技術独立ビザでオーストラリアへ移住、研究開発職に就く。メルボルン郊外在住。オーストラリア生活、仕事、投資、移民政策についてできるだけ正確に伝えていきたいと思います。
オーストラリアに不動産を5軒も持っている人――そう聞いてどんな人を思い浮かべるだろうか? きっと、とんでもない富裕層に違いない。 オーストラリアに移住して来た頃の私はウブだったので、そんな風に思っていた。 しかしその後、オーストラリアというゲームのやり方を急速に学び、彼らの生態を知るようになった今では、実は彼らは落ち着いた富裕層というより破天荒な人たちで、それでいて庶民と同じように経済的な不安を抱えていることが分かった。 最高で最悪のタイミング 年始に会った友人は、不動産市場が悪化するのを恐れていた。 シドニーの不動産がピークだった2017年頃に自宅を買ったからだ。 「売ったのは最高のタイミン…
シドニーの温暖な気候は屋外で食事をするのに向いている。 シドニーで働いていたとき、しばしば私は、弁当を持って外に出たものだ。 小春日和の気持ちのいい日だった。 職場近くの小さな公園にはジャカランダの紫色の花が咲き乱れ、テーブルに木陰を作っていた。 そんな幻想的な景色を私一人で独占できるわけがない。 そのテーブルには近隣の会社からやって来た人たち数名が同席していた。 私は難解な金融理論が書かれた本を開き、弁当を食べながら、同席者たちの会話を聞くともなく聞いていた。 彼らは投資について話しているようだった。 見知らぬおばさん「株価って毎日上がったり下がったりするでしょ? 私それ見るの嫌になっちゃっ…
私はオーストラリアに移住する前、一年近い充電期間を持った。 長期の海外旅行に3回出かけ、その間の期間には図書館やジムに通ったのである。 旅行は憧れのヨーロッパだ。(プラス韓国) 最初にマルタに降り立ったときの太陽が何と眩しかったことか。眼前に広がる地中海の何と碧かったことか。 だが意外なことに、海外旅行よりも図書館とジム通いをしていた時期の方が、充実感があった。 これは朗報だ。 充実した生活を送るのに必ずしも大金は必要ないということになる。 海外旅行もやり過ぎると、感動が薄れるのだ。 Job Hopping その頃、Evernoteというアプリが便利だと聞き、実際使っていたのだがイマイチ有用性…
永住ビザが失効する日を私は普段通り過ごした。 次にやることはすでに決めていた。 もう一度、Skilled Independent Visaを取り直そうと思っていたのである。 間もなく、「めんどくさ」と思いながら私はIELTSの準備をやり始めた。 ここで話は急展開する。 経緯は省略するが、私は日本の会社を去ることに決めた。 とある出来事を契機に、そこでの責任を果たしたと確信したからである。 「オーストラリアに移住する」と宣言して辞表を叩きつけたものの、実はその時点でビザを取れる保証はなかった。 だからもし失敗していたら、「オーストラリアに移住すると言って辞めたのにオーストラリアに行けなかった痛い…
技術査定の結果およびその他の必要書類をもってSkilled Independent Visaの申請を行い、数か月待つとVisa Grantedとなった。 (ここは盛り上がるべきところなのだが敢えて流そう。) Initial Entry 次にやることはInitial Entryである。 所定の期間内に一度オーストラリア入りしないと「移住するつもりなし」とみなされて永住ビザを失効する。 「永住ビザをドブに捨てた」というタイトルだから、Initial Entryをやらなかったというオチだと思われたかもしれない。が、普通にちゃんとやったのである。 このときはゴールドコーストとブリスベンを旅行した。 当…
リタイア後に移住したい国ランキングにおいて、最近ではマレーシアが上位になっているのをよく見かける。 かつてランキング上位の常連はオーストラリアではなかったか? 日本から年金を受け取り、オーストラリアで暮らす――そんなことが可能だった時代がある。 きっとランキングにも「実現可能性」がちゃんと反映されているのだろう。 オーストラリアの永住ビザ取得は年々難しくなっているし、そもそも物価が日本と逆転してしまった。 クロワッサン買える人なら投資ビザ取れるかも 十数年前、投資ビザは4-5千万円分くらいの投資で取得でき、「現実的」と思った記憶がある。(間違ってるかも。間違っていたらすいません。) それが今で…
オーストラリアでは、日本と違って物事はスムーズに進まない。 ビジネスをしようものならなおさらだ。 オーストラリアのAmazonで3か月間、物販をして経験した様々なストレスを紹介する。 関係者たち Amazon.com.auでの物販では、以下の会社・人物たちと関わることになる。 ①卸売業者 ②配送業者のサイト ③Newsagency ④配送業者と提携している自営業ドライバー ⑤購入者 ⑥Amazon Australia これらの関係者たちは悪意なく、いや悪意をもって少しずつあなたの精神を蝕んでいく。 ①卸売業者 卸売業者のスタッフが商品を足蹴にしていた(靴底を載せていた)のを見たことがある。 足…
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