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ジンを楽しみ ジンで遊ぶ https://www.cymagin.com

生活・食事の中にジンもいかがですか。国内外のクラフトジンなども含めてジンを紹介するとともにジンで色々遊んでいます。

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2019/05/08

  • 「長崎出島ジン デンノシン」 日本初のジン?を再現?妄想復刻

    長崎の出島に上陸した飲み助のオランダ人、母国のジンが懐かしかったのだろうか?。1812年、オランダ商館長ドゥーフのため長崎奉行所 茂(しげ)伝之進(デンノシン)が見様見真似(みようみまね)で造ったとか。そのジンを見様見真似で再現したクラフトジン。 見様見真似を、さらに見様見真似で再現しているので、「元々」をどれだけ再現しているのかわからない。「妄想復刻」とも紹介されている。現代風にアレンジしたともある。いずれにしても、昔も今もチャレンジする気概は大切です。 諫早市で180年の歴史を有する杵の川(きのかわ)酒造の作で、ジュニパーベリーをふんだんに使い、ボタニカルはコリアンダー、アンジェリカ等とな…

  • 「Secom ミントクラフトジン」 難読漢字:薄荷

    北海道のほぼ全域をカバーするコンビニ「セイコーマート」が提供するクラフトジン。オホーツク海に近い滝川町の和ハッカ農家が、「地域を応援してくれる会社に自分たちの大事な原料を使ってほしい」とセイコーマートへ相談したのがきっかけとか。 滝上町の和ハッカ栽培、100年以上の歴史がある。1930年代には世界の約7割を占める産業に発達し、メンソレータムの原材料として輸出もされていた。その後、合成ハッカなどの出現により激減したものの、今でも数軒のハッカ農家が歴史を受け継ぎ、新たな展開を提案している。そのひとつがジン。 和ハッカ(薄荷:ミント)、洋種ハッカと分類上大きな違いは無いらしいが、強い清涼感と爽快な味…

  • 「神楽南蛮クラフトジン湯沢・越後」 ジンジンきます

    商品名に「クラフトジン」とあるものの、湯沢・越後ともスピリッツで無くリキュール。湯沢の原材料にはジュニパーベリーとあるが、越後には記載が無い。本人がジンと言うのだから、ジンにします(いい加減なブログですし)。 新潟の伝統野菜「神楽(かぐら)南蛮」、簡単には紹介できないので、詳しくはネット検索をお願いします。ゴツゴツしたピーマンの様相で、本家の山古志(やまこし)、魚沼系、上越の3種類が市販されているらしい。 唐辛子の様に辛く、熟すと赤くなる。約20年前から「長岡野菜」の1種として世に出され、南蛮味噌などの様々な加工食品が提供されている、クラフトジンとしても。「湯沢」には、たぶん南蛮の切片が入って…

  • 「マカロネシアン ホワイト ジン」 大西洋の隠されたイッピン

    ミクロネシア:ハワイ諸島、ニュージーランド、イースター島を結ぶ三角地帯、サモア、トンガなども含まれる。ポリネシア:グアム、サイパン、パラオが位置し、小笠原諸島も含まれることがあるとか。メラネシア:パプアニューギニア、ソロモン諸島、ニューカレドニアなど。 ネシア(-nesia)は、諸島の意の接尾語として使われるが、「マカロネシア」はどこでしょう?。・・・・・大西洋です。アフリカ大陸北西の沿岸にあり、いくつかの諸島群で構成されている。このジンはカナリア諸島(モロッコに近いスペイン領)で造られている。 亜熱帯の温暖な気候の下で生育した多様な植物をボタニカルとして使用、公表されているもの以外にも非公開…

  • 「道後ジン」 今年の夏はこれ!、満足させます。

    「道後ジン」:検索すると「道後ジン 六媛(ろくひめ)」がヒットしてしまう。同じ愛媛県水口酒造のクラフトジン。「六媛」は麦焼酎をベースにぶどう「ピオーネ」、いちご「紅い雫」などをボタニカルとして使用している(下記)。 今回の「道後ジン」、酒粕由来の焼酎をスピリッツベースに、愛媛県産の柑橘(せとか、紅まどんな)、柚子(鬼北町産)、レモン(岩城産)、キウィフルーツ、七折小梅(砥部町産)、檜チップ(久万高原町産)、新宮茶などがボタニカルとなっている。 同じく愛媛産のボタニカルが特徴だが、スピリッツは米ベースの焼酎、多様な柑橘系を使用するなど、組成は全く違っている。が、両者とも創業120年の醸造技術に裏…

  • 「ストラスアーン オーク ハイランドジン」 ウイスキー蒸留所発のジン

    LiquorPage(リカーページ)、あらゆるお酒の情報を「分かりやすく丁寧に」発信するメディアとして知られている(利用しています!)。そこに、「ウイスキー蒸留所が手がけるクラフトジン」という記事があり、8銘柄が紹介されている。 ① ザ・ボタニスト(ブルイックラディ蒸留所:スコットランド)、② コーヴァル(コーヴァル蒸留所:アメリカ)、③ ヒュー(ヒュースピリッツ蒸留所:アメリカ)、④ キュロ(キュロ蒸留所:フィンランド)、⑤ ズイダム(ズイダム蒸留所:オランダ)、⑥ グレンダロウ(グレンダロウ蒸留所:アイルランド)、⑦ コッツウォルズ(コッツウォルズ蒸留所:イングランド) ①~⑦、全てこのブ…

  • 「BEAR'S BOOK(ベアーズブック)ジン」 こっちの「クマもん」も頑張れ!

    遊び心満載、熊本「高橋酒造」のクラフトジン。高橋酒造 は球磨焼酎(米焼酎)の「白岳」や「しろ」を販売するトップクラスの醸造元。しかし、このジンのベーススピリッツは焼酎系ではない。 4年間の試行錯誤の結果、焼酎を捨てた。ニュートラルスピリッツ(中性スピリッツ)を使用している。醸造用エタノールだ。ボタニカルの風味を最大限現すためには、クリアなニュートラルが必要だった。 焼酎メーカーでは無く、酒造りのプライドを優先させた。ボタニカルは柑橘(ゆず、不知火)、相良茶、小国杉、生姜、椿などの熊本素材が使われているが、ビックリなのは「米の籾(もみ)殻」。 かつて、りんごのパッキング等にも使われていたが、確か…

  • 【 外ジン(ジン以外のお酒)】 宮城の日本酒:泥酔の「わらしべ長者」

    ジンは主にネット注文ですが・・・、呑んだ品を再度頼んでしまう!と言う「おバカ」をやってしまった。一応、エクセルで入手リストを作っているのですが・・・。予期せぬ出費、それ以上に自分の「おバカ」に落ち込む。 その活用法(逃避法)として、お世話になっている方に押しつける・・・(ジンの普及と称して)。お送りして、あ~サッパリとしたと思ったら、三倍返しの「お返し」が。宮城のお酒3本がつまみの「ほや」と一緒に届いた。わらしべ長者!恐縮 黄金澤(こがねさわ)、日高見(ひたかみ)、乾坤一(けんこんいち)。以前、日本酒とジンのカクテルを紹介した(下記)。ジンのブログなので、それぞれの日本酒でカクテルを作ってみた…

  • 「南部美人 クラフトジン」 東北人(ジン)にかぶれました!

    「南部美人」、120年の歴史を持つ岩手県二戸市の老舗酒造メーカー。HPを見させて頂いた。日本酒のラインナップも含めてシンプルだけれども、画像も含めてセンスが良い。「南部藩」:岩手県北部を中心に、青森県や秋田県の一部を支配した南部氏に由来する。 東北人、素直です。醸造元のコメント「コロナの影響で日本酒の需要が減り、酒米を栽培する生産者へご迷惑をかけしないために、新たな酒類製造に挑戦した」と打ち明け、ジンやウオッカを送り出している。 そして、このジンのボタニカル、なんと「漆(うるし)」が使われている。あのかぶれる漆です。漆、二戸市は国内の7割の生産量があるという。北日本には各地に漆文化があり、この…

  • 「ノーデン ドライジン ドルンカート」 こだわりのドイツ

    製造元の「ベレンツェン Berentzen」社、創業250年のドイツ最大級のスピリッツ・リキュールメーカー。北部の古都ハーゼルンネに本社がある。スピリッツの「ドルンカート」、リキュールの「アプフェルコルン」が自慢の銘柄らしい。 しかも、安い。この「ノーデン ジン」は700mlで税込み1,815円だ。ただ、廉価な品のあるあるで、中身が良くわからない。「小麦由来のスピリッツにジュニパーベリーやレモンピールを原料に使用しています」・・・説明も廉価だ。 栓やラベルも含めて造りはしっかりしていて、価格を聞かなければ、高級品にも見える。苦みと爽やかな柑橘系の風味、とても飲みやすいドライジン。炭酸割りは夏の…

  • 「サクラオ 桜尾 ジントニックテイスト ノンアルコール」 たぶん美味しい

    桜尾のジン、広島の美味しいクラフトジンとして紹介した(下記)。そこの350mlジントニック缶、何とノンアル。ノンアルなのでジントニック「テイスト」としているのか。ノンアルのジントニック、ここまで来たかのジンブーム。 実は・・・私飲んでいません。知人Sが飲んだ感想とともに、空き缶を届けてくれた。アルコールも入っていないし・・・飲まくても良いか。と言うことで、飲まないで紹介するのはこのブログ史上初めてかも(大げさ!)。 知人Sの感想「甘すぎないドライな感じとトニックらしい苦みがある。ライムの風味もしっかりしていてて、食事と合わせるソフトドリンクとしては高評価。ただノンアルなのでパンチは当然ないし、…

  • 「ジン オブ ファイヤー シトラス」 もったいない

    「インスタ映え」すごい。ブルーの液体も綺麗だが、ボトルを振ると凄まじいことになる。キラキラとしたラメと言うより「微粒子」が乱舞する。雲が入り乱れる様相、金箔入りの酒のレベルではない。宇宙を感じさせる世界観だ。 こんな驚きなのに、パフォーマンスが無い(もったいない)。日本の販売サイトの説明も「ボトルを振るとラメが舞う」程度だ(もったいない)。スペインのジンで、海外のサイトを見てもイマイチだ(もったいない)。 ボトルを振る前に飲んでみる。あっさりとしたシトラス感が夏に合う(色も)。スペインのクラフトジンらしい晴れ晴れとした美味しさがあるのだが、ボタニカルなどの情報が得られない(もったいない)。 ボ…

  • 【合せジン】 「蕎麦湯」割りにしてみました。最高の罪悪感

    直近で「& SOBA GIN(蕎麦 ジン)」を紹介した。ちょうど休日の昼食が蕎麦だったので、蕎麦湯割りにしてみた(昼から・・・罪悪感)。暖かい蕎麦湯に「粋ジン」、なかなかです。ただ、かき混ぜながら飲まないと、沈殿してしまう。 老後の楽しみ・・・地元の古くからの蕎麦屋に(日の高いうちから)ぶらぶらと出かけ、ざる蕎麦か鴨南蛮を食べながら日本酒を2~3合、とろ~とろ~と一時(いっとき:2時間くらい)をだらしなく過ごす・・・最後はちょっと熱めの蕎麦湯を頂いて帰途につく...。健全な罪悪感だ。 蕎麦湯割りロックも試みたが、暖かい方が良い。それでも蕎麦には日本酒かな?。家に帰ってから一眠り、寝覚めには 「…

  • 「& SOBA GIN(蕎麦 ジン)」 &&&&&&&&&&&&

    長野県南佐久郡「黒澤酒造」のクラフトジン。黒澤酒造については、以前に「黒澤白樺ジン」を紹介した(下記)。SOBA GINは米ベースのスピリッツに、ボタニカルとして長野県のそば茶、ミョウガ、杉の葉などが使われている。 自社で採取した白樺の樹液も添加していると言う。ラベルのブツブツは「そばの実」か。商品名の「&」がわからない。HPにも説明がないので勝手に解釈した(蕎麦を食べる時、ソバに置いて、一緒に飲め?)。 このジン、意外と情報が無い。ソバをボタニカルに使うというオリジナリティをもっと宣伝しても良いと思うのだが・・・。飲んでみる。結構甘い。ソバの甘さか?、白樺シロップの甘さか?。炭酸で割ると美味…

  • 「シティーハンター XYジン ブラックゴールド」 昭和のスリリングショット

    醸造元「光武酒造所」は以前にも紹介した。このジンと真逆なシチュエーションとして(下記)。「シティーハンター」、1980年代「週刊少年ジャンプ」連載の北条司氏によるコミック。単行本の累計は4600万部とか。 私はあまり繋がりがない。当時、こういった傾向は避けていたのかも知れない。これとコラボしてジンの商品を作り出す・・蔵元、よっぽどのファンか?。とにかく、派手なラベル。これが売れるか、結構スリリングだったと思う。 ボタニカルは、トマト、ホーリーバジル、カモミール、レモングラス。ジュニパーベリーをヒッコリーのチップで燻蒸することで、仕事人冴羽リョウが纏う、コルトパイソン357の硝煙の香りを表現して…

  • 「ミッケラー ネイビー ボタニカルジン」 57%の芸術作品

    デンマークのミッケラー、 クラフトビールのパイオニアと称されるブルワリー(ビール醸造所、ワインだとワイナリー)。自前の醸造所を持たないファントムブルワリーとして知られ、芸術的な仕様は、いかにも「北欧」。 そのミッケラーが造ったクラフトジン。オリジナル(緑ラベル)はalc.44%、このネイビーラベルは57%と言うコワモノだ。18 世紀頃、イギリス海軍(ネイビー)がが飲んでいたのがalc.57%だったとか。ラベルの色もネイビー?。 ラベルも芸術的。体を突き抜ける腕、これが何を意味するのか・・・色々と考えさせてくれるのが芸術?。アメリカのアーティスト、キース氏のイラスト、ラベルやパッケージだけでなく…

  • 「サントリー ジン 翠 1.8L ペットボトル」 神になる?

    スーパーのスピリッツ売り場に立ち寄ったら、見慣れぬペットボトルが・・・なんと「翠」の一升ペットボトルだ!。「翠」、販売好調と聞いていたが、ついにPB。中身が認知されたので、ペットボトルでも大丈夫と判断したか。 「翠」については、これまでも紹介してきたし、【づけジン】のベース等でもお世話になってきた。ペットボトル、大歓迎です。コスパも当然良い。700mlガラスボトルと比べると94%程度。諸物価高騰の折、ありがたい。 当然、中身も変わらないと思うので、安心して飲む。スッキリして美味しい、日本のジン文化を創る「酔神」です。 ジャパニーズ ジン 翠 -SUI- 1800ml posted with カ…

  • 「フィーバーツリー トニックウオーター」 (3回にわけて紹介)その3 フィーバーツリーはキナの木?

    先に、フィーバーツリーの派生プレミアル・トニックウオーター6種類を紹介し、詳しくは後日と書いた。その第3弾。今回は【トニックウォーター】と【ソーダウォーター】 【トニックウォーター】単なるトニックウオーターでは無い → プレミアム。天然水を使用し、人工甘味料、人工香料、保存料を一切使用しないプレミアムな液体。「翠」と合わせたジントニック、何とも高貴な感じがする様な・・・気持ちになります。 【ソーダウォーター】ミネラルの少ない高品質の軟水を使用し、高ガス圧できめ細かな泡を作りだし、繊細な香りと口当たりの良さが特長とか。ほかのトニックウオーターと比べると、甘くなくあっさりとしている。 社名のフィー…

  • 「フィーバーツリー トニックウオーター」 (3回にわけて紹介)その2

    先に、フィーバーツリーの派生プレミアル・トニックウオーター6種類を紹介し、詳しくは後日と書いた。その第2弾。今回は【ジンジャービア】と【ジンジャーエール】 【ジンジャービア】アイボリーコースト(コートジボワール)のグリーンジンジャーなど3種類のジンジャーを使っている。若干の濁りがある。「翠」と合わせたジントニック、生姜の辛み満載、シャキッとします。 【ジンジャーエール】こちらもアイボリーコーストのジンジャーを使用している。ジントニックにしてみた。程よい生姜風味と爽やかなシトラス感、夏のテラスで・・・。そのまま飲むと、ちょっと高級なジンジャーエール。 「ジンジャー = 生姜」と言うことだが、何と…

  • 「フィーバーツリー トニックウオーター」 (3回にわけて紹介)その1

    先に、フィーバーツリーの派生プレミアル・トニックウオーター6種類を紹介し、詳しくは後日と書いた。その第1弾。今回は【メディタレーニアン】と【エルダーフラワー】 【メディタレーニアン】メディタレーニアンは「地中海」のこと。コンゴ共和国のキナや地中海地方のシトラスとハーブのエッセンシャルオイルを使っている。「翠」と合わせたジントニック、癖が無くほんのりフローラルな香りが素敵です。 【エルダーフラワー】コンゴ共和国のキナとエルダーフラワーを使っている。エルダーフラワーをボタニカルとしているジンは何点か紹介してきた(下記)。ジントニックにしてみた。飲んだ瞬間三ツ矢サイダー(ちょっと苦み走った)。 日本…

  • 【 外ジン(ジン以外のお酒)】 焼酎「ブラックストーン 10年貯蔵」 酒粕はジンを旨くする

    ジンばっかり「たしなんで?」いると、時々他の酒類が飲みたくなる。お返しに頂いた焼酎「ブラックストーン」10年貯蔵を飲んでみた。秋田発酵工業株式会社(オエノングループ)の酒粕(粕取り)焼酎。 調べてみたら結構なお値段(5000円越)、恐縮してしまった(お返しにしては・・・)。ブログに載せようか迷っていたが、掲載即決。飲んでみました、とろ~っとした新感覚の焼酎。米でも芋でも麦でも無い、大吟醸を想わせる焼酎です。 これまで酒粕をベーススピリッツとするジンも紹介してきた(いくつかを下記)。ベースでありながらも、ボタニカル的な要素もある酒粕の風味はひとつの領域かもしれない。勉強しました。 ブラックストー…

  • 「まさひろ オキナワジン バーテンダーズバッチ 2021」 三代目は難しい

    沖縄の「まさひろ ジン」、これまでに3種類を紹介した。「オリジナル」と「バーテンダーズ バッチ」の2019と2020。いずれも沖縄独特のボタニカルをふんだんに使っていて、記憶に残るイッピンでした。今回は、バーテンダーズ バッチの第3弾「2021」。 今回のバーテンダーは沖縄の2人、ボタニカルの選定からブレンドまで試行錯誤を重ねて造りだしたとか。ジュニパー以外のボタニカルは・・・・沖縄の今帰仁(なきじん)産のスイカ、宮古島のフェンネルの花、沖縄山原(やんばる)産シークヮーサー。 第1弾、2弾と比べるとボタニカルはちょっと淋しい、alc.も47%から40%とマイルドになっている。このジンのテーマは…

  • 【づけジン】 ミツバを浸ける 過ぎたるは・・・

    ちょっと前に「芹(せり)」の【づけジン】を紹介した。今回は同じ香味野菜の「ミツバ」。芹と同様に、茎と葉20gをドーバージン200gで浸けた。半日浸け、濾(こ)してから冷蔵庫に入れたのが3枚目の写真。それなりの色が出ている。 ミツバの味はするが、爽やかでも軽やかでも無い。ミツバを入れすぎたのかもしれない。結構青臭い。炭酸で割っても雰囲気はあまり変わらない。 市販されているミツバは水耕栽培したもの。ミツバは日本各地や東アジアに分布し、庭の雑草としても見かける。こちらは、香りはミツバでも、結構硬そうで食べる気にはならない。 ミツバをボタニカルとして使っているクラフトジンがある(下記:伊勢神)。かなり…

  • 「ノルマンディア ジン」 ブラヴォー ヴァイキング カルヴァドス

    フランス北西部に位置するノルマンディ、「ノルマンディ上陸作戦」でその名を思い起こすが、ちょっとググってみたら、古来からの壮大な歴史に圧倒された。このブログで語るには恐れ多い。ひとつだけ、ノルマン人は「ヴァイキング」です。 このジンのベーススピリッツは、りんごを原料とする蒸留酒「カルヴァドス:カルバドス (calvados)」。ノルマンディ地方で造られることが条件で、他地域で造られたものはカルヴァドスを名乗ることができない。【その他】は一般的に「アップルブランデー」と称される。 この地でカルヴァドスやシードル(りんごを使用した発泡酒)を生産する大手ブランド、ドメーヌ・コクレルが造るクラフトジン。…

  • 【づけジン】 芹(セリ)を浸ける セリは根です

    久々の【づけジン】。セリを浸けてみました。セリをボタニカルにしているジンもあり「下記:欅(けやき)」、気になっていたのですが、やっと実現しました。「きりたんぽ」に使うときは、根も一緒に入れるのがポイントとか。そこで、 茎葉と根、別々に(20gにドーバージン200g)浸けました。半日浸け、濾してから冷蔵庫に入れたのが3枚目。それなりの色が出ている。当地で使うのは岩木山麓で作られる「一町田」のセリ。バイオ技術で赤い色素を抜いた綺麗なセリとか(未確認)。 茎葉の方は「セリ」味で、炭酸で割っても香り高く美味しい。根の方はセリの香りとともに根っこ味の出汁が何とも美味しい。明日は残ったセリを使ったきりたん…

  • 「ル・ジン カルヴァドス・カスクフィニッシュ」 ジンの樽づけは?

    カスクは「樽貯蔵したよ~」ということ。オリジナルを下記に示したので、説明は簡単に。カルバドス(りんごの醸造酒)の名門が手がけたブランデーベースのクラフトジン。オリジナルの美味しさにはビックリしました。 そんな「ル・ジン」を樽貯蔵したボトル。6ヶ月間樽に込められた数量限定の一品とか。オリジナルと比べると、ラベルの下には「金色」のプレミアム表示がある、高級感ありで、封を切るのに若干の戸惑いが生ずる。 樽貯蔵されたジン、これまでも数点紹介した。付加価値、チャレンジ・・・、ジンの多様性は貴重ですが、ちょっと微妙かも。それなりに美味しいのですが、ジンとしてはカスクされていないオリジナルな方を飲みたい。 …

  • 「道後ジン 六媛(ろくひめ)」 雛祭りに

    六媛の媛は「愛媛県」の媛、46都道府県の中で「愛媛」は最高のネーミング(私的に)。青森は2番目で良い。そんな愛媛のクラフトジン。「六」は松山市などの6市町が連携した『まつやま圏域未来共創ビジョン』の6。 その6市町の特産品を集めて作ったのが「道後ジン六媛」。ベーススピリッツ(アルコール原料)も愛媛県産の「はだか麦」を使用した麦焼酎を使用している。そして6ボタニカル・・・松山市のぶどう「ピオーネ」、東温市のいちご「紅い雫」 さらに、伊予市の「中山栗」、砥部町の「七折小梅」、久万高原町のりんご「ふじ」、松前町の「はだか麦」が使われている。製法にもこだわり(詳しくは下記紹介などで)・・・結果的に香り…

  • 「榊 sakaki XV」 神はGINと読みましょう

    榊(さかき)ジン、和歌山県「プラム食品株式会社 紀州熊野蒸留所」のクラフトジン。外箱やラベル、なかなか凝った代物(神々しい)。和歌山県と言えば梅(プラム)、この会社も梅酒など、梅製品が主体となっている。 榊ジンにはXV(15)、XIX(19)、XXV(25)がある。この数字はボタニカルの数らしい。XV(15)は和歌山県を代表する南高梅、温州みかん、柚子、すだち、山椒を含むボタニカル15種類を用いている。梅と柑橘の香るジンなのか?。 榊、古くから神事に欠かせない常緑の植物で、神と人間の境に立つ木ととされている(境木→榊)。玉串として使われることも多い。寒冷地の当地では全く馴染みがないが、西日本な…

  • 「ゴードンジン グリーン」 世界で一番呑みやすいジンかも

    逆輸入品の「ゴードン」はグリーンボトル。20世紀初頭、オーストラリアに大量輸出した透明ボトルが好評だったことから、海外向けは「透明」、英国国内向けは(従来からの)「緑」と言うことになったらしい。 世界展開されているゴードンなので、地域(国)ごとに色々な形態で販売されている。日本にはalc.37.5%と43.0%がある。グリーンボトルは37.5%。ゴードンのボタニカルは秘伝とされ、個々(国ごと?)のジンの内容もわからない。 手元に透明ゴードンがないので比較できないが、グリーンボトルは実に呑みやすい。ジュニパーの苦みもまろやかで、ほんのりとした甘さも軽やかだ。ストレートでも飲みやすい。コスパも良い…

  • 「北海道クラフトジン 北水鐘(きたすいしょう)」 田中邦衛さんに捧げる

    「水鐘」? ネットで検索しても良くわからない。ジンの説明では「鐘(かね)を衝いた時の音が水面に波紋として広がっていく」とあり、ボタニカルの香りや余韻が広がっていく様を表現しているらしい。 北水鐘の「北」は北海道。ラベルには丹頂鶴。ジュニパーベリー等5種類のベースボタニカルに加え、北海道ならではの6種類の地域ボタニカル。赤紫蘇(白糠町:しらぬか)、アップルミント(妹背牛町;もせうし)。 さらに、昆布(礼文島)、男爵イモ(美瑛町:びえい)、シーベリー(むかわ町)と北海道産米の吟風(ぎんぷう)とか。ジャガイモとか米をボタニカルに使うのも面白いが、シソ、ハーブ、昆布・・・全体に不思議な組み合わせ。 呑…

  • 「日の丸ジン 蔵風土 ソーダ缶」 計画的販行;缶ペキ、完璧

    ベース(本体)となる「日の丸ジン 蔵風土」については、【いかにもクラフトなジン】として下記に紹介した。2022.8、本体からわずか1ヶ月遅れで缶が販売されている。これは「計画的な犯行(販行)」だ。 本体の「日の丸ジン 蔵風土」に単にソーダを加えて作った?。ちょっと不確かな情報だが、本体のボタニカルにも使われている「福来(ふくれ)みかん」の果汁を追い足ししている?。とか 飲んでみた。落ち着いた柑橘感(オレンジやレモンとも違う)に、程よい苦み。本体と比べると、薬草系の風味がやや強く感じる。日本のクラフトジンの今を表現しているようで面白い。この缶、追い足し注文しました。 日の丸ジン 蔵風土 ソーダ缶…

  • 「キング オブ ソーホー ドライジン」 ドライジンの王道、キングです

    キング オブ ソーホー・・・って何?、誰?。「ソーホー」、ロンドンのシティオブウェストミンスターにあり、かつては歓楽街として栄え、その後レストランやメディア企業などによるお洒落な街となり、今やトランスジェンダーを象徴する地ともなっている。 その「かつて」のソーホーの夜のビジネスで成功し、英国で一番の金持ちとなったのがポール レイモンドで「キング オブ ソーホー」と称された。ジンの名前にも使われる位なので、畏敬の念もあったのでしょう。 青色の素敵なボトルと歴史的なネーミング。結構な辛口なのに出汁(だし)味のような「含み味」が何とも言えない。4回の蒸留でドライ度高め、12種類のボタニカルの組合わせ…

  • 「日の丸ジン 蔵風土」 クラフトの玄人(くろうと)

    茨城県那珂市「木内酒造」のクラフトジン。「蔵風土」はクラフトを文字っているのだろう。が、木内酒造が200年の歴史を持つ酒蔵として、「蔵の風土」を背負って造り上げたジンであることを謳っているのであろう。 いかにもクラフト。外箱は内面が真っ赤なアート仕様だし、ボトルの形状も洒落ている。よく見ると、字体にも細かな装飾が施されている。図柄は日の丸をバックに、鳥が麦穂をくわえている。木内酒造の地名にある「鴻巣」コウノトリ?。 飲む前からのクラフト圧、中身も期待したい。国内製造のスピリッツと12種のボタニカル(福来みかん、柚子や山椒など)で造られたオリジナルジンに、古来より日本酒造りに使われる杉樽で熟成さ…

  • 「グレンダロッホ ワイルド ウインター ボタニカル ジン」 生き残るための知恵

    「多様性」や「個性」を主張するクラフトジン、地域を表現する銘柄も多いが、その地域も季節によってうつろい行く。そんな四季を具現化したのがアイルランドの「グレンダロッホ」。春・・夏・・秋・・冬。今回完結しました。 春を紹介したのが4/25、それから夏(7/25)、秋(10/11)と来てのウインター。この1年、世界は重く・・・長かった。春には想像できなかった記憶に残る1年、ブログで付き合ってくれたグレンダロッホ、感謝 ウインターのボタニカルは、ベイマツ、オウシュウアカマツ、ニワトコの実、スローベリーの果実、ナナカマドの実(ローワンベリー)、ウッドセージ、ハナウドの種、野生バラの実、カキドオシ(シソ科…

  • 「アロマージュ ジン」 美容室系?

    茨城県北部、筑波山近くで造られたクラフトジン。約300年の歴史を持つ「来福酒造」作(福来る!)。ボトルは厳か(おごそか)。しかも、よく見ると、黒のラベルには多くの黒い図柄が描き込まれている。 私の撮影技術では、この図柄を十分表現できない(現物を見てください)。商品名は「アロマージュ、 「Aroma(香り)」と「Marriage(結婚)」を合わせたもの。結構響きの良い言葉なので、美容室などの店名にも使われている。 アロアージュ!、マダムの強烈な香水か?、ボトル姿からも「美容院系のジン」か?。呑んでみました。大丈夫です(何が大丈夫?)。美味しいです。マダム感も焼酎感も日本酒感も無く、さっぱりとした…

  • 「ジーヴァイン ジン ノエゾン」 コニャック系ジンはお湯割りで

    以前、ブドウをアルコールの原材料(スピリッツ)とする フランスのコニャック系?ジン「ジーヴァイン フロレゾン」(下記)を紹介した。その流れを汲む「ノエゾン」、これも生粋の「ブドウ」ベースのジンです。 nouaison〈仏〉ヌエゾンは日本語にすると「結実」。ワインの用語では、「ぶどうの実がなること」を指すとか。ノエゾン、実に響きの酔いフランス語です。しかも、シックなブラックスタイルで、高級感が漂う。 ボタニカルは、ジュニパーベリーなど基本的なものを含めた14種類。サンダルウッド(香木の白檀:びゃくだん)、ベチバー(イネ科、香水に使われるハーブ)など、聞き慣れない代物も。複雑でスパイシーな仕上がり…

  • 「カバラン バー カクテル ジン&トニック」 アジア缶、アジア感

    台湾のジン「カバラン」、下記のブログで「暑い日にプールに飛び込んだときのような、すがすがしさと優雅さを感じられるジン」として、また、ジンは「琴酒」と書く(禁酒ではない)ことなども紹介した。 その「カバラン」を使ったジントニック缶。原酒の柑橘類の香りを活かした爽やかな味わいと紹介されている。また、自然豊かな台湾「雪山」山麓の伏流水を使用しているとのこと。サッパリ感、期待です。 微妙です、甘さと香料がちょっと気になりました。原材料を見ると、糖類、香料、酸味料が含まれている。含まれていても構わないが、元々の美味しい「カバラン ジン」の良さがイマイチかな。 ボトルに少し残っていた「カバラン ジン」を飲…

  • 「ローンウルフ ジン 新々スペック」 三代目 G ソール ブラザーズ

    「ローンウルフ ジン」の新スペック。このブログを始めてから、これほど豹変したジンはない。豹変でなく、狼変ですが・・・。ジン銘柄の紹介等は一代目、二代目のブログを見ていただきたい(下記)。 私にとって三代目ですが、もっと代を重ねているのかも。新スペックになるたびに、ボタニカルの組成も微妙に変化しているらしい。が、日本のネット説明は、まだ二代目のもの?(写真は三代目になっているのに)。 私の検索力では、海外の情報が最新かどうかわからない。そこで示されているボタニカルは、ジュニパー、スコッツパイン、グレープフルーツとレモンの皮、コリアンダーシード、カルダモン、アンジェリカとオリスの根、 さらに、レモ…

  • ジンベースの「スリングショット」 口の中でカクテルを作る?

    シュガーシロップのカップを大きくした様な容器(30ml)、中が螺旋(らせん)状に2室になっている。それぞれの室には、異なったリキュールが入っていて、ラベルを剥がして、2室の境の所から呑むことで口の中で混ぜ合わされる。 「ショットリキュール」と言うらしい。紹介文では、映えるパーティーコンテンツとして若い人に人気があるという。ジンベースには2品あって、「レモンブルーベリー&ミント」「メロン&キューカンバー」。 蛍光色の色合い、口の中で混ぜるという「得体の知れない代物」、ちょっと躊躇しながら飲んでみる。レモンブルーベリーとミント、かなりケバいです。甘くて香料がきつい。メロンとキューカンバー、キュウリ…

  • 「赤鳥居 プレミアム ジン」 まだ初詣に行っていない方のために

    「赤鳥居」の「オリジナル」については、2年前の正月に紹介した(下記)。今回は「プレミアム」。黒ボトルになって、赤い鳥居が神々しい。株式会社「竹光酒造場」や赤鳥居については、「オリジナル」の記事を見ていただきたい。 「オリジナル」のボタニカルは、ジュニパーベリー、レモンピール、オレンジピール、杉の皮、日本茶(佐賀の嬉野茶)の5種類でした・・・・、「プレミアム」は、山椒、シナモン、バニラビーンズ、わさび葉、海苔、牡蠣殻を加えた11種類。 数が増えたから美味しくなるという訳でもない。が、比べて呑んでみると「プレミアム」は複雑に数段美味しくなっている。焼酎系の癖も無く、ボタニカルを堪能できる。牡蠣殻の…

  • 「未来ヅクリ2021」 未来をつくりましょう

    呑み助にとって、時々戸惑うときがある。その酒の「作り出された想いとか経緯」があまりに崇高で、こんな私が飲んも良いのだろうかと思う時です。クラフトジンには、こういう事例が結構ある。このジンもそんな一品です。 結果的には呑んでしまうので、その想いは初めだけ。コロナ下、余ったクラフトビールをクラフトジンに造り替えた、ストーリー性満載のジン。ビールの消費期限は短いのですが、蒸留酒のジンに期限は無い。 想い等については「余剰クラフトビールを蒸留したクラフトジン」「余ったビールがクラフトジンに大変身」を見ていただきたい(かなり詳しい)。私の興味は、むしろラベルの緑がかった生物は何?と味。興味津々です。 こ…

  • 「サンセット ヒルズ ジン」 つまみはカボチャ?

    冬至です。サンセット「日の入り」ですが、今日が最も早い訳ではありません。当地の12月22日(冬至)の日没は午後4時12分ですが、さかのぼる12月8日の日没は午後4時6分です。その時から6分くらい遅くなっています。 逆に、今日の「日の出」は午前6時58分ですが、今後も遅くなって来年1月4日の7時1分が最も遅い。日の出と日の入りの最高点はズレるものの、昼間の長さは、今日の冬至が一番短い。 そんな冬至の日に飲む「サンセット」ジン。 アメリカのバージニア。1934年創設で、ボタニカルは、ジュニパー、アンジェリカ、コリアンダーシード、オリスルート、スウィートオレンジ、レモン、マヌカベリー、カワカワの葉、…

  • 純正「エンジン® オーガニックジン」 やばい 絶対飲んではいけ・・・ます。

    色々なジンにビックリしてきたけれど、これほどの衝撃ははじめて!。これ、ジンですか?。相当に「ふざけた」ネーミングとボトル「缶」。日本では絶対に認められない?クラフトジン、イタリアのアルプスの麓ピエモンテ州産。 作り手が酒造、飲食業界で名の知れた名士で、マーケッティングにも秀でたマルチタレントとして活躍しており、しかも、バイク好きでツーリングを趣味とする・・・・・ことから生まれたオイル缶?に入ったジン。相当にやばい。 危険テープで封印されたスクリューキャップを開けて注ぐ。一気に注がないと不規則に垂れる「オイル缶」の特徴まで備えている。わかっていても、オイルやガソリンを飲むのか・・・と気が引き締ま…

  • 【合わせジン】ホッピーにジンを合わせる。北国の微妙な反応

    先日に寄った、酒の「やまや」のジンコーナー、「ジン×ホッピー」のPOP(ポップ)。お世話になっている「やまや」さんなので、早速ホッピーとサントリーの「翠」ジンを購入しましてチャレンジしてみました。 「ホッピー」、北のこの地ではかなりマイナー、飲み屋にもほとんど置いていない。私も、「ホッピー」って何?です。ネットでは「ビールテイスト、alc.0.8%で、焼酎などの割り剤として、香ばしさを楽しむ」とある。 POPに提示されている混合レシピで呑んでみる。かなりビール感の苦みがあり、ジン愛好家としては微妙。ジンの苦みとホッピーの苦み、合わせる必要あるのかな?。実は、ジンをビールで割るカクテルがあります…

  • 「ピルツァー ジンピルツ ドライジン」 そだね~、もぐもぐ

    イタリアのクラフトジン、このおシャレ感、さすがのイターリャだ。洗練された青いボトルに白い外箱の装い。細かく見ると、ボトルや外箱にも細かい表情があるのだけれど伝えきれない。一言、「あか抜けて」います。 その中でも目を引くのがラベルの丸いデザイン。何となく見たことがある・・・・カーリングの的(まと)です。関係者がカーリングのピョンチャンオリンピアンであるらしい。ストーリーもデザインに反映されている!。 ジュニパーベリーをはじめ、原材料がすべてイタリア産。イタリアを表現したジンと紹介されている。呑んでみる。イタリアのジンはかなり楽天的?なものもあるのですが、このジンはオーソドックス。柑橘系や、ラベン…

  • 「ドライ ホップ ジン」 ホット ジンで、ほっと

    佐賀県のスティル・ダム株式会社 楠乃花(くすのはな)蒸溜所で造られたクラフトジン。先にスティルダム ジン(スタンダード)を紹介(下記)したが、このジンは醸造元は同じであっても、風味も含めて全く別物でした。 佐賀市にあるクラフトビールとクラフトジンのお店「ギブ&ギブン(Give&Given)」のオーナー林氏が開業5周年を記念して企画・監修したオリジナルクラフトジンとか。地元の酒好きによるコラボなのでしょう。 嬉野(うれしの)産紅茶、武雄(たけお)産レモングラス、佐賀海苔など、地元産を含めた15種類のボタニカルが使われている。商品名のホップは本籍地京都産与謝野カスケード生ホップを使ったとある。林氏…

  • 「アムルット ニルギリ インディアン ドライジン」 インド産、おおらかな優しさ

    販売サイトには「パンチがある」「スパイシー」と言った言葉が。そんな刺激的な表現はインド産で「インディアン」の名が付けられているからか?。呑んでみる。スパイシーではあるものの、強烈と言うほどでは無い。 先入観があったこともあり、最初は物足りないくらいに感じた。が、呑むにつれ、軟らかく調和の取れた、優しさに惹かれる・・・。インド、行ったことはことは無いけれど、この包み込む様なおおらかさが魅力かも。 日本人にも受け入れやすい感覚だ(人にもよるけれど)。インド南部、アムレット蒸留所のジン。10種類のボタニカルを使っている。が、ニルギリ、キンマが特徴。ニルギリはその地でつくられる紅茶。 キンマはコショウ…

  • 「クレセント ジン」 和食に最高です。くまモンの秋!

    熊本は「繊月(せんげつ)酒造」のクラフトジン。180年の歴史ある「米焼酎」を得意とする老舗で、近年は輸出でも高い評価を得ている。HPを見ても、歴史を感じさせながらも、あか抜けたセンスのあるパフォーマンス。 当然のことながら、米焼酎ベースのジン。ネーミングもさることながら、デザインも、そのセンスに脱帽です。風味もぴったりのセンスで、楽しく、気持ちよく、秋の夜長にゆったりと味わえるイッピンです。 ボタニカルは熊本産を主体に、ジュニパーベリー、生姜、柚子、山椒、甘夏、ヒノキ、コリアンダー、茶、シナモンですが、米焼酎と違和感なく組み合わさり、和のジンを表現している。ちょうど「お刺身」の夕食でしたが、合…

  • 「VL92 ジン」 理想の会社像!? しかも大企業

    奇抜なボトル。弁慶の頭巾の様なイデタチに凧糸が絡み、ラベルの下まで伸びている。オランダの新進気鋭のデザイナーが手掛けるジン、製造もオランダ。「VL92」、1世紀以上前にオランダからイギリスへの貿易に使用されていた船名とか。 今、このジンはオランダからイギリスに進出!。ベーススピリッツがしっかりしている。麦芽、ライ麦、コーン・・・もろ「穀物」です。それにボタニカルが乗っかっている。アンジェリカ、アプリコットの種、ビターオレンジピール、コリアンダー(種と葉)など?。 コリアンダーの葉がポイントらしい。良く表現できないが、甘くて不思議な軽やかさも感じる。杏仁(きょうにん)の気配も。ベーススピリッツが…

  • 「KOMAKI GIN 小牧ジン」 アイガトサゲモシタ(ありがとう)薩摩

    薩摩、小牧醸造のクラフトジン。ベーススピリッツは、「和瓶で1年間熟成した」芋焼酎。ボタニカルは、ジュニパーべリー、南高梅、けせん、笹の葉、青山椒、みかんピール、ティーツリー。「けせん」はクスノキ科のニッケイ(肉桂、ニッキ)。 薩摩には小豆団子をニッケイの葉で包んだ「けせん団子」という昔ながらのお菓子がある。防腐効果もあり、南国では重宝されているとか。「ティーツリー」はオーストラリア原産、ユーカリやマヌカなどが属するフトモモ科で、精油など化粧品の素材となっている。 芋焼酎のクセは控えめ。むしろ「焼き芋」のような甘い香り。に、柑橘系など爽やかなボタニカルが心地よい。けせん、山椒などの広がりも感じる…

  • 「グレンダロッホ ワイルド オータム ボタニカル ジン」 充実の秋に一句一杯

    アイルランドの「グレンダロッホ」ジン。春、夏と来て(下記)、あっという間に秋になりました。サマーを紹介してから3ヶ月、相変わらず「不安で不安定」な世の中、大谷さんもオフになり、楽しみ無いな~。このジンで落ち着きたい。 グレンダロッホの紹介やラベル絵については、スプリングとサマーで紹介した。「オータム」は、野生リンゴ(果実)、ローズヒップの実、ビルベリーの実、ブラックベリーの実など、実実実・・・、秋を意識したボタニカル構成となってる。 今回、「オータム」バージョンに合わせて、写真にはシュウメイギク(秋明菊)をトッピングしてみた。菊とはあるが、キクの仲間では無く、属の名はアネモネ、キンポウゲ科の一…

  • 「Japanese craft Gin MASAHARU まさはる ジン」 スダチ、カボス越の「へベス」

    宮崎県西都市「正春酒造」が造るクラフトジン。正春酒造は焼酎を初め多くの酒類を展開する醸造元。ジンを作る基盤は盤石だ。しかも、ボタニカルの素材は周辺に溢れている。このジンのコンセプトはやっぱり「柑橘」。 ブログる前に呑んじゃいました。スピリッツは「焼酎」ですが、焼酎感はかなり薄い。もろ柑橘です。ただ、オレンジやグレープフルーツ系の洋風感は無く、スダチやカボス系の爽やかさでも無い。温州ミカン系でも無い。 表現が難しい。スダチをやや甘く、刺激を柔らかくした様な、果皮の美味しさを表現した「野性味のある」柑橘の風味・・・。伝わるかな?。ちょっとほかには見られない素敵な一品です。ボトルの色が風味に一体化し…

  • トニックと言えば「フィーバーツリー」 の派生トニック・・・パニック

    「フィーバーツリー」、2004年、ロンドンで出されたトニックウオーター。そのフィーバーツリーが出した「派生トニック」。トニックウオーターが単なる「割り剤」で無いよ!と言いたい品揃え。 ①メディタレーニアン、②エルダーフラワー、③プレミアム、④ジンジャービア、⑤ジンジャーエール、⑥ソーダウォーターの6種類。サンプルとして6種セットで通販されていたので入手してみた。 セットで紹介しようとした、のですが・・・どれも個性が強く、しかも美味しくて・・・、(パニックです)。これはひとつひとつ紹介しないと失礼かと思う。と言うことで、機会を見ながらそれぞれを取り上げて行きます。 6種のジントニック、美味しくて…

  • 「ニッカ ジンスパイア」 ニッカワールド、くすぐられました。

    「ウイスキーにインスパイアされたジン」として、9月13日に売り出された「ジンスパイア」。インスピレーションの動詞形「インスパイア」は、「感化される」と言うような意味。尊敬する人(物)に触発されるとか、啓発されるとか。 ニッカ、ちょっと捻(ひね)って来るところが面白い。ニッカの「カフェジン」(下記)にしても、サントリーのジン「六」や「翠」と比べると、イタズラ的な楽しさがある。くすぐらされる。ウイスキーにインスパイア!、ニッカの真骨頂かも。 公式HP(下記)にも「ジンの常識を打ち破りたい」とある。挑戦している。ある意味【邪道】ですが、ジンの多様性を楽しみましょう。モルト感のあるウイスキーをベースス…

  • 「AKITA CRAFT GIN 岑(ぎん) No.65」 ナマハゲに薬酒系ジン!

    裏ラベルの説明を抜粋「岑は秋田の山が産んだクラフトジン。和ハーブであるクロモジ、ほのかに甘味のある白樺樹液を加え、試作レシピNo.65を採用したコンパウンドジンとして仕上げた。柔らかな味わいとボタニカル由来の清涼感をお楽しみ・・・。」 「クロモジ」をボタニカルとするジン、これまでもいくつか紹介してきた(下記)。日本の北国のジンに多いかな?。山歩きをする人は生のクロモジの小枝を口に含み、その青くさい独特の清涼感を味わいながら散策、登頂を楽しむ。 これまでのクロモジ系のジン、結構な薬酒系ジンであった。呑んでみる。このジンもその感じ。ただ、ほかのボタニカルの味わいもあり、慣れてくると面白さを感じてく…

  • 「アイスランディック イーグル プレミアムジン」 守護神 酒護ジン

    このジン、ストレートで呑むと妙に甘い。色々なボタニカルも感じるのだが、甘くて良くわからない。ところが、炭酸で割るとス~と雲が晴れてくる。甘さが緩和され、微妙な風味が現れてくる。春、雪どけが進んで土や草花の香りが・・・・。 イギリスの北に位置する火山国アイスランド、人口は36万人程度。奈良市、高槻市、川越市の人口でありながら、国家政府があって、航空会社まである。その首都レイキャビク(人口12万人)で造られているクラフトジン。 アイスランドは雄牛、巨人、竜、鷲の守護霊に守られているとのこと。このジン「イーグル(鷲)」もアイスランドを守る。ベーススピリッツはアイスランドの清水と小麦、ボタニカルはジュ…

  • 「ケープタウン ルイボス レッドジン」 健康のためにジンを

    ケープタウン、名前の通り南アフリ共和国のジン、同国のジンはこれまでも3点取り上げた(下記)。それぞれ非常に個性溢れる品々であった。ケープタウンジンには数種類あるが、今回は「ルイボス」。ルイボスは「ルイボスティー」として知らている。 ルイボス、ケープタウンの北に広がる山脈一帯にのみ自生するマメ科の植物。ルイボスティーはカフェインを含まない健康茶としてコンビニなどでも販売されている。効能等については当ブログの範疇ではありません(責任回避)。 ボタニカルなどの詳細は良くわからない。ルイボスをボタニカルとして使用とあるが、「添加」と書かれているサイトも多い。ジンの色を見ても、ルイボスを加えて再蒸留した…

  • 「Freeee!!! フリー ジン」 自然、自由、梅!!!

    正式名称は「Freeee!!!」かな???。「篠崎 朝倉 ASAKURA CRAFT GIN- Freeee!!!」と紹介しているサイトもある。「篠崎」は製造者の株式会社篠崎、「朝倉」は製造社が在する福岡県朝倉市。コンセプトは「自然×自然×ワクワク」。ラベルもワクワク。 (以下、サイトから抜粋)自然界の中で植物たちは絢爛と咲き誇り、変わらず自由を謳歌しているようです。彼らの織りなす自由なムードをボトルに表現したい。そして少しでも多くの人に自由を感じて欲しい。Freeee!!!はそんな想いから生まれた楽しいクラフトジンです。です。 ボタニカルは地元素材にこだわりながらも、世界各地から厳選した素材…

  • 「ダーンレイズ オリジナルジン」 攻撃的にならない酒、「今時」必要です

    「ダーンレイズ ジン」には、日本国内公式サイトがある(下記)。簡潔でわかりやすい。ありがたいけれど、このサイトを紹介すると、当ブログでは紹介することがなくなってしまう。あ!、スコットランドです。 ボタニカルは、ジュニパー、エルダーの花、レモンの皮、アンゼリカとオリスの根、コリアンダーの種。オーソドックスなボタニカルを使っていても、造り方によって個性が出てくることを実感するジン。 やや苦みが強いが、かえって質実さを感じる。それでも・・・・・飲んでいると上品な甘さとシトラス感がしっとりと湧き出てくる。攻撃的な気持ちにならない、ひなたぼっこでもしたくなる様な優しさです。プーチン、トランプに飲ませたい…

  • 「ひらめき ジン」 豚汁にジンを振りかけて

    「ひらめき」という薩摩特産(さつま町)の香辛料がある(写真右)。1983年(昭和58年)、地元で古くから使われてきたものを参考に高嶺さんが考案し、その後、親戚の高畑さんが製造販売しているという。 町内の物産館やネットで手に入る。タカノツメ、ミカンの皮、白ゴマを材料とした昔ながらの一品とか。この香辛料とコラボしたクラフトジン。100mlと小ぶりだが・・・企画もののジン。たぶん、100mlしかない。 町内の小牧醸造㏍が芋焼酎をベーススピリッツとして作成している。サツマイモは小牧醸造が栽培していて、その近くで香辛料の材料も作られていたことから、繋がりができたという。瓶の造りも似せたものとなっている。…

  • 「BCN ジン」 ブランデーと東洋が混ジン

    私の写真技術では無理。前面の上から見ると、裏ラベル内側の「青い砕けた氷」様の図柄がとっても綺麗に見える。HP(https://www.bcngin.com/en/)の写真でちょっと垣間見えるのでその美しさを見て欲しい。いかにもスペイン!。BCNはバルセロナ。 ベーススピリッツの材料はワイン産地プリオラートのぶどう、つまりブランデー。ジュニパー以外のボタニカルは、ローズマリー、フェンネル、松の芽、フィグ(イチジク)やレモンピールなど。この組み合わせも独特で、想像ができない。 ぎっちり固められたネックカバーを切り取り、グラスに注ぐ。香りで混乱、飲んでみる。ベーシックなロンドンジン系では無いし、クラ…

  • 「ベストテイスト ボタニーズ ジン」 美味しくて一番安い?ジン

    とにかく「安い」。720mlで699円(税込み769円)。ちなみに送料は698円。さらに、2700mlペットボトルがあって1999円(税込み2199円)。愛用している国産「ドーバー ジン」が1800mlで2730円なので、相当安い。 製造者は「南アルプスワインアンドビバレッジ株式会社」。製造工程等は良くわからないが、ヨーロッパからのグレイン(穀物)ベーススピリッツに日本ならではのボタニカルなどを加えて再蒸留した?。柚子、山椒、緑茶などが使われていると説明がある。 「南アルプスワインアンドビバレッジ株式会社」のHPの商品情報を拝見すると、ワイン、ウイスキー、スピリッツのカテゴリーがあり、スピリ…

  • 「コロンボ No.7 ジン」 かみさんが好きなんだよな~

    「コロンボ」はあの刑事で無く(当然)、スリランカ(旧セイロン)の首都。で、そのスリランカのジン。スリランカは英国領だったので、ジンがあってもおかしくない。歴史的な流れは割愛するとして、70年前のレシピを再生したジンとのこと。 1946年独立なので70年前はすでに英国領では無い。戦後の流通が混乱する中、東南アジアならではのジンを造ろうとしたらしい。当地のボテニカル:シナモン、カレーリーフ、ジンジャー、コリアンダーにジュニパーベリーなど3を加えた7種(No.7)。 ラベルに描かれているブランドマーク「聖獣ガジャシンハ」。頭は像(知恵)、体は獅子(勇気と力)。このジンの工夫、先駆者と海外展開のエネル…

  • 「Collesi(コッレージ) イタリアンクラフトジン」 ウルトラg難度

    何とお呼びしたら良いのでしょうか?。商品名を探したのですが良くわからない。「Collesi社のジン」が正式名称?。これだと、サントリーのジンとか、明石酒造株式会社のジンとかになってしまう。ボトルに「g」とあるのだから、gジンで良いと思うのだが・・・・。 コッレースィ(コッレージ)社、イタリアの著名なグラッパ造りのメーカー(グラッパについては下記参照)。その丁寧で高い技術をジン造りに活かしてる。ボタニカルの香りと味を如何に表現するかはグラッパもジンも同じだ。期待度マシマシ。 このボトル姿もイタリア~!。ベーススピリッツは大麦。ジュニパーベリー、レモンピール、オレンジピール、胡桃、薔薇、ホップ等の…

  • 「東経135度 兵庫ドライジン」 明石は日本の標準時ン

    明石市、日本標準時の基準となる「東経135度のまち」と言われ、その地の「明石酒造株式会社」が造ったジャパニーズクラフトジン。ドライジンではあるものの、巧みに自社の特徴や日本らしいボタニカルを取り込んでいる。 ベーススピリッツは「グレンアルコール」とあるので甲類焼酎系かと思うが、飲み味は日本酒感さえある。実は、隠し味として、蒸留した純米酒を少し加えているとのこと。隠し味?、ちゃんとその風味を感じることができる。 これは多様な種類を展開する「明石酒造」の旨狡い(ずるい)テクニックだ。ボタニカルにはドライジンの基本となるジュニパーベリーなどに加え、紫蘇、柚子、煎茶、梅、山椒が使われている。和のボタ…

  • 「グレンダロッホ ワイルド サマー ボタニカル ジン」 北国の夏の香り。

    グレンダロッホの夏のジン。3ヶ月前に「グレンダロッホの春のジン」(下記)を紹介し、その最後に「作戦にはまってしまった。サマー、オータム、ウインター・・・飲みたくなります。(中略)、次はサマーですかね。この頃、世の中はどうなっていることやら?」と書いた。 そして今の世の中、こうなって(しまって)いますが、サマーを飲みます。アイルランドのグレンダロッホの歴史的な価値、多くの品目を造り出す蒸留所については、春のジンで紹介した。何を書こう・・・。このラベルに描かれている「お方」は?。 このお方は、キリスト教の聖地グレンダロッホで120歳まで修道院長として務めたアイルランドの伝説の聖人「聖ケビン(St …

  • 「サントリー 翠 グラス」 体感温度、下がります。

    サントリーのジン「翠」、好調らしい。このブログを始めた当時(2019年)、日本のジンがこの様な展開になるとは想像もしていなかった。「翠」については、これまでに何回か紹介してきた(下記)。その中に書いたが、私のこだわりは「カワセミ」。 そんな「翠」のグラス、熱い夏には「欲しくなる」涼しげな色合いのイッピン。入手法を楽天で検索すると、グラスだけを直接購入もできるが、ボトルや缶(ソーダ割り)を多めに買うと「おまけ」に付いてくる。350ml×24缶を注文した。 グラスには目盛り線が印されており、適切な?翠ジンソーダを作ることができる。ただ、缶の「翠」はすでに割ってあるので、新たにボトルも買って、忠実に…

  • 「トーキョー ハチオウジン スタンダード」 【東京】の読み方は?

    このジンのコンセプト、製造工程、飲み方など・・は・・・公式HPや応援サイトに詳しく紹介されている(下記)。ラベルやロゴの所以(ゆえん)など、マニアックな解説も多い。興味のある方はこれらを見ることを勧めして、ここでは控えめな解説と飲んだ感想にとどめます。 このジンの基本は「回帰ドライジン」。この数年の日本のクラフトジンは、「日本らしさ」や「地方色」の追求にあり、ベーススピリッツは焼酎や日本酒、ボタニカルは山椒、桜と言った和風素材やローカルな植物の掘り起こしが原動力となっている。 のですが、このジンの目指すところは本場のドライジン。東京八王子蒸留所HPには、種別「ロンドンドライジン」と記載されてい…

  • 「フェア ジュニパー ジン」 自分だけ楽しいんじゃ駄目なんだよ

    小論文の課題で「フェアトレード」が出たら、ありきたりな記述では無く、このジンのことを書けばきっと受かります。ただ、20歳以下だったら飲んだ感想は書かないこと。でなく、飲んではいけません。フェアトレード、直訳は「公正な貿易」。様々な国々のボタニカルを使うジン、この問題は避けて通れません。 フェアトレード、「後進国や社会的弱者といった相対的に立場の弱い取引相手に対して、不当に安い価格で取引を強いることなく、対等な立場で公正な取引を行うこと」(Weblo辞書)です。ヨーロッパを中心にこの意識が高く、認証制度も設けられている。 フランスのジンですが、中央アジア「ウズベキスタン」のジュニパーベリーなどを…

  • 【 外ジン(ジン以外のお酒)】 「オルデスローエ グリュンダー マルケ」 やってしまった

    てっきりドイツの「ジン」のつもりで、やけにシンプルだな・・・と思いながら飲んでいた。が、ブログを書くに至って気がついた。ラベルにも、ネットの紹介にも、どこにもジンとは書いていない、言っていない。ちょっとだけ落ち込む。 「コルン」なのです。聞いたことはあったのですが、すっかり頭から消えていた。コルン(Korn)はドイツ西部の蒸留酒で、穀物を原料とし、無色透明で風味が無いのが特徴だとか。どうりでシンプルなわけだ。 ちゃんとEUの規制もあり、小麦、大麦、オーツ麦、ライ麦、ソバを原料とした蒸留酒で、いっさい香味付けをしないものと定義されている。ドイツでは、alc.32度以上とも決められている。このコル…

  • 「クローバージン オリジナル」 幸せの うまごやし

    ベルギー、自然豊かなカルムトハウトのクラフトジン。ネットで引っかかった「カルムトハウト植物園」、当地(青森)にも通じる北国のローカルな雰囲気・・・親近感を覚える。コリアンダー、カルダモンなど基本的なボタニカル以外に・・・・ 洋梨、カモミール、クローバー、エルダーフラワーなど、アロマ感たっぷりの品揃え。でも、これだけ揃えるとケバケバになってしまうのでは?(飲んだ感想は後で)。三姉妹が造ったことから、クローバージンと名付けたとか。四つ葉でないんだ。 呑んでみる。これはこれは!・・・です。なんとも不思議なフワ~とした甘い香り。クローバーの花の香りを感じるが、それだけではない。ストレートでもツンとこな…

  • 「岩手 クラフトジン 清庵」 岩手発初のジン、偉人の偉ジン

    岩手県南部の一関(いちのせき)、「世嬉の一酒造株式会社」が2020年に出したクラフトジン。「世の人々が嬉しくなる一番の酒造りを目指す」ことから名づけられた歴史ある酒造メーカー。最近はクラフトビールなども手がけ、地域文化の拠点ともなっている。 このジン、この時期ならではのジンかもしれない。コロナ隆盛期、消毒用アルコールが求められ、ビールを原材料に高濃度のアルコールを蒸留した。これを基に、さらに心を癒やそうとジンの開発に乗り出したとか。 ビールが起点なので、ベースアルコールは大麦由来。清庵、一関の偉人「建部清庵(たけべせいあん)」 から名付けられた。飢餓に苦しむ民に野草などの活用を勧めた。ジンの起…

  • 【づけジン】 カカオニブを浸ける。世の中、そんなに甘くない。

    直前のブログで「虎ノ門 カカオ ジン」を紹介した。その勢いで、カカオニブの【づけジン】に挑戦。ドーバージン150mlに、カカオニブを浸けた。どのくらい浸けたら良いのか?、適当に5g(写真左)と15g。一発勝負です、いい加減です。 「カカオニブ」、ざっくり言うとチョコレートの原料となるカカオ豆を細かく砕いたもの(発酵させたりあるらしいが割愛)。ポリフェノールいっぱいの「健康食品」として注目されている。今回使用したのは、大粒(荒い)で、そのまま食べると結構な酸味を感じるタイプのニブ(下記)。 半日、常温に置いた。ご覧の通りに色がついた。が、飲んでみるとそんなにエグくない。味は、まさにカカオニブの出…

  • 「虎ノ門 カカオ ジン」 紛争地復興のために

    今年の正月、「虎ノ門蒸留所 COMMON ジン」を紹介した(下記)。そこでも話題にしたが、虎ノ門蒸留所は、多くの派生ジンを提供していている。カモミール、ラベンダー、みかんの花、金木犀などがあるが、この「カカオ」は限定品のクラフトジンだ。 ボタニカルとして使用しているカカオは「カカオニブ トゥマコ」。南米コロンビア、50年にわたって内戦が続いていたが2017年に終結を宣言した。紛争の中心地であった港町「トゥマコ」は、カカオの生産地でもあり、実に多様な品種が作られている。 そんな多様なカカオを日本でハンティングしているのが小方真弓氏で、「トゥマコ」もそこから提供されている。さらに、オレンジやレモン…

  • 「ローンウルフ ガンパウダー ジン」 たるんだ日の一杯、気合いを入れる

    オリジナル「ローンウルフ ジン」(下記)をベースに、四川胡椒、黒胡椒など、オリエンタル風味を加えた16種類のボタニカルで造られている。ラベルも黒になり、ウルフもなかなかの迫力だ。実は、中身も相当にウルフです。 「ガンパウダー」、かつての航海時代、船倉内の火薬がジンで濡れても着火するくらいalc.濃度が高いことから名付けられた。とあるが、ちょっと意味不明。別の解説が「ドラムシャンボ ガンパウダー アイリッシュ」にある(下記)。真偽の程がわからないので、これ以上は追求しない。 飲んでみる。alc.57%とと言うこともあり、ビリッと来るが、心地よい甘さとしっかりとしたボタニカル構成がずっしりうまい。…

  • 【 外ジン(ジン以外のお酒)】 日本酒「鴻巣御殿」 徳川だよ!

    埼玉県鴻巣市、私ごとですが小6~高2までいました。その時、「鴻巣御殿」なんて知らなかったし、話題にもあがらなかった。今回、その名を付した日本酒をその地の方から頂いた。お礼を兼ねて紹介します 「鴻巣御殿」、かなり、相当な、すごい、歴史がある。徳川家康の鷹狩りの拠点として1593年に造られ、秀忠、家光も、毎年のように鴻巣を訪れてていたという記録がある。1691年に東照宮として祀られ、現在に至り、改めてその価値が見直されていると言う。一番小さい「東照宮」らしい。 その名を付した日本酒。純米酒と純米吟醸酒です。大吟醸のフルーティー感も、さっぱりした水の如し、、、でもありません。独特の辛口で、日本酒とし…

  • 「のとジン(能登ジン)」 若い人向け?

    クラウドファッディングで入手した「石川県能登」のクラフトジン。10年後、奥能登に蒸留所を建設することを目標に、その手始めとして造ったジンとか。ここでストーリー展開をするより、発起人の熱い想いを感じて頂いた方が良いだろう(下記)。 ボタニカルは、ジュニパーベリー、コリアンダーなどオーソドックスなものに加え、能登の柚子、榧(かや)、クロモジ、ローリエ(月桂樹)、藻塩を使ってる。榧は東北南部が北限の常緑樹で、実(み)は焙煎すると芳ばしく、和製アーモンドとも言われる。 100mlボトルなので、ちびちびと飲む。しっかりとした柑橘感と、ジンらしい「苦み走った」大人感もあるが、結構と甘い。レモネードのような…

  • 【づけジン】 ほうじ茶を浸ける 茶番でした

    直近のブログで「コマサジン ほうじ茶」を紹介しました。その末尾で、ほうじ茶を飲みたくなった・・・としましたが、その前に【づけジン】です。あらためて、【づけじん】とは、長期間浸けるのでは無く、半日~1日、長くても2、3日です。 ドーバージン150mlに、ティーバック1包と3包。室温で半日置いたのですが、すごい色になった。それなりの芳ばしい味わいではあるものの、3包の方は相当に渋い。ティーバック自体、長時間浸けるものでは無いので、当然です。炭酸で薄めて何とか飲みました。残さない。 「番茶」は成長して硬くなった葉を使い、製法により緑色や茶色のもある庶民的なお茶です。「ほうじ茶」は茶葉を強火で焙じたも…

  • 「コマサジン ほうじ茶」 和菓子を用意してください

    「コマサジン」については、【「KOMASA GIN」 日本の柑橘系ジンはこれ】(下記)を見ていただきたいが、コマサにはユニークで遊び心のある 「きょうだい」が2人いる(今のところ)。1人は「苺」で、すでに紹介とおり賞賛に値するジンだ(下記)。 もう1人が「ほうじ茶」。このジンのラベルも凝っていて、緑色の茶葉と「焙じた」茶葉が踊っている。ボタニカルの全容はわからないが、ジュニパーベリー、ほうじ茶のほかに「ヒノキ」が使われている。ほうじ茶の香ばしさが余韻となる頃、ヒノキが落ち着かせてくれる(とある)。 「和」です。相当に「ほうじ茶」を感じさせてくれるのですが、上品な柑橘感や和かな甘味など、ほかのボ…

  • 【づけジン】 台湾パイナップルを浸ける 中国に感謝

    「台湾パイナップル」、2021年3月、輸出先の97%を占める中国が検疫上の理不尽な理由で輸入を禁止した。日本を含め、多くの国が「加油台湾(がんばれ台湾)」と代替輸入を進めた。その美味しさもネットで紹介され、遅ればせながら入手した。 送られてきたパインは完熟で、芯まで美味しく、パイン概念が変わった。中国のお陰で、こんなに美味しいパインを食べることができました。谢谢/シエシエ。ジンでも味わいたいと、ドーバージンに浸けて約1日室温に置いた。 飲んでみると、とにかく甘い。が、生果で強烈なパイナップル香りが無い。言われないとパインとわからないかも。そう言えば、意外とパイナップルをボタニカルにしたジンは少…

  • 「仙醸クラフトジン桜蔵(SAKURA)」 ステルスなGIN

    頂きもののクラフトジン。それまで、私のジンレーダーに全く探知されていなかったジンだったので、ちょっとビックリ!。なにせ、楽天にもアマゾンにも商品紹介が無く、蔵元などの通販も無い(商品紹介も無い)。SNSの #クラフトジンでも見かけたことがほとんど無い。 ちょいと調べたら、イオンだけの販売、「イオンプライベート」の様なジンだ(イオン最近行っていなかった、盲点!)。ほかにも「ラベンダー クラフトジン」、「カモミールジン」などがあるらしい。たぶん、イオンがジンの醸造ができる蔵元に「契約生産」の様な流れを作っているのだろう。さすが、イオン。 ベーススピリッツは米(日本酒)、ボタニカルはジュニパーベリー…

  • 「フォー ピラーズ ネイヴィーストレングス ジン」 上には上が

    つい先のブログ「ピムリコ ジン」でalc.57%を自慢?したが、上には上の58.6%のジン。恐る恐るひと口、柔らかい甘さとちょっと風変わりなスパイシー感。ただ、ストレートはさすがにきつい、3倍程度に加水する。若干白濁する。これでも濃い、もうちょい加水。 2013年設立のフォーピラーズ社、オーストリアです。何種類かのジンを出しているが、個々の個性が突き出る「ちょっと素敵な」ラインナップ。日本の「季の美 京都ドライジン」とコラボしたものや、ぶどうを漬け込んだものなど。 今回のジンの個性は、高alc.で追求するジンの美味しさ、と(勝手に)理解した。どうせ飲むときに薄めてしまうのだから・・・とも思うが…

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