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日々是〆〆吟味 https://www.waka-rukana.com/

日々考えたことをつらつらと書いています。 日常的なことを、かなり小理屈めいて考えています。 興味がありそうでしたら、ちょろっと覗いてみてください。

羽架 瑠夏奈
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2019/05/07

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  • 新しい商品というイノベーション 〜資本主義はずっと延命され続ける?

    商品にイメージを結びつけて買ってもらうのはいいのですが、なにも広告ばかり使って消費させるばかりが方法ではありませんね。机でも椅子でもどれも似たり寄ったりだからイメージ結びつけなくちゃ欲しがってくれませんが、今までにないような机や椅子であればそれだけで欲しがってくれるかもしれません。 たとえば前回炊飯器を例に出しましたが、炊飯器の機能がどんどん高くなっているとします。以前なら単にご飯が炊けるだけでした。より昔からすれば、いちいちお釜で火加減を見ながらつきっきりで炊き上がるまでいなければなりませんでした(多分。私は直接知らない)。ですからこの段階からすれば電気でスイッチひとつおせば時間通りに炊き上…

  • 商品の物語化 〜主人公はあなた(商品)です!

    商品を買ってもらうための方法はこのように色々あるのですが、そろそろ私の知っているものも尽きてきましたので最後に物語ということだけお話ししてみようかと思います。 商品を売るにはイメージを結びつけるのだ、とは前にお話ししましたが、そうしたイメージの発展した形として物語/ストーリーを作り上げるというものもあります。 商品を物語にしてしまう、とはどういうことでしょうか。まず一番簡単な物語の中にいる人、つまり俳優や役者を考えてみましょう。役者はドラマや映画の中で特定の役を演じますが、その役のイメージが強烈すぎますと、役者自身もそんな人物なんだと誤解されることがままあるといいます。これは役者のイメージが物…

  • 希少価値の商品的効果 〜値段の高騰、記号的差異化による希少価値化

    とりあえず記号的差異化によって同じ商品をバリエーション豊かな商品群へと変化させることが出来ました。しかしここからもう一つ違う現象も起きてくるようです。 記号的差異化によって生み出されるのは、同じ商品を違う商品のように見せることでした。靴の色や形が多少違っていたとしても、靴そのものとしての機能や品質が同じであれば、それは同じ商品であると見なすことも出来ます。商品の価値を使用価値に求めるとすれば、こんな記号的差異などなんら意味のない差異です。履き心地も耐久性も変わらないのであれば、赤だろうが黒だろうがそれは同じ靴と見なせないこともありません。 しかしそれを違うように見せるのが記号的差異化のなせる技…

  • 商品イメージの細分化 〜記号的差異化によって生まれるバージョン違い

    広告は商品にイメージを結びつけることによって消費者へと買ってもらおうとします。その際のイメージは性的なものがよく使われる、というわけで芸能人が男女共にイメージを生み出すシンボルとして必要不可欠だ、というように思われたのでした(私の勝手な考えで間違ってたらごめんなさい)。 さて、商品はあまりあるほどにあるもんだから、買ってもらうためには広告が必要でした。しかし消費者は広告すらも飽いてしまっています。商品の数だけ広告もあるので、広告もまたあふれてしまっているからです。そのため広告主は常に新しい方法を探っています。その1つが新しいタレントの発掘ですね。同じようなイメージを生み出すタレントでも新しい人…

  • 2019.10.4週目【リストのみ投稿,.AdSense制限のまま,広告は出だす】

    今週も振り返ってみたいと思います。 今週はリストの投稿だけですが、なにもしていない先週と比べましたらグラフの伸びは倍くらいでしょうか。無味乾燥なリストで誰も見てないんじゃないかと思っていましたがそれなりにアクセス数の貢献をしていてくれたことがわかりますね。 でもそんなことはどうでもいいのです。 問題はまだGoogle AdSenseが制限されたままだ、ということなのです。 しかしどういうわけか広告は出てくるようになりました。制限、だから完全に出てこなくなるわけではないのかもしれませんね。でも先週は出てこませんでした。ですからたとえリストとはいえ新しく投稿し出したら広告も出てくるのかもしれません…

  • スウィージー (米 1910-2004)

    ポール・M.スウィージー (Sweezy, Paul Marlor) スウィージー著作リンク一覧 社会主義 (岩波現代叢書 野々村一雄 訳. 岩波書店, 1951① ②) 資本主義発展の理論(中村金治 訳. 日本評論社, 1951 → 1952 / 新版 都留重人 訳. 新評論, 1967) 歴史としての現代 : 資本主義・社会主義に関する論攻 (岩波現代叢書 都留重人 監訳. 岩波書店, 1954) キユーバ : 一つの革命の解剖 (岩波新書 L.ヒューバーマン共著, 池上幹徳 訳. 岩波書店, 1960) 独占資本 : アメリカの経済・社会秩序にかんする試論(ポール・バラン共著, 小原敬士…

  • ドッブ(英 1900-1976)

    モーリス・ドッブ(Dobb, Maurice) ドップ著作リンク一覧 資本家的企業と社会的進歩( 岩田百合治 等訳. 章華社, 昭和6) 賃銀制度の諸問題(正田淑子 訳. 万里閣, 昭和6) ロシアの現在及将来 (社会思想パンフレット 井上寛 [訳]. 中央報徳会, 昭和8) 政治経済学と資本主義 (岩波現代叢書 岡稔 訳. 岩波書店, 1952) 賃金論入門(氏原正治郎 訳. 新評論社, 1954 → 改訂版 新評論, 1962 → 新装版 1975) 資本主義発展の研究 (岩波現代叢書 京大近代史研究会 訳. 岩波書店 第1 1954 第2 1955) 後進国の経済発展と経済機構 (京都大…

  • メンシコフ(露 1927-?)

    スタニスラフ・ミハイロヴィッチ・メンシコフ (Men'shikov, Stanislav Mikhaĭlovich) メンシコフ著作リンク一覧 戦後世界経済恐慌小史 (世界経済恐慌双書 及川朝雄 訳. 岩崎学術出版社, 1968) アメリカ金融寡頭制の構造(太田譲 訳. ミネルヴァ書房, 1974① ②) 資本主義、共産主義、そして共存(J.K.ガルブレイス共著, 中村達也 訳. ダイヤモンド社, 1989) ソ連経済=破局からの出発 : 混合経済のプログラム(渡辺敏 訳. サイマル出版会, 1991) メンシコフ著作リンク一覧 戦後世界経済恐慌小史 アメリカ金融寡頭制の構造資本主義、共産主義…

  • パーロ( 米 1912–1999)

    ビクター・パーロ(Perlo, Victor) パーロ著作リンク一覧 アメリカ帝国主義(堀江忠男 訳. 三一書房, 1953) 所得革命 (社会科学双書 駒津栄 訳. 日本評論新社, 1957) 最高の金融帝国 : アメリカ独占資本の構造と機能(浅尾孝 訳. 合同出版社, 1958① ②) 軍国主義と産業 : ミサイル時代の軍需利潤(清水嘉治, 太田譲 訳. 新評論, 1967) 不安定な経済(島弘 監訳. ミネルヴァ書房, 1974) 超過利潤と危機 : 現代アメリカ資本主義( 振津純雄 訳. 昭和堂, 1991) パーロ著作一覧 アメリカ帝国主義所得革命最高の金融帝国 軍国主義と産業 不安…

  • グラムシ(伊 1891-1937)

    アントニオ・グラムシ(Gramsci, Antonio) グラムシ著作リンク一覧 愛と思想と人間と : 獄中からの手紙(上杉聡彦 訳. 合同出版社, 1962 → 合同叢書 1978) グラムシ獄中ノート(石堂清倫 訳 三一書房, 1978) グラムシ獄中ノート 1(グラムシ研究所 校訂, V.ジェルラターナ 編, 獄中ノート翻訳委員会 訳. 大月書店, 1981① ②) アメリカニズムとフォーディズム : ノート22 (アントニオ・グラムシ獄中ノート : 対訳セリエ ; 1 東京グラムシ会『獄中ノート』研究会 訳編. いりす, 2006) 現代の君主 (青木文庫 石堂清倫, 前野良 編訳. …

  • オストロヴイチャノフ(露 1892-1969)

    オストロヴイチャノフ(Ostrovitianov, Konstantin) オストロヴィチャノフ著作リンク一覧 プロレタリア経済学 (「マルクス主義の旗の下に」文庫 ラピダス 共著, 入江武一 訳. 白揚社, 昭和5) マルクス主義地代論入門( 平館利雄 訳. 叢文閣, 昭和6) 「資本論」解説 : マルクス主義経済学の教科書 上(ラピドウス共著, 橋本弘毅 訳. 白揚社, 昭和8) 社会構成論(アー・ゲー・プリゴジン共著, 永住道雄 訳. 叢文閣, 昭和10) マルクス主義経済学教程 (ラピドス共著 橋本弘毅 訳 白揚社, 1933-1938 第1 増補 生産・価値・貨幣 : 資本の生産過程…

  • 2019.10.3週目【未だAdSense制限解かれず,一週間放置のアクセス数】

    今週も振り返ってみたいと思います。 残念ながら未だAdSenseの制限は解けません。どうしたらいいのでしょうか。出来ることもわからず気をヤキモキさせて右往左往するばかりです。 とりあえず一週間お休みしてどれくらいアクセス数が下がるかと見ていましたが、大体70前後の日が多かったような印象です。もしかしたらこれからますます下がるのかもしれませんが、一週間の結果としてはこのような形になりました。 今週は他の方のブログを読んでもスターをつけず、極力反応を示さずに過ごしてみました。ですから覗きに来てもらえたのはお返しに見に来てくださったのではないと思うのですが、どこから来られたのかはよくわかりません。新…

  • 2019.10.2週目

    今週も振り返ってみたいと思います。 今週は書くことがたくさんあります。 ひとつめはこのブログが初めて言及されたことです。 それも先週と今週、立て続けに3回もです。 1回目は話題の記事を集めたニュースブログのようなものをされている方らしく、私の書いたものをその中に含めてくれたようです。初めてのことでとても嬉しかったです。ありがとうございます。 2回目はしばらく前からこのブログの内容を色々見て回ってくれた方です。まだスターを外す前で、わざわざ各記事にスターをつけて下さっていました。それだけでも嬉しく、自分書いたものを昔に遡ってまで読んでくれていることに感激しました。 そしてほとんどこのブログを始め…

  • メンデリソン(露 1899-1962)

    エリ・ア・メンデリソン(Mendel'son, Lev Abramovich) メンデリソン著作リンク一覧 帝国主義論にかんする戦後の新資料 : 統計的評註(ヴァルガ共著, 堀江邑一 訳. 大月書店, 1954) 恐慌の理論と歴史(飯田貫一 等訳. 青木書店 第1分冊 1960 第2分冊 1960 第3分冊 1960 第4分冊 1961) 恐慌の理論と歴史 続(飯田貫一, 池田頴昭 訳. 青木書店 上1966 下 1967) メンデリソン著作一覧 帝国主義論にかんする戦後の新資料 : 統計的評註恐慌の理論と歴史恐慌の理論と歴史 続

  • 消費喚起のための性的イメージ 〜広告と芸能界の蜜月関係

    商品が商品として、つまりその物自体の品質を判断して買われるのではなく、広告によって生み出された付随するイメージによって買われるとしたら、そのイメージはどのようなものでしょうか。 もっとも多用されるのは性的なイメージだといいます。 性的なイメージが多用される理由としては、それがもっとも欲望を喚起しやすいからかもしれません。直接的な性的イメージを表現する媒体はポルノになりますが、そのまま広告に使うわけにはいきません。しかしビールのポスターは健康的でスタイルのいい女性を起用しますし、衣装は水着です。それはビールをただの酒類の飲料としてだけではなく、飲み物であるから乾き=暑さ=夏をイメージさせ、さらに…

  • 広告とイメージ 〜物はあふれてイメージと化した

    物があふれると生産しても売れるわけにはいかず、なんとかして買ってもらわなければなりません。そのため宣伝が必要となってくるのですが、それを大勢の人に見せようとしますと広告が生まれます。そしてこの広告というものによって、消費社会における1つの転換点が現れているようでもあるのでした。 広告というものの機能としてなによりも大事なのは購買意欲を掻き立てることです。欲しいと思ってもらわなければ広告を打つ必要がありませんものね。しかも広告によって見た人が自ら欲しいと思ってもらわなければならないのであって、強制的に買わせるわけにはいかないのでした。それでは押し売りになってしまいます。 ではどうやって購買意欲を…

  • 消費のための宣伝、広告 〜マスメディアと触れる人々

    物が国中にいきわたりますと、必要なものがなくなってきます。しかし資本主義というシステムは商品を生産し続けなければなりません。ですがもう放っておいても人は物を買いません。既に必要なものは持っているからです。 かといって座視したまま商品を生産し続けるわけにもいきません。その行き着く先は恐慌になってしまいます。となると、必要はもうないのだけど、とにかく人々に物を買ってもらわなければなりません。そういうわけで経済は生産ではなく消費を中心にして回るようになるのだそうです(多分。はっきり読んだ覚えはないかもしれない)。 でも必要もないのに物を買ってもらうためにはどうしたらいいのでしょうか。一見すると必要も…

  • 物のない時代と資本主義 〜足りない頃は生産で回る

    資本主義が生産を止められないシステムであるとするならば、作った商品を売らなければなりません。しかし未だ近代化がなされていない国ならばともかく、達成されてしまった国では物は全国に行き渡っています。そうなると資本主義下にある経済は生産中心に回ってはいけません。買ってもらえる方法をあの手この手で考える消費中心の経済へと変わっていくようです。 その前にまだ物を作ることが経済の中心である社会はどのようなものか考えてみましょうね。 近代と近代以前とは色々と違いがあって私などには全体がどう違うのかわかりません。ただアダム・スミスが考えたように生産中心の経済体制が成立した社会だとはいえそうです。ではそれ以前は…

  • 生産過剰と恐慌 〜『資本論』は恐慌の必然の書だった?

    もう1つだけマルクスの考えた資本主義批判について書いてみますね。 前回資本主義は生産をし続けるシステムだ、とも書いたかと思います。資本主義はもともと分業と機械によって大量に物を作ることを可能にしたために生まれたので、生産こそその肝だと言えないことありません。マルクスによればかつては農村で作られたものは自分たちの消費する分だけ作って、余ったものを交換(売買)したのだ、と言います(たしかそんな風に書いてあったと思う)。しかし資本主義は生産することによって儲けていくので、生産をやめられないシステムなのだそうです。というのも資本家にとって儲けとなるものは労働力と賃金の差なので、労働力の結晶である商品を…

  • 2019.10.1週目

    今週も振り返ってみたいと思います。 今月に入ってからスターを外してみたのですが、いきなり変化がありました。外したその日に新着に載ったのです。 外したのは1日に入ってすぐ、夜中の0時2、3分といったところだったかと思います。そのまま寝て翌日、お昼頃までにいくつもブックマークがつきました。複数ブックマークがつくことは最近では珍しく、スター外すとこんな顕著な違いがあるのか、と驚いていました。しかしその時はそれくらいでスターを外したことによる変化を不思議がっていたくらいです。 しばらくして、昼過ぎ頃にまでなるとちょこちょこアクセス数があり、やっぱりブックマークがついているとそこから来る人もいるのかな、…

  • ベーム=バヴェルク(墺 1851-1914)

    オイゲン・フォン・ベーム=バヴェルク(Böhm-Bawerk, Eugen von) ベーム=バヴェルク著作リンク一覧 マルクス價値説の終焉 (マルクス思想叢書 神永文三 譯述. 新潮社, 1927 / 『マルクス学説体系の終焉』社会文庫 竹原八郎 訳. 日本評論社, 1931① ② / 『マルクス体系の終結』 木本幸造 訳. 未来社, 1969 → 1992) 経済的財価値の基礎理論 : 主観的価値と客観的交換価値 (岩波文庫 長守善 訳. 岩波書店, 昭和7① ② → 1952) 価値理論要綱(大山千代雄 訳. 大山千代雄, 昭和12) 国民経済学 : ボェーム・バヴェルク初期講義録(塘茂…

  • 資本主義の生産と環境破壊 〜解決策は…難しそうですね

    マルクスの資本主義批判は、基本的に資本主義というものは労働者を搾取するためのシステムだ、ということになるのかもしれませんが、案外今も変わってないのかもしれませんね。儲けが労働と賃金の差にあるとしたら、この差を大きくすればいいわけです。正社員から非正規に変わったのは人件費を安くあげるためですから、マルクスの非難そのものですね。なんといいますか、社会主義が頓挫したというのに、その開祖の批判がそのまま当てはまるのもちょっと困ってしまう気もしますね。 そう思っていますと、以前佐藤優が面白いことを書いていました(たしか週刊新潮の連載だったような気が)。なんでもソ連の崩壊と共に西側諸国(資本主義の国)は自…

  • 資本主義の問題点 〜そもそも労働力はピンハネ(搾取)されてるって?

    資本主義の成立条件を色々と見てみましたが、前回少しだけマルクスの名前を出してしまいましたし、マルクスがどんな風にして資本主義の問題点をあげていったのか、ちょっとだけ見てみましょうか。マルクスなんて膨大でとてもじゃありませんが手に負えないのでまともに説明出来ませんが、まぁ、関係のあるところをちょこっとだけ試してみましょう。 マルクスが資本主義の問題と考えた点は、おそらく労働力にあるのだろうな、と一応思います。というのもマルクスによれば資本主義とは労働力によって売買することが可能な経済システムだからです(多分。でもマルクスは資本主義って言葉使ってないそうです)。 資本主義がなぜ利益を得るのか、と言…

  • オウエン(英 1771-1858)

    ロバート・オウエン(Owen, Robert) オウエン著作リンク一覧 人類に与ふ (世界名著叢書 青野季吉 訳. 人文会出版部, 大正15) 社会に関する新見解 (社会主義古典叢書 大林宗嗣 訳. 同人社書店, 大正15① ② / 世界大思想全集 加藤一夫 訳 春秋社, 昭和5① ② / 『新社会観 』 岩波文庫 楊井克巳 訳. 岩波書店, 1954) ロバアト・オウヱン自叙伝(本位田祥男, 五島茂 共訳. 日本評論社, 1928 / 『自叙伝 』世界古典文庫日本評論社, 昭和22 → 1949 上 下 / 『オウエン自叙伝 』岩波文庫 五島茂 訳. 岩波書店, 1961① ②) 社会変革と…

  • 地球規模の資本主義 〜中心と周縁の近代世界システム

    資本主義が成立されるためにはウェーバー的な資本主義の精神を持つ禁欲主義者が必要でしたが、一度成立した資本主義はどうなるのでしょうか。ゾンバルト的な浪費家がお金使って回していくだけでしょうか。 ちょっとこれに関係する話を前に書いた覚えがありますので、もう一度考えてみましょうか。 周縁としての日本と近代化、そして… 〜世界システムの中に位置づけられた日本 - 日々是〆〆吟味 ウォーラーステインは資本主義を地球レベルで考えた人でした。実に壮大です。しかもそれが空想的な発想で終わってしまうわけではなく、実に重厚な理論にしてしまっているので読むと圧倒されてしまいます。つまり私はよくわかっていないのでした…

  • フーリエ(仏 1772-1837)

    シャルル・フーリエ(Fourier, Charles) フーリエ著作リンク一覧 社団的社会主義要綱(世界大思想全集 安谷寛一 訳 春秋社, 昭和5) 四運動の理論 (世界古典文庫 副田満輝 訳. 日本評論社, 1949 上 / 巌谷国士 訳. 現代思潮社, 1970 上① ② 下① ② → 新装版 古典文庫 2002 上 下) 調和社会の教育(『空想的社会主義教育論』 世界教育学選集 西出不二雄 訳. 明治図書出版, 1970) 愛の新世界(福島知己 訳. 作品社, 2006 → 増補新版 2013) 世界大思想全集 ([第2期] 第10 河出書房新社, 1959)世界の名著(続 8 中央公論…

  • 禁欲と贅沢が必要な時代の違い 〜成立と活発化の燃料の違いでしょうか

    ウェーバーとゾンバルトの考え方はまるで逆だと思いますので、さぞや同じ雑誌で論考をあげていた時には意見の対立があっただろう、と、勝手に想像してしまいますが、そんな関係が実際にどうだったかは知らないのでなんともいえないのでした。社会学史とかになるとこんなこと調べて書いてくれるのかな。でもそんなところまで読むようになれないだろうなぁ。ゾンバルト、読んでないのいっぱいあるし。 それはともかく、ウェーバーの考え方は宗教的動機による資本主義の成立ですから、かなり禁欲的です。ウェーバー自身も資本主義の精神を持つ資本家は世俗内禁欲者と呼んでいたはずですからね。労働が神の意にかない浪費も戒められるものなので、無…

  • サン=シモン(仏 1760-1825)

    クロード・アンリ・ド・ルーヴロワ・サン=シモン(Saint-Simon, Henri) サン=シモン著作リンク一覧 新基督教論 (社会科学叢書 兼谷美英 訳. 金星堂, 昭和3 / 世界大思想全集 『新キリスト教論』 安谷寛一 訳 / 『ジュネーブ人の手紙 : 他3篇』世界古典文庫版に収録 / 『産業者の教理問答 : 他一篇』岩波文庫版に収録) 産業者の政治的教理問答 (世界古典文庫 高木暢哉 訳. 日本評論社, 1948 / 『産業者の教理問答 : 他一篇』 岩波文庫 森博 訳. 岩波書店, 2001) ジュネーブ人の手紙 : 他3篇 (世界古典文庫 大塚幸男 訳. 日本評論社, 1948)…

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