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趣味のみぞ語るセカイ https://chitashindoh.hatenablog.com/

趣味であるお酒や読書、アニメ等に関して思ったことを綴っていくブログです。 主にアニメや漫画、小説などのレビューやお酒、行きつけの居酒屋などをエッセイ形式で紹介していきます。

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2019/06/14

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  • 【レビュー】「ボドゲ福袋」を買ってみた

    年始だからね。 ボードゲームの福袋というものがあるようなので、早速買ってみた。 今回買ってみたのはフィギュアやホビーの通販を行う「バトンストア」さんの「ボードゲーム福袋」20000円である。こちら、10000円~200000円の福袋が用意されており、1/4現在で20000円と30000円のみ販売中である。 今回の福袋、何より嬉しいのが持っているゲームや普段のプレイ環境を備考欄で書くとスタッフがそれを考慮して被らずにセレクトしてくれるという点である。 福袋は年末も年末の12/31に届いた。年始に誰かと遊ぶ予定も機会もなかったのだが、まあどうせ近いうちにお客さんも来るだろうし良いとしよう。 中には…

  • 復活と近況報告

    だいぶ寝かせてしまったが、この度復活しようと思います。 この2年、コロナが少しずつ収まってきた反動で少しずつ多忙さが戻ってきた。それによって環境も少しずつ変化してきている。この2年その環境の変化に流され対応しようとしてもがき続けており、こっちはすっかりおろそかになっていた。ようやく今頃になってこうして余裕も出てきたところなので、ブログを再開しようと思っている。 この2年の変化について、大きく2点。 ① 酒コレクターになってきた ② ボードゲームを始めた まずは①から。 現状こんな状態である。日本酒好きに拍車がかかり、コレクター魂にすっかり火がついてしまった。ホシザキの冷蔵ショーケース(SSB-…

  • 結局今年もGW=「我慢のWEEK」

    一年前にも全く同じようなことを言っていたような気がする。 今年も結局コロナは収まらず、それどころか去年よりもはるかにひどくなっている状況である。行政の腰には立ち上がれないほどの強大な重りが備え付けられているのだろう、全くといっていいほど動きはなく、終息の兆しは一向に見られない。まあ、日本の行政に期待ができないというのはとっくのとうに分かっていたことであるし、今更不満を感じるほどもないくらい諦めの境地にいるのであるが。 さて、今年のGWはどうやって過ごしているかというと、驚くくらい寝ながら過ごしている。「らしんばんオンライン」のGWセールで大量にCDやBlu-rayを購入したくらいで他はほとんど…

  • PayPay祭りの商品がまだ届かない

    先月の27,28の2日間にかけて、PayPay祭りのグランドフィナーレが開催されていた。私もご多分に漏れず、それに乗じていくつも買い物をさせてもらった。 Philipsの電動シェーバーは比較的すぐに届いた。ちょうど前の殿堂シェーバーが充電をした状態でもうんともすんとも言わなくなってきていたため、タイミングとしてはちょうどいいものである。使い心地も良く、型式としてはやや古めのものであるが、十分に満足している。 さて、問題は残りの二つである。一つの洗濯機ラックはまだいい。事前に5月頃入荷し次第発送という但し書きがあったからである。私もそれを理解したうえで購入している。 問題はT-falの電気ケトル…

  • 四月か。

    三月は思ったよりも散月にならず、あっという間に四月がやってきてしまった。その間に教師業の方では復帰して2年目に担任を持つことになり、いよいよ本格的に忙しい時期である。 このブログに関しては、続けられる限り続けていきたいところであるが、ただでさえ更新回数が減っているのにさらに減っていくかもしれない。けれども、今まで通り本やCD、円盤、お酒などのレビューは今後も続けていきたい限りであるし、最近はInstagramにて100冊チャレンジという企画も始めた次第である。 さて、花粉症も収まってきた。担任を持つことになって、仕事のモチベーションもすっかり上り調子である。仕事の息抜きとして、今後も気楽にこの…

  • 【企画】今月のタダ本(2021年3月・コミックの部)

    気になる漫画をどんどん買っていくよー。 今日は3月のタダ本漫画を紹介。タダ本については以下の記事から。 chitashindoh.hatenablog.com 今回のラインナップは以下の通り。 1.『はねバド!』7、8、10(濱田浩輔) 2.『やがて君になる』1、2(仲谷鳰) 3.『かくしごと』1(久米田康治) 4.『海街diary』1~3(吉田秋生) 1.『はねバド!』7、8、10(濱田浩輔) 前回購入した『はねバド!』を今回も購入。6巻までの状態でめちゃくちゃ熱い展開なので今一番続きが読みたい作品でもある。それにしてもここまで好感度の高くない主人公も珍しいだろう。 2.『やがて君になる』1…

  • 【企画】今月のタダ本(2021年3月・小説の部)

    なんかすごい偏った6冊。 今月はとんでもなく忙しくてタダ本の注文をするのがとんでもなく遅くなってしまった。とはいえ、今月も無事にタダ本の注文を済ませられた次第である。タダ本の紹介は以下の通り。 chitashindoh.hatenablog.com 今月のラインナップは以下の通り。 1.『O・ヘンリ短編集』(O・ヘンリ) 2.『超高速! 参勤交代』(土橋章宏) 3.『超高速!参勤交代 リターンズ』(土橋章宏) 4.『清須会議』(三谷幸喜) 1.『O・ヘンリ短編集』(O・ヘンリ) 短編の名手として知られるO・ヘンリの代表作を集めた短編集。彼の作品といえば、「最後の一葉」や「賢者の贈りもの」など、…

  • エヴァとの出会いから『シン・エヴァンゲリオン劇場版』まで

    仕事柄平日に映画を見るのがかなり難しく、今朝7:00の朝一でようやっと『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を見ることができた。 エヴァとの出会いは私が幼稚園の頃であった。父が録画を見ていたのを一緒に見ていたのだが、その時は単に「ロボットがかっこいい」くらいのレベルでしか見ていなかったと思う。父が特撮だったりロボットアニメが好きだったりしたので、そのいくつかの作品のうちの一つに過ぎなかったのだ。 本格的にハマり始めたのは小学生の時から読み始めた漫画版か。幼稚園の頃には全く理解できていなかったエヴァの世界観が徐々に理解できるようになり、一気にエヴァの世界に浸っていった。そしてアニメも見直し、すっかりエ…

  • 散月スタート

    2021年を迎えて早くも2か月が過ぎた。昨日より三月が始まったわけであるが、今月は「散財」の「散月」になりそうである。 裏を返せば今月はいろいろお得に買い物ができる月であるということである。とりわけ、QRコード決済の「PayPay」が今月は本気を出している。加盟店の大半で20%還元(付与上限1000円分=5000円分のお買い物まで)なのをベースに、SB・YMユーザーは還元率が30%まで引き上がる(付与上限2000円分≒6700円分くらいのお買い物まで)。他にも多くの店舗が10~20%還元をそれと別に設定しているため、PayPayユーザーには非常にお得な一か月となっている。本日、夕飯でバーミヤン…

  • 花粉のシーズンに空気清浄機

    2月も半分を過ぎ、徐々に春の気候が近づいてきた。 そうすると、黄色い悪魔が私をはじめ多くの人に襲い掛かってくる。今年はコロナ禍ゆえマスクを常に装着している状況、かつ通勤は自家用車であるため、花粉症の被害は最低限の状況であるはずである。 なのにもかかわらず、今年の花粉はいつも以上にひどいような感じがする(まあ去年がそれほど花粉の影響が大きくないというのもあったが)。薬の効果も薄く、なかなかにしんどい中で、今年は家の中ではそれほどきつくない状況である。 まさか、除湿目的で購入した空気清浄機がここまで有能で役に立つとは思わなかった。くしゃみが止まらない状況で帰宅しても、ほんの20分経たないうちにくし…

  • 【レビュー】半沢直樹 2020 Blu-ray box

    令和になっても倍返し。 今回取り上げるのは、2020年のドラマ界を席巻した名作ドラマ「半沢直樹」のBlu-ray BOXである。 私はここ10年近くドラマを全く見てこなかった。1時間集中力がもたないというのもあるし、正直ドラマが面白いと思えなかったというのもある。もちろん、それが理由で「半沢直樹」の1期も全くといっていいほど見てはいなかった。 「半沢直樹」との出会いは2期が始まる少し前のことである。友人からドラマを勧められ、1期がちょうど動画配信サイトで一挙配信されていたので、外出自粛の影響で時間的余裕もあったため、試しに見てみた次第である。とてつもない衝撃だった。ある種時代劇的な演出。勧善懲…

  • 【企画】今月のタダ本(2021年2月・小説の部)

    最近森博嗣づくめ。 今月もタダ本にてがっちりと小説を6冊ピックアップ。「タダ本」のサービス内容は以下の記事から。 chitashindoh.hatenablog.com 今回のラインナップは以下の通り。 1.『黒猫の三角』(森博嗣) 2.『人形式モナリザ』(森博嗣) 3.『四季 春』(森博嗣) 4.『φは壊れたね』(森博嗣) 5.『光圀伝 上』(冲方丁) 6.『過ぎ去りし王国の城』(宮部みゆき) 1.『黒猫の三角』(森博嗣) 2.『人形式モナリザ』(森博嗣) 森博嗣氏のVシリーズ1作目と2作目である。同氏のS&Mシリーズがそろそろ読み終わるので新しいシリーズに手を出そうと思った次第。とはいえ、…

  • 【企画】今月のタダ本(2021年2月・コミックの部)

    今月はシリーズものでまとめてみた。 さて、今月もタダ本を利用。今月はシリーズものでまとめてみた次第。ネットオフのタダ本の説明は以下の通り。 chitashindoh.hatenablog.com 今月のラインナップは以下の通り。 1.『アイシールド21』18~20(稲垣理一郎・村田雄介) 2.『青空エール』8~13(河原和音) 1.『アイシールド21』18~20(稲垣理一郎・村田雄介) このコーナーで幾度となく紹介しているアメフト漫画である。できるならば全てタダ本で完結させたいのだが、全て購入するにはどれくらいかかることか…よくよく考えてみると5巻くらいまでしか読んでいないので、ここらへんでい…

  • Tera ワイヤレスバーコードリーダー(Elf819)

    個人利用でバーコードリーダーを使っている人ってどれくらいいるのだろうか。 今回取り上げるのはバーコードリーダーである。Tera社の「Elf819」という1次元2次元バーコード共に対応しているバーコードリーダーである。 どう考えても一般家庭でバーコードリーダーを使用する機会はないと思う。私も商売をしているわけでもないし、QRコードの読み取り等はスマホで十分にできるようになった。 ではなぜこのタイミングでバーコードリーダーを購入したのか。言わずもがな、蔵書管理の為である。まあ、蔵書管理でQRコードをはじめとする2次元バーコードを読み取る能力など必要なく、ISBNコードさえ読み取れればそれでよいのだ…

  • 【レビュー】仙禽飲み比べ(株式会社せんきん)

    モダンとクラシック、どっちが好き? 今回取り上げるのは「株式会社せんきん」の、「仙禽 無垢」である。同じ「仙禽」であっても、仕込みの仕方で味わいが全然変わる「モダン」と「クラシック」の2種類を飲み比べてみた。 まずは右にある「クラシック」。非常に調和のとれたバランスの良い味わいであり、その中でもしっかり甘味を感じれる。なかなかの美味である。料理に合わせるなら断然こちらである。そして、先に結論をいうとこちらの方が好きである。 続いて「モダン」。クラシックに比べて、味わいの強さを感じる。料理と合わせる「クラシック」に比べて、こちらは単体でも味わえるしっかりとした味わいの日本酒である。 同じ「仙禽」…

  • 【レビュー】諜報指揮官ヘミングウェイ(ダン・シモンズ)

    知る人ぞ知るヘミングウェイの作家以外の顔。 今回取り上げるのはダン・シモンズのサスペンス小説『諜報指揮官ヘミングウェイ』である。 舞台は第二次世界大戦中のキューバ。SIS特別捜査官のルーカスはアメリカの大作家、ヘミングウェイの監視を命じられ、彼の運営する防諜組織、「クルックファクトリー」への潜入を命じられる。潜入生活が続いたある日、ドイツの工作員と思われる男が殺害されたところから状況は一変する… 上巻に関してはかなり状況説明の文章が多く、また、状況も変化しないため、かなり冗長な展開が続く。しかし、上で紹介した殺人事件から徐々に展開がスピードアップしていくため、上巻の前半部分をしのげたならばそれ…

  • 【レビュー】dawn(LiSA)

    珍しく1形態での販売。 今回取り上げるのはLiSAの最新シングルにしてアニメ「バック・アロウ」のOPでもある「dawn」である。 「バック・アロウ」の方はまだ見ておらず、録画が溜まっている状態である。それにしたがって「バック・アロウ」の空気感が分からず、お恥ずかしながらLiSAの「dawn」がアニメの空気感に合っているのか分からない状態でこのブログを書こうと考えている。 【収録曲】 1.dawn(アニメ「バック・アロウ」OPテーマ) 2.BRAND NEW YOU 1.dawn(アニメ「バック・アロウ」OPテーマ) やっぱりLiSAはロックだなと思いつつも、そこまでハイテンポではなく、独特なス…

  • 【レビュー】世界から猫が消えたなら(松岡圭祐)

    果たして彼の前に本当に悪魔が現れていたのか。 今回取り上げるのは川村元気氏の小説『世界から猫が消えたなら』。佐藤健氏が主演で映画化もされた作品である。 文体が非常にライトであり、読みやすい作品である。また、心に響く言葉も多く、何度も読み返すほど味わいが深くなっていく作品であると思う。 この作品を読んで気になったのは、作中に出てくる「アロハ」というアロハシャツを着た悪魔が、果たして本当に存在したのかということである。それはすなわち、主人公が本当にあと一週間の命だったのかということの疑問へも直結していく。「アロハ」は作中で主人公とうり二つの姿で登場し、また、「あなたのああしたかった、こうしたかった…

  • 【レビュー】ジェームズ・ボンドは来ない(松岡圭祐)

    007シリーズに興味がなくても楽しく読める。 今回取り上げるのは松岡圭祐氏の『ジェームズ・ボンドは来ない』である。「007」シリーズの映画のロケ地誘致活動をした直島を描いた作品であり、「この物語は実話である」という前書きから始まるように、事実をもとにして描かれた作品である。 タイトルからも分かるように、直島のロケ地誘致活動は失敗に終わるのだが(というより、元から成功する目はかなり薄かったのだが)、それでも島はロケ地誘致活動に執心し、それに多くの「007」ファンが共感して熱を上げていたのは確かである。何より松岡氏の取材力と描写力によりすらすらと読み進められるし、作中には当時の新聞記事や写真などの…

  • 【レビュー】イルミネーション・キス(橋本紡)

    さまざまなキスのカタチ。 今回取り上げるのは橋本紡氏の短編小説集、『イルミネーション・キス』である。「キス」をテーマに、さまざまなシチュエーション、関係性でのキスが描かれた作品である。 個人的には最初に収録されている「フレンズ・キス」が特に好みであった。あの甘酸っぱさは橋本紡氏の十八番である。「秒速5センチメートル」で味わえるのと同種の甘酸っぱい感じは読んでいてこのうえない好みである。本当に、この年代の男女の恋愛を書かせたら右に出る者はいないと思う。 他にも、本作ではさまざまなキスにまつわる話が描かれている。どれも本当に素敵な話である。みなさんもぜひ読んでほしい。そして、願わくは橋本紡氏がもう…

  • 【企画】今月のタダ本(2021年1月・小説の部)

    ほとんどライトノベル。 今月も小説を6冊お迎えした。6分の5がライトノベルという偏りぶりだが、ここのところヘビー(物理的に)な作品ばかり読んでいたのでたまにはよいだろう。ネットオフのサブスクサービス「タダ本」の紹介は以下のページから。 chitashindoh.hatenablog.com ラインナップは以下の通り。 1.ルビンの壺が割れた(宿野かほる) 2.シニガミノバラッド。アンノウンスターズ。②(ハセガワケイスケ) 3.シゴフミ4(雨宮諒) 4.”文学少女”見習いの、卒業。(野村美月) 5.”文学少女”見習いの、傷心。(野村美月) 6.ミニスカ宇宙海賊8 紫紺の戦魔女(笹本祐一) 1.ル…

  • 【企画】今月のタダ本(2021年1月・コミックの部)

    たまにはコミックから。 今月の「タダ本」は珍しくコミックからご案内。今月は9冊お迎え。「タダ本」の説明は以下のページから。 chitashindoh.hatenablog.com 今月のラインナップは以下の通り。 1.はねバド!1~6(濱田浩輔) 2.水曜日のシネマ1(野原多央) 3.ULTRAMAN8(清水栄一・下口智裕) 4.タカコさん1(新久千映) 1.はねバド!1~6(濱田浩輔) 2018年にアニメ化された作品の原作である。アニメがとてつもなく改変されていたと聞いて思わず原作を読みたくなった次第。アニメのダークな感じも嫌いではないのだが、果たして原作はどんな感じなのか楽しみな作品である…

  • 【レビュー】架空の球を追う(森絵都)

    日常のちょっとした違和感や特別なことを切り取ったような、そんな感じ。 今回取り上げるのは森絵都氏の短編集、『架空の球を追う』である。 森絵都氏の作品は『カラフル』や『風に舞いあがるビニールシート』などを読んで好みの作家である。森絵都氏の読みやすい記述、そして手軽さは一級品である。それでいて読後感の良さと心に残る一文をそこかしこに散りばめており、読み手からしてみれば名文の宝探しをしているような心境で物語の世界に没入できる。 個人的には表題作の「架空の球を追う」、「二人姉妹」がとても好きな作品であった。皆さんもぜひ森絵都氏の小説から名文という宝探しをしてほしいと思う。 // リンク

  • 【レビュー】悪魔の抱擁(さつま無双株式会社)

    これは美味いし、何よりコスパが良い。 今回取り上げるのはさつま無双株式会社の芋焼酎、「悪魔の抱擁」である。行きつけの酒屋に行ったところ、限定出荷のおすすめ品として陳列されており、反射的に購入した次第である。 一口含んでみると口当たりがよく、非常に美味である。そしてどうもウイスキーの醸造方法を参考にして樽で熟成させているため、香りも非常に良い。「悪魔の抱擁」の名の通りに、しっかりと抱きしめられてしまった形である。皆さんもぜひこの焼酎を飲んで悪魔に抱きしめられてはいかがだろうか。 // リンク

  • 正月にブックオフで買った本をただ晒す

    ついつい買い過ぎてしまった。 さて、1月1日~4日にかけて、ブックオフにて毎年恒例となる「ウルトラセール」が行われた。当然足を運ばないわけにもいかず、嬉々として戦場に赴いた次第である。そして、戦利品が上の通り。今日は、その戦利品をただ晒すのみ。 今回購入した戦利品は以下の通り。まずは小説・ノンフィクションから。 1.下町俳句お弁当処 芭蕉庵のおもてなし(五十嵐雄策) 2.家族スクランブル(田丸雅智) 3.ショートショート千夜一夜(田丸雅智) 4.もらい泣き(冲方丁) 5.壁に書かれた預言(ヴァル・マクダーミド) 6.数奇にして模型(森博嗣) 7.有限と微小のパン(森博嗣) 8、9.ふりだしに戻…

  • 【レビュー】漢字と日本人(高島俊男)

    漢字が日本語との相性が悪いというのはよく分かる。 今回取り上げるのは高島俊男氏の新書「漢字と日本人」である。本書では、漢字が日本に入ってきてから現在に至るまでの日本における漢字の取り扱いについて述べたものである。 個人的には、明治期における外来語を翻訳して多くの言葉が誕生したがゆえにそこから「同音異義語」が爆発的に増加したという話が非常に興味深いものであった。そもそもが、日本人の口が不器用であることから中国では本来は異なる発音であった言葉が日本語では同音異義語となるということが日本で同音異義語が多い理由ではあるのだが、それに拍車をかけたのが明治期の文明開化であったという。西洋語をことごとく漢字…

  • 【ライブ・イベント】今年のライブ・イベントを振り返る(2020年)

    今年はまさかのライブ大不況。 とにかく今年はライブ・イベントというものが全くといっていいほどできなかった一年だった。そのためにシリーズとして行いたかった今年のイベント振り返りも、一回で完結してしまうという悲しい展開である。 とりあえず、今年参加したライブ・イベントは以下の通り。 【1月】 ・東山奈央 にじかいっ!! vol. 2(11日 昼・夜) 【2月】 ・リスアニ!LIVE 2020 SUNDAY STAGE(9日) ・Sphere 10th anniversary Live 2020 “スフィアだよ! 全曲集合! ! "(15日 16日) 【12月】 ・東山奈央 10th アニバーサリー…

  • 【レビュー】Roger Goulart Cava Coral Rose Brut(スペイン)

    この前紹介したものとはまた一味違う。 本日取り上げるのはロジャーグラートの第二弾のスパークリングワインである。名に「サンゴ」の名を冠した綺麗なピンク色のロゼワインである。 ロジャーグラートのロゼを前回飲んだのが少し前の話になってしまうため、ややうろ覚えの比較になってしまうのだが、今回のコーラルは味がしっかりしていた記憶がある。その分飲みごたえがあり、一人で一本空けるのにちょうど良い感じであった(もしかしなくてもおそらく飲み過ぎであると思う)。 年末年始お酒を堪能する機会が多くなるが、このお酒は男女問わず誰もが満足することのできる美味しいカヴァである。 // リンク

  • 【レビュー】判決はCMのあとで(青柳碧人)

    現代版「十二人の怒れる男」なのか・・・? 今回取り上げるのは青柳碧人氏の小説『判決はCMのあとで』である。裁判がTVショーとなった世界というぶっ飛んだ設定ではあるのだが、そのわりにはしっかりとした法廷ミステリとなっているのが本作の魅力の一つである。 物語としては裁判員制度によって裁判員に選ばれた主人公の生野悠太が他の裁判員と共に一つの殺人事件の裁判を担当するところから始まる。上に述べたように、この世界では裁判がTVショーとなっており、裁判員に選ばれるとそこから芸能界入りする人もいるという特異な世界である。裁判員出身のアイドル八人組からなるユニット、「CSB法廷8」はその中で絶対的な人気を誇るア…

  • 【レビュー】「世界征服」は可能か?(岡田斗司夫)

    真剣に世界征服をしてみようだなんて考えてもみなかった。 今回取り上げるのは岡田斗司夫氏の『「世界征服」は可能か?」である。突飛なテーマであり、思わずタイトル買いしてしまった本である。 内容としては、世界征服を企む者を四タイプに大別してみたり、実際に世界征服をするまでのプロセスを考えてみたりと、思ったよりも真面目に世界征服について考えている。ただ単に世界征服を夢想するのではなく、現実的なコストや労働力のことまで考えながら世界征服を目論むのは妙にリアルである。 本書には特撮やアニメの世界で登場した世界征服を企む悪が何人も登場する。その度に思うのは、フィクションの世界の世界征服を企む者達の頭の悪さで…

  • 【レビュー】S&Mシリーズ 1~5(森博嗣)

    今更この作品の良さに気付くとは。 今回取り上げるのは森博嗣の言わずと知れた名作シリーズ「S&Mシリーズ」である。今回はその中の1~5巻を取り上げる。 それぞれのタイトルは以下の通り。 1.『すべてがFになる』 2.『冷たい密室と博士たち』 3.『笑わない数学者』 4.『詩的私的ジャック』 5.『封印再度』 その中でもS&Mの代表作とされているのはやはり第1作、『すべてがFになる』であろう。主人公の犀川創平とお嬢様女子大生の西之園萌絵のタッグが孤島のハイテク研究所で発生した密室殺人を解決するために奔走する森博嗣のデビュー作でもある。 しかし、個人的にはS&Mシリーズの神髄は第2作目以降だと考えて…

  • 【企画】今月のタダ本(2020年12月・コミックの部)

    今月も充実の9冊。 さて、今月もコミックを9冊購入。ネットオフのサブスクサービス「タダ本」の説明は以下の通り。 chitashindoh.hatenablog.com 今月のラインナップは以下の通り。 1.『放課後保健室』2~5(水城せとな) 2.『ユキは地獄に堕ちるのか』4,6(藤原ヒロ) 3.『ダイヤのA』33、34(寺嶋裕二) 4.『波よ聞いてくれ』1(沙村広明) 1.『放課後保健室』2~5(水城せとな) 水城せとな氏の『放課後保健室』2~5である。1巻は10年近く前に購入した記憶があるが、それ以来ご無沙汰となっていたので思い切って購入。お恥ずかしい話、内容は全く覚えていないのでまた1巻…

  • 【企画】今月のタダ本(2020年12月・小説の部)

    今月も充実の六冊。 さて、今月も毎度おなじみネットオフでタダ本サービスを堪能。今月も充実の小説6冊を紹介する。ネットオフのサブスクサービス「タダ本」の紹介は以下の通り。 chitashindoh.hatenablog.com 今月のラインナップは以下の通り。 1.『幻惑の死と使途』(森博嗣) 2.『夏のレプリカ』(森博嗣) 3.『今はもうない』(森博嗣) 4.『諜報指揮官ヘミングウェイ』上・下(ダン・シモンズ) 5.『号泣する準備はできていた』(江國香織) 1.『幻惑の死と使途』(森博嗣) 2.『夏のレプリカ』(森博嗣) 3.『今はもうない』(森博嗣) 言わずと知れたS&Mシリーズの第6~8巻…

  • 東山奈央 Special Thanks フェスティバル グッズ

    控えめに言って過剰包装。 今週末東京ガーデンシアターにて東山奈央のキャラソンライブイベント、「Special Thanks フェスティバル」が何とか開催予定である。個人的には今年の二月以来となる本当に久々の対面イベントであるため、非常に楽しみでもある。 さて、今回のライブでは新型コロナウイルス感染防止のためさまざまな取り組みが行われている。そのうちの一つが「事前販売のみの物販」である。個人的には物販は当日会場で買うことがほとんどであったため、事前販売で買うのはおそらく初めての経験である。 さて、今回コンビニで商品を受け取った際、かなり衝撃を受けた。というのも、上の写真でご覧のように、全てが個包…

  • 【レビュー】涼宮ハルヒの直観(谷川流)

    涼宮ハルヒが帰ってきた。 今回取り上げるのは言わずと知れた名作ライトノベルの最新作、「涼宮ハルヒの直観」。涼宮ハルヒシリーズ9年ぶりの新作である。 今作に関しては書き下ろし一編を含んだ全三編の短編集である。全体的にミステリテイストの強い作品に感じられるのは書き下ろしの「鶴屋さんの挑戦」があるからか。まあページ数の75%をこの短編(もはや短編の文量ではない)が占めているのだから仕方ないといえばそうだが。 個人的に好きだったのは「七不思議オーバータイム」である。内容としてはハルヒを除くSOS団の面々で北高の七不思議を考案するというものである。この短編からは昔ながらのハルヒらしさが感じられたので、往…

  • 【レビュー】死神と桜ドライブ(有間カオル)

    遺体ブローカーのお話。 今回取り上げるのは有間カオル氏の小説『死神と桜ドライブ』である。 話としては主人公のOL、美咲が恋人に騙されて自ら命を落とすことを選択するところから始まる。交通事故で命を落としたはずの美咲だったが、なぜか死んでおらず、遺体ブローカーの黒木と呼ばれる男に拾われ、黒木葬儀社で働かされる羽目になってしまった。そこで葬儀屋として働くことになった美咲の物語である。 話としては葬儀屋として人の亡くなった後を送り出すところを中心に描かれている。とはいっても「おくりびと」のようなあたたかい話ばかりではなく、その半分以上がダークな話である。個人的にはダークな話も決して嫌いではないので読ん…

  • 部屋の衣替えはまだ早かったのか

    新型コロナのせいで不本意な一年になってしまった2020年もあとひと月ほどとなってしまった。この三連休もどこにも行くわけにもいかず、近くで買い物をするだけで終了してしまった。 それならばせめて家でも気分を変えてやろうとリビングを冬仕様にすべく、こたつを出した次第である。ところが、どう考えてもまだこたつが必要な気温ではない。例年ならばとっくにこたつのスイッチを入れてぬくぬくしてもいい頃だろうに、なぜ今年はこんなにも暖かいのだろうか。 今年が暖かいと感じるのは例年以上に外に出ないからだろう。ずっと室内にいれば当然ながら寒さは感じない。それだけ外出しなくなっているのである。 せっかく部屋の衣替えをした…

  • 【レビュー】絶景本棚2(本の雑誌編集部)

    本好きにはこれ以上なく最高の本。 今回取り上げるのは少し趣向を変えて本の雑誌編集部が編集した「絶景本棚2」。絶景本棚シリーズの第2弾が2年ぶりに登場である。 今回取り上げられたのは総勢33名の本棚。丁寧に書架に並べている本棚もあればとにかくありとあらゆるところに積んでいる形式の本棚(?)もある。 個人的には丁寧に並べてあるタイプが好きなので、今回の本棚ではSF評論家の水鏡子氏、将棋の渡辺棋王、未読蒐集人の未読王氏の本棚が特に好きである。 この『絶景本棚』の楽しみ方としては、本棚そのものを楽しむのももちろんなのだが、本の背をを見て気になる本をピックアップし、それを購入するというのもこの本の楽しみ…

  • 【レビュー】俺の妹がこんなに可愛いわけがない15 黒猫if 上(伏見つかさ)

    あやせよりは黒猫派(本命は地味子麻奈実)。 今回取り上げるのは『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の15巻にして、黒猫ルートの上巻である。 以前取り上げたあやせルートはゲームシナリオのリライトであり、今回もそうであることを予想していたのだが、読んでみるとどうも既視感のわかない展開である。どうやら黒猫ルート上巻は書き下ろしであるようで、そうなると楽しみも倍増である。 展開としては京介と黒猫の所属するゲー研が島へ合宿に行くというある種王道展開である。しかしここからが少し王道とはずれ、島で未来から来たという悠と出会うところから、悠を未来へ帰すという展開を見せる。結果がどうなるかは読んでのお楽しみで。…

  • 【企画】今月のタダ本(2020年11月・コミックの部)

    今月もコツコツ穴埋め作業。 今月もコミックの歯抜けをコツコツ埋めていく作業をしていった。毎度おなじみネットオフの「タダ本」の詳細は以下から。 chitashindoh.hatenablog.com 今回のラインナップは以下の通り。 1.『からくりサーカス』19,34(藤田和日郎) 2.『四月は君の嘘』8(新川直司) 3.『からかい上手の高木さん』4,6(山本崇一朗) 4.『賭ケグルイ』6,7,8(尚村透、河本ほむら) 5.『3月のライオン』11(羽海野チカ) 1.『からくりサーカス』19,34(藤田和日郎) もう何度も紹介しているこのシリーズではあるが、残念なことにまだ完結は遠く。果たして全て…

  • 【企画】今月のタダ本(2020年11月・小説の部)

    今回のチョイスコンセプトは何でしょう? 今回のチョイス基準はずばり「さよなら絶望放送」。DJCDを聞いているとボーナストラックに「音ブログ」というのが収録されている。内容としては各回の振り返りなのだが、そこでサブタイトルも確認をすることができる。各回のサブタイトルは文学作品のタイトルパロディとなっているため、いっそのこと全ての作品を読んでやろうと意気込んだ次第である。ところが、パロディ元の作品は海外のSFやミステリが多く、なかなかネットオフのタダ本では手に入れることのできない作品ばかりである。これも時間をかけて少しずつ集めていかないとなと思う。とりあえず今回は、タダ本で手に入れることのできる作…

  • 【レビュー】ショート・トリップ(森絵都)

    旅をモチーフにした珠玉のショートショートたち。 今回取り上げるのは森絵都氏のショートショート集、『ショート・トリップ』である。 タイトルに「トリップ」とついているように、全てのショートショートが「旅」をモチーフにしている。加えて、全てのショートショートが3ページでおさまっているという徹底ぶりである。 そしてショートショートの神髄である設定のヘンテコさも抜群。最初の「ならず者18号」に始まり、最後の「ビフォア・フライ」まで、なんともヘンテコな世界観が広がっている。個人的には「旅人の椅子」が好きであった。 教員という職業柄、常に入試の文章題のネタなどを探さないとならない。それゆえにショートショート…

  • 【レビュー】LEO-NiNE(LiSA)

    LiSAは「紅蓮華」だけじゃない。 今回取り上げるのはLiSAのアルバム、「LEO-NiNE」。今や完全に「時の人」となっているLiSAの魅力が詰まった最新アルバムである。 収録曲は以下の通り。 1.play the world! feat. PABLO 2.紅蓮華 3.晴レ舞台 4.マコトシヤカ 5.cancellation 6.愛錠 7.赤い罠(who loves it?) 8.わがままケット・シー 9.unlasting 10.ADAMAS 11.1センチ 12.ハウル 13.BEAUTIFUL WORLD 特筆すべきは最近のLiSAにはミディアムテンポの楽曲が多いということである。ただ…

  • 【レビュー】ClariS 10th Anniversary BEST Pink Moon & Green Star(ClariS)

    ClariS10周年めでたいね。 今回取り上げるのはClariSの10周年記念アルバム「Pink Moon」と「Green Star」の2枚である。私自身は2枚がセットになった「完全生産限定盤」を購入。中身は2枚のCDの他、ピンバッジとClariS城のペーパークラフトが付属したセットになっている。 収録曲は以下の通り。 【Pink Moon】 1.irony - season 02 - 2.STEP - season 02 - 3.Gravity 4.アネモネ 5.Wake Up - season 02 - 6.ナイショの話 - 2017 - 7.border 8.nexus - season…

  • 【レビュー】ショートショート・マルシェ(田丸雅智)

    現代ショート・ショートの最前線。 今回取り上げるのは田丸雅智氏のショートショート集、『ショートショート・マルシェ』。現代のショートショートの名手と言えば彼をおいて他にはない、正に現代ショートショートの担い手である。 今作には18本のショートショートが掲載されている。その中でも個人的には「キープ」や「捜索料理」、「鯛の鯛」などが好きであった。オチ方や設定が非常に自分好みの作品が多かったのも印象的である。 それよりも、田丸氏の作品の特筆すべきところはやはりそのワードセンスである。タイトルの造語のレベルがやはり高い。そしてその造語からしっかりと一つ話を作れてしまうというのが彼の素晴らしいところである…

  • 【レビュー】羊と鋼の森(宮下奈都)

    詩的な描写の数々。 今回取り合上げるのは宮下奈都の小説『羊と鋼の森』。第13回本屋大賞を受賞した有名作である。 内容としては、高校生の時に偶然ピアノの調律に魅せられた外村が調律師として成長していく過程を描いた作品である。ピアノの調律の様子はもちろんのこと、この作品では彼の勤める職場の魅力的な面々や顧客である双子の姉妹との交流が深く描かれている。 そしてこの作品の何よりの見どころは、その詩的な描写の数々である。タイトルの『羊と鋼の森』はピアノのことを指しているのだが、作中ではピアノの音を奥深い森の描写で表すことが多い。それらの描写の数々は私の読書スピードを加速させ、想像力を豊かなものにさせてくれ…

  • 【レビュー】炎(LiSA)

    ここのところ表題曲はバラード。 今回取り上げるのはLiSAの最新シングル「炎」。現在劇場公開中の映画「鬼滅の刃 無限列車編」のテーマソングが表題曲のシングルである。 ◇収録曲(初回生産限定盤) 1.炎(「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」テーマソング) 2.ロストロマンス 3.Leopardess ◇収録曲(期間生産限定盤) 1.炎(「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」テーマソング) 2.ロストロマンス 3.My Friends Forever ※それぞれ色字になっているのがその盤の限定曲 1.炎(「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」テーマソング) 前回のシングル、「unlasting」に引き続き、今回も…

  • 【レビュー】月に棲む星のうた(nano.RIPE)

    好きです、nano.RIPEの歌。 今回取り上げるのはnano.RIPEの10周年記念アルバム、「月に棲む星のうた」である。アルバム2枚組でnano.RIPEの10年を振り返ることのできるベストアルバムになっている。 ラインナップは以下の通り。 【KIMIKO MELODY】 01.ハナノイロ 02.ヒーロー 03.アポロ 04.月影とブランコ 05.細胞キオク 06.なないろびより 07.あおのらくがき 08.絵空事 09.ノクチルカ 10.15秒 11.もしもの話 12.ダイヤモンドダスト 13.あとの花火 14.アイシー 15.影踏み 16.夢路 17.イトシキヒビ DISK1「KIMI…

  • 【レビュー】去年の冬、きみと別れ(中村文則)

    私が木原坂の立場でこれを読んだら気が狂ってるだろうな。 今回取り上げるのは「タダ本」のコーナーで何か月か前に紹介した中村文則氏の『去年の冬、きみと別れ』である。個人的には安孫子武丸氏の『殺戮にいたる病』以来にやられたとなるミステリ作品であった。 話としては女性二人を殺害したとして一審で死刑判決を受けたカメラマンの木原坂雄大の事件の真相を追うという話であり、表向きは「Why done it?」型のミステリ作品である。 この作品に関しては、細かく描くことが一切できない。ありとあらゆるところに伏線があり、何かを記してしまえばそれがネタバレに直結してしまうからである。ただ一つ言えるのは、この本の最初か…

  • 【企画】今月のタダ本(2020年10月・コミックの部)

    なんか最近月に15冊でも十分だと思ってきた。 前回の更新から一週間も経ってしまっての更新で大変申し訳ない。今月のコミックも9冊しっかりと買っていたのでご紹介。ネットオフのサブスクサービス「タダ本」の詳細は以下のページから。 chitashindoh.hatenablog.com 今回のラインナップは以下の通り。 1.『アイシールド21』17(稲垣理一郎・村田雄介) 2.『ボールルームへようこそ』7(竹内友) 3.『四月は君の嘘』6、9、10(新川直司) 4.『WILD PITCH!!!』4(中原裕) 5.『げんしけん』二代目の十(木尾士目) 6.『キルミーベイベー』4、5(カヅホ) 1.『アイ…

  • 【企画】今月のタダ本(2020年10月・小説の部)

    読書の秋。 先月は漫画で15冊を費やしてしまったため、久しぶりに小説を購入。ネットオフのサブスクサービス「タダ本」の詳細は以下のページから。 chitashindoh.hatenablog.com 今月のラインナップは以下の通り。 1.『くりかえす桜の下で君と』(周防ツカサ) 2.『人類は衰退しました⑤』(田中ロミオ) 3.『送り屋2』(御堂彰彦) 4.『判決はCMのあとで』(青柳碧人) 5.『このたびはとんだことで』(桜庭一樹) 6.『九杯目には早すぎる』(蒼井上鷹) 1.『くりかえす桜の下で君と』(周防ツカサ) 言うてしまえばタイトルとジャケット買い。裏のあらすじを見るとタイムリープものな…

  • 【レビュー?】ほっと文庫六冊

    今となっては激レア。 今回取り上げるのは角川書店とバンダイがタッグを組んで入浴剤と短編小説を抱き合わせて販売するという「ほっと文庫」の6冊である。 本作品は2011年に販売されていた期間限定の商品であるため、今となっては入手困難なものとなっていた。私は最近になってから森見登美彦氏の作品を探す中で「郵便少年」の存在を知り、そこから転じてこれらの作品群を知ったので今から手に入れるのは難しいのではないかと予想された。事実、「郵便少年」をヤフオクやメルカリなどで調べてみてもなかなかに販売されておらず、フリマアプリを調べる日々が続いた。そんな中、メルカリでようやく全作品をセットで販売しているのを見つけ、…

  • 今年は「自粛の秋」

    先々週くらいまでは暑い暑い言っていたのにここ二週間で寒い寒い言い始めている今日この頃。すっかり秋だなと感じるとともに、この時期になると毎年思うのが「今年は『何の秋』にしようか」ということである。 毎年秋になるとある程度テーマ性をもって活動することにしている。一昨年は「芸術の秋」、去年は「スポーツの秋」であった。 今年は溜まりに溜まった本を消費する「読書の秋」か、それとも体重を落とすために去年と同じ「スポーツの秋」か、いろいろと悩みに悩み、結果的に今年は今年で特有の「自粛の秋」がテーマになりそうである。 ここ一カ月弱、外出は職場と食料品の買い出し、そしてアニメショップにしか行っていない。土日も特…

  • 【レビュー】BOCHET-LEMOINE Rosé(フランス)

    コストコで販売されているロゼのシャンパン。 さて、今回取り上げるのはわりと安価で手に入るロゼのシャンパン、「BOCHET-LEMOINE Rosé」である。酒が入った状態でこれを開けてしまったので、写真を撮っていなくて大変申し訳ない。 色味としては、綺麗な澄んだ赤~ピンク色である。まさにロゼの色と言っても良いだろうか。やや甘口ではあるがすっきりとしており、非常に飲みやすいシャンパンである。これがそこそこ安価で買えてしまうのであるのだから良い買い物だろう(とはいえ、私はこれをもらったので残念ながらいくらだったのかは詳細には分からないが)。 コストコでお手軽に手に入るロゼのシャンパン、ぜひ一度飲ん…

  • 【レビュー】シャトーホンジョー 果王 赤(岩崎醸造)

    久しぶりに赤を開けた。 昨日家飲みでいくつか酒を開けたので忘れないうちにそのレビューを。 今日紹介するのは岩崎醸造の赤ワイン、「シャトーホンジョー 果王 赤」である。 山梨県にある「赤富士ワインセラー」にて入手したワインを一年ほど眠らせておいたものである。 コルクを抜くと、そのコルクからもワインの芳醇な香りが漂ってくる。ワイン本体も言わずもがな、赤の色合いも澄んでいて飲む前から非常に期待の高いワインであった。 一口ふくむ。フルボディという扱いではあったが、渋みはそこまでなく、非常にまろやかコクのある、飲みやすいワインである。上品というのがぴったりだろうか。それを2000~3000円くらいで味わ…

  • 風化

    ここ二カ月ほど、仕事でバタついていてなかなかブログを更新する機会がなかった。そのため、いろいろなものを買っていたのにも関わらず、なかなかそれを紹介することのできない日々が続いてしまっている。 商品・とりわけ新商品のレビューに関しては時間が何よりも重要である。時間が経ってしまえばそんなレビューなどは全く価値のないものとなっていく。 直近でレビューしたかったのに未だにレビューできていないのは以下の作品である。 ・Special Thanks!(東山奈央) ・What's our name?(Sphere) 他にもいくつかあった気がするが、もはやそれも忘れてしまった。いずれにせよ、購入したものはすぐ…

  • ライブはいつ行けるようになるか

    ライブに行けないままグッズだけが届く。 少し前のことである。家にある宅配便が届いた。中を開けてみると早見沙織氏が五月から公演する予定であったツアーのグッズであった。本来であれば初めて広島まで遠征に行くくらい力を入れて参加しようとしていたツアーであったのだが、それが新型コロナウイルスの流行に伴いツアーの中止が決定されることになってしまった。 せめてお布施でもということで今回中止になったツアーの幻のグッズを買うことにし、早速購入。Tシャツとタオル、パンフレットを購入した。Tシャツとパンフレットはともかく、タオルは珍しいと思う。実用的なものをという早見氏の考えにより、ツアーのグッズは本当に普段の生活…

  • 【企画】今月のタダ本(2020年9月・コミックの部)

    今月はコミックに絞った。 さて、今月もネットオフの「タダ本」を最大限に利用していくとしよう。小説の積み本が増えすぎたため、今月はコミックを15冊購入(先月の残りで1冊購入しているから紹介は16冊)。「タダ本」の概要は以下のページから。 chitashindoh.hatenablog.com 今回のラインナップは以下の通り。 1.『ましろのおと』13~15(羅川真里茂) 2.『ボールルームへようこそ』1~6(竹内友) 3.『夜桜四重奏』18(ヤスダスズヒト) 4.『よつばと!』12(あずまきよひこ) 5.『乙嫁語り』4~6(森薫) 6.『賭ケグルイ』5(河本ほむら・尚村透) 7.『美味しんぼ』3…

  • 【レビュー】GARDEN(早見沙織)

    やはり早見が至高。 さて、今回取り上げるのは早見沙織の最新ミニアルバム「GARDEN」。前回の「シスターシティーズ」に続き、今回もミニアルバムである。とはいえ、何年かに一回フルアルバムを出されるよりかはこうやってコンスタントにミニアルバムを出してくれる方がありがたい。お財布的には分からんが。 収録曲は以下の通り。 1.garden 2.瀬戸際 3.やさしい希望(Bossa Nova) 4.Akasaka5 5.glimmer BONUS TRUCK.ワンスモア 1.garden サックスの音色が印象的なイントロから始まる「イイカンジ」の曲。表題曲らしくクラップしてしまうような曲ではあるのだが、…

  • 【レビュー】四畳半タイムマシンブルース(森見登美彦)

    やっぱり好きだなあ、明石さん。 今回取り上げるのは森見登美彦氏の『四畳半タイムマシンブルース』、久々のクサレ大学生ものであり、四畳半シリーズの作品である。原案は上田誠氏の演劇「サマータイムマシンブルース」であり、ストーリーはまるまるそれであるのだが、それの登場人物が四畳半シリーズの面々になっているという、やや特殊な作品である。 ストーリーとしては下鴨幽水荘に唯一あるクーラーのリモコンがトラブルメーカー小津によって水没してオジャンとなったところに、タイムマシンに乗って未来から学生が来て、そのタイムマシンを用いて今日と昨日(そして99年前)に時間移動するという話である。故障したリモコンを再び手に入…

  • ドラマ「踊る大捜査線」を見直す

    このところすっかり半沢直樹にあてられてドラマを見るようにはなったが、それより前は十年近くドラマを一切見ていなかった。 とはいうものの、一切ドラマを見ていなかったわけではない。熱しやすく冷めやすいタイプなので、ドラマもドハマりするものと全く引っかからないものに大別されてしまうのである。そんな性格なので、最近はドラマにアンテナを伸ばしていなかったのである。 そんな私が以前ドハマりしていたのが傑作、「踊る大捜査線」である。織田裕二演じる青島刑事が奔走する刑事ものの作品であり、90年代を代表する名ドラマである。 決して回顧主義に浸っているだけではないが、やはりこの時期の作品は面白く、そして色あせない。…

  • 束の間だけど何もやることのない夏休み

    まさか教員をやっていてこんなに何もやることのない夏休みを過ごすことができるとは思わなかった。 コロナコロナと世間で騒がれ出してから半年以上が経つ。依然としてそれは猛威を振るい続け、おさまる様子は微塵も見えない。 それが教育現場に何の影響も与えないはずがなく、しっかりと「夏季休暇半減」という多大なる痕跡を残していった。生徒はともかくとして、教員は休校期間中も休みなく働かせられたのだから本音を言うと勘弁してほしいのだが、授業時数を引き合いに出されると途端に弱くなってしまうのも教員の性である。そうなれば夏季休暇半減を受け入れざるを得ない。 さて、夏季休暇が減ってしまったことにより、大きく落胆したかと…

  • 日本のドラマを見直した話

    日本のドラマも捨てたもんじゃないね。 「半沢直樹」シリーズのドラマを知ったのは現在放映中のシーズンが始まる直前、Gyaoで再放送がやっており、それで一気見をしたことからである。もともと気になっていたドラマではあったのだが、最近集中力が全然持たず、ドラマなどは集中してみることができないだろうなと思っていたのである。 ところがそんな心配は杞憂に終わった。集中力など全く衰えることなく、むしろより鋭くなっていってあっという間にドラマ1シリーズを見終えてしまった。そして今も、毎週日曜日の21時が待ち遠しくて仕方ないのである。 さて、映像派よりも断然本派の私からしてみると、良いドラマがあったらそれの原作を…

  • 【博物館】特別展「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」

    コロナ下での美術館は天国かもしれぬ。 およそ半年ぶりの博物館・美術館鑑賞は国立西洋美術館で開催されている「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」である。コロナ下で美術館がどう変わったのかを含めてじっくりと見てきた。 今回は新型コロナの影響もあり、日付時間指定のある特別展になっている。今回は招待券を所持していたため、日付指定券を足すか会場で少し待つかのどちらかを選択しなければならないのだが、混雑はそれほどしていないという公式ツイッターの情報と金は少しでも安く抑えたいということもあり、会場で待つことにした。 会場で待つ時間は10分もなく、わりとすぐに入ることができた。展示会自体はそこそこの賑わいを見…

  • 【企画】今月のタダ本(2020年8月・一般小説の部)

    最近小説多め。 さて、今月のタダ本も小説に力を入れたラインナップとなりました。ネットオフの「タダ本」の詳細に関しては以下の記事から。 chitashindoh.hatenablog.com 今回のラインナップは以下の通り。 1.ホーンテッド・キャンパス 幽霊たちとチョコレート(櫛木理宇) 2.夜が運ばれてくるまでに(時雨沢恵一) 3.十二人の死にたい子どもたち(冲方丁) 4.村上海賊の娘 三(和田竜) 5.オレたちバブル入行組(池井戸潤) 6.オレたち花のバブル組(池井戸潤) 7.世界から猫が消えたなら(川村元気) 8.悲しみのイレーヌ(ピエール・ルメートル) 1.ホーンテッド・キャンパス 幽…

  • 【企画】今月のタダ本(2020年8月・コミックの部)

    たまにはコミックから紹介しようかしら。 さて、今月もタダ本を紹介していきましょう。今月はコミックが2シリーズ6冊とやや少なめでまとまりのあるお買い物でございました。ネットオフのサブスクサービス、「タダ本」の概要は以下の記事から。 chitashindoh.hatenablog.com 今月のコミックラインナップは以下の六冊。 1.古見さんはコミュ症です。4、5(オダトモヒト) 2.夏目友人帳10、11、13、14(緑川ゆき) 1.古見さんはコミュ症です。4、5(オダトモヒト) 個人的に今最も気になっているラブコメ作品である。非常に個性の濃いキャラクターが多く、魅力的な作品になりつつある。この作…

  • 【レビュー】俺の妹がこんなに可愛いわけがない14 あやせif 下(伏見つかさ)

    あやせねぇ。 今回取り上げるのは前巻の引き続きである『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の14巻、あやせルートの下巻である。 前巻で京介とあやせが付き合うことになり、今巻は二人のデートとその事実をカミングアウトするということに重点がおかれていた。 それにしても、やはり付き合った後のあやせからは狂気しか感じられない。占いの場面なんかは本当に恐怖そのものである。あのような彼女が実際にできたらどう思うだろう。それが絶世の美女であっても遠慮したいものである。 さて、本編はゲームのリライトなのでそこまで深くは語らない。今回特筆すべきなのは黒猫ルートと、全くの予想外であった加奈子ルートがノベライズされると…

  • 【レビュー】万能鑑定士Qの事件簿0(松岡圭祐)

    莉子がまだ「万能鑑定士」を名乗る前の話。 今回取り上げるのは『万能鑑定士Qの事件簿0』である。『万能鑑定士Qの最終巻』以来4年ぶりのQシリーズ最新刊であり、莉子がまだ自身を万能鑑定士Qと名乗ることを躊躇していた頃の話である。 時系列としては2009年、まだ力士シールが世に出始めた頃の話である。ここで莉子は帯にあるバンクシーの絵の鑑定と、グアムにて漢委奴国王の金印の鑑定を強いられることになる。 特筆すべきは今回のペアはこれまでの小笠原ではなく(小笠原とはまだ出会っていない)、松岡氏の別シリーズである『グアムの探偵』シリーズのレイであるところである。クロスオーバーは松岡氏の十八番であるが、それがこ…

  • 朝の衝撃

    朝目が覚めたら体に違和感があった。昨日はトレーニング定休日であり、日課のトレーニングもそれに付随するような運動も特にはしていない。しかも、体の違和感というだけでどこがどうなっているのかは具体的には分からないのである。したがって私は何の対処のしようもなく、その違和感を抱いたまま車で出勤したのである。 違和感の正体が分かったのは勤務先に着き、階段をのぼった時のことである。感じたのは「痛み」であった。階段をのぼろうと膝を曲げた段階で、腿の裏に痛みが走るのである。 この痛みの正体を私は知っている。つい一年ほど前に草野球でファーストベースを駆け抜けた時に感じた痛みと、完全に同一のものであった。 「肉離れ…

  • 幼少期のゲームの記憶

    ここ数年、頭の片隅によぎる幼少期のゲームの光景がある。 確かセガサターンのゲームで、やたらキャラクターがジャンプしてコインのようなものを取りながらステージを進めていくアクションのポリゴンゲームだったのだが、キャラクターの造形をはじめとして、ステージの構成等が非常に断片的で思い出せない。 おそらくは、幼少期にやっていたゲームなんてその頃の記憶美化でそれほど面白くもなかったのだろう。そのゲームをクリアした覚えもないし、その当時にドハマりしていた「ダイナマイト刑事」や「ファイターズメガミックス」、「バーチャロン」の記憶はびっくりするほど鮮明にある。 しかし、私が幼少期を思い出しては引っかかるのが、そ…

  • 【レビュー】ビブリア古書堂の事件手帖Ⅱ~扉子と空白の時~(三上延)

    ビブリアが久しぶりに帰ってきた。 今回取り上げるのは約二年ぶりの新作となる『ビブリア古書堂の事件手帖』の「扉子編」第2巻である。 帯にもあるように、今回のテーマは「横溝正史」。金田一耕助や由利麟太郎シリーズでも知られる推理作家である。お恥ずかしながら横溝正史の作品はまだ読んだことがなく、横溝正史についてもそれほど詳しくなかったのだが、それでも作品の面白さは衰えることがなく、すらすらと読み進めることができた。 今巻では大輔と栞子の結婚直後の話や扉子の幼少期、そして高校生になった扉子が物語として読める。帯では「シリーズ再始動」とあり、今後扉子が何歳の状態からシリーズが始まっていくのか、それとも今巻…

  • 「ランウェイで笑って」スペシャルイベント

    コロナの影響でさまざまなイベントが自粛に追い込まれる中、本来は会場で行われるはずであった「ランウェイで笑って」のイベントがオンラインで行われることになった。 それに関しても紆余曲折があり、最終的にZoomウェビナーを用いてのオンラインイベントになった。まあ、無事に開催されるだけよかっただろう。 出演は花江夏樹と花守ゆみりの二人で、MCを含めて三人の会話を聞いているというような感じでイベントが進んでいった。内容としては本当によくあるトークイベントで、アニメの感想や好きなキャラクターやシーンなどを話したり、観覧者からの質問に答えたりという内容であった。 ここで気になるオンラインイベントの利点と課題…

  • エアロバイクを買ってしもうた

    まさかこんなにダイエットに本気になるとは。 体組成計が我が家に来たことによっていよいよ体重を意識するようになり、筋トレを主としてダイエットを始めた次第である。しかし残念ながら、体重の減少にはやはりジョギングや水泳等の有酸素運動が欠かせないようであり、残念ながらそれをする時間が作れない。なんとかして室内で有酸素運動ができないか、そう考えて「ながら時間」で室内で有酸素運動する手段を講じようとエアロバイクを購入した次第である。 今回購入したのは「ALINCO」のフィットネスバイク「AFB6119」である。ALINCOの公式アプリにて、スマホにそのデータを共有できるとのことでこれを購入した次第である。…

  • 【レビュー】天気の子

    やっぱり広告映画感。 今回取り上げるのは新海誠氏最新作の「天気の子」。「君の名は。」のヒットを受けてファンの期待がかかる一作である。本作に関しては劇場公開時にすぐ観に行き、その時に記事も上げているが、感じた印象としては「広告感がすごい」というものであった。さまざまな企業とのコラボレーションがあり、劇中にもはっきりとその企業のロゴが表れるため、違和感があるという記事を上げた覚えがある。個人的には「君の名は。」よりもストーリーとしては好きなために、そこだけが少し残念なのだが、その一方で、これが人気監督の宿命でもあるのだろう。 さて、新海誠氏は既に次回作の製作に着手しているようである。彼がどんな作品…

  • ようやっと我が家に体重計が届く

    これでダイエットのモチベーションがようやっとできる。 今までダイエットと体質改善に努めてきたが、残念ながら体重計がなく、まったくもってダイエットがうまくいっているかどうかが分からなかった。なので、定額給付金の残りのお金を使って少し高額の体組成計に手を出す。 今回購入したのはオムロンの「カラダスキャン HBF-255T」である。カラーはレッド、ホワイト、ブラックの3色あるのだが、今回はpaypayモールで赤だけが少し安く、それを購入することにした。 見た目はスタンダードな体重計とほぼ変わらず。機能としては体重の他に体脂肪率、内臓脂肪レベル、骨格筋率、体年齢(オムロン独自の指標)、基礎代謝、BMI…

  • 【企画】今月のタダ本(2020年7月・コミックの部)

    やっちまいました初被り。 さて、今月のタダ本は小説を9冊購入したので漫画は6冊と控えめの購入。加えて、そのうちの1冊は既に持っていたものと被るという・・・ とりあえず、ネットオフの「タダ本」の詳細は以下の記事から。 chitashindoh.hatenablog.com 今回のラインナップは以下の通り。 1.『天野めぐみはスキだらけ!』6、7、10(ねこぐち) 2.『からかい上手の高木さん』2,3(山本崇一朗) 3.『東京ESP』15(瀬川はじめ) 1.『天野めぐみはスキだらけ!』6、7、10(ねこぐち) すっかりとタダ本常連となったねこぐち氏の『天野めぐみはスキだらけ!』。個人的にはアニメ化…

  • 【企画】今月のタダ本(2020年7月・一般小説の部)

    今月のテーマは「重厚」。 さて、今月も「タダ本」のコーナーがやってまいりました。今回は「なぜか手を出していなかった重厚な名作」をテーマに9冊をセレクト。いつものように、ネットオフの「タダ本」の詳細は以下の記事から。 chitashindoh.hatenablog.com 今回のラインナップは以下の通り。 1.「S&Mシリーズ」1~5巻(森博嗣) 2.『村上海賊の娘』1、2巻(和田竜) 3.『海賊と呼ばれた男』上・下巻(百田尚樹) 1.「S&Mシリーズ」1~5巻(森博嗣) 『すべてがFになる』を筆頭とする森博嗣氏の名作シリーズを1~5巻まで一気買い。とはいえ、一冊の文量がめちゃくちゃあるので、か…

  • 【レビュー】ランウェイで笑って 下巻

    もうちょっと評価されてもいい良作。 今回取り上げるのは猪ノ谷言葉氏原作のアニメ「ランウェイで笑って」の下巻である。上巻に引き続いて下巻も購入した次第。だって原作の大ファンだもの。それにしても最近のアニメ円盤は上下巻の販売形態が非常に増えたように感じる。円盤派の人間からはそれがかなり嬉しいものである。 下巻のメインはなんといっても「芸華祭」。原作を通してみても作品のハイライトに間違いなく入ってくる最高のストーリー展開である。育人、千雪がさまざまな障害にぶつかりながらも芸華祭本番を迎え、そこで輝く姿をアニメーションで見ることができ、感動もひとしおである。 下巻の見どころとしては、育人と藤戸社長のや…

  • とにかく水を飲もうと思う

    最近すっかり健康志向になっている。 六月中旬から筋トレを始め、コロナ下で蓄積されつくしてしまったたるんだ腹を中心に鍛え直しを図り、また、食生活も見直しをしつつある。 その中で、私が以前より何度も医者に忠告を受けているのが、「水を飲まなさすぎる」ということである。 私自身、学生時代はひたすら野球に明け暮れており、そのなかで水分をそれほど摂らなくても大丈夫な体質が形成された。それをずっと引きずることとなり、現在に至るわけである。 水分を摂らなくていいことなどない。血液はどろどろになり、代謝は上がらず、不健康な生活を強いられる。それが原因でもあるだろう。おととしには尿管結石で緊急搬送される始末。どこ…

  • 都知事選の前の「静観」は正解なのか?

    最近、現職の某都知事がなりを潜めている。 コロナ自粛全盛期にはやたらとカタカナ語のワードを多用し、全くもって中身のない政策を打ち出し、自身の独断と偏見で自分が作った政策の基準さえゆがめ、やりたい放題やっていた現職の都知事。 ところが、いったん落ち着きを見せていた新型コロナが経済活動の再開に伴い再び感染者数が増えてコロナ全盛期ほどの感染者数になっているのにもかかわらず、自身で設定した何とかアラートだったり何とかロードマップだったりは今回は全く機能せず、特に何の策も講じていない様子である。それを見る限り、本当に口だけの人であったと評価せざるをえない。 さて、私が一番気になるのは、なぜ今コロナ対策に…

  • 球春(?)到来

    日本各地の梅雨入りと肩を並べるようにして日本のプロ野球が開幕した。新型コロナウィルスの影響で今年はかなり特殊なシーズンになりそうであるが、今年の特例がことごとく私が応援している横浜DeNAベイスターズに味方しているように感じる。 開幕から早くも1週間が経った。DeNAは開幕2連敗という少し不安なスタートを切ったが、そのあとで四連勝し、現在2位という好位置につけている。新外国人オースティンの好調さや今日6回1安打無失点で華々しいデビューを飾った坂本など、今年優勝できなければいつ優勝するんだというくらいの好調ぶりである。 さて、プロ野球の試合結果はおいといて、今回はコロナ下におけるプロ野球の味方の…

  • ワインの一口オーナーになってみませんか?

    1万円でワインオーナーになれるとしたらどうする? たまには、違うベクトルからお酒を紹介しようと思い、もう参加して3年目になるワインの一口オーナーを紹介しようと思う。 「ぶどうの樹3本のオーナー」というサービスで、1万円+税でドイツのモーゼル地域で作られたリースリングを醸造して造られたワインが、毎年5~6本送られてくるというものである。 画像が少しボケてしまっていて申し訳ないのだが、これが今年の6月に送られてきた昨年投資分のワインである。今年は5本が送られてきた。過去三回の結果でいうと、5,6,5である。最低限でも5本は送られてくるのが嬉しい。 味は甘口で、8%のアルコール度数から考えてみても、…

  • 【レビュー】朗読者(ベルンハルト・シュリンク)

    ミステリよりも純文学。 今回取り上げるのはベルンハルト・シュリンクの『朗読者』である。2月の「今月のタダ本」で取り上げた今作であるが、四カ月温めてようやくこの度手に取った。 話としては、主人公の15歳の青年、ミヒャエルが学校の帰り道に見知らぬ女性に看病されるところから始まる。ミヒャエルはその女性――ハンナに惚れ、男女の仲となっていくのだが、ある日、ハンナがミヒャエルの前から突如姿を消してしまう。 ミステリー要素としてはハンナがなぜ姿を消したのかという謎はわりあいすぐにその理由が本文中で明かされる。なので、この作品におけるミステリー要素はハンナが姿を消した理由ではなく、ハンナがミヒャエルにしきり…

  • 【レビュー】朗読者(ベルンハルト・シュリンク)

    ミステリよりも純文学。 今回取り上げるのはベルンハルト・シュリンクの『朗読者』である。2月の「今月のタダ本」で取り上げた今作であるが、四カ月温めてようやくこの度手に取った。 話としては、主人公の15歳の青年、ミヒャエルが学校の帰り道に見知らぬ女性に看病されるところから始まる。ミヒャエルはその女性――ハンナに惚れ、男女の仲となっていくのだが、ある日、ハンナがミヒャエルの前から突如姿を消してしまう。 ミステリー要素としてはハンナがなぜ姿を消したのかという謎はわりあいすぐにその理由が本文中で明かされる。なので、この作品におけるミステリー要素はハンナが姿を消した理由ではなく、ハンナがミヒャエルにしきり…

  • 【企画】今月のタダ本(2020年6月・コミックの部)

    やっぱり物寂しいよなあ。 さて、ネットオフの「タダ本」今月のコミックの部はこの9冊である。「タダ本」の概要は以下の記事から。 chitashindoh.hatenablog.com 今回購入したのは以下の通り。 1.鳴見なる『ラーメン大好き小泉さん』3,4 2.火野遥人『たくのみ。』3 3.岩原裕二『ディメンションW』11 4.ヨシノサツキ『ばらかもん』14 5.芳崎せいむ『金魚屋古書店』13 6.Ark Performance『蒼き鋼のアルペジオ』11~13 1.鳴見なる『ラーメン大好き小泉さん』3,4 鳴見なる氏の『ラーメン大好き小泉さん』3、4巻である。このラーメン漫画のいいところは店舗…

  • 【企画】今月のタダ本(2020年6月・一般小説の部)

    ついに戻ってきたぜ「タダ本」が! 実に4か月ぶりの「タダ本」企画である。タダ本に関しての情報はこちらから。 chitashindoh.hatenablog.com 冊数が50冊から15冊と大幅に減少したことにより、紹介の手間は大分省けるようになったが、個人的にはやはり50冊の方がよかったと思える。 さて、今回購入したのは以下の6冊。 1.蒼井上鷹『最初に探偵が死んだ』 2.蒼井上鷹『俺が俺に殺されて』 3.有間カオル『死神と桜ドライブ』 4.有間カオル『夢みるレシピ』 5.中村文則『去年の冬、きみと別れ』 6.ピエール・ルメートル『その女アレックス』 1.蒼井上鷹『最初に探偵が死んだ』 蒼井上…

  • 【レビュー】SINGHA(タイ)

    タイを代表するプレミアムビール。 今回取り上げるのはタイでトップに立つプレミアムビール、「シンハービール」である。いつもお世話になっている業務スーパーで賞味期限切迫を理由にかなり安く売っていたので脊髄反射的に購入した次第である。 シンハービールを飲むのはどれくらいぶりだろうかと薄い記憶を辿りながらも結局思い出せず・・・ただインパクトに残っているのはその味というよりもそのラベルの獅子だろう。古代神話に登場する「シン」はやはりカッコいい。そしてタイ王室が認めた証である神鳥「ガルーダ」の紋章も印字されている。 肝心の味に関してはしっかりとした苦みのあるビールであるという印象である。しかしただ苦いだけ…

  • 定額給付金で空気清浄機を買う

    ようやっと我が家がカビの魔の手から逃れられる・・・ 先週ようやく定額給付金10万円が振り込まれ(まだ申請書もアベノマスクも届いていない)、早速それを使うべくきちんとした空気清浄機を買うことにした。 今回購入したのはSHARPの「KC-HD70-W」。空気清浄機の中ではミドルレンジの価格帯の加湿除湿機能付きの空気清浄機である。 外観はホワイトでかなりスタイリッシュである。ただ、写真を見て判断がつくか分からないがわりとでかい。まあ除湿がしっかりできれば多少でかくても構わないのだが、最初は度肝を抜かれるサイズである。 さて、早速衣類乾燥モードを使ってみる。少し驚くのは、除湿時の音がかなり大きい。神経…

  • 【企画】居酒屋探検記3 「原始焼酒場 きやり屋」(淵野辺)

    ごめんなさい、この企画をすっかり忘れていました。 新型コロナに伴う緊急事態宣言が解消されたことに伴い、久しぶりに居酒屋へ足を運ぶ。 淵野辺に足を運ぶ用があったので、淵野辺駅から徒歩5分ほど「原始焼酒場 きやり屋」へ。同じく淵野辺にある「モリモリ商店」の第二号店で、原始焼きという魚の炭火焼きが名物の居酒屋である。 選べるお通しのおばんざいがカウンターに並んでいる様子がこの店の名物であったが、残念ながら新型コロナの感染対策によってカウンターに料理を並べることはできず、すべて冷蔵庫にしまってあるとのこと。今回はゴーヤとスパムのナムルが響き的に好みだったので、それを注文してスタート。 季節の料理が色々…

  • 【レビュー】読書狂の冒険は終わらない!(三上延・倉田英之)

    自分の好きな本について語るのってなんて爽快なんだろう。 今回取り上げるのは本にまつわる小説を著した読書家でもある三上延氏・倉田英之氏による対談集、『読書狂の冒険は終わらない!』である。 本書では三上氏倉田氏両氏の読書遍歴を、さまざまなトピックごとにまとめた対談集である。本書内でも述べられているが、いわゆる「おすすめ本の紹介」のようなブックガイドではなく、両氏がお題ごとに思いつく本の思い出をそれぞれ挙げているとているという内容である。 おすすめ本の紹介ではないため、両氏が挙げる本は何ともマニアックなものが多い。それだけに、それぞれの本の内容は惹きつけられるものが多く、つい読んでみたくなってしまう…

  • 何かが変わったようで、その実何にも変わらなかった5月

    気づけば本日で5月が終了だという。 この5月は緊急事態宣言の解除や某総理大臣マスクの配付、定額給付金の給付など、色々な変化があるはずであった。 しかし、緊急事態宣言の解除前と後で自身の身にそれほど大きな変化もなく、マスクも給付金も未だに届かない。給付金に関しては、今月の13日にはオンラインで申請をしたのだが、本日ようやく受領のメールが来る始末。別に区市町村の職員を責めるわけではないが、もう少し何かやり方があるのではないかと思うし、オンライン申請の良さを完全に消してしまっているスピード感のなさである。 スピード感と言えば、政府は自らの保身に関してはとてつもないスピード感を持って火消しを図るのに、…

  • WINEX ラベルレコーダー

    コレクターにとってはワインのラベルもコレクション対象なのです。 さて、前々から買いたくてこの度ようやくワインのラベルレコーダーを購入した。いくつかある中の、「WINEX」のラベルレコーダーを購入した次第である。 バインダーファイルは三色くらいあったのだが、今回は「赤ワイン用」「白ワイン用」の二色を購入。どうも日本酒のラベルにも使えそうなのでそのうちもう一色も購入する予定である。 ただラベルを記録するだけではなく、裏はいろいろな情報を書き込めるスペースになっている。ただ単にラベルを記録するだけではなく、その情報も書き込むことでより鮮明にそのワインについての記憶を残すことができるのである。早めにレ…

  • 今の子どもにどのようにネットリテラシー教育を取り込むべきか

    実に痛ましい事件が起きた。 女子プロレスラーの木村花氏が齢22にして亡くなったということである。細かい死因などに関しては未だ公式発表が出ていないため、言及することは避けるが、彼女が亡くなった原因の一つには「彼女のSNSへの誹謗中傷」が間違いなくあるだろうと考えられている。 日本人の倫理観は良くも悪くも周囲に大きく左右される。「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」という言葉にあるように、良いことも悪いことも「周りがやっているから」ということが日本人の行動基準の大部分を占める。 そして、今のインターネットが無法地帯なのは言うまでもない。著作権法は侵害され、言葉による暴力はやまず、インターネットの法整…

  • チキンタツタめんたいチーズはGoodな組み合わせ

    もっと早くこれに出会いたかった。 最近マクドナルドがなかなか頑張っている。 今回の「チキンタツタめんたいチーズ」は個人的にかなり響いた。これは食べずにいられないと、早速購入した次第である。 開けてみると、そこにはチキンタツタの見慣れたバンズ。そして箱の裏には可愛らしい字で「チキンタツタも食べてね」と書いてある。申し訳ないが値段が同じならどう考えてもめんたいチーズトッピングをプラスする。個人的には。 欲を言えばもう少し大きいと食べごたえがあって良いのだが、値段が値段だけに贅沢は言ってられない。早速ほおばってみると、いつものチキンタツタの味。そして、そこに大好きなチーズとめんたいソースが絡み、美味…

  • 【レビュー】世界の日本人ジョーク集(早坂隆)

    外国から日本人がどう見られているかを確認するには、ジョークを聞くのが一番簡単である。 今回取り上げるのは早坂隆氏の『世界の日本人ジョーク集』である。 個人的にはジョークが非常に好きで、何かあると上手いジョークが言えないかと常に頭を回転させている。そのせいで生徒からは「この先生は冗談しか言わない」と思われているが、別に構わない。 本書では、世界中で流行している日本人へのジョークを通して、世界の日本人へのイメージや日本と世界の習慣差を知ることができる。世界のジョークを知ることで社会学の勉強になるのだから面白いものである。 ただ、本書にあるように、ジョークの内容は時代とともに変わる。本書が書かれたの…

  • 在宅ワークでどうネタを仕入れるべきか

    四月に教員に戻ったのはいいものの、教育業界も新型コロナウイルスのあおりをモロに受けてしまっており、未だに教員らしいことはほとんどできていないまま一か月半が経過した。 つい先日からオンライン会議システムを用いてオンライン授業が始まったものの、やはり生徒が画面越しにしかいない状況下ではイマイチ授業にも身が入らず、なんだかなぁといった状況である。 それ以上に深刻なのは現在外出ができていない状況から、授業やホームルームのネタ、それに加えてこのブログのネタを仕入れることができていないことである。毎日の出勤や仕事での人との触れ合いが授業やブログのネタになっていることはこのような状況にならなければ気付かなか…

  • 【レビュー】作 雅乃智 岡山・雄町(清水清三郎商店)

    やっぱり雄町は美味しい。 今回取り上げるのは清水正三郎商店の「作 雅乃智」、その中でも岡山県産の酒米「雄町」を100%用いた逸品である。 「作」シリーズは数あれど、やはり「雄町」というのが文言に入っていればオマチストとしては手を出さないわけにはいかない。一升瓶しかなかったが躊躇することなく手に取った。 酒のアテも必要ない芳醇な甘味。そして香りは言うまでもない、絶品である。ただ惜しむらくは、私が飲み比べの為に雄町以外の作を手に入れられなかったことにより、雄町と他の米でどう違うのかが分からないことである。 一升もあるので、飲み切らないうちに、雄町ではない「作 雅乃智」を手に入れるとしよう。 皆様も…

  • GW=「拷問 ウィーク」の一週間

    今日がGW最終日だということに、今頃気付いた。 この5日間は一度も外出することなくあっという間に過ぎていった。人生で初めてかもしれない。GWにどこにも外出することなく部屋で過ごしたのは。 今年のGWはどう考えても「ゴールデン ウィーク」ではなかった。だからそれにふさわしいGWを考えていたのだが、今年にふさわしいGWはまさに「拷問 ウィーク」だろう。 誰に対しても拷問のような外出自粛と激務の両極端。緊急事態宣言の延長が発表された一方で休業補償ははっきりと出されず、10万円の給付金にしたっていつ入ってくるか分からない状況。これを拷問と言わずして何を拷問というか。 このGWを越えて未来は見えるだろう…

  • 【レビュー】BLUE MOON BELGIAN WHITE(アメリカ)

    アメリカ発の代表的な白ビール。 今回取り上げるのはアメリカを代表する有名なビール「BLUE MOON」である。家の近くの業務スーパーが賞味期限逼迫を理由にして24本2200円でたたき売り。これは買うしかないと買った次第である。 オレンジピールを使用しているためにビールにはほのかな柑橘感があり、飲みやすく後味も爽やかなクセのないビールである。アルコール度数もそれほど高くなく、標準的なのでグイグイいけてしまう(なんか最近ビールのレビューをしている時にどれも同じようにグイグイいっているような気がする・・・気のせいだと思いたい)。 ビンには公式の飲み方が書いており、どうもそれによるとビンから直接飲むの…

  • 最もGWらしくない今年のGW

    「ゴールデンウィーク」はもともと映画界の業界用語で、この期間に合わせて映画を多く公開しようという、いわば映画界の「バレンタインデー」的な戦略のひとつであり(当然ながらバレンタインデーのチョコレート業界の戦略の方が時系列的には後だが)、それが日本人の中ですっかり定着したものである。 今年に関しては、当然ながら世間の情勢がいつものGWを許すはずがなく、どこもかしこも自粛ムード。GWの発祥になっている映画業界は自粛の大ダメージを受けている最中である。 かくいう私もご多分に漏れずステイホームの真っ最中なのだが、GW初日からしてまあやることがない。いや、本当のことを言えば数回前の記事でも書いたように読書…

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