日々認知症診療に携わる病院スタッフのブログです。診療の中で学んだ認知症の診断、治療、ケアについて紹介していきます。
こんな症状があったら認知症が疑われます【認知症チェックリスト】
日々の認知症診療では、本当に多種多様な認知症の症状を経験しますが、症状の強さや出現の仕方、組み合わせなどは100人いたら100通りあります。 もちろんもの忘れ症状は多くの方にありますが、その他にも出現頻度の高い症状がいくつかあるのです。 ただ認知症というとすぐに「もの忘れ」を連想する方が多いのではないでしょうか? 確かに認知症になるともの忘れを合併することがほとんどであり、そのために日常生活に支障をきたすことも少なくありません。 しかし「もの忘れ」を主訴に受診される方というのは、実はそれほど多くありません。 もの忘れ以外の症状に困って家族が本人を連れて受診するというケースがほとんどなのです。 …
前回までに「リーキーガット」を予防・改善するための対策として⑤腸粘膜の保護と修復に直接的に作用する物質を摂ることを挙げ、腸粘膜の保護と修復が期待できる栄養因子(抗酸化物質、腸粘膜の栄養素、消化酵素、乳酸菌やビフィズス菌などの菌体成分、食物繊維)のうち、腸粘膜の栄養素までお話ししました。 その他の消化酵素、乳酸菌やビフィズス菌などの菌体成分、食物繊維については、「リーキーガット」を予防・改善するには?②④⑤で触れましたので、ここでは省略いたします。 そして今回ご紹介する「リーキーガット」を予防・改善するための対策が最後のものになります。 ⑥心身ともにストレスの少ない生活を送る 私たちは日常生活を…
前回までに「リーキーガット」を予防・改善するための対策として⑤腸粘膜の保護と修復に直接的に作用する物質を摂ることを挙げ、腸粘膜の保護と修復が期待できる栄養因子(抗酸化物質、腸粘膜の栄養素、消化酵素、乳酸菌やビフィズス菌などの菌体成分、食物繊維)のうち、前回は腸粘膜の栄養素としてビタミンAについてお話ししました。 今回はその続きです。 ・腸粘膜の栄養素 d.エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、γ-リノレン酸(GLA) EPA、DHA、GLAは多価不飽和脂肪酸であり、EPAとDHAはオメガ3脂肪酸、GLAはオメガ6脂肪酸に分類されますが、いずれも私たちの体内では合成できな…
前回までに「リーキーガット」を予防・改善するための対策として⑤腸粘膜の保護と修復に直接的に作用する物質を摂ることを挙げ、腸粘膜の保護と修復が期待できる栄養因子(抗酸化物質、腸粘膜の栄養素、消化酵素、乳酸菌やビフィズス菌などの菌体成分、食物繊維)のうち、前回は腸粘膜の栄養素としてグルタミンについてお話ししました。 今回はその続きです。 ・腸粘膜の栄養素 c.ビタミンA ビタミンAとは、レチノール、レチナール、レチノイン酸の総称で、脂溶性ビタミンに分類されます。 また植物に含まれるβカロテンは、摂取後に小腸上皮細胞にてビタミンAに変換されるので、プロビタミンA(ビタミンA前駆体)と呼ばれ、ビタミン…
前回までに「リーキーガット」を予防・改善するための対策として⑤腸粘膜の保護と修復に直接的に作用する物質を摂ることを挙げ、腸粘膜の保護と修復が期待できる栄養因子(抗酸化物質、腸粘膜の栄養素、消化酵素、乳酸菌やビフィズス菌などの菌体成分、食物繊維)のうち、前回は腸粘膜の栄養素として非常に優秀な亜鉛についてお話ししました。 今回はその続きです。 ・腸粘膜の栄養素 b.グルタミン グルタミンはタンパク質を構成するアミノ酸の一つで「非必須アミノ酸」に分類されています。 「非必須アミノ酸」とは体内で生成可能なアミノ酸のことであり、体内で十分に生成できないものは「必須アミノ酸」と言われ、体外から摂取しなけれ…
前回までに「リーキーガット」を予防・改善するための対策として⑤腸粘膜の保護と修復に直接的に作用する物質を摂ることを挙げ、腸粘膜の保護と修復が期待できる栄養因子(抗酸化物質、腸粘膜の栄養素、消化酵素、乳酸菌やビフィズス菌などの菌体成分、食物繊維)のうち、抗酸化物質までお話ししました。 今回から腸粘膜の栄養素についてお話しします。 ・腸粘膜の栄養素 a.亜鉛 亜鉛は生体内において、鉄に次いで2番目に多く含まれ、成人では約2g存在すると言われています。 ただ鉄にはフェリチンなど体内に貯蔵するタンパク質がありますが、亜鉛には貯蔵システムがないため、日々一定量の亜鉛を食事で摂り続けないといけません。 厚…
前回までに「リーキーガット」を予防・改善するための対策として⑤腸粘膜の保護と修復に直接的に作用する物質を摂ることを挙げ、腸粘膜の保護と修復が期待できる栄養因子(抗酸化物質、腸粘膜の栄養素、消化酵素、乳酸菌やビフィズス菌などの菌体成分、食物繊維)のうち、抗酸化物質として非常に優秀なケルセチンについてお話ししました。 今回はその続きです。 ・抗酸化物質 b.ビタミンCとビタミンE ビタミン(有機物)はミネラル(無機物)とともに体内の酵素反応の補酵素として働いてくれる成分ですが、ビタミンCとビタミンEは強力な抗酸化物質になります。 「ビタミンC」は水に溶けやすい水溶性ビタミンです。 水分は身体のおよ…
前回は「リーキーガット」を予防・改善するための対策として⑤腸粘膜の保護と修復に直接的に作用する物質を摂ることを挙げ、腸粘膜の保護と修復が期待できる栄養因子(抗酸化物質、腸粘膜の栄養素、消化酵素、乳酸菌やビフィズス菌などの菌体成分、食物繊維)のうち、まずは抗酸化物質の働きについてお話ししました。 今回から具体的な抗酸化物質をいくつか挙げていきます。 ・抗酸化物質 a.ケルセチン ケルセチンには高い抗酸化作用と抗炎症作用のほか、抗動脈硬化作用、抗癌作用、降圧作用、脳血管疾患の予防、強い血管弛緩作用、肝障害・糖尿病・肥満・メタボリック症候群の予防・改善、抗ヒスタミン作用によるアレルギー症状の抑制、関…
前回は「リーキーガット」を予防・改善するための対策として④腸内環境を整えるような食習慣を持つことを挙げ、腸内環境を整えるためには「食物繊維」「オリゴ糖」「菌体成分」などを日常的に摂取するような食習慣を持つことが大切だというお話をしました。 今回はその続きです。 ⑤腸粘膜の保護と修復に直接的に作用する物質を摂る 前回は食事で腸内環境を整えることを通じて「リーキーガット」を予防・改善する方法をお話ししましたが、今回ご紹介するのは、腸粘膜の保護と修復に直接的に作用して「リーキーガット」を予防・改善してくれる栄養因子についてです。 腸粘膜の保護と修復が期待できる栄養因子としては抗酸化物質、腸粘膜の栄養…
前回は「リーキーガット」を予防・改善するための対策として③「リーキーガット」の原因となる細菌や有害物質を減らすことを挙げ、その具体的な方法として「食品添加物」や「農薬」をできるだけ摂らないことと「不溶性食物繊維」で有害物質を排出させることをお話ししました。 今回はその続きです。 ④腸内環境を整えるような食習慣を持つ 腸粘膜の表面には腸内細菌がびっしり敷き詰められて絨毯のように住みついており、総重量は2kgにもなるそうです。 腸粘膜はこれらの大量の腸内細菌で覆われてバリアされており、腸粘膜が行っている有害な物質は通さず、ビタミン・ミネラル・栄養素は血管内へ吸収させるフィルタのような働きを腸内細菌…
前回は「リーキーガット」を予防・改善するための対策として③「リーキーガット」の原因となる細菌や有害物質を減らすことを挙げ、具体的な方法として「カンジダ菌」を減らすことについてお話ししました。 今回はその続きです。 ③「リーキーガット」の原因となる細菌や有害物質を減らす ・「食品添加物」や「農薬」をできるだけ摂らない 全国展開しているようなスーパーやコンビニで売られているおにぎりやお弁当、お惣菜などの食品や大手外食チェーンで提供されている食品には、食中毒を絶対に出さないための「保存料」や、見た目を良くするための「食品添加物」が多く使われている傾向があります。 食物を長持ちさせる「食物添加物」や「…
前回は「リーキーガット」を予防・改善するための対策として①「リーキーガット」の原因となる食物を摂らないことに続いて②「未消化タンパク」を作らないように消化力をアップすることを挙げました。 今回はその続きです。 ③「リーキーガット」の原因となる細菌や有害物質を減らす 何点かあり、次の④腸内細菌を整える食習慣を持つで紹介する対策と一部重複するものもありますが、以下にそれぞれ挙げていきます。 ・「カンジダ菌」を減らす 「カンジダ菌」は酵母菌(イースト菌)の仲間の真菌で、人間に感染するカンジダ属の真菌は20種類以上ありますが、その大部分がカンジダ・アルビカンスという種類であり、実はこれは人の皮膚や口腔…
前回は「リーキーガット」を予防・改善するための対策として①「リーキーガット」の原因となる食物を摂らないことを挙げ、「グルテン」と「ガゼイン」を同時に控えることがとても有効だというお話しをしました。 今回はその続きです。 ②「未消化タンパク」を作らないように消化力をアップする 前回挙げた「グルテン」と「ガゼイン」はタンパク質の中でも特に消化しにくい構造をしており「未消化タンパク」になりやすいとお話ししましたが、そもそも「糖質」「脂質」「タンパク質」の中では「タンパク質」が一番消化しにくく、最小単位の「アミノ酸」まで消化・分解されにくいという特徴があります。 そして前述したように「未消化タンパク」…
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