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このブログでは主に心理学に関する記事を書いています。最新の研究でわかった衝撃の事実や、日常生活に応用できる心理学の知識まで、幅広い分野を扱っています。他にもブログ運営に役立つ記事や大学生活に関する記事もいくつか書いています。

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2019/07/13

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  • 認知的不協和とは?恋愛での応用例も紹介

    今回の記事では認知的不協和について解説していきます。 認知的不協和理論とは? 認知的不協和理論とはどういうものなんでしょうか?言葉だけ聞くとすごく難しそうな理論に思えますが、実はけっこうシンプルで皆さんの日常にもよく現れます。 認知的不協和理論とは、自分が正しいと思うこと、あるいは自分の価値観に矛盾が生じた時に感じる不快感を解消するために、自分の考えや行動を変更するというものです。アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱されました。 自分の考えや価値観が否定されると人は不快感を覚えますよね。この不快感のことを認知的不協和と呼びます。 人が認知的不協和を感じると、矛盾するどちらか一方を変更することで解消しようとします。またその矛盾が大きなものであるほど、認知的不協和を解消しようとする力が強くなるという性質もあります。 どうでしょうか?名前のわりには簡単、というか当たり前と思った人もいると思います。しかし、これだけだとまだちょっと難しく感じる方やピント来ない人も多いと思いますので、次に認知的不協和理論の具体例を紹介していきます。 認知的不協和の例 認知的不協和の例としてよくあげられるのが喫煙者の例です。当たり前ですが、喫煙者の人は煙草を吸うという行動をとります。 一方で『タバコは肺癌のリスクを○倍高める』『喫煙者は非喫煙者に比べて平均寿命が○年短い』といったタバコが身体に悪いといった事実も勿論知っています。 それにも関わらずタバコを吸うという事は矛盾していますよね。この矛盾こそが先ほど書いた認知的不協和です。 すると認知的不協和理論によりどちらかを変える事で解消しようと考えます。このとき人は自分にとって楽だったり都合が良い方を選択します。 今回のタバコの例だったら、喫煙という自分の行動を変更して禁煙するというのはそう簡単なことではありません。タバコにはニコチンという中毒物質が含まれている事は皆さんも知っていますよね。 この場合はタバコは身体に悪いという事実を別の事実でごまかして、喫煙を正当化しようとします。 例えば『タバコよりも健康に悪いものはたくさんある』『タバコをやめてストレスが溜まる方が身体に悪い』『知り合いに喫煙者で長生きした人がいる』といった事実を言い訳にします。

  • 間欠強化の説明とその例を解説【ギャンブルにハマってしまう理由】

    今回は間欠強化(間歇強化)について解説していきます。 『ツンデレ』という言葉を聞いたことがありますか?ツンデレとは普段はクールですが、好きな人の前だとたまにデレてしまうという性格のこと指します。よく漫画やアニメのヒロインがこのような性格であることが多いです。ではどうしてツンデレというのは人気があるのでしょうか? また、ギャンブルというものは明らかに損をする仕組みになっているのに、なぜ昔から多くの人を熱中させてきました。最近だと国内第三位の製紙メーカーである大王製紙の元会長 井川意高さんがギャンブルにハマり、なんと会社の金を約84億円つぎ込んで解任されたことがニュースになりました。どうしてギャンブルというものはここまで人を惹きつけるのでしょうか? 一見まったく関係のないように見える2つの疑問ですが、実は今回説明する間欠効果がによってどちらも説明できます。それでは本題に入って行きましょう。 間欠強化と連続強化 間欠強化とは、確実に報酬を貰えるとき以上に成功報酬が貰える頻度が少ないほど、もらえたときの快感が大きくなり何度も継続してしまうという人間の特性を表した心理学用語です。 もっと簡単に説明すると、何かを達成したとき毎回報酬を貰うよりランダムの方がモチベーションが上がるよということです。報酬が間を欠いて貰えることから間欠効果という名前になっています。 ちなみに間欠効果の反義語は連続強化と呼ばれます。連続強化とは名前の通り毎回相手に報酬を与えることです。モチベーションを上げるには最初は連続強化、だんだんと間欠強化に切り替えていくというのが良いとされています。 この間欠効果に関する実験があるので見ていきましょう。 スキーナの実験 行動分析学の創始者であるアメリカの心理学者 バラス・フレデリック・スキナー(Burrhus Frederic Skinner)は間欠効果に関して以下のような実験を行いました。 まず装置Aと装置Bの2つの装置を用意します。装置Aはレバーを押すとエサが出てくる、Bはレバーを押すとランダムでエサが出てくるようになっています。スキナーはこの中にマウスを入れて、一定回数レバーが押されるとエサの供給をやめるという実験を行いました。

  • フロー理論とは?例を用いて分かりやすく解説

    今回はフロー理論とはなにか、またフローになる条件について解説していきます。 音楽家が名曲を産み出す瞬間、数学者が革新的な理論を産み出す瞬間、アスリートの競技シーン。一般的に天才といわれる彼らがその能力を発揮するときの集中力は凄まじいものです。その時彼らは一体どのような心理状態になっているのでしょうか。また、それはわたしたち一般人にも再現できるものなのでしょうか? まずは今回紹介するフロー理論とは何かというところから見ていきましょう。 フロー理論とは? まずフロー理論のフローとはなんでしょうか?フローさんが提唱したという意味ではありませんよ。 フローとは『時間が経つのを忘れるくらい何かに集中してのめり込んでいる精神状態』のことを指します。フロー理論の提唱者であるミハイ・チクセントミハイ(Mihaly Csikszentmihaly)がこう名付けました。チクセントミハイはポジティブ心理学を専門としているアメリカ クレアモント大学の心理学者です。 チクセントミハイはハンガリーの出身でした。当時のハンガリーは第二次世界大戦により荒れ果てて、人々は生きる希望を失っていました。彼はそんな姿を見て『幸せとは何か』『生きるとはどういうことか』と自分に問い続けました。 その答えを探すために彼はアメリカで心理学を学び始めました。そこである実験を行います。芸術家や音楽家、科学者、アスリートなどを対象にして、いつどんな時に幸せと感じるのかをインタビューしました。 各分野の最前線で活躍し続ける彼らは高い技術力や創造力が要求されているにも関わらず、疲れを感じないほど没頭していて永続的な満足感を得ていることを彼は発見します。彼らに共通するこの状態をフローと名付けました。 フロー状態とゾーンとの違い フローについてより詳しく見ていきましょう。フローの状態にある人は非常に集中した状態にあり、普段無意識に行っている自己観察機能の働きが弱くなっています。これにより自意識が薄れてしまい、時間の感覚も正常ではなくなり時が経つのも忘れてしまうようです。 先ほどのフローの説明を受けてゾーンという言葉が浮かんだ人もいるのではないでしょうか。フローとゾーンは実は同じ状態のことを指します。フローは学術的な用語、ゾーンは一般的な名称です。

  • 作業興奮を利用して集中しよう

    作業興奮とは? 作業に取り掛かり始めるとやる気が出るという現象を作業興奮と呼びます。ドイツの精神科医のクレペリンが発見しそう名付けました。 人は手や足を動かしたり頭を使ったりすると、脳の側坐核という部分からドーパミン(快楽物質)が出ることが分かっています。 つまり何もしていない時はやる気が出にくいんですが、作業に取り掛かり始めると側坐核からドーパミンが分泌され集中力が高まります。これが作業興奮のメカニズムです。 作業に集中するコツは少しでもいいのでとりあえず初めてみるということですね。 作業興奮を利用して集中しよう 先ほど集中するコツはとりあえず初めてみると書きましたが、実はこれが一番難しいんですよね。宿題しなくちゃいけないけど机に向かうのも面倒くさい。運動しなきゃいけないけど立つのも億劫だ。本当にやる気が出ないときはこのような状態になってしまうのが現実だと思います。 この最初の一歩を踏み出すコツですが、簡単なことから始めていくというのが効果的です。 例えば勉強をするのが面倒くさいなら、まずは教材を机の上に置くところからイメージしてみましょう。そうすると教材を置くだけならという気持ちになり体が動き始めます。教材を机の上に置いたら今日やるべき内容の場所を開く。そうしたら筆記用具とノートを用意する。こん感じで段階を踏んで行動していくと、スムーズに作業興奮の状態に入れます。 集中を続けるコツは細かく区切ること せっかく作業興奮を利用して集中状態に入れても、すぎに集中力が切れてしまっては元も子もありません。ここでは集中力を保ち続けるコツについて述べていきますが、その前にまずは人間の集中力の限界について見ていきましょう。 そもそも人間は集中が得意な生物ではありません。集中するということは周りの情報をシャットアウトして目の前のものに意識を向け続けるということです。 自然界でこんなことをしていたら危険に気付けず安全を保つことが出来ませんよね。人間をはじめとして動物は集中が続かないように出来ている訳です。 人間の集中力の限界は15〜30分ということが研究で分かっています。東京大学の研究によると人の集中力は15分を境に下がっていくそうです。

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