chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
ジンを楽しみ ジンで遊ぶ https://www.cymagin.com

生活・食事の中にジンもいかがですか。国内外のクラフトジンなども含めてジンを紹介するとともにジンで色々遊んでいます。

ジン遊 㐂ジン
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2019/05/08

arrow_drop_down
  • 「まさひろオキナワジン レシピ02」 2代目が難しい

    沖縄の「まさひろ酒造」、明治16年創業・・・・・、ですので約140年の老舗。これまでの経緯は「ワープ」しますが、そんな酒造が造ったクラフトジン、今までも何点か紹介してきましたが、いずれも沖縄らしさを表現する一品でした。 今回の「レシピ02」、2020年発売ですが、まだ入手できそう。レシピ01のメインボタニカルは「シーカーサー」、02は「タンカン」。そのほかにも、ミント、アロマティカス(ハーブ)、月桃、生姜、レモングラスなどが使われている。 「タンカン」、ポンカンとネーブルオレンジの交配種で甘みが強い。この柑橘も歴史があり沖縄には明治時代にに導入されている。近年の地域クラフトジン、第2段以降が難…

  • 「タテヤマ(ジン) SAKURA」 虫の嫌いな方は読まないで

    先に「タテヤマ フルーツジン」を紹介した際、「今回の最大の収穫は、「タテヤマブルーイング株式会社」が造っている別のジンの情報・・・(中略)虫屋(虫に興味がある人)にとって垂涎(すいぜん)のジン」があると書いた。 早とちりして「ジン」と書いたが、ジュニパーベリーが入っていないので、正式には単なる「スピリッツ」、ですが、その代わりにとんでもない物がボタニカルとして使われている。ジン常でない。よく作ったものだ!。 商品名はSAKURA(桜)、この桜の葉を「モンシロシャチホコ」という蛾(が)の幼虫に食べさせ、その糞(たぶん乾燥)をボタニカルとして使用している。モンクロシャチホコ、成虫は(虫屋から見ると…

  • 「JAPANESE CRAFT GIN 熊野(熊野 ジン)」 古道・・・鼓動

    「紀州熊野蒸溜所(きしゅうくまのじょうりうしょ)」この響きだけでもジンと来るのに、alc.53%でポイント倍増、ジンジンです。和歌山県らしいクラフトジンがコンセプト、ボタニカルは基本「和歌山県産」。 南高梅、柚子、温州みかん、すだち、ぶどう山椒、真妻わさび、生姜、自社製の梅酒を含む19種類とか、まさに和歌山です。榊(さかき)や吉野杉も入ってる?、じゃばらや三宝柑といった柑橘も?、和歌山はすごい。 飲みました。薬草系ジン・・・、ですが、かなり複雑。「ほんのり」としたところもあるけれど、尖った刺激もある。熊野古道の道すがら、広葉樹、照葉樹、針葉樹など、多様な樹種が混在し神秘的な多様性を演出している…

  • 「バーレイズ シグニチャー ロンドン ドライ ジン」 なぜか、ダイアナ妃

    イングランドのど真ん中、レスターシャ州にある「バーレイズ蒸留所(2013設立)」、ここから、この「シグニチャー」と「ピンク」、2つのジンが提供されている。我こそは「ロンドン ドライジン」といった面構えの「シグニチャー」。 「シグニチャー」、メールの最後に付ける「署名」の意ですが、変じて「その会社が自信をもっている技術や売りにしている商品などを指す」言葉としても使われているらしい。でも、ボトルにはどこにもsignatureは記されていない。 ボタニカルは白樺の皮、タンポポの根、ゴボウの根、ニワトコ〈エルダー)の実、アイリスなど、いかにも北ヨーロッパらしい品揃え。 飲んで見ました。基本はロンドンド…

  • 「タテヤマ フルーツジン」 垂涎(すいぜん)

    千葉鴨川の「潮騒市場」、ジンが並んでいる(2枚目の写真)。もちろん躊躇なく購入(100ml 1430円)。製造は「タテヤマブルーイング株式会社」、館山のハブ(拠点)を目指し2021年に完成した施設「TAIL (テール)」の蒸留所で製造されている。詳しくはHPを見て頂きたい。 フルーツジン、今回購入した「ワイングレープ」と「安房いちご」のほかに「パッションフルーツ」もある。「ワイングレープ」は千葉県のワイナリーが造る赤ワインの搾りかす、「安房いちご」は規格外のいちごをボタニカルとして使用している。このあと、いちご狩りで暴食。alc.は40% 飲んで見ました、それぞれの素材の風味は結構強い。一緒に…

  • 「品川駅に「粋」ジンの垂れ幕」 あれ?これ、シャガール?

    品川駅に【サントリー「粋」ジン】の巨大な垂れ幕が3枚!。久々の東京、圧倒される。サントリー、最近、ジンの増産計画を公表し、平野紫耀さんと東京03の角田晃広さんの「粋」CMも頻繁に見かける。 その決め台詞は「いと清々(すがすが)し。」 最初、誰だかわからなかったけれど、紫耀(しょう)さんって、「粋」の顔なのか。確かに、ちょっと苦み走ったイケメン。私としては、ボトルに描かれている清流の野鳥「カワセミ」にも注目して欲しい・・・「いと清々(すがすが)し。」ですよ(下記の裏話参照)。 この垂れ幕、どこかで見たことが・・・、あれ、これ!青森県立美術館にシャガール「アレコ」の3幕だ。圧倒感!。駅弁のお供も「…

  • 「チョコレート ボンボン クラフトジン和美人」 ホワイトデーは・・・

    ボンボン、「バレンタインデー」に頂きました。クラフトジン「和美人」を使ったチョコ、alc.は3.5%。素敵なパッケージ、日本のジンもここまで来たか・・・と思い、ネット検索をしましたが全く引っかからない。季節物はしょうがないのか。 「ハマダコンフェクト株式会社」、多様な菓子を製造している、様々なチョコレートボンボンも。囓ってみる。厚手のチョコの中から・・・苦み走ったジン、なかなか相性が良い。しばらくジンのお供(肴)はチョコかな。 3月春のホワイトデー、「道明寺」にジンを仕組んだ逸品(手づくり)にしましょう。和菓子とも相性が良いのですよ、ジンは。 クラフトジン 和美人 posted with カエ…

  • 「アイル・オブ・ラッセイ ジン(RAASAY Gin)」 根がいのち

    アイルランドのジン、これまでもいくつか紹介してきたけれど、共通して感じたのは「ドライジンの本質を押さえながらも、上品で素敵な遊び心」・・・でしょうか。このジンもそのものです。 ボタニカルは、ジュニパーベリー、スイートオレンジとレモンのピール、ルバーブとアンジェリカとコリアンダーとリコリスとオリスのルート(根茎)、キュベブペッパー。なんと根が5つ。このジンは「根」がポイントかも。 苦みも上品で、甘みも柑橘系の爽やかさがあり、全体としては濃厚な造りなのだけれど「さっぱり」感もある不思議さ。濃厚な分、炭酸で割っても味わい深い。遊び心もあり表装も素敵な一品。 根の出汁が染みたジン、今回は「根」のありが…

  • 「シンレモン・サワー」 シンジン類、新ジン から 真ジンへ

    「ジン缶」もの、最近多く見かけるようになり、これまでもいくつか紹介してきた。そんな眼で酒缶コーナーを物色していると・・・「ジン・レモンサワー」が・・・、サッポロもジン缶を出したか~、500と350ml 缶をカゴに。 レジも終わり、マイバックに入れる・・・「あれ?」、ジンではなくシン。「ジン」とも見誤る字体、見事にだまされた?。シンエヴァンゲリオン、シンウルトラマン、シンゴジラ・・・「シン」が新です。 楽しく「だまされました」。ちょっと甘みのあるレモンサワー。「ポッカレモン」を使っているらしく(図柄あり)、ちょっと懐かしい感覚、昭和の雰囲気のある飲み心地でした。ちなみに、缶の図柄の「新」は「真」…

  • 「AIRA ORIGIN(アイラオリジン)クラフトジン」 ジョニー ウオーカーを目指す?

    メインのボタニカルは「辺塚だいだい」、「ヘッカ」でなく「ヘツカ」。これまでのブログ写真でも見て頂けるように、私は蘭にも興味があるのですが、国内に自生地がある「ヘツカラン」も栽培しています。 その「辺塚」がジンにも取り入れられていることに、ちょっと感激。ヘツカランの花とツーショットにできなかったのが残念。「辺塚」は鹿児島県肝付(きもつき)町内之浦と南大隅町佐多の町境周辺の集落を言うらしい。 そこで古くから栽培されていた柑橘が「辺塚だいだい」で、一般的なダイダイとと比べると小ぶりで、ライムに似た爽やかさがあるという。2020年には「KIRIN 氷結®STRONG鹿児島産辺塚だいだい」が全国展開され…

  • 「多良川 MIYAKO GIN(ミヤコジン)」 幸せな一日になりました

    沖縄県宮古島の「多良川」、老舗の泡盛酒造メーカーで、芳醇な薫りとコクのある商品を開発してきた。その醸造所が造った「クラフトジン」。原材料は、泡盛、ジェニパーベリー、カルダモン、シナモン、レモンピール、黒コショウ、粉黒糖。 泡盛は定番の「多良川」、仕込み水はミネラル豊富な宮古の水、全体が「宮古」。宮古で進化を遂げた「カナヘビ」も図案化されている。ピンクのキャップも奇抜、私の写真技術ではすべてを表せないので、メーカーの図柄を使わせてもらいました(2枚目)。 メーカーのHP が完璧で、詳しくはそっちを見て欲しい。飲んで見ました。「泡盛」をベースにした沖縄のジン、いずれもレベルが高く、沖縄独特のボタニ…

  • 「東京酒粋 ジンソーダ」 そして誰もいなくなった

    鹿児島の本坊酒造が造る「Japanese GIN 和美人」をベースにした「GIN & ソーダ」、「酒粋(しゅすい)」とは粋なネーミング、しかも頭になぜか「東京」が付されている。2023年6月からの販売だが、ちょっとしたミステリーが。 その前に、「和美人」のボタニカルは、柚子、辺塚橙(へつかだいだい)、檸檬(レモン)、金柑、けせん(ニッケイの葉)、月桃(げっとう)、緑茶、生姜、紫蘇。なかなかのくせ者だ。この缶ソーダも相当癖のある味わい。 購入したのは1ヶ月ほど前、楽天で検索すると同じシリーズの「ジントニック」があったので注文した…が、キャンセルの連絡が。あらためて楽天を確認すると、「酒粋」のソー…

  • 「オールド ラジ スパイスド ジン」 ジンは庶民のものであって欲しい

    イギリス(スコットランド)最古のボトラー「ウィリアム・ケイデンヘッド社」の庶民感覚の「オールド ラジ」。スタンダードについては下記をご覧ください。今回は派生商品の「スパイス」を効かせたもの。 ボタニカルは「ジュニパーベリー、コリアンダー、キュベブ、クミン、ピンクペッパーコーン、オレンジ、アーモンド、ローワンベリー、スモークパプリカ」とある→ https://ginbottle.shop/ 同じサイトでのオリジナルのボタニカルは「ジュニパーベリー、コリアンダー、サフラン、カルダモン、セビリアオレンジピール、甘草、アンジェリカルーツ、イリス、シナモン、カッシア桂皮、ナツメグ」とあり、ほとんど重なら…

  • 「スティルダムジン 2nd Anniversary 松葉&ストロングジュニパー」 三大松原、知っている?

    佐賀:楠乃花(くすのはな)蒸溜所の「スティルダム ジン」、このジンの特長は本格純米焼酎をベーススピリッツとして使用していること。詳細については、下記(スタンダード)の記事を見ていただきたい(造りの基本が違う)。 今回は蒸溜所開設2周年の記念バージョン。ボタニカルは15種類であるが、商品名にあるように、「クロマツの松葉」と「通常の約3倍のジュニパーベリー」がこのジンのキーとなるボタニカルとなっている。 まずはストレートで。クセ強!、青臭い松葉の香りでは無い。囓ったことが無いので、想像ですが…、ちょっと茶色くなってきた「松ぼっくり」…風味?。薬草系とも異なる、不思議なクセになりそうな美味しさです。…

  • 「ノンアルアワー ジン&ソーダ」 ノンアルをアルアルにして飲む

    「ジン&ソーダ」とあるので、ノンアルでもブログに載せたい。けれど、アルコールの入っていないものにそんなにお金をかけたくない。しかし、小単位での販売(通販)が無い。結局24本入りBOXで買いました。 原価は2,435円ですが…、クーポンとか、楽天セールとか、お店独自のポイントとかあって、結局【約1000円】。しかも、送料無料。24本なので1缶40円?。後ろめたたさを感じつつ、送っていただきました。 24本来ました。思ったよりはジンの味もあり爽やか。「粋」ジン(alc.40%)と混ぜて飲んだり、新年の挨拶に配ったリで、残ったのは8本。予想される暑い夏の日にとっておきます。 ノンアルの反対語はアルア…

  • 「アンバースデイ 指宿ドライジン」 日常のありがたさ

    「アンバースデイUn-birthday」→ ルイス・キャロルの「鏡の国のアリス」やディズニーの「ふしぎの国のアリス」に登場する造語で、誕生日以外の364日の「なんでもない日」のことらしい。まあ、「日常」と言うことでしょうか。 価格も比較的リーズナブル(700ml、2000円)なので日常と言っても良いのだろうけれど、中身は結構凝っている。鹿児島「大山甚七商店」のジン、これまでも「JIN7」や「パフューム ジン」を紹介してきた。 いずれも「開聞山麓香料園」のハーブ類を使っている。この「指宿ドライジン」にも組み込まれている。ボタニカルは、ジュニパーB、オレンジとレモンのピール(皮)、リコリス、コリア…

  • 「アサヒGINON(ジノン)レモン」 東北人でない人が可哀想

    先に「GINON(ジノン)グレープフルーツ」を紹介した。同じシリーズの「レモン」、これも「東北限定」です。結果(オチ)を先に言うと、やっぱり「絶品」、東北以外の人がかわいそうなレベルの「絶品」です。 最近、レモンを使った缶酎ハイ類が賑やかだ。いくつか飲んだ中で、私的にはこれが一番か。個人差があるし、ジン好きだからかもしれない、が、ドライ指向の方にはお勧め。デザインも素敵で、キリッとしています。 アサヒは2025年までにチューハイの売り上げを1.5倍の600億円にしようとし、消費者動向を知るため「地域限定」品を投入しているとか。九州ではグレープフルーツ系で甘めの「アサヒ グレフルマニア」… 中国…

  • 「OGIGIN 想 オリジナル」 羊羹がボタニカル?!?

    佐賀県は「小城蒸留所」発。会社名は「小城観光まちづくり株式会社」となっている(詳しくは下記)。西日本では「老舗の焼酎メーカーがあって、そこでジンを作りました…」のパターンが多いが、この会社のHPにはジンしか無い。 「小柳酒造」の蔵を改造?、成り立ちには色々あるのだろうけれど、飲み助としては、これ以上の詮索は無し。「観光まちづくり」に【飲んで】協力します。シンプルながらも粋なボトル、期待が持てる。しかし、その組成を見てびっくりです。 佐賀の秀峰「天山」の名水、ボタニカルとして「里山ハーブ」を使うまでは「地域愛」として納得ですが、ボタニカルリストに「羊羹」。何でもありのクラフトジンでも流石に異様で…

  • 「ジン XII トゥエルブ」 パリ?これ(パリコレ)

    洒落た磨りガラス仕立てのボトル、青単色なのに「XII」が映える、さすがフランス産。きっと「XII」にも秘められたストーリーがあると思ったけれど、説明が見当たらない。単にボタニカルの数か。 ガラス製のキャップ、キキッと開封し、一口目はストレートで。甘みや苦みなどが何とも奥深く、フランス感ありのドライジン。ボタニカルはジュニパーベリー、コリアンダー、アーモンドアンジェリカ、ギニアショウガなど12種類。 アブサント(アブサンのブランド名)を手掛ける「ディスティルリー・エ・ドメーヌ・ド・プロヴァンス社」が作るドライジン。アブサン感覚は無いのだけれど、どこかハマりそうな(引き込まれてそうな)ヤバさがある…

  • 「アサヒGINON(ジノン)グレープフルーツ」 東北人のジン、これよ!

    GINON、発売は2023年3月22日なので1年近くなるのだが、東北エリア限定(青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島)と言うこともあり、紹介が遅れてしまった(隠しておきたい美味しさ)。「レモンサワーに不満がある大人たちへ」という(過激な?)キャッチコピーのジンサワー。 アサヒは多様なニーズに応えるべく、新たな商品開発の一環として、地域を限定したブランドの提供を行っている。東北地域はこのGINON。グレープフルーツとレモンの500mlと350mlが提供されている。東北は甘くない酒を好む傾向がある?と言うことで対象となったらしい。 アサヒのサイトで詳しく紹介しているので、詳細は省きますが、alc.7…

  • 【づけジン】 昆布を漬ける 出汁を出し切った

    ボタニカルとして昆布を使用しているクラフトジン、最初に出会ったときは衝撃でした。海外では「アイル オブ ハリス」や「サンローラン ジン」、国内では「北水鐘」や「瀬戸内ジン」など、結構ある(下記)。 日高昆布10gを「粋」ジン200mlにほぼ1日漬けてみた。若干緑がかった琥珀色の液体、さらに冷蔵庫で1日寝かし飲んでみた。かなり濃厚な「出汁」そのもの。残った昆布を食べてみたら、気が抜けていた。 ボタニカルとしての昆布、最初は奇異に感じたものの、「うまみ」としては和の代表、今回のづけジンでも納得できた(ちょっと濃すぎたけれど)。最近は鰹節を使ったジンもあり、ジンの世界でも和のうまみが面白い。

  • 「ホーフハウト プレミアム ジュネヴァ」 雪かきの前に

    「ジェネヴァ」タイプのジン。「ホーフハウト レイカ ジュネヴァ No.45」(下記)でも紹介したが「ホーフハウト」は、新しいスタイルのジュネヴァを提供している。ストレートでの感じは、旧来のジェネヴァとドライジンの中間。 商品説明には、フランス産小麦をベーススピリッツ(アルコール)に、ジュニパーベリー、オリスルート、スターアニス、フェンネルシード、オレンジの花、カルダモン、ハチミツなどのボタニカルを3回蒸留とある。 焼酎臭い本来のジェネヴァからすると、都会的、alc.も35%とで飲みやすくなっている。ボトルサイズも1リットル、コスパも良く、ジェネヴァの「大五郎」か。昨夜からの雪、この時期にはお湯…

  • 「秋田杉GIN ハイボール」 肴は「じゃこ天」

    出張の帰途、東京駅構内の「KINOKUNIYA」に寄る。これからの「はやぶさ」の3時間、楽しみは海老カツサンドと昼からのジン。「サントリー粋ジン」缶を買おうと思ったら…このジンがありました。最高の出張です。 「秋田杉GIN(下記::500ml 46%)」を紹介したのが2020年8月。3年後に缶のハイボールになってるとは、出張報告に書きたいくらいの特記事項です。多くのクラフトジンが登場する中で、缶まで提供するのは少ない。 柑橘系とは異なった爽やかさがあるものの、針葉樹ならではの青臭さもある。薬草系のジンとも違なり、展開が楽しみだ。サッパリ系なので、じゃこ天を肴に飲んで見たい。 www.cymag…

  • 「オールド ラジ ジン 55」 それはそれ、これはこれ

    「オールド ラジ ジン 46」を紹介してから時間が経ってしまった。今回は55。アルコール度数が変わって(46→55%)、ラベルの色が赤→青となっている。某通販では赤46が2,860円、青55が3,086円。 アルコール度数が違う製品を平行して提供している銘柄は結構多い。どうせ希釈したり、カクテルに利用するのに、なぜ?。ストレートで「違い」を楽しむことを想定しているのか?。もっと違った理由がありそう。 度数効率から見ると、55の方が飲み助としてはありがたい。46も55もほんのり甘いドライジン、両方をストレートで舐めてみたけれど、度数以外の違いは(私の舌では)わからない。どちらも美味しい。しかも庶…

  • 「オールド ラジ ジン 46」 歴史を考えさせられるジン

    オールド ラジ ジン、元々は1842年スコットランドの都市アバディーンで創業した「ケイデンヘッド」の製造。「サフラン」を使用したジン。大英帝国の威光を思わせる(ちょっと)考えさせられるジン。 「RAJ」、イギリスが1858年に成立させたイギリス領インド帝国(British Raj)のことで実質イギリスの植民地であった。インドとジンの繋がりはこれまでのブログ記事でも紹介している(下記ボンベイサファイアなど)。 このRAJは、その痕跡がかなり色濃い。ラベル左には象に乗ったイギリス人らしい人物らが虎を狩猟する柄が描かれている。現在ではかなり配慮が必要な図柄だ。ラベルの右の図柄は次のブログで紹介したい…

  • 「HIBAGIN(ヒバジン)」 いよいよ青森?もどかしい

    この数年、全国に展開したクラフトジン。この北日本にも押し寄せ、これまでにもいくつか紹介してきた(下記)。ですが、青森は音沙汰が無い。焼酎の製造拠点がある所はクラフトジンに取っ掛かりやすいけれど、青森には多くない。 そんな中で、青森のヒバを使ったジンが出たと聞き、ちょっと高価だったけれど入手した(1年半くらい前)。青森ヒバは使っているけれど、青森のクラフトジンではなく、何となく栓を開けられず、紹介も遅れてしまった。 青森ヒバは「あすなろ」とも呼ばれる。ヒノキに似るが、生育が遅く「明日はヒノキになろう」の意とされている。青森県民を現す象徴としても使われてきた。が、今や、じっくりと生長することの大切…

  • 「オフトレイル アゼオトロープ モルトジン 」 飲~める物理化学賞

    山梨県のビールメーカー「Far Yeast Brewing(ファーイースト ブリューイング)株式会社」。多くの個性的なビールを提供していて、「オフトレイル(未舗装の道路)」は開拓精神に長けたビール類のブランド名。そこが製造するクラフトジン。 余剰のビールを蒸留したスピリッツの開発にも力を入れていて、「オフトレイル」シリーズのスピリッツも多種多様、#16まで紹介されている(https://faryeast.com/beer/azeotrope/)。今回のジンは、2021年10月発売の #2。 独特の製造法で、モルト原酒を蒸留して造られたベールスピリッツと、山椒とゆずを使ったレギュラービール「馨和…

  • 「ファイヤー スターター ジン」 ここまでやるとは…のジン

    ウクライナ報道の中、時々登場する隣国「モルドバ」…のジン。1991年、旧ソビエトから独立したが、ウクライナ国境の「沿ドニエストル地方」がロシアの勢力圏にあるという、複雑な地勢状況にある。 形状は青い「消火器」、ラベルの説明図柄も「消火器の使用方法」を模している。が、このジンの名前はなんと「ファイヤスターター(着火器)」!。さぞ強烈なジンかと思いきや、ほんのり甘さのある常識的なジンでした。 ジンは許容力が大きくて(ジュニパーベリーを使っていればジン)、様々な異端児が存在する。このジンのように、何かをミミくった(真似た)風雲児もクラフトジンとして存在感がある。と書きましたが、かなりの驚き。 消火器…

  • 「エイトランズ オーガニック スペイサイド ジン」 土手のすかんぽジャワ更紗

    「スペイサイド」 スコットランド北部の高地に位置するスペイ川流域、東京都と同じぐらいの広さがあるという。の、グレンリンネス蒸留所、小規模ながらもオーガニックを売りとする製品を造りだしている。 このジン、最高級の「真のロンドンドライジン」を標榜し、ジュニパーベリーを主役としながら、蒸留所敷地内のヒメスイバやコケモモをボタニカルとして使用している。ヒメスイバ、ギシギシやスイバ(スカンポ)に近く、柑橘系の酸味があるという。 上品な酸味と甘みのあるコケモモ(たぶん実)のほか、レモンとライムの皮、コリアンダーやカルダモンの種子、オリスの根、カシア(シナモンの仲間)の皮、カモミールの花、カタバミも使われて…

  • 「NAKATSU GIN( ドライ ジン )」 ドライフルーツジン

    このユニークなラベル、中津ジンについては、ちょっと前に「カモミール」を紹介した(下記)。そこでも書いたが、13種類ものジンを揃え、それぞれにそれぞれのラベルが貼られている。この「ドライジン」のラベルも実にユニーク。 一般的に、最初にオーソドックスな「ドライジン」が造られ、その後派生商品が産み出される…のが筋道だが、中津ジンは違うらしい。商品紹介には「以前から要望の多かったレギュラーのジン」とあり、後出しを認めている。 さらに「キーボタニカルにジュニパーベリーをふんだんに使った辛口のジン。よって、今回のジンはフルーティさはほとんど出していません」とシリーズからの逸脱を示唆。ですが、工夫が盛りだく…

  • 「デザート ジュニパー ジン」 「ナイキ」なジン

    アメリカはオレゴン州のクラフトジン。通販サイトの紹介(要約)は、「オレゴン州の高原砂漠(デザート)に自生するジュニパーベリーを手摘み収穫して使用しているのが最大の特徴。ベーススピリッツの穀物材料やボタニカルも地元産。 湧き水も…、地元の自然の恵みを存分に取り込んだ地域性の高いクラフトジン」。実に雄大な解説。ボタニカルの種類など、あまり細かいことは気にせずに、楽しく、美味しく飲めれば良いと言うことでしょう。 オレゴン州?。西海岸です、北にイチローさんのワシントン州、南にオ~タニさんのカリフォルニア州。オレゴンには「ナイキ」の本社がある。そのナイキの、ランニングシューズに「ナイキ ジュニパー トレ…

  • 「京都ペッパー ÉTHIQUE」 辛みと絡み

    エシカル スピリッツ株式会社と千代むすび酒造のコラボ、これまでもいくつか紹介してきた(下記)。が、エシカルのHPを見るたびに新製品が産まれている。今回は京都のトウガラシ、と言っても京野菜ではない。 「新京野菜」と位置づける「京の黄真珠」、ハバネロの仲間らしい。ボタニカルは、これとジュニパーベリーだけ。エシカルは、革新的なボタニカルを使用した少量生産の「実験的な」クラフトジンを「ENIGMA」シリーズとして提供している。 今回の「京都ペッパー」もその体現商品。一方、「千代むすび」は、吟醸粕取焼酎に由来するスピリッツが得意で、まろやかでフルーティーな香りと風味が絶品だ。辛みとまろやかさ、期待しまし…

  • 「T's SPIRITS 5TH ANNIVERSARY GIN」 くまモン教えて!

    球磨焼酎がベーススピリッツで、ボタニカルはジュニパーベリーのみ…というシンプルなクラフトジン(ラベルにもSINGLE BOTANICAL GIN とある)。だが、飲んでみると結構強烈な「薬草感」。でもクセになる一品。 球磨焼酎は米スピリッツなので、この組み合わせで、このクセのある風味はかなり意外。熊本県の高田蒸留所、KUMAMOTO jin jin GIN(ジンジンジン)も紹介した(下記)が、その5周年記念とか。 ラベルには格子の図柄、だが、ボトルにもネットにも説明が無い。無いとなると気になる。高田蒸留所のある「あさぎり町」の神社あたりを検索してみたが、格子のある社殿や祠は沢山あるが重ならない…

  • 「NAKATSU GIN( カモミール )」 何を見たの?

    一見ケバいラベル、ですが、良~く見ると可愛らしさや工夫も見られる。岐阜県「中津川蒸留所」の造りで、カモミール(和名:カミツレ)をボタニカルとしたジン。ラベルにも白い花の群れが描かれている。 この蒸留所では、このほかにも多くのジンを提供している。中津ジンの紹介ページには13種類ものクラフトジンが並べられている。「アールグレイ ベルガモット&ティーリーフ」とか「レモングラス」とか・・・。 しかも、それぞれを表現したラベルが彩りを放つ。ラベルの由来などについても紹介ページに詳しいのでここでは割愛したい。それぞれのボタニカルも地元に縁のあるもので、このカモミールも恵那山岡産とか。 ベーススピリッツにチ…

  • 「セーブビアスピリッツ2020 CRAFT GIN」 コロナ遺産

    コロナが猛威をふるっていた当時、飲食店は閑散とし、飲まれない酒類の行き場がない・・・といった飲み助にとっては実に淋しいニュースが溢れていた。特に消費期限が短いビールは廃棄せざるを得ない。 そのビールを【消費期限のない】ジンに造り替える企画は沢山あって、これまでもいくつかを紹介してきた(下記)。 SDGsの中でも、リメイク、リフォームといった枠組みに入る。いずれにしても酒飲みにはうれしい企画です。 以前紹介した「日の丸ジン 蔵風土」の茨城県「木内酒造」が提案したフードロスプロジェクト。このプロジェクトに参加する飲食店は、一定量の使用ビールを送ると、ジンにして送り返してもらえる仕組みもあった。 ボ…

  • 「ELG イーエルジー No.1 ジン」 人参がボタニカル!

    デンマーク産。alc.47.2%なので、ストレートはちょっとキツいのですが、苦みがやや強めながら、ほんのりした甘味もあり、シンプルに美味しい。通販の説明は「使用ボタニカルは3つのみ! 多数の受賞歴を持つ洗練された味わい」とだけ。 その3つは「ジュニパーベリー、コリアンダーシード、人参(ニンジン)」とか!。人参!、ちょっと前のブログで、人参について書いたばかりだったので、びっくり!。ボタニカルに人参が登場するとは。この甘さは人参です。 このジン、ストレート(ロック)だと極上の味わいなのに、炭酸で割るとなぜか美味しくない(私の感覚です)。再言しますが、ロックは最高級レベル。バーデンダーさん、このジ…

  • 「クラフトジン イキ(壱岐) 神楽 ファース エディション」 壱岐抜きに壱岐たい壱岐

    直近ブログで「セカンド エディション(以下、2nd.)を紹介した。今回のファーストエディション(1st.)は、2021年クラウドファディングで立ち上げ、想定の2倍以上の支援があった。コンセプトは2nd.と同じく、「廃棄されてしまう壱岐産の野菜や果実を救うジン」。 ボタニカルには、イチゴ、柑橘(橙、麗紅、はるか、ゆず)、はちみつ、アスパラ、モリンガ(ワサビノキ)、木の芽、雲丹(うに)の殻、海里村上の温泉、ジュニパーベリー。ほとんどが廃棄予定だった島の食材を活用したSDGsなジン。 ボトルは壱岐の青い海と、約700年の伝統と歴史を持つ神楽(かぐら)をデザインしたもの。描かれた神は男嶽神社に鎮座する…

  • 「クラフトジン イキ(壱岐) 神楽 セカンド エディション」 神の域です、紙も

    クラフトジンの楽しみは、作り手の想い(ネットなどで解説)を見聞きしながら味わうことかもしれない。昨今の日本のジンの多様性はそれぞれの土地の自然、歴史、立ち位置、地元ボタニカルの調達など、「詰まって」います。 このジンも「壱岐」が濃縮されています。「壱岐の蔵酒造」と、旅館「壱岐リトリート海里村上」がかみ(神)合わさって造りだしたクラフトジンの第2弾。 ベーススピリッツは、壱岐が発祥の地とされる「麦焼酎」由来。ジュニパー以外のボタニカルは、柑橘(レイコウ、はるか、柚子、橙)、ショウガ、アスパラ、木の芽、ウニの殻、温泉成分とか。 味や品質に自信はあるものの、市場に向かない規格品外なども使っている。島…

  • 【づけジン】 たぶん、新クラフトジン「人 GIN(にんじん)」

    人参を粋ジンに漬けてました。写真にあるような「変な人参」も採れましたが、漬けたのはちゃんとしたもの。人参とジンの量をメモした紙は・・・たぶん犬に食べられた。証拠は残されていないが、何か申し訳なさそうな顔をしている。 室温で1日、あまり色が出ていなかったので、もう半日。人参を取り出して冷蔵庫に入れる。ほんのり人参色がついている程度。飲んでみる・・・人参?。これまで多くの【づけジン】を紹介してきたが、素材そのものの特徴が出ることが多かった。 が、人参は意外!。言われてみれば・・・たぶん人参。そして、結構甘い。酸味があればオレンジ感覚だ。ボタニカルに人参を使った市販のジンにはまだ遭遇していない(たぶ…

  • 「パンダ オーガニック ジン」 ベルギーにも双子のパンダ

    ベルギーのジン、ストレートで飲んでみました。濃厚なフローラル感、薄めないとちょっときついかな。炭酸で割ると、花屋の売り場にいるような雰囲気。シトラス感はあるものの、苦みとかスパイシーさは薄い。 ジュニパーベリー以外のボタニカルは、ローズマリー、セラサス、シトラス、ライチ、バジル、イリシウム。セラサス(Cerasus)はサクランボ、イリシウム(Illicium)は仏事に使われるシキミの属名。花を楽しむイリシウムもあるらしい。 このジンの特筆は、ベーススピリッツ(アルコールの原材料)にライチ(ライシ)が使われていること。ボタニカルと合わせることで、東南アジア感覚の濃厚で芳醇な「独特の風味」を生み出…

  • 「しそ焼酎 鍛高譚(たんたかたん)」 梅とシソ、合うんだよね~

    直近で赤シソを使ったクラフトジン「TAN TAKA TAN GIN(鍛高譚ジン)」を紹介した。その原点となる「しそ焼酎 鍛高譚(たんたかたん)」、今回の紹介は1.8リットル紙パック1500円位、alc.20%。 「たんたかたんシリーズ」には、① この焼酎、② 赤鍛高譚(シソ5倍)、③ 梅酒、④ 同カロリー25%オフ、⑤ Tantakatan Shiso(リキュール)、⑥ ジン、⑦ こんぶ焼酎「黄金譚(こんかねたん)」、⑧ じゃがいも焼酎「伍升譚(ごしょたん)」があるらしい。 詳細は https://tanoshiiosake.jp/10591 等で。シソつながりでブログをつなぎましたが、とりあ…

  • 「TAN TAKA TAN GIN(鍛高譚ジン)」 肴はカレイの煮付け

    直近ブログでシソの【づけジン】やら、トニックウオーターによる色の変化を紹介した。今回は「シソ」を使ったちゃんとしたクラフトジン。オエノングループの中核となっている合同酒精が提供する「鍛高譚(たんたかたん)」シリーズのジン。北海道白糠町 ジンは2019年の発売であるが、「鍛高譚」自体は30年以上の歴史がある。 赤シソを使用した焼酎は居酒屋などでも人気が高い。シリーズには梅酒などもある → 鍛高譚 オエノングループ (oenon.jp)。 「鍛高(たんたか)」は、アイヌ語でカレイ科の魚のこと(ラベルにも描かれている)で、「譚(たん)」は物語。この物語については、先のHPを見て頂きたい。化粧箱付きで…

  • 【ジンで遊ぶ】 「赤シソ」ジン 夏に赤く化ける

    前ブログで「赤シソ」を漬けたのですが、結果的に「濁ったチョコレート色」(写真の左側)でした。そこで、トニックウオーターを等量加えてみたところ、綺麗な赤色に変身!(右側)。写真で見るよりも劇的で綺麗です!!。 クラフトジンには、トニックウオーターを加えると色変化するジンというのがあるが(下記:エンプレス1908 ジンなど)、これは青変化(へんげ)。この赤変化は映えるそ!!。シソ系のジン提供者には試みて欲しい。

  • 【づけジン】 シソを浸ける この夏のトレンドはシソ

    いつかは漬けようと思っていた「シソ」をやっと漬けました。「赤じそ」と「青じそ」。シソの葉5gに「粋ジン150ml」。自家菜園の(自生えの)シソなので、結構野性的で固めの葉。切り刻んで入れました。 室温で1日置き、葉を除いたのが2枚目の写真。青じそは綺麗な緑色(次の日は黄緑色になった)。赤じその方は意に反してちょっと濁ったチョコレート色。残った葉は緑色で、紫色の色素は抽出されてしまった感じ。 青じその方は強烈なシソ味ですが、赤じその方は渋みなどもありシソ感はそれ程でもない。本来のシソは赤(紫)色で、青シソは変種だそうだ。このブログ、しばらくは「シソ」を追いかけます。 北国なのに今日も真夏日、シソ…

  • 「ベリーブラザーズ&ラッド ロンドン ドライ ジン」 もう軽井沢

    廉価版のロンドンドライジン、このタイプは「ブログに載せる情報がない」・・・ことが多い。このジンの通販説明も「名門ベリーブラザーズ&ラッド社が作るお手頃で高品質なジン」・・・との1行だけ。 海外サイトとか調べれば良いのだけれど、飲んでからのアクセスは面倒。しかし、このラベルは安っぽくなくて素敵。木目調の栓、ボトルネックの装飾も落ち着いていて、軽井沢のカウンターに置いても違和感はない。 飲んでみる。ストレートでも味わえるようなやさしいタッチのドライジン(40%はあります)。それでもちゃんとしたGIN、ちょっと何かを足すと素敵な飲み物になりそう。ハーブの葉や花を浸漬したら・・・もう、軽井沢です。 軽…

  • 「ディープ スパイス ジン」 梅雨が明けたら、梅ですよ!

    鹿児島県知覧「佐多(佐夛)宗二商店」のジン、これまでもいくつか紹介してきた(下記)。「AKABANE(赤屋根)」シリーズなど、焼酎の醸造技術を生かしたシンプルで味わい深いクラフトジンを提供している。 今回の「ディープ スパイス ジン」も飲む前から期待度が高い。なんと、ベーススピリッツは「梅」。梅酒に使用した梅の実を粉砕し、発酵・蒸留して造っている。梅酒を作った時の「残り梅」、あの独特の食感と風味が懐かしい。 ジュニパーベリー以外のボタニカルは、カルダモン、クローブ、シナモン、フェンネルの4種類。赤屋根のシンプルなボタニカルの選択、これが脇役としての力を発揮する。また、ジュニパーを生かす作りにも…

  • 「キャットスキル キュリオス ジン」 夏休みですね

    通販の説明は「麦100%、14種類の原料(ボタニカル?)のアロマとフレーバーを十分に得るために、蒸留器具はカーターヘッドを使用し蒸気をメッシュバスケットを通し、ステンレスタンクで3ヶ月貯蔵」・・・としかない。 「キャットスキル」、ニューヨーク州から様々な蒸留酒を提供している。カーターヘッド蒸留器、内部にボタニカルを入れるバスケットがあり、ベーススピリッツの蒸気を通過させることで優しく繊細な香りをつけることができるとか。 ボタニカルは、ナツメヤシ、マンゴー、柑橘類、ピスタチオ、サフラン、クローブ、アニス、ミントなど。柑橘類の中身はわからない。海外も含め、探索はここまで。飲む側としては、この程度で…

  • 【づけジン】 イタリアンパセリを浸ける 真夏日にはこれ

    イタリアンパセリ20gを「ドーバージン」200mlに漬け、冷蔵庫で約1日。抽出されて緑色になるかと思ったが、ほとんど透明。ただ、エキスは染み浸み出ている。香りも味も。しかも、絶妙の風味、ボタニカルに使って欲しい。 「イタリアンパセリ」、セロリを小さくした草姿、ヨーロッパでは日本の縮れた葉のパセリよりもポピュラーらしい。囓ってみるとパセリ味80%だが、セロリ風味もある。縮れたパセリほどのクセは無い(さっぱりしたパセリ)。 この「づけジン」も、そのものの香りと味。炭酸で割って飲む、真夏日のクールダウン。葉を添えて、夏のカクテル素材としも面白いかも。今回合わせたのは「ドーバージン」、日本のジンです。…

  • 「ブルーコート アメリカン ドライジン」 今年のトレンドカラーはアーミーブルー

    綺麗な青いボトル(中身は透明です)。アメリカはペンシルヴァニア州、フィラデルフィアのジン。5回の蒸留で造られたピュアなベーススピリッツ、アメリカで唯一のドライジンと称している。 フィラデルフィア、アメリカ独立宣言の地。このジンのコンセプトは「自由と革命の精神を掲げるジン」。教科書で知る南北戦争、1860年頃、南部の州が合衆国から独 し、奴隷制度などを大義とした戦争が始まった。 リンカーンの北軍が身につけた軍服の色が「ブルー」。南軍の軍服がグレーであったことから、この戦争はブルー&グレーとも称された。このジン「ブルーコート」は、この軍服の色に由来する。自由と革命のブルー 青地に金色の模様がお洒落…

  • 「ROKUMOJI(ろくもじ) #01」 森林浴(しんりんよく:六文字です)

    新潟県南魚沼「ろくもじ株式会社」のクラフトジン。現在までに「#01」、「2022 Special Edition」、「Green Planet」が発売されている。販売店が限られており、確認したところでは完売状態だ。生産数も少ないが、人気も高い。 「#01」は2020年に販売が開始されている。「ろくもじ株式会社」のコンセプトは「自然×人×モノ」の循環であり、特に利用されていない森林資源の持続可能な活用と開発を目指している。新潟産にも強いこだわりを持ちながら。 メインボタニカルはアテビ(佐渡産)、クロモジ(魚沼、長岡産)。佐渡市に生息しているヒバは「アテビ」と呼ばれており、独特な香りが特徴とか。こ…

  • 「アレンビック ドライ・ジン ハチバン」 加賀金沢の贅沢

    先に、海外大手のジンは情報が無い・・・と嘆いたが、日本のクラフトジンはあまりにも情報が多く(下記など)、リンク先を紹介したら書くことが無くなってしまう。しかし、溢れる情報を要約するというのも・・・・必要か。 金沢のALEMBIC大野蒸留所、2022年から製造を開始した。カカオニブ、クロモジなど8種のボタニカルと霊峰白山の湧水を使用し、試作品の8番目を「ハチバン」として世に送り出した。7番だったら・・・図柄も違っていただろう。 飲んでみる。やや甘めの薬草系。ボタニカルは、他にジュニパーベリー、コリアンダーの種、レモンとオレンジの皮、アンジェリカの根、カシア(「八ツ橋」に使用)・・・、この薬草感は…

  • 「ゴードン シチリアンレモン ジン」 「それなり」です

    ゴードンのフレーバージン。海外大手の派生商品、往々にして情報が無い。ゴードンの公式HPでも「ジュニパーのノートとゴードンのさわやかな味と最高級のシチリアレモンのバランスをとるように完璧に作られています」・・・とだけ。 「レモン」の原産地はヒマラヤ東部、11世紀にノルマン人がシチリアを征服したことで、レモンはヨーロッパ大陸に持ち込まれたとか。シチリアレモンは、果汁が豊富で酸味がマイルドな品種「フェンミネッロ・コムーネ」。 最近、スーパーでも国内産のレモンを見かける。国産は酸味の強い品種「リスボン」などが主体だが、防かび剤などが使われていないので、皮ごと加工する場合などは国内産を使いたい。国内産の…

  • 「八八(パチパチ) ジン」 農作業の音 瀬戸内海に響きます

    愛媛県新居浜市「近藤酒造」、明治11年創業の清酒メーカーが造ったクラフトジン。このジンの主役は愛媛のブランド温州「真穴(まあな)みかん」。農林水産大臣賞や天皇賞にも輝いている。皮が薄く、濃厚な味わいとか。 その「真穴みかん」の果実、皮、花、新芽に加え、青みかん、橘(たちばな)をボタニカルとして使っている・・・「みかん」だらけだ。あとはジュニパーベリーと「コノテガシワの実」だけ、の計8種類。 「八八(パチパチ)」?。ボタニカルが8種類?。発売されたのが2019年の8月8日だから?。ミカンを収穫する時、まず果実を「パチ」と切り取り、さらに果実に残った果柄を「パチ」と二度切りして収穫袋に入れる。 集…

  • 「🇿🇦EMPIRE GIN エンパイア・ジン」 カッパが狂喜乱舞!

    2015年、南アフリカ ケープタウンに設立された小さな蒸留所(Pienaar&Son)で造られたクラフトジン。評価は高く、ボトルには受賞を記念したラベルが重なる様に貼られている。上品なボトルの装い、もったいないが、決断して開封する。 「南アフリカ共和国」のジン、これまでも「ケープタウン ルイボス デッドジン」、「アラガス ジン」、「KWVクラックスランドジン」・・・地域特有のボタニカル使った個性的なドライジンでした。ただ、このジンはちょっと様相が異なる。 ボタニカルは、キュウリやライムの葉、グレープフルーツの皮など9種類とか。アフリカ特有のものでは無い。でも、イギリス本土には無い遊び心が。キュ…

  • 【外ジン(ジン以外のお酒)】 青森ブランデー「ラブヴァドス」 神がかり

    青森と言えばりんご、りんごと言えば青森。その青森のホワイトアップルブランデー「ラブヴァドス」。りんごを酒にする試みや産業は古くから見られるが、最近はシードルが幅広い展開を見せている(ここ見て:シールドの森)。 世界自然遺産、ブナの森、白神から得られた「白神酵母」を使用して造られたシードル、これをを蒸留したのがこのブランデー。素材(りんご)の爽やや甘い香りを表現しようと、樽熟成させないホワイトブランデーとして提供している。 白神酵母の探索は弘前大学、醸造に係る試行錯誤は弘前工業研究所が担った。ブランデー感もあるが、さっぱりしたドライな風味はジンに近い。最近のジンはあまりにも幅が広い、このブランデ…

  • 「タンカレー セビリア ジン」 マーマレードなジン

    オレンジをボタニカルとした「タンカレー ジン」。ただ、このジンに使用されているオレンジはあのオレンジではない。ジンの名前に由来する「セビリアオレンジ」は「ビターオレンジ」に区分され、生食には向かない。 スペインのセビリア地方で生産され、多くはイギリスに輸出される。そして「マーマレード」に加工される、それぞれの家庭の味としても。皮だけではなく、果肉も苦いのだろう。マーマレードには、この「ビター」が必要という訳。 ロンドンドライジンの「タンカレー」に使われるというのも、マーマレード好きのロンドンっ子にとっては当然の流れかも。ちなみに、同じスペインでも、バレンシアオレンジは「スイートオレンジ」。 相…

  • 「ブロンコ20」 横浜のあばれる君

    見た目、スペインっぽい風ぼう・・・ですが、横浜のジンです(現在のラベルはカラフル)。横浜を世界のクラフトビアシティにすることを目指す「横浜ベイブリューイング」社が、横浜日ノ出町に「横浜ジン蒸溜所」をオープンさせた(2021/12)。 当蒸溜所製のクラフトジン等を楽しむことができる。そのジンが「ブロンコ20」。ベイブリューイング社のビールを素材としたベーススピリッツに、柚子、青山椒など20種類のボタニカルを添加、再蒸留している。 そのほかにも、カフィアライムリーフ、オレガノマジョラム、ヤクヨウサルビア、インドネシアクローブなど海外の要素を取り込んでいる。いかにも海外の交流拠点「横浜」らしい品揃え…

  • 「東京ボタニカルズ Tom Gin」 日本のトム・ジン ラインナップがすごい

    東京クラフトリキュール合同会社、板橋区にあるリキュールメーカー。小規模生産の強みを活かし、国産の果実やハーブを取り込み、多様なプロフェッショナル向けのリキュールを製造している。 その中に、Tom Gin(トム・ジン)のシリーズがあり、ホームページ(下記)には多くの製品が紹介されている。例えば、#02は夏みかん、#17は黒文字・和薄荷、#25はヨモギ・・・#33まで。 今回飲んだのは、#08(alc.47%)の低アルコール版(20%)。#08は東京ワイナリーのワイン製造時のぶどうの絞りカス、東京産のレモングラス、レモンバーム、レモンバーベナなど21種類のボタニカルを使用している。 手作り感満載の…

  • 「デ・ボルゲン ダッチ コーンウィン」 カスク好きにはたまらない

    前回に続き、ジェネヴァタイプのジン。陶器、しかも高級感のあるややくすんだ黒。栓は封印され、オランダ色のリボンが粋な演出を見せる。1000mlの重さと「この」気品、開ける決断が必要、その前に・・・若干の情報検索。 ネットでの紹介は「高価な初期のジュネヴァ。またの名を「ダッチバーボン」。3回蒸留のジュニパーベリースピリッツとモルトワインのブレンドをシェリー樽でフィニッシュ」とある。蒸留後にカスク熟成をかけたスピリッツである。 「ダッチバーボン」、16世紀にオランダで生まれた創生期のジェネヴァ(ジン)。ダッチ コーンウィンはこれを再現しようとしたクラフトジンか。封印をこじ開けてグラスに(封はバラバラ…

  • 「ホーフハウト レイカ ジュネヴァ No.45」 やってしまった・・・

    ジンの種類、数年前までは ①(ロンドン)ドライジン、②ジェネバ、③シュタインへーガー、④オールドトム、これに、⑤スロージンを加えることもある・・・と言うのが通例でした・・・が、クラフトジンの台頭で様変わり。 オランダのジェネヴァ、ジンの元祖とも言えるジンですが、このジンは「新スタイルジュネヴァ」と紹介されている。ここで、参考にしようと過去のジェネヴァの記事を検索してみた・・・・やってしまった。2021.2.14にこのジンを書いている!!。 どうしよう・・・・、折角写真も撮っているし・・・、初めてのつもりで購入して、飲んでいるし・・・・・・・載せます。「忘却は人生の喜びの原点」なのです。と言うこ…

  • 「長崎出島ジン デンノシン」 日本初のジン?を再現?妄想復刻

    長崎の出島に上陸した飲み助のオランダ人、母国のジンが懐かしかったのだろうか?。1812年、オランダ商館長ドゥーフのため長崎奉行所 茂(しげ)伝之進(デンノシン)が見様見真似(みようみまね)で造ったとか。そのジンを見様見真似で再現したクラフトジン。 見様見真似を、さらに見様見真似で再現しているので、「元々」をどれだけ再現しているのかわからない。「妄想復刻」とも紹介されている。現代風にアレンジしたともある。いずれにしても、昔も今もチャレンジする気概は大切です。 諫早市で180年の歴史を有する杵の川(きのかわ)酒造の作で、ジュニパーベリーをふんだんに使い、ボタニカルはコリアンダー、アンジェリカ等とな…

  • 「Secom ミントクラフトジン」 難読漢字:薄荷

    北海道のほぼ全域をカバーするコンビニ「セイコーマート」が提供するクラフトジン。オホーツク海に近い滝川町の和ハッカ農家が、「地域を応援してくれる会社に自分たちの大事な原料を使ってほしい」とセイコーマートへ相談したのがきっかけとか。 滝上町の和ハッカ栽培、100年以上の歴史がある。1930年代には世界の約7割を占める産業に発達し、メンソレータムの原材料として輸出もされていた。その後、合成ハッカなどの出現により激減したものの、今でも数軒のハッカ農家が歴史を受け継ぎ、新たな展開を提案している。そのひとつがジン。 和ハッカ(薄荷:ミント)、洋種ハッカと分類上大きな違いは無いらしいが、強い清涼感と爽快な味…

  • 「神楽南蛮クラフトジン湯沢・越後」 ジンジンきます

    商品名に「クラフトジン」とあるものの、湯沢・越後ともスピリッツで無くリキュール。湯沢の原材料にはジュニパーベリーとあるが、越後には記載が無い。本人がジンと言うのだから、ジンにします(いい加減なブログですし)。 新潟の伝統野菜「神楽(かぐら)南蛮」、簡単には紹介できないので、詳しくはネット検索をお願いします。ゴツゴツしたピーマンの様相で、本家の山古志(やまこし)、魚沼系、上越の3種類が市販されているらしい。 唐辛子の様に辛く、熟すと赤くなる。約20年前から「長岡野菜」の1種として世に出され、南蛮味噌などの様々な加工食品が提供されている、クラフトジンとしても。「湯沢」には、たぶん南蛮の切片が入って…

  • 「マカロネシアン ホワイト ジン」 大西洋の隠されたイッピン

    ミクロネシア:ハワイ諸島、ニュージーランド、イースター島を結ぶ三角地帯、サモア、トンガなども含まれる。ポリネシア:グアム、サイパン、パラオが位置し、小笠原諸島も含まれることがあるとか。メラネシア:パプアニューギニア、ソロモン諸島、ニューカレドニアなど。 ネシア(-nesia)は、諸島の意の接尾語として使われるが、「マカロネシア」はどこでしょう?。・・・・・大西洋です。アフリカ大陸北西の沿岸にあり、いくつかの諸島群で構成されている。このジンはカナリア諸島(モロッコに近いスペイン領)で造られている。 亜熱帯の温暖な気候の下で生育した多様な植物をボタニカルとして使用、公表されているもの以外にも非公開…

  • 「道後ジン」 今年の夏はこれ!、満足させます。

    「道後ジン」:検索すると「道後ジン 六媛(ろくひめ)」がヒットしてしまう。同じ愛媛県水口酒造のクラフトジン。「六媛」は麦焼酎をベースにぶどう「ピオーネ」、いちご「紅い雫」などをボタニカルとして使用している(下記)。 今回の「道後ジン」、酒粕由来の焼酎をスピリッツベースに、愛媛県産の柑橘(せとか、紅まどんな)、柚子(鬼北町産)、レモン(岩城産)、キウィフルーツ、七折小梅(砥部町産)、檜チップ(久万高原町産)、新宮茶などがボタニカルとなっている。 同じく愛媛産のボタニカルが特徴だが、スピリッツは米ベースの焼酎、多様な柑橘系を使用するなど、組成は全く違っている。が、両者とも創業120年の醸造技術に裏…

  • 「ストラスアーン オーク ハイランドジン」 ウイスキー蒸留所発のジン

    LiquorPage(リカーページ)、あらゆるお酒の情報を「分かりやすく丁寧に」発信するメディアとして知られている(利用しています!)。そこに、「ウイスキー蒸留所が手がけるクラフトジン」という記事があり、8銘柄が紹介されている。 ① ザ・ボタニスト(ブルイックラディ蒸留所:スコットランド)、② コーヴァル(コーヴァル蒸留所:アメリカ)、③ ヒュー(ヒュースピリッツ蒸留所:アメリカ)、④ キュロ(キュロ蒸留所:フィンランド)、⑤ ズイダム(ズイダム蒸留所:オランダ)、⑥ グレンダロウ(グレンダロウ蒸留所:アイルランド)、⑦ コッツウォルズ(コッツウォルズ蒸留所:イングランド) ①~⑦、全てこのブ…

  • 「BEAR'S BOOK(ベアーズブック)ジン」 こっちの「クマもん」も頑張れ!

    遊び心満載、熊本「高橋酒造」のクラフトジン。高橋酒造 は球磨焼酎(米焼酎)の「白岳」や「しろ」を販売するトップクラスの醸造元。しかし、このジンのベーススピリッツは焼酎系ではない。 4年間の試行錯誤の結果、焼酎を捨てた。ニュートラルスピリッツ(中性スピリッツ)を使用している。醸造用エタノールだ。ボタニカルの風味を最大限現すためには、クリアなニュートラルが必要だった。 焼酎メーカーでは無く、酒造りのプライドを優先させた。ボタニカルは柑橘(ゆず、不知火)、相良茶、小国杉、生姜、椿などの熊本素材が使われているが、ビックリなのは「米の籾(もみ)殻」。 かつて、りんごのパッキング等にも使われていたが、確か…

  • 【 外ジン(ジン以外のお酒)】 宮城の日本酒:泥酔の「わらしべ長者」

    ジンは主にネット注文ですが・・・、呑んだ品を再度頼んでしまう!と言う「おバカ」をやってしまった。一応、エクセルで入手リストを作っているのですが・・・。予期せぬ出費、それ以上に自分の「おバカ」に落ち込む。 その活用法(逃避法)として、お世話になっている方に押しつける・・・(ジンの普及と称して)。お送りして、あ~サッパリとしたと思ったら、三倍返しの「お返し」が。宮城のお酒3本がつまみの「ほや」と一緒に届いた。わらしべ長者!恐縮 黄金澤(こがねさわ)、日高見(ひたかみ)、乾坤一(けんこんいち)。以前、日本酒とジンのカクテルを紹介した(下記)。ジンのブログなので、それぞれの日本酒でカクテルを作ってみた…

  • 「南部美人 クラフトジン」 東北人(ジン)にかぶれました!

    「南部美人」、120年の歴史を持つ岩手県二戸市の老舗酒造メーカー。HPを見させて頂いた。日本酒のラインナップも含めてシンプルだけれども、画像も含めてセンスが良い。「南部藩」:岩手県北部を中心に、青森県や秋田県の一部を支配した南部氏に由来する。 東北人、素直です。醸造元のコメント「コロナの影響で日本酒の需要が減り、酒米を栽培する生産者へご迷惑をかけしないために、新たな酒類製造に挑戦した」と打ち明け、ジンやウオッカを送り出している。 そして、このジンのボタニカル、なんと「漆(うるし)」が使われている。あのかぶれる漆です。漆、二戸市は国内の7割の生産量があるという。北日本には各地に漆文化があり、この…

  • 「ノーデン ドライジン ドルンカート」 こだわりのドイツ

    製造元の「ベレンツェン Berentzen」社、創業250年のドイツ最大級のスピリッツ・リキュールメーカー。北部の古都ハーゼルンネに本社がある。スピリッツの「ドルンカート」、リキュールの「アプフェルコルン」が自慢の銘柄らしい。 しかも、安い。この「ノーデン ジン」は700mlで税込み1,815円だ。ただ、廉価な品のあるあるで、中身が良くわからない。「小麦由来のスピリッツにジュニパーベリーやレモンピールを原料に使用しています」・・・説明も廉価だ。 栓やラベルも含めて造りはしっかりしていて、価格を聞かなければ、高級品にも見える。苦みと爽やかな柑橘系の風味、とても飲みやすいドライジン。炭酸割りは夏の…

  • 「サクラオ 桜尾 ジントニックテイスト ノンアルコール」 たぶん美味しい

    桜尾のジン、広島の美味しいクラフトジンとして紹介した(下記)。そこの350mlジントニック缶、何とノンアル。ノンアルなのでジントニック「テイスト」としているのか。ノンアルのジントニック、ここまで来たかのジンブーム。 実は・・・私飲んでいません。知人Sが飲んだ感想とともに、空き缶を届けてくれた。アルコールも入っていないし・・・飲まくても良いか。と言うことで、飲まないで紹介するのはこのブログ史上初めてかも(大げさ!)。 知人Sの感想「甘すぎないドライな感じとトニックらしい苦みがある。ライムの風味もしっかりしていてて、食事と合わせるソフトドリンクとしては高評価。ただノンアルなのでパンチは当然ないし、…

  • 「ジン オブ ファイヤー シトラス」 もったいない

    「インスタ映え」すごい。ブルーの液体も綺麗だが、ボトルを振ると凄まじいことになる。キラキラとしたラメと言うより「微粒子」が乱舞する。雲が入り乱れる様相、金箔入りの酒のレベルではない。宇宙を感じさせる世界観だ。 こんな驚きなのに、パフォーマンスが無い(もったいない)。日本の販売サイトの説明も「ボトルを振るとラメが舞う」程度だ(もったいない)。スペインのジンで、海外のサイトを見てもイマイチだ(もったいない)。 ボトルを振る前に飲んでみる。あっさりとしたシトラス感が夏に合う(色も)。スペインのクラフトジンらしい晴れ晴れとした美味しさがあるのだが、ボタニカルなどの情報が得られない(もったいない)。 ボ…

  • 【合せジン】 「蕎麦湯」割りにしてみました。最高の罪悪感

    直近で「& SOBA GIN(蕎麦 ジン)」を紹介した。ちょうど休日の昼食が蕎麦だったので、蕎麦湯割りにしてみた(昼から・・・罪悪感)。暖かい蕎麦湯に「粋ジン」、なかなかです。ただ、かき混ぜながら飲まないと、沈殿してしまう。 老後の楽しみ・・・地元の古くからの蕎麦屋に(日の高いうちから)ぶらぶらと出かけ、ざる蕎麦か鴨南蛮を食べながら日本酒を2~3合、とろ~とろ~と一時(いっとき:2時間くらい)をだらしなく過ごす・・・最後はちょっと熱めの蕎麦湯を頂いて帰途につく...。健全な罪悪感だ。 蕎麦湯割りロックも試みたが、暖かい方が良い。それでも蕎麦には日本酒かな?。家に帰ってから一眠り、寝覚めには 「…

  • 「& SOBA GIN(蕎麦 ジン)」 &&&&&&&&&&&&

    長野県南佐久郡「黒澤酒造」のクラフトジン。黒澤酒造については、以前に「黒澤白樺ジン」を紹介した(下記)。SOBA GINは米ベースのスピリッツに、ボタニカルとして長野県のそば茶、ミョウガ、杉の葉などが使われている。 自社で採取した白樺の樹液も添加していると言う。ラベルのブツブツは「そばの実」か。商品名の「&」がわからない。HPにも説明がないので勝手に解釈した(蕎麦を食べる時、ソバに置いて、一緒に飲め?)。 このジン、意外と情報が無い。ソバをボタニカルに使うというオリジナリティをもっと宣伝しても良いと思うのだが・・・。飲んでみる。結構甘い。ソバの甘さか?、白樺シロップの甘さか?。炭酸で割ると美味…

  • 「シティーハンター XYジン ブラックゴールド」 昭和のスリリングショット

    醸造元「光武酒造所」は以前にも紹介した。このジンと真逆なシチュエーションとして(下記)。「シティーハンター」、1980年代「週刊少年ジャンプ」連載の北条司氏によるコミック。単行本の累計は4600万部とか。 私はあまり繋がりがない。当時、こういった傾向は避けていたのかも知れない。これとコラボしてジンの商品を作り出す・・蔵元、よっぽどのファンか?。とにかく、派手なラベル。これが売れるか、結構スリリングだったと思う。 ボタニカルは、トマト、ホーリーバジル、カモミール、レモングラス。ジュニパーベリーをヒッコリーのチップで燻蒸することで、仕事人冴羽リョウが纏う、コルトパイソン357の硝煙の香りを表現して…

  • 「ミッケラー ネイビー ボタニカルジン」 57%の芸術作品

    デンマークのミッケラー、 クラフトビールのパイオニアと称されるブルワリー(ビール醸造所、ワインだとワイナリー)。自前の醸造所を持たないファントムブルワリーとして知られ、芸術的な仕様は、いかにも「北欧」。 そのミッケラーが造ったクラフトジン。オリジナル(緑ラベル)はalc.44%、このネイビーラベルは57%と言うコワモノだ。18 世紀頃、イギリス海軍(ネイビー)がが飲んでいたのがalc.57%だったとか。ラベルの色もネイビー?。 ラベルも芸術的。体を突き抜ける腕、これが何を意味するのか・・・色々と考えさせてくれるのが芸術?。アメリカのアーティスト、キース氏のイラスト、ラベルやパッケージだけでなく…

  • 「サントリー ジン 翠 1.8L ペットボトル」 神になる?

    スーパーのスピリッツ売り場に立ち寄ったら、見慣れぬペットボトルが・・・なんと「翠」の一升ペットボトルだ!。「翠」、販売好調と聞いていたが、ついにPB。中身が認知されたので、ペットボトルでも大丈夫と判断したか。 「翠」については、これまでも紹介してきたし、【づけジン】のベース等でもお世話になってきた。ペットボトル、大歓迎です。コスパも当然良い。700mlガラスボトルと比べると94%程度。諸物価高騰の折、ありがたい。 当然、中身も変わらないと思うので、安心して飲む。スッキリして美味しい、日本のジン文化を創る「酔神」です。 ジャパニーズ ジン 翠 -SUI- 1800ml posted with カ…

  • 「フィーバーツリー トニックウオーター」 (3回にわけて紹介)その3 フィーバーツリーはキナの木?

    先に、フィーバーツリーの派生プレミアル・トニックウオーター6種類を紹介し、詳しくは後日と書いた。その第3弾。今回は【トニックウォーター】と【ソーダウォーター】 【トニックウォーター】単なるトニックウオーターでは無い → プレミアム。天然水を使用し、人工甘味料、人工香料、保存料を一切使用しないプレミアムな液体。「翠」と合わせたジントニック、何とも高貴な感じがする様な・・・気持ちになります。 【ソーダウォーター】ミネラルの少ない高品質の軟水を使用し、高ガス圧できめ細かな泡を作りだし、繊細な香りと口当たりの良さが特長とか。ほかのトニックウオーターと比べると、甘くなくあっさりとしている。 社名のフィー…

  • 「フィーバーツリー トニックウオーター」 (3回にわけて紹介)その2

    先に、フィーバーツリーの派生プレミアル・トニックウオーター6種類を紹介し、詳しくは後日と書いた。その第2弾。今回は【ジンジャービア】と【ジンジャーエール】 【ジンジャービア】アイボリーコースト(コートジボワール)のグリーンジンジャーなど3種類のジンジャーを使っている。若干の濁りがある。「翠」と合わせたジントニック、生姜の辛み満載、シャキッとします。 【ジンジャーエール】こちらもアイボリーコーストのジンジャーを使用している。ジントニックにしてみた。程よい生姜風味と爽やかなシトラス感、夏のテラスで・・・。そのまま飲むと、ちょっと高級なジンジャーエール。 「ジンジャー = 生姜」と言うことだが、何と…

  • 「フィーバーツリー トニックウオーター」 (3回にわけて紹介)その1

    先に、フィーバーツリーの派生プレミアル・トニックウオーター6種類を紹介し、詳しくは後日と書いた。その第1弾。今回は【メディタレーニアン】と【エルダーフラワー】 【メディタレーニアン】メディタレーニアンは「地中海」のこと。コンゴ共和国のキナや地中海地方のシトラスとハーブのエッセンシャルオイルを使っている。「翠」と合わせたジントニック、癖が無くほんのりフローラルな香りが素敵です。 【エルダーフラワー】コンゴ共和国のキナとエルダーフラワーを使っている。エルダーフラワーをボタニカルとしているジンは何点か紹介してきた(下記)。ジントニックにしてみた。飲んだ瞬間三ツ矢サイダー(ちょっと苦み走った)。 日本…

  • 【 外ジン(ジン以外のお酒)】 焼酎「ブラックストーン 10年貯蔵」 酒粕はジンを旨くする

    ジンばっかり「たしなんで?」いると、時々他の酒類が飲みたくなる。お返しに頂いた焼酎「ブラックストーン」10年貯蔵を飲んでみた。秋田発酵工業株式会社(オエノングループ)の酒粕(粕取り)焼酎。 調べてみたら結構なお値段(5000円越)、恐縮してしまった(お返しにしては・・・)。ブログに載せようか迷っていたが、掲載即決。飲んでみました、とろ~っとした新感覚の焼酎。米でも芋でも麦でも無い、大吟醸を想わせる焼酎です。 これまで酒粕をベーススピリッツとするジンも紹介してきた(いくつかを下記)。ベースでありながらも、ボタニカル的な要素もある酒粕の風味はひとつの領域かもしれない。勉強しました。 ブラックストー…

  • 「まさひろ オキナワジン バーテンダーズバッチ 2021」 三代目は難しい

    沖縄の「まさひろ ジン」、これまでに3種類を紹介した。「オリジナル」と「バーテンダーズ バッチ」の2019と2020。いずれも沖縄独特のボタニカルをふんだんに使っていて、記憶に残るイッピンでした。今回は、バーテンダーズ バッチの第3弾「2021」。 今回のバーテンダーは沖縄の2人、ボタニカルの選定からブレンドまで試行錯誤を重ねて造りだしたとか。ジュニパー以外のボタニカルは・・・・沖縄の今帰仁(なきじん)産のスイカ、宮古島のフェンネルの花、沖縄山原(やんばる)産シークヮーサー。 第1弾、2弾と比べるとボタニカルはちょっと淋しい、alc.も47%から40%とマイルドになっている。このジンのテーマは…

  • 【づけジン】 ミツバを浸ける 過ぎたるは・・・

    ちょっと前に「芹(せり)」の【づけジン】を紹介した。今回は同じ香味野菜の「ミツバ」。芹と同様に、茎と葉20gをドーバージン200gで浸けた。半日浸け、濾(こ)してから冷蔵庫に入れたのが3枚目の写真。それなりの色が出ている。 ミツバの味はするが、爽やかでも軽やかでも無い。ミツバを入れすぎたのかもしれない。結構青臭い。炭酸で割っても雰囲気はあまり変わらない。 市販されているミツバは水耕栽培したもの。ミツバは日本各地や東アジアに分布し、庭の雑草としても見かける。こちらは、香りはミツバでも、結構硬そうで食べる気にはならない。 ミツバをボタニカルとして使っているクラフトジンがある(下記:伊勢神)。かなり…

  • 「ノルマンディア ジン」 ブラヴォー ヴァイキング カルヴァドス

    フランス北西部に位置するノルマンディ、「ノルマンディ上陸作戦」でその名を思い起こすが、ちょっとググってみたら、古来からの壮大な歴史に圧倒された。このブログで語るには恐れ多い。ひとつだけ、ノルマン人は「ヴァイキング」です。 このジンのベーススピリッツは、りんごを原料とする蒸留酒「カルヴァドス:カルバドス (calvados)」。ノルマンディ地方で造られることが条件で、他地域で造られたものはカルヴァドスを名乗ることができない。【その他】は一般的に「アップルブランデー」と称される。 この地でカルヴァドスやシードル(りんごを使用した発泡酒)を生産する大手ブランド、ドメーヌ・コクレルが造るクラフトジン。…

  • 【づけジン】 芹(セリ)を浸ける セリは根です

    久々の【づけジン】。セリを浸けてみました。セリをボタニカルにしているジンもあり「下記:欅(けやき)」、気になっていたのですが、やっと実現しました。「きりたんぽ」に使うときは、根も一緒に入れるのがポイントとか。そこで、 茎葉と根、別々に(20gにドーバージン200g)浸けました。半日浸け、濾してから冷蔵庫に入れたのが3枚目。それなりの色が出ている。当地で使うのは岩木山麓で作られる「一町田」のセリ。バイオ技術で赤い色素を抜いた綺麗なセリとか(未確認)。 茎葉の方は「セリ」味で、炭酸で割っても香り高く美味しい。根の方はセリの香りとともに根っこ味の出汁が何とも美味しい。明日は残ったセリを使ったきりたん…

  • 「ル・ジン カルヴァドス・カスクフィニッシュ」 ジンの樽づけは?

    カスクは「樽貯蔵したよ~」ということ。オリジナルを下記に示したので、説明は簡単に。カルバドス(りんごの醸造酒)の名門が手がけたブランデーベースのクラフトジン。オリジナルの美味しさにはビックリしました。 そんな「ル・ジン」を樽貯蔵したボトル。6ヶ月間樽に込められた数量限定の一品とか。オリジナルと比べると、ラベルの下には「金色」のプレミアム表示がある、高級感ありで、封を切るのに若干の戸惑いが生ずる。 樽貯蔵されたジン、これまでも数点紹介した。付加価値、チャレンジ・・・、ジンの多様性は貴重ですが、ちょっと微妙かも。それなりに美味しいのですが、ジンとしてはカスクされていないオリジナルな方を飲みたい。 …

  • 「道後ジン 六媛(ろくひめ)」 雛祭りに

    六媛の媛は「愛媛県」の媛、46都道府県の中で「愛媛」は最高のネーミング(私的に)。青森は2番目で良い。そんな愛媛のクラフトジン。「六」は松山市などの6市町が連携した『まつやま圏域未来共創ビジョン』の6。 その6市町の特産品を集めて作ったのが「道後ジン六媛」。ベーススピリッツ(アルコール原料)も愛媛県産の「はだか麦」を使用した麦焼酎を使用している。そして6ボタニカル・・・松山市のぶどう「ピオーネ」、東温市のいちご「紅い雫」 さらに、伊予市の「中山栗」、砥部町の「七折小梅」、久万高原町のりんご「ふじ」、松前町の「はだか麦」が使われている。製法にもこだわり(詳しくは下記紹介などで)・・・結果的に香り…

  • 「榊 sakaki XV」 神はGINと読みましょう

    榊(さかき)ジン、和歌山県「プラム食品株式会社 紀州熊野蒸留所」のクラフトジン。外箱やラベル、なかなか凝った代物(神々しい)。和歌山県と言えば梅(プラム)、この会社も梅酒など、梅製品が主体となっている。 榊ジンにはXV(15)、XIX(19)、XXV(25)がある。この数字はボタニカルの数らしい。XV(15)は和歌山県を代表する南高梅、温州みかん、柚子、すだち、山椒を含むボタニカル15種類を用いている。梅と柑橘の香るジンなのか?。 榊、古くから神事に欠かせない常緑の植物で、神と人間の境に立つ木ととされている(境木→榊)。玉串として使われることも多い。寒冷地の当地では全く馴染みがないが、西日本な…

  • 「ゴードンジン グリーン」 世界で一番呑みやすいジンかも

    逆輸入品の「ゴードン」はグリーンボトル。20世紀初頭、オーストラリアに大量輸出した透明ボトルが好評だったことから、海外向けは「透明」、英国国内向けは(従来からの)「緑」と言うことになったらしい。 世界展開されているゴードンなので、地域(国)ごとに色々な形態で販売されている。日本にはalc.37.5%と43.0%がある。グリーンボトルは37.5%。ゴードンのボタニカルは秘伝とされ、個々(国ごと?)のジンの内容もわからない。 手元に透明ゴードンがないので比較できないが、グリーンボトルは実に呑みやすい。ジュニパーの苦みもまろやかで、ほんのりとした甘さも軽やかだ。ストレートでも飲みやすい。コスパも良い…

  • 「北海道クラフトジン 北水鐘(きたすいしょう)」 田中邦衛さんに捧げる

    「水鐘」? ネットで検索しても良くわからない。ジンの説明では「鐘(かね)を衝いた時の音が水面に波紋として広がっていく」とあり、ボタニカルの香りや余韻が広がっていく様を表現しているらしい。 北水鐘の「北」は北海道。ラベルには丹頂鶴。ジュニパーベリー等5種類のベースボタニカルに加え、北海道ならではの6種類の地域ボタニカル。赤紫蘇(白糠町:しらぬか)、アップルミント(妹背牛町;もせうし)。 さらに、昆布(礼文島)、男爵イモ(美瑛町:びえい)、シーベリー(むかわ町)と北海道産米の吟風(ぎんぷう)とか。ジャガイモとか米をボタニカルに使うのも面白いが、シソ、ハーブ、昆布・・・全体に不思議な組み合わせ。 呑…

  • 「日の丸ジン 蔵風土 ソーダ缶」 計画的販行;缶ペキ、完璧

    ベース(本体)となる「日の丸ジン 蔵風土」については、【いかにもクラフトなジン】として下記に紹介した。2022.8、本体からわずか1ヶ月遅れで缶が販売されている。これは「計画的な犯行(販行)」だ。 本体の「日の丸ジン 蔵風土」に単にソーダを加えて作った?。ちょっと不確かな情報だが、本体のボタニカルにも使われている「福来(ふくれ)みかん」の果汁を追い足ししている?。とか 飲んでみた。落ち着いた柑橘感(オレンジやレモンとも違う)に、程よい苦み。本体と比べると、薬草系の風味がやや強く感じる。日本のクラフトジンの今を表現しているようで面白い。この缶、追い足し注文しました。 日の丸ジン 蔵風土 ソーダ缶…

  • 「キング オブ ソーホー ドライジン」 ドライジンの王道、キングです

    キング オブ ソーホー・・・って何?、誰?。「ソーホー」、ロンドンのシティオブウェストミンスターにあり、かつては歓楽街として栄え、その後レストランやメディア企業などによるお洒落な街となり、今やトランスジェンダーを象徴する地ともなっている。 その「かつて」のソーホーの夜のビジネスで成功し、英国で一番の金持ちとなったのがポール レイモンドで「キング オブ ソーホー」と称された。ジンの名前にも使われる位なので、畏敬の念もあったのでしょう。 青色の素敵なボトルと歴史的なネーミング。結構な辛口なのに出汁(だし)味のような「含み味」が何とも言えない。4回の蒸留でドライ度高め、12種類のボタニカルの組合わせ…

  • 「日の丸ジン 蔵風土」 クラフトの玄人(くろうと)

    茨城県那珂市「木内酒造」のクラフトジン。「蔵風土」はクラフトを文字っているのだろう。が、木内酒造が200年の歴史を持つ酒蔵として、「蔵の風土」を背負って造り上げたジンであることを謳っているのであろう。 いかにもクラフト。外箱は内面が真っ赤なアート仕様だし、ボトルの形状も洒落ている。よく見ると、字体にも細かな装飾が施されている。図柄は日の丸をバックに、鳥が麦穂をくわえている。木内酒造の地名にある「鴻巣」コウノトリ?。 飲む前からのクラフト圧、中身も期待したい。国内製造のスピリッツと12種のボタニカル(福来みかん、柚子や山椒など)で造られたオリジナルジンに、古来より日本酒造りに使われる杉樽で熟成さ…

  • 「グレンダロッホ ワイルド ウインター ボタニカル ジン」 生き残るための知恵

    「多様性」や「個性」を主張するクラフトジン、地域を表現する銘柄も多いが、その地域も季節によってうつろい行く。そんな四季を具現化したのがアイルランドの「グレンダロッホ」。春・・夏・・秋・・冬。今回完結しました。 春を紹介したのが4/25、それから夏(7/25)、秋(10/11)と来てのウインター。この1年、世界は重く・・・長かった。春には想像できなかった記憶に残る1年、ブログで付き合ってくれたグレンダロッホ、感謝 ウインターのボタニカルは、ベイマツ、オウシュウアカマツ、ニワトコの実、スローベリーの果実、ナナカマドの実(ローワンベリー)、ウッドセージ、ハナウドの種、野生バラの実、カキドオシ(シソ科…

  • 「アロマージュ ジン」 美容室系?

    茨城県北部、筑波山近くで造られたクラフトジン。約300年の歴史を持つ「来福酒造」作(福来る!)。ボトルは厳か(おごそか)。しかも、よく見ると、黒のラベルには多くの黒い図柄が描き込まれている。 私の撮影技術では、この図柄を十分表現できない(現物を見てください)。商品名は「アロマージュ、 「Aroma(香り)」と「Marriage(結婚)」を合わせたもの。結構響きの良い言葉なので、美容室などの店名にも使われている。 アロアージュ!、マダムの強烈な香水か?、ボトル姿からも「美容院系のジン」か?。呑んでみました。大丈夫です(何が大丈夫?)。美味しいです。マダム感も焼酎感も日本酒感も無く、さっぱりとした…

  • 「ジーヴァイン ジン ノエゾン」 コニャック系ジンはお湯割りで

    以前、ブドウをアルコールの原材料(スピリッツ)とする フランスのコニャック系?ジン「ジーヴァイン フロレゾン」(下記)を紹介した。その流れを汲む「ノエゾン」、これも生粋の「ブドウ」ベースのジンです。 nouaison〈仏〉ヌエゾンは日本語にすると「結実」。ワインの用語では、「ぶどうの実がなること」を指すとか。ノエゾン、実に響きの酔いフランス語です。しかも、シックなブラックスタイルで、高級感が漂う。 ボタニカルは、ジュニパーベリーなど基本的なものを含めた14種類。サンダルウッド(香木の白檀:びゃくだん)、ベチバー(イネ科、香水に使われるハーブ)など、聞き慣れない代物も。複雑でスパイシーな仕上がり…

  • 「カバラン バー カクテル ジン&トニック」 アジア缶、アジア感

    台湾のジン「カバラン」、下記のブログで「暑い日にプールに飛び込んだときのような、すがすがしさと優雅さを感じられるジン」として、また、ジンは「琴酒」と書く(禁酒ではない)ことなども紹介した。 その「カバラン」を使ったジントニック缶。原酒の柑橘類の香りを活かした爽やかな味わいと紹介されている。また、自然豊かな台湾「雪山」山麓の伏流水を使用しているとのこと。サッパリ感、期待です。 微妙です、甘さと香料がちょっと気になりました。原材料を見ると、糖類、香料、酸味料が含まれている。含まれていても構わないが、元々の美味しい「カバラン ジン」の良さがイマイチかな。 ボトルに少し残っていた「カバラン ジン」を飲…

  • 「ローンウルフ ジン 新々スペック」 三代目 G ソール ブラザーズ

    「ローンウルフ ジン」の新スペック。このブログを始めてから、これほど豹変したジンはない。豹変でなく、狼変ですが・・・。ジン銘柄の紹介等は一代目、二代目のブログを見ていただきたい(下記)。 私にとって三代目ですが、もっと代を重ねているのかも。新スペックになるたびに、ボタニカルの組成も微妙に変化しているらしい。が、日本のネット説明は、まだ二代目のもの?(写真は三代目になっているのに)。 私の検索力では、海外の情報が最新かどうかわからない。そこで示されているボタニカルは、ジュニパー、スコッツパイン、グレープフルーツとレモンの皮、コリアンダーシード、カルダモン、アンジェリカとオリスの根、 さらに、レモ…

  • ジンベースの「スリングショット」 口の中でカクテルを作る?

    シュガーシロップのカップを大きくした様な容器(30ml)、中が螺旋(らせん)状に2室になっている。それぞれの室には、異なったリキュールが入っていて、ラベルを剥がして、2室の境の所から呑むことで口の中で混ぜ合わされる。 「ショットリキュール」と言うらしい。紹介文では、映えるパーティーコンテンツとして若い人に人気があるという。ジンベースには2品あって、「レモンブルーベリー&ミント」「メロン&キューカンバー」。 蛍光色の色合い、口の中で混ぜるという「得体の知れない代物」、ちょっと躊躇しながら飲んでみる。レモンブルーベリーとミント、かなりケバいです。甘くて香料がきつい。メロンとキューカンバー、キュウリ…

  • 「赤鳥居 プレミアム ジン」 まだ初詣に行っていない方のために

    「赤鳥居」の「オリジナル」については、2年前の正月に紹介した(下記)。今回は「プレミアム」。黒ボトルになって、赤い鳥居が神々しい。株式会社「竹光酒造場」や赤鳥居については、「オリジナル」の記事を見ていただきたい。 「オリジナル」のボタニカルは、ジュニパーベリー、レモンピール、オレンジピール、杉の皮、日本茶(佐賀の嬉野茶)の5種類でした・・・・、「プレミアム」は、山椒、シナモン、バニラビーンズ、わさび葉、海苔、牡蠣殻を加えた11種類。 数が増えたから美味しくなるという訳でもない。が、比べて呑んでみると「プレミアム」は複雑に数段美味しくなっている。焼酎系の癖も無く、ボタニカルを堪能できる。牡蠣殻の…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、ジン遊 㐂ジンさんをフォローしませんか?

ハンドル名
ジン遊 㐂ジンさん
ブログタイトル
ジンを楽しみ ジンで遊ぶ
フォロー
ジンを楽しみ ジンで遊ぶ

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用