ウィンザー効果の意味と語源は?恋愛や営業に役立つ心理効果
ウィンザー効果の意味は? 第三者から間接的に情報が伝達したときより信憑性や信頼感が増すという心理効果をウィンザー効果と呼びます。マーケティングの分野においてはクチコミ効果なんて呼ばれたりもしますね。 身近な例でいうとサプリメントの広告ってたいてい使用者の感想が混じりますよね。これは第三者がそのサプリメントを使って良かったと言っている場面を視聴者に見せることで、商品価値の信頼性をアピールするというものです。 確かにそのサプリメントを作っている会社の人にオススメされるより、なんの関係もない第三者にオススメされる方が信頼できますよね。 ウィンザー効果の語源はアーリーンロマネスの小説? どうしてこの心理効果がウィンザー効果と名付けられたのでしょうか?これにはある小説が関係しています。 アーリーン・ロマネスの『伯爵夫人はスパイ』という小説にウィンザー伯爵夫人という人物が登場します。 ウィンザー伯爵夫人は小説の中で『第三者の誉め言葉がどんなときも一番効果があるのよ。忘れないでね。』という台詞を残しています。 これがまさにウィンザー効果の説明であったため、この台詞を言ったウィンザー伯爵夫人からウィンザー効果と名付けられたというわけです。 それにしても小説が心理学用語の由来となるとはなかなか面白いですね。 ウィンザー効果に関する心理学の実験 ウィンザー効果に関する実験としては、ソロモン・アッシュの実験が有名ですね。下の図を見てください。 左の線と同じ長さの線は右の3本のうちどれかわかりますか?明らかに真ん中ですよね。正当率99.9%の問題で普通は間違えません。 ソロモン・アッシュの実験ではこれとまったく同じ問題を被験者の人に出題しました。ただし被験者は7~9人のグループに1人おき、その他はサクラで間違った解答をします。 すると75%もの被験者がサクラに流されて間違った答えを選びました。この結果から他人の意見が人にどれだけ影響するかということが分かりますね。 ウィンザー効果が働く理由と条件 そもそもどうしてウィンザー効果は起こるのでしょうか?これには利害関係が関係しています。
2019/11/22 13:07