趣味であるお酒や読書、アニメ等に関して思ったことを綴っていくブログです。 主にアニメや漫画、小説などのレビューやお酒、行きつけの居酒屋などをエッセイ形式で紹介していきます。
やっぱり好きだなあ、明石さん。 今回取り上げるのは森見登美彦氏の『四畳半タイムマシンブルース』、久々のクサレ大学生ものであり、四畳半シリーズの作品である。原案は上田誠氏の演劇「サマータイムマシンブルース」であり、ストーリーはまるまるそれであるのだが、それの登場人物が四畳半シリーズの面々になっているという、やや特殊な作品である。 ストーリーとしては下鴨幽水荘に唯一あるクーラーのリモコンがトラブルメーカー小津によって水没してオジャンとなったところに、タイムマシンに乗って未来から学生が来て、そのタイムマシンを用いて今日と昨日(そして99年前)に時間移動するという話である。故障したリモコンを再び手に入…
このところすっかり半沢直樹にあてられてドラマを見るようにはなったが、それより前は十年近くドラマを一切見ていなかった。 とはいうものの、一切ドラマを見ていなかったわけではない。熱しやすく冷めやすいタイプなので、ドラマもドハマりするものと全く引っかからないものに大別されてしまうのである。そんな性格なので、最近はドラマにアンテナを伸ばしていなかったのである。 そんな私が以前ドハマりしていたのが傑作、「踊る大捜査線」である。織田裕二演じる青島刑事が奔走する刑事ものの作品であり、90年代を代表する名ドラマである。 決して回顧主義に浸っているだけではないが、やはりこの時期の作品は面白く、そして色あせない。…
まさか教員をやっていてこんなに何もやることのない夏休みを過ごすことができるとは思わなかった。 コロナコロナと世間で騒がれ出してから半年以上が経つ。依然としてそれは猛威を振るい続け、おさまる様子は微塵も見えない。 それが教育現場に何の影響も与えないはずがなく、しっかりと「夏季休暇半減」という多大なる痕跡を残していった。生徒はともかくとして、教員は休校期間中も休みなく働かせられたのだから本音を言うと勘弁してほしいのだが、授業時数を引き合いに出されると途端に弱くなってしまうのも教員の性である。そうなれば夏季休暇半減を受け入れざるを得ない。 さて、夏季休暇が減ってしまったことにより、大きく落胆したかと…
日本のドラマも捨てたもんじゃないね。 「半沢直樹」シリーズのドラマを知ったのは現在放映中のシーズンが始まる直前、Gyaoで再放送がやっており、それで一気見をしたことからである。もともと気になっていたドラマではあったのだが、最近集中力が全然持たず、ドラマなどは集中してみることができないだろうなと思っていたのである。 ところがそんな心配は杞憂に終わった。集中力など全く衰えることなく、むしろより鋭くなっていってあっという間にドラマ1シリーズを見終えてしまった。そして今も、毎週日曜日の21時が待ち遠しくて仕方ないのである。 さて、映像派よりも断然本派の私からしてみると、良いドラマがあったらそれの原作を…
コロナ下での美術館は天国かもしれぬ。 およそ半年ぶりの博物館・美術館鑑賞は国立西洋美術館で開催されている「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」である。コロナ下で美術館がどう変わったのかを含めてじっくりと見てきた。 今回は新型コロナの影響もあり、日付時間指定のある特別展になっている。今回は招待券を所持していたため、日付指定券を足すか会場で少し待つかのどちらかを選択しなければならないのだが、混雑はそれほどしていないという公式ツイッターの情報と金は少しでも安く抑えたいということもあり、会場で待つことにした。 会場で待つ時間は10分もなく、わりとすぐに入ることができた。展示会自体はそこそこの賑わいを見…
最近小説多め。 さて、今月のタダ本も小説に力を入れたラインナップとなりました。ネットオフの「タダ本」の詳細に関しては以下の記事から。 chitashindoh.hatenablog.com 今回のラインナップは以下の通り。 1.ホーンテッド・キャンパス 幽霊たちとチョコレート(櫛木理宇) 2.夜が運ばれてくるまでに(時雨沢恵一) 3.十二人の死にたい子どもたち(冲方丁) 4.村上海賊の娘 三(和田竜) 5.オレたちバブル入行組(池井戸潤) 6.オレたち花のバブル組(池井戸潤) 7.世界から猫が消えたなら(川村元気) 8.悲しみのイレーヌ(ピエール・ルメートル) 1.ホーンテッド・キャンパス 幽…
たまにはコミックから紹介しようかしら。 さて、今月もタダ本を紹介していきましょう。今月はコミックが2シリーズ6冊とやや少なめでまとまりのあるお買い物でございました。ネットオフのサブスクサービス、「タダ本」の概要は以下の記事から。 chitashindoh.hatenablog.com 今月のコミックラインナップは以下の六冊。 1.古見さんはコミュ症です。4、5(オダトモヒト) 2.夏目友人帳10、11、13、14(緑川ゆき) 1.古見さんはコミュ症です。4、5(オダトモヒト) 個人的に今最も気になっているラブコメ作品である。非常に個性の濃いキャラクターが多く、魅力的な作品になりつつある。この作…
【レビュー】俺の妹がこんなに可愛いわけがない14 あやせif 下(伏見つかさ)
あやせねぇ。 今回取り上げるのは前巻の引き続きである『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の14巻、あやせルートの下巻である。 前巻で京介とあやせが付き合うことになり、今巻は二人のデートとその事実をカミングアウトするということに重点がおかれていた。 それにしても、やはり付き合った後のあやせからは狂気しか感じられない。占いの場面なんかは本当に恐怖そのものである。あのような彼女が実際にできたらどう思うだろう。それが絶世の美女であっても遠慮したいものである。 さて、本編はゲームのリライトなのでそこまで深くは語らない。今回特筆すべきなのは黒猫ルートと、全くの予想外であった加奈子ルートがノベライズされると…
莉子がまだ「万能鑑定士」を名乗る前の話。 今回取り上げるのは『万能鑑定士Qの事件簿0』である。『万能鑑定士Qの最終巻』以来4年ぶりのQシリーズ最新刊であり、莉子がまだ自身を万能鑑定士Qと名乗ることを躊躇していた頃の話である。 時系列としては2009年、まだ力士シールが世に出始めた頃の話である。ここで莉子は帯にあるバンクシーの絵の鑑定と、グアムにて漢委奴国王の金印の鑑定を強いられることになる。 特筆すべきは今回のペアはこれまでの小笠原ではなく(小笠原とはまだ出会っていない)、松岡氏の別シリーズである『グアムの探偵』シリーズのレイであるところである。クロスオーバーは松岡氏の十八番であるが、それがこ…
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