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2019/05/29

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  • 希望の船

    輝く朝 蒼い月の夜 波は打ち寄せては砕け 時は瞬く間に今を通り過ぎ過去になる いつも大切なものは目に見えず 触れることもできず形もなくそこにある だからもう欲しくもないものを追いかけるのはやめて 今この瞬間の心のままに自分のための時間を使おう そんな時の積み重ねが孤独に打ち勝つ心を支えてくれる 進む道は間違っていない 輝く陽の光の中を行く この船は希望そのもの たとえ海が荒れても なんとか折り合いをつけて前へ進もう 勇気と誇りをもって

  • MONOLOGUE〜その名儚く

    船を去る人を何度も見送ってきた。 「そのとき」が来たら、何を思うのだろう。 私はまだ、しばらくふらふら彷徨っていそうだけど・・・ www.youtube.com 【MONOLOGUE〜その名儚く】 シューティングスター、一瞬の流れ星 キラキラと光り輝いたら流れ落ちて終わってもいい そう思ってたあの頃 燃え尽きて、 ただの石ころになっても 心に永遠の安らぎを見つけることが出来たなら そっと、この人生を祝福しよう 熱狂の日々は戻らないけど 喜びも悲しみも呑み込み 果てなく広がる海に 心も溶ける穏やかな時間 今、もう何も願わず、待つこともなく わけもなく溢れる涙もそのままに、 いい夢を見た・・・ 空…

  • 新しい朝を追いかけて

    新しい朝を追いかけて 海を見ながら考える。 私に出来るちいさな冒険を。 マークもフニッシュラインもない、 何を目指すか自分で決める、この挑戦に言い訳は効かない。 荒天突破、トラブルシューティング、 困難ばかりじゃないけれど 間違いないのは安心してると必ず何かがやって来るということ。 海を見ながら考える。 今度は何に出会うのだろう。 生きる楽しみは「未知の世界」に出会う胸のときめき! 同じ空の下、同じ海の上なのに新しい世界を感じるのは 走り続けて来た今だから。 眠れない長く暗い夜の暁、最初の光が厳かに空を染めたら ここは私の楽園。

  • Memento Mori 〜ヨットで命を落とした仲間への鎮魂歌

    Memento Mori 海に出よう 底深い紺青の世界に怖気付き、 逆巻く波に奮い立つも 生まれる前ここにいたような懐かしさを感じる海。 「板子一枚下は地獄」と船乗りは言う。 この下は、落ちたら生きて戻ることは容易でない底深い海 運命は予測しがたく災難は誰にも降り掛かる。 海に消えた命を思う胸の痛みは、声にもならずまとわり付く。 二度とこの陽の光浴び海を駆けることが叶わない人を思い 鎮魂の祈りを口にするけど 重過ぎる現実に言葉は砕け散る。 ただひっそりと、この「喪失」を背負って行こう、罪の如くに。 元には戻らない傷口を固く押さえ、 それでも今また呟く 海に出よう。 【Long Version】…

  • It is Sunday today~白いセールは光の中

    It is Sunday today~白いセールは光の中 It is Sunday today~白いセールは光の中 今日は日曜、白いセールと海を散歩 北西の風が強い日々だったのが 今日はいつになく穏やか 春霞たなびく海は暖かだけど テルテールはしょんぼりしてる かすかな風を探して、あちこちふらふら 時折の南風に戯れては、波のまにまに漂う そうだ、大島を回ったら島かげでアンカリングしようか 頭を空っぽにして、煌めく海をずっと眺めていよう 柔らかな波は大きな手のように 優しく船を揺すりまどろみを誘う 猫のように気ままにに過ごす昼下がり 今日は日曜、白いセールは光の中 解き放つ呪文は知らなくても 心…

  • 冬の光の中で ICY COLD WORLD

    冬の光の中で ICY COLD WORLD 「身を切るような」とか「凍るような」という表現がある。 冬の海には現実の寒さとは別の 死の予感を孕む冷たさがある。 寒さが恐怖に変る瞬間、危険が擦り寄る 万全の準備で海に出るのはいつもながら、さらに用心を重ね臨む。 風は重くても安定している。 波はかぶりたくないけど、それならそれでアドレナリン全開。 「落水したら助からないか・・・」 挑戦は快感か恐怖か、自問するけど結局わからない。 厚い雲の下、寂しくも威厳ある冬の海に圧倒される瞬間。 憂いは波に洗われ大海に流れ落ちる。 今、ただ生きるため、命を燃やすためだけにここにいる。 違う人生を生きていい、つか…

  • リギン鳴る夕暮れ

    リギン鳴る夕暮れ 秋の宵、デッキでぼんやりお酒を飲む。 暑かった今年の夏、夢のように過ぎ去った冒険を思い出し 頬を撫でる風がすでに冷たいことに少し寂しさを感じながら 黄昏色に染まる空の下でほんのり酔う。 さっきまで船の修理をしていたヨット乗りたちもポツポツと帰ってゆく。 船としばしの別れを惜しむかのように 舫いを確かめたり、 何度も振り返り船への愛しさをにじませながらゲートの向こうへ消えてゆく。 夏の喧騒が去ったマリーナの夕暮れ すれ違うヨット乗りたち。 考える時間は ここには充分ある。 自由であることの感慨が湧き上がり 心は風に乗って見果てぬ海の彼方へ旅立つ。 かけがえのない時間を噛み締め船…

  • サンセットクルーズ

    サンセットクルーズ セールを揚げてシートを引いて風をつかんだら、 サンセットクルーズ!走り出そう、水平線の彼方めがけ お日様が海に飲み込まれ今日の終わりが近づく 明日もきっと会えるのに、まるで今生の別れのように赤々と燃えてサヨナラを告げる 長い一日もあれば短い一日の時もあった どんな時も、お日様は必ず生まれ変わり再生の朝が来る 今は人生の一コマ サンセットクルーズを楽しもう 風のキスを浴びて潮の香りを纏って、ずっと走り続けたい 孤独で静謐な時間が人生に豊穣をもたらす ひとり波音に耳を傾けるとき、忘れていた本当に大切な何かがキラリと光る お日様にまたね、と乾杯! 今日が明日を決める 風の中、全身…

  • 梅雨の海

    梅雨の海 挨拶の常套句で “うっとおしい季節” といわれる梅雨。 洗濯物は乾かないし、傘は荷物になるし・・・ でも6月、「雨の匂いのする海」に心惹かれる海の仲間は少なくない。 そぼ降る雨のなか、船を出す時のときの「切ないような胸のときめき」は遠い記憶の感傷なのか・・・。 雨具の後片付けを厭わなければ、薄い日差しは心地よく、 しっとりとした空気に包まれ波に揺られる気分は格別。 風が止まったり、セールが濡れて重くなるのは困るけど、 灰色の空に 心は妙に落ち着き、懐かしい気持ちなる。 そういえば大人になって「雨に打たれる」なんてことも無くなった。 小学生の頃は、迎えを待つのがもどかしく雨の中をずぶ濡…

  • 私の時間

    「私の時間」 海で過ぎる時間は陸のそれとは別物。 「時は金なり」 と常に労働時間の短縮が課せられ 大人になった私たちは意味ある時を過ごし 齢を重ねてきたと思っている。 思い起こすことはあるだろうか・・・ 時をお金に変える社会で生きながら お金を時に変えることはできない、 その不可逆性について。 人は必ず死ぬ。 生命は、時の流れと同じ 後戻りしない。 目的意識を持って積み上げた時間にだけ意味はあるのか? 思い出は尊く美しいけど、 生きている今この瞬間こそが歓喜! 積み重なる時間とは別の、ただ流れ過ぎていく時間がある。 人は何かのために生きているのではない、 ただそこにあるだけと考えると心が軽くな…

  • マストが星を連れて行く

    「マストが星を連れて行く」 水平線に 今、夕日が近づいたと思ったら あっという間にもう夜の帳が下りる さっきまで向こうで待っていた月がくっきり浮きあがる 眠気覚ましは用意した! 向かう先に闇が大きな口を開けている 新しい世界へ踏み込むように目を凝らす 夜光虫はキラキラ夢の花道 月が雲の間に隠れると星たちが騒ぎ出す 先人たちも見ていたであろうか同じ星空を 本能を研ぎ澄ます夜空と波の音 降り注ぐ流星 ためしに願い事を祈ってみよう 頭上でマストが星たちを連れて行く 遠く前方に緑の灯、赤い灯 どんな船が何を載せて行くのだろう どこから来てどこへ行くのか 姿も見えない灯火だけの景色 夜間航行、旅路はまだ…

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