。 https://adventar.org/calendars/7801 灌漑された農道を眺める。 緑の中に川の青だけが存在する景色は、 牛耳られた歓楽街の楽しさにも、 空爆された時代の背景にも、 誘発されたクーロン力にも無縁だった。 くねくねがやってきて、『やあ。おつかれですか』と俺に挨拶する。 俺ってば、そんな妖怪界一流のスターが今更こんな場所に来るのかとたじろいでしまって、ぎこちなく『どうもね。19の時に涙災を得てから、ずっとこの調子でございやす』と伝えるのがやっとだった。 でも、流…
2022/12/18 20:09