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モルファス構造体の随想録 https://blog.goo.ne.jp/yzm22822

なんとなく始めたオーボエのこと、音楽のこと、積読の方が多い本のこと、たまには社会のことなども・・・

惑星モルファス
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2019/08/07

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  • 6月の出来事・・・その3(出雲、石見、広島旅行)3日目

    前日の移動で、夕方の中国山地を横断したのはかなり印象的だった。特に奥地に行っても川幅も広く渓流にもならずにどこか荒々しい江の川。特にツレには目を見張る光景だった様だ。さて、二日目の宿泊はメルパルク・・・今では新しいホテル群に埋もれて、ぱっとしないイメージだが、バスセンターや「そごう」にに繋がる広島の中心地だしリーズナブルで良いホテルだった、朝食は旨安いし!!!さて、ホテルの前は広島電鉄の紙屋町西電停。宮島に行く場合広島電鉄では1時間もかかってしまうので少々考えモノなのだが、目の前から宮島口行きが出ているし、雨もかなり強くなってきたので3950型の宮島口行きに乗った。冒頭の写真は分り難いが、車内から雨の原爆ドームを写したもの。宮島は、ツレが「行ったことが無い」というリクエストに応えたもの。宮島に上陸すると雨...6月の出来事・・・その3(出雲、石見、広島旅行)3日目

  • 6月の出来事・・・その2(出雲、石見、広島旅行)2日目

    この日の目的は石見銀山へ行くことだった。温泉津の駅を10時前に出る列車に乗って大田市駅へ。山陰本線の車内・・・空いているが・・・前回も書いたが、大田市駅は以前の出張旅行で看護部長と二人で、電気の消えた駅のベンチで代行タクシーを待ちながら数時間を過ごした場所だ。今回は、何の問題もなく大田市駅前のバス停から銀山方面に行くバスに乗った・・・が、観光客らしき乗客は我々のみ!石見銀山が世界遺産に登録されたのは2007年だからまだ20年も経っていない。それなのにもうこんなに静かなのか?多分、夏休みになれば沢山の人々が押し寄せるのだろう。代官所前でバスを降り、大森の古い町並みを散策しつつ銀山を目指す。電動自転車等のレンタルや電動カートの定期観光もある中で、計画性のない我々は(私が下調べして計画を立てない限り、相方は一切...6月の出来事・・・その2(出雲、石見、広島旅行)2日目

  • 6月の出来事・・・その2(出雲、石見、広島旅行)1日目

    出雲は、嘗て浜田市で会議があった時、看護部長と二人大変な苦労をしたことがある。久し振りにJALで出雲空港。先ずは、これまで行ったことの無い出雲大社へお参り。関東から出かけようとすると山陰地方が最も時間がかかる。松江も米子も何度も訪問しているのだから遠いことは言い訳にならないので、何としてもお参りしようと思っていた。ここも同じように外国人の団体さんが来ている。東南アジアの方のようだが日本人の宗教観や宗教の在り様についてどのような感想を持っているのだろうか。一神教の世界では宗教故の殺し合いも含め、限りない戦争が2000年以上絶えることが無い。一方日本の土着信仰は、一神教と比較すれば到底宗教とも言えないアニミズムであり、その代表格の一つが出雲大社であるともいえるだろう。しかし、こうしたアニミズムは全ての社会に存...6月の出来事・・・その2(出雲、石見、広島旅行)1日目

  • 6月の出来事・・・その1(日仏学院再訪)

    ブログのサービスが終了するという告知以降新しい記事を上げる気力が低下したことは否めない。読者登録した方々のブログも次々に引っ越しされている。多くの方々はGooからでも読める様にURLを載せてくださっている。ということはGooのアカウントを消していないということだろうから、私の記事も読むことは可能なのであろう。また、今Gooに書いてもちゃんと引っ越し作業をすれば引っ越し先でも記事は読めるようになるということであるらしい。なので、少しサボってしまった6月の出来事の幾つかを記述しておこうと思う。まず、6月13日。この日は所属する団体の「視察研修」とやらで、なんと東京都内を巡った。行き先は、東京地方・高等裁判所、オリンピックミュージアム。昼食は神楽坂で和食(なんだ、フランス料理じゃないのか・・・)だった。福祉団体...6月の出来事・・・その1(日仏学院再訪)

  • 令和の米騒動・・・続・続編

    2月12日のブログ「令和の米騒動・・・続編」を上げたあと、これまでコメに関して大変に大きな動きが続いた。江藤大臣の愚かな発言によって辞任に至ったのは、これまでの様々な経緯からして当然なのかな・・・と思えるのだが、それはある意味では小さなエピソードに過ぎない。無能な閣僚が愚かな発言をしただけ・・・そもそも国会中継を見ると備蓄米売渡に関する規則も理解していない姿が映っていた・・・。小泉大臣の登場を待つまでもなく、備蓄米で明らかになった日本の米の問題点・・・はるか昔から日本の米作、集約的米作が世界の米価の平均値からして明らかに経費が掛かり過ぎており、明らかに高額であること。その解決のために大規模農家の育成や中小の農家の集約などの対応が叫ばれていたはずだが。結局、JAを中心とする勢力・・・第二種兼業農家を守ろうと...令和の米騒動・・・続・続編

  • もう少し頑張ろう

    引っ越しの作業をする時間がなかなか取れない。18日に総会が終わって一段落した・・・けれど、今年度の会費の納入通知やらなんやら、1300世帯もある町内で会計事務、庶務事務、補助金関係などの事務はたった一人に圧し掛かっている。これでは役員の引き受け手は居ない訳だ!投稿する事柄は沢山あるし、このブログにアクセスしてくださる方はシャンソンやカンツォーネのページに集中している。しかし、シャンソンやカンツォーネに関しては記述の誤りが許されない世界でもある(指摘も多いし・・・)ため、本当に短い記述でも下調べなどに結構時間がかかる。それに、今ブログを更新すると引っ越しデータが増えてしまうのだろうな・・・という訳で、またしばらく引っ越しに取り掛かれないので、新しい記事も少しは書いて行こう。まあ、皆さんの訪問もリアクションも...もう少し頑張ろう

  • やんちゃな人達の時代?

    イベントとは言いにくいものも含め、5月第二週に開かれたコミュニティセンター祭が終わったので、あとは18日にある地元自治会の総会、同日午後同窓会の幹事会春の宴会(本当は同窓会の実行委員会)を残すのみ。とはいっても、毎月何らかのイベントがあるので区切りはないようなもの。コミュニティセンター祭の場所は、最近ちょっと事件が多い地区にある。当日もセンターの向かい側の一角に集まっている些かやんちゃな人達がちょっとした騒ぎを起こして警察が出動。それをきっかけに、祭も早じまいになってしまった。地域住民とのかかわりが主体のコミュニティセンターではあるが、どのような人達がどの様な生業や暮らし方をしているかによって、事業運営は勿論、「住民との連携」といった能書きも様々な困難が待ち構えている。最近、立川市の小学校で「いじめ」に関...やんちゃな人達の時代?

  • お祭りも春に移動

    例年夏、しかも市の花火大会に合わせて8月第一土曜日に開催していた町内のお祭り。昨年もスタッフに軽い熱中症の症状が出たので、商店街の大々的なイベント企画に合わせて「昭和の日」に開催することに決定!子供神輿は少し長くなって約1キロメートル!!!町会のイベントは焼きそばとフランクフルト、綿菓子、ポップコーンの模擬店、さらにスーパーボールすくいと輪投げ・・・これは無料。スーパーボールが5~6個ただで手に入ったり、輪投げをするだけで「旨い棒」が貰えるから長蛇の列。反面、綿菓子とポップコーンは売れ行き不振。まあ、町会は子供会がなくなった代わりに子供たちに楽しんでもらうことを第一にしていたので、多分春祭りの趣旨は達成できたのだろう。ただ、子供たちにせよその母親たち(この間まで子供だったじゃないか・・・)にせよ、未来を託...お祭りも春に移動

  • 文化という「非関税障壁」

    我が家の庭の鈴蘭が咲いた。ところどころにタツナミソウも咲いている。庭じゅうに鈴蘭の香が満ちている。それは実に平和な光景である。ところで・・・相変わらずトランプ関税の話題があふれている。トランプのSNSやちょっとしたぶら下がり取材への回答などの「短い言葉」に振り回されている。また、トランプ政権のブレーンたちの些か雑な分析の数々にも振り回されている。アメリカ人の自己中心的な性格や主張は黒船来航時からあまり変わらないようだ。自分たちがスタンダードであるという幼い頭脳構想は160年経っても変わらない、というかたかだか160年では変わりようもないのだろう。一つには、アメリカの自動車が売れないことがご不満のようだ。でも、戦前戦後の一時期「外車」と言えばアメ車のことだった。普通にシボレーなどが走っていた。しかし、196...文化という「非関税障壁」

  • 忙しくしている間に

    おやおや、ブログ終了・・・・・このところ、会計を担当している町会の監査・総会に向けて帳簿の整理や領収書の確認、施設積立金の計算、市への補助金実績報告書・今年度の交付申請書の作成!さらに、市から別会計にするように指導されている自主防災組織や古紙の回収事業の会計も本会計と同じ手間を食う。補助金提出には町内の防犯灯の配置図の作成も・・・全て会計担当の私一人の仕事になっている。会計はもう一人いるのだが喫茶店経営者で商店街の代表でもあるので、掛け声は大きいが事務処理は全くできず。・・・と3月末から一人で大騒ぎしていた。ブログの編集ページを開けたら、ブログ終了の告知が・・・やれやれ面倒なことだ。どうも、現実生活のあれこれに振り回されなかなかブログを書く時間が取れなかったのではあるが、そうはいっても無くなるのは困る。何...忙しくしている間に

  • マルティーヌ・ボージュー・・・ Pas Maintenant

    蘆原英了さんのラジオ『午後のシャンソン』で知った歌手。蘆原さんは何度か取り上げていたように記憶しているが、その後、日本のシャンソン界は勿論、フレンチポップス界でもほとんど注目されていなかった歌手。私は大好きなのだが、少しミレイユ・マチューと被るかもしれない・・・異論はあるだろうが、「無個性」で販売戦略に上手に乗っているミレイユ・マチューより、どこか置き忘れられているようなボージュ―が好きである。彼女は1949年、コートダジュールのマントンという町で生まれている。マントンが属するアルプ=マリティーム県で最も有名な町はニース。1990年、わずか41歳で亡くなっている。今はすっかり忘れられた中にもこうした印象的な曲があることを知って頂けると嬉しい。ただ、画像も音声も大変悪い、残念だが他にない。MartineBa...マルティーヌ・ボージュー・・・PasMaintenant

  • 人並みにお花見

    ブログにはお花見の記事や桜の写真が沢山!私も人並みに出かけた、というか何時も朝が苦手な相方が「早起きするから幸手の桜を見に行こう」と言うので。しかし、案の定家を出るのは9時30分になってしまった。我が家から幸手の権現堂桜堤までは、国道4号、広域農道で1時間半はかかる。この時間なら電車の方が良い、我が家から駅は僅か5分、幸手までは乗り換え無しで50/分ぐらいかな?だが、幸手駅からの徒歩30分を嫌って車で出かけた。広域農道を快調に進んだが、この時期は公園駐車場は右折進入禁止のはず。なので、幸手市役所前の道路に左折、暫くは何事もなかったが消防署が見えるあたりから激しい渋滞。国道4号は右折できず直進して旧日光街道へ。ここも勿論激しい渋滞。国道4号との合流点に着く頃は既に12時半、家から3時間。観光協会の駐車場を横...人並みにお花見

  • アメリカからの独立

    経済問題は最も苦手。理屈も分からないし現象もよく分からないのでコメントもし難い。しかし、今日の報道ではトランプの関税政策がいよいよ発動される。以前もこのブログに書いたがトランプが心に思い描く世界が南北戦争終了後の金ぴか時代なら・・・トランプとは「強欲な企業経営者」そのものであり、たまたまアメリカ大統領になってしまったので、「取引」が政治的な信条に見えるが、信条といえばまさに金ぴか・・・「拝金主義者」だということだ・・・まあ、こんな単純な理解で現代の超複雑な経済状況を理解してしまおうと思っている訳ではないが、トランプ現象とは、少なくとも連立方程式を立てて世界の中でアメリカを立て直そうというよりも、分かりやすい敵を提示して自分の支持者を気持ちよくして行けるような・・・ヴァーチャルな経済学なのかな?と思うのだが...アメリカからの独立

  • X・・・匿名性について

    Twitterの頃、一応アカウントは取得してあった。なので、現在でもいくつかのフォロー(俳句などの文芸関係、何人かの政治家かな?)もあるが、自らつぶやくことはなく覗くだけだ。そこで気になることを一つ二つ。まず、匿名の問題。私もこのブログでハンドルネームを使っており、プロフィール欄でも「本名」を名乗る必要がないことから学歴、職歴、居住地などを正確に書き込んでいるだけではある。一方、Twitterのアカウントは本名を名乗っている。かつて、職員研修を担当していた時(一般的にこの仕事は人事直結と受け止められている。)研修の科目設定・講義や実習の内容などについてアンケートを取っていた。私は常に記名式で匿名でのアンケートは取っていなかった。一部の職員からは、匿名でなければ本音は言えない、記名式では自己満足的なアンケー...X・・・匿名性について

  • 大失敗

    今日は蕎麦打ちの日。一か月ぶりの参加だった。役員を引き受けている他の団体の用事もあったので気分的な多忙。何時ものように蕎麦粉を計量する段で、新しい袋を開け、差し出された粉を図っていたら・・・?ん?妙に白くないか?との声。あれ?小麦粉だ・・・つまり「つなぎ」改めて蕎麦粉を計量。さっきの小麦粉ちゃんと仕分けしてくれたかな?今日はフルメンバーの参加なので、いつもの蕎麦粉500グラムではなく460グラムで、との指示。順調に計量していたはずが・・・あれ?260グラム残っている。みんなに10グラムずつ分けたところで、一人分足りないことが発覚。260グラム余りではなく200グラム足りない!!!!結局、残りの7鉢をまとめて8鉢に分配することで決着。13人中6人は多めだったのかもしれないが既にさっさと加水して捏ね始めている...大失敗

  • ある講演依頼

    ふと思い出したことがある。かつて職員の研修を企画・実施する職場で、趣旨としては「オープンカレッジ」のような研修を担当したことがある。職員研修に講師として呼ぶ様々な知識人の講演を、職員以外の地域住民等にも無料で開放しよう、という趣旨のものであった。勿論、主催者・経費の負担は地方公共団体という表面の形は変わらないのだが・・・企画担当者としては、自分が聞きたい有識者を選んで講演の依頼・交渉が九割方任されるので、当時20代の私はやるき満々でツテも何もない著名人に突撃的に講演依頼の電話を掛け捲っていた。殆どの方々は趣旨を説明すると、面白がってはくれたが地域住民の方がどれほどきますかね、所詮は職員研修でしょう?といった反応が多かったかもしれない。そのなかで、一人だけ頭から断られた方がいた。曰く『あなた方のような立場の...ある講演依頼

  • ナーダ・・・Ma Che Freddo Fa (なんて寒い)

    前回に続き1969年のサンレモ音楽祭。今回は5位入賞曲現在の日本ではNadaを検索してもイタリアの歌手Nadaはなかなかヒットしない。既に日本ではカンツォーネは遠い世界となったようだ。最近のポップス界はアメリカも日本もヨーロッパも国境が消滅したような「同質」(異論は数多くあると思うが)なものとなってきており、「年寄りのノスタルジー」と言われそうな1950~1980年代のカンツォーネを普通のラジオ放送などで聞くことはほぼ不可能だろう。が、幸いネット社会になったことでいくらでも懐かしい世界に浸れるのはありがたい。ということで、Nadaについて詳しく知るにはイタリアのWikipediaにアクセスすればいくらでも情報が得られるし、不十分ではあるが日本語訳もクリック一つで出来る。https://it.wikiped...ナーダ・・・MaCheFreddoFa(なんて寒い)

  • シューベルト・・・劇音楽ロザムンデ、バレエ音楽第2番

    日本オーケストラ連盟のニュース誌では、連盟に参加しているオーケストラの演奏ランキングを時々公表している。来日オーケストラやアマチュアオーケストラの演奏はカウントされないようだし、毎年必ず公表されているものでもないようだ。特にコロナウイルス蔓延の影響で、今どんな音楽の演奏回数が多いかは分からないが、コロナ前の2015年のランキングを見ると・・・先ず作曲家では・・・第1位:87回ベートーヴェン、第2位:69回ブラームス、第3位:47回モーツァルト、第4位:43回マーラー、第5位:37回ラフマニノフ、第6位:36回R.シュトラウス、第7位:34回シューマン、第8位:32回シベリウス/ショスタコーヴィチ、第10位:31回チャイコフスキー 第11位以降は、ラヴェル、ストラヴィンスキー、ドヴォルザーク、ブルックナー、...シューベルト・・・劇音楽ロザムンデ、バレエ音楽第2番

  • あれかこれか

    月曜日、いつものとおり午前中は蕎麦打ちの予定だった。この日は3月3日の節句なので相方からは「蕎麦は要らないよ・・・」の宣言。雨も降っているし・・・というところでハッと気づいた。俳句同人誌へ今月の句を送っていない!5日必着なのにまだ一句も書いていない。これは大変。郵便局のポストの収集時間は11時、15時、17時なので、どんなに遅くても15時の便に乗せないと、主宰のところに5日には着かないだろう。なので、この日の行動は急遽蕎麦打ちはキャンセル、急いで句を作り清書し封筒に入れて投函する。一応編集委員も引き受けているので週末の主宰と編集長の添削(!!!)に間に合わないのは避けたかった・・・というか、必ず主宰から「まだ原稿が届かない」と連絡が来る。最近、同人誌の方向性とは少しずれるような句も多いので少しは最低限の気...あれかこれか

  • 医療保険の改革の問題点

    日本の制度は、戦後期~バブル経済時期にかけては世界でもまれな「社会主義的政策」が実現した国であろう。その代表的な、世界に誇るべき制度が国民皆保険である。しかも、実現させた政権は長期にわたり政権の座にあった自由民主党である。ただし、自民党といっても吉田茂や池田勇人など経済発展を何よりも重視した勢力によって実現したし、力のある野党や国民の力もまた与っていた。つまり、岸信介や安倍晋三といった皇国史観・帝国主義の「長州」保守勢力によって実現したわけではないということも肝要かもしれない。さて、医療保険の制度とは法律に基づいて幾つもの保険機関が構成員から保険料を徴収し、医療行為を行った医師などに給付する。医療を受けた側は医師等から受けた医療行為に応じて一定の割合で自己負担する。(国庫負担については、保険事業者ごとにも...医療保険の改革の問題点

  • 本当に大胆な改革とは?

    国民民主党が華々しく「103万円の壁」の引き上げとやらを打ち出したが、『与野党協議』と称する密室の取引が進まないようだ。まず第一に問題だと思うのは、この相も変らぬ与野党協議だ。総選挙の結果与野党の議席は実に微妙なバランスとなった。それこそ本当に開かれた国会論議が可能となった状況である。しかし、これまでの自民党支配構造と同じ国会でのオープンな協議ではなく与野党協議という幹事長や政策担当者の取引・・・国民には具体的なやり取りの中身を見せずに結果だけを提示して、「協議」とやらに参加していない政党を蚊帳の外に置いたまま、形式だけの採決を行うスタイルを変えようともしない。与野党が拮抗し、イデオロギー優先と思える党派が共産党だけになり、他の党派はイデオロギー抜きでの政策討議に乗れるはずである。であれば、国会の場で論戦...本当に大胆な改革とは?

  • フリーダ・ボッカーラ・・・Un jour, un enfant(リラの季節)

    1969年のユーロビジョン・ソングコンテスト、1位になったフランス代表の曲。日本では『リラの季節』という題名で発売され勿論この日本版は手に入れている。私の青春時代でもあった1960年代ではあるのだが、この頃からはポップスからプログレッシブロックにも夢中になり、ピンクフロイド、イエス、キングクリムゾン、ディープ・パープルなどを聞きまくっていた。同時にクラシック音楽も聴くようになっていたため、バイト代は本とレコードに消えていった。音楽に限らず文学や芸術、趣味の世界にまで一つのジャンルに深く入られて極められる方も多いが、私は摘まみ食いをしてはすぐ飽きてしまったり、大好きであっても明らかに才能がなかったりして「多少広いが相当浅い」人生ではある。それでも、身体は動かないが好きな世界は若い頃から少しも変わらないため、...フリーダ・ボッカーラ・・・Unjour,unenfant(リラの季節)

  • ドナテラ・モレッティ・・・Una ragazza

    カンツオーネのジャンルです。サン・レモ音楽祭1967年の参加曲、入賞曲をご紹介していきます。サン・レモ音楽祭の公式ページを見ると、入賞曲は当然のことながら順位の順番に並んでいますが、入賞しなかった(最終選考に残らなかった)曲は曲名のアルファベット順に並んでいます。なので、前回のミルバの曲「Unocomenoi」(太陽の勝利)が一番最後の紹介されていますが、その前に「Unaragazza」が紹介されています。さて、歌っているのはドナテラ・モレッティ(DonatellaMoretti)なんですが、1942年9月ペルージャの生まれです。1962年の第1回カンタジーロのグループBという新人の部門で突然優勝してしまいました。カンタジーロは何度か出場していますが、サン・レモは1967年が初めてで最後になったようです。...ドナテラ・モレッティ・・・Unaragazza

  • トランプの金ぴか世界

    トランプが大統領に返り咲いて以来、マスコミでもYouTubeでもトランプのやること・・・経済だろうが軍事だろうが・・・についての予測を含めた議論や批判が喧しい。それにしても、まことに予測不能というか驚くような考えだ。グリーンランドの買収は、かつてアラスカをロシアから買収した国なので同じような方向性かと思う。ガザの領有にしても、ハワイを無理やり併合したり、19世紀的な帝国主義をむき出しにしてスペインと戦争をし、プエルトリコなどの西インド諸島やフィリピンなどを占領した「アメリカ帝国」そのものを彷彿とさせる。関税なども含めて、トランプが目指す「偉大なアメリカ」とは、レーガンが目指していた1950年代の世界を支配していたアメリカではなく、本当に古い時代のアメリカ・・・あるYouTubeを見ていたら、南北戦争終了後...トランプの金ぴか世界

  • 令和の米騒動・・・続編

    以前、9月18日の拙ブログで「令和の米騒動、ふるさと納税」と題して記事を上げた。ただ、その際はどちらかというと「ふるさと納税」への批判が重点となってしまったように思う。ここに来て農水省が備蓄米の放出を決めたとの報道があったが、それほどに米の値段は高いまま推移している。正確な価格調査をしたわけではなく、印象でしかないのだが、近所のスーパーマーケット(5,6軒ある)だと、5kgの白米はそのブランドにより、3000円から4000円の間に分布している。この「高値」と「流通量の減少」の故に、備蓄米の放出を決めたようであるが、相変わらず農水省という役所の官僚はどうしてこのように無能であり、また国民と正面に向き合う政策が出来ないのだろうか?もっと言えば、農水省の役人は、世界に日本という国しかないような認識でいられるのが...令和の米騒動・・・続編

  • 俳句の表現

    最近、ようやく自分の俳句の表現が落ち着いてきたように思う、自己満足なのだが。本当に素直に自分の感興、や感動、悲しみとか苦しみとかに向き合っているかと問われれば、決して十分ではないし、若かりし頃のように何のバイアスもなしに物事を見つめられていないのだろう。しかし、ようやくにではあるが、句作をし推敲しているときに、様々な「てらい」のようなものや無駄な肩肘や見得が少し無くなってきたからだろうか。私の所属する句会は、伝統的な方向・・・主宰ははっきりと述べたりはしないが、添削や句評、あるいは俳人の好悪を見れば・・・にあるが、少しく不満がある。かといって、抽象度の高い言葉を駆使したりそうした言葉の二物衝撃を受け止められるような感性の方向も無さそうだ。これまで惹かれた俳人は、加藤楸邨、山口誓子などだが、最近は、抜井諒一...俳句の表現

  • トニー・デル・モナコ・・・ Un'ora fa(過ぎ去ったひととき)

    少し印象的なことがある。このブログで必ずしも件数の多くない「カンツォーネ」のカテゴリへのアクセスが結構多い。同じように「フレンチポップス(シャンソン)」のカテゴリへのアクセスもそこそこ多い。現在、Googleで「カンツォーネ」を検索すると、当ブログがヒットすることも多いようだ。現在の日本ではイタリアのポップスも懐かしいカンツォーネも聞くことは多くない。それでもYouTubeでカンツォーネを検索すれば、それこそ沢山の楽曲を聞くことが出来るのだが、私のブログを検索し訪問してくださる方がたくさんいらっしゃることは、本当にありがたいことであるし励みにもなる。オールデイズ・・・『青春の歌』として懐かしんでくださる方も実は沢山いて、ちょっとした共通の場も必要なのかもしれない、もう少しイタリアンポップス(カンツォーネ)...トニー・デル・モナコ・・・Un'orafa(過ぎ去ったひととき)

  • 二期目トランプのアメリカ

    2月1日、カナダとメキシコ産の全製品に25%、中国産の全製品に10%の追加関税を課す大統領令を発令した。2月4日通関分からとのこと。報道される限りの範囲ではあるが、BBCのページには、EUに対する関税についても『EUは「本当に(アメリカを)いいように利用してきた」と批判し、「この国の車を受け入れず、この国の農産物も受け入れない。向こうはこちらからほとんど何も受け入れないのに、こちらは何百万台もの車や大量の食料と農産物など、なんでもかんでも受け入れている」と述べた。』と書かれている。正直に言って、まるで子供のような言い分なのだが、(子供のような)アメリカの保守層には分かりやすく、世界経済が複雑な相互依存関係にあるなどはとても分かりにくい(エリートの)屁理屈に映るのだろうか?未だ発足して1か月も経たない2期目...二期目トランプのアメリカ

  • ロミュアル・・・ Catherine

    1969年のユーロビジョン・ソングコンテストフレンチポップス(シャンソン)の続き。この年は16カ国・各国10人の審査員の投票が割れて、4曲が同点で並んでしまった。このような事態は予想していなかったので1位が4人、次点は5位ということになってしまった。エントリーナンバー順に記すと、スペインサロメ・・・・・・・「Vivocantando」イギリスルル・・・・・・・・「BoomBang-a-Bang」(恋のブンバガバン)オランダレニー・クーア・・・「Detroubadour」フランスフリーダ・ボッカラ・・「Unjour,unenfant」(リラの季節)さて、今回のロミュアルは1964年にもユーロビジョン・ソングコンテストにモナコ代表として出場し「Oùsont-ellespassées?」で3位に入賞しており、一...ロミュアル・・・Catherine

  • ほっとしたこと(検査結果)

    今日は、1月14日に受けた大腸内視鏡の結果を聞くためと今後の方針を聞くため朝から病院に行った。どこでも同じだが、地域の基幹病院は紹介制・予約制となっているので今日の予約時間は朝9時。自動受付機に入力して内科の待合室にいると、今日欠席した高齢者サロンで一緒に活動している女性と一緒になった。私よりかなり年上で母親の教え子・・・地元地域で動き回るとこういうケースは数多い。まして、年寄りなどで病院で顔を合わせることはとても多くなる。消化器内科の医師は何人いるか分からぬが、今日は4診療室が開いていたようだ。もっとも、火曜日は「胃内視鏡」か「大腸内視鏡」の検査もあるので外来患者はあまり多くない。診察の順番は一番目、「採取した大腸ポリープは悪性のものはなし、胃の検査は一年に一度、11月・・・」というご託宣で、無罪放免と...ほっとしたこと(検査結果)

  • 公民館の「蕎麦打ち教室」講師を引き受けた

    旧聞になってしまうが20日(月曜日)は何時も利用している公民館主催のそば打ち教室だった。順番だから仕方ないが「蕎麦打ち見本演技役」に選ばれてしまった。普通に蕎麦を打つ分にはまあまあ普通に出来るが解説付きとなると素人にはなかなかハードである。16人もの申し込みがあったので二部屋に分けて8人に対して実演見本・・・これが私の役割。実演見本終了後は、調理台が4つあるので応募してくださった方々への実技指導は蕎麦打ちメンバー1人につき2人を受け持ち・・・もちろん私も分担・・・ことになった。蕎麦打ちメンバーも、5年以上やっているから自己流が入っている・・・のでYOUTUBEに沢山アップされているプロの蕎麦職人と比較されたらどうにもならない。でも・・・何時も使わせていただいている「常陸秋蕎麦」はとても打ちやすく、しどろも...公民館の「蕎麦打ち教室」講師を引き受けた

  • 後期高齢者となって

    誕生日を迎え、後期高齢者に突入した。それにしてもこの「後期高齢者」という言葉、なんとも情けない表現ではないか?だからと言って代りの言葉を直ぐに思いつけるものではないけれど。「間もなく死にゆくもの」という裏側の意味を十分に込め、政治家や優秀な官僚や若い社会学者が考え付きそうな「優秀な言葉」ではないか。日本だけではないが、社会構造の大きな変化の中では、嘗てのように老人は存在そのものが社会に貢献する資源ではなく、今や社会の負担になる「負の資源」となっている。多分、現在60代以下の世代は「目上」という言葉は聞いたこともないだろう。私とて、小学生時代「目上の人には・・・・・・」などと言われると、世の中背の高い人ばかりなのか!等々くだらない反発をしたものだ。就職した後上司となったのは「特攻くずれ」だった。4年後、異動...後期高齢者となって

  • イザベル・オーブレ・・・La Source(恋人たちの泉)

    1968年のユーロビジョン・ソングコンテストで第3位になった「LaSource」(邦題:恋人たちの泉)。このブログの初期に取り上げたことがある曲だが、リンク切れでもあるので再度取り上げてみる。この年のコンテストは、スペインのマシェルが歌った「La,la,la」が優勝、第2位はイギリスのクリフ・リチャードが歌った「Congratulations」だった。クリフ・リチャードの曲は日本でも大ヒットしたから覚えている方も多いのではないだろうか。残念ながらイザベル・オーブレもマシェルも日本のヒットチャートに載ることはなかった。さてこの曲、邦題は「恋人たちの泉」などと何かロマンチックな恋人同士の甘いラブソングを連想させるような名前がついている。しかしご存じの方も多いと思うが元々の歌詞は三人の男にレイプされた少女の遺体...イザベル・オーブレ・・・LaSource(恋人たちの泉)

  • ベートーヴェン・・・交響曲第9番 ニ短調 作品125

    ラジオもテレビも便利になったものだ。聞けなくても見られなくても一定の期間は何度でも聞き直したり見直したりできる。今回とても聴きたかったのはファビオ・ルイジとNHK交響楽団のベートーベン交響曲第9番。NHKホールにも行けなかったし、放送日に見ることも出来なかったが、見逃しのNHKプラスで数回聞くことが出来た。勿論数万円のチケットを購入してホールで聞ければ最上なのだが、年金生活の身であればチケット代もままならない。が、自宅で見ることが出来るテレビで鑑賞できるのはまことに幸福である。ということで、NHKプラスで何度かファビオ・ルイジとN響の第九を観た(聴いた)。その前に、FBの「クラシックを聞こう」で様々な方がルイジのテンポの速さを指摘していたので心して聴いた。一回目は「S県青少年交響楽団」と地元S市の合唱団に...ベートーヴェン・・・交響曲第9番ニ短調作品125

  • 悲しいことも嬉しいことも・・・俳句も

    鍛冶屋文蔵の宴会料理(ホームページからお借りしました)昨年末の12月30日、一人しかいない妹が他界した。昨年初めには大変に元気だったはずだが・・・・・。思い出すのは幼いころからのどこか悲しい出来事ばかりだ。書きたいこともあるが、まだ当分先になるだろう。その一方では、娘が31日から帰省し、三が日は久しぶりに賑やかだった。そこそこ用意した食材もほとんど空になった。数年前まで「遅れてきた反抗期」で、我々とはろくな会話もなかったが、こちらは老いたし娘もまた「若い娘」ではなくなったからだろうか?普通にのんびりした会話となってきた。年齢とは有り難いことでもある。食欲は全然落ちていないようで、今後の健康に懸念が少し。昨日は、所属する句会発足5周年のささやかな祝賀会・・・正確には飲み会。会場は、チェーンの和食系居酒屋。個...悲しいことも嬉しいことも・・・俳句も

  • 年越しそば

    蕎麦打ちを趣味の一つにしてはいるが、年越しそばは近所の大変美味しい蕎麦屋さんの手打ち蕎麦。実に丁寧に打ってあり、とても細く切り揃えてある。到底真似できない。ご主人に水回しと切りのコツを尋ねたことがある。水回しは、基本的に一挙に殆どの水を入れる、との事だが、私は始めに入れる分量はせいぜい7割。やはり手早く上手には出来ないし水の量を失敗すると後戻り困難になる。なので、様子を見ながら足して行く。切りは「リズムですよ」とのこと。いやあ、そこが分からなくて〜しかし、リズムは教えてもらうものではないので、まだ上手くできない。毎日100食単位で打つ職人さんと、月に2回600g打つ素人を比べるのが間違い、はわかっている。今夜は美味しいプロの蕎麦で年越ししよう!年越しそば

  • 日本人の認識

    12月25日はクリスマス・・・ではなく終い天神。京都の北野天満宮では賑やかな縁日となるが、我々の小さな社では正月を迎える準備で忙しい。毎年のことであるから手際よく、と言いたいところだが、収納した場所を忘れていたり、手順が前後したり、役員も1年経てば1歳年を取る。平均80歳近い役員達であるから年末の仕事はなかなかに過酷である。一通りの仕事が終わり昼食を摂る段になればビールも配られ雑談に花が咲く。その中で一人の役員の発言が気になった。その役員は公職にもあることから、様断片的に聞きかじった様々な事柄を他の役員たちに吹聴している。「働きもしないで生活保護を受けている者が沢山いる。」「生活保護を受けると働くよりよっぽど沢山の金がもらえる。」「医療費も学校の給食もみんなタダになる。」「生活保護を受けていながら高級車を...日本人の認識

  • 日本の英語

    NHKのBSテレビをよく見る。4Kはドキュメンタリーなども多いが普通のBSは各国のニュースも放送されている。ニュース番組は当然ながらキャスターが登場する。以前にも書いたことがあるが、BBCのニュースキャスターには黒人が日常的に登場する。フランスのテレビはベトナム出身ではないかと思われる女性が登場する。アメリカのニュースは白人と黒人、中国系が「ちゃんと」登場する。ドイツ、スペイン、オーストラリア・・・欧米系のニュースキャスターに加えて幾つかの地域の方が登場する。しかし、「日本人」が登場することはほぼ100%ない。「多様性」は、常に様々な分野で求められる要素である。偏見かもしれないがイギリスにせよフランスにせよ多様性の表現に嘗ての「植民地」を使うのはよくある方法である。例えば・・・であるが、ナイジェリア出身の...日本の英語

  • 緩和ケア病棟(2)

    義弟の話では、昨日の午前中緩和ケア病棟に移ったとのこと。緩和ケア担当の医師は以前から回診していたことは前回書いたとおり。この病棟に入ったからといって病状が良くなる訳ではないだろうが、付き添いの宿泊が可能であるので義弟は泊りがけで看病し、そのことが妹に良い変化をもたらすことになれば嬉しい。妹は義弟との結婚で本当に幸せであり続けた、たとえ自分の母親や私との不幸な巡り合わせへの反動だったとしても、幸せであればそれ以上望むことはない。私自身も癌を患い死が具体的な形をとってきたことを感じるとともに、生きることに真剣さが足りなかったかもしれないと思った。とはいえ、自分が望むことが実現できないこともまたこの世であれば、今にだけ集中するのではなく在りうべき自分に常に向かい続けるのは相当の努力が必要である。私に与えられた時...緩和ケア病棟(2)

  • 緩和ケア病棟

    義弟から連絡があり、先週の金曜日妹の見舞いに行ってきた、というか最期の状態の妹に会って来た。兄妹という関係は世間的には「暖かく切ないものも介在する甘酸っぱく深い家族愛・・・」と言ったところなのだろうか?母親、私の連れあい、妹の夫の母親・・・すべてがギクシャクしていた。軋みの原因の一つは97歳で先年亡くなった母親であることは間違いないが・・・。妹と私の間も何か素直に話せない状態が40年以上続いてしまった。肝臓癌が大きくなって胃を圧迫しほぼ経口での食事ができない妹。強い痛みに襲われつつ、それでも様々な管に繋がれて何種類かの鎮痛剤を投与されている。でも、意識も明瞭で相変わらず私に対する皮肉たっぷりの口調は全く変わらない。死が迫っていることも皮肉たっぷりに聴かせてくれたし何を言っても素直には返ってこないことに妙に...緩和ケア病棟

  • クリス・バルドとソフィー・ガレル・・・Nous vivrons d'amour

    1968年のユーロビジョン・ソングコンテスト参加17曲中第11位になった曲。ルクセンブルグ代表として出場している。このユニットはこの時限りの様でこの曲以外にレコードは出ていないと思う。クリス・バルドは1943年ルクセンブルグ生まれ。16歳の頃から歌を歌っており、ドイツ語で歌った歌がルクセンブルグのヒットチャートにランクインしたこともあるそうだ。一方、ソフィー・ガレルは1942年フランス領アルジェリア(当時)のオラン生まれ。基本的にはアナウンサーとしての経歴が長いらしい。この曲も主旋律はクリス・バルドが歌っており、ソフィ・ガレルはサビの部分の低音和声の役回り。この曲以降も歌手活動はなくずっとアナウンサー生活らしい。さて、この曲の印象だが(当時は全く聴いていない)残念ながらメロディラインも余り印象に残らなかっ...クリス・バルドとソフィー・ガレル・・・Nousvivronsd'amour

  • 久しぶりのサントリーホール

    昨日は、久しぶりにサントリーホールに行った。我が家からだと上野か銀座か虎ノ門で地下鉄銀座線に乗り換え溜池山王まで1時間弱。家内は昨日から白内障手術のため入院したので気楽に一人。家内と一緒に赤坂だと、軽食も少し張り込む感じになるので誠に助かる。聴きに行ったのはエフゲニ・キーシン。CDは持っているのだが生で聴くのは初めて。ピアノ曲は比較的聴かない分野かも。昨日のプログラムは、前半が、ベートーヴェンのソナタ第27番、ショパンのノクターン第14番と幻想曲。後半は、ブラームスの四つのバラード、プロコフィエフのソナタ第2番。正直に言って、ショパンの曲はよく知っているが、他の曲、プロコフィエフは多分初めて聴いた。が、これが素晴らしかった。家内の趣味でバレエは幾つか観ていた〜そうそう、「石の花」を観た筈なのだが全く記憶に...久しぶりのサントリーホール

  • 激動の政治情勢

    近年の各国の政治情勢は大きく動いている。日本の総選挙では与党が大敗し、SNSを活用した(表面的な事柄ばかりの主張でかなり薄口と感じる)国民民主党が議席を伸ばした。アメリカでは(反知性主義で理知的な議論が蔑ろにされるであろう)トランプが大統領に返り咲く。フランスも首相の不信任案が可決され、これからは右翼ポピュリズム政党がさらに力を伸ばすような勢いだ。そして、極め付きは隣国、韓国の大統領が何を考えたのか「非常戒厳」という命令・・・いわゆる戒厳令・・・を発し、憲法や国会を停止、言論や報道の統制、自由や基本的人権の制限を企図したものの、6時間後には与党議員も含め「非常戒厳」の停止を議決され、あっけなく解除するに至った。今後、大統領の弾劾が始まるだろうが、すでに与党議員にも見放された伊大統領は解任されることだろう。...激動の政治情勢

  • 地域の仕事・・・11月

    前回のブログは11月23日だったから、はや10日が過ぎようとしている。毎日書こうとしているがとんでもなく俗事に追われているのが現実。地元自治会で会計を引き受けていることは以前のブログにも書いたが、実はこの10日間、11月末に支払う役員への手当や10軒程度で構成する所謂「隣組」(「班」などの名称も)のリーダーへの謝礼・・・受け持ち1軒につき150円程度・・・通学時の見守り、古紙回収、近隣清掃・・・等の活動参加者への本の気持ち程度の謝礼・・・の計算や現金の袋詰めを独りでこなさねばならなかった。経験のある方ならすぐお分かりと思うが、この個別の現金封入というのは実に大変な作業である。まず、個々の人やグループへの支払額を確定し、支払いに必要な金種を確定する。そのうえで、支払いの総額や金種毎の必要枚数を集計しなければ...地域の仕事・・・11月

  • 眼鏡

    数年前、左右両眼とも白内障の手術を受けた。従って静止視力は「裸眼」(と言えるのかどうかわからないが・・・)で双方とも1.2である。十分な視力があると言っていいだろう。眼内レンズを入れた方はご存じと思うが、眼内レンズは単焦点と遠近双方の複焦点がある。保険適用は短焦点のみで遠近両用は片方で約30万円、両眼で60万円の自由診療となる。勿論私は保険診療の単焦点レンズを選んだが、車の運転は当然遠くがよく見える方が良い。譜面台に置いた楽譜を見るためには1メートル前後に焦点距離が合って欲しい。本やPCを見るためには30センチ程度。普通は遠くがよく見えるような眼内レンズを入れ、近くは老眼鏡を掛けて見るということだろう。が、実は以前から光軸が少々ずれるような感覚があった。光軸がずれる・・・横にずれる典型的な「斜視」とは違っ...眼鏡

  • 兵庫県の惨状その2・・・「木っ端役人」は死んではならない

    兵庫県の知事選挙が斎藤前知事の再選という結果で終わった。新聞の報道などではSNS・・・特に「X」による選挙・・・初めてとは言えないが、先の総選挙に続いて、SNSが選挙結果を左右するという大きな転換点に立ったということだろう。実際に兵庫県庁に身を置いている訳ではないから真実が何処に在るかは断定的には言えないが、9月に「兵庫県の惨状」と題したブログに上げた通り、斎藤氏は高級官僚の中には、得てして居がちな『基本的な人格形成は幼稚なままに放っておかれ、試験で高い点数を取れることだけが人格としても優位にあるものと誤解を醸成していった結果、自分で考えること、想像力の欠如(自分以外の他者を慮る能力の未成熟)が極めて著しい』人物であると考えている。想像力が欠如していると「他人が考えていることもまた正しいかもしれない」とい...兵庫県の惨状その2・・・「木っ端役人」は死んではならない

  • 見当識

    日曜日、近くの国道の広い側道と歩道の清掃活動をしていた。写真のとおり、高架上は外環道、高架下は国道298号だが、この部分は国道もかなり高くなっていて市道はトンネルで潜っている。都内は既存住宅が多いから地下を通す工事中だが、埼玉と千葉は地上高架になっている。それでも、住宅地を通ることに変わりなく、利用した方は良くご存知だが、高速道も一般国道も防音壁で囲われているので、外の景色は全く見えない。国道の外側は側道と歩道が15〜6mの幅で付いており結構緑豊かだが、ゴミを捨てる不心得者も多く、町会では完成以来ずっと清掃活動を行っている。そうした近所の見慣れた場所、通り慣れた場所なのだが〜一昨日は、ゴミを拾いながら交差点に出て、左手のトンネルをくぐって反対側に渡り、元の方向へ行く場所でそれは起こった❗️交差点に達してゴ...見当識

  • 返り花

    昨年は金木犀が9月と10月の二度咲いた。今年は木瓜に返り花が沢山付いている。全ての理由を地球温暖化に求めるのも安易かとは思うが、それにしても、これまで一度も無いとは言わないがこれ程沢山の返り花は初めてではある。うどんこ病にやられていた枝を大胆に切り落としたからだろうか?近くの団地の植え込みには寒木瓜が数本あって、とても深い赤の花を咲かせる。数年前白内障の手術の帰り、寒木瓜の咲き具合を見るのが楽しみだったし、見え方も視力が戻るバロメーターでもあった。それにしても、木瓜の実とは何か活用法があるのだろうか?今は木瓜の隣に花梨の木があり巨大な果実が沢山付いているので、仮に活用法が分かっても直ぐには手が及ばないのだけれど。返り花

  • ヨアヒム・ラフ・・・Cavatina

    退院後、少しずつ散歩距離も延ばし音楽を聴きながら・・・の元の生活に戻りつつある。ただ、あまり町会などの力仕事をしたくはないが・・・。「カヴァティーナ」という形式はなじみがなかった。ヨアヒム・ラフに「ヴァイオリンとピアノのための6つの小品作品85」(1859年)という作品がある。構成は、第1曲「行進曲」、第2曲「パストラール」、第3曲「カヴァティーナ」、第4曲「スケルツィーノ」、第5曲「カンツォーネ」、第6曲「タランテラ」だが、この第3曲が人気になったということだ。そもそも、ラフと言う作曲家は死後忘れられた存在となっていたが、最近徐々にではあるが再び録音などを聴けるようになってきた。音楽家でも研究者でもないので、Wikipediaの記事を参照すると『・・・(前略)1849年、ラフはヴァイマルのリストの助手と...ヨアヒム・ラフ・・・Cavatina

  • 退院・・・最近の医療に改めて・・・

    入院8日目、内視鏡手術からは5日目で退院。改めて、何と早いことか!驚いてしまう。ご経験のある方は「普通だよ」とおっしゃるかな?経緯を記しておく。全国の自治体と同じように、我が市でもがん検診が行われている。現役時代は職場の人間ドックを受診し胃の検査を受けていたが、退職後は市役所から来る胃・大腸・肺がん検診の案内に必ず申し込んできた。昨年11月に胃がん検診バリウム検査で「経過観察」。今年7月に隔年で受けられる胃がん検診の内視鏡検査で異変があるとの所見。その部分の病理検査の結果「腺腫の疑い」で、市立病院へ行くことになった。紹介状を持って出かけた市立病院で8月に受けた精密内視鏡検査・病理検査でも「腺腫の疑い」だが、将来の悪性化の可能性も懸念され、10月21日に内視鏡手術を受けることになった。予定通り10月18日に...退院・・・最近の医療に改めて・・・

  • 小さなことが

    金曜日から入院した。月曜日OPの予定。検診で異常が見つかったので、自覚的な症状はない。しかし、病になるとほんの少しのことが気になって、世界はそれだけになってしまう。今は、便秘。と言ってもまる1日なかったのだが、何もする事がない入院生活では、それだけが世界中の問題となってしまう。やれやれ、ではあるが。小さなことが

  • 連休のお仕事

    連休の土曜日と日曜日、近所の公民館のお祭り。舞台や館内などでは利用団体の発表や展示、茶道クラブのお茶会、福祉団体や施設のバザー。そして、北西部7つの町会、自治会が模擬店。我々の町会は例年どおり「搗き立てお餅」今年も餅米150キロを搗いて販売。値段は昨年と同額。しかし、仕入れる餅米は大変な値上がり。150キロの値段は昨年より1万円以上高くなった。仕方ないか?何せ日本には農林水産政策も行政も存在しないから。もう一つ、ついうっかりして、未使用の滑り止め付き軍手を自転車の前カゴに入れたままにしていたら、半日後盗まれていた。私の属する町会の行事などで町会の役員仲間だけの自転車が並んでいても勿論こんな事はない。しかし、他の町会も集まると必ずこうしたことが起きる。軍手を必要とするのはテント張りなどの作業をする役員たちく...連休のお仕事

  • 今日の句会から・・・オノマトペ

    一般的には、擬声語(擬音語、擬態語)などをいうことばである。文部科学省が版行する『学術用語集』は「onomatopoeia」を「擬声語」としているので包括的に日本語では「擬声語」とするのかもしれない。また一方で、古代ギリシア語の「ὀνοματοποιία(オノマトポイーア)」を英語は「onomatopoeia」、フランス語は「onomatopée」だが、このフランス語の「オノマトペ」が日本語としても定着しつつあるようだ。今日の句会ではこのオノマトペで激論になってしまった・・・全く本意ではないのだけれど・・・今日の句会に出した私の句の中七に「・・・ぴとぴとの手に・・・」という言葉があった。指導者は『「ぴとぴと」はどのような状態なのか意味不明である、読み手の理解を得られない。「べたべた」なのか「べとべと」なの...今日の句会から・・・オノマトペ

  • アンナ・イデンティチ・・・ウイーンのばら

    前々回(7月5日)、「UnarosadaVienna」(邦題:ウイーンのバラ)をもう一度取り上げると言いつつ、ブログで取り上げていなかった。勿論ブログなど個人的なもので、何か特別な制約は自分自身に対してしかありえないのだが、それでも果たせていないものがある・・・感は気にかかるので。アンナ・イデンティチ(AnnaIdentici)。彼女は1947年7月生まれで、第18回サンレモ音楽祭で第6位に入賞した「Quandom'innamoro」(邦題:愛の花咲くとき)が最も知られており、彼女の代表曲となっている。一方、この「UnaRosadaVienna」(邦題:ウイーンのバラ)、1966年のサン・レモで入賞した美しい歌だが、どうも、POPな時代のなかではこういうしっとりした曲はなかなかヒットしない・・・ので多分「...アンナ・イデンティチ・・・ウイーンのばら

  • 戦争、俳句、季語

    イスラエルがレバノンに侵攻した。中東の状況は我々湿潤なアジアの片隅に住んでいる人間にはおいそれと理解できる問題ではないと思う。ウクライナとロシアも決して単純に論じられないがこの中東は本当に難しい。こうした戦を俳句で詠む方も沢山いる。すごいなあと感心してしまう。私が詠めないのは、どちらの戦争も今の自分に実感できる状況にないからに他ならない。確かに日々感想はある、思うところもあるのでSNSに書く、ユニセフであったり国境なき医師団であったりへの寄付などで意思を表明もできる。だが、それらの戦争を自分のこととして俳句にすることはできない。やはりどこか遠くで見ている句になってしまう。俳句には制約がいくつかある。様々な立場もあるから絶対的ではないのだろうが制約をなくしていくと難易度は格段に上がると思う。特に制約の一つに...戦争、俳句、季語

  • 野党に思うこと

    ニュース解説などで「野党がだらしない」とか「信頼できる野党勢力がない」などといった言葉を聞くことがある。しかし、多くのマスコミは国民の関心の所在とは関係なく・・・そもそも国民に選挙権がない自民党の総裁選挙に狂奔していた。総裁選挙がまるでゲームであるかのように取り扱っていて、非常に大切な「統一教会問題」「裏金問題」そしてここまで日本の価値を棄損し続けた「経済問題」について・・・つまり『これまでの安部・岸田政治の総括』をどうして追求しないのだろう。さて、一方の野党に対しても同じだ。「野党を育てる」「信頼できる野党に成長させる」のは世論をリードするマスコミの責任でもある。自民党の尻を追いかけているばかりで、先に上げたような問題についてしっかりと野党をリードするのは世論形成者としての責任だと自覚してほしい。「事実...野党に思うこと

  • クロード・ロンバール・・・Quand tu reviendras(愛はふたたび)

    1968年のユーロビジョン・ソングコンテストでベルギーから出場したクロード・ロンバールの歌。ほぼ、同じような曲名に「Dis,quandreviendras-tu?」がある。日本のシャンソン界では、バルバラが歌っているこちらの曲がが圧倒的に有名。邦題では「いつ帰ってくるの?」とストレートに訳されたこの曲は、男の帰りを待ちあぐねている女の側の心情を歌っているし、日本の所謂シャンソン界では女性歌手に好んで歌われる曲のだろうと思う。なので、この曲は、そもそも日本におけるテリトリーとしては「シャンソン」ではなく「フレンチポップス」に属するし、日本では有名でも何でもないクロード・ロンバールという若い女の子が歌っているので日本のシャンソン界では全く無視されているのかもしれない。だが、大変良い曲だとは思いませんか?日本の...クロード・ロンバール・・・Quandtureviendras(愛はふたたび)

  • 自民党総裁選挙

    (画像は読売新聞オンラインからお借りしました。)順序としては先ず立憲民主党の党首選挙を取り上げるべきだろうが、野党の連携が問題でもあろうし次に譲ろう。自民党の総裁に石破氏が当選した。5度目の正直と新聞各紙にも大きく載っている。よくぞ挑戦し続けたものだ。以前は政治家の皆さんと多少のお付き合いもあったのでこれまでの総裁選挙については様々なことがあっただろうと思う。是非それらの経験を生かしてほしいものだ。今回付け足された決選投票前の演説をテレビで見聞きした限りで言えば、高市氏の演説内容はもとよりであるが表情や声もかなり危険なものを感じた。保守派であることではなく、誠意や誠実さを全く感じない、という点にである。嘗ては安部氏の上ずった話し方やその内容に誠意も誠実さも感じなかった。高市氏を見ていると、話しの内容がなぜ...自民党総裁選挙

  • 免許証・・・認知症検査

    (一般社団法人全日本指定自動車教習所協会連合会のサイトから) 今週水曜日、運転免許更新のための認知症検査の指定日。嘗ての職場の一部が検査センターに改修されていて、少々懐かしい気分になって検査を受けに行った。巷の噂では、ネットには検査のイラストがあるから、目を通して覚えてしまうと良い・・・らしい。別に、認知症ではないとたかを括っていたわけではないが、認知症の母親を介護していたからどのような検査をするのかは勿論承知してはいた。短期記憶に関しては全く自信はなかったものの、仮に怪しげであったとしてもそれはそれでいいかなと思っていたので、準備なるものは全くしなかった。まあ、おかげさまで何とか基準点には達したようで無事終了できた。無事故・無違反ということだからか実地試験は免除ということなので、前回の様な実際に試験場で...免許証・・・認知症検査

  • 令和の米騒動とふるさと納税

    スーパーマーケットに行っても米が売られていない、午前中に高額の米が入荷しても次々と大量に買い占められてゆく・・・といった現象が6~7月から続き、8月~9月は米が無い、といった事案も発生していた。我が家は食料品のほとんどを生活協同組合から調達しており、米も6月までは全く順調に購入できた。たまたま相方の知り合いが上質の米を送ってきたので、8月以降生協から購入する量は少し減ったが配達員の方の話では、8月に入って急に新規購入の方が増えたとのこと。我が家の様な長年の購入世帯にはそれなりに確保してくださっている様だが、やはり米の量の確保には苦労されているらしい。一方、「ふるさと納税」とかで米を返礼品にしている自治体への寄付納税が増えているという。全く本末転倒、「ふるさと納税」は、情けない物欲の発露という姿になってしま...令和の米騒動とふるさと納税

  • 季語の難しさ・・・半夏生

    いささか季節外れであるが、半夏生は太陽暦では七月二日(旧暦五月十一日)頃とのこと。半夏草(烏柄杓)の生え始めるころという意味、と歳時記にある。まあ、そう言えば何となく分かったような気にもなるし、ああ、あの葉っぱが「半夏草」なのか・・・と思うが、今一つ実感は沸かない。ご近所にはあったはずだし何度か見てはいるものの、庭に生えている訳ではないからだろうか?この植物の実感が足りないばかりに、時候としての「半夏生」についても何かつかみどころがなく、実感できない・・・のが本音である。七月の句会に提示されたこの季語に、どうも満足、というか自分で納得できるような句は結局できなかった。歳時記にある例句を何度読んでみても腑に落ちてこない感じがする所為だろうか。この句は「腑に落ちた」訳ではないものの、ああそういうことでもよいの...季語の難しさ・・・半夏生

  • 兵庫県の惨状

    兵庫県知事に関する報道が喧しい。政令指定都市としてハイカラな印象がある神戸市が区域内に存在するので、都会的との印象もある兵庫県であるが、瀬戸内側から日本海側まで広がる極めて変化に富んだ、歴史と文化の豊かな地域だ。私が住む関東の土臭い地域とは大きな違いだ。そういう環境だからだろうか、内務省・自治省・総務省出身の知事が続いている。こうした官僚出身の知事は基本的に東京大学や京都大学の出身者で、非常に頭が良い。失礼ながら県庁の役人たちでは理屈も知識も全く歯が立たないだろう。しかし、そういう県庁の役人も、小中学校の級長で、帝国大学や地元の国公立大学を卒業した地域の優等生である。何といっても「頭の良い」官僚である。斎藤知事の百条委員会での答弁を見ればわかる通り「自分は悪くない」という答弁を無表情で答える様はどのように...兵庫県の惨状

  • シューベルト・・・交響曲第1番

    交響曲はベートーヴェン以前とベートーヴェン以後では全く様相が異なるのは、音楽好きであればほぼ全員が知っていることだろう。特に、ベートーベンの第3番以降と言っても良いのかもしれないが。このベートーヴェンの3番の交響曲は1804年33歳の時の作曲である。シューベルトは31歳で死んだ。33歳まで生きる命すらなかった。翻って、シューベルトの第1番は1813年の作曲で、コンヴィクトの学生時代16歳の時の作曲である。シューベルトの革命、第7番未完成は25歳の時だった。このあたりの状況をどう把握するのか?「時代」というものがどこまで音楽に影響があったのかは分からない。また、天才に「革命」がいつ起きるかもわからない。早熟な天才モーツアルトが16歳当時作曲したのは交響曲第15番、1756年である。これら3曲を聴いてみる。ベ...シューベルト・・・交響曲第1番

  • 気になる言葉

    ちゃんと覚えている訳ではないし、或いはきちんと理解していないのかもしれないのだが、「夜と霧」の作者ヴィクトール・フランクルの言葉が気になった。「宗教とは言葉」・・・・・言葉には価値観はない。常に伝えるための「手段」でしかない。伝えるための言葉であるから語っている内容に「宗教」としての意味はない。おそらくは、全く同じ内容の一つ一つを、キリスト教と言う言葉、ユダヤ教と言う言葉、イスラム教と言う言葉を使って伝えようとしているに過ぎないと・・・。ユダヤ人のヴィクトール・フランクルはナチスの殺戮から「生きるべき何かで」生き残り、キリスト教徒の妻を娶っている。中東で殺戮の絶えない今、この思想の深みを理解できる人は多くはないらしい。気になる言葉

  • ペッピーノ・ディ・カプリ・・・Roberta

    十代前半、英語はそれなりに理解できた・・・勿論歌詞カードなどを見て辞書と見比べながらだが・・・しかし、当時は今と比べられないほどフランス語やイタリア語がラジオから流れていた。多分、今の若者たちにすれば信じられないだろうが。ペッピーノ・ディ・カプリは1958年にレコードデビューし、1960年から1962年にかけて数多くのヒット曲を出した。そのためだろうが、日本での知名度はさほど高くはない様に思う。1967年になってようやくサンレモに出場したのだか、少し鼻にかかったような甘い美声は、すでにポップな曲が幅を利かせていた世界~日本ではなかなか聞くことが出来なくなっていた。私も、まだ本格的にポップスを聴くようになる前、家のラジオから時折聞こえたような気もする。しかし、改めてYouTubeという文明の利器を得て、ああ...ペッピーノ・ディ・カプリ・・・Roberta

  • 蕎麦打ち

    先週の月曜日、つまり丁度一週間前の19日、蕎麦打ちに出かけた。産地が異なる蕎麦を、サークルの会長が調達してくれるので、毎回蕎麦粉の感触や香りなどのちょっとした違いを楽しみながら打っている。そして有るか無しかの味の変化も楽しんでいる・・・まあ、これを幸福と言わずに何というのだろうか?今回は「常陸秋そば」・・・月2回しか蕎麦打ちをしないのだから、何年たっても素人の域を出られない我々だが、この「常陸秋そば」は失敗することが無いと言っていいくらい優秀な蕎麦粉である。というか、いつも会長が注文しているのは桜川市の会社であるが、蕎麦の実を石臼で挽く時ゆっくりと丁寧に挽いてくれている・・・とは会長の弁。会長によると、石臼の回転数が多い(早い)と蕎麦の実が熱を持ってしまって香りが飛ぶのではないか?かつ、わずかに粗めに仕上...蕎麦打ち

  • 家族集合

    大方の同世代より様々な事が数年遅れである。結婚も団塊の世代の平均より遅く30歳を超えていた。高校からの悪友仲間では最も遅かった。従って、息子、娘が巣立つのも多少遅かったが、それ以上に息子の結婚は40歳を超えており、娘は楽しく独身を謳歌している。お盆も過ぎた18日、息子が孫(女児)を連れて三人で帰省。日曜日は時間が取れる娘も来たので、普段は二人暮らしの家も賑やかになった。相変わらず、相方の料理の手順も腕前も余り褒められたものではないのだが、二人で料理出来るほどのスペースもないので、下働きに徹することにした。まあ、少しだけ混乱した昼食だったが、それ以上に6ヶ月を過ぎ表情も豊かになり、活発過ぎるくらいハイハイで何処までも行こうとする孫娘のお陰で、部屋全体が混乱のるつぼだったし、賑やかで楽しい会食だった。最後に、...家族集合

  • 戦争に思うこと

    79年前、日本はポツダム宣言を受諾し戦争に負けたと連合国に通告した。もちろん法的には9月2日の文書によって正式に降伏し戦闘行為が終結した。一般的には、降伏を天皇が全国民に知らせた8月15日が敗戦の日とされているが・・・。その8月にはマスコミなどが戦争に関する様々な企画・映像を流す、普段の罪滅ぼしでもあるかのように。あの戦争で、日本人は310万人以上が死んだ。戦争を始めた政府の決断によって、或いは~然るべき指導者たちに先導され・教育された結果かもしれないが~国民の熱狂によって、国民は「殺された」。そして、交戦国の兵士ではない、中国1000万人、フィリピン100万人、ベトナム200万人(サンフランシスコ講和条約による)などの住民を「殺した」戦争には国家による「戦争をする理由」が必ずある。共通しているのは「自衛...戦争に思うこと

  • 原爆の日に思うこと

    8月6日は広島、8月9日は長崎へ・・・アメリカ合衆国が国際法にも人道にも違反して、市民を標的にした原子爆弾の投下を行った日である。それぞれ平和記念式典が行われたが、広島はイスラエルの駐日大使を招待し、長崎は招待しなかった。共同通信の報道を引用させていただくと・・・『(駐日英国大使の)ロングボトム氏は広島市で開かれた平和記念式典に出席した。長崎市の対応について「ウクライナ侵攻を理由に招待していないロシア、ベラルーシとイスラエルが同じ扱いとみなされ、誤解を招く。ロシアは主権国家を侵略したが、イスラエルは自衛権を行使している」と批判した。』また、アメリカのエマニュエル大使は増上寺で行われた追悼式に参列後『「平和は人間の手でつくらなければならない。日米はかつて敵同士だったが、いまは大親友になった。(中略)長崎市長...原爆の日に思うこと

  • エルベール・レオナール・・・Quand Tu M'aimes

    このブログにしても、その記事である大好きなフレンチポップスにしても、自分で何か枠組みを作ったりしてきたが、明日は今日が続くとは限らないのだから、とにかく好き勝手に書き散らかしていこう・・・と決意はした。しかしながら生来の怠け癖が・・・ブログにせよ何にせよ、毎日のように情報を上げておられる方々には最大限の敬意を表する次第!!!すごいなあ・・・で、久しぶりのフレンチポップス、すっかり忘れていた歌手だ!エルベール・レオナール日本ではほとんど話題になることも少なかった歌手。現在79歳、病気の経験もあるようだが元気で活躍している様だ、素晴らしい。彼は、1971年5月のシルビイ・バルタンの来日公演に同行していたとの記事もあるが、私はショーを見ていないので何とも言えない。ただ、Wikipediaフランス版の彼のページに...エルベール・レオナール・・・QuandTuM'aimes

  • 敬老会・記念品の配布

    ちょっと気の早い話だが、9月16日は「敬老の日」である。この地区の敬老会は10月の初めに行われるが、この敬老会への出欠を確認し、記念のタオルを配布するために町内の60人ほどの老人を訪ねまわっていた。暑い中、一軒ずつ回りながらこんなことを考えていた・・・・・・・どうもこの「敬老」という言葉自体が死語であるように思うがどうだろう?長生きしている老人を敬うという思想が今の日本人には無くなっていると思う。個人のレベルでは、自分の会社などにおいては尊敬すべき年老いた先輩もいるだろうし自分の手本としたい老人もいるだろう。そのように個々の人に関して言えば「敬老」の気持ちが失せている訳ではないのかもしれない。しかし老人を「masse」(塊)として捉えると、老人は既に社会的な役割を終了した人々であり、過去の多大な貢献を大い...敬老会・記念品の配布

  • 句誌の編集

    今年の4月から所属する俳句集団(普通は「結社」と言うらしい。だが、結社というと政治や宗教、思想などに関する強い意志を持って集団思想を形成する団体・・・というようなイメージなので、俳句の集まりなどを、そこまで言うかと感ずるのだが・・・)が発行している隔月刊の句誌の編集作業のお手伝いをすることになった。様々な俳句誌があるが、どのように編集されているのかは全く分からない。自分たちの俳句誌が「このように」編集されていることも、実はこれまで知らぬままであった。現在の俳句誌に於いて「主宰」の重さというか主宰がその俳句誌やそこに集う「同人」なる存在をどう扱うのか、他の俳句誌を知らないので何とも言えないのだが、私の所属している俳句誌の状況は、私が想像していたのとは少し違っていた。ひとつは、主宰の個性や「我」が強くない。勿...句誌の編集

  • ロッシーニ・・・「絹のはしご」序曲

    ロッシーニ初期のオペラ・ブッファだが、実はオペラには全く疎いのでWikipediaの記述の一部を引用する。『・・・(前略)オペラ・ブッファはそういった滑稽な場面を主要な部分、時にはオペラそのものの前提として用いている。使用される音楽は民衆の方を向いたものとなってきており、一般の民衆が楽しむことの出来る主題や物語が何よりも適したものであった。オペラにおける滑稽な物語は、音楽に娯楽の要素を加える面があった。・・・(後略)』オーボエ奏者にとっては、音楽的に重要な作品ではないと思うが、テクニックとかひたすらオーボエが目立つ、という点では少々珍しい作品であろうか?それにしてもオペラとしてもあまり上演される作品でもないことから、多分知らない方が多いのではないだろうか。ハ長調でもあり楽しくオーボエの音を聞く曲でもあろう...ロッシーニ・・・「絹のはしご」序曲

  • 年収の壁について

    かねてから見直した方が良いのではないかと思うものの一つに「年収の壁」の問題がある。ネットで検索すれば、年収の壁の一覧やどうしてその額が「年収の壁」と言われているのかを丁寧に解説しているページが沢山ある。私の様な浅学菲才の者がくだくしく記述するより、ぜひそうしたページをご覧いただきたい。そうした様々な壁の中で「106万円の壁」と「130万円の壁」は目にすることが多いのではなかろうか?①106万円の壁とは、これ以上の収入になると厚生年金や健康保険に加入して保険料がかかるため、保険料を払わなくて済むように調整すること。②130万円の壁とは、「主たる生計維持者」の扶養から外れるため自身で社会保険料を支払う必要がある。そのため保険料負担が生じないように労働時間を調整し、年収を130万円未満に抑えるという現象。これら...年収の壁について

  • 毎日ニュースは「新しい」が

    ちょっと考えてからブログに上げようとすると、新しい出来事が起きてしまう。別に流される必要もないのだが、世の中は少し以前の出来事は忘れられてしまうのだろうか。個人的には、現在の日本の政治も、ヨーロッパの政治も気になるし、もちろん世界中で起こっている戦争や(前)戦争状態、愚かしいふるさと納税、自民政治の結末の年収の壁、イスラム・ユダヤの宗教、日本の歴史、兵庫の知事(維新の?)も気になっていたが、トランプが銃撃されてまた考えることが増えてしまった。しかし、実生活上では、金曜日から福祉関係の定例会議と「敬老会」の対象者資料確認。書類の分別や記念品の配布準備をしていた。その中で日曜日の午後は相方の絵を積んで東京の絵画団体本部の研究会へ、とそれなりに忙しい。相方が所属する絵画団体のトップは、芸術院会員だし美術界の顔役...毎日ニュースは「新しい」が

  • 都知事選について

    様々な話題に満ち溢れた都知事選が終わった。現職の小池知事が三選を決めたことについて特に言うこともない。誠につまらない結果だ・・・というのが我が感想。だが、恐れ入ったのが石丸の得票結果。伝説の藤川晋之助氏が選挙参謀を務めたからなのかどうか?少なくともネットでの選挙、既存の政治家ではない(石丸も既存の政治家だがちょっと若くて知らない人だから・・・)人物に、主義主張は関係なく集まった「選挙を面白いと思うネット住民」が運動を支える。そして、手垢に塗れていない人物だというだけで投票するネット志向の選挙民。これからの時代を反映しているだろう。しかし、安芸高田市長としての石丸の行動やそれらに関する様々な報道などについて、選挙支援をしたネット民はもとより、投票をした東京都民もどれほど理解しているだろうか?所詮は「何か新し...都知事選について

  • エルヴェ・ヴィラール・・・「Rêveries」(再掲)

    以前、ランダムに好きな曲をブログに上げていた。やはり著作権の問題もあり、リンクが切れているのもが多いので、順次過去の記事も再掲しつつ前に進むようにしよう・・・できるなら。(再掲)エルベ・ヴィラールは「Capric'éstfini」で有名になりました、日本でもそこそこヒットしていたと思います。むしろ、この曲と「サヨナラ」の2曲ぐらいしか知られてはいなかったように思います。この曲は、YouTubeに必ずありますが、時々削除されています。先日このブログでも考察しましたが、やはり著作権上の問題があるのかもしれません。なので、ここではリンクを張らないでおきますが、是非ご自分で検索してみてください。映像の背景はあの有名なシャンボール城です。最後に女性が城の入り口からポルシェに乗り込みますが、こういうシーン好きですね。...エルヴェ・ヴィラール・・・「Rêveries」(再掲)

  • アンナ・イデンティチ・・・Un Bene Grande Cosi

    思うところあり、過去のカンツォーネの投稿を再掲します。いつものウオーキングの途中、紅梅が咲いているのを見つけました。今年は例年になく暖かな日が続いたので、梅の花の咲くのもずいぶん早いですね。このまま春になってしまうとも思えませんが、やはり春も早いのでしょうか?季節が少しずつズレているのかもしれません。さて、今日はアンナ・イデンティチ(AnnaIdentici)を紹介しましょう。彼女は1947年7月生まれで、第18回サンレモ音楽祭で第6位に入賞した「Quandom'innamoro」(邦題:愛の花咲くとき)が一番知られています。彼女の代表曲といってもいいでしょう。なお、この曲は後にエンゲルベルト・フンパーディンクが「AManWithoutLove」のタイトル(邦題はイデンティチと同じ)で歌いヒットしたしまし...アンナ・イデンティチ・・・UnBeneGrandeCosi

  • 足が弱ってきたかな?

    土曜日、相方が友人のバレエ発表会に出かけたので昼から独居老人。今日やるべきこと、今日やりたいことは沢山あるが、夕方からは町内会の役員会の予定、夏祭りの打ち合わせがある。それまでに片付けねばならない「名もなき家事」は細々と沢山ある。おそらく世の男性諸氏、特に現役世代は子育ての〇〇はやっている・・・家事の〇〇は私の役割・・・など様々な言い分もあろうか。しかし、この「名もなき家事」の種類の多さはやってみないと分からないし、名付けようもないちょっとした仕事の量は決まった事柄よりも多いのだろう。どんなに男性が「手助け」をしようとこの「名もなき家事」を全て引き受けない以上、『あなたは何も手伝ってくれない』と言われることを覚悟しなければならない。そのうちの一つを片付けようとベランダに出て、あらかた乾いた洗濯物を取り込も...足が弱ってきたかな?

  • ようやく百合が咲いた

    昨年球根を植えた百合が咲いた。義母が好きなので、相方は沢山写真を送ったようだ。私は、抜歯した後、噛み合わせの方が酷く痛むので、機能停止状態!気力が出ない。人間、わずかな理由で駄目になる。ようやく百合が咲いた

  • 音楽活動と公民館

    フェイスブックにこんな投稿があった。『・・・近所の公民館に楽器(サックス)の練習の可否を相談したら、ピアノだけOKとのこと。理由聞いたら決まりだからですって・・・(中略)・・・お役所って住民の利益のために有るのではないのですね(爆)』練習場所の確保は、多くのアマチュア音楽愛好家共通の悩みではないだろうか?(プロを目指すような方は、多分自宅に防音室などを設置しているかもしれない。)多くの公民館には防音室などの設備は決して充実していない。公共施設などは高度経済成長時代からバブルの初期にかけて多数建設されており、「音楽室」「視聴覚室」などと銘打ちピアノを置いてあっても防音効果は不十分だ。投稿者はごく近くにある別の市の公民館は「音だしフリー」だと言っているが、その様な対応の施設の多くは・・・近隣住民が市議会議員を...音楽活動と公民館

  • 俳句・・・季語「父の日」(西嶋先生の句)

    父の世に父の日なんどなかりけり・・・西嶋あさ子6月の第三日曜日は父の日である。例年のとおり、家族からプレゼントを頂いた。出来損ないの私を父として認めてもらっているのはまことにありがたいものである。ところで、私の父は大正12年生まれで、私から見ても頑固で融通の利かない真面目一本やりだった。小学校の教職を勤めあげのんびりした老後を送れるようになって間もなく、癌が再発し68歳という比較的若い年齢で他界した。酒は飲めなかったが、軍隊時代に習慣になった煙草は、多いときは3箱60本を吸っていた。それが身体を蝕んだのだろうか?早いもので父が他界して33年になる。母の一周忌もあったので、昨年11月に33回忌の供養を行った。西嶋先生の句のとおり、父の存命中というかまだ結婚する前は「父の日」なるものがあることもあまり認識して...俳句・・・季語「父の日」(西嶋先生の句)

  • 集団自決と免許返納

    嘗て「若い」経済学者らしい成田悠輔という人物の「(少子高齢化の)唯一の解決策は、はっきりしていると思っていて、高齢者の集団自決、集団切腹みたいなのしかないんじゃないか」なる発言が大変に物議を醸したことがある。今のところ否定するような記事も見かけないことから、現在もこの人物はこのような考え方を持っているということだろう。これはかつてナチスドイツが「ユダヤ人問題の最終的解決策」として、強制収容~集団抹殺を行った論理と全く同じである。今後のことであるが、成田祐輔なる人物は「高齢者の集団自決」が出来なければ「自決の補助が必要」と主張するのであろうか?「自決」とは戦前までの使い方としては「自殺」を意味する言葉であったのは誰も知るところだろう。もちろんだが分かりやすく言えば、成田氏の主張とは「お前ら高齢者は役に立たな...集団自決と免許返納

  • ジェラルディン・・・Quel cœur vas-tu briser?

    1967年のユーロビジョンソングコンテストで歌われたフランス語のポップスの続き。フランス語で応募したのは、フランス(ノエル・コルディエ)、ルクセンブルグ(ヴィッキー・レアンドロス)、スイス(ジュラルディン)、モナコ(ミヌシュ・バレリ)の4か国。ベルギーはフラマン語で出場した。ヴィッキーの「恋はみずいろ」でも触れたが、この年の優勝曲はイギリスのサンディ・ショーが歌った「PuppetonaString(邦題:恋のあやつり人形)」だったが、長期間に亙る大ヒットとなったのはご存じのとおり「L'amourestbleu(恋はみずいろ)」だった。今回取り上げたジェラルディンの「Quelcœurvas-tubriser?」は、題名も歌詞も少々シリアスなのが影響したのだろうか?コンテストでの得票は何と0点だった。曲はなか...ジェラルディン・・・Quelcœurvas-tubriser?

  • 研修旅行の昼食

    カンパチとカツオのカルパッチョじゃこあさり九条ねぎのスパゲッティつくば味麗豚のロースト6月7日、所属する福祉団体の研修で、平成27年の「関東・東北豪雨」で被害を受けた地域での研修。こうした研修に意味がないとは言わない。啓発され「実践」しようと決意する人もそれなりにいる。しかし、地域の実情は実に千差万別、しかも、かねがねこのブログでも指摘してきた通り、日本人の性向、役人の性向、リーダーたる人々の性向・・・の大きな特徴は「想像力の欠如」である。有益な体験談や論理的な学説・・・を学んでも、自分の立場、自分の地域、自分の将来などに敷衍して想像し、自分達であればどのような状態になるか?を想像する力が弱いため、具体的な対応を考えることができない。視察研修などで必ず起きる反応は、「地域の実情が」違う…例えば、地域の資源...研修旅行の昼食

  • 高校同窓会幹事会

    半年毎に開かれている幹事会。最早同窓会より幹事会の方がメインかもしれない。今回は、何時もの清澄庭園に有る涼亭が予約出来なかったので、小石川後楽園の涵徳亭に変更。まあ、どちらにせよ昔の学区域とは違うけれど。昨年12月の忘年会は母校のすぐ近くの個室中華だったが、風邪を引いてしまい欠席。なので皆に会うのは一年ぶり。しかし、後期高齢者になる歳になっても、第一線の技術者として大企業で働いている者が多い。文系諸氏は趣味人か社長か。ま、集まれば60年近く以前の仲間でしかないから、付き合いを遮るものは何もない。帰りがけ、そんな社長の一人暮らしのマンションにお邪魔した。ストックの酒を相当飲んだようだ、覚えていないが。高校同窓会幹事会

  • 梅仕事

    昨年の例月句会で、同い年の女性が提出した句に「梅仕事」を詠った句があった。その時、指導者はとても戸惑って「これは何をしている情景なのでしょうか?全く分からないのですが・・・」と言い。「この言葉は季語にはありませんので、季節が全く分かりません。梅は春の季語ですので「仕事」と続けて意味が分からないです」と言った。まあ、日本の男子たるもの台所に入って細々とこうした仕事をするものではない・・・という育ちであれば仕方ないか。しかし、我が家は・・・美味しい漬物を漬けるのは父の仕事であったし、それ以外も家事の基本的な管理は(作業は母だが・・・)父がやっていた。そのせいか「梅仕事」といえば・・・妻ではなく私の仕事になっている・・・一昨日は、実家の梅1.5キロを梅干しにするための作業。一日置いて今日は、家内が買ってきた梅を...梅仕事

  • ノエル・コルディエ・・・Il doit faire beau là-bas

    1967年のユーロビジョンソングコンテストで歌フランスのンス語ポップスの続き。前回紹介した通り、この年の優勝はイギリスのサンディ・ショーが歌った「PuppetonaString」(邦題:恋の操り人形)だったし、それ以上の世界的ヒットになったのはヴィッキー(レアンドロス)の「L'amourestbleu」(邦題:恋は水色)だった。では、本家のフランスはどうだったのか?代表になったのは、ノエル・コルディエで、レコードデビューして間の無い新人であるにせよ、このコンテストは歌手ではなくあくまで「歌」のコンテストだと言うことを考えると、この曲は世界的なポップスの流れからはかけ離れた曲だという印象だった。これは1960年代のフレンチポップス共通の問題で、フランス語で歌われた歌が世界中を席巻していたが、ことユーロビジョ...ノエル・コルディエ・・・Ildoitfairebeaulà-bas

  • 一週間

    20日に温泉旅行のブログを上げてから早一週間が経つ。やはり世上の諸事にかまけていると実に早く時間が過ぎてしまう。火曜日、毎週恒例の「高齢者サロン」参加はフリー、飽くまでも高齢者の居場所づくりが目的の地域福祉活動。必ず何かのプログラムが必要という訳ではないが、やはり単なる茶飲み場所・雑談場所・・・にはしにくいので一応メインとなるプログラムは用意している。21日は「笑いヨガ」地域の万能活動家の指導というか・・・一緒に体を動かしたり声を出したりしていた。水曜日、週末に迫った町会の総会に向けて資料を作成、と同時に大小さまざまな支出のために地元の信用金庫へ行ったが、月末に近いせいか何やら大きな問題を抱えた方が窓口に張り付いていたのでかなり時間がかかった。木曜日、数日来の大懸案、庭の草取り。小さな庭ではあるが手入れが...一週間

  • 小さな温泉旅行

    関東平野は広いけれど、周辺の山々には沢山の温泉が〜昨年の春は長年の懸案だった室生寺と浄瑠璃寺へ行った。今年は、本来義父の実家のある鶴岡へ旅行の予定だったが、事情があってやはり懸案の温泉旅行先に変更。17日と18日の一泊二日で、関東の北の山の中にある法師温泉に行くことにした。昔々、ディスカバージャパンという国鉄のキャンペーンポスターの、高峰三枝子、上原謙の混浴写真で有名になった温泉。三国峠の下の渓谷にある一軒宿。周り中深い森、なんだけど、まあ外国人客の多いこと。日本人客も若い人ばかり!その意味では鄙びた温泉宿〜ではなく、多少元気で賑やかな雰囲気。でも、殆どの客は気づかないようだが、宿の中を流れる渓流からはカジカ蛙の鈴を転がす様な美しい鳴き声が聞こえてくる。何よりのご馳走の温泉と外の静けさは、何十年かの懸案だ...小さな温泉旅行

  • 動きの遅い日本、原因は何だろう

    「失われた20年、30年」と指摘され続けてきた日本。改革しなければならないことは分かっていても、企業を保護しつつ円安、金融緩和という美味しい餌を経済界に与え続け、結果的には本当に痛む改革していくことが出来ず、日本の国力は低下し続けた。日本の企業だ得意としてきた分野や世界的なシェアを確保していたはずの分野でも、ずるずると後退を続けてきた。何故なのだろうか?結論は分からないが、ふと気づいたことがある。日本は役所だけでなく民間企業と言えど極めてお役人根性が染みついた国。つまり、前例にないような全く革新的なことは我が身の死を賭した「英雄」や「志士」が叩き潰してくれない限り、「前例」もっと美しく言えば「先達の切り開いた道」を行く世界であるということだ。それは、現代社会の仕組みで言えば「財務局」「財政課」が支配する予...動きの遅い日本、原因は何だろう

  • 憲法に思うこと・・・その3

    前回のブログを読んで、私を「第9条の改憲派」と色分けした方も居るのだろう。残念ながら憲法を論じると、第9条を「変えるべき」派「変更阻止」派の二つに分けてしまって、愚かで偏狭な憲法問題はこの第9条に集約されると言ってよいだろう。だが、憲法の問題はこればかりではない。しかも、どんな議論をするにしても最初に取り上げた前文の崇高な理念を忘れた議論になっているように思う。「戦力を持つかどうか」ではないのだ。我々の国家が・・・『日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占...憲法に思うこと・・・その3

  • ヴィッキー・レアンドロス・・・L'amour est bleu(恋は水色)

    ユーロビジョン・ソングコンテストで歌われたフランス語のポップスの続き、1967年。この年の優勝曲はイギリス代表(BBCからの参加)のサンディ・ショーの「PuppetonaString」(邦題:恋の操り人形)だった。前年のドイツ・北欧旋風に続き2位にはアイルランドが入り2曲しか参加していない英語圏が1位と2位を占めた。このようににフレンチポップスは劣勢になってきているが、それでもこの年はフランス語でのポップスが4曲参加している。結果はフランス代表のノエル・コルディエが3位、ルクセンブルグ代表のヴィッキーが4位だった。ということで、この曲は入賞できなかったが、ご存じのとおり世界的なヒット曲となりアメリカのビルボード誌で5週連続第1位になったし日本でも大ヒット。ポール・モーリア楽団のイージーリスニング曲として今...ヴィッキー・レアンドロス・・・L'amourestbleu(恋は水色)

  • 憲法に思うこと・・・その2

    前回、憲法の問題については、どうしても忘れがちな「前文」を確認した。各条文についての議論もさることながら、これほど崇高な文章を確認することなく上っ面だけの議論に陥ってはならないと感じていた。それでも、抽象的な文面はそれぞれの立場立場で勝手な読み方をすることであろう。それはやむを得ないことではあるが、個別の条文の議論を進めるときに、この前文の精神を常に確認しつつ行うことは無益ではないと思う。さて、憲法を語るときに常に第9条についての立場ばかりがクローズアップされるのは憲法論議の歴史から止むを得ない。では、私はどうなのか?単なる二者択一では済まないであろうとは思う。現実は憲法をどう解釈しようと世界有数の戦力を持っていることに変わりはない。「自衛隊」と言おうが何といおうが「軍隊」であることは間違いない。憲法上「...憲法に思うこと・・・その2

  • 憲法に思うこと

    5月3日は憲法の日。憲法をきちんと学んだことはない。考えてみたら中学校、高校で憲法を「逐語的に」学ぶ授業があっただろうか?今から半世紀以上前にはなるが、当時「倫理社会」といっていた授業で大所の条文について触れただけだろうか?時間数はどれほどだったか記憶にないが、多分・・・今の学校教育の中で憲法を学ぶ授業時間数は半世紀前より少ないだろう。現在の憲法を制定する際に、最も論議があったのは第一章の第一条から第八条までの「天皇」であったと聞く。もちろん今でも法的に天皇をどう位置づけるのか、今後どうするのかは大きな問題であり、国会でも議論されている。しかし、第二章の第九条「戦争の放棄」はさほどの議論もなく制定された。しかし、その崇高な理念とは裏腹に、東西冷戦や朝鮮戦争の波及的な結果として事実上の「戦力」・・・すなわち...憲法に思うこと

  • 円安をどう考えればいいのか?

    ネットに上がっている経済評論家の記事を幾つか読んでみたのだが・・・とにかく一番苦手の分野なので、読んでもなかなか理解できない。しかしその中で気になった記事があった。まず、ロイター日本版の「円安の背景に日米金利差、違和感覚える国力低下論」というソニーフィナンシャル・グループ執行役員尾河眞樹氏のコラム。『・・・結論から言えば、2022年以降の急速な円安については、ほとんどが日米金利差で説明がつくと筆者は考えている。』『・・・2022年3月以降の実際の利上げ開始とこれらに伴う米国金利上昇が、円安・ドル高を促してきた。そして、今年は米国経済の予想外の強さに、利下げ観測が後退するなか米長期金利は再び上昇。ドルも騰勢を強めているという格好だ。・・・』私の経済に関する無能力さ故、氏の論点を正確に映しいていないかもしれな...円安をどう考えればいいのか?

  • ヴィヴァルディ・・・オーボエ協奏曲イ短調 RV463

    ヴィヴァルディには有名なヴァイオリン協奏曲やフルート協奏曲の他に、オーボエ協奏曲や複数の楽器のための協奏曲、協奏交響曲などがあるのは皆知っている。オーボエという楽器は、管楽器では弦楽合奏と一緒に使われる歴史が最も古い楽器の一つだろうか。しかし、モーツアルト以降の古典派・ロマン派の大作曲家にはオーボエ協奏曲がない・・・または残っていない。誠に残念であるが、感情表現をさせればひたすら切なく美しく、深みを出すには後発のクラリネットに及ばず、オーボエの音や特質を考えると古典派後期からロマン派の時代の作曲家には「持続的で変化に富む」表現力が不足だったのかもしれない。しかし、ベートーベンから後期ロマン派まで、協奏曲はなくても大規模なオーケストラ曲の中で特徴的で美しいソロのパートが山のようにある。数小節のたまらないソロ...ヴィヴァルディ・・・オーボエ協奏曲イ短調RV463

  • なんと!!!不着の郵便物が

    4月19日にブログに上げた記事を再掲する。『この2週間の間に必ず着いていなければならない会議の開催通知が来ていない。(中略)郵便局に問い合わせてみたが、配達すべき郵便物はちゃんと配達している、と言うばかり。やむなく知り合いのルートを使って腑に落ちないことを伝えたが、「郵便物が届いていない」ということを証明するのは全く難しい。(中略)郵便物の不着によって、郵便制度・・・これは日本の極めて基礎的な社会成立要件なんだとあらためて気づいた次第である。つまり、葉書一通の内容を確かめるために多数のメンバーや公的機関に確認のために手を煩わせた。やはり郵便制度は大事であるが故に確実な運用をお願いしたいものである。』と書いた。会議は19日にあったので当然間に合わなかったわけで、次の26日の会議は特段の役割はないので出席でき...なんと!!!不着の郵便物が

  • ミッシェル・トール・・・Ce soir je t'attendais

    ユーロビジョンソングコンテスト、フランス語で歌われたポップス1966年の続き。この分野の記事はかなり間が開いてしまった。今年度は余り間が開かないようにアップしようかと思う・・・と毎年書いているように思うが。1950年代~60年代はシャンソン言い換えればフランス語圏の歌がヨーロッパを覆っていたと言っていいかもしれない。特にこのユーロビジョンソングコンテストでは、フランス語圏の数の多さ(フランス、ルクセンブルグ、ベルギー、モナコ、スイス)もあって優勝や入賞もさることながら、基本的に自国の公用語で歌う中では、舞台上にフランス語の歌が多くなってしまう。このため、前回も書いた通り、フランス語圏の時代を終わらせようと、北欧が団結した、という事態も招いた。ミッシェル・トールもルクセンブルグからの出場だったが10位に終わ...ミッシェル・トール・・・Cesoirjet'attendais

  • 社会に不可欠な仕事

    コロナウイルスが蔓延し世の中が自粛~自主的ロックダウンの頃、「エッセンシャルワーカー」という言葉が飛び交っていた。この言葉は初めて知ったのだが、社会を支える基本となる仕事に従事しる方々・・・というような意味だろうか。医療関係の石・看護師、福祉介護の従事者、ごみ収集、浄水場などの水道関係、交通・犯罪関係の警察官、そしてワクチンの通知を配達してくれた郵便関係者の皆さん・・・・・当時、医療関係の状況は毎日のように報道されていたが、郵便関係者のことはあまり日が当たっていなかったろう。毎日、必要な通知が配達されること当たり前、通知が来なかったり必要な受診券が来ないなどということは想像もできなかっただろう。配達されるのは、どのような状況であっても当たり前と考えていた。そこは、宅配とは全く異なる世界。宅配は飽くまでこち...社会に不可欠な仕事

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